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おにゃのこが改造されるシーン素体10人目

1 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 09:40:00 ID:iEZpxVjn0
美しい女性(女子高生、人妻、ょぅι゙ょ問わず)が拉致されたり洗脳されたり操られたり、
女戦闘員や女怪人に強制改造されたり、手術台の上であんなことやこんなことをされたりする
シーンに萌えるスレです。SSの発表や、雑談の場などに。sage進行推奨。


前スレ「おにゃのこが改造されるシーン素体9人目」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/

「女子高校生位の子が改造されるシーン」(初代スレ)
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1043884297.html
「うら若き女性が改造されるシーン」(2スレ目)
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1098721763.html
「おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目」
http://onyakai.googlepages.com/1104789686.html
「おにゃのこが改造されるシーン 4スレ目」
http://onyakai.googlepages.com/1134819071.html
「おにゃのこが改造されるシーン 5スレ目」
http://onyakai.googlepages.com/1139205739.html
「おにゃのこが改造されるシーン素体6人目」
http://onyakai.googlepages.com/1159755184.html
「おにゃのこが改造されるシーン 素体7人目」
http://onyakai.googlepages.com/1179584338.html
「おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1194154496/


「おにゃのこ改造@ウィキ」 特撮板・エロパロ板のおにゃのこ改造スレのまとめwiki
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/FrontPage

2 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 09:41:51 ID:iEZpxVjn0
本スレのお約束
・SSを投稿するときは、全部書き終えてから一気に投稿する。
・投稿するときは、名前欄は固定ハンドルネーム&トリップ付きで。
・SEX描写がメインのSSはエロパロ板で。
おにゃのこ改造 BYアダルト11
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1204453271/

《関連サイト》
「蜂女の館」(現在閉鎖中)。
ttp://artofspirit.hp.infoseek.co.jp/
みーんな、なかーま
ttp://nakaama.web.infoseek.co.jp/
舞方雅人の趣味の世界
ttp://masatomaikata.blog55.fc2.com/
沙弥香の脳内妄想
ttp://blog.livedoor.jp/sayaka_saotome/
Kiss in the dark
ttp://blog.livedoor.jp/g_than33mixer/
蜂娘祭跡地
ttp://ssb.sakura.ne.jp/bee/bee.htm
E=MC^2
ttp://rose.zero.ad.jp/~zab50690/
海マツリ
ttp://www.ssb.sakura.ne.jp/matsuri/welcome.html
maledicted ladies' archives
ttp://book.geocities.jp/maledictarum/

3 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 09:43:59 ID:iEZpxVjn0
《関連スレ》(dat落ちしたものはmaledicted ladies' archivesに保管)
ショッカーの蜂女よりエロい女怪人はいない!
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1205579272/
特撮における変装や擬態
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1158064654.html
【トカゲロンは】怪人の素体となった人間【サッカー選手】
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1158229173.html
自分の彼女が蜂女に改造されたら?
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1027781411.html
蜂女(ショッカー)の魅力について語るスレ
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1040988979.html
蜂女(ショッカー)の魅力を語るスレ Part2
http://book.geocities.jp/maledictarum/kakolog/1044630380.html

4 :過去スレに投下されたSSのご紹介1:2008/05/06(火) 09:45:27 ID:iEZpxVjn0
◆PRIME (1スレ目319)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/PRIME%20%281%a5%b9%a5%ec%cc%dc319%29%bb%e1
☆「母親改造」 怪人に改造された母親が我が子をかばって死亡し、ヒーローの怒りが爆発する。
☆「悪の女科学者009」 悪の組織サイバーの邪悪な女科学者009こと石川怜は、作戦の失敗を償うため
 ヘビサソリ女に改造される。325氏「アイヴィーサイバー」とのコラボレート作品。
☆「ローズジャマー」 不良女子高生・石川ひなのが悪の組織ジャマーによってバラの怪人に改造される。
☆「軍神、忠義の遺産」
 ジャシンカ帝国の帝位を狙う女将軍ゼノビアがカー将軍の遺産によってゼノビアシンカに。

◆1スレ目325氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/1%a5%b9%a5%ec%cc%dc325%bb%e1
☆「アイヴィーサイバー」 悪の組織サイバーによって若い母親が改造され悲運の最期を遂げる。
☆「マグナサイバー」 改造実験都市ディストピアから逃亡してきた女・香織はスパイサイボーグだった。

◆SM氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/SM%bb%e1
☆「香織ちゃん改造」 工学研究所に勤める女性・香織はグロンに拉致されゴキブリ女に改造される。
☆「朱美ちゃん改造」 グロンのゴキブリ女を目撃した女子高生・朱美はハエ女に改造される。
☆「真理ちゃん改造」 家出した小学生・真理はグロンの毒毛虫女に改造され、両親を襲う。
☆「真佐子さん改造」 毒毛虫女に改造された真理の母親・真佐子もまた、女戦闘員に改造される。
☆「瑞穂さん改造」 遺伝子研究者の瑞穂はグロンに洗脳されてムカデ女となり、女性を次々と改造してゆく。
☆「夏実ちゃん改造」 毒毛虫女に拉致された女子小学生の夏実はボウフラ女に改造される。(最初のみ別の作者さんの書き込み)

5 :過去スレに投下されたSSのご紹介2:2008/05/06(火) 09:47:50 ID:iEZpxVjn0
◆BeeF (508)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/BeeF%a1%ca1%a5%b9%a5%ec%cc%dc508%a1%a2BeeFreak%a1%cb%bb%e1
☆「改造淫魔 ハニービー計画」 女子高生・涼子は拉致されて改造ノズルを膣に挿入され、烈しい快楽の中で
 蜂女に生まれ変わる。涼子の姉・翔子と母・さゆりもまた、改造された涼子の手によって蜂女に改造される。
☆「悪魔のドール・ファクトリー」 双子の女子高生、紗耶と紗希が姉妹愛を利用されて蜂女に改造される。
☆「美しき復讐者」 悪の組織に騙された亜矢は自分を助けたヒーローと闘うために自ら蜂女に改造される。
☆「父がわたしに遺したもの」 マッドサイエンティストの父の願いに応えて、女子高生・栞は蜂女となる。
☆「蜃気楼の街」 悪の組織に封鎖された街を脱出しようとする少年の姉・美咲とGFの茜が蜂女に改造される。
☆「叫喚の弾倉」 美女を次々と蜂女に改造する謎の組織に挑んだ女刑事・由季も罠にかかり蜂女に変貌。
☆「The Survivor」 悪の組織に拉致され蜂女に改造された奈月は、組織が滅びたあと独りぼっちに。
☆「真・蜂女物語」 ショッカー蜂女の素性にまつわるSS。本郷猛の恋人・里沙は改造されライダーの敵に。
☆「復讐の針撃」 蜂女に改造され正義のヒーローに挑んで散っていった妹の仇を取るため、蜂女となる少女。
☆「人蟲の館」 謎の館に迷いこんだ8人の大学生が次々に、男は蟻人間、女は蜂女へと改造されてゆく。
☆「ハ・チ・カ・ヒ・フ -蜂化皮膚-」 3人の美少女アイドルが改造全身タイツを着せられて蜂女に変えられる。
☆「そして、扉が開く時」 転校生の謎の美少女に魅せられた美紗は、巧妙な罠にかけられて蜂女に改造される。
☆「出口、ナシ」 上記SSの続編。悪の組織の支配下にある未来の地球で抵抗活動をする少女・晶もまた・・・。
☆「ミッション:ディスポッシブル」 女性を拉致改造する組織のアジトに侵入した3人の工作員が次々と改造。
☆「蜘蛛身変容」 《仮面ライダーZO》のクモ女の改造を妄想したSS。小学校の女教師がドラスに捕まって・・・。
☆「紅の復讐者」 《スカイライダー》のサソランジン改造SS。捕らえられた女流登山家・美也とその後輩たちは・・・。

6 :過去スレに投下されたSSのご紹介3:2008/05/06(火) 09:49:15 ID:iEZpxVjn0
◆SM氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/SM%bb%e1
☆「瑞穂さん改造」 遺伝子研究者の瑞穂はグロンに洗脳されてムカデ女となり、女性を次々と改造してゆく。
☆「夏実ちゃん改造」 毒毛虫女に拉致された女子小学生の夏実はボウフラ女に改造される。(最初のみ別の作者さんの書き込み)

◆5スレ目583氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/5%a5%b9%a5%ec%cc%dc583%bb%e1
☆「夏実ちゃん改造」 SM氏のSSの続きを執筆。2体の幼女改造人間の暗躍と、ヒーローの登場。

◆bWq6CgvhhE 氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/bWq6CgvhhE%bb%e1
☆「The Cat」 物質転送装置の実験で黒猫と融合されたTVリポーターの卯月美夜子は徐々に猫女に変貌してゆく。

◆九条蘭子 (3スレ目407)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b6%e5%be%f2%cd%f6%bb%d2%20%283%a5%b9%a5%ec%cc%dc407%29%bb%e1
☆「チツゲルゲ1」 電信電気会社のOL浅川蘭子はドルゲにレイプされ、悪のエージェント・チツゲルゲとなる。
☆「チツゲルゲ2」 チツゲルゲに生まれ変わった蘭子は交わった男たちを次々とアントマンに変えてゆく。
☆「ショッカー復活!?蘇る怪人が貴女を狙う!」 年老いた毒蝶女ギリーラの新しい肉体として選ばれ拉致
 された美少女・磯田さやかは、肉体融合装置の故障により新たなギリーラとして生まれ変わる。

◆姫宮翼氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%c9%b1%b5%dc%cd%e3%bb%e1
☆「蟻女」 保育園の保母・高峰志穂はグロンによって女王蟻女に改造される。
☆「白蟻女」 女王蟻女に改造された志穂の妹・真菜は、姉が分泌する蜜を飲んで白蟻女に生まれ変わる。

◆3スレ目878氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/3%a5%b9%a5%ec%cc%dc878%bb%e1
☆「変化、そして覚醒」 いじめられっ娘の水口なぎさは悪の組織BIOに改造され、クラスメートたちの前で
 L3ソルジャー・レディーピラニーアに変身。彼らを次々と惨殺し、また下僕のL1ソルジャーに改造してゆく。
☆「My brand new sisters」 レディーピラニーアとなったなぎさは義妹・ほたるを改造し、なぎさを迫害し
 続けてきた養父母に復讐を遂げる。

7 :過去スレに投下されたSSのご紹介4:2008/05/06(火) 09:50:49 ID:iEZpxVjn0
◆ショッカー代理人氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a5%b7%a5%e7%a5%c3%a5%ab%a1%bc%c2%e5%cd%fd%bf%cd%bb%e1
☆「ドクダリアン改造」 ショッカーに拉致された少女は死神博士の手によってドクダリアンに生まれ変わる。
☆「クラゲダール改造」 シンクロ選手の女子大生・希望と美夏はショッカーに拉致されクラゲダールとなる。
☆「サラセニアナ」 ショッカーのサラセニアンに拉致された宮下雪江は食虫植物の改造人間にされてしまう。
☆「キノコモルグ」  毒性植物研究家の素襖実咲は誤ってショッカーの毒キノコエキスの中に落ち、キノコモルグに。
☆「ムカデリア」 小学校教師・匂坂礼子はショッカーに拉致されムカデラスの女性体、ムカデリアに改造される。

◆5スレ目302氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/5%a5%b9%a5%ec%cc%dc302%bb%e1
☆「蠍女」 女子大生・長谷川沙希はショッカーの蠍女に改造され、日常生活を送りながらその使命を果たす。

◆5スレ目334(367)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/5%a5%b9%a5%ec%cc%dc334%bb%e1
☆「未来から来た美乳、妖しく揺らめく水中花」(「チョウダブラー」)
 宇宙犯罪組織マクーが2001年の未来から拉致したグラビアアイドル・熊田曜子が、
 水島コーチ(ゴシキダブラー)によってダブルガールに改造され、若い娘たちを洗脳してゆく。
☆「ピンクの水着」  轟轟戦隊ボウケンジャー関連SS。未完。

◆ブーツ人間氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a5%d6%a1%bc%a5%c4%bf%cd%b4%d6%bb%e1
☆「グロン地獄軍団サソコウモリ編 ACT.1《メタモルフォーゼ》」
 女子大生・神谷メグミはグロンのサソコウモリに襲われてサソリ人間に変貌し、レイプ魔たちを襲う。
☆「グロン地獄軍団サソコウモリ編 ACT.2《増殖》」
 サソリ人間となったメグミはルームメイトのミチルを襲い、自分と同じサソリ人間に変えてしまう。

8 :過去スレに投下されたSSのご紹介5:2008/05/06(火) 09:54:38 ID:iEZpxVjn0
◆The oneway ticket氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/The%20oneway%20ticket%bb%e1
☆「The oneway ticket 改造編」 悪の組織に改造された初恋の少年に憧れる余り自ら改造手術を志願した
 女子高生・松田薫は、実験用改造人間として永遠に改造され続ける。
☆「The oneway ticket」 実験用改造人間として2年間改造され続け、ハイパーサイボーグとしての能力を
 身につけた薫は、元同級生の吉岡夏美を自分の代わりの実験用改造人間の素体として拉致する。
☆「The oneway ticket 第3章』  拉致されて実験用改造人間にされた松田薫と吉岡夏美の二人が素体として
 推薦した白鳥晶子は、復讐のために自ら戦闘用サイボーグになる恐怖の手術を受ける。そして松田薫もまた。
☆「intermezzo』  戦闘用サイボーグへの改造を施されている松田薫に宛てた、吉岡夏美の手記。
☆「吉岡夏美の受難』  女体改造オタクの執刀医に身体をもてあそばれる、吉岡夏美の最悪の一日。

◆舞方雅人 (あるSS書き)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%c9%f1%ca%fd%b2%ed%bf%cd%20%28%a4%a2%a4%ebSS%bd%f1%a4%ad%29%bb%e1
☆「蜘蛛女改造」 美しい人妻・桜居仁美は、彼女に横恋慕し、ショッカーの蜘蛛男に改造された猪坂広志の
 パートナーとして蜘蛛女に改造され、家族を襲う。
【なお、このSSには沙弥香氏によって加筆修正された18禁バージョンが存在する】
 http://blog.livedoor.jp/sayaka_saotome/archives/50929413.html

◆5スレ目886氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/5%a5%b9%a5%ec%cc%dc886%bb%e1
☆「蜘蛛怪人」 女子小学生の篠田奏はイレギュラーに拉致されて蜘蛛怪人に改造され、仮面ライダーと闘う。

◆5スレ目966氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/maledict%bb%e1
☆「少女スライム化」 特異な生態を持ち少女を吸収同化するスライムのスケッチ。 

9 :過去スレに投下されたSSのご紹介6:2008/05/06(火) 09:55:42 ID:iEZpxVjn0
◆名無しIN東京ドーム氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%cc%be%cc%b5%a4%b7%a3%c9%a3%ce%c5%ec%b5%fe%a5%c9%a1%bc%a5%e0%bb%e1
☆「蜂女&蝉女」 性交と溶解性の尿によって悪人を殺害する2体の幼女改造人間、秋山真魚と鏑木沙羅。(最後の二作は別作者さんの作品か?)
☆「神崎晴美改造」 保険金目当ての殺人を犯した神崎晴美は「シャドー」によって蜂女に改造される。

◆6スレ目304氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/6%a5%b9%a5%ec%cc%dc304%bb%e1
☆「赤い靴』  町にやってきた赤い靴の女が頭痛に襲われるたびに、町で赤い靴をはいた女性の殺人事件が起こる。

◆殺戮王=雷電玉三郎氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%bb%a6%d9%a4%b2%a6%a1%e1%cd%eb%c5%c5%b6%cc%bb%b0%cf%ba%bb%e1
☆「イルデ・ミッテンマイヤー改造」  ハンブルグの亡霊城で新体操界の天才少女がシヨッカーに改造される。

◆ちゃんぷるう氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a4%c1%a4%e3%a4%f3%a4%d7%a4%eb%a4%a6%bb%e1
☆「バラランガ」  森の奥の洋館に幽閉された車椅子の孤独な少女・黒森愛華は、復讐のためにバラランガとなる。
☆「女王蟻女」  ショッカーに拉致された女子大生・有澤琉歌は、アラビア錬金術の遺産によって女王蟻女に改造。
☆「クラゲ女」  競泳用水着のままショッカーに拉致されたボーイッシュな少女・鮎川麻耶はクラゲ女に改造される。
☆「毒蝶女ギリーラ」 香山滋『妖蝶記』にヒントを得た、TV版とは少し違う九条みわの「人間蝶」化。

◆SMの友人氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/SM%a4%ce%cd%a7%bf%cd%bb%e1
☆「サソリヒメ」  グロンに改造された小学生怪人・毒毛虫女と、査察官サソリヒメの初めての出会い。
☆「ムカデリア改造秘話」 ムカデラス失敗→ムカデリア選別の経緯。

◆7スレ目59氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/7%a5%b9%a5%ec%cc%dc59%bb%e1
☆「死ね死ね団製ハチ女」 ボーグαを打ち込まれハチ女になってしまうセーラー服の少女。

10 :過去スレに投下されたSSのご紹介7:2008/05/06(火) 09:59:24 ID:iEZpxVjn0
◆3スレ目878氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/3%a5%b9%a5%ec%cc%dc878%bb%e1
☆超人機メタルダー第32.2話「新たなる刺客の目覚め」
 女子高生・佐伯ミチルはネロス帝国によりモンスター軍団雄闘ヴァルキリーに改造される。

◆maledict氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/maledict%bb%e1
☆「情念の残り火――改造素体十万八号の記録」 宇宙人に拉致されたOLが改造された恋人「課長」と再会。
☆「侵略者の仮面――奴隷生物九万九千八百八号」 宇宙人に拉致改造された風俗嬢の運命。
☆「続・侵略者の仮面――奴隷生物九万八千五百六号の報告」 宇宙人に拉致改造された少年が童貞喪失相手の風俗嬢と再会。
☆「追憶の改造手術室――奴隷生物九万九千八百八号の誕生」 宇宙人に拉致されたOLの改造と「課長」とのセックス。
☆「血吸蝙蝠女」 悪の組織に拉致されチスイコウモリ女に改造された女子高生・ユミコは親友のヒトミを連れて脱走。
☆「血吸蝙蝠女Rx」 『血吸蝙蝠女』の後日談。ユミコの心理の変化と二人のその後。
☆「血吸蝙蝠女《蛇の足編》」 『血吸蝙蝠女』の後日談2。二代目チスイコウモリ女の僕たちの伝言ゲーム。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(前編)」 アンチショッカー同盟仙台基地職員・広瀬葉子はホヤスズメバチに改造される。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(中編)」 ホヤスズメバチは改造ホヤを基地内に放ち構成員をホヤ人間に改造する。
☆「アンチショッカー同盟仙台基地壊滅!!(後編)」 ホヤスズメバチと同盟外部構成員・毛里美弥子との対決。
☆「THE NEXT脳内補完」 ナノロボットによる萌えない改造シーンから、冒頭のおっぱいシーンをつなぐ妄想により、失われた萌えを回復する。
☆「贋物の青」 非公式司令官OLは奴隷生物96669号の調査を開始する。
☆「名も無き改造人間たち・序文」 奴隷生物シリーズの次作、大多数の洗脳未遂者の末路を追う物語の前書き。
☆「女狐先生と子供たち」 フォックス氏のリクエストに応えた作品。山奥の村の小学校教師と児童たちが悪の組織の秘密を知り、追われることに。
  (登場人物をすべて女性に変える百合パッチ付き)

11 :過去スレに投下されたSSのご紹介8:2008/05/06(火) 10:05:09 ID:iEZpxVjn0
◆羽生 翔子氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b1%a9%c0%b8%a1%a1%e6%c6%bb%d2%bb%e1
☆「ピジョリディー」 高校2年生のスケートのオリンピック選手中島沙希音(なかじま さきね)はシックスゾーンに誘拐され、白いハトの改造人間ピジョリディーに改造される。

◆蟻蜂フリーク(蟻蜂新人、蟻蜂ビギナー)氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b5%c2%cb%aa%a5%d5%a5%ea%a1%bc%a5%af%bb%e1
☆「奴隷生物の記録・外伝」 高校生の「僕」はI県H市に作られた宇宙人の基地で改造され人間の心を持ったまま大勢の蜂女たちと強制セックスさせられることになる。
☆「奴隷生物の記録・外伝U」 米空軍大尉の運命を軸にした、宇宙人の侵略を前にした人間たちの群像。
☆「アル星ノ崩壊」 I県H市に拠点を作った宇宙人の母星グリーゼの物語。平和な星グリーゼに「主」の侵略の手が伸び、覇権国Jの女王もまた改造されてしまうのだが…。
☆「「主」漂着」 グリーゼからの侵略者が60年前の地球に到着する。
☆「浸透」 グリーゼからの侵略者が田舎町に拠点を築き、周辺に迷い込んだ子供を捕らえ改造する。
☆「創造主」  グリーゼ侵略の陰で暗躍していた、ある星の保護区住人・老博士の物語。
☆「九尾の復讐」 フォックス氏のリクエストに応えた作品。九尾のキツネの子孫が現代日本に現れ、復讐を開始する。

◆ダイレン氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a5%c0%a5%a4%a5%ec%a5%f3%bb%e1
「西洋妖怪・ドラキュラ」カクレンジャー時代の由美ちゃんが西洋妖怪・ドラキュラに襲われて吸血鬼に。

◆フォックス氏(8スレ目471氏)
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a5%d5%a5%a9%a5%c3%a5%af%a5%b9%bb%e1
「キツネ怪人」九尾のキツネの怪人に改造された記憶喪失の女が、マドンナ教師・マナをキツネ人間に変貌させる。

◆8スレ目505氏
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/8%a5%b9%a5%ec%cc%dc505%bb%e1
「キツネ怪人」フォックス氏のSSの前半を句読点等を中心にアレンジした作。
(なお、この作品にさらに18禁描写を加えた作品がアダルトスレに掲載された)

12 :過去スレに投下されたSSのご紹介9:2008/05/06(火) 10:05:33 ID:iEZpxVjn0
■□■下記2本のスケッチはおにゃのこwiki未収録■□■
◆7スレ目136氏
☆「ハエトリグサ女」 冴えない戦闘員が活躍するラブコメ風改造話のスケッチ。

◆7スレ目201氏
☆「合成怪人インプラントウミウシ」
 女幹部インプラントウミウシが合成怪人ヒドライバーにされた少女を改造機械化する話のスケッチ。


13 :過去スレに投下されたSSのご紹介10:2008/05/06(火) 10:11:44 ID:iEZpxVjn0
■□■9スレ目投下作品1■□■
◆ショッカー代理人氏
「ギラーコオロギ」赤いマニュキアの似合う大学教授・左脇美津恵の研究室をショッカーが襲い…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/22-37
「ヤモゲリア」ショッカーの女改造人間・ヤモゲリアの誕生とその暗躍。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/352-373
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/375

◆maledict
「私説・蜂女伝」女子オートレースの再開を夢見てバイクの腕を磨く女子大生・蒼井蜜子はショッカーの罠にはまり蜂女に改造されてしまい…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/50-73
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/75
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/84-100
「『ディソルバー・サキ』第X話・「甦る友情」」BeeF氏作「悪魔のドールファクトリー」後日譚。サキとの戦いに負けたオードネートマリオン・堀江碧は自我を取り戻すが…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/468-492
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/494-527

◆アンヌ改造しまくり計画(126)氏
「アンヌ改造しまくり計画1・緑の恐怖」人間怪物化事件の調査のため石黒隊員邸に
向かったウルトラ警備隊員・友里アンヌ隊員にワイアール星人の魔の手が迫る。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/136-152
「アンヌ改造しまくり計画2・サイボーグ作戦」アンヌ隊員はドライブの途上、友人と共に
ボーグ星人に拉致され、気が付くと手術台の上に…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/164-181
「アンヌ改造しまくり計画3・人間牧場」アンヌ隊員は特異体質のためにブラコ星人による
人間牧場化を免れるが、その体質ゆえに痛ましい運命に巻き込まれる。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/213-235
「アンヌ改造しまくり計画4・ピット星人」15歳の少女、小鳥遊(たかなし)玲華は避暑地で
ピット星人に誘拐され、改造されてしまう…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/237-24

14 :過去スレに投下されたSSのご紹介11:2008/05/06(火) 10:13:14 ID:iEZpxVjn0
◆306氏
「鳥人戦隊ジェットマン29話「最後の戦い」より」故郷を滅ぼされたベルセルク女戦士ルーは次元獣ヨロイスネークと融合させられてしまう――再編集された画像とリンクした新機軸SS。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/306-310

◆ダイレン氏
「学校の怪談」由美ちゃんの通う学校の「開かずの教室」はショッカーアジトにつながっていた。
同級生が次々とジュニアショッカーガールズに改造され、とうとう由美ちゃんも…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/344-352

◆ゴンザレス氏
「ウルフビールス」最近流行りの痩せてる大食い女子OL・佐藤愛海は、路地裏に隠れ家的なレストランを見つけ、期待に胸躍らせて店内に入るが…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/385-388

◆ネクス氏
「ブドウブツエンジェル」とあるアリエナイザーの注文を受けて作られたトリノイド・ブドウブツエンジェルが、若い女性・マミを「任務」の対象に選ぶ…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/599-601

15 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 11:03:47 ID:iEZpxVjn0
以上で必要事項は書き終わったと思います。
蟻蜂様、新作投下お待ちしてます
(多分骸教授も首を長くして…)

●持ちの人用・元アドレス集も貼っておきます。

女子高校生位の子が改造されるシーン
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1043884297/
うら若き女性が改造されるシーン
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1098721763/
おにゃのこが改造されるシーン 3スレ目
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1104789686/
おにゃのこが改造されるシーン 4スレ目
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1134819071/
おにゃのこが改造されるシーン 5スレ目
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1139205739/
おにゃのこが改造されるシーン 素体6人目
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1159755184/
おにゃのこが改造されるシーン 素体7人目
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1179584338/
おにゃのこが改造されるシーン 素体8人目
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1194154496/
おにゃのこが改造されるシーン素体9人目
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/

16 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 12:20:55 ID:F+PVuqai0
>>1 超乙です。

>>13の「アンヌ改造しまくり計画4」ですが
タイトルは「湖のひみつ」で、リンクも少し間違ってませんか?

17 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 13:27:19 ID:vdQaly/I0
>>1
お疲れ様でした。
テンプレだけで22Kbも使ってしまうとはすごい。
大変だったと思います。

18 :ネクス:2008/05/06(火) 15:59:48 ID:9qclJKgf0
最後のトリノイド ブドウブツエンジェルに動物化させられたマナは無事に宇宙動物園へと送られたころ
ブドウブツエンジェルは再び自らの使命に取りかかりだした
マナの動物化させられた場所からそう遠くない場所で人気モデルが出演するファッションショーが行われている
もちろん人気モデルが出るショーと言うだけあって一般人でもモデルのような人がたくさんいる
それを知ってか知らぬかブドウブツエンジェルはこの場所をターゲットに選んだ


19 :ネクス:2008/05/06(火) 16:00:28 ID:9qclJKgf0
すでにショーは終盤に差し掛かりどうやら中ではモデル全員がもう一度舞台に立って一歩きしているところ
当然スタッフはステージ裏で一安心している時間帯だと思う
そんなステージ裏にブドウブツエンジェルは現れた 何とも怪人らしくない現れ方なのだろうか
女性物のファッションショーとはいえスタッフには当然男もいる
それを今気づいたブドウブツエンジェルは男スタッフ全員に体の蔦を伸ばし精気を吸い尽くした
「オレは男嫌いだ!!男は退け!!」と一声上げる
精気を吸われた男たちは倒れ込み杯のようになり跡形もなく消え去ってしまった
「キャ〜!!!」「きゃ〜!!!」ステージの明るい歓声とともにステージ裏では男スタッフが消えたことによる
女スタッフたちの悲鳴が響いた



20 :ネクス:2008/05/06(火) 16:01:11 ID:9qclJKgf0
偶然にも同時でステージ側には裏で起きていることがわかるようなことはなかった
するとブドウブツエンジェルはあることに気がつく
「ん?お前たち何かおかしい!!」そう呟く・・・
実はブドウブツエンジェルの目は特殊で女の人の年齢が見えるようになっているのだ
その目で年齢を判断して狙うか狙わぬか決めるという・・・
全てはブドウブツエンジェルの好みで決まることなのだ

これにムッときたのか男たちにやったのと同じように蔦を伸ばしステージ裏にいる女スタッフたちに
絡ませる
この同じ状況を見て自分たちも同じことをされるということを察知したのかスタッフたちは一斉に
「キャァ〜!! やめてぇ〜」と声をあげ泣き叫ぶ
その声に対して「お前たちを悪いようにはしない・・・餌になってもらおう!!」と言うと
自らの体からスタッフたちに対して何かエネルギーを送るとすぐに蔦を取り
スタッフたちの表情も何かに取り憑かれたかのようになり一言も喋らなくなるとショーが終わるモデルたちを
迎える準備をしだし普通にスタッフの動きをしだす
その姿を見て薄気味悪い笑みを浮かべながら消えていくブドウブツエンジェル
そうこれからがブドウブツエンジェルのショーの始まりなのだ・・・・


21 :ネクス:2008/05/06(火) 16:02:15 ID:9qclJKgf0
ショーは無事終わりモデルたちの表情はスッキリしていて笑顔の人もいれば歓喜あまって泣いている人もいる
そんなモデルたちをスタッフたちは普通に迎えた
でも当然男スタッフがいっきに消えればモデルたちも気づかないはずがなくモデルたちからの質問が響いた
すると女性スタッフたちは口を揃えて言う
「ブドウブツエンジェル様の邪魔になるから消えたのよ・・・そして私たちはあなたたちを動物園行きにさせるための餌であり
ブドウブツエンジェル様の忠実な僕になったの・・・」
当然その言葉の意味がわかるはずもなく「えっ?何?」という返事が返ってくる
するとスタッフたちは不気味に笑いだすとスタッフたちに異変が・・・
「キャァ〜!!!」その姿を見てモデルたちが悲鳴をあげる
それもそのはずだ今のスタッフたちは瞳が真っ赤に染まっていて口には上と下から
2本ずつの長い牙が生え、爪は長くなり、服を破り生えているシッポ
姿はとりあえず人だが瞳の色、爪の長さ、牙、そしてシッポからすると獣人と呼ぶのがふさわしい姿だ
でもブドウブツエンジェルの使命である動物人間とは違う体から獣の毛が生えているわけでないということと獣の耳がないということが
人目でわかる違うだ
このスタッフたちの姿は宇宙動物園に送るための人間がなる姿ではなくブドウブツエンジェルの命令どおりに動く僕の姿なのだ
モデルたちは慌てて今までいたステージに向かって逃げ出す・・・
それを見てスタッフ獣人たちは追いかけるでも慌てているような姿はなかった・・・
その理由はモデルたちが行った先、ステージでわかった・・・


22 :ネクス:2008/05/06(火) 16:05:08 ID:9qclJKgf0
モデルたちは呆然とするしかなかった・・・なぜならさっきまで自分たちを見ていた普通の人たちが
スタッフたちと同じように獣人と化していた
そして追いかけてきたスタッフ獣人たちが追いつき観客獣人たちもモデルたちに迫り来る
もうどうすることもできないと思いショックに陥ったのか何十人もいたモデルたちの半分以上が失神し倒れこんだ
残りのモデルたちは恐怖に怯えながらも倒れたモデルたちを肩にかけてどこかに逃げれないかと立ち往生する形となった
すると1人のモデルが小さなドアを見つけるが倒れたモデルがいてはどうにもならないと判断し
しょうがないけど私たちだけでも生き残ろうというかのようにそのドアに向かって走り出す
「みんな早く!!」その言葉だけしかもう頭に浮ばない必死だ
けれど易々とドアに向かわせるわけもなく獣人たちがモデルたちに襲い掛かる
「ドケ!!やめろ!!」とモデルとは思えない言葉が出るくらい必死だ
でもそんな必死さも虚しく4,5人いたモデルの中で3人が獣人に噛み付かれる
「あぁぁ〜!!!!!」痛々しい声が聞こえる
するとその3人のモデルは徐々に悲鳴から唸りを発するようになり瞳が真っ赤に染まり牙が生え
爪が異常に伸び、フサフサした犬のようなシッポが生え獣人となってしまった
残った2人はそんな姿になりたくないと思いに突き動かされ我を忘れドアに向かう。そして1人のモデルが
ドアに辿り着く。すると
「あんた私を見捨てるの!?あんたなんて売れてもいない無名のモデルじゃない!!」というもう1人のモデルが叫ぶ
この2人の関係はドアに辿り着いたモデルは顔はいいものの中々売れずにいて今回やっとショーに出れたモデルのナナで
もう1人は売れっ子モデルでこのモデル目当てでショーに来る人もたくさんいるというユナ
でもそんな言葉を聞いたって気分が変わるわけもないナナは獣人に襲われるユナに笑みを浮びながらドアを開け外に出た
そんなナナの姿を見て愕然としたユナも獣人に噛みつかれ獣人となったようだ・・・



23 :ネクス:2008/05/06(火) 16:05:36 ID:9qclJKgf0
ドアの先には外に通じる細い廊下がありそこの廊下をぬければ人通りの多い道へ出れる
それを知っていたナナは「コレは夢、これからはユナの代わりにアタシがトップになるの・・・」とボソっと呟き廊下をぬけようとしていた
が・・・ナナは妙な雰囲気を感じ立ち止まる
そして下を見ると建物の中だというのに床はジャングルのように草や蔦が生えている
「えっ!?」疑問に思うナナにその蔦が絡みだし体に突き刺さる
「イヤァ〜!!」恐怖から逃れられたと思ったのにと思いながらの悲鳴
そこにドコからともなくブドウブツエンジェルが現れ「お前のその獣のような醜い心素晴らしい!!
オーディションをした意味があったな!!」
そう今までのことは今回のターゲットを選ぶためのオーディションだったと言うのです
そしてマナのときと同じように蔦を通じてナナから
何らかを吸い取り自らの体にブドウの実をつけるとその実を食べ矢を作り出す。
そうするとナナに向かって矢を放ち、矢はナナに突き刺さる。
「ぁあああぁ〜!!!」と悲鳴をあげながら蹲るナナ。
その姿を見たブドウブツエンジェルはどこかに消えた。
そしてナナは苦しみだし「うぉぉぉ〜!!!」と叫び両手を広げると瞳が真っ赤に染まり、両手両足の爪が異常に伸び
腕から徐々に薄い灰色の短い産毛が生えて、着ていた服が破れ落ち毛皮の下着ができると首に毛皮で出来た首輪ができ
両手足にも同じように毛皮でできた輪がつくとふわふわした毛に覆われた耳が頭から生えお尻からはフサフサしたシッポが生え
狼のような姿になってしまった。そう、今まで自分が逃げてきた獣人たちのボスのような姿になってしまったのだ・・・
そして「うぅぅぅ〜ワォ〜ン!!!」と遠吠えをすると獣人たちの元に戻り獣人たちをまとめ街へ繰り出した。
その後はどうなったかというと想像のとおりです・・・




24 :ネクス:2008/05/06(火) 16:07:28 ID:9qclJKgf0
と宇宙動物園シリーズ第2弾書いてみました!!


25 :1:2008/05/06(火) 17:18:22 ID:iEZpxVjn0
>>16
ご指摘通りです。正しくはこうでした(汗

「アンヌ改造しまくり計画4・湖のひみつ」15歳の少女、小鳥遊(たかなし)玲華は避暑地で
ピット星人に誘拐され、改造されてしまう…。
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1201519674/237-245

それから、テンプレに一部重複がありました。
SM様の作品を>>4にまとめたはずなのに、>>6で同じ作品を紹介してしまいました。
また、作者ごとに全作品をまとめる書き方にしたつもりが、
3スレ目878氏の作品を>>6>>10の二箇所に分けて載せてしまいました。

>>17様のご指摘通り、スレを追うごとに過去SSの量は増えます。
wikiに一本化したので、次スレからは、前スレのSS以外は、
作者ごとのリンクのみ貼り、作品はリンク先で見る形でも
いいのではないかと思いますが、どうでしょう?
(リンク先にも同じ作品解説が載っています)

>>ネクス様
早速乙です!

26 :ネクス:2008/05/06(火) 19:27:10 ID:9qclJKgf0
書いたんですけどもちょっと評判悪いですかね?

27 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 21:37:41 ID:UUjlgF5R0
いまふと思いついたのですが、魔女メドーサ役で人気の高い真理アンヌ女史は
「緊急指令10-4・10-10」の狂った植物怪獣ダーリングウツボの回に、この植物の分泌する芳香の
麻薬成分によって虜になり、植物怪獣を「ダーリン♪」と呼ぶ美女ジャネット吉原の役で出てますが
ttp://tetuo0044.daa.jp/bhr/src/1210072122853.jpg
いっそのこと真理アンヌさんをこの吸血麻薬植物の改造人間にしてあげるというのは
いかがなものですかねw

ちなみに「ダーリング」というのはサラセニアの学名ですが、ダーリングウツボはサラセニアにも
ウツボカズラにも似てませんね。その分、どんな姿の植物怪人にでも仕立てられそうです

28 :名無しより愛をこめて:2008/05/06(火) 23:14:51 ID:vdQaly/I0
>>26
ネクス様、楽しませていただきましたよ。
ただ、まだ書きなれていないせいか、ところどころ読みづらい点や意味の通らなく感じる点が見受けられる気がします。
書きなれることでよくなっていくと思いますので、これからも期待しております。

29 :ダイレン:2008/05/07(水) 01:29:05 ID:GYN9hcoAO
>ネクスさん
初めまして。僕はダイレンジャー1話に登場した由美ちゃんを改造するスピンオフSSを書いているダイレンという者です

、や・などを増やして区切りや文の分かれ目をはっきりとすれば読みやすいと思います
また、台詞の「〜〜」は改行することをお勧めいたします。
アイデアは結構良いと思います。新作お待ちしておりますよ


自分はすっかりネタ切れですね。アイデアはありますが構成が叶いません
たまには他の方が描く由美ちゃんも見てみたいと勝手に思ってはおりますのを、とても恥ずかしいと思います……

30 :名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 03:40:43 ID:LeASFjoz0
>>ネクス様
ハッキリ言うと文法や表現がメチャクチャですが、己の気合と想像力で読んだから安心してくれ。
次回作はちゃんと推敲してから投下してね。


31 :名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 11:33:49 ID:iMqtmKENO
>>27
麻薬と言えばケシの女怪人って、いそうなのにいないよな
やっぱり放送コードか何かに引っ掛かるんだろうか?

32 :名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 16:08:37 ID:2iNtlwrG0
>>ネクス様
逃げまどう女性たちを次々に、というシチュは大好きですし、
よく読むと描写不足や説明不足という部分もそう多くはなくて、
言わなければいけない情報はちゃんと書いてあると思いました。
自分も、>>30様と同じく「気合いと想像力で」楽しみましたが、
やはり文章がちょっと未整理な部分が皆さん引っかかるのではと。
句読点をちょっと増やすだけでだいぶ違うだろうと思います。
書いている内に自然とこなれてくるところもあるので
過度に気にするようなものでもないとも思いますが、
メモ帳に下書きしたものを、投下前に読み直してみる
というのは最低限やった方がいいとは思います。

>>27
本編とリンクさせるならワイアール星人みたいにエキスで植物怪人化とかですかね。
(と言いつつ、本編の筋をよく覚えていないので、辻褄が合わなかったらすみません)

例えば、怪獣をやっつけてめでたしめでたしと思いきや、
その晩ジャネットさんの恋人が彼女といたそうとして服を脱がすと、
恥毛は細長い葉っぱに、あそこはウツボカズラ状になり、
下半身の皮膚は緑色で、性器を中心に葉脈が広がり始めている。
で、ジャネットさんが
「わたしの心と体は永遠にダーリンのもの」
とかなんとか言って彼氏を溶かして吸収し、その養分をもとに
本格的に怪人化して…とか。なんかありきたりですが。

ただこれ、「怪人化」ではあっても「改造」じゃないですね。

33 :1:2008/05/07(水) 16:21:47 ID:2iNtlwrG0
>>25のように書きましたが、作者名のインデックスというのは内容がまったくわからず、
中途半端ですね。wikiのアドレスのみ貼るか、作品ごとのインデックスをつけるかの
どちらかということになりそうです。

で、作品ごとのインデックスはやっぱり貴重かなと思いました。
以前はすべての作品ごとにリンクを貼っていたのを考えると、
今の形式はスッキリしていて、もう少し増えても大丈夫かもしれません。
蜂女スレを見たら、あちらの206様は、このスレの存在自体
知らなかったようで、当たり前ですが新しく来る人への案内は
わかりやすいに越したことはないなと思えてきた次第です。

話とびますが前スレの終わり近くで宝島の別冊の名前を
『ゴジラ伝説』と書きましたが『ゴジラ宣言』の間違いでした。
『ゴジラ伝説』は同じ時期に出ていたレコードか何かの名前でした。

34 :名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 17:40:56 ID:J+6nMfpF0
>>31
まったく存在しないわけではなくて、例えば(↓)のいちばん下の方の「仮面ライダー作戦ファイル1」
ttp://www.geocities.jp/hiro_world2/treasure.htm
に写真が載っている「幻覚魔女ケシ女」なんてのがありますよ(制作:東映ビデオ)
ちなみにこの怪人の説明を読むと
「●出身地 チベット平原
 ●とくちょう 麻薬と催眠術で人々をまひさせ、あやつることができる。
  女占い師に変身して、人間をだます。
 ●力があまりつよくない。とくに火によわい。」
とそのものズバリなことが書いてあります。あとこのゲームをプレイしてみるとわかりますが
ケシ女は現役トップモデルを拉致改造して製造する怪人で、人間体の美貌を生かして政財界の大物を
次々と虜にしてゆく作戦を展開することになります
なおこのソフトはセガサターンでも発売されていましたが、ケシ女はさすがにヤバイ存在だったのか
登場いたしません

>>32
>ただこれ、「怪人化」ではあっても「改造」じゃないですね。
あまり難しく考えず、制作会社の垣根を越えてショッカーがこの植物に目をつけたことにすれば
いいじゃないですかw
「10-4・10-10」の本編では死んでしまったジャネットさんが、どっこい生きていてショッカーに
スカウトされたという設定でいいし、何ならマヤと改名してピラザウルスのトレーナーを務めてたら
それはそれで面白いかも知れませんね。ピラザウルスが倒されると正体を現わすとかでね

>>33
いつも乙です。インデックスはレスが流れてゆけば量が多くても気になるものでなし、現状でいきましょう
蜂女スレ206氏のような方が新人としてどんどん入ってきてくれたらいいですね

35 :32:2008/05/07(水) 18:10:15 ID:2iNtlwrG0
>>34
おっと、ジャネットさん死んじゃうんでしたか。だと>>32の話はこのままじゃだめですね
で、たしかにあんまり細かいことを気にしすぎない方が面白いものが出そうですね

ケシ女、知りませんでした。詳細情報ありがとうございます。
なんか、ど真ん中な怪人ですね。蜂女スレの栗山さんみたいです。

あちらの206様、こっちでも書いてくれるといいですね。
ここの1スレ目で話題になっていたブラックの「MADソルジャー計画」が
あっちで紹介されたりなど、最近何だかわけが分からなくなりつつありますが

36 :名無しより愛をこめて:2008/05/07(水) 20:20:25 ID:Am+KOGbR0
maledictさん、いっそ栗山蜂女に対抗してケシ女で大量洗脳SS、書かれてはみませんか?
ケシ女がお気に召さないようなら、ドールファクトリーのローズマリオンでもいいじゃないですか。
魔性の香りで人々を操る植物怪人という点では似たようなものでしょうから。
栗山蜂女に刺激されてmaledictさんがどのようなものを書かれるか、期待したいと思います。

むろんmeledictさん以外に、ショッカー代理人さんや他の職人さんの奮起も望みたいところです。

37 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 00:10:54 ID:k7BWVhPN0
お約束してたSS、大体完成しました。

本日中に投下できそうです。


38 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:12:28 ID:k7BWVhPN0
投下開始です! 1万5000字ほどです。






39 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:12:57 ID:k7BWVhPN0
「野望教授  SSヘルマリオン」
1.骸のつぶやき
ワシの名は骸教授。秘密結社ヘルマリオンの幹部じゃ。新しい創造主が降臨し、おかげさまで、組織は復活した。
組織が復活するまでの約3年の間、ワシの身の回りにはいろいろなことが起こった。
きっと下等動物の社会での経験は・・・・・何の役にも立たないな。まったく、要らぬ苦労をさせられたわい!

【約3年前】
「骸教授よ・・・・・私は創造主より頂いていたエネルギーを全く感じなくなった。おそらく一時的なものかと思うが、
エネルギーを再び頂けるその日が来るまで眠ることにした。組織の活動も停止することにする・・・・・・・・・・・・・
骸教授よ!それまでアジトやソルジャードールどもの管理はお前に任せることにした。頼んだぞ・・・・・・・・・。」
「ハッ!お任せくだされ。首領様。」
首領様の命令により、ワシは早速、ソルジャードールやプペロイドたちを冷凍睡眠カプセルに収納した。
その後、ワシは下等動物どもの動向を探るため、孫娘マリオンヘイルを連れて東京に潜入した。


40 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:14:31 ID:k7BWVhPN0
孫娘マリオンヘイルは隠れ家の近所にある小学校にとりあえず通わせることにし、その間、ワシは研究に勤しむつもりであったのじゃが、
研究活動には資金が要ることに気づいた。しまった、ワシとしたことが・・・いくらか資金を首領様から頂いておけばよかった。
とりあえず、アジトに戻り、通帳と印鑑を持ち出したワシであったがヘルマリオン名義の預金残高は300万円しかなかった。
おそらく首領様の隠し口座に資金の大部分があるに違いない。
首領様をたたき起こして問いただすなどワシにできるはずもなく、仕方がないので労働とやらをしてみることにした。
ワシほどの人物ならば、日本国のトップが相応しい。そこで首相官邸とやらに行ったら警備の警官に止められてしまった。
暴れてやったら、このいたいけな年寄り相手に発砲してきよった。4,5人殺した気がするが、下等動物の命などどうでもよい。
巷ではテロ事件と騒ぎになったようじゃが、ワシの知ったことではなかった。
首領様を裏切り、他の同業者に加わることも出来ず、謙虚にハローワークとやらに行ってみた。
「あなたねぇ・・・・・そんな条件、一国の独裁者しかありませんよ・・・・・・ふざけてないで・・・・」
ハロワの説教臭い下等動物が話し終わる前に短気なワシはヤツの首を刎ねてやった。
ワシは途方にくれた。当面の生活費は300万で何とかなるとして、問題はワシの研究開発費じゃ。う〜〜む・・・・・・
生活場所は、懇意にしてた同業者バOO の幹部が個人的な好意で6畳の1LDKの木造モルタルアパートを提供してくれた。
正直、ボロくて不満はいっぱいあるが、贅沢は言ってられんのぉ・・・・
資金援助は同じ目標を持つライバル組織の幹部であることを理由に受けられなかった。
フン、どうせ不景気で資金がないんじゃろ。どこも同じじゃのぉ・・・・・



41 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:15:48 ID:k7BWVhPN0
「ふ〜 困ったわい・・・・・何も出来ないではないか・・・・・・」
仕方がないので、地道にアルバイトとやらをすることにした。規模は小さかったが、学習塾とやらの講師になった。
ワシのような知的な者には相応しい。
「よいか!愚民どもよ!貴様らはヘルマリオンが将来、世界を支配したとき、奴隷となるのじゃw 器量よしの娘はワシがソルジャードールに
してやるがの。フハハハハハハ」
ワシの神聖な講義はどうじゃ?イケてるじゃろ 
どういうわけか、3日でクビになった。塾長は老舗の名門組織の戦闘員上がりだったので、殺さないでやったが、困ったものじゃ。
名門とはいえ、バッタの改造人間に滅ぼされたくせに。組織を復興するならともかく、下等動物に迎合して生きているのが許せん!
「骸さん、ヘルマリオンってなんですか?詳しく教えてください。」
そういえば、下等動物ではあるが、ワシの高尚な思想に興味を示した奴が現れた。同じ塾で講師をしておるT大生の山本とかいったかの・・・・
『世の中、馬鹿ばっかりで困る。子供の頃、自分のことをガリ勉とからかい、イジメた愚民どもに復讐し、支配してやる!』
とも言っておったの・・・下等動物のなかでは珍しく、みどころのあるヤツだったので、組織が復興したら、ワシの右腕にしてやろう。


42 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:17:07 ID:k7BWVhPN0
そうそう、引越し屋でアルバイトをしたこともあったのぉ。ワシは年寄りかも知れぬがパワーは若い下等動物には負けぬ。
「ジジィ!もたもたすんな!」
く、若僧が・・・・元ヤンキーかなんかは知らぬが無礼者め・・・・・さっきからワシに文句ばっかりじゃ。
ワシはヘルマリオンの大幹部、骸教授じゃぞ!
温厚なワシにも限界がある。この身の程知らずの元ヤンキーを殺そうとしたそのときじゃった、
「この人は年寄りだろ!少しは大目に見てやれ!動きは遅いかもしれねーけど、
正確に仕事こなしてるじゃねーか!」
別の下等動物の若者が割って入ってきた。筋肉馬鹿が余計なことをしおってからに。・・・・
「じーさん、ほらよ!じーさんみたいな年寄りに冷たいこんな世の中どうかしてるぜ・・・・変えれるものなら変えたいよな・・・・・」
仕事が終わると、さっきの力だけはありそうな下等動物の若僧が缶コーヒーをワシに投げてよこした。
下等動物から施しを受けるなど屈辱じゃが、寛大なワシは受けてやることにした。あれ?なんじゃ?目から水が出てきたぞ。
斉藤とかいったな・・・・組織の活動再開の暁には、貴様はワシの部下にしてやろう。有難く思えよ・・・・・


43 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:18:26 ID:k7BWVhPN0
【現在】
あれから地道な労働は性に合わないらしいことに気づいたワシはデイトレーダーとやらになった。はじめからこうすればよかったのぉ・・・・
3年間、株取引ばかりをして過ごすと、300万円の資金はあっという間に1000倍以上になった・・・・・・が、空しいのは何故じゃ・・・・・・・・
何はともあれ、ワシの生活レベルはいくところまで上がってしまい、住まいも友人提供のボロアパートから六本木ヒルズに引っ越した。
そんな中で戯れにネットサーフィンをしていると、なんと、組織に新しい創造主が現れることを偶然に知ってしまった・・・・・
デイトレードのほうが美味しい・・・いや、そうじゃなかった(汗) やむを得ぬ事情のためアジトの管理がおろそかになっていた。
どうなっているのか見に行くのが恐かったのじゃが、幸いなんともなかった・・・・・
そういえばマリオンラーヴァから少し異臭がしたが・・・・・・まぁ、大したことはなかろう。ヘルマリオン万歳!



44 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:19:09 ID:k7BWVhPN0
【アジト】
六本木ヒルズを引払い3年ぶりに戻ってきた・・・・・・・
孫娘マリオンヘイルは大喜びじゃ・・・・・こら!マリオンラーヴァに触れるでない!
おお、わが傑作たちよ・・・・・目覚めの時は来た!
冷凍睡眠を解除し、蘇るソルジャードール、プペロイドたち・・・・・
そして・・・・あのお方も・・・・・・
「よく戻ったな・・・・骸教授よ・・・・・ご苦労であった。私は新しいエネルギーに満ちあふれ、力がみなぎっておる・・・・・」
首領様も復活なさったようじゃ
「無事復活なさり、骸もうれしゅうございます。」
「ところで、骸教授よ・・・・・変な臭いがするようだが、ちゃんと管理はしていたのであろうな?」
(ウゥ・・・やばい)
「も、もちろんですとも。首領様。マリオンラーヴァも、かなり久しぶりの活動ゆえ・・・・やがて臭いも収まりましょう・・・(不安じゃが・・・)
そ、それよりもささやかではございますが、手土産がございます・・・・50億円ほどの資金と2体の優秀な改造素体でございます・・・・・・」
「そうか。なかなか気が効くな。期待しておるぞ。ではとりあえず、50億円の通帳と印鑑をとりあえず私によこすのだ・・・・・・」
「かしこまりました・・・・・(いくらか抜いておけばよかったのぉ・・・・まあ、よいか・・・・)」


45 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:19:59 ID:k7BWVhPN0
【アジト マリオンラーヴァ】
「じーさん、俺たちに何をするつもりだ!」
斉藤とかいう筋肉質のフリーターが大声で叫んだ。
「ハハハ 貴様らの世の中を変えたいという願いをかなえてやろうと思っての・・・・・・」
「骸さん・・・・もしや僕らを改造するというのでは?」
T大生の山本が言った。何やら期待している表情じゃの・・・・・
「さすがじゃのぉ・・・・その通りじゃ。貴様の復讐を手伝ってやろう。」
(微笑を浮かべておるぞ、コヤツ・・・・・嫌がるのが相場なのじゃが・・・・まあ、よいわ。)
「改造?おい、冗談じゃないぞ・・・・・」
斉藤がまだ、わめいている。往生際の悪い奴だ。
「斉藤とかいったのぉ・・・・ワシに親切にしてくれた礼じゃ。礼は組織に貢献することで返してくれ。」
「おい、じーさん、俺は承知してないぞ!」
「若人よ。遠慮はするな。さらに強靭な肉体をくれてやろう。」
プペロイドに命じて、手術台に載っけて放り込んだ。


46 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:21:16 ID:k7BWVhPN0
数分後、ヘラクレスオオカブトムシをモチーフにしたソルジャードールが誕生した。
(マリオンラーヴァの異臭もどうやら収まったようじゃ・・・・やれやれ)
「骸教授様、改造していただきありがとうございます!組織に忠誠を誓います!」
跪いて、ヘラクレスマリオンは言った。(はて・・・・・・脳改造も勝手にやってくれたんじゃったかの?手間が省けたわい。)
細かいことは気にしないでおこう。まあ、マリオンラーヴァのことは正直よくわからん。
「うむ。立派なボディじゃのぉ。ヘラクレスマリオンと名乗るがよい!」
久々のこのセリフに感動して目から水が出てきてしまった・・・・・・・
調子に乗って、山本を放り込む。
山本はクワガタムシのソルジャードールになった。
「お前は・・・・(クワガタって英語でなんじゃったかのぉ・・・・・)」
3分ほど沈黙してしまった・・・・・・ちょっと、感極まったせいじゃろうな・・・・
決して分からなかったわけではないぞ。言っておくが・・・・
「スタグビートルマリオンと名乗るがよい・・・・(ふぅ・・・)」
「ありがたき幸せ・・・・・・」
久々の仕事は楽しいものじゃ
うれしいものじゃから、つい彼らは通常のソルジャードールの3倍の戦闘力としてやったわい。


47 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:21:50 ID:k7BWVhPN0
「そうじゃ、お前らコンビは『マリオンビートルチーム』と名乗るがよい。」
「か、かしこまりました。あ、ありがたく、その名を頂戴いたします・・・・・・・・」
ワシのネーミングセンスって相変わらず素晴らしいのぉ・・・・・グゥ〜
(こいつら、あまり嬉しくなさそうじゃが・・・気のせいか?)
「おい、スパイダーマリオン、こいつらを連れてアジトの中を案内してやれ。」
「はい、かしこまりました。」
スパイダーマリオンは素直で気の効く良いコじゃからこいつらの案内係にはちょうどよいじゃろ。
「こりゃ!スパイダーマリオン、何を見とれておるのじゃ!早くこいつらを連れていけ!」
「も、申し訳ございません、骸教授様。さあ、新人さんたち、どうぞ、こちらへ・・・・・・・」
とはいえ、スパイダーマリオンがああなるのも、仕方ないわな・・・・
2体ともイケメンじゃったからのぉ・・・・・・
女性型ソルジャードールどもからも黄色い声が聞こえるわい
ちなみに、あいつらには女性型ソルジャーマリオンたちに様々なエネルギーを注入できるようにしておいた。
巻貝のように変形したドリルのような股間がエネルギーの供給源じゃ。
おっと、ワシは誰に説明しておるのじゃ?はて・・・・・・???



48 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:22:49 ID:k7BWVhPN0
・・・・・1時間は過ぎたようじゃが、あいつらめ、何をしておるのじゃ?
「ただいま戻りました!骸教授様」
「遅かったのぉ・・・・・お前たち。まぁ、とりあえずご苦労じゃった、スパイダーマリオンよ! ん? 貴様、顔が紅潮しておるようじゃが・・・・
具合でも悪いのか?」
(やばいのぉ・・・・長い間、放置したせいかのぉ・・・・・マリオンラーヴァがうまいこと治ったというのに・・)
「い、いえ・・・骸教授様、なんでもございません・・・・遅れて申し訳ありませんでした・・・・」
「そうか。スパイダーマリオン、お前はもう下がってよい。」
「はい 骸教授様」
(壊れてたときの言い訳でも考えておこう・・・・・・・・・)
「よし、マリオンビートルチームよ!早速命令じゃ!街へ出て18歳前後のメスの改造素体を確保してくるのじゃ!」
「かしこまりました!骸教授様!」

フフフ、どんな娘を連れてくるか、楽しみじゃのぉ・・・・



49 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:23:36 ID:k7BWVhPN0
1.5 マリオンビートルチームとソルジャードール
【アジト】
「ここが武器庫です。プペロイドが装備することが稀にあります。」
スパイダーマリオンが親切かつ丁寧にマリオンビートルチームを案内する。
「で、こちらが格闘訓練スペースです。あ、今、スコーピマリオンがプペロイド相手に訓練してますね。」
「スパイダーマリオン、ちょっと入ってみてもいいか?」
ヘラクレスマリオンが言った。格闘訓練に加わりたいらしい。
「少しの間だけなら構わないと思いますけど・・・・」
「よし、そうこなくちゃ」
ヘラクレスマリオンはコロシアムのような格闘訓練スペースに入っていった。
「そんな雑魚相手じゃ、つまらんだろ?俺が相手してやるぜ」
スコーピマリオンを軽く挑発する。
「新人さん?でも少しは楽しませてくれそうね・・・・」


50 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:55:44 ID:k7BWVhPN0
スコーピマリオンとヘラクレスマリオンが格闘訓練を始めた。
「うぅ・・・・・」
始めて1分もしないうちに、みぞおちに強力な一撃を喰らい、腹を抱えてスコーピマリオンがうずくまった・・・・・・
「ハハハ、まだまだだな。尻尾の動きが丸分かりだ。」
「く、くやしい・・・・・・・もう1回・・・」
この後、3回、闘うがスコーピマリオンはすべて秒殺されてしまった。
「なんで? 何度やっても勝てないの!」
悔しがるスコーピマリオン。
「お前にはどうやら新たなエネルギーが必要みたいだな。」
「エネルギー?」
「しいて言えば戦闘力アップのエネルギーかな?」
「今から補給してやるよ。尻尾を上げてケツを突き出してみろ?」
「はい・・・・」
立ちバックスタイルで股間のドリル状の器官をスコーピマリオンの器官に挿入する。
男性型ソルジャードールはドリル状の器官を女性型ソルジャードールの女性器のような器官に挿入し、ピストン運動の摩擦によって
得られる刺激によって女性型ソルジャードールに必要なエネルギーを放出する。
ちなみに男性型ソルジャードールは快感を得られるのみである。
SEXのような行為であるが、ソルジャードールは生殖活動はしない。
このような形でエネルギー補給を行う必要はないのだが、骸教授の趣味によるところが大きい。


51 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:56:17 ID:k7BWVhPN0
「はぅぅぅ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!」
スコーピマリオンの絶叫が響き渡った。
乳房だった部分と尻尾が脈を打って蠕動する。
そして股間からは少し粘り気のある緑色の液体が噴き出していた。
「うぉ・・・・・」
ヘラクレスマリオンはスコーピマリオンに補給するエネルギーを射精のような形で放出した。
2体はしばらくスコーピマリオンを下に重なった状態でうつ伏せになって地面に横たわっていた。
「しょうがないな・・・・ヘラクレスマリオンは・・・・・」
右を向くと、スパイダーマリオンが股間に左手をやり、右手で乳房を揉んで悶えていた。
「ス、スパイダーマリオン?」
「私にもエネルギー下さい・・・・・・・」
スパイダーマリオンが興奮気味に求めてきた。
スタグビートルマリオンは正常位の形でエネルギーを注入した。
スパイダーマリオンが興奮の余りに噴き出した糸で2体はグルグル巻きになっていた。
「ありがとうございました。これで次の作戦、頑張れそうです・・・・・・」
微笑みを浮かべ、スパイダーマリオンが言った。スタグビートルマリオンは昔感じたことがあるような
懐かしい感覚をおぼえた。そしてスパイダーマリオンも・・・・・



52 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:57:05 ID:k7BWVhPN0
2.マリオンビートルチームのお仕事
【都内某所 閑静な住宅街】
「な、なんだ!お前は!」
安田と表札のある洋風の立派な家の主人が大声をあげる。
「アンタの息子に用があってね・・・・・」
スタグビートルマリオンが薄ら笑いを浮かべて言う。
「中学・高校とよく『遊んで』もらった御礼に来たんだよ。」
茶色く光沢のある体に甲虫類のような羽が背中にあり、頭部から2本のノコギリ状の角の生えた
まるでクワガタムシのような異形の者に安田家の家族はリビングの隅で身を寄せ合って怯えていた・・・・・
「ま、雅弘は旅行に行っている!当分、ここには帰ってこない!」
弁護士をしている父親が答える。
「見え透いたウソつくなよ、おっさん、バイトにでも行ってるんだろ?アンタって、たしか人権派弁護士とかだろ?
アンタの言うことなんかまったく信用できないよ」


53 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:57:50 ID:k7BWVhPN0
ガチャ・・・・・玄関のドアの開く音がした
「ただいま・・・」
「雅弘逃げろ!」
父親が叫んだ。その声を聞き、安田雅弘という青年が反射的に外へ再び駆け出した。
「やっぱりな・・・この嘘つき弁護士が!」
スタグビートルマリオンは安田の父親の首を刎ね、母親の心臓の辺りを一突きして殺した。
「クク・・・・・お前は命だけは助けてやるよ・・・・」
安田の高校生の妹に向かって言った。両親を目の前で殺され、放心状態となっている。

プペロイドたちが安田を捕らえて戻ってきた。
「お前たち、ご苦労さん。安田ぁ〜 散々、俺のこと虐めてくれたよなぁ。アジトまでいっしょに来てもらうよ。妹さんといっしょにね。」
「その声は山本か?」
「昔、そんな名前だったかもなぁ。今はヘルマリオンの頭脳派戦士、スタグビートルマリオンだ。」
「俺たちをどうする気だ!虐めたことは謝るよ・・・・・・だから助けてくれ・・・・・な、頼む!」
「だめだね。散々、ガリ勉とか言ってクラス中の奴巻き込んで俺をバカにしやがって!骸教授様にお前の処遇は俺の自由にしていいことに
なっている。楽しみにしてろよ。お世話になった他の連中にも、天誅食らわすつもりだから。ハハハ。」
(思えばせっかく合格して入学した難関私立中学の1年生のとき、このバカと同じクラスになったせいで・・・・・・・・・!)
(楽しいものになるはずだった6年間が・・・・・・・)
スタグビートルマリオンの脳裏には色々な思いが駆け巡ってきた。


54 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 01:58:59 ID:k7BWVhPN0
【アジト マリオンラーヴァ】
「ほうほう、これは上物じゃな。さっそくソルジャードールにしてやろう。」
安田の妹、有名私立女子高に通う理沙を見て骸教授が言った。
放心状態のままプペロイドに衣服を切り裂かれ、全裸にされ、手術台に載せられる理沙。なすがままにされていた。
手術台はマリオンラーヴァに飲み込まれていった。中では理沙に触手が吸い付き、ソルジャードールへと姿を変えられていた。
やがて、手術台が吐き出されてきた。そこには人間の名残を残しているが、触角が生え、側頭部には複眼がついている頭部を持ち、
黄色ベースのボディにアゲハ蝶のような羽を背中に持った改造人間が横たわっていた。
アゲハ蝶の化け物のような姿になった安田理沙という名だった少女は起き上がって手術台から降り、骸教授の前に跪いた。
「今日からお前はアゲハマリオンと名乗るがよい。お前は再び下等動物の社会に潜入し、ヘラクレスマリオンの作戦を手伝うが良かろう。」
「かしこまりました。骸教授様。」
アゲハマリオンは不気味な薄ら笑いを浮かべていた。


55 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:12:51 ID:k7BWVhPN0
【アジト 格闘訓練スペース】
「おらおら〜!どうしたぁ!」
安田をスタグビートルマリオンがいたぶっている。
「ぐぅぅ・・・・・・も、もう許・・・し・・・て・・・下さ・・・・・い・・・・・・」
安田はスタグビートルマリオンの陰湿極まりない仕返しで、見た目がまるでボロ雑巾のような状態になっていた。
(お前に虐められた6年間はこんなものじゃないぞ・・・・そのうえお前が現役でT大に来てたらと思うとぞっとするよ・・・・・)
(10年虐められところだったよ・・・・・・・・・まあ、T大なんてもうどうでもいい話だがな。)
スタグビートルマリオンの脳裏には生まれ変わる前の辛い記憶が蘇っていた。
「ねえ、スタグビートルマリオン、こいつをどうするか、そろそろ決めないと・・・・・・。」
「そうだね、スパイダーマリオン。でも実はもう決めてあるんだ。」
そういうと、スタグビートルマリオンはスパイダーマリオンに耳打ちした。
スパイダーマリオンはニタリと笑った。


56 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:13:26 ID:k7BWVhPN0
【アジト マリオンラーヴァ】
手術台がマリオンラーヴァから吐き出されてきた。
さっきまで安田と呼ばれていたソルジャードールが載っていた。
手術台から降りるとオロオロしている。
「よぉ!安田改めフンコロガシマリオン!お前は汚物を転がして一生笑われてろ。
それが任務だ。」
「ありがたき幸せです。スタグビートルマリオン様、頑張ります!」
スタグビートルマリオンは満足気であった。
フンコロガシマリオンには男性型ソルジャードールとしては例外的にドリル状の器官がついていなかった。
そして意味のない任務をフンコロガシマリオンはアジトの地下で続けることとなった。


57 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:14:23 ID:k7BWVhPN0
【都内某所 某有名女子高】
きゃあ!女子高生の悲鳴がする。
「プペロイドどもよ!上質な改造素体を確保しろ!」
校舎内に侵入したヘラクレスマリオンがプリペロイドに命令していた。
比較的ルックスのいい女生徒が捕まっていく。
「なんだ、お前らは!生徒に手を出すな!」
体格の良い男性の体育教師が、不審者撃退用の刺股を持ってヘラクレスマリオンに向かってきた。
しかし、刺股をぶちかまされてもヘルマリオンの最強武闘派戦士はビクともしない。
「よせ。無駄なことだ・・・・・俺は弱い者は相手にしない。」
呆然と立ち尽くす体育教師。
「ふざけた格好しやがって!貴様ぁ!おれは柔道の元国体選手だぞ!」
弱者呼ばわりされて腹が立ったのか、刺股を捨てて、力ずくでねじ伏せようと立ち向かってきた。
「しつこい!」
ヘラクレスマリオンが一突きすると、彼は簡単に吹っ飛び、廊下の窓ガラスを突き破って、2階から地面に落下した。
その間もプリペロイドたちが次々と目ぼしい女生徒を捕獲している。
自ら直接拉致をせず、プリペロイドたちに指示するヘラクレスマリオン。


58 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:15:15 ID:k7BWVhPN0
しばらくするとサイレンの音が聞こえてきた。校外に逃れた者が通報したのであろう。
校舎は機動隊によって包囲された。しかし、ヘルマリオンの一団は警察には目もくれず捕獲作戦を行っている。
「みなさん、お待ちしてましたよ。我々は獲物を運ぶ乗り物が欲しかったんでね。」
ヘラクレスマリオンが警官隊に声をかけた。
「な、なんだ!」
突如、頭上に姿を現した怪物に警官たちは動揺した。
カブトムシみたいな異形の者が3メートルほどの高さのところでブ〜ンという羽音を立てながら浮いているのだ。
「ば、化け物!・・・・・・」
パン!パン!
乾いた音が響いた。誰かが発砲したようだがヘラクレスマリオンは平気な顔をしている。
「無駄だよ。おまわりさん」
発砲した警官が宙を舞った。信じられない速度で移動したヘラクレスマリオンが蹴り上げたらしい。
SITと書かれたジャンパーの男が吹っ飛ぶ・・・・・・・・・
サブマシンガンで武装したSATの隊員がフルオート射撃で弾丸をすべてヘラクレスマリオンに撃ち込んだが無駄だった。
女子高を包囲していた警官隊はヘラクレスマリオン1体にあっさりと片づけられてしまった。
野次馬や報道陣もパニック状態になり、その場から逃げ出してしまった。


59 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:15:50 ID:k7BWVhPN0
「相手にもならん・・・・・・」
ヘラクレスマリオンはつぶやいた。上空にはマスコミや警察のヘリの音が響いているがまったく気に留めてもいない。
ヘルマリオンの一団は機動隊の輸送バスを確保し、捕らえた50人ほどの女子高生達を乗せ、アジトへと急ぐ。
アジトに向かう輸送バスを警察のヘリが追跡してきた。
「アゲハマリオン、ヘリを始末しろ!」
「はい」
真後ろに拉致された女子高生の中の1人が立ち上がり、制服を突き破って羽が姿を現し、アゲハチョウの怪物のような姿に変わった。
「り、理沙・・・・・いやぁ〜〜〜〜!」
拉致された女子高生から悲鳴が上がる。
かつて、安田理沙と呼ばれていた女子高生はアゲハマリオンとなり、上空へ舞い上がるとヘリから乗員を放り出し、
輸送バスの後ろの車列に叩き落した。バスを尾行していた覆面パトカーもろとも警察の追跡部隊を殲滅した。
アゲハマリオンは改造後も擬態化して、かつての自分の高校に通い続け、ターゲットの選定など今回の作戦の手引きをしていた。


60 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:21:15 ID:k7BWVhPN0
3.骸のアカルイ未来
【アジト】
「よくぞ、もどった。ヘラクレスマリオンにアゲハマリオン。初仕事は上出来じゃ!」
「ありがとうございます。骸教授様!」
ワシはとっても満足していた。新に50体、上物の素体が手に入ったからじゃ。
おっと、モニターではCNNのキャスターがボルチモアとやらが正体不明の敵から攻撃されて壊滅したと騒いでおるわ。
可愛い孫娘・マリオンヘイルがアメリカに挨拶したようじゃ ほっほっほ
それを見てワシはホワイトハウスに今後も歯向かうならNYやロスやシカゴやら、もっと大きいところを潰すというメッセージを送ってやった。
昨日は昨日で孫娘の遊び相手として造ってやった邪念獣・ガッジーラが奴らご自慢の原子力空母を1隻食べてしまいよったからのぉ〜
まぁ当分の間、我々には歯向かえまいて。
素直に某国のように我々の軍門に下ればよいのじゃ。献上品にあった化学物質たっぷりのギョーザとやらは美味かったわい。
下等動物のことはとりあえずこのへんにして、最近、ホーネットマリオンの態度が大きいのが気になるわい。
いざとなったら抹殺できるようにしておかねばのぉ
スタグビートルマリオンに知恵を出させるとするか・・・・・・さて、マリオンラーヴァでワシの生きがいに没頭しよう。


61 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:21:58 ID:k7BWVhPN0
【アジト  マリオンラーヴァ】
「ほっほっほ、そう怯えずともよい。命など取りはせぬ。お前たちはこれからソルジャードールとして生まれ変わり、
組織の為に働いてもらうのじゃ。光栄に思うがよい!」
檻の中で50人の女子高生が恐怖で顔を引きつらせていた。
「みんな、何も恐がることはないわ。こんなに美しくて素晴らしい体にしていただいたのよ。
組織に選ばれたことを光栄に思わないとね。」
アゲハマリオンが檻の前で饒舌に話す。
「理沙・・・・・いったいどうしたの?お願い、私達をここから出して・・・・」
友人の山口恵美が泣きそうな顔で懇願する。
「だめよ。みんな仲間になってもらわなくちゃ。恵美、親友のあなたから仲間にしてあげるね。」
アゲハマリオンはプペロイドに顔で指図した。
「り、理沙・・・・冗談よね?・・・い、いや・・・近寄らないで・・・・いやぁ・・・・・・・・・」
プペロイドに両脇を抱えられ、手術台まで引きずられていく。
「何マリオンになるのか楽しみだね。恵美。」
プペロイドのよって手際よく制服が剥ぎ取られていく。
全裸にされた恵美が抵抗を空しく続けながら手術台に載せられる。
「恵美ぃ〜 暴れちゃダメだよ。優等生なんだから、行儀よくしてなきゃ。」
「いや・・・いや・・・・助けてぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
手術台はマリオンラーヴァに飲み込まれていった。
触手が恵美に絡みつき、ソルジャードールに改造するための遺伝子情報を送り込む。
触手は不気味に蠕動する。額から触角、背中には羽が生えだし、女子高生を異形の者に作り変えていく。
数分後、山口恵美はジュウェルビートルマリオンとして生まれ変わった。
「ほほう、タマムシのソルジャードールか。美しいのぉ。傑作じゃわい。」
骸教授は狂気の笑みを浮かべていた。
「さて、お次はお前じゃ!」
骸教授はセミロングの女子高生を自ら捕まえ、泣き叫ぶ彼女を引きずりながら全裸にし、手術台に載せた。
骸教授の恐怖の儀式が続けらていく。


62 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:23:08 ID:k7BWVhPN0
4.正義のミカタ
【獅子堂探偵事務所】
「御免ください。」
「はぁ〜い、いらっしゃいませ。」
紗希が応対すると、そこにはスーツ姿の男性が5人立っていた。
「我々は警視庁の者です。帆村みさきさんですね?あなたにお話があって参りました。」
「はぁ、どうぞ・・・・・」
紗希は応接間に案内する。所長はつい先ほど急用だとか言って出かけていったのだが、
おそらくこの人たちが何らかの手段を使って所長を外出させたにちがいないと思った。
そして彼らは普通の刑事や警察官とはまったく違う雰囲気を漂わせていた。
「我々は警視庁公安部の者です。あなたにとって有益な情報をお持ちしました。ディソルバー・サキさん。
いや、野々村紗希さんとお呼びした方がよろしかったですかね。」
「!!!」
紗希は彼らが自分の正体を知っていたことに驚いた。
「驚きましたか?こちらはあなたに関する情報はすべて把握しています。」
能面のように無表情な田中と彼らの中で呼ばれていた眼鏡の若い男が言った。
警視庁公安部・・・・得体の知れない人達だわ・・・・・紗希が彼らに対して一番強烈に抱いた印象だった。


63 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:23:51 ID:k7BWVhPN0
「あなたや我々が戦っているヘルマリオンという組織、あなたのお姉さんが掌握してしまいました。
どこの組織でもみられる権力闘争というやつの結果です。」
「え、紗耶お姉ちゃんが!?」
「ただし、人間として心はもはや持ち合わせていません。ソルジャードールという改造人間として組織を掌握したようです。
今後も組織を率いて我々に挑んでくると考えるのが大方の見解です。」
「お姉ちゃんが組織のトップだなんて・・・・・・・ウソですよね?」
「いいえ。我々がヘルマリオン内部に獲得した超Aランクの協力者からの情報です。情報の確度は高いと見てます。」
「そ、そんな・・・・・」
「お辛いでしょうが、ヘルマリオンを倒せるのは野々村紗希さん、あなたしかいないのです。我々警察はおろか自衛隊でも現状では打倒する
のが困難な相手です。日本政府は全力を挙げて支援することを決定しました。こちらが、先日、協力者から提供されたあなたのお姉さんの・・
ホーネットマリオンの最新情報が記録された資料です。」
課長とよばれている長田という彼らの中の最上位者らしき男から資料を渡された。
「今後、我々、警視庁公安部外事第3課(監視対象:国際テロ組織)が窓口になりますので宜しくお願いします。お姉さんと戦わねばならない
心中お察しします。それと失礼を承知で言いますが、こんな小さな探偵事務所などでは手に入らない情報も我々は持っています。いつでも
我々にお尋ねください。情報面であなたをサポートいたしますので。」
警視庁公安部の面々はホーネットマリオンやそれ以外のソルジャードール、プペロイドなどのかなり詳細なデータやヘルマリオン絡みのもの
と考えられる事件の情報を渡し、それに関するレクチャーを一通り終えると去っていった。
そして紗希は姉を人類のため倒さなければいけなくなった状況にひどく憂鬱な気分になっていた。


64 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:25:18 ID:k7BWVhPN0
5.骸の謀略
【3日前 都内某所 喫茶店】
「思えば、愚かなことをしましたわい。ワシのような科学を愛する者が、あのような輩に手を貸すなんて・・・・・・・」
「いえ、拉致されて洗脳されてしまったのでは仕方ありませんよ・・・・・藤沢教授。今、組織内で変わったことってありますか?」
長田がタバコを吹かしながら言った。
ワシは、とある組織が拉致して殺害した藤沢とかいう学者の戸籍を手に入れ、下等動物の社会に再度潜入していた。あるコトの為に・・・・・
「組織は今、ホーネットマリオンというソルジャードールに『完全に』主導権を握られておりますのじゃ・・・・・・」
「ホーネットマリオン?・・・・たしかサマースクールの大量拉致事件の被害者の1人、野々村紗耶か・・・・たしかあの事件、
地元の県警の刑事警察部門は全くお手上げだったようで、あちらさんでは謎の集団失踪事件として迷宮入りの状態らしいねぇ・・・・・・
しかし我々、公安部門では県警警備部公安課や外事課を通じてある程度の情報を掴んでましたがね。」
「さすがですのぉ。よくご存知で(公安め、侮れぬのぉ・・・)。ホーネットマリオンの奴が暴走しましてな・・・・・・・・・・
俗に言うクーデターとやらですかのぉ・・・・」
「なるほど。昔も似たようなケースがありましたね。たしか、S40年代ぐらいに・・・・ショッカーといいましたかね・・・・結果、滅亡しましたが。
おたくらも同じ道を辿ってくれると国家としては有難いのですがねぇ〜。」
長田は口からタバコの煙を吐き出す。
「まったくその通りですじゃ ほっほっほ(何を言うか!このたわけが!)」


65 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:26:43 ID:k7BWVhPN0
「今日、コンタクトをとったのは、先日の女子高襲撃の際、拉致された生徒の中に、山口総理のお孫さんがいましてねぇ。
あなたのお力で解放していただけないかと思いまして・・・・・・・・・・マリオンラーヴァにはまだ入れられていないんでしょ?」
「ええ、もちろんですとも。ワシが実験材料にするということにして人間のままですじゃ。(ウソじゃけど)」
(バカめ。とっくの昔に全員、ソルジャードールにしてしまったわい。あの娘は何マリオンじゃったかのぉ・・・)
「そうじゃ、長田さんよ。今日はホーネットマリオンのアップデートしたデータと弱点となりうるポイントをまとめた資料をお持ちしましたのじゃ。」
「ほほう、それは有難いお土産ですね。遠慮なく頂戴します。」
「ほっほっほ。自衛隊にでも在日米軍にでも渡してくだされ。」
(おそらくビーマリオンのところにこのデータは行くはずじゃ。ビーマリオンがホーネットマリオンを倒してくれれば願ったりかなったりじゃ。
ホーネットマリオンをワシが直々に潰してやってもよいのじゃが、奴に人望がある分、厄介じゃ。下手すりゃ、組織を崩壊させかねん・・・・
そこでビーマリオンを利用して、邪魔者を潰したあとで、マリオンヘイルかマリオンビートルチームを差し向けてビーマリオンを倒す。
ワシって天才。ムフッ!)
(ホーネットマリオンよ!見ておけ。ソルジャードールの分際で出すぎた真似をすると、どうなるかをのぉ・・・・・)



66 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:30:53 ID:k7BWVhPN0
6.骸と蜂の葛藤
【アジト】
「骸教授様!先日の作戦報告書です。」
(最近、勝手に作戦を立てて進めよって・・・・出過ぎた真似を・・・)
「うむ、ご苦労じゃった。後で読んでおく。」
ホーネットマリオンは一礼して、颯爽と部屋を出て行く
(ソルジャードールが!図に乗るでないぞ・・・・・・・)

「すごいね!ホーネットマリオン。骸教授様のお覚えもめでたくて・・・・」
「そうでもないよ、スコーピマリオン・・・・なんか骸教授様、最近冷たいんだよね。」
「期待なさってるから、厳しく接するんじゃない?ヘルマリオンの幹部入り間近だったりしてね。ハハハ。」
「おい、スコーピマリオン、直接戦闘訓練の相手をしてくれ!」
話に割って入る形でヘラクレスマリオンが声をかけてきた。
「うん、喜んで。あとでエネルギー注入してね。フフフ」
可愛い笑顔を浮かべ返事をした。
(いつも仲がよろしいこと・・・・・)
「じゃあね。ホーネットマリオン。気にすることないよ。」
そう言って、スコーピマリオンはヘラクレスマリオンと仲良く格闘訓練スペースに向かっていった。



67 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:31:31 ID:k7BWVhPN0
【アジト マリオンラーヴァ】
「きゃあ!助けて!いやぁ〜〜〜〜〜」
スタグビートルマリオンが骸教授の代理で、ローズマリオンが拉致してきた女子高生を改造していた。
スパイダーマリオンと、いちゃつきながら、楽しげである。
ホーネットマリオンは天井の梁の部分に腰掛け物憂げにマリオンラーヴァの改造作業の様子を見おろしていた。
「フフフ、カマキリの能力を持ったお前は今日からマンティスマリオンと名乗るが良い!」
スパイダーマリオンが楽しそうに告げていた。スタグビートルマリオンに、このセリフを言ってみたいとおねだりしたらしい。
(能天気でいいわね・・・・・・)
ホーネットマリオンはアジトの中をさ迷っていた。フンコロガシマリオンを見ても笑えない。
偉大なヘルマリオンの為に頑張れば頑張るほど骸教授に疎まれていくような・・・・・・
ホーネットマリオンの心は満たされぬままであった。
(大戦果をあげればきっと・・・・・・よし!気にしないで頑張ってみよう・・・)
「ねえ!オードネートマリオン!模擬空中戦に付き合ってよ!」
ホーネットマリオンは気を取り直して、近くにいたソルジャーマリオンを訓練に誘った。



68 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:32:07 ID:k7BWVhPN0
【都内某所】
「骸教授様!ぱぴおまりおん様ノDNA回収成功シマシタ。」
科学作戦用プペロイドの1体が報告してきた。
「おお!でかした!」
ワシは狂喜乱舞した。ホーネットマリオンの勇み足によってワシの傑作の一つパピオマリオンが損失したときは
運悪くワシの近くにいたプペロイド3体を怒りに任せて消滅させてしまったものじゃ。ワシとしたことが大人気ない・・・・・・・・
パピオマリオンよ、すぐに復活させてやるからのぉ。ホントによかった・・・・・・目からまた水じゃ・・・・・
ワシは基本的にソルジャードールどもが大好きじゃ。出来ることなら1体も失いたくはない。
そんなワシの心を知ってか知らずか、あのソルジャードールは・・・・・・不良品じゃのぉ・・・・・・
蜂タイプのソルジャーマリオンには構造的欠陥でもあるのかのぉ・・・・・スペックは申し分ないのじゃが・・・・
デザイン的にも最高じゃ・・・・・う〜む・・・・・・
「ビースラッシャー!」
物思いに耽っていたそのとき、妙な叫び声とともに目の前にいたプペロイドが5体ほど真っ二つになった。
・・・・・!? ワシは不意を突かれてしまった・・・・・
「見つけたわ!骸教授!覚悟しなさい!」
(ビーマリオンか・・・・とんだ邪魔者が現れたわい・・・・・・・)
「ヘラクレスマリオン、アゲハマリオン!あとは任せたぞ!」
「かしこまりました!骸教授様!」
「ビーマリオンよ、今、貴様の相手をするほどワシは暇じゃないのじゃ。」
ワシは戦線を離脱した・・・・待てとか卑怯とかほざいておるが、待てと言われて待ったり、卑怯じゃなかったら悪とはいわぬのじゃ、たわけ!
さて、アジトに着いたらパピオマリオンの復活作業でもしようかの・・・ホッホッホ

<完>


69 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 02:34:51 ID:k7BWVhPN0
以上です。 

また広く浅い展開となってしまいました^^;

プロジェクトフォックスのときと同様に、小ネタがチラホラ見受けられますw



70 :名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 02:52:38 ID:NkCwc6Zr0
蜂女スレの206です。お邪魔いたします。
ご案内ありがとうございました。

他の職人さんには全然及びませんが、あちらの295さん(有名な方なのですね)
などに激励いただき、妄想が少し膨らんできましたので、頑張ってSS化したいと
思っています。

蜂女ではなく、別の女怪人ネタになると思いますので、もし完成した場合は
投下はこちらのスレが適切でしょうか。ただ、先日の拙作もそうでしたし、
蜂女スレでも触れましたが、私は女怪人の美女体での誘惑下僕化萌えの人
なので、たぶんそれがメインになるかと思います。
スレに合わせて改造描写も取り入れたいと思っていますが、皆さんに喜んで
いただけるようなシーンを書けるかどうかは今のところ未定です(^^;

って、ちょうど上に力作が。凄い...。拝読させていただきます。


71 :名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 08:29:17 ID:+fPXL2FOO
>>70
蜂女スレ295氏についてkwsk!

72 :名無しより愛をこめて:2008/05/08(木) 12:15:12 ID:F+10IcJa0
>>39-68
乙です。正直はっちゃけ過ぎのような気もするけど、スピンアウト作ですからこれもOKでしょうかね

>>70
熱烈歓迎いたします。あせらずに時間をかけていただいて構いませんので、ぜひ投下お願いします
改造描写うんぬんについては、特に導入にこだわる必要は無いと思いますよ
このスレの住民の方々の趣味趣向は比較的広いので、女怪人による誘惑下僕化描写と聞けば
そういうのもきっと受け入れられることでしょう

>>71
以前このスレにSSを投下されておられた「ちゃんぷるう」さんに作風や文体が似ているので
ご本人ではないかという推測がなされています
295氏自ら「自分は蜂女に改造されたい願望を持つ女性である」とおっしゃっておられるので、
おそらく間違いないと思われるのですが、正確なことはご本人に聞かないとわかりません
まとめWikiにちゃんぷるうさんの作品4編が保管されていますので、お読みになって判断して下さい
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%a4%c1%a4%e3%a4%f3%a4%d7%a4%eb%a4%a6%bb%e1

73 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 16:31:46 ID:k7BWVhPN0
>>72
感想どうもです^^ シリアスなのがよろしかったようですね^^;
シリアスなのもアイデアが固まれば作ってみたいです。

今回につきましては、ここに遊びに来ていらっしゃる骸教授さんのコミカルなキャラも入れたかったのでこうなりました。
元ネタの骸教授のキャラとのバランスに苦労しました。「1.骸のつぶやき」でたしかに暴走しすぎた感がありましたので、
徐々にブレーキをかけていきました。


74 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/08(木) 16:47:50 ID:Zaf3QIEn0
>>39-68蟻蜂フリーク様
大作乙です。自分も好き勝手やりましたが、
蟻蜂様も、いつもながら原案に囚われない奔放な構成で、
正直、ところどころ冷や汗もかきましたが(例えば、紗希ちゃんは
二十歳過ぎちゃったということでいいんですか?)、
なんか、思い切りがよくていいなと思いました
前半、まさか今回おにゃのこ改造が出てこないのか?と思いかけましたが
杞憂でしたね。怒濤の改造ラッシュ堪能しました。
欲を言うと、潜入していたアゲハちゃんが正体を現すシーンを
もうちょっと見たかった気がしました。あと、本作だと沙耶ちゃんは
けなげに頑張っているだけで(…人類征服をですが)、骸教授が
一方的にそれを疎ましく思って嫌がらせしているという感じですね。
これだと、なんだかいじらしくて可愛い感じがしました。
このスレに来ている骸教授もきっと大感激でしょう。

>>36
対抗心を燃やしたりする気はないのですが、大量洗脳ものはいいですね。
ケシ女は本編に相当するものにあたれていない(…あたれそうにない)ので、
おっしゃるとおり、やるならローズマリオンでしょうね。
ただ、アンヌ改造しまくり様の名作、ワイアール星人とかぶりそうだなあ
という気がしないでもないです。
他にも、ホヤスズメバチの話も大量改造ものだし、女狐先生の教え子が
都会の中学校でパニックを引き起こすような話の構想があったり、
(蟻蜂様がかなり自分のイメージに近いものを書かれたので、
練り直し中です)、人外スレの猿神退治の続きも大量異形化ものだったりと、
書きかけのネタと微妙にかぶっていたりもします。
なので、現段階では、プラスアルファが閃いたら、あるいは…という感じです。
すみません。

75 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/08(木) 17:01:59 ID:Zaf3QIEn0
…でも、リクエストがあるわけですから、もっているネタをそちらに合わせて
使い回すという方が正しいような気もしますね。
ただ、いずれにしても、もうちょっと練ってからにさせて下さい。すみません。

76 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 18:01:40 ID:k7BWVhPN0
>>maledictさん
レスありがとうござます^^ 『おにょこのこ』改造になっていたことに気づき、後半のような改造ラッシュとなりました^^;

@紗希ちゃんの年齢の解釈
組織が3年間ほど停止してましたので、それを織り込んだら・・・紗希ちゃんたちの年齢は頭痛いですね^^;
読み手の皆様各自で、都合の良い解釈を楽しんでください^^;(例:細かいところ無視して、3年⇒3ヶ月に変更)

Aアゲハマリオンの変身シーン
アゲハちゃんの変身はご指摘のとおり、私の反省課題です。表現力をつけれるよう更なる努力をしていきたいと思います^^;

B紗耶ちゃんの組織内でのキャラクターについて
紗耶ちゃんは人間に対しては残酷ですが、組織内ではあんな感じかなっと私の勝手な想像ですw



>>骸教授さん
孫娘さんは勝手に設定させてもらいました。スイマセン^^;(あれでよかったです?)
お名前は漫画界の巨匠、ドラゴンOールの作者様の代表作の一つにちなみました。邪念獣ガッジーラはおまけですw








77 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/08(木) 20:26:58 ID:Zaf3QIEn0
そういえばBeeF様がドールファクトリーの「作品解題」で下記のようなことを書かれてました

>読み返してみると、骸教授のキャラがちょっと軽すぎますね。
>後の話に登場するキリサキ長官やドクター屍といい、
>私の書く話では悪の大幹部はちょっと脳天気キャラになる傾向があるようです。

(グーグルにキャッシュが残っていればまだ読めるかと思います)
ttp://209.85.175.104/search?q=cache:bT0lsahvqasJ:artofspirit.hp.infoseek.co.jp/commentary.html+site:http://artofspirit.hp.infoseek.co.jp/commentary.html&hl=ja&ct=clnk&cd=1

だから前半のあのキャラは路線としてはOKなのかもしれませんよ
見るからに強面のおっさんが人の首を容赦なく落とす…のはもちろん怖いですが、
軽いノリで人を殺しまくるキャラというのも独特の怖さがあると思います。


スレが変わったので自分も「砕かれた思い出」の方をアップせねばなりません
多分土曜日あたりに章ごとにわけてゆっくり行くかと思います
自サイトにあげてから間が空いたので、かえってスレ汚しになるなら遠慮します

それと、告知遅れましたがショッカー蜂女のSSようや自サイトにアップしました。
アップまで時間がかかったのは推敲していたからではなく、単に
時間がなかっただけで、ちょこちょこ直しはしたものの、大きな改稿はしていません。
本郷と蜜子の全然エロくないエロシーンを追加したのと、
「オレの拳は鈍るだろう」というセリフを、少し説明的に書き直したくらいです。
投下後頂いたご意見をほとんどとりいれられず、申し訳ありません。

…長々と宣伝失礼しました。

78 :ダイレン:2008/05/08(木) 23:15:39 ID:d6gZyoWNO
>蟻蜂フリークさん
乙です。内容が多くて全部脳内映像化は出来てないんですが、ずいぶんと大作を……


度々ご相談してすいません。現在スランプなわけなんですが……どなたか由美ちゃんを題材・あるいは巻き込まれを書いてくれませんか?
何かしら刺激を外部から得たいんです。

79 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/08(木) 23:43:36 ID:k7BWVhPN0
>>ダイレンさん
レスありがとう^^ 色々想像して楽しんでくださいw 邪念獣ガッジーラの細かい描写ってわけでもないのですが
maledictさんのHPのゲストブックにガッジーラがどんなものなのか書き込んでおきましたw よければ脳内映像化
の参考にどうぞ^^

今作ってる短かめのSSにワンシーンだけ由美ちゃんを出しましょうか?w

80 :ダイレン:2008/05/08(木) 23:54:23 ID:d6gZyoWNO
あ、すいません。ありがとうございます

少しでも何かしらのキッカケが欲しいですし、ロリ好きな僕は喜ばしいかぎりです

81 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:29:13 ID:OH8hXce70
>>maledictさん・ダイレンさん
お約束のSS、予想よりもかなり早く出来ましたので投下します^^

82 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:29:50 ID:OH8hXce70
「野望教授 SSヘルマリオン おまけ」
【警視庁 公安部】
「これがプペロイドの頭脳回路に記録された映像か・・・・・」
公安部外事第3課課長の長田が会議室のモニターを食い入るように見つめている。
「はい、先日、ディソルバー・サキがビースラッシャーで仕留めたプペロイドの残骸の頭部を分解した際、分かったものです。
ほんの一部を編集したものですが、このプペロイド、いろいろな事件に関わってますね。」
映像資料を持ってきた部下・田中が説明する。
「新しいところでは先日の女子高襲撃事件に加わっていたようです。その時の記録映像がありました。
そろそろ、その場面にいくかと思いますが・・・・・・」



83 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:31:03 ID:OH8hXce70
「何だ、貴様!」
警察官が発砲する。体のどこかに命中したことが、画像全体に一瞬、ぶれが生じることから分かる。
「う、うわぁ・・・・・・・やめろぉ・・・・・!」
画像全体が真っ赤に染まる。警察官の返り血浴びたらしい。
モニターを見ながら長田は顔をしかめる。
徐々に画像は元の色に戻っていく。水平チョップを食らったSITの係員の首が吹っ飛ぶ様子が映る。
その直後に、どこからかサブマシンガンの音がして画像がぶれる。
SATに背後から撃たれたらしいが、協力者・藤沢教授の情報どおりSATが装備する9ミリ口径のMP-5では致命傷も与えられないらしい。
それに構うことなく『映像の主』は目の前の機動隊員にパンチを食らわせる。その拳はポリカボネート製の盾を貫き、みぞおちを直撃する。
機動隊員は口から血を吐き絶命したようだった。ショッキングな殺戮の映像が次々と映し出される。
(藤沢に今度、完全体のプペロイドでも調達してもらうか・・・・・・・)
長田はモニターを見つめながら思った。
「ここまでが包囲体制を崩壊させられた我々の屈辱的なシーンです。上層部はかなり衝撃をうけたそうです・・・・・。」
「だろうな・・・・。」
長田はタバコの煙を吐き出す。



84 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:33:56 ID:OH8hXce70
画面が切り替わる。ヘルマリオンに鹵獲(ろかく)された機動隊の輸送バスの中の様子が映った。
「2台鹵獲されたうちの1台の中ですね・・・総理のお孫さんの山口恵美さん他、拉致された女子高生たち。監視役のプペロイド数体、
ヘラクレスマリオン、それに擬態を解いて、我々のヘリを攻撃しに行くアゲハマリオンが記録されています。」
「ヘラクレスマリオン・・・元自衛官のフリーター、空手有段者の斉藤和喜ね・・・で、アゲハマリオンが、この前の弁護士とその妻
が殺された事件の被害者の娘、安田理沙か・・・擬態化して工作員みたいなことをしていたようだな・・・・・。」
「はい。おっしゃる通りです、課長。事件後、一時的に行方不明になっていた時間帯にソルジャードールに改造されたと考えられます。
刑事部の捜査本部は今も行方不明の彼女の兄を重要参考人として追っているようですがね。」
「どうせ兄貴も拉致されたんだろう?協力者『F』は知らないようなことをいってたけどな。」
長田はモニターを再び見つめた。ちょうど、擬態を解くシーンが映し出されていた。



85 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:34:48 ID:OH8hXce70
「アゲハマリオン、ヘリを始末しろ!」
「はい」
座席ではなく直に座らされている女子高生たちの1人、安田理沙に異変が現れた。
セーラー服の背中が盛り上がり、上着が二つに裂けたかと思うと、巨大なアゲハ蝶の羽が姿を見せた。女子高生たちが悲鳴をあげる。
変身した安田理沙の頭部は基本的に人間の面影を残しているが側頭部に蝶の複眼が現れ、額からは触角が生えていた。
若干、顔面にも変化が現れ、唇や目元もモニターでは角度的にわかりづらいが、例えるならば、悪役レスラーのような化粧を施した感じに
なっていた。
上半身は全体的に黄色ベースであるが、乳房など、ところどころ蝶の羽のような模様が見うけられる。羽があることを除いて
人間に近い形状ではあるのだが、少し質感が異なっている。光沢のあるナイロンとでも言えばいいのであろうか。
立ち上がる際、スカートやショーツを邪魔なものであるかのように自ら剥ぎ取り、それらはビリビリと音を立てて破れ落ちていった。
下半身の色合いは上半身と同じで、足元は赤いブーツを履いているかのような形に変化している。
擬態解除の際、靴下や靴は粉々、あるいは、破れ落ちてしまったのだろう。足元に着衣の布片が散らばっていた。
アゲハマリオンは輸送バスの側面の窓からそれに張られた投石防止用金網を突き破って、ヘリの方を目がけて飛んでいった。
画像はショックで呆然としている女子高生に切り替わった。そして、数秒後、爆発音が聞こえた。アゲハマリオンに乗員を放り出されて、
空になったヘリがバスを追尾していた覆面パトカーの車列に投げつけられ、爆発したのだろう。
「連中、やりたい放題だな・・・・・・くそったれ」
長田は灰皿にタバコを強く擦りつけた。



86 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:38:42 ID:OH8hXce70
画像はアジト内部に切り替わる。鼓動するマリオンラーヴァの不気味な姿が映る。
「貴重なアジトの映像です。かなり気持の悪い映像が続きますけど、ご覧になりますか?」
「かまわない。続けてくれ。」
テーブルに置かれたコーヒーを飲むと長田は再びモニターに視線を移す。

「ほっほっほ・・・・愉快じゃわい。下等動物のメスが触手に絡まれて変化していくのは興奮するのぉ〜」
(こいつが組織ナンバー2『だった』骸教授か・・・・・・藤沢はこいつの部下というわけか・・・・)
長田は藤沢の姿を探したが見当たらなかった。見当たるわけもないのだが・・・・・・
マリオンラーヴァの中では25歳ぐらいとみられる女性が何本ものウネウネと不気味に蠕動する触手に絡まれながら変貌を遂げていた・・・・・
そして手術台が吐き出された。
「こりゃまた傑作じゃわい!ムカデのソルジャードールか。そうじゃのぉ・・・お前はセンチピードマリオンと名乗るがよい。」
「骸教授様、ありがたき幸せです。ヘルマリオンに栄光あれ!」
センチピードマリオンが跪いている様子が映る画像の背後に檻が映っているのに長田は気づいた。
中には20歳ぐらいのバスガイドと思しき制服姿の女性と、30人ほどの小学5,6年生ぐらいの男女の児童が確認できた。
「バス遠足児童大量拉致事件の子供たちじゃないか!おい、まさかこんな小さな子供たちまで・・・・」
長田はコーヒーをこぼしそうになった。
田中は下を向いて首を軽く左右に振った。


87 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:40:22 ID:OH8hXce70
プペロイドが泣きながら足をバタつかせ抵抗するバスガイドを手術台に引きずっていく映像がモニターから流れる。
彼女も全裸にされ、手術台に載せられるとすぐに、マリオンラーヴァに押し込まれていく。
彼らの担任教師と思われる女性と同様、その内部でグロテスクな動きをする何本もの触手に絡まれていった。
「ほほう・・・・・今度はセミか・・・・それもヒグラシのようじゃのぉ。ほっほっほ。ヒグラシマリオンでよかろう。そう名乗るがよい。」
「ありがとうございます・・・・骸教授様。組織のために全力を尽くします。」
骸教授の視線が画像と一致する。このプペロイドと目が合ったのだろう。
「おい、そこのプペロイド、檻から素体をつれて来い!」
「カシコマリマシタ!」
映像の主のプペロイドが檻の前に立つ。映し出されたのは怯えきった表情の小学生だった。うつむいたり、泣いたりしている子もいる。
目の前の可愛らしい少女に手を伸ばし引きずっていく。
「きゃぁ!助けて・・・・・・!」
「由美ちゃーん!」
クラスメートたちは彼女を助けたくても、これ以上にない恐怖のあまり動くことさえ出来なかった。


88 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:42:11 ID:OH8hXce70
「なんじゃ?もうガキしかおらぬのか。ソルジャードールにするには、ちと適当ではないのぉ・・・残念じゃ。センチピードマリオンよ、命令じゃ!
ガキどもの選別をするのじゃ。まず、メスでは容姿の悪い者を、オスでは知力または運動能力が優れた者以外をすべて処分するのじゃ!
処分の方法はお前に任せる。お前が今まで担任してたのじゃ。選別するのは簡単じゃろ。選別した後は残りの者を適齢期が来るまでの間
優秀なヘルマリオンの戦士になるように、お前が責任を持って下等動物だったときのように教育するのじゃ。ほっほっほ。」
「はい、かしこまりました。お任せください、骸教授様。わたくしが徹底的に教育いたします。フフフフフ」
その邪悪に満ちた表情には優しい美人教師の面影など微塵も残っていなかった。
「き、木下先生、どうしちゃったんですか!もとの先生にもどってください・・・・・・・・・・・・・・・」
「あら、由美ちゃん、下等動物のクセに指図するの?生意気ねぇ。じっくり『教育』しなきゃねぇ。あなたは可愛らしいから『合格』よ。
よかったわね。フフフ」
センチピードマリオンは檻の前まで歩いていき、教え子たちを選別し始めた・・・・・・。
「フン、下等動物たち、担任だったよしみで選別してあげるわ。まずは男子の『合格』は相本、東、角倉、佐竹、玉崎・・・・・・」
この異常なやり取りの様子が映像としてモニターから流れてくるのを長田は唖然として見ていた。
やがて、どちらに分けられても不幸な『恐怖の選別』が終わったらしい。『不合格』にされた子供たちは、美人で誰にも平等に優しかった
担任教師がムカデの怪物に改造された挙句、人格まで変わってしまったことにショックを受けたうえ、「不用」のレッテルまで貼られてしまい、
かなりの精神的ダメージを被ったようだった。うなだれてプペロイドにどこかへ連行されていく・・・その様子がモニターに流れている。
長田は戦慄を覚えた。(こりゃ早急に有効な対策をしないと、とんでもないでもないことになるぞ・・・・・・・)



89 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:43:12 ID:OH8hXce70
「ビースラッシャー!」
ディソルバー・サキの声とともに画像が砂嵐になった。映像の主のプペロイドが倒された瞬間でもあった。
「記録映像は以上です。この映像は警察庁長官や警視総監はおろか、山口総理までもご覧になったそうです。とくにお孫さんも被害者として
映像にも出てきましたので、かなり関心をもってご覧になったようで・・・」
「だろうな。そういや、ソルジャードールって擬態能力があるんだよな?」
「はい。映像にもありましたが、改造前の姿そのものに。」
「山口総理のお孫さんはどうした?」
「たしか、極秘裏に3日ほど前に解放されましたが・・・・あ!まさか・・・」
田中がハッという表情をした。
「そのまさかだよ。根拠はないが嫌な予感がするんだ。もし協力者『F』がやつらの工作員だったら?」
「身辺調査はしてありますが、あり得ないとは言い切れないですね・・・・」
「協力者『F』の身元を再調査しろ。今度はもっと慎重かつ徹底的にな。それと総理の孫娘を行動監視対象者に加えろ。」
「はい。」
田中が会議室を飛び出していく。
「お疲れ様です。外事3課の長田です。部長、例の件についてですが、ご相談したいことが・・・・」
長田は早速、上司の公安部長に内線を掛けた。
(技術班の協力者『F』・・・藤沢が改造の現場にいなかったことが妙に気になる・・・・それにソルジャーマリオンの擬態能力・・・・・
臭うぞ・・・すごく嫌な臭いがする・・・・・)

数日後、『山口首相、自衛隊に治安出動命令を検討か!』という見出しが新聞紙上に躍った。

<完>


90 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 09:49:56 ID:OH8hXce70
以上です

ダイレンさん、由美ちゃんは改造したほうがよかったです?^^;
ダイレンさんの奮起を促すため敢えて改造しなかったんですけどね(笑)
それと17〜25歳ぐらいがソルジャードールの適齢期という
私の中の勝手なルールの影響もありますw

maledictさん、アゲハマリオンへの変身シーンはいかがでしたか?
自分的には、かなり詳細にしてみましたけど^^;

91 :ダイレン:2008/05/09(金) 10:46:40 ID:v83w26/SO
小田急線停まりました……大学の授業間に合いそうにないです
投稿・書き込み含めて携帯なので書かせていただきます

>蟻蜂フリークさん
乙であります。由美ちゃんの萌え度いいすね
世界観はヒーローなしの骸教授のみですか?言うなれば警視庁がヒーロー側ですか。

瞬時にスピンオフ続編で由美ちゃんを初のヒーロー(ヒロイン)路線で行こうかという妄想が広がりました

92 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 11:04:30 ID:OH8hXce70
>>ダイレンさん
レスありがとう^^

ヒーローはいないけど、ディソルバー・サキ(ビーマリオン)というヒロインがいます。
 http://book.geocities.jp/maledictarum/beef/dollfact-setting.html
に基本設定が出てますので読んでみてください^^

私はヒーローなし路線が好きなので、サキは申し訳程度にしか出しませんw
警視庁公安部を出してみたのは、小さな探偵事務所よりも情報収集能力が格段に違い、
話も広がるかな〜っていう狙いがあったからですw また、軍隊・警察関連ネタも
好きなので自分が書きやすいかなという思いもあるので(笑)

スピンオフの際にはBeeFさんの基本設定は維持するようにお願いしますw
(お前が言うな!ってツッコミが聞こえますがw)



93 :ダイレン:2008/05/09(金) 11:15:32 ID:v83w26/SO
やっと電車動きました

よく読めば、昭和仮面ライダー世界観の地続きでしたね。ショッカーの壊滅が言及されてますし


ビーマリオンはどこかで戦ってるけど、出ないみたいな感じですか?
選別不合格組がビーマリオンに助けられ、合格組が捕まった状況からスタートしてみようかと思います
僕は基本ハッピーエンド好きですから。ヒロイン系書くのは初めてです

94 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/09(金) 12:02:31 ID:OH8hXce70
>ダイレンさん

仮面ライダーの世界観は、お遊びのつもりで出したので、真面目に捉えなくても結構ですw

ビーマリオンは、僕の場合は多用しないつもりです。ただ、今のところの構想では、
必ず1シーンは出してあげる予定ですw

不合格者、助けるんですね^^ 自分だったら邪念獣か実験材料ですねw 

完成、楽しみにしてますので頑張ってください^^

95 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/09(金) 12:42:31 ID:sKWPdTqx0
>>蟻蜂様乙です。
警察や軍隊が活躍するのは蟻蜂様の作風ですね
自分は昭和ライダーテイストで警察は蚊帳の外に置いちゃいます
悪の組織の存在はよいこのみんなとライダー周辺の人しか知らない、という感じで。

…ええと、>>81でご指名あったので書き始めましたが
出かける時間になってしまいました。感想の続きはまた

96 :ダイレン:2008/05/09(金) 13:46:43 ID:v83w26/SO
電車は停まるわ、大学に着いたら一週間の楽しみの体育は終わる寸前だわ、ゼミは休講と不運続きです°・(ノД`)・°・


不合格組は実験材料ってのは確かにありそうですよね。第1話の敵はそんな感じかと

由美ちゃんは紗季とは対照的に浄化=救済ですかね。紗季との性質の違いもテーマにいれたいような

97 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/09(金) 18:25:50 ID:DtYwAmjg0
>>90蟻蜂フリーク様
自分は怪人のデザインについてはわりと適当な方で、まあ「専門外」なんですけど、
アゲハマリオンはイイ感じだとおもいます。…実は>>74で書いたのはむしろ
同級生との絡みの経緯を詳しく見たかったということ(味方だと思っていた友が
「ふふふ」と正体を現し、おにゃのこが絶望し恐怖するシーンが萌えのツボなんで…)
なんですが、よく考えると今回の筋の流れからちょっと難しかったですね。
それはそれとして、短く濃縮されていて楽しめました。改めてお疲れ様です。

98 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/09(金) 18:29:02 ID:DtYwAmjg0
>>36
ローズマリオンの話を書くなら、「第二話」がいいかな、と思い立ちました。
ローズマリオンというより、紗希の扱いの方への関心からなんですが、
二話くらいの時期だと、友人だったスパイダーマリオンを自ら手をかけて殺したことに
激しく悩み、また異形化した自分の体に恐れおののく、というお約束の描写が
できそうだな、という思いつきです。話が進むにつれ、そのあたりには
「慣れ」が出てきてしまうでしょうから。

ただ、「2話」となると探偵との出会いを書かないといけないのでしょうが、
あの探偵、個人的には色々と妄想が膨らんでいて、
現段階ではあまり詳しく描写したくないのです。
最終回でどうなるのか、についてはっきり決めてから具体的な
キャラ設定をしたいなと思うところがあります。まあ、
詳しく書かなければいいだけなんですが。

99 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/09(金) 18:30:38 ID:DtYwAmjg0
実は設定資料のある部分を一行十七文字に設定して
二列目をタテ読みしたら「らすぼスハたンてい」と読めた








…などという事実はないんですけどね。

100 :名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 18:55:13 ID:Iq5K17w50
>>99
びっくりしたw
なんか、maledictさん自らものすごいネタバレをなされたような気がするんですが気のせいですよね

へっぽこ探偵さん、どんなキャラでどんな活躍をされるのか、楽しみです
名探偵コナンの毛利小五郎みたいなのか、それとも破裏拳ポリマーの車錠みたいなのか
ふだんはダメダメでも偶然の行動が紗希ちゃんを助けてしまったりするんでしょうか

パピオマリオンの話からして、maledictさんは江戸川乱歩や古いミステリのファンでも
あるみたいなので、迷探偵がどんな迷推理をやらかすのか楽しみにしています

101 :ダイレン:2008/05/09(金) 20:06:02 ID:v83w26/SO
早速執筆開始しました


ヘルマリオンはBeefさんから始まり、作者の数だけ歴史分岐がありますね
蟻蜂フリークさんが書いた歴史だと由美ちゃんは悪側なのかなー、と考えたり
自分でも善サイドの改造を書くのは初めてです。エロパロでも被害者として弱い立場ばかりでしたし

102 :名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 20:57:36 ID:0TlVfhfB0
DNAから再生可能なら素体改造する理由がないよなあ。

量産が利くのと同義だもの。元はバックアップの為と後々の改良の為に残すよ。

103 :名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 21:24:51 ID:D0BvJYge0
DNAから再生できるのはしょせんクローンだからな
天然のクローンである双子の能力が同じでないのと同様
クローンを作っても決して同じ能力にはならない
経験や知識が違うんだもの
再生怪人を作る役には立つかも知れないが

104 :名無しより愛をこめて:2008/05/09(金) 23:27:09 ID:0TlVfhfB0
戦争は数だよ兄貴。ワンオフより量だよ。

105 :ダイレン:2008/05/10(土) 00:44:58 ID:IjZT2oAvO
しかし時には1人の、少数の強者が一騎当千をする

それこそがヒーロークオリティ

106 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 02:06:01 ID:wC016Lx+0
だが女怪人を作る際に重要視される要素はただひとつ「美貌」ではないのか
はっきり言って身体能力や知能はどうでもいい
それならばクローンだろうが何だろうがおk

107 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 03:10:17 ID:nY+09QLO0
>>35
>ここの1スレ目で話題になっていたブラックの「MADソルジャー計画」が
>あっちで紹介されたりなど、最近何だかわけが分からなくなりつつありますが

その「MADソルジャー計画」でエロ絵師(新貝鉄也と言えば特撮のキャラデザだと思うんだがw)が
描いた「ヒロインの全裸の改造シーン」の画像ほかが蜂女スレにうpされてるぞ!

108 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 09:30:37 ID:EItRhVDa0
>>106
いくら美人でも同じ顔ばっかりズラリではなあ…と思ったが
水野久美ばかりの惑星(♂はいらん)があったら行ってみたいと思うよなあ

109 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 10:08:17 ID:ODTpe2km0
>>106
身体能力に関しては持久力以外は♂の方が強いわけで
♀タイプは普通に考えれば篭絡用にしかならんと思う
だから♀タイプの怪人は美貌以外にも知能ってのが
重要なファクターになるかもしれん

110 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 10:11:29 ID:7KhoNLms0
>>100
自分のイメージもその辺で(あと、キューティーハニーの早見とか)、
多分BeeF様もそうではないかと想像しています。
「ホラマー」みたいなエピソードがあっても面白いかもしれませんね
あと、蟻蜂様の作品のように警察を巻き込む展開になる場合、
クウガのおやっさんのような逆・立花藤兵衛状態(他の人が皆帆村みさきの
正体を知っているのに、探偵一人がそれを知らない)にもなりそうです。
色々あった紗希が唯一心を許せる好人物、と位置づけていて、
それゆえに最終回近くでの運命が気がかりになる人です。
で、「へっぽこ」の度合いとして
 1.人はいいがやることなすことドジばかり
 2.実は結構優秀なのだが、(多分、人のよさゆえに)いつもツメが甘い
のどちらがいいのか、迷っています。それぞれ一長一短な気がします

あと、乱歩やミステリは実はあんまり詳しくありません。詳しくないので、
その部分を一まとめに片づけられる設定をこじつけたということで

>>107
おお!「何度もヌイた」という例の書き込み以来、ずっと見たいと思っていました。
なぜかもう少しきつい顔の女性を想像していたのですが、清楚な感じで萌えです

111 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 10:32:29 ID:7KhoNLms0
「『ディソルバー・サキ』第X話「砕かれた思い出」」投下行きます。
BeeF様と言えば鬼畜、鬼畜と言えばBeeF様、と自分は思っており(…誉めてます)、
その部分への自分なりのオマージュのつもりです。BeeF様による下記作品の後日譚、
第二弾(時系列では前作よりも前)です。まずこちらをお読みください。
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b0%ad%cb%e2%a4%ce%a5%c9%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%d5%a5%a1%a5%af%a5%c8%a5%ea%a1%bc%28Prologue%29
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b0%ad%cb%e2%a4%ce%a5%c9%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%d5%a5%a1%a5%af%a5%c8%a5%ea%a1%bc%a1%ca%c0%df%c4%ea%bb%f1%ce%c1%a1%cb
かつての、心優しく勇敢な少女だった頃の沙耶ちゃんの姿を頭に刻みながら読むと、
悪堕ちギャップが楽しめるかもです。

6章構成で、章の切れ目の、規制がかかりそうなあたりで一度切るかもしれません。

112 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 10:32:43 ID:A25izO4aO
>>110
>「へっぽこ」の度合いとして

あとピンクパンサーのクルーゾー警部みたいに
3.実力はまったく無いんだけど悪運が異常に強くて、まぐれで事件を解決してしまう
というタイプもあるのでは?

113 :砕かれた思い出1/思い出との再会(1/5):2008/05/10(土) 10:33:55 ID:7KhoNLms0
 帆村みさき、十七歳。獅子堂探偵事務所の助手。ショートカットに
眼鏡の、目立たない少女。だがその正体は常人をはるかに超えた能力を
駆使し、悪の組織「ヘルマリオン」と戦う女戦士「ディソルバー・サキ」
である。ヘルマリオンは彼女を改造した組織であり、その主要な構成員は
みな彼女のクラスメート。そんな過酷な運命の中、紗希は今日も戦い続ける。

 紗希には日課があった。週に一度、慎重に慎重を期しつつ、両親の
住む家の様子をそっと見に行くのだ。ヘルマリオンの手になる不穏な
事件は日々頻発している。平穏に暮らす両親がいつそれに巻き込まれるか、
紗希には気が気ではなかったのである。
 もちろん、両親の元に帰ることなどできはしない。脱走した紗希の
身元は組織の知るところとなっている。クラスメートも、双子の姉の
紗耶も、今やヘルマリオンの一員なのだ。それゆえ、紗希は両親の前に
現れて自分の無事を報告することも、自分や紗耶がたどった恐ろしい
運命を伝えることもできない。できるのはただ、敵の監視の目が光って
いるであろう自分の家を遠くから観察し、両親の無事を確認することだけだ。
 この程度の間接的な接触でも、両親や自分自身に危険を招き寄せる
可能性が皆無とは言えない。だが、紗希はにそれをやめることがどうしても
できずにいた。親子の情という自然な心の働きがそれを許さなかったのだ。
いざとなれば、やつらの攻撃を払いのければいい。幸い、自分は「仲間」の
中でもかなり高性能であるらしい。幾多の戦いでの勝利が、紗希に
そんな自信を与えていた。

114 :砕かれた思い出1/思い出との再会(2/5):2008/05/10(土) 10:35:07 ID:7KhoNLms0
 その日も紗希は、深夜、自宅からやや離れた場所から両親の安らかな
寝息を識別し、安心して帰路につこうとしていた。だがそのとき紗希は、
家の周囲のどこかに、両親とはまた別の、聞き覚えのある息づかいを
感じ取った。その正体を明瞭に判別するよりも早く、紗希の心には懐かしく
心地良い思い出が数知れず湧きあがった。学校帰りの楽しい談笑、休日の
胸躍るショッピング、合宿先で夜通し語り合った興奮。そんな思いが
紗希の心を満たす。これは、この感じは…
 紗希は暗闇の中で超感覚を働かせた。そしてすぐ、人通りのない路地裏に、
かつての懐かしい親友の姿を確認した。相良ちさと。中学時代からの
紗希の大親友。どちらかというと内向的な紗希に対して、快活で活動的な
性格で、その正反対の部分が、互いの間に尊重や支え合いを生み出す。
そんな、互いにとってかけがえのないよき友が紗希とちさとであった。
 …だが、それはあくまでも、あの悲劇が起きる前までの、遠い過去の
記憶だ。あの日以降のちさとは、もはやかつての陽気で快活な少女では
ない。ヘルマリオンの手でその脳に人工頭脳を埋め込まれた、恐るべき
人類の敵、悪魔の操り人形、モルフォ蝶のソルジャードール・パピオ
マリオン。それが今のちさとである。たしかに目の前に横たわっている
ちさとは人間の姿をしている。だが、これはあくまで擬態であり、真の
姿ではない。それはちょうど「変身」前の紗希あるいは帆村みさきの姿が
本来の姿ではなく、あくまで仮の姿であるのと同じだ。
 だが、ちさとの様子は明らかにおかしかった。呼吸が不規則で、今にも
消え入りそうだ。目をこらすとすぐにその原因が分かった。腹部に大きな
穴が空き、大量の体液が流出した形跡があるのだ。
 紗希は悩んだ。紗希の「感情」は、目の前の傷ついたかつての友を、
安全な場所に運び介抱すべきことを告げる。他方、紗希の「理性」は
それに反対し、今こそ、恐るべき敵の息の根を止める好機である、と
訴える。どうしたらいい?どうしたらいいのか…

115 :砕かれた思い出1/思い出との再会(3/5):2008/05/10(土) 10:36:19 ID:7KhoNLms0
 結局、紗希は人としての情に従った。衣服を脱ぎ、ディソルバー・サキ、
あるいはミツバチの改造人間、ソルジャードール・ビーマリオンの姿に
「変身」し、文字通り「虫の息」のちさとを抱き、夜明け前の空を飛翔し、
アパートの自室に戻ったのだ。
 自室に戻った紗希は、苦しみ続けるちさとを布団に寝かせ、自らの
乳首をちさとの口に含ませている。体内に、ヒーリングハニーと呼ばれる
物質を送り込んでいるのだ。ヘルマリオンによる一時的な洗脳を解く
など、各種解毒作用・回復作用があり、また高純度の栄養剤でもある。
但し、ちさとに組み込まれた人工頭脳の呪縛を解くまでの効果はない。
 「授乳」が終わると、ちさとの途切れそうな息が少しずつ回復を始めた。
あとは改造人間の驚異的な回復力が、腹部の穴すら急速に塞いでいくはずだ。
 半ば衝動的に治療を終えた紗希は、冷静になり、そしてため息をついた。
どうしよう。息を吹き返したらやはりちさとと戦い、結局は殺してしまう
ことになるのだろうか。だとしたらなぜ自分はあのままちさとを死なせ
なかったのか?
 …説明などできない。それが人間というものだ。脳をいじられなかった
自分と紗耶たちとの違いはそこにこそあるのだ。そう言うしかない。
 しばらくして、ちさとがうっすらと目を開ける。紗希は緊張し、そして
「変身」を解いてしまったことを軽く後悔する。ことによると直後に
戦いが始まるかもしれない。この姿では十分に戦えない。
 だが、目を開けたちさとは予想外の反応を示した。一切の邪悪さから
解き放たれた目で紗希を見つめ、童女のような口調でこう問いかけた
のである。
「おねえちゃん、だあれ?」

116 :砕かれた思い出1/思い出との再会(4/5):2008/05/10(土) 10:36:54 ID:7KhoNLms0
 あれから三日がたった。ちさとの傷はかなり回復した。そして紗希は
ちさとの身に起きた異変の概略を知った。
 ちさとは記憶を失っていた。改造されてからのことも、改造される前の
ことも、ほぼすべての思い出を失っている。ちさとに残っている断片的な
記憶は、例えば「ふと気が付くと自分が恐ろしい怪物に変わっていて、
怯える自分を、やはり怪物になった友達が追いかけてくる夢」であり、
また「怪物になった自分が、体に手を差し込み、何かのカプセルを抜き
取っている夢」であった。それは「夢」ではなく、ちさとが力尽きて
倒れる直前までの記憶に違いなかった。つまり、ふとしたきっかけで
脳改造の呪縛から解き放たれたちさとは、自我の覚醒と共に発動する
自爆カプセルを自ら摘出し、追っ手の攻撃を受けつつ、必死に脱走して
きた。そして追っ手はまいたものの、力尽きてあの場に倒れ込んで
しまった。そんな経緯を、その「夢」は指し示していた。実際、今の
ちさとからは、ソルジャードール固有の凶暴な破壊衝動や、ヘルマリオンの
命令への強烈な忠誠心などの禍々しい爪跡は消えていた。記憶は失った
ものの、脳改造が解除されているのは間違いなさそうだった。
 やがて、幼い子供のように紗希にすがるちさとを見て、紗希の心に
一つの決心が芽生えた。ちさとの思い出を取り戻してあげよう。ちさとが
もとのちさとに戻ったら、彼女の意志を聞く。もしも一緒に戦う決意を
してくれたら、こんなに心強い味方はいない。もし戦いに背を向け、
安息と隠遁の道を選ぶなら、それもやむを得ない。それは十七の少女
としては当たり前の選択だ。むしろ恐ろしいのは、自分自身が何者か
という自覚もないちさとが、何も分からないまま自分と一緒に戦うと
言い出すことだ。そんな状態は人形と同じだ。そんなちさとを戦いに
追いやるとしたら、自分自身が、ヘルマリオンと同じ穴のムジナに
なってしまう。紗希はそれを避けたかった。

117 :砕かれた思い出1/思い出との再会(5/5):2008/05/10(土) 10:39:06 ID:pEkVjd3pO
 とりあえず、明日の休日、変装して二人の思い出の場所を巡ってみよう、
と紗希は思った。そうすればちさとは過去を思い出すかもしれない。
それはまた、あの事件以降音信を断ってしまった親しい人々の安否を、
紗希自身が確かめられるかもしれない、またとないチャンスでもあった。


118 :砕かれた思い出2/狂乱の放課後(1/5):2008/05/10(土) 10:40:28 ID:7KhoNLms0
 最初に向かったのは二人が通学路にしていた学校近くの公園だった。
休日らしく、子供連れや、カップルや、犬を連れた人々が行き来する
平和な場所。
 かつて通ったルートを同じように巡り歩く。その途上、紗希は懐かしい
知人を見かけた。あわてて目を背けようとした紗希の動作がかえって
先方の興味を掻き立て、こちらに注目させてしまうことになった。
 知人とは、二人が属していた文芸部の部長をしていた、樫輪聡美と、
その同級生佐堂滝彦である。二人とも新本格ミステリとライトノベル
専門の読書家で、八十年代以前の小説は一冊も読んだことがない、と
豪語していた。だがその読書量と速度はすさまじく、このジャンルに
属する膨大な作品をあらかた読み尽くしており、また授業中に分厚い
京極堂シリーズあたりを丸一冊読むなどはざらだった。しかも読書は
授業中と決めているらしく、休み時間や放課後には一切読書はせず、
部室に来るとトランプを始めながら「今回のは長くて、部活が始まる
までに読み終わるかどうか、焦った」などと、わけのわからないことを
言う。そんなことをしながらも二人とも成績はそこそこ上位というのも、
なおさらよくわからない。
 佐堂は紗希の初恋の対象であった。だがその恋は、強力なライバル
である聡美の存在によってあっさり潰えた。一方、聡美はちさとの憧れの
女性であった。聡美は多芸で、慰みに書いた小説がある新人賞の最終選考
にまで残ったことがある。中学時代「ラノベ作家になってひと山当てる」
という、がめついのかロマンチックなのかよくわからない夢をもって
いたちさとは、その夢が醒めた後でも、華やかで多才な聡美に憧れる
のはやめなかったのである。

119 :砕かれた思い出2/狂乱の放課後(2/5):2008/05/10(土) 10:41:34 ID:7KhoNLms0
 紗希はなんとか他人のふりを貫こうとして、足早に通り過ぎようとした。
だが、眼鏡や帽子による変装にもかかわらず、結局聡美たちは二人の
正体を見抜いたようだ。振り切って逃げ出すかどうか紗希が迷っていると、
いきなりちさとがうれしそうな顔になり、大きな声を上げた。
「かしわせんぱい!」
 ちさとの記憶が断片的にであれ戻ったことを知った紗希は、足を止め、
公園のベンチに他の三人を誘った。
 聡美たちは揃っていわゆる一流大への進学が決まったらしい。また、
明言はしないが、二人は本格的につきあい始めているようだ。そんな
近況を語った聡美が、今度は二人に質問する。
「で、紗希とちさとは?どうしているの?……何が、あったの?」
いっとき世間を揺るがせた女子高生大量失踪事件の被害者二人が、変装
しながら公園を散歩しているのだ。興味を持たない方がおかしい。
だが、うまく言い出せずに黙っている紗希を見て、聡美たちは深く
詮索するのをやめる。
「まあ、あの後、もっと信じられない事件が毎週のように起こるように
なって、あなたたちの件も世間では忘れられてるんだけどさ。やっぱあれ?
国際的な陰謀団とか?あは…」
 紗希たちに何か込み入った事情があることを察し、深く立ち入ろうと
せず、冗談めかして話してくれる聡美が紗希にはありがたかった。それは、
ただならぬ事態に巻き込まれることへの、本能的な警戒心の表れだった
のかもしれない。だが、こうしてくれている限り、この二人をこれ以上
巻き込んでしまうことはないだろう。

120 :砕かれた思い出2/狂乱の放課後(3/5):2008/05/10(土) 10:42:35 ID:7KhoNLms0
 ちさとはにこにこしながら憧れの人を見ている。それを見た紗希も、
思い切って先輩たちと話してよかった、とうれしい気分になった。だが
そのとき、聡美の横で笑顔で座っていた佐堂の様子が急変した。突然目が
うつろになり、わけの分からないことを言い出したのだ。
「いんぼうはいやだ!いんもうもいやだ!いんぼうはいやだ!
いんもうもいやだ!…」
そして立ち上がると、前を駆けていく幼女を追いかけて走り出し、幼女を
捕まえるとその下着を脱がせようとし始めた。悲鳴を上げる聡美。
 佐堂がおかしな薬をやっている可能性はなくもなかったが、十中八九
ヘルマリオンの仕業と見てよかった。遅発性の洗脳を施されたか、遠隔距離
から狙撃されて薬剤を注射されたか、何かその種の細工をヘルマリオンに
施されたのだ。
 紗希は佐堂のもとに駆け寄り、羽交い締めにしようとした。だが、
ヘルマリオンの薬のせいか、佐堂は常人離れした力で抵抗する。やむを
得ず紗希は最終手段を決意して、乳房を露わにし、それを佐堂に含ませる。
ヒーリングハニーによって佐堂を正気に戻そうというのである。
 ヒーリングハニーの浸出は、紗希の擬態、つまり人間としての姿を
維持することを許さなかった。徐々に異形化していく紗希。その衣服は
めりめりと破れかけている。それでも、この場が収まれば…。
そう思い、紗希は一心に、かつて恋した先輩に蜜を飲ませ続けた。
 だが、蜜を飲んだ佐堂は予想外の反応を示した。洗脳が解けるどころか、
さらに狂乱の度合いが増したのである。加えて、あろうことか、その
前頭部が破裂し、大脳のかなりの部分が飛び散った。そして、代わりに
頭蓋内にむくむくと形成されてきた人工頭脳がその肉体を支配した。
やがて肉体の変形も始まり、最終的に佐堂は、鋭い爪と牙を備えた、
両生類程度の知能しかない凶暴な野獣、マリオンビーストと化して
しまった。

121 :砕かれた思い出2/狂乱の放課後(4/5):2008/05/10(土) 10:43:27 ID:7KhoNLms0
 ヒーリングハニーはもともとヘルマリオンが開発した薬剤である。
いつまでもそれが通用すると思っていた紗希が甘かったのだろう。
ヒーリングハニーを触媒にして人間を凶暴な怪物に変える技術を、
ヘルマリオンは開発したに違いなかった。
 怪物と化した佐堂は、泣き続けている幼女に今にも飛びかかろうと
している。おそらく今度は下着に手をかけるだけでは済むまい。鋭い爪と
強力な腕は、幼女を一瞬で肉塊に変えてしまうに違いない。大脳が飛び
散った佐堂を元に戻す手だてはない。やむをえない…。紗希は衣服を
脱ぎ捨て、完全に変身すると、変わり果てた佐堂に、乳房から発射される
高速の針、ビースティンガーを打ち込んだ。全身ハリネズミのように
なった、紗希がかつて憧れた男性は、血を吹き出しながら倒れ、息絶えた。
 ふと見ると、そんな紗希を聡美とちさとが恐怖の目で見つめていた。
彼女たちの目には、紗希が異形のものに変身し、佐堂を凶暴な怪物に
変え、その上で佐堂を惨殺したように見えているに違いない。いや、
佐堂が狂乱し幼女を襲い始めたこと自体、紗希のせいだと思われている
可能性も大きい。紗希が目を向けると聡美は悲鳴をあげて逃げ去り、
ちさとは腰を抜かしてその場にへたりこんだ。
 紗希は脱ぎ捨てた衣服を拾い、ちさとを連れて逃げ出した。幸い、
四人が話をしていたのは公園の奥まった場所だったので、逃げ出した
親子連れ以外、誰もいなかった。紗希は人目につかないところで変身を
解除し、衣服を着ながら、ちさとの誤解をどうにか解こうとした
――自分は気が狂いかけた佐堂先輩を救おうとした。あなたの命を助けた
あの蜜で。しかしその蜜に効き目はなく、佐堂先輩は完全に怪物化して、
女の子を殺そうとし始めた。やむをえず自分は先輩を殺した――
そんな説明を一生懸命ちさとに語った。

122 :砕かれた思い出2/狂乱の放課後(5/5):2008/05/10(土) 10:44:46 ID:pEkVjd3pO
 ちさとは怯えながらも素直に聞いていた。あの蜜が悪いものである
はずがない、という思いが、蜜を飲みながら治癒したちさとの無意識には
深く刷り込まれている。それが幸いしたようだ。最終的にちさとは、
紗希が、その異形にもかかわらず、自分の味方であると納得してくれた。
 …でもまだ、この子に真相を告げるのは早い。今や、ちさと自身も、
自分の同類になってしまっていることを…。紗希はそう思った。

123 :砕かれた思い出3/甘味処の惨劇(1/3):2008/05/10(土) 10:46:21 ID:7KhoNLms0
 それから紗希は、ちさとを連れ、予定通り、二番目の目的地である
あんみつ屋に行くことにした。和やかに甘味を味わうムードではなかった
のだが、紗希としては、どこかに腰を落ち着けてこの後のことを考え
たかったのだ。また、ヒーリングハニーを分泌した体が猛烈に糖分を
欲している、という事情もあった。
 店に入ると気さくな店主が声をかけてくるが、どうやら変装はばれて
いない。だが、ほっとした紗希が奥へ進むと、店の片隅にいた見知った
女性が、驚いた目で二人を認めた。一瞬で変装を見破ったらしい。
 女性の名は、文芸部顧問の女教師久家月子。「くげ つきこ」と読む。
二十代後半で、教員になる前は大学院で日本の中世・近世文学の研究を
しており、未だに学会誌に論文を発表している。ミステリファンでも
あり、明治期以降の探偵小説とそれ以前の文学との精神史的連続性、
というテーマが永年の研究課題だ。優秀な研究者だったのに大学に
残らなかったのは、欲得ずくのポスト争いに嫌気がさしたためだという。
少なくともこのジャンルでは、学内政治に奔走している教授たちより、
在野の研究者の方がよほど資料をたくさん読んでいるし、いい研究を
している、というのが口癖だった。文芸部員にしては珍しく「優等生」
である二人を月子は可愛がり、放課後三人で甘味を食べに行く仲だった。
この店に三人でよく入っては、文学談義を交わしたものだった。
 入った店を出るわけにも行かず、紗希は観念して月子の前に座った。
月子もまた、二人を見て騒ぎ立てたりせず、目立ちたくない、という
こちらの意向を察してくれているようだった。そしてやわらかな微笑を
浮かべながら、黙って二人を交互に見つめていた。そんな月子を見て、
ちさとが声を上げた。
「せんせい!せんせい!おひさしぶりです!」

124 :砕かれた思い出3/甘味処の惨劇(2/3):2008/05/10(土) 10:47:22 ID:7KhoNLms0
 ちさとは月子を思いだしたようだ。その目には涙が浮かんでいた。
紗希は、ここに来てみて本当によかったと思った。先生の変わらぬ元気な
姿を確認でき、ちさとの記憶もまた一つ戻ったからだ。
 だがそのとき、店の奥で悲鳴が聞こえた。紗希たちの直後に入ってきた
客がヘルマリオンの戦闘員・プペロイドの正体を現し、店内を破壊し
始めたのである。内装ばかりでなく柱や壁までたたき壊し、さらに厨房に
向けて異臭を発する液体を放ち始める。液体を浴びた店主と何人かの
客が、恐ろしい悲鳴をあげながら溶解していく。パニックに陥る店内、
逃げ出す客。凶行を終えたプペロイドたちは速やかに退却を始めた。
 あっというまの惨劇を前に、紗希は一瞬唖然として固まってしまった。
だがすぐに我に返り、後を追わねばと判断した。その肉体は半ば反射的に
「変身」しかけていた。だが、店を出ようとした紗希の背後から、
月子の悲しそうな、憤りを込めた声が響いた。
「…紗希ちゃん、あなたも逃げるの?あの化け物たちは、あなたの
『連れ』なの?正直に言って!…先生、知っているのよ。警察や政府から
何回か照会を受けて、自分なりに調べてみたの。あなたと同じ、あの
サマースクールで失踪した子とよく似た子たちが、今回みたいな奇怪な
事件に関連して、何度も目撃されているのよ。ねえ、教えて。あなた
たちに何があったの?」
 紗希は急に悟った。月子が先ほど見せた、妙に物わかりのよい態度は、
いわば「腫れ物に触る」ような慎重な態度だったのだ。月子の心に、
懐かしさ、再会を喜ぶ心、といった感情がなかったわけではないのだろう。
だが、それと同程度に、月子の中には、紗希とちさとが何か恐ろしい
集団の一員として活動しているのではないかという疑惑もまたあったのだ。
その葛藤が、彼女のあの過度に穏やかな対応につながったのである。

125 :砕かれた思い出3/甘味処の惨劇(3/3):2008/05/10(土) 10:48:23 ID:7KhoNLms0
 異形化しつつある紗希の姿を見る月子の目は、今や猜疑と恐怖の方へと
強く傾きつつあった。異臭の漂う店内の中、紗希は、プペロイド追跡を
諦め、月子に詳しい経緯を話す決意を固めた。
 だがそのとき、やはり店を出かかっていたちさとが、紗希の袖を引き
ながら言った。
「サキ!何やってるの!行くよ!」
 ちさとは我慢できないという様子で、外に飛び出した。プペロイドを
追いかけようとしているのだ。一人で追わせるわけにはいかない。今の
ちさとはやすやすと奴らに捕まり、組織に連れ戻されるか、あるいは
ただちに抹殺されてしまうに違いない。紗希は、深い猜疑心を湛えた
目を向けてくる月子に一礼すると、慌てて後を追った。
 ちさとは無邪気な憤りを込めた口調で言う。
「よくも、おじさんの大事なお店と、おじさんを!追いかけて、変身して、
あいつらをやっつけてよ!サキ!正義の味方なんでしょ!」
 だが、プペロイドはもはやどこにいるかわからなかった。あきらめて
恐る恐る店の方へ戻ると、すでに警察が駆けつけている。そして月子の
姿はどこにもない。
 月子は今頃、自分とちさとがプペロイドの仲間として、やつらと一緒に
逃走したと判断しているだろう。そう思った紗希の気持ちは暗く沈んだ。

126 :砕かれた思い出4/古書肆崩壊(1/4):2008/05/10(土) 10:50:25 ID:7KhoNLms0
 紗希は途方に暮れていた。このまま部屋に帰るべきなのだろうが、
部屋に帰ったからといって、自分とちさとがこの先どうすればいいか、
はっきりした答えは見つからなそうだった。
 それで、紗希は予定通り駅に行き、電車で一時間ほどかかる、三番目の
目的地へと向かった。そこには、相談しさえすれば、今の状況の中で
最善のアドヴァイスをくれるであろう、希有な人物がいるのである。
 その人物とは、紗希のかつてのアルバイト先である古本屋の女店主、
四谷志摩子である。二十代後半、独身。大学卒業後、OLを数年勤める間、
運か才能か、デイトレードで巨額の儲けを得て、それを機に退社し、
株からも足を洗う。そして、商店街の外れ、住宅地の入り口に小さな
一軒家を買い、その一階にマニアックな品揃えの古書店を開き、以後
そこに籠もって売り物の本を端から読みふける生活をしているという、
変わった女性だ。欧米のミステリに関して信じられない博覧強記を示し、
紗希の憧れの一人である。
 実は紗希は、ヘルマリオン脱走後、この人物に相談しようかという
思いを何度となく抱いた。だが、無関係の人を恐ろしい戦いに巻き込んでは
いけない、という懸念が何度もそれを押しとどめたのだった。しかし
今回紗希は、とうとう彼女に相談する決意を固めた。彼女がちさとの
叔母であるという事情も、それを後押ししていた。
 ちさとを連れ店に入る。失踪した二人の突然の出現に、当然ながら
驚く志摩子。紗希が言う。
「すみません。声を上げないで下さい。事情はこれから詳しくお話し
します」

127 :砕かれた思い出4/古書肆崩壊(2/4):2008/05/10(土) 10:51:27 ID:7KhoNLms0
 聡明な女性らしく、素直にうなずく志摩子を指し示し、紗希はちさとに
尋ねる。
「ちさと、この人に見覚えは?」
 実の叔母を前に、ちさとは首を振る。紗希は、ちさとのその様子を
志摩子に見せる。二人がただならぬ状況に置かれていることはそれだけ
でも十分に伝わった。例によって客が誰もないことを確認すると、
紗希は話し始める。
「志摩子さん、聞いて下さい。ちさとも聞いて。もう、いつまでも隠して
おけない。ちさと自身にもかかわる、大事な話をこれからします」
 そうして紗希は、ヘルマリオンによるクラスメートの拉致と改造、
紗希の脱出、その後の、かつての友とのつらく悲しい戦い、ちさととの
再会、それらを順を追って話した。
 想像を絶する非現実的な話を、志摩子は強靱な知的胃袋で飲み込み、
かみ砕き、消化していった。その様子を目にしながら、やはりこの人に
相談したのは正解だったと紗希は思った。
 やがて志摩子は腕を組んで目を閉じ、深い思索にふけり始める。それは、
紗希にとって頼もしい姿だった。こうして沈思黙考した果ての志摩子が
次に目を開けるとき、必ずや何か、現状を少しでもよくするいい考えが
その口から発されるのだ。
 その一方、紗希は、ちさとにこの話を聞かせてしまったのは時期尚早
であったらしい、と後悔し始めた。ちさとは、話に登場する、「サマー
スクールで拉致され、改造人間にされた女子高生」の中の一人が自分で
あることを察している。話が進むにつれ、ちさとの顔面は蒼白になって
いった。

128 :砕かれた思い出4/古書肆崩壊(3/4):2008/05/10(土) 10:52:29 ID:7KhoNLms0
 紗希が、店内に侵入したトンボ型の小型殺人兵器を発見したのは
そのときだった。いけない!このままだと数秒後に志摩子さんは火だるまに
なって死んでしまう!恐慌に駆られた紗希は、あわてて服を脱ぎ、
変身した。そして、すんでの所で志摩子の命を救った。
 だが、救われた志摩子の命は代償を要求した。殺人兵器の攻撃が
逸れ、店の片側の壁にある本棚一面が炎上したのである。
 ほぼ同時に、ちさとの悲鳴が響いた。
「いやあぁぁぁ!何?これ?これがわたし?いやよ!いや!こんなの
わたしじゃない!!いやぁぁぁぁぁぁ!!!」
 見ると、ちさとの擬態が解除され、パピオマリオンの姿に戻っていた。
記憶回復の副作用に違いなかった。
 志摩子が目を開いたのはそのときだ。彼女の目に映ったのは何だったか?
炎上する店内。そしてその中にたたずむ二体の、人間と昆虫の合体した
ような異形の生物。
 すべてを聞き、すべてを理解していた志摩子には、目の前で何が
起きたのかを正しく推理することは決して不可能ではなかったはずだ。
だが、それはあくまで、志摩子が冷静な理性を備えていればの話だ。
そのときの志摩子は違った。命よりも大事な本が炎上する姿を見て、
理性も分別も吹き飛んでいたのだ。その心はただ、異者を排斥するという、
人間のもつ暗い原初的な衝動に支配されていた。
「何を!何をやった!この化け物!!」
 逆上し、般若の形相で紗希をにらむ志摩子。

129 :砕かれた思い出4/古書肆崩壊(4/4):2008/05/10(土) 10:53:30 ID:7KhoNLms0
 そのとき、やはり錯乱したちさとが、志摩子の怒りが伝染したので
あろう、紗希をにらみつける。
「あなたのせいなの!?そうなのね!全部あなたがやったのね!友達の
ふりをして、おばさんのお店をめちゃめちゃにして!わたしをこんな
化け物の仲間に変えたのも、あなたがやったんでしょ!?この化け物!
化け物!」
 違う、違うの!本能的に目をつぶり、耳を覆う紗希。…だが、冷静にも、
一瞬後に紗希は気づいた。こんなことをしている場合じゃない。今は
この建物から二人を連れ出して逃げなければ!生身の人間と、怪我の
回復しきっていない改造人間。この無力な二人を連れ出す能力と義務が
わたしにはあるんだ!
 だが、決然と目を開いた紗希の前から、なぜか二人は姿を消していた。
店のどこを探してもいない。紗希が目をつむり、耳を覆った一瞬の内に、
二人ともどこかへ逃げ出した――あるいは、何ものかに連れ去られた。
そうとしか思えなかった。
 誰かが呼んだらしい消防車の音を耳にした紗希は、変身を解き、脱いだ
衣服を大急ぎで着込むと、その場を後にした。

130 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(1/16) :2008/05/10(土) 11:02:03 ID:pEkVjd3pO
 紗希は今や、今日の一連の事件が、自分とちさと双方にゆかりのある
場所や人物を標的にしていることに気づいていた。ならば次に狙われる
のが、二人の次の目的地でもある、紗希たちの家である可能性は大きい。
その家は、中学時代にちさとが足繁く通った場所でもあるからだ。
 紗希の父は普通のサラリーマンだが、母の紗羅は、名所旧跡を舞台に
した軽いミステリーを年に何冊か書く作家である。若い頃の文学少女の
プライドが邪魔してか、通俗ミステリの中に突然、場違いな実験的手法
やら難解な表現やらを挿入する癖が抜けず、そのせいで、コアなファンは
つくものの、大ヒットには今ひとつ及ばない。
 そんな紗羅のもとに、中学時代のちさとが家出して、押しかけ弟子入りに
来た。もちろんすぐに家に連絡が行って連れ戻されたのだが、その後も
ちさとは、作家志望の夢を諦める…というよりは、熱が冷めて飽きるまで、
紗羅のもとへ通い続けた。それがもとで紗希とちさとの友情が始まり、
結局同じ高校に進むことにもなったのだ。


131 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(2/16):2008/05/10(土) 11:03:04 ID:7KhoNLms0
 紗希が駆けつけたとき、家にいるはずの母はおらず、居間の中央に、
ズボンをぐっしょりと濡らし、茫然自失となった父だけが取り残されていた。
 紗希の姿を見た父は、うつろな目ににわかに恐怖の色を濃くし、
わめきながら紗希に向かい、凶器のようなものをかざした。
「来たな!紗耶の化け物が言っていたぞ。おまえもあいつらの仲間
なんだな!この化け物!化け物!おまえなんか娘じゃない!」
 目を見開き、真っ青な顔で凶器を振り回す父の言葉を聞き、紗耶は何が
起きたかを悟った。紗耶が来たのだ。そして、母を拉致した上、なにか、
とてつもなく異常で残酷な仕打ちを父に与えたのだ。
 ヒーリングハニーを飲ませれば、この狂乱は静まるだろうか。薬物や
装置による洗脳以外にあの蜜を用いたことはないが、ある程度の治癒は
期待できそうな気がする。だが、佐堂と同様のトラップが父にも仕掛け
られている可能性は大きい。紗希には、とても使う勇気はなかった。
 父は凶器を振り回し、こちらに近づいてくる。
「おまえもか!おまえもぼくにあんなことやこんなことをするんだな!
わはははは。やめろう!やめろう!」
 いったい紗耶は実の父親に何をしたというのか。子供のような口調で
わめきながら振り回す凶器が肩口をかすり、肩の肉がひとかけら切断
される。そしてようやく、父の振り回している凶器が、ただの棒ではなく、
ヘルマリオンの超兵器であることを知る。紗耶がわざと落としていったに
違いない。こんなものを未変身の状態で受けたらかなり危険だ。そう
思った瞬間、正面から父の一撃が迫った。慌てて紗希は服も脱がずに
変身する。変身と共に周囲に布の切れ端が散乱し、その中から、
ミツバチと人間の合体したような奇怪な生物が姿を現す。

132 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(3/16):2008/05/10(土) 11:04:10 ID:7KhoNLms0
 変身した紗希を見て、父は狂乱の度合いをさらに深めた。
「ひゃはははは!やっぱりだ!このやろう!紗耶を返せ!紗希を返せ!
ひょう!わひゃぅ!」
 もはや意味のない言葉を口から垂れ流しながら、ぐるんと父の目が
裏返った。そしてそのまま父は、超兵器を自分自身の首に当てた。父の
首が床に転がり、大量の血が居間の絨毯を黒く染めた。
「いやあぁぁぁ、お父さん!お父さん!」
 紗希は絶叫した。

 長い絶叫の後、我に返った紗希は、背後に人の気配を感じた。振り向くと、
後ろにはパピオマリオンの姿のままのちさとがいる。遠くから様子を
見るだけの予定とはいえ、この家を第四の目的地に決めていたのだから、
現れても不思議はなかった。
 ちさとはまた一つ記憶を取り戻したようだ。かつて、実の父のように
慕っていた紗希の父親の首を手に取り、それを見つめながら、紗希の
肺腑をえぐるような残酷な言葉を、その言葉の含意には気づかない様子
のまま、発した。
「おじさま…ひどい表情!何か、よほど恐ろしいものを見てしまったのね。
可哀想なおじさま…」
 父の死はもとをただせばヘルマリオンのせい、さらに言えば紗耶の
せいだ。だが、父の死の直接の原因は、紗希の変身を目の当たりにした
ことにある。ちさとの言葉は、その紗希の行動を責め立てているよう
だった。少なくともその言葉は、そのような意味をもって紗希の心に
突き刺さった。

133 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(4/16):2008/05/10(土) 11:05:11 ID:7KhoNLms0
「やめて!やめて!仕方がなかったのよ!仕方がなかったのよ!」
紗希は地面に突っ伏し、頭を抱えはじめた。
 すると、うずくまり続ける紗希の上から、トーンの異なる冷酷な声が
響いた。
「それがヘルマリオンに背いた報いよ。紗希、いや、ビーマリオン!」
 見上げるとそこにいるのは、もはやちさとではなかった。その表情に、
もはや先ほどまでの無邪気な面影はない。そこに浮かんでいるのは、
ソルジャードール特有の記号的で冷ややかな笑みだった。
「ふふふ。いいもの見せてあげる」
そう言ってちさとがスイッチを入れたテレビに、ヘルマリオンのアジトと、
その中に囚われた四人の女性が映し出された。六十倍速の再生速度だが、
紗希の改造された知覚系はそこに含まれた情報を漏れなく受容した。

134 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(5/16):2008/05/10(土) 11:06:12 ID:7KhoNLms0
 最初に現れたのは聡美の姿だ。だまされて連れてこられたらしく、
プペロイドによる拘束はない。
 聡美の目が、部屋の中にいる紗耶の姿をとらえる。緊張した面持ちで
紗耶を見つめる聡美に、やさしく微笑みかけて紗耶が言う。
「あ、樫輪先輩!お久しぶりです!」
「沙耶ちゃん?本当に沙耶ちゃん?妹さんが…妹さんが…」
「妹が、どうかしたんですか?」
「さっき、妹さんが、化け物に変身して…いえ、違うわね…妹さんに
化けた怪物が現れて、佐堂くんを狂わせ、化け物に変えたあげくに
殺してしまった。そしてわたしも襲われかけたの!そうして逃げ出したら、
政府の機関の人が、この場所なら大丈夫、あの怪物なら心配ない、
我々が引き受ける、と言って、ここにかくまってくれたの。あなたも
ここに保護されていたのね?政府の人から何か聞いていない?
あの化け物は何?」
「…先輩、化け物も結構素敵ですよ。わたし、先輩にも是非仲間に
なって欲しいな」
 そう言うと紗耶は擬態を解きホーネットマリオンの姿になる。同時に
現れたプペロイドたちが聡美の衣服をはぎとり、手術台の上へ運ぶ。
均整のとれた裸身をはりつけにされながら、聡美は狂乱の悲鳴を上げている。
「三十分後には、先輩も『化け物』の仲間入りよ。そしてその四十分後
には、『化け物』になれたことを、わが母なるヘルマリオンに、心から
感謝するようになっているわ」
「いやぁ!放して!放して!化け物なんていやよぉ!!」
 その声が改造装置へ消えていく。

135 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(6/16):2008/05/10(土) 11:07:13 ID:7KhoNLms0
 月子が紗耶の話を聞いている。やはりここを政府機関の施設だと
思いこんでいるようだ。
「…色々と調べていたつもりではいたけど、まさか、そこまで恐ろしい
組織だったなんて…。…じゃあ、紗希ちゃんは、その『ソルジャードール』
にされてしまったの?」
「まあそうなんだけど…そこのとこの事情はちょっとこみ入っているの。
いずれにしても、これ以上の話をするにはそれなりの準備がいるわ」
 紗耶はそう言いながら擬態を解除する。同時に、いつのまにか月子の
背後に回っていたプペロイドたちが月子を拘束し、その衣服をはさみで
切り裂く。月子は悲鳴を上げて抵抗を試みるが、それも空しく、すべての
衣服を剥かれて手術台に固定され、すらりとした裸身をむきだしにされる。
 手術台の上の月子に、ホーネットマリオンになった紗耶が話しかける。
「先生、もう探偵まがいの調査なんてしなくていいのよ。もうすぐ、
先生は組織の全貌を知ることになるわ」
 恐怖と当惑に包まれた月子が、変容した紗耶を見上げ、問いかける。
「沙耶ちゃん…あなたがソルジャードール?いったい、何がどうなって…」
 紗耶は愉快そうに説明する。
「何か勘違いしているみたいだけど、ここは、先生が調べていた組織、
ヘルマリオンのアジト。わたしは栄誉あるその一員。そしてわが組織には
鉄の掟がある。組織の秘密に深く立ち入った者は、組織に入り、組織に
忠誠を誓うか、死あるのみ。死ぬのはいやでしょ?だから、あれ以上の
情報が得たければ、こうするしかないのよ。よかったわね。晴れて望みが
かなうわけね」

136 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(7/16) :2008/05/10(土) 11:12:44 ID:pEkVjd3pO
 月子は手術台の上で泣き叫ぶ。白い肉体の全面を鳥肌が覆う。
「いや!そんなの望みじゃないわ!いや!いや!放して!」
「もうすぐ『いや』じゃなくなるわ。脳改造が済めばね。だから
それまで、あんまり駄々をこねないでね」
「いやよぉ!それがいやなのよぉ!いや!いや!」
 月子が涙をぽろぽろとこぼし、もがきながら改造装置に運ばれていく。
その後、古本屋店主と、紗希と紗耶の母親も順に、各々の成熟した美しい
裸身を手術台に固定され、悲痛な絶望の叫びをあげながら同じ運命を
たどっていった。


137 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(8/16):2008/05/10(土) 11:13:20 ID:7KhoNLms0
 装置から排出された彼女たちの外見は、ソルジャードールやプペロイド
とは異なるコンセプトの生物兵器だ。聡美は、顔の上半分が半透明の
プラスチックのマスクのような形状に変形している。プラスチックの
下は、金属繊維のようなものに覆われている。両手両足は鉄の輪が
連なったような形態、胴体は鋼鉄色をしているが形態は全裸の人間体
そのままで、股間には豊かな恥毛が生える。月子は、顔の上半分が
青銅の仮面のようなマスク。両腕両足も青銅のような固い装甲に覆われ、
胴体は、青銅色である以外はその豊かなプロポーションをそのまま
とどめた、全裸の人間体。股間の豊かな恥毛も聡美と同じだ。志摩子は
全身が紫と緑と黄色の縞模様の、爬虫類のような皮膚に覆われ、顔の
上半分は銀色のマスクのように変形している。手足は銀色の装甲、
背中からコウモリのような羽根、胴体の形状はやはり人間だったときの
豊満な肉体のシルエットを残し、股間の恥毛も露わだ。そして紗羅は
黄金のマスクと、黄金の装甲に包まれた手足、黄金色の全裸の胴体。
やはり股間の恥毛も含め、皮膚の色以外は人間だったときの形態を
そのままとどめている。いずれも、昭和中期の少年探偵ものに登場する
悪趣味でチープな悪役をモチーフに、成熟した裸身を誇示する、
エキセントリックなデザインの怪人たちである。

138 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(8/16):2008/05/10(土) 11:14:45 ID:7KhoNLms0
 脳改造への待機時間、銀色の顔の志摩子が、これ見よがしに設置された
大きな鏡を見ながら、べそをかいている。
「いやだ…乱歩だったら、もっと耽美で文学的な作品もいっぱいあるのに、
よりにもよって、何でこんな…」
 それを聞いた紗耶が、面白そうに言う。
「あら、そういうのがいいの?じゃあ志摩子さんだけ特別に、
『怪奇芋虫女』か『猟奇イス女』あたりに再改造してあげましょうか?」
「いやあぁぁ!どっちもいやああああ!」
 志摩子は悲鳴を上げる。

139 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(10/16[前レスは9]):2008/05/10(土) 11:15:50 ID:7KhoNLms0
 黄金の仮面をかぶったような姿に改造された紗羅は、中空を見ながら
ぶつぶつとつぶやいている。
「紗耶ちゃん、紗希ちゃん、大きくなったわねえ、うふふ、うふふ」
 紗耶は幾分慌てて言う。
「やだ、お母さん、狂っちゃったの?大変!これを飲んで!」
 そう言って紗耶は自分の乳房をこね回す。やがて乳首の先端に大きな
穴が空き、そこから芋虫のようなものがにゅるりと搾り出される。
寄生バチの改造人間たる彼女の体内で生成される擬似生物で、その名を
「ヒーリングワーム」という。紗希のヒーリングハニーに当たる物質で
ある。そのヒーリングワームを、紗耶は母親の口をこじ開けてのどに
押し込む。母親はびくんと震え、やがてはっと我に返る。そして
ホーネットマリオンの姿の紗耶と、大きな姿見に映った自分自身の異様な
姿を順に見て、やがて、黄金仮面の目からはらはらと涙をこぼし、言う。
「ああ、紗耶!やっぱり夢じゃないのね。現実なのね。いや!狂って
しまえば楽になれると思ったのに!なんで現実に連れ戻すの!?」
「お母さんには色々とやってもらう予定だからね。しっかりしていて
もらわないと。でも、狂ったらまた虫を食べさせてあげる。何度でも
正気に戻してあげるから、心配しなくていいんだよ」
「おおおおおおおおおおおお」
 母はまたも錯乱した声を上げ、紗耶は新しいヒーリングワームを
搾り出す準備を始める。

140 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(11/16):2008/05/10(土) 11:17:00 ID:7KhoNLms0
 やがて脳改造が終了し、カプセルから改造人間たちが歩み出る。その
表情に、もはや先ほどまでの恐怖や絶望はなく、代わりに平板で記号的な
笑みが口元に貼り付いている。邪念獣のプロトタイプ、いや、
カスタムタイプである、「邪念四怪女」の誕生である。
 怪女たちは、満足げな表情の幹部・骸教授の前に並び、まとった
マントをひるがえし、聡美、月子、志摩子、紗羅の順に、得意げに
名乗りを上げる。
「電嬢M!」
「青銅魔女!」
「宇宙怪女!」
「黄金面女!」
今後、拉致してきた人間の実体化した邪念を、この邪念四怪女が加工する
ことで、「邪念実体化計画」という凶悪な計画が実現していくのだ。

 恐ろしいビデオを半ば強制的に見せられた紗希は、怒りの形相で
ちさとをにらみつける。
「あなたが…すべての糸を引いていたのね!」
「まあ、そうとも言えるけど、そうじゃないとも言えるわ」
 パピオマリオンは謎めいた返事をした。そして冷笑を浮かべながら
言葉を続けた。

141 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(12/16):2008/05/10(土) 11:18:21 ID:7KhoNLms0
「あるところに、週に一度、未練がましく昔の家族を偵察に来る、
愚かで弱い未完成体がいました。ふふふ。その未完成体の行動は、
すぐに組織の知るところになった。そして、その未練と弱さを標的にした
精神攻撃の作戦が立てられたの。その作戦遂行のために、わたしは
選ばれた。あなたが毎週訪れる自宅の周囲でああやって死にかけていれば、
あなたが拾ってくれるのは間違いなかった。そうしてあなたの元に飛び込み、
あなたとわたしの愚かな人間時代の思い出の場所を一緒に訪れるふりを
しながら、一つ一つ潰していく。――いわば、ワトソン役が犯人だった
というところね。新しいトリックじゃない?さすがの推理マニアの
あなたにも盲点だったかしらね」
「そんなトリック、ずうっと前に偉い作家がやってるわ!そして、
そんな知識を使うまでもなく、あなたが一番怪しいことは、最初から
わかっていた。冷静に推理すれば、そう結論せざるを得なかったのよ…」
 紗希の目には涙が浮かんでいる。
「負け惜しみ?…違うわね?本当にわかっていたみたいね。でも、
だとすると、かえってわからない。どうして、あなたにはそんな不合理な
ことができるの?」
 ちさとは心底、紗希の心が分からない様子で首を傾げている。
 紗希が泣きながら言う。
「…わたしは…わたしは…あなたを信じたかったのよ!最後の最後まで!
わからないの?脳改造を受けると、そんなこともわからなくなっちゃうの!?」
「ふふ。本当、不合理ね。作戦立案者の紗耶が言ってたとおりよ。さすが
紗耶は優秀な改造人間。人間の不合理な心理をよく分析している。
わたしが、こんなバレバレの作戦、通用するかしら、と紗耶に言ったら、
大丈夫、最後の最後までわたしは疑われないと太鼓判を押してくれた。
その言葉は本当だったわ」

142 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(13/16):2008/05/10(土) 11:19:27 ID:7KhoNLms0
 それから、心から楽しそうにパピオマリオンは言葉を続けた。
「あのね、わたしや紗耶や骸教授が今回の計画をしかけたのは本当。
でも忘れちゃだめよ。佐堂先輩や、あんみつ屋のおじさんや、あなたの
お父様、そして、それに巻き込まれた多くの人たちが死んだのは、
そしてあの四人の女性があなたの敵に生まれ変わったのは、全部あなたの
せいなのよ!
 あなたは口先で『相良ちさとの記憶を探す』という口実をでっち上げ、
その実、あなた自身が人間だった頃の憩いの場所を再び訪れ、親しい人の
交わりを求めた。その人たちが、あなたと接触することで戦いに巻き
込まれることを予想できなかったはずはないのに。あなたは、自分の
エゴを満たすために、大事な人を何人も何人も巻き込んだ。全部あなたの
せいよ!」
 その言葉は紗希の心を深く貫いた。紗希の心は揺れ、その戦意はくじかれ
かけた。紗希が過度に理性的であったなら、このとき紗希は永久に
起きあがれなかったかもしれない。だが、合理的な人工頭脳を搭載した
他のソルジャードールにはありえない紗希の人間性、あるいは、未成熟な
幼児性が、いわば紗希を救った。紗希は、過度のストレスで思考が停止し、
逆上して闘争本能に身を任せたのである。
「うるさい!うるさい!黙れ!黙れぇぇぇぇ!!」
怒り狂った紗希の攻撃で、ちさとの両腕は瞬時に切断され、全身に
ビースティンガーが打ち込まれて、ちさとは地に伏した。
 弱々しい息の中、ちさとが語りかける。
「…思い出した…思い出したよ、紗希。わたし、操られていたんだね。
…ひどいこと、いっぱいしてゴメンね。やっつけてくれてありがと…。
これ以上悪いことしなくてすむよ。…最後に正気に戻れてよかった…」

143 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(14/16):2008/05/10(土) 11:22:36 ID:7KhoNLms0
 涙を浮かべて駆け寄り、その最後を看取ろうとする紗希。だがその
腕の中、閉じかけた目がかっと見開かれ、満面に邪悪な笑みが浮かぶ。
「…なあんて、言うと思った?甘えてんじゃないわよ!わたしは精神攻撃用に
徹底的に再カスタマイズされたの。戦闘力を大幅に犠牲にしてまでね。
人間の心なんてカケラも残っていないわ。
 よく聞きなさい。あんたはこれから親友殺しの罪を背負って生き続ける
のよ。もちろん、数多くのクラスメート殺しの罪も!ヘルマリオンに
背いたあんたは、一生その罪にまみれて苦しみ続けるの。修羅の道を
選択した自分自身を呪い続けるがいいわ!わたしも、あんたを地獄の
底で呪い続けてやる。あんたに殺された仲間と一緒に、呪い続けてやる…」
 呪詛の言葉と共にかつての親友が融けていった。自爆カプセルの除去は
なされていなかったようだ。何もかもが紗希を欺くための策略…

 消失した友を呆然と見下ろす紗希の前から、ふいに不自然に明るい
声が響いてきた。
「ただいま♪」
 顔を上げると、人間形態の紗耶が立っていた。庭へのサッシ窓が開いて
いる。母の拉致改造後、いつの間にかに舞い戻り、庭に隠れて一部始終を
見ていたようだ。
「自分でも言っていたけど、その子はあなたへの精神攻撃用に、頭脳に
集中して徹底的にカスタマイズされていたからね。戦闘には不向きなの。
だから予定通り退場してもらったわ。で、今回は戦闘要員にわたしが
来たってわけ。あなた、なんだか強くなっているからね。あなたの帰る
場所を奪った上で、精神攻撃で弱らせて、わたしが相手をする作戦
だったんだけど、うまくいったかなあ」

144 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(15/16):2008/05/10(土) 11:23:09 ID:7KhoNLms0
 紗耶の、友の死を悼む気配すらない、冷ややかな口上が終わる前に、
紗希の体は宙を舞い、家族の写真を切り裂きながら紗耶に迫った。高速で
飛び、鋭い翅で敵を切り裂く技、ビースラッシャーだ。だが、紗耶は
一瞬早くジャンプし、天井に張り付いていた。その姿はすでに擬態を
解除したホーネットマリオンだ。着ていた服が周囲に四散していた。
「ふふ。お互い、ここでなら着替えの心配をせずに擬態解除できるわね。
なにせ自分の家ですもんね。わたし、これが終わったら、お気に入りの
服をいっぱい持ち帰るつもりよ」
 ふざけたセリフを口にしながら、紗耶は攻撃に転じた。紗希はそれを
かわし、反撃する。ソファは裂け、壁の絵は砕け、食器棚は倒れる。
そうして、大事な思い出のこもった家をめちゃくちゃに荒らしながら、
二人の死闘は続く。だが、紗希は徐々に追いつめられていく。万事に
つけて紗耶の方が一枚上手なのだ。
 紗耶が意地の悪い挑発を口にする。
「ああっ、紗希ひどいわ。大事な花瓶を!あとでお母さんに謝りなさいね」
 間の抜けたセリフと裏腹の、鋭い攻撃が立て続けに浴びせられ、紗希は
追いつめられる。そこにすかさず紗耶のホーネットスティンガーが
雨あられと打ち込まれる。だが、その針は紗希の手足の自由を奪うだけで、
急所はことごとく外れている。針に仕込まれた薬剤も毒薬ではなく
麻痺剤である。
 崩れおちる紗希が、紗耶をにらみつけて言う。
「どうしたの?とどめをさしなさいよ!」

145 :砕かれた思い出5/ホーム・ブラディ・ホーム(16/16) :2008/05/10(土) 11:23:24 ID:pEkVjd3pO
それを聞いた紗耶は、頬に傷を作り、一筋の体液を流しながらも、
薄笑いを浮かべて言う。
「ばかねえ。せっかく戦闘経験を積んだ優秀なソルジャードールが手に
入るのよ?やっと大事な妹と仲直りできるのよ?殺したりするわけない
じゃない!」
その言葉の意味を理解し、紗希は青ざめた。
「…いやよ!お願い!いっそ殺して!脳改造だけはいや!!」
 哀れな懇願も空しく、到着した偽救急車に、毛布にくるまれて紗希が
担ぎ込まれていく。擬態し、介助の家族をふりをして一緒に乗り込む
紗耶は、いつの間にかお気に入りのドレスに身をかため、替えの衣装で
ぱんぱんにふくれたカバンを小脇に抱えている。


146 :砕かれた思い出6/うまれかわるとき(1/5):2008/05/10(土) 11:24:40 ID:7KhoNLms0

 アジトに運ばれた紗希は脳改造カプセルに投げ込まれた。全身に接着し、
癒合し始める操りの糸、マリオンワイヤー。この糸を介して人工頭脳への
プログラミングがなされるのだ。紗希はなけなしの力をふりしぼり、
忌まわしい糸をビースラッシャーで切断しようとする。だが糸はびくとも
せず、翅の方がぼろぼろになってしまう。
 紗耶の高笑いが聞こえる。
「脳改造が済んだら、早速新しい作戦に取りかかってもらうわ。組織は
新型の改造装置を本格的に投入するの。適合者と不適合者の区別なく、
高性能の怪人に改造できる新型よ。あなたにはその素体集めを
してもらう。ふふふ」
 その冷酷な笑みに紗耶の心は凍り付く。
「あなたは、あなたがこれまで助けてきた人々を訪れる。もちろん、
脳改造なんて受けていないふりをしながらね。わたしの妹なんだから、
感情擬態力も抜群のはず。そして、不遜にもヘルマリオンの秘密に近づいた
危険な連中を、順々に拉致して、改造装置へ送り込んでいくの。人類の
最後の希望、ディソルバー・サキに裏切られた人々が、あなたを呪い、
絶望の底で苦しみ、やがて従順な操り人形に変わっていくのよ。ははは」
 血も涙もない作戦。紗希の脳裏に一瞬、近い将来の自分の姿が
ありありと浮かび上がる。…ああ、あのかわいらしく、健気で勇敢な、
中学生のよしこちゃんも…

147 :砕かれた思い出6/うまれかわるとき(2/5):2008/05/10(土) 11:25:42 ID:7KhoNLms0
 ――ある日、よしこの前に、もう会うことのないと思っていた紗希が
姿を現す。よしこは、その正体が正義の戦士、ディソルバー・サキで
あることを知っている。その異形の姿に秘められた熱い正義の心に、
彼女はかつて命を救われたのだ。
 突然現れた紗希によしこは問いかける。
「紗希さん!どうしたの?まさか、また…」
「そうよ。ヘルマリオンの魔の手があなたを狙っていることがわかって、
駆けつけたの。無事でよかった!」
 そういって紗希はよしこを抱きしめる。それからよしこに手を
差しのべて言う。
「さあ、ここは危険よ。安全なところに案内するわ」
 かつてヘルマリオンが与えた恐怖と悲しみを思い出しながら、
よしこは紗希に導かれて逃げ出す。
 だが、たどり着いた先は奇怪な装置の据えられた部屋。部屋の中には
異形の者どもが動き回り、装置を起動する準備をしている。ただならぬ
空気を察し、振り向いた先にいるのは、後ろ手でドアのロックをかける、
擬態を解除したビーマリオン。その顔には冷たい笑いが浮かぶ。
よしこは青ざめて問いかける。
「紗希さん!ディソルバー・サキ!どういうこと?ここは…」
「おめでとうよしこちゃん。あなたは新しい技術でソルジャードール
に生まれ変わる最初の人間に選ばれたわ」

148 :砕かれた思い出6/うまれかわるとき(3/5):2008/05/10(土) 11:26:43 ID:7KhoNLms0
 よしこの顔に困惑と怒りが生まれる。
「だましたのね!あなた、紗希さんじゃないわね!何者?紗希さんの
お姉さんの怪人?」
「違うわ。わたしは正真正銘、あなたの知っている紗希よ。ただ、
ちょっと違うのは、以前のわたしはまだ愚かな未完成体だったという
こと。あなたが会ったときのわたしは、ヘルマリオンへの恩義を忘れ、
ヘルマリオンにたてつく、愚かな存在だった。でも今は違うわ!わたしは
完全な存在に生まれ変わった。もうわたしは、ディソルバー・サキなど
といういびつな危険因子ではない。偉大なるヘルマリオンの
ソルジャードール・ビーマリオンよ!」
 そう言って哄笑する紗希のかたわらで、よしこの衣服ははぎ取られ、
その肉体はマリオンラーヴァの待ちうける手術台に固定される。
紗希は面白そうに言う。
「さあ、あなたは何の改造人間になるのかしらね。楽しみね。うふ、
うふ、うふふふふふふふ…」
「いやだ!もとの紗希さんに戻ってよ!改造人間なんていやだ!
放して!放して!」
「大丈夫。もうじきまた仲良しに戻れるわ。二人で人間をいっぱい
殺しましょうねえ」
「いやぁ!そんなのいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
 泣き叫ぶよしこを、無情にも改造装置は飲み込んでいく。それを心から
うれしそうに見送る紗希…――

149 :砕かれた思い出6/うまれかわるとき(4/5):2008/05/10(土) 11:30:16 ID:7KhoNLms0
 糸の癒合が完了する。おぞましい未来の地獄絵図を思い浮かべた紗希は、
もはやその未来を逃れられる見込みがないだろうことを悟る。
 …駄目なのだろう。わたしは意志の続く限り脳改造に抵抗するつもりだ。
だが、今のわたしが、どんなに熱い正義の心を燃やしても、愛しい人々を
悪の魔手から守りたいとどんなに強く念じても、多分無駄なのだ。
なぜなら、目の前に、未来のわたしがいるからだ。わたしと同じ遺伝子を
もち、わたし以上に、純粋で、まっすぐで、優しく、心清らかだった
紗耶。その紗耶をこんな風に変えてしまうヘルマリオンの悪魔の技術。
それに抵抗するなど、恐らくは不可能なのだ…紗希の勝れた理性は、
そんな冷徹な結論を引き出した。
 絶望的な結論を認めざるを得なくなった紗希は、もはや狂乱に身を任せ、
想像の中のよしこさながら、叫び続ける以外のことができなかった。
「いやだ!脳改造なんていやだ!放して!でなければ、いっそ殺して!
いやだよ!ヘルマリオンの手先になるのはいやだ!いやだぁ…」
 泣きわめく紗希の声も空しく、頭部にヘルメットがかぶせられる。
そして頭蓋骨にメスが当てられ、激痛と共に、人工頭脳・クレイブレインを
注入するための穴が額に開けられてしまったことを紗希は知る。
「ふふ。穴が空いたわね。もうおしまいよ。仮に今、あんな停電が起きても、
もう脳改造は止まらない。もうすぐクレイブレインは、自律的に頭蓋内に
侵入し、その中で展開を開始する。そうなってしまえば、クレイブレインが
初期化され、脳改造が完了するまでの間、あなたは体を動かすことが
まったくできなくなる。ふふふ、もう少し、もう少しの辛抱よ…」
 そんな紗耶の勝ち誇った声のかたわらで、紗希の絶叫は続いた。

150 :砕かれた思い出6/うまれかわるとき(5/5):2008/05/10(土) 11:31:09 ID:7KhoNLms0
   *    *    *    *    *    *

 読者諸氏もご承知の通り、この後紗希は、人工頭脳クレイブレインの
注入を免れ、ヘルマリオンのアジトを脱出することになる。「事実は
小説よりも奇なり」ということわざそのまま、その脱出劇は、どんな
作家の想像力も及ばぬほどの意外な出来事によって果たされることに
なるだろう。

 ――だが、それはまた別の物語である。

<了>

151 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 11:47:08 ID:7KhoNLms0
…以上、お粗末様でした。
自サイトにあげたものとほぼ同じです。紗耶の行動に矛盾があったのを直し、
また改造時間が足りなくならないようにちょっと調整しました(まだ多少怪しいですが)。
あと「宇宙怪人」のデザインが不正確だったので修正しました。
他、くどい表現を多少直したところもあります。でも基本的に同じものです。

改造されたおにゃのこが命を落とす展開は自分もあまり好きではないのですが
(蟻蜂様もそこのところを何とかしたかったのだろうと思います)
話の展開上必要だと思ったのと、毎回ソルジャードールが一体ずつ
サキによって倒されていくのがシリーズの基本フォーマットであり、
そのルールに違反しまくるのはよくないだろうという判断の上でのことです。
(前回のような例外ももちろんありだとは思いますが)

ネーミングについて、未だに「人形にちなんだ」と言われる出典がわからないながら、
志摩子と月子は人形師「四谷シモン」と「人形の九月」からとりました。
聡美と佐堂は人形関係なくて、『N・H・Kにようこそ』のキャラがベースです。
紗希の偽名が「みさき」ちゃんなのと、「文芸部」というのでついやってしまいました。
紗羅は紗耶紗希の母らしい名前ということで何となくです。
最後の「よしこ」という適当な名前は「もう名前考えるの疲れました」の合図です(爆

そういえば『青銅の魔人』には小林少年と誘拐された兄妹が
青銅魔人に改造されてしまう(後に、実は衣装を着せられただけだとわかる)
というシーンがあり、なかなかいいです。

それでは…

152 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 11:52:30 ID:7KhoNLms0
>>112
それも面白いですね。迷いますねえ
(なんとなく、そのどれでもある、みたいなゆるい書き方もあるかもしれません)

153 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 12:42:53 ID:7KhoNLms0
あ、>>146の11行目の「紗耶」は「紗希」の間違いでした(汗

154 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/10(土) 14:26:58 ID:d4uf/hCq0
>>102 104
まあまあ、虐めないでやってくださいまし。
おっしゃるとおりですが、プペロイドだけでも充分でしょ?それならw

パピオマリオンがもったいないなかったのでDNA回収という手段を使わせて
もらいました。ヘルマリオンは組織構成員には優しい組織なのでw

兄上も脇が甘かったとうことでw



155 :ダイレン:2008/05/10(土) 17:55:20 ID:IjZT2oAvO
>maledictさん
乙です。紗希の過去……ずいぶんと詳しく書かれてますね


前にも書きましたが、全部世界観が別なので登場人物にもそれぞれの未来がありますよね

この改造マシーンは虫だけですか?

156 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 17:59:53 ID:e1pCzEYV0
>>155
>この改造マシーンは虫だけですか?
設定資料にはコウモリとかバラとかクラゲとかいるじゃん

157 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 18:49:33 ID:AuLrPY2v0
おにゃのこ改造@Wikiのテンプレがキモイんだがどうにかならんか?

158 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 19:17:43 ID:7KhoNLms0
>>155ダイレン様
自分は虫を続けてしまいましたが、>>156様の言うとおり、色々ありのようです
あと、鳥類なんかも面白そうですよね。

>>154蟻蜂フリーク様
自分としてはクローン再生をありにしてしまうと紗希の戦いがあまりに
不毛になってしまうのと、逆に「かつての友人を殺さねばならない」という
紗希の悲劇性が薄れてしまう感じがするので、それはなしでいきたいと
思っています。

…ただ、それはそれとして、蟻蜂様の方の世界で一本浮かんでしまいました。
パピオマリオンのクローンが完成するシーンです。
勢いで書いたのでちょっと乱れているかもしれませんがご容赦ください。
で、勝手に妄想させて頂いて蟻蜂様すみません。

159 :野望教授・妄想:2008/05/10(土) 19:22:10 ID:7KhoNLms0
「さて、お次は…」
黒いマント、顔の半分は醜いケロイド、もう片方の目にスコープのような機械を埋めこんだ
奇怪な男が、「どれにしようかな」とおやつを選ぶ子供のように、わたしたちの一人一人
を指さしながら品定めをしている。。わたしに当たりませんように!そう念じかけたわたしは、
その願いが同時に友達の犠牲を願うことでもあることに気が付き、神様にお詫びする。
そしてわたしは変わり果てた大親友の方へそっと目を向ける。
 うずくまり、すすり泣いているその姿は、とても悲しいことに、もはや人間のものでは
なくなっている。体毛の一切ない、異様な質感の皮膚、乳房に浮かんだ毒々しい
同心円模様、額からは触角、頭の両脇には複眼。楽しいときも、辛いときも
いつも一緒にいた大親友、野々村紗希ちゃんは、その華奢で愛らしかった肉体を、
そんな、人間とミツバチを合成したような奇怪な生きもの「ビーマリオン」に改造されて
しまったのだ。
 その横では、同じく異形の者に変えられてしまった紗希の姉の紗耶ちゃんと、
手芸部のおとなしい少女、西村小夜子ちゃんがいる。小夜子は紗希と同じく
すすり泣き、紗耶はやはり力なくへたり込みながらだが、目を真っ赤にして、
奇怪な男、骸教授に向かって叫んでいる。
「卑怯者!この卑怯者!よくも紗希を!よくも紗希を!」
紗耶と紗希はその美しい兄弟愛につけ込まれ、たて続けに改造されてしまったのだ。
紗耶の怒り、悔しさはどれほどのものだろう。
 そうして、少女三人の改造を終え、もう一人の少女が改造に耐えられずに「食べ」られて
しまったのを確認した骸教授は、今や五人目の犠牲者の物色を始めているのだった。
 わたしは考えていた。改造は一人ずつ順々にしかできないらしい。クラスメートの全員を
改造し終えるにはまだ時間がかかる。そして、改造を待っている間に、何か幸運な奇跡が
起きるかもしれない。例えば、正義の味方が現れて、わたしたちを救出してくれるかもしれない。
そんな夢みたいな願いも、こんな悪夢みたいな状況下では、かえってかないそうな気がする。

160 :野望教授・妄想(2/9):2008/05/10(土) 19:24:30 ID:7KhoNLms0
 だが、とわたしは思った。そんな奇跡が今すぐ起きる気配はない。五人目があの機械に
送り込まれるのは間違いないだろう。奇跡が起きて、クラスメートが助かるためには、少なくとも
その五人目の少女が改造される時間が必要だろう。誰かが犠牲になる必要があるのだ。
 ならば…わたしが、その生け贄になろう。大好きな紗希はもう改造されてしまった。わたし
だけが無事に助かっていいはずがないのだ。だって、だって、わたしたちは親友なのだから。
 骸教授の目が、いかにも悲劇のヒロインにふさわしそうな、お嬢様の御影さんに固定された。
そして新たな犠牲者を指さそうとその手を動かしかけた。
 わたしはそれを見て、ぶるぶる震えながら立ち上がり、言った。
「…わ・わ・わ・わたしを!」
 舌がもつれてうまくしゃべれない。目からは勝手に涙が流れてくる。
「わわわわたしを、かかかか改造しなさい!」
 思い切ってそう言いきったわたしは、軽く驚いている骸教授の方を向きながら、
震える指でブラウスのボタンを外し、ブラウスを脱ぐとスカートのホックを外し、次にブラを外した。
すうっとした外気が乳房に当たり、わたしは場違いな解放感を感じた。それから思い切って
ショーツを下ろした。
「か・か・改造には、こ・こうするのが必要なんでしょ!さあ、早くして!お・お・乙女に恥を
かかせないで!」
 骸教授が面白そうに答える。
「よかろう。次はお前にしてやる。それにしてもどういうことだ?人間でありながら、
ソルジャードールの美しさに目覚めたのかな?」
 わたしは怒り声で答える。
「そんなんじゃないわ。紗希が改造されて、わたしが改造されないなんて、わたし的には
ありえないからよ!だって、わたしたち、大親友だから!ね?紗希」

161 :野望教授・妄想(3/9):2008/05/10(土) 19:26:37 ID:7KhoNLms0
 そう言って目を向けたわたしを、紗希は目を丸くして見つめている。それから紗希は、
ぽろぽろと涙をこぼしながら言った。
「ちさと!やめて!わたしなんかのために…」
 わたしはむりやり笑顔を作って言った。
「いいんだよ、紗希。自分で決めたんだから。こんな時だけ引っ込み思案なんて、わたしの
キャラじゃないんだよ!」
 そのやりとりを聞いていた骸教授はいやらしく笑いながら紗希に言った。
「むはははは、果報者だな。姉ばかりか、親友も、お前のために人間を捨てると言ってくれたぞ!
わはははは。美しいのう。わはははは」
 わたしは、ともすればすくんでしまう足を引きずりながら、恐ろしい改造装置へ向かってい
歩き始めた。そして靴と靴下を脱ぎ、手術台に横たわり、言った。
「始めて!」
 骸教授は念を押すように言った。
「言っておくが、マリオンラーヴァがお前を選ぶとは限らん。お前が適合者でなければ、おまえは
激しい苦痛と共にマリオンラーヴァに吸収され、その養分となる。いいな?」
「望む所よ」
 わたしは強気で言った。生きて化け物にされるのも、化け物に食われて死ぬのも、悲惨さでは
似たようなものだ。ただ、わたしが食べられたら、紗希は独りぼっちになっちゃうな。…ううん。
ちがった。紗希には紗耶がいるんだ。お腹の中にいたときからずっと一緒の、わたしなんかより
ずっとずっと強い絆で結ばれた女の子。わたしがどんなに紗希が好きで、紗希の一番の人に
なりたいと思っても、わたしは紗耶にはなれない。なんだか悔しいな。
 そんな幾たびも心に浮かんだ軽い嫉妬心を抱えたわたしを、手術台は装置の中に運び始めた。
そして、赤黒い光に照らされたわたしを、無数の触手が包んだ。緊張の糸がぷっつりと切れた
わたしを激しい恐怖が襲った。わたしは半狂乱になり、わけのわからないことを叫んでいた。
「ああ、入って来ちゃうよ!ああ!入ってくる!入ってくるよ…ああああああ!」

162 :野望教授・妄想(4/9):2008/05/10(土) 19:29:40 ID:7KhoNLms0
 大声をあげてわたしはベッドから飛び起きた。 とてつもなく生々しい、おぞましい夢を見て
しまった。ぐっしょり汗をかいて激しく息をしているわたしに、横にいた紗耶が声をかける。
「…ちさと、大丈夫?ひどくうなされていたと思ったら、いきなり大声をあげて…」
 わたしは昨日までのままの姿をした紗耶の顔を見て、自分の体を見て、周りを見回して、
それから大きな安堵のため息をついた。ここは合宿所。今日はサマースクールの最終日。
悪夢の中で半日ほど過ごしてしまった日を、これから正式に迎えることになるわけだ、と
いうことが分かった。
「ちさと、もう朝食の時間だよ。早く着替えて食堂においでよ」
紗耶はそう言って部屋を出て行った。わたしはパジャマを脱ぎ、夢の中で着ていたのと
同じ衣装に着替えて、食堂に向かった。
 食堂ではもう朝食の準備ができあがっていて、みんながわたしが来るのを待っていた。
「ごめーん。また寝坊しちゃった」
 言いながら、まだ起きてきていない子も多いことに気づいた。春子がいないし、あの、夢の
中で怪物に食べられてしまったひな子もいない。そして…
「紗希は?わたしならともかく、紗希が寝坊するなんて珍しい、ていうかありえない!
何かあったの?」
 紗希に限って寝坊などありえないことをよく知るわたしは、真剣に紗希の様子が心配になった。
「わたし、部屋に行ってくるよ」
 そういって食堂を出ようとしたわたしを、紗耶がぞくっとするほど冷たい声で制止した。
「いいのよ。あんな出来損ない」
 何だ?何か変だ。いつもの紗耶じゃない。
 不審に思って紗耶の顔を見るわたしに、小夜子も声をかけた。
「そう。出来損ない、要らないわ」
 驚いて小夜子の顔を見る。その顔には何かどす黒い憎悪のようなものが貼り付いている。
いつものおとなしい小夜子じゃない。当惑するわたしに、紗耶がわけの分からない説明を始めた。

163 :ダイレン:2008/05/10(土) 19:29:51 ID:IjZT2oAvO
>>156
>maledictさん

ありがとうございます。自分の目が行き届いてないばっかりにお手数おかけいたしました

自分は由美ちゃんに友達を手にかけてほしくないんすけど……そこら辺は紗希の壊す力・由美ちゃんの救う力の違いを描きたいですね

戦闘とかにも力を入れていきたいと思いますんで、ご理解頂きたいと思います

164 :野望教授・妄想(5/9):2008/05/10(土) 19:32:45 ID:7KhoNLms0
「紗希とわたしはいわば天然のクローンだからね。遺伝子はあるの。あなたと同じで記憶情報も
揃っている。でも、紗希の複製を作ってもあんまり意味はないのよ。なぜなら、ディソルバー・
サキの強さの由来は、その無改造の脳が繰り出す、予測困難で柔軟な行動パターン。
残念だけど、複製が『本物』にかなうわけがないことははっきりしてるのよ」
 何を…紗耶は何を言っているのだろう。わたしはあの悪夢がまだ醒めていないような気に
なってきた。この場を逃げ出すべきではないのか。このままここにいると、何かとても恐ろしい
ことに巻き込まれるのではないか。そんな、本能的な恐怖がわたしの中に芽生えた。
そしてその恐怖に促されるまま、わたしは食堂を出ようとした。
 だが、そんなわたしを紗耶の手が引き留めた。とても人間とは思えない強い強い力だ。
「逃がさないわよ」
 その顔には邪悪な喜びを湛えた笑みが浮かんでいる。紗耶は厨房の方に声をかけた。
「教授!そろそろ大丈夫ですか?」
 厨房から調理係のおばさんがマスクをして出てきた。そして、下卑た男性の声で答えた。
「もうとっくに細胞は定着しとるわい。まったく、くだらんことをしおって」
 調理のおばさんはマスクを取り割烹着を脱いだ。ああ。なんてこと。その下から出てきたのは
あの悪夢の主役、骸教授だ。
 紗耶は骸教授の姿を見て驚きもせず、強気で言い返す。
「『くだらないこと』じゃありません!ちさとの精神に、前回にはなかった要素を効率的に
組み込む、大事な手続きです!」
 骸教授は苦々しく言い返す。
「つくづく生意気なやつだ。ともかく、茶番は終了させるぞい」
 そう言って骸教授は手の中の装置のようなものを操作する。とたんに、食堂は姿を消し、
周囲は気味の悪い部屋に変わった。そして、紗希たちの衣服は消え去り、みんな
生まれたままの裸の姿になってしまった。みな、その姿を恥じらいもせずに堂々と立っている。
その様子は、何か別の生きものを見るようだった。

165 :野望教授・妄想(6/9):2008/05/10(土) 19:33:25 ID:7KhoNLms0
 教授が軽く怒りながら言う。
「あ、お前たち衣服もホログラムだったのか。わし一人にこんなアホな格好させおってからに。
しかも、結局出番はなしじゃ!」
 ホログラム。つまりさっきまでの食堂は立体映像だったということらしい。そして、部屋の中央、
長テーブルのあった場所には、あの悪夢に登場したマリオン・ラーヴァと呼ばれる人工生命を
収納した機械が据えられ、夢の中と同じく、白い手術台がその前にせり出している。
 状況はよく分からないものの、自分が夢の中と同じく、あれに乗せられるだろうことだけは
直観的に分かった。目覚める直前のあの恐怖が甦り、わたしは絶叫した。
「いやああああああ!改造なんていやだ!」
 ふと見ると、わたしの腕を握っていた紗耶の手は、爪のない白いグローブをつけたような
形態に変化している。驚いて見上げると、その姿は悪夢に出てきた紗耶の姿そのままだ。
毛一筋ない青い皮膚、乳房を彩る毒々しい同心円模様、太い触角、頭に埋まった複眼…
 紗耶だけではない。小夜子もやはりあの蜘蛛の怪物になり、その他の子たちも様々な
異形に変じている。しかし、夢の中とは異なり、誰一人としてその姿を嘆いたり悲しんだり
恥じたりはしていない。むしろ、その姿を得意がり、誇示しているように見えた。
「ああ、紗耶!悪夢じゃなかったの?どういうことなの?」
 わたしはおびえ、うろたえながらどうにか言葉をつないだ。紗耶は説明を始めた。

166 :野望教授・妄想(7/9):2008/05/10(土) 19:34:05 ID:7KhoNLms0
「あなたが見た『悪夢』は三年と少し前のあなた自身の記憶。正確に言うと、マリオンラーヴァ
にバックアップされた、オリジナルの相良ちさとの改造直前までの記憶情報よ。
 相良ちさと、あるいはパピオマリオンは一度死んだ。とてもひどい死に方だったわ。
それを惜しんだ骸教授が、あなたのクローンを培養した。そこにいる小夜子や綾香と
同じようにね。そして、一時間ほど前にちさとクローンの培養は完了し、早速その真っ白な脳に、
バックアップされていた相良ちさとの記憶情報がインストールされた。これで、改造直前の
相良ちさとがほぼ完全に復元された。あとはこの新しいちさと、つまりあなたをもう一度、
あのときよりも格段に性能の増したマリオンラーヴァに与えて、改造すればパピオマリオンは
復元される。だけど、わたしはその途中に一つのステップを提案したの。つまり、ホログラムを
用いた、ちさとクローンの精神誘導。あなたに三年前と同じパジャマを着せ、ホログラムで
再現された合宿所のベッドで寝かせる。要するにあなたが今しがた経験しつつある手続き。
 さて、マリオンラーヴァがお待ちかねよ。続きは作業しながら話すわ」
 紗耶の怪物はそう言うとその翅を一瞬羽ばたかせた。わたしの衣服は一瞬で切り刻まれ、
わたしは生まれたままの姿にされた。そして怪物化した紗耶のものすごい力で引きずられ、
手術台に固定されてしまった。
 紗耶の怪物、ホーネットマリオンはうれしそうにわたしの顔を覗き込んだ。
「もうじき大事な仲間が帰ってくる。とてもうれしいわ。あなたのオリジナルがあの作戦に
同意したときには、こんな日が来るとは思っていなかった。骸教授に感謝しなくてはね」
 悪夢…いや三年前の、今はいない「本物のわたし」の記憶通りに、装置の口が開く。だが、
手術台は動き出さない。紗耶が言う。
「前回のあなたには『絶望』がちょっと足りなかった。実はわたしもそうなんだけど、わたしの
場合にそれがいい方に発現したのに対して、あなたの場合、その要素が裏目に出て、
操り人形としての性能によくない影響が出たの。今回せっかくやり直せるんだから、
あなたにはしっかり絶望してもらおうと決めたのよ」

167 :野望教授・妄想(8/9):2008/05/10(土) 19:35:03 ID:7KhoNLms0
 紗耶はむごいセリフを淡々と吐いた。骸教授が大きな舌打ちをした。自ら名乗り出たわたしを
手術台に送ったのは骸教授だ。紗耶にそのつもりはなくとも、紗耶のセリフが、暗にこの陰湿そうな
老人を責めているように聞こえたのだろう。
 紗耶は続けた。
「そしてもう一つ。今のうちにあなたにどうしても知っておいてもらいたいことがある。とても
重要な事実よ」
 これ以上、どんな恐ろしい事実を知らされるというのか。わたしは思わずごくりとつばを飲んだ。
「あなたをむごいやり方で殺したのは紗希よ!あなただけじゃない。小夜子や綾香や、そのほか
何人ものクラスメートを紗希は殺した。わたしたちが化け物だという理由で。自分も化け物に
なってしまったのに、そのことはちゃっかり棚に上げてね」
 わたしは思わず叫んでいた。
「嘘よ!そんなの信じない!」
 紗耶は追い打ちをかける。
「嘘だと思うなら、これをご覧なさい」
 そう言うと紗耶は壁面のスクリーンを指さした。スクリーンには、改造された紗希が、わたしの
顔をもった蝶の化け物を惨殺するシーンがはっきり映し出されていた。わたしは息をのんだ。
「残念だけど、これが真実よ。あなたはこれから肉体改造と脳改造を受け、心の中まで、
わたしたち同様、人間の基準で言う『化け物』になる。新型の改造装置の試作品で、
装置から出てきたときにはちゃんと「糸がつながった」、つまり完全に脳改造が済んだ状態に
なっているわ。肉体だけではなく、心の中まで人間らしさがなくなるの。恐ろしいでしょう?
人間なら当然の感情。でも、わたしたちはみな、その試練をくぐり抜けて一緒に生きてきた。
でも、その運命から、紗希一人が逃げ出したの。いつだってわたしたちは紗希を迎え入れる
準備をしているのに、紗希はそれを拒み、恐ろしい殺戮者として生き続けているのよ。
いい?つまり紗希は、自ら進んで『同じ』になることを決意したあなたを、裏切ったのよ!

168 :野望教授・妄想(9/9):2008/05/10(土) 19:35:44 ID:7KhoNLms0
 …紗希を恨むなというのは無理ね。だけど、わたしはわたしなりに紗希を救いたいと思っている。
紗希は脳と肉体のバランスがとれていない、危険な未完成品なのよ。ちゃんとみんなと
同じになれば、そんなことはなくなる。妹だからわたしは何とかしてあげたい。でもね、
わたしのこんな気持ちを無理に共有しろとはいわない。あなたはあなたの思うように考えなさい。
 さあ、大事な話は終わったわ。改造を始めましょう。次に合うときはまた友達だね」
 最後の最後で、紗耶は昔のままのようなやわらかな声をかけた。もうじき人間では
なくなってしまうというとてつもない「恐怖」が、ほんの少し緩和された気がしたが、
これは改造にとってマイナスなのではないのかしら、と妙に冷静な思いが浮かんだ。
 だが次の瞬間、わたしを飲み込んだ改良型マリオンラーヴァが、わたしの体と心に、
ありとあらゆるどす黒く歪んだものを注ぎ込み始めると、そんな冷静さのカケラは吹き飛んで
しまった。わたしの体と心は急激に変化し、人間だったときの感情は急速に色あせ、
理解できなくなり始めた。ああ、怪物になっていく。手も、足も、お腹も、おっぱいも、
そして心も。人間のままの部分がどんどん失われていく。もう戻れない。二度と帰れない。

 マリオンラーヴァにくるまれ、怪物、いや改良型ソルジャードールとしての自覚が
急激に芽生え始めたわたしは、自分の中に人間のままの部分が一箇所だけ残っていることに
気が付いた。マグマのようなどす黒い思いだ。
――そう、それは、今しがた芽生えた、「紗希への憎悪」だった。

<了>

169 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/10(土) 19:41:59 ID:7KhoNLms0
…以上、お目汚し失礼しました。

紗耶は自分が紗希を逃がしたことを伏せてますね。
この腹黒さは蟻蜂様の「けなげキャラ」とはちょっとずれるかもしれませんが、
まあ、あくまで仲間になる前の、人間相手のことですので。
それより教授の出番がやっぱり減っちゃいました。
一応、教授の紗耶への感情を出すように意識したつもりですが。

>>163ダイレン様
規制が気になるあたりで書き込み頂いたので、後半さくさく投下できました。

由美ちゃんvs紗希ですか?楽しみです!

170 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/10(土) 21:11:33 ID:d4uf/hCq0
>>maledictさん
乙です^^ 感動です^^ どんどん使えそうなのがあれば使っちゃってくださいw
maledictさんの細かい表現技法とか大変勉強になります^^ 

スピンアウトをさらに重ねて、孫娘マリオンヘイルちゃんでネタ思いついてしまった^^;

171 :名無しより愛をこめて:2008/05/10(土) 22:32:22 ID:x7Zm2l0M0
maledictさん乙です
創作意欲がすごく湧いておられるようで驚きです

ところでヘルマリオンものに関してBeeF氏が残した設定資料を読んでて、ふと思ったのですが
パピオマリオン=相良ちさとの設定について
>紗希との想い出の数々のひとつひとつを踏みにじるように罠を掛けるが、最後には…?
とあるんですが、この「が、最後には…?」が気になります
ひょっとしてBeeF氏の構想では、maledictさんが書かれたように演技ではなく、ちさとは死のまぎわに
本当に自我を取り戻して紗希に詫びたあと、友情を再び確認し合うというエンディングにするつもり
だったのでは?
その意味ではBeeF氏以上に、maledictさんの方が鬼畜ですね(褒めてます)

まあSSのかたちになっていない以上、最初に書かれたものが正史になるということでいいと思います

172 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/11(日) 00:00:44 ID:MHS2HmaxO
>>171
お褒めいただきありがとうございます(冷汗

痛いご指摘です。たしかに「が、最後には…?」の部分はフォローできていません。
自分のもある種のどんでん返しではありますが、「踏みにじる『が』(しかし)」という逆接にはなっていませんね。
単に自我を取り戻す(拙作でいうと「糸が切れる」)だけならば毎回のお約束のシーンの筈で、
それ以上の何かなんだろうかと考えたものの、よくわからず、結局書きたいように書いてしまった、ということです

よく考えると上記の展開も、シャドウムーンさんの末期のセリフとして日曜の朝から全国に放映された
ものと大差なかったりしますね(考えれば、ブラックってかなりキツい話でしたね。偉大です)

173 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:47:51 ID:ldFe4k/J0
出来立てホヤホヤのSS投下します。

調子がよく3時間で仕上がりましたが、早くできた分、
内容が浅いかもしれません^^;(その点はご容赦願います^^;)

174 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:51:06 ID:ldFe4k/J0
「野望教授の孫」
【フランス共和国  ストラスブール】
「キャハハハハハハ!」
少女のような笑い声が聞こえると同時に強烈な爆音が響き、爆風によって人々が木の葉のように吹き飛ばされていく。
ドイツ国境近くの中堅都市は正体不明の物体に攻撃されていた。
TGVが停車する駅舎が吹っ飛び、フランスらしく洒落た外見を持つ欧州人権裁判所、欧州議会などのEUの主要施設の建物も次々と破壊
され、ユネスコの世界文化遺産に登録された旧市街も炎に包まれていく。
ヨーロッパ有数の伝統都市はわずか時間のうちに灰燼に帰した。
ラファール戦闘機やルクレール戦車などの強力な兵器を装備しているフランス軍も、謎の物体の前にあっさり撃破された。
「ホッホッホ、大統領よ。名はイヌコジとやらだったかの?無駄な抵抗はやめるのじゃ。次はマルセイユかリヨンか?いっそのこと貴様のいる
パリでも焼いてやろうかのぉ・・・ホッホッホ」
骸教授の『ご挨拶』のメッセージを受け取り、フランス大統領イヌコジはエリゼ宮の執務室で呆然としていた。
モニターには廃墟と化したストラスブールの街並み、無数の市民の焼死体、フランス軍の兵器の残骸が映っていた・・・・・・
対ヘルマリオン強硬派で知られる彼に反撃を躊躇させるのには充分なものだった。



175 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:52:11 ID:ldFe4k/J0
【アジト】
「たっだいま〜 じいちゃん!」
「ホッホッホ、おかえり。今帰ったのか。楽しかったか?」
「うん、いっぱい殺しちった。へへ」
骸教授がフランス帰りの孫娘と楽しそうに会話を交わす。
「そうか。よかったのぉ・・・。それじゃ、フンコロガシマリオンとでも遊んでおいで」
「は〜い!」
マリオンヘイルはマリオンラーヴァの前を高速で走りぬけていった。
その折にプペロイドが2体跳ね飛ばされてしまった。
「こりゃ!もっと静かに行くのじゃ!」

すれ違うソルジャードルたちが立ち止まって最敬礼する。
「ちゃ!トンボちゃん元気ぃ〜?」
「カゲロウちゃんも姉妹仲良しだね」
ソルジャードールたちに愛想よく声をかけていく。



176 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:53:20 ID:ldFe4k/J0
「きゃはははは まてぇ〜!」
「ヒィ〜〜〜」
「フンコロガシ、今度捕まったら、キック3発ねぇ〜 きゃはははははははは」
涙目でフンコロガシマリオンがフンを転がしながら逃げ回る。邪念獣ガッジーラもマリオンヘイルの後に従って飛び回る。
フンコロガシマリオンは実質マリオンヘイルのウォーミングアップに使わている。やみくもに汚物を転がすだけのものを養っておくほど、
ヘルマリオンも構成員に優しくはなかった。
「マリオンヘイル様、専用エネルギー『ドールビタンD』でございます。」
遊び終えたマリオンヘイルにスパイダーマリオンが哺乳瓶を跪いて差し出す。
「ねえねえ、クモちゃん、今度、人間狩りに行くんだって?ヘイルもついて行っていい?」
「はぁ・・・・構いませんが、骸教授様のお許しを得たほうがよろしいのでは?・・・・・」
「うん そうだね。クモちゃんはいつもみんなのお世話してエライね」
「いえ、そんなこと・・・・・・」
スパイダーマリオンは謙遜した。
「じゃあ、じいちゃんがいいよっていってくれたら、約束だよぉ!ちゃば〜〜い!」
エネルギー補充が終わると、通路を猛スピードで走り去っていった。プペロイドを3体ほど吹き飛ばしながら・・・・



177 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:54:10 ID:ldFe4k/J0
【都内S区】
プペロイドを数十体引き連れて、人間狩りのターゲットポイントに現れた。
建物の中では、私服姿やブレザーやセーラー服などいろいろなタイプの制服に身を包んだ高校生が席に座って
参考書を読んでいたり、ひたすら問題集の問題を解いていたり、息抜きに友人と談笑したりしている。
「よかったですね。骸教授様のお許しが出て。」
「うん。でもねぇ、ホーネットちゃんがダメ〜って言ってんだけど、じいちゃんが怒っちゃって、結局、OKだってさ。へへへ。」
マリオンヘイルは無邪気にスパイダーマリオンと会話する。
「ねえねえ、クモちゃん、あそこで人間狩りするの?」
「左様でございます。あそこは予備校というものでございまして、手ごろな素材がウヨウヨいます。どうやら今は休憩時間らしいですね。
改造前に私も夏期講習だとかでお世話になりました。」
「ふーん。クモちゃんもいたことあるんだ?ねぇねぇ、楽しかった?」
「いいえ、退屈なところでした。ですから、マリオンヘイル様、選ばれし者だけでも『楽しい』場所に連れていって上げましょう。」
「うん!で、誰を連れてけばいいの?」
「はい。今回は容姿にすぐれたメスがターゲットでございます。マリオンヘイル様のスカウティングセンサーにも反応が出ると思いますので、
反応のあったものをお捕まえください。」
「反応無しのとかオスは?」
「フフフ、そうですね〜 殺しちゃいましょうか。」
邪悪な微笑がスパイダーマリオンに浮かぶ。
「では、参りましょうか。」
「うん!」



178 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 06:55:36 ID:ldFe4k/J0
「川井塾」という看板のある建物に2体とプペロイド達が突入した。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!」
予備校の建物の中から悲鳴があがる。
学生達や職員や講師たちが逃げ惑う。
「フフフフ、もう逃げられないわ。」
スパイダーマリオンが口から吐いた糸がブレザー姿の可愛らしい顔の女子高生をグルグル巻きにしていた。
顔以外、糸でグルグル巻きにされ、一生懸命、体を動かして逃れようとしているが無駄な抵抗である。
マリオンヘイルやプペロイドは透明な拘束具を使って素材を確保する。
「きゃはははは、おもしろーい! アンタ邪魔!」
マリオンヘイルが男子高校生を払いのける。その男子高校生は飛ばされて、壁に叩きつけられて潰れ、肉片や血を撒き散らす。
予備校は地獄絵図の様相だった。



179 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:02:56 ID:ldFe4k/J0
受付カウンターのテーブルの下で女性事務員が事務員が隠れて震えていた。
周囲が静かになったため、彼女はそっとあたりの様子を窺おうとテーブルから顔を出そうとした。が、そのとき、
「みーつけたっ!きゃははははは」
無邪気な笑顔で、西洋の少女人形のようなものがカウンターのテーブルの上に立っていた。
10歳ぐらいの小学生ほどの大きさがあった。
「い、いやぁ〜〜〜〜〜!」
制服姿の事務員が悲鳴を上げる。
「うん?反応しないな・・・・・・」
マリオンヘイルがそういいながら、ひょいっと彼女を片手で持ち上げる。
「どうしよっかなぁ・・・・・ねえねえ、クモちゃん、コレ、どうすればいい?きゃはははは」
一通り捕獲を終え、そばに控えていたスパイダーマリオンに聞いた。
「ちょっと拝見させていただいて宜しいですか?マリオンヘイル様。」
スパイダーマリオンはそういって覗き見た。
「あなた、綺麗な顔してますね。フフフ。年はいくつ?」
「に、に、23です・・・・・」
事務員は怯えきった顔で答える
「ふ〜ん。16〜18才に設定してたせいで反応がなかったのね。おめでとう。あなたも連れて行ってあげる。
マリオンヘイル様、ソレは素材でございます。」
スパイダーマリオンは糸を吐いて事務員を拘束する。



180 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:03:58 ID:ldFe4k/J0
「じゃあ、終わったことですし、引き上げましょう。マリオンヘイル様」
「うん!おもしろかったね〜!クモちゃん」
「はい」
清清しい笑顔でスパイダーマリオンは返事をした。
獲物はプペロイドたちが抱えている。計34体を捕獲した。
玄関口を出ると、警官や野次馬やマスコミ関係者の死体が転がっていた。

「お迎えに上がりました。マリオンヘイル様。」
玄関口から出ると、ホーネットマリオンがそれまで腰掛けていた赤色灯のランプが叩き割られたパトカーから飛び降り、跪いて言った。
「スパイダーマリオン、ダメじゃない。モタモタしてたら!アンタたちが夢中で捕まえてるとき、すでに囲まれてたわよ。私がいなかったら
マリオンヘイル様に余計な手間をおかけさせてたところじゃない!」
「ごめんなさい・・・・ホーネットマリオン・・・・」
スパイダーマリオンが上下関係があるわけではなかったのだが、思わず謝ってしまった。
「え?手間じゃないよ〜 警察屋さんと遊ぶの大好きだしぃ〜 きゃはははは」
マリオンヘイルが無邪気にしゃべる。
「マリオンヘイル様、骸教授様がお待ちです。さあ、参りましょう。」
「うん!ホーネットちゃん!」
ホーネットマリオンがその場を仕切っていた。
スパイダーマリオンは何か言いたそうな目でホーネットマリオンを見つめていた。



181 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:05:21 ID:ldFe4k/J0
【都心近郊M市】
「くそ!しぶといな!プペロイドのくせに!」
ビーマリオンは息が切れそうになっていた。
「ギギッ!」
プペロイドがまだ10体ほど生き残っている。
(・・・・まだ5体ほどしか倒してないのに)
ビーマリオンは焦りを感じつつあった。
公安の長田からS区にある予備校が襲撃される恐れがあることを知らされて、ヘルマリオンが来る前に迎え撃とうとしようとしたのだが、
ヘラクレスマリオン率いる一団に襲われていた。
「ハッハッハ!そいつらは俺直属の格闘戦強化型のプペロイドさ。通常のヤツの2倍の戦闘力。並みとはちがうんだよ!並みとはな!
お前たち!やってしまえ!」
ヘラクレスマリオンがプペロイドをけしかける。
「ビースティンガー!」
ビーマリオンは乳房を揉むように刺激して乳首から発射する。
かろうじて1体倒す。しかし、生き残ったプペロイドが、なおも襲い掛かる。
「ええぃ!・・・ビースティンガー!乱れ撃ち!」
さらに乳房を刺激し、針を連射する。
まだ3体ほど生き残っている。プペロイドに今までこんなに苦戦したことはなかった。
「俺様が手を下すまでもないかな。ハッハッハ」
「おい、ヘラクレスマリオン!」
スタグビートルマリオンが姿を現す。
(よりによって・・・・・ソルジャードールが、もう1体も・・・・)


182 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:06:01 ID:ldFe4k/J0
「なんだって、もう少しだぞ・・・・」
スタグビートルマリオンに耳打ちされた後、ヘラクレスマリオンは狼狽した。
「骸教授様の命令だ・・・・足止めだけでいいそうだ。」
「ちっ!ビーマリオン!命拾いしたな・・・・・次は覚悟しておけ!」
ヘラクレスマリオンたちは姿を消した。
ビーマリオンはその場で倒れこんでしまった。
そして激しい雨が降り出し、容赦なく大粒の雨がうつ伏せに倒れたビーマリオンをたたきつけていた。

やがて、公安の面々が駆けつけ、ビーマリオンをワゴン車でどこへともなく運び去った



183 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:07:48 ID:ldFe4k/J0
【アジト マリオンラーヴァ】
「ホッホッホ。今日もまた大漁じゃの。ピチピチじゃわい。でかしたぞ!マリオンヘイルにスパイダーマリオン!」
「てへへ〜褒められちった。」
マリオンヘイルはスパイダーマリオンのほうを向いて無邪気に笑う。スパイダーマリオンは跪きながら微笑で返す。
骸教授は檻の中の女子高生達を嘗め回すような目で見る。
「1匹、ちょっと年食ったのがいるようじゃが、まあ、よかろう。ホッホッホ。年功序列とやらでコイツから改造してやろう。
おい、そこのプペロイド、こいつを手術台へ持って行け!」
「い、いやぁ〜〜〜〜!」
可愛らしいルックスで予備校生たちからも人気のあった23歳の予備校事務員がプペロイドに引きずられていく。
プルンと形のいい胸があらわになり、全裸にされ、手術台に載せられる。
マリオンラーヴァは不気味に鼓動を繰り返す。
「きゃぁぁぁ・・・・・・・・・・・・・・」
悲鳴とともに彼女は飲み込まれていった・・・・・・・・
「ホッホッホ。アオスジアゲハかぁ・・・・ホッホッホ。ブルーラインマリオンと名乗るがよい。蝶は美しいのぉ。」
「ありがとうございます。ヘルマリオンに栄光あれ!」
「アオスジアゲハ、アゲハ〜 きゃはははははははは。コレね〜私が捕まえたんだよ。」
マリオンヘイルは嬉しそうにはしゃぐ。
「ホッホッホ、そうじゃったかぁ。孫のためにも頑張るのじゃぞ。ブルーラインマリオンよ!」
「かしこまりました。骸教授様」


184 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:20:45 ID:ldFe4k/J0
「そうじゃ、マリオンヘイル。好きなの檻から選んで来るがよい。」
「え?いいの?じいちゃん、でも、どれ選んでいいかわかんない・・・」
「マリオンヘイル様、わたくしが手伝いましょう・・・・」
傍に控えていた何体かのソルジャードールの中からホーネットマリオンが名乗り出た。
「たわけ!出すぎた真似をするな!ホーネットマリオン!身の程を知るのじゃ!引っ込んでおれ!」
骸教授が怒鳴り声を上げると、ホーネットマリオンは一礼して元の位置に戻った。
ビクッとした、マリオンヘイルは泣きそうになっていた。マリオンヘイルは泣き出すと超強力な破壊音波を出す。
(・・・しまったわい!ワシとしたことが・・・・・)
骸教授自身も慌てていた。が、そのとき、
「マリオンヘイル様、ではわたくしと選びましょう・・・・」
咄嗟にスパイダーマリオンが歩み寄った。
「うん。クモちゃん。クモちゃん大好き。」
機嫌が直り、みなホッとため息をついた・・・・
「ホッホッホ。スパイダーマリオンよ、お前はほんとうに気が効くのぉ・・・(誰かと違って)」
骸教授がホーネットマリオンに対する皮肉を込めて言った。


185 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:24:02 ID:ldFe4k/J0
「じいちゃん、こいつにする。クモちゃんと選んだんだよ。てへへへへ」
ショートボブの健康的なタイプの女子高生だった。
「離せ!このやろー!」
マリオンヘイルにつかまれながらも暴れている。
「フフフ、言葉の汚いこと・・」
横で、スパイダーマリオンがつぶやく。
「!!!(このクモの化け物、見覚えがある!捕まるずっと前にもどこかで・・・・・・・)」
女子高生は暴れながらも思いだそうとしていた、そしてソルジャードールの中のある者を目にしたとたん思い出した。
立てひざの体勢で跪いて控えてるソルジャードールの集団の中に見覚えのある顔が・・・・
(・・・・後藤先輩!?)
彼女はサマースクールで拉致された彼女たちと同じ高校の下級生であった。スパイダーマリオンに改造される前の西村小夜子とも1度は
顔を合わせたことがあったのだろう。無意識に記憶していたのかもしれない。そして彼女はラクロス部員であった。スコーピマリオンに改造
される前の後藤結の部活の後輩である。
(サマースクールで行方不明になった上級生達は皆、こいつらに拉致されたんだわ・・・・しかも化け物になんかにされて・・・・・・)
「ご、後藤先輩ですよね!先輩!わたしです!1年の辻沢ひかりです!助けてください!」
聞こえているはずなのに、スコーピマリオンはピクリとも反応しない。


186 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:27:00 ID:ldFe4k/J0
「あら?私達の後輩?うれしいわ。スコーピマリオン、あなたと知り合いみたいよ?何か言ってあげたら?フフフ」
スパイダーマリオンがスコーピマリオンに声をかける。
「辻沢、久しぶりね。来年のレギュラー入り間違いなしだったよね。来年なんてもうないけど。あはははは。でもこれからはラクロスなんかより
もっと楽しいことがまってるわ。ようこそ。ヘルマリオンヘ。辻沢ひかりさん・・・なにマリオンになるのかな?楽しみね・・・・あははは」
「・・・せ、先輩・・・・・そ、そんな・・・・」
辻沢ひかりは尊敬した先輩がすでに人間でなくなっていることが見た目からもわかっていたのだが、もしや・・・・という一縷(いちる)の望み
も絶たれてしまい、絶望のふちに立たされてしまった。
「い、いや・・・・触らないで・・・近寄るな!」
大声をあげ、無駄な抵抗を続けたが、いつの間にか全裸にされてしまった彼女もまた、マリオンラーヴァに吸い込まれていった。
触手に絡まれたあともしばらくは抵抗を続けたが、次第に大人しく従順になり、新しい体へと作り変えられていった。
「ここまで抵抗するとはのぉ。ほっほっほ。改造後が楽しみじゃ。」
骸教授は下品な笑みを浮かべた。
「わ〜い、出けた、出けたぁ〜 わ〜〜い」
マリオンラーヴァから手術台が排出されてきた。


187 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:27:54 ID:ldFe4k/J0
「ほほぉ!これは驚いたわい!アシナガ蜂か・・・ホーネットマリオンやビーマリオンとほぼ形状は同じじゃが色合いがちがうのぉ・・ホッホ。
ペーパーワスプマリオンと名乗るが良かろう。いや、ワスプマリオンと名乗るがよい。」
「ありがたき幸せです!蜂の力を存分に発揮させていただきます・・・・・・・・」
「うむ。良い心がけじゃ。期待しておるぞ。」
(ホッホッホ。ようやく正統派の蜂のソルジャーマリオンが出来たわい。ボディの基本色も青ではなく黄色ベースでまさに蜂そのものじゃ。)
骸教授は不敵な笑いを浮かべて、ホーネットマリオンの方を見た。
「同じ部活とやらのよしみでスコーピマリオンと組んで任務をこなすがよかろう。おい、スパイダーマリオンよ、可愛い後輩にアジトの中を案内
してやれ。」
「はい。かしこまりました。フフフ、とても素敵な姿よ。ワスプマリオン。さあ、行きましょ。」
ワスプマリオンはスパイダーマリオンに連れられて、訓練場の方へと向かっていった。



188 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:28:27 ID:ldFe4k/J0
【アジト 研究室】
骸教授はモニターを見ていた。
「わがアメリカ合衆国、およびその同盟国は今、世界を騒がしているヘルマリオンなるテロ組織に決して屈することはないでしょう。こうして
ここホワイトハウスで主要国指導者が一同に介し声明を発し、我々の結束が強固なものであることをヘルマリオンに対して示すのであります!
我が国のボルチモア、フランスのストラスブール。この2つの都市が無残にも破壊され、罪のない何十万人もの市民が犠牲となりました。
平和で穏やかで幸福に満ちた彼らの人生そのものを奪ったテロ組織を断じて許すことは出来ません!犠牲となった市民に哀悼の意を示す
とともに、彼らを弔うべく、世界規模で大規模な軍事作戦を行うことを検討しています。平和に対する挑戦を我々は受けてたちます!・・・・・」
アメリカ大統領の演説が流れてる。世界中に同時中継されているらしい。
「ホッホッホ。第7艦隊と中堅都市ひとつでは懲りていないようじゃの。おろかなヤツじゃ。そうじゃ、マリオンヘイルよ、ニューヨークと
ロスアンゼルスで遊んできなさい。そうじゃ、それとガッジーラも連れて行きなさい。」
「はーい!じいちゃん、みんな殺してくればいいの?」
「おお。そうじゃ。皆殺しにしてきなさい。兵隊さんともよく遊んでやるんじゃぞ。」
「やったー!戦争ごっこだぁ〜!わーい」
無邪気に喜びながら、信じられない速度でマリオンヘイルは邪念獣ガッジーラとともに東の空へ飛んでいった。

<完>


189 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 07:32:14 ID:ldFe4k/J0
以上です。

孫娘は思いっきり鳥○明のDBじゃないほうの代表作の某キャラが入っちゃっています^^;
アシナガ蜂を出すのに悩みましたが、主役級の双子姉妹を生かすため、体の色で差別化を
図ってみました・・・・^^;

190 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:20:38 ID:rjatU1DTO
改造よりも、ストーリーのが今回力いれちゃいましたが、エピソード1です

「地獄より生まれし天使」


――楽しいはずだった


動物公園へ遠足へ行った帰りにそれは起きた。ヘラクレスカブトムシのような化け物がバスを襲撃したのだ。
世間では"遠足の小学5年生 全員行方不明"と、なっていることだろう。現に子供達は秘密結社・ヘルマリオンによって拉致されたのだから。

目の前で担任の木下智恵美はムカデの怪人に改造された。ヘルマリオンでいう、改造超兵"ソルジャードール"である。
ムカデということで、センチピードマリオンと名付けられた。木下の変わり果てた姿である。


「きゃあ!!」
白い服で肌を包む由美。彼女はセンチピードマリオンによる"恐怖の選別"の合格者である。
それは2つある地獄への分かれ道。合格すれば、改造への適齢期への育成を受ける。不合格者はその行く先すらわからない。
ともかく、由美は容姿が可愛いという理由で合格したわけだ。そして、その教育を受けることとなった。
まずは体を鍛えさせられる。ノルマは小学5年生でありながら、大人と同じ程に厳しい特訓がなされる。
知識についても、"ヘルマリオンによる世界征服"を4時間程授業をさせられる。また、女子については発育育成のためのジュースを飲まされる事が良くある。
由美は体育と称されたトレーニングの時に倒れた綾を介抱しようとしたがプペロイドに邪魔されて、ぶたれたところだった。
綾はプペロイドに引きずられて休養室へ連れて行かれる。休養室と言っても、治癒用のカプセルがあるだけだ。
だが、女子はこのアジトの総司令である骸教授の意向で大切に扱われている。

191 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:21:53 ID:rjatU1DTO
ぶたれた由美は頬を押さえて再び筋肉トレーニングへ戻る。とはいっても、女子は筋肉を付きすぎないように柔軟はかりさせられる。
「くそ!よくも由美ちゃんを……」
隣にいた健一はプペロイドへ殴りかかりに行った。虚をつかれたプペロイドは倒れたが、巨大な触手……いや、腕が健一の頭を掴んで床へとたたき伏せる。
「うぐっ……」
「あらぁ?健一君、下等動物の君がやるべき事は筋肉トレーニングでしょ?」
「僕らは……お前らのペットじゃ……ない……」センチピードマリオンはそのまま健一を上に上げて、子供達に見せつける。
「君らはペットじゃないわ〜。家畜よ。出荷されるために太らされる豚と同じね」
「き、きの……し……うわぁ!」
締め付ける力が強くなり、健一の頭がキリキリと痛みを感じてくる。
「由美ちゃん、羨ましいわね〜。勇敢な王子様に気にいられて……」
「木下先生……健一君を放してください……」
由美にはもう1本の腕を向けて軽く払う。それでビリビリと破けた由美の服から白い乳房が見えた。
「ふふふ……健一君、あなた勇敢に見えるけど、ずっと一緒にいる好きな子も襲えないの?所詮は臆病童貞野郎じゃない」
「な……」
「いっちょ前に勃たせてるんじゃないわよ」
放り投げられた健一の前にセンチピードマリオンは立って妖しげに笑った。
「フフフ……いいこと?二度と木下なんて下等動物だった時代の名前は呼ばないこと……」


その夜、由美は中々寝れずにいた。綾は帰ってきた後もふらふらで、健一には自分のせいで痛い思いをさせたからである。

192 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:23:19 ID:rjatU1DTO
トイレに向かった由美は、物音を聞いてチラッとそちらを覗いた。すると、健一がまだ筋力トレーニングを続けていたのである。
「健一君……」
「!?。由美ちゃん……どうしたの?こんな夜中に……」
「それは健一君でしょ?体に悪いよ……」
「……力が欲しいんだ……。あいつらを倒して、脱出するための力……」
それは全員で共通な願いである。しかしながら、その力の差は歴然たるものがある。
「だからって……あいつらに勝てないよ……」
「諦めなきゃ………諦めなきゃ、きっと道が開けるはずだ。僕が……きっと君をここから出してあげるから」
この地獄のような生活の中で、芽生えた希望と信頼。由美は健一の顔を見入っていた。
窓から入ってくる月の光が2人を照らし出す。高鳴る鼓動と、湧き上がる衝動で由美は健一に抱きつく。
すると唇が触れ合い、2人は微睡みの中に入る寸前まで気持ちが高ぶった。

"ビーーーー!ビーーーー!ビーーーー!"


「何?」
乳房を慌てて隠した由美。警報が鳴ったということは、恐らく非常事態が起きたのだろう。
2人は急いで友達を案じて、寝室へと向かった。
「いったい何があったの?」
「わかんない。もしかしたら、誰か助けにきてくれたのかも……」
男子と女子全員が集まり、中央へと集まって基地画像を見る。
すると、蜂のような姿をした女性がプペロイドを切り刻んでいく様子が見えた。
「あれ、ソルジャードールなんじゃない?木下先生と同じ……」
玉崎と名札が張られている光が声を上げる。子供達はある英雄を思い出す。
かつて、自分達が生まれるよりずっと前にショッカーという組織を滅ぼした仮面ライダーというヒーローがいたことを。
それを受け継ぐように、あのヒーローは自分達を助けにきてくれたのだろう。

193 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:24:27 ID:rjatU1DTO
「不合格組のみんなの収容所に入ってったぞ……やった!俺達、助かっ……」
ぬか喜びと言うのはこういうことなのか。そこへプペロイドが入ってきた。
「ワレワレハ、コノキチヲホウキスル。キサマタチヲウンパンサセテモラウ」
大量に入ってきたプペロイドが子供達を襲い始め、網などを行使して拘束をしていった。
逃げ惑う子供達も、大多数が捕まっていた。健一は由美の手を引っ張って開いたままの扉に向かって走った。
「健一君、みんなが……」
「……………!??。危ない!」
伸びてきた紺色のゲジゲジした腕。由美を狙ったものだったが、察知した健一が代わりに首に巻き付くのを許してしまった。
「うわぁっ!!」
「健………」
「……逃げ……るん…逃げ……由美いぃィィ!!」
その言葉に突き動かされ、由美は足を進めた。たった1人、その部屋を抜けれたのである。
だが、どっちへ行けばいいのかわからない。由美はただ走り回るしかなかった。
「……部屋?」
不合格組の収容されている部屋だ。そこにはさっき蜂のような姿をした女性が入っていったが……
「ここから行けば……出口があるかも……」
一歩部屋に入った由美はそこで驚愕した。服だけが部屋の中で落ちていたからである。
しかも、服にばべっちょりとした液体が絡まっていたのである。
「みんなは……いったい……」
下がった由美は声を失った。友達の愛美が、美由紀が、宏治が、修一が、クラスメート達がカプセルの中で液体に包まれていたからである。
まるで死んだ魚のような目をしている。由美は戦慄を覚えた。
「いや……何なのこれ?……あたし……いや……」

194 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:25:37 ID:rjatU1DTO
震えている由美の首に触手が巻き付いてきた。締め上げられて、宙に浮いた由美は脚をバタつかせる。
「あぐ…………いや……」
その怪物は醜かった。イソギンチャクのような触手に囲まれ、その口からは唾液が垂れまくっていたのである。
「美味そうだな……さっき喰ったガキよりも……」
「く………喰った?まさか……う……おぢでだ……ぶぐぅ……」
あれは確か真紀と涼太の服だったような気がする。由美は理解した。襲撃があり、逃がすならせめて……と喰らったに違いないのだ。
友達を失った悲しみと共に、自分もそれに乗じて喰われることに悔しさを感じる。
触手が何本も体に巻きつき、由美を口へと誘う。抵抗しようにも酸素が薄くなった由美は意識を落とす寸前。入れられるはずもない。
(死にたくない……死にたくないよ……)


すると、由美はすごい力で引き寄せられるのを感じた。目を開けると、それは気色悪い触手ではなく、もっと機械的な触手だった。
改造装置が暴走を始め、イソギンチャクマリオンを弾いて由美を拘束したのである。
「きゃ……何よ……何なのよ……」
白衣を突き破って触手が体に絡まっていく。制御が効かない改造装置は大きい衝撃を由美に走らせる。
「ああぁぁあぁぁあぁぁ……いや……だめぇぇぇぇ!!イヤアアアアアアアアァァァァァ!!」
遺伝子配列が急速に変わっていく。様々な遺伝子が由美に流れ込み、それは触手の自壊によってやっと止まった。


煙が広がり、プペロイドの残骸の山から反逆の使徒たるビーマリオン・サキが出てくる。
「??。何かしら?」
基地内であるのに突風が吹き荒れる。気配を感じてビースティンガーを構えると、さっとサキは改造装置へと近づいた。

195 :ダイレン:2008/05/11(日) 14:27:10 ID:rjatU1DTO
先ほど試験管の中に入っていた子供の誰かが改造されたのだろうか?
だとしたら、可哀想だが倒さなくてはならない。サキは針を最大に伸ばしたのを乳首から取り出し、槍のように構える。
すると、煙を裂いてイソギンチャクマリオンが吹き飛んで壁に激突した。どうしたことだろう?、と思っていたら、白い羽が降り注いできた。
サキの前には白鳥の姿を纏っている少女が飛んでいた。しかし、明らかに他のソルジャードールと違う。
この少女は自分自身の意思で戦っている。しかも、限りなく人間の姿に近い。
白い大きな翼、それを小型化したような羽も両腕に付いている。かつ、羽毛の鎧を纏っていて、まるで天使のようである。
「スワンサーベル」
少女の手に舞い散ったはずの羽が集まり、白鳥の嘴を伸ばしたような剣を形作る。
すると、少女は猛スピードでイソギンチャクマリオンに向かって飛ぶ。伸ばしてきた触手を蕎麦のように切り、その先をイソギンチャクマリオンの胸へと突き立てる。
「今、戻してあげるね」
その言葉の後に少女は翼を広げて、羽を飛び散らす。それがイソギンチャクマリオンに張り付いていき、光り出す。
「な………何?」
サキは目を疑った。喰ったのであろう少年と少女をイソギンチャクマリオンが吐き出し、自身も少年の姿へと戻ったのであった。
少女は試験管のガラスを全て叩き割り、数を確認しているようだった。サキは気になって足を近づける。
「君、ソルジャードール?どうして……」
「……けてください」
「え?」
「みんなを………助けてください!!」


30分後、紗希から連絡を受けた長田達が子供達を保護した。そして、紗希の目から離れない少女が1人……
藤宮 由美である。合格者組で唯一助かり、そして改造された少女。そして明らかに異質である能力。
これはただ友達を助けたい、たったそれだけのために戦いを選ぶ純粋な少女の物語……その始まりである。

つづく

196 :ダイレン:2008/05/11(日) 16:58:42 ID:rjatU1DTO
と、まあこんな感じで1話終了です。以降の改造メインは由美の友達になりますかね


指摘や要望などがございました遠慮なくご意見お願いいたします

197 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 17:16:55 ID:ldFe4k/J0
>>ダイレンさん
乙です。ムカデさんを見事に使いこなしてくれてありがとうございます。
お見事のひとことにつきます^^ 続きも読みたいです^^
(ただ、公安の長田さんはゴメン使わないで^^;)

前に投下した自分のSSが目立たなくなっちまった(泣)


198 :ダイレン:2008/05/11(日) 20:15:27 ID:rjatU1DTO
>蟻蜂フリークさん
ありがとうございます。長田さん駄目でしたか……すいません。
SS書けたのは蟻蜂さんのおかげですから……SS乙です
由美ちゃんはこの歴史においては主役になってますが、蟻蜂さんやmaledictさんの歴史ではどうなるか……違いも楽しめますね

一応通常:紗希→戦闘:サキとし、由美→ユミに変えますね
お約束のラブコメが鬱陶しいかもしれませんが、なんとなく入れたいんですよね。すいません

由美ちゃんの能力は1つではないですね。複数の遺伝子が流れ込んでるので……3つくらいは形態を考えてます
スワン形態はエールストライクみたいな感じです(ガンダム知らない人すいません)

コードネームはトランスマリオンですかね。一応設定を近日中に作ります

199 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 21:03:54 ID:ldFe4k/J0
>>ダイレンさん
変形するソルジャードールですか^^

私の作ったソルジャードールはBeeFさんの蜂女の造形に従って人間に極めて
近い形状となっていますw 

ちなみに私の中でダイレンさんのイソギンチャクさんは邪念獣に近いイメージです。

老婆心というか余計なお世話ですが、トランスマリオンよかもう少し生物ッぽいネーミングを
付けたほうがシックリくるかと・・・・^^;白鳥にちなんだ感じで・・・・


200 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 21:06:01 ID:ldFe4k/J0
ネーミングを付けた⇒ネーミングをした^^;

201 :ダイレン:2008/05/11(日) 21:14:40 ID:rjatU1DTO
そうですか?スワンマリオン・カテゴリートランス……ってやれば簡単なんですけどね(基本形態はこれです)


形状としては元来のソルジャードールは変態、由美ちゃんは変身って解釈なものですから……

第2話で語る予定ですが、イソギンチャクマリオンは由美ちゃんの友達の男の子が実験材料として改造された姿です
いわゆる失敗作みたいな感じでしょうか。喰われた友達も無事ですね

結構ガンダムや平成ライダーに感化されて育ったせいか、伏線張ってしまいますがご了承を。
紗希の友達に関しても救える人は救いたいですが、そこら辺は大丈夫ですかね?

202 :ダイレン:2008/05/11(日) 21:33:17 ID:rjatU1DTO
連投すいません。

形状は蟻蜂フリークさんに従い、特徴は「異質な能力」のみとします

203 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 21:45:42 ID:ldFe4k/J0
>>ダイレンさん
イソギンチャクさん、イメージどおりです(笑)<実験材料
流石です^^

ネーミングはせっかくの由美ちゃんの晴れ舞台なんですから、ダイレンさんの若く柔軟な頭でもっと練ってみたら
いいかと思いましたので・・・。決してケチつけてるのではないのです^^;

作風は自由でいいかと^^ ぶっちゃけ、同じ話で重なって複数の結末があってもいいかと。
読み手の方が、好きな結論を選んで妄想してくれればいいと思います。
どの結末も気に入らなきゃ、SS作って参入していらっしゃる方もいるかもしれないし^^
そんな人は歓迎したいですね。
 
紗希の友達に関しては、あくまでも私の場合、引き分け状態を続けますw
殺しちゃうのもったいないので。決着はmaledict先輩にお任せしちゃうつもりです^^



204 :ダイレン:2008/05/11(日) 22:16:42 ID:rjatU1DTO
はぁ……。僕も格好いい男用なのは考えやすいんですがね……
最初は主が白鳥なんでエンゼルマリオンのつもりでしたから……


萌えより燃えが多くなりそうな予感がしますよ……。何とか萌えもいれるよう努力いたします

205 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/11(日) 22:32:08 ID:MHS2HmaxO
携帯からなのでよく読めてないのですが、蟻蜂様とダイレン様のヘルマリオンものが投下されたのですね
お疲れさまです。火曜あたりに感想書きます
蟻蜂様のコメント見てひとつ気になったんですが、アシナガバチって
ホーネットの一種ということにならないんですかね
これは自分も勘違いしてたのでひょっとしたらなんですが、BeeF様が「寄生バチ」の中に「狩りバチ」を入れていたという
可能性もあるかなと思いました

火曜あたりもうちょう詳しく書きますが、
まああんまり重要な話じゃないです。
それでは…

206 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/11(日) 22:54:04 ID:ldFe4k/J0
>>maledictさん
レスどうもです。

深く考えず、細かい種類がかぶってなければ投入する方針でいたので、思い切って
出しちゃいました^^;アゲハも何タイプかいたりして名前が続く限り出す方針でした。
(チョイ役、ちょっとした情景描写としての改造手術シーンで利用する目的で^^;)

骸教授の昆虫図鑑の知識を役立たせてあげようかとw



207 :ダイレン:2008/05/11(日) 23:23:12 ID:rjatU1DTO
>maledictさん
どうもです。おかげさまで新たなSS書けました。色々キャラの仕様が異なっておりますが、すいません


SSで実物でないせいか、由美ちゃん含めコードギアス(CLAMP系)アニメ絵で脳内再生してるんですが(由美ちゃんは実際に役者さんいますが)
声優も脳内で勝手に決めてしまって……なんか異常ですね僕……

208 :名無しより愛をこめて:2008/05/11(日) 23:33:56 ID:H8RaLcYl0
蜂女スレ206です。
皆さん凄いペースで、圧倒されっぱなしです。
それぞれの作品も蓄積された設定が色々と使用されていて萌える上に感心しきり。

私の方はなかなか進みません。うーん。何となくストーリーの欠片というか
思い付いた台詞や情景を書き殴っている状態です。加えて家庭の事情も
ありまして(汗)、集中して妄想出来ず(^^;
このペースだと一ヶ月くらい掛かってしまいそうな勢い…の無さです。


209 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 00:09:36 ID:QA0wCj3w0
>>207
声優を脳内で決めるのはむしろ想像力を高める上で健全だと思うが。

210 :ダイレン:2008/05/12(月) 00:26:39 ID:YFbRRlRCO
>>208
初めまして。ダイレンです。蜂女スレは覗いてないんですが、ぜひこちらへも投下してくださいね

>>209
そうですかね?。紗希は桑島法子(種のフレイ)、由美ちゃんは小清水亜美(ギアスのカレン)or坂本真綾(種デスのルナマリア/マユ)とか勝手に考えちゃってますね
自分が特オタ兼ガンオタなんで、キャストはそこらから来ちゃいますね

211 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 01:23:09 ID:gXAMaAy80
サンバルカンでイナズマギンガーが機械生命体に改造されるシーンがあったが、あれ見てギンガーが女だったらなあって思ったよ。ギンガーが女だったらハアハア萌えられるのに。

212 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 03:24:53 ID:yoR7Pv1H0
>>205
>蟻蜂様のコメント見てひとつ気になったんですが、アシナガバチって
>ホーネットの一種ということにならないんですかね
>これは自分も勘違いしてたのでひょっとしたらなんですが、BeeF様が「寄生バチ」の中に「狩りバチ」を入れていたという
>可能性もあるかなと思いました

比較文化専攻の者からちょっと助言をば。
beeとwaspと言えば、日本人はそれぞれミツバチとスズメバチを指す言葉のように思っていますが、
実は英語では、蜂の仲間をbeeとwaspの2種におおまかに分けて捉えるのが普通です。
毛のモコモコしたずんぐり体形の蜂がbee、毛の目立たないスマートな体形の蜂がwaspです。
日本語のカエルが英語でfrogとtoad、ウサギがrabbitとhare、ハトがpigeonとdove、カメがturtleとtortoise
といった具合に、日本語では同じグループになるものが、英語では2グループに分かれるんですよね。
beeはですからミツバチhoney beeだけでなく、ハナバチbumble beeやクマバチcarpenter beeも含みます。
waspにはアシナガバチpaper waspやアナバチ(ジガバチ)digger waspなどが含まれます。
(つづく)

213 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 03:27:17 ID:yoR7Pv1H0
蜂女は英語の感覚ではbee womanではなくwasp womanです。beeは人間の役に立つ可愛い虫というイメージで
フランス語(la abeille。ラテン語のapisに由来)でもドイツ語(die Biene)でも女性名詞ですが、
女性的ななまめかしいイメージがあるのはwaspの方です。スタイルの良い女性をwasp waist woman、
あるいは単にwasp womanと呼ぶことがあります。蜂のように腰がキュッとくびれた娘、という意味ですね。
これは日本語でも同じで、古語で美人のことを「すがるをとめ」と言いますが、「すがる」は「巣狩る」で
狩人蜂、すなわちアシナガバチのことを指しています。

本題に戻ってwaspとhornetの違いですが、実は英語ではこの両者に明確な区別はありません。
イメージ的にはhornetと呼ぶ方が恐ろしい蜂という感じでしょうか。
waspはラテン語のvespa(スズメバチ)が語源ですが、hornetは手元の語源辞典によると古い英語のhyrnet(頭)
が語源で、horn(角)から派生した言葉だそうです。言葉のルーツが違うので、この2つの言葉は明確に
使い分けられることなく現在に至っているのですね。どちらもスズメバチを指して普通に使う言葉ですし、
人によってはスズメバチをwasp、アシナガバチをhornetと使い分け、別の人はそれを逆に使い分けます。
というより、普通の人にはスズメバチとアシナガバチの区別などどうでもいいことなのでしょうね。

BeeFさまはスズメバチをwasp、アシナガバチをhornetと使い分けておられるようですが、
あまり神経質にならずに、職人の皆さまのお好みで鷹揚に使われるのがいいと思いますよ。

214 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 07:32:32 ID:yoR7Pv1H0
補足。waspとhornetの使い分けがわかりにくいという方は、
日本語の鮫(サメ)と鱶(フカ)の違いを念頭に置いていただくとわかりやすいです。
フカが巨大な人食い鮫を指す言葉だろうというのは皆知っていても、
具体的にフカというのが何ザメを指しているのか、誰も明快に答えられませんよね。

215 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/12(月) 08:53:56 ID:MkP4g9Pr0
>>212-214
情報ありがとうございます。「ハチ」(ハチ一般)を指す言葉がなくて、
別の虫というイメージだという見方もありえますか?
(例えば「蛾」と「蝶」以外に鱗翅目の虫一般を指す言葉はない、というのと似た)

wasp woman、蜂女スレでもろこういう↓のが上がっていて、なるほどと思いました(w
ttp://www.moviemem.com/images/pictures/large/WASPWOMAN1SHLINEN.jpg
自分は、BeeF様がその名の通り基本的にはbeeを使っていたと思い(サイト表紙の、
中根かすみにちょっと似ている気がする蜂女画像のファイルネームなどを参照)、
それを真似していた次第です(ショッカー蜂女のSSのファイル名など)

紗希がビーマリオン、紗耶がホーネットマリオンに改造されるわけですが、
BeeF様の意図としては、正義のヒロインとなる紗希には、蜜を作るいわゆる「益虫」で、
可愛らしいイメージのあるビー、悪に回る紗耶は獰猛なイメージで「害虫」とされるホーネットを
当てたのだろう、と理解していました。同時に、スズメバチやアシナガバチの方が
攻撃的でミツバチより体も大きいので、「少し強力なライバル」にもなるのだろうと。
(つづく)

216 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/12(月) 09:12:07 ID:MkP4g9Pr0
で、>>205で書きかけていたことなのですが、

アシナガバチの類には幼虫を他の虫に生み付けて生きたまま餌にするという
ちょっと怖い行動をとるものがいたはずで、この属性がいかにも悪役にふさわしいので、
紗耶を「アシナガバチ(またはスズメバチ)の改造人間」ではなく、
特に「寄生バチの改造人間」にしたのだろう、とも理解していました。
(拙作で出した、「ヒーリングハニー」に対応する「ヒーリングワーム」はそれを
念頭に置いていました)

ただ、ちょっとWikipediaで調べてみたら、こんな記述がありました

>動物に寄生する寄生バチは、いわゆる狩りバチと幼虫が昆虫などを生きながら
>食べ尽くす点ではよく似ている。相違点は、典型的な狩りバチでは雌親が獲物を麻酔し、
>それを自分が作った巣に確保する点である。その点、寄生バチは獲物(宿主)を麻酔せず、
>またそれを運んで巣穴に隠すこともない。しかし中間的なものが存在し、
>おそらく寄生バチから狩りバチが進化したと考えられる。

厳密に寄生バチと呼ばれるハチは小型のハチが多いようで、先に言ったイメージには
ちょっとそぐわない感じがしました。狩りバチというのはまさにアシナガバチやスズメバチの
ような肉食のハチのことで、上の記述で言う「狩りバチ」こそ紗耶のモチーフではないかと
思った次第です(ただ「狩りバチ」というのはごく一般的な名のようで、上の記述に
当てはまらない種類も多いようです。例えばアシナガバチは肉団子を作って食べさせるそうです)

もう出かける時間なのですがもう一点だけ失礼します。
蟻蜂様、ダイレン様の新作、今夜か明日には読みます。すみません。
(つづく)

217 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/12(月) 09:12:48 ID:MkP4g9Pr0
上との関連で気になるのは、ビーマリオンの体色です。どこにも書いていないので
自分はあえて触れずに今まで来ました(蟻蜂様作品で描かれているかもしれませんが)
BeeF様の作品の「正統蜂女カラー」は当然青色です。
ホーネットではなくビーの方がBeeF様の「蜂女」の正式モチーフだとすると、
(厳密ではないとは思いますが…)紗希こそ青色蜂女になりそうなものです。
でも、「悪魔の…」では紗耶が蜂女カラーにされています。
紗希の改造後の姿は出てこず、BeeF様の目的は正義のヒロインを描くこと
ではなく、「おにゃのこがあの蜂女を思わせる姿に改造されること」にこそあるので、
これはまあ当然なのですが、しかし、では紗希が何色なのか、というのは
やっぱり謎になるのです。紗耶と同じ青か、よりハチらしいオレンジか、
紗耶の「濃いブルー」に対して、よりショッカー蜂女に近い明るい青か、
あるいは赤とか緑とか、ショッカー蜂女と同じく現実の蜂とは違う色か?
実は皆様の意見を聞きながら決めようかな、などと思っていたのでした。

218 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 10:04:26 ID:WtUHmEIl0
>>217
紗希と紗耶は双子。とうぜん瓜二つ。おそらく改造後もじゃない?

219 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 14:09:24 ID:cz3lsU3GO
>>217
改造後の姿もうりふたつ、ということにしておけば、そこから新たなストーリーを作れると思うよ
まだ双子ならでは、というストーリーが出ていない気がするんだけど

220 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/12(月) 15:57:55 ID:j9HpYlsDO
>>218-219
なるほど…。ただ、モチーフがハチはハチでもかなり違う虫であるので、
改造後も瓜二つというのはかえって無理がある気がします。

また改造前の髪型が、サキはウェーブのかかった長い髪、サヤはショートカットと、
見かけの違いも強調する書き方だったというのもあって、
(ただ、二卵生ではなく一卵生ではあるんですよね)
「双子」という設定は姉妹で、かつクラスメートという
設定から来たものではないかなどと思っていました。

よしこちゃんに双子といいう設定をふまえたセリフを言わせてみましたが、
それ以上の展開は考えてませんでした。
「なりすます」だけでなく本来の姿も瓜二つというのは、
面白い話も作れそうな反面、縛りも増えそうな気がするのです。
(たとえば目の前のディソルバー・サキがホーネットでないことがなぜわかるか、
あるいはその逆、という説明をいちいち入れなくてはいけなくなりかねない)

…定番ながら「よく見ると一カ所違う」くらいだと、間違う人は間違うし、
わかる人はわかるという感じで、いいでしょうか


221 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 16:03:50 ID:l3WgX8Ae0
バカだな。
手袋が黄色いんだよ。

222 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/12(月) 16:13:07 ID:Tyw0Ikp80
>>maledictさん
定番に1票w
シンプル イズ ザ ベストってことでw

私は敢えて触れずにいこうかとw
「ヘルマリオン祭り」に参加させてもらってますが、私の場合、脇役ソルジャードールや
自家製ソルジャードールの製造にばかり目がいってしまいます^^;

マリオンラーヴァのメンテもそろそろしないとw

223 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 16:15:11 ID:FyXSQ8xF0
>>220
>また改造前の髪型が、サキはウェーブのかかった長い髪、サヤはショートカットと、
>見かけの違いも強調する書き方だったというのもあって、

BeeF氏の設定資料に、脱走後の紗希は「髪をショートにし眼鏡をかけて」とあるので
たぶん紗希と紗耶の現在の髪形は一緒ですよ
BeeF氏もおそらく、人間体だと二人の区別がつかないようにしたかったんじゃないですか?

224 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/12(月) 16:19:09 ID:Tyw0Ikp80
どうせならBeeFさん本人の降臨を願いたいですよね。

きっと、執筆は中断されても、覗いていらっしゃるような気がするのですが・・・
コメント欲しいところですねw

225 :ダイレン:2008/05/12(月) 17:29:14 ID:YFbRRlRCO
>>219
一応双子設定を生かした入れ替わり話を考えたりもしてます


設定……というか、由美ちゃん詳細は第2話冒頭で物語の一部として出させていただきますね
B69、W53、H72って小学5年にしたらどうなんでしょ?


>蟻蜂フリークさん
邪念獣の定義なんでしたっけ?自分勝手にソルジャードールのおこぼれだったと誤認している気がしてしまって……

226 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/12(月) 17:41:10 ID:Tyw0Ikp80
>>ダイレンさん
邪念獣は確か邪念が実体化したものだったかな^^; 
詳しくは生みの親でいらっしゃるmaledictさんに聞いてください。

と、いいつつ私はヘルマリオン製の怪物的なものと解釈して使ってますが・・・・^^;



227 :名無しより愛をこめて:2008/05/12(月) 20:22:38 ID:j6XMFlfh0
>>225
> B69、W53、H72って小学5年にしたらどうなんでしょ?
胸が平均よりややでかく、ウェストが平均よりかなり細いという感じ
(この頃の女児は全体的に太ってくるのでウェストの数値は成人並み)
別に不自然な数値ではないと思う

228 :ダイレン:2008/05/13(火) 00:13:44 ID:vTKWqvo5O
>>227
そうですか。良かった………あまり知識ないもんですから


第2話順調に進行してます。これからの展開構想で、ちょっと蟻蜂フリークさんやmaledictさんには申し訳ないのですが、あるヒーローを出す予定です

229 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 00:29:37 ID:E9yOh4oE0
>>ダイレンさん
maledictさんや私に申し訳ないと思う前に、ちょっと確認したいんだけど
もしかして仮面ライダーとか実際のヒーローをど派手に活躍させる気では? 
もしそのつもりなら、やり過ぎだと思います^^;

BeeFさんもそれは望まないんじゃないか?^^;

せめて出すならオリジナルに留めておくべきかと。。。。


230 :ダイレン:2008/05/13(火) 00:50:22 ID:vTKWqvo5O
>蟻蜂フリークさん
ほぼ正解なんですが、ちょい役程度です。最○決○の助っ人ですよ。想定する幹部との戦闘が多すぎるので……
いわゆる「ここは俺に任せて先へ行け」な役割です
基本的にユミとサキ、助け出した中で自ら戦うことを選んだ者達のみです。誤解を招いて申し訳ないありません

小5初期だと身長も144cmくらいですかね?僕はそれくらいだと150cmはありましたが

231 :ダイレン:2008/05/13(火) 00:56:50 ID:vTKWqvo5O
慌ててたので途中送信を……

改めて誤解を招いたことと、不快感を与えてしまったことをお詫びいたします

232 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 01:24:47 ID:E9yOh4oE0
>>ダイレンさん
ホッとしましたが、あくまでも「お遊び」にとどめておくに限りますよ^^;

私がよく使う手法ですが、出来れば名前を伏せて、でも、
読んだ誰もがあのOOだとわかるような表現方法がベター
な気がします^^

BeeFさんの考えた設定を借りてる立場を忘れずにSSを作りましょう。
まあ、私もなんですけどね。。。。

私以上にムカデさんを使いこなした見事な手法。。。。。。
SSマジで楽しみにしてます^^

私もヘルマリオンで更に作っているのがあるのですが、完成するかどうか^^;




233 :ダイレン:2008/05/13(火) 02:57:10 ID:vTKWqvo5O
「決意の翼」


藤宮 由美

年齢:10歳(小学5年生)
身長:144cm 体重:33kg
スリーサイズ:B69・W53・H:72
家族構成:父(35)、母(30)、祖父(62)、祖母(58)


明るい性格で、誰にでも笑顔を振りまく。成績はまあまあ上、運動能力は並より少し上程度。
遠足の帰路、ヘラクレスマリオンの襲撃でヘルマリオンに拉致される。
担任の木下智恵美がソルジャードール・センチピードマリオンに改造され、"恐怖の選別"において容姿の良さから合格組へ。
ビーマリオン・サキがヘルマリオン基地を襲撃した最中にイソギンチャクマリオンに襲われるも、改造装置の暴走によって改造される。
洗脳はされておらず、他のソルジャードールと違って自我を保持している。
また、唯一ソルジャードールの遺伝子を人間のに還元するRHR(リバース・ヒューマン・リカバリー)能力を有する(なぜかは原因不明)。

複数の遺伝子が流れ込んでおり、単数以上の変身形態を有している可能性を有している。
戦闘能力も未知数であり、データ不足により測定不能。引き続き、調査を続行………


「……というわけなんじゃ。皆の者は意見を述べてほしい」
本部に避難した骸教授は由美のデータを幹部達に報告していた。そこには12人にも及ぶヘルマリオン幹部が座っていた。
「Dr.骸。このRHR能力とやらは何故この娘にある?このような能力は付加されるはずがない」
長身の男が質問をぶつける。とは言っても、それは全員の疑問でもあるのだ。いずれ聞かれることとなる。
「じゃから、不明じゃ。イレギュラーな事態なのか、はたまた誰かの意図か………」
「意図?だとしたら……その誰かは我々ヘルマリオンを潰す気でいるやもしれませぬな」
妖しげな微笑みを浮かべている和服の女性。まるでこの事態を楽しんでいるようである。

234 :ダイレン:2008/05/13(火) 02:58:32 ID:vTKWqvo5O
「この子……おもすろいねー」
飴を舐めながら由美の戦闘シーンを観賞しているマリオンヘイル。先日はフランスを単独で攻め落とした骸教授の最高傑作であり、大幹部の1人である。
「あたしよりつおいの?」
「まさか……お前のが強いよ」
頭を撫でられて微笑む。彼女は再び由美の戦闘シーンをリピートして見直す。
「ビーマリオンよりも邪魔な存在だな……。ソルジャードールを人間に戻すなど……あってはならないことだ」
幹部たちは話し合い、由美についての方針を決定した。
「イレギュラーコード02をウイングマリオンとする。危険度AA、排除対象とする。これはDr.骸、あなたに任せます」
「ワシが?」
「あなたの指揮下で出たんですよ?ツケは取っていただけますよね?」
「………相手が適齢期でないのは、我慢するとするかのう……」


12日ぶりに家へ帰った由美は、家族達の号泣で迎えられた。疲れ切った体にはたっぷりの睡眠を貰い、心身共に安らぎを得た。
次に起きた時、由美は最初に思ったのはクラスメート達の安否であった。
警察に保護されて解放されたのは自分を含めて不合格組の14人。32人の内の半分も満たしていない。
健一や綾達合格組が18人。由美は集合写真を見て、懐かしい日々を思い出す。
そして、何より自分が発動した異端な力。それをしかも、自身が理解して使っていたのだ。
「あの時……どうして……」
改造されたという認識。それによって生じる能力が、脳髄の底まで流れ、さらには行使した。
気がつけば鳥肌が立っていた。どうして自分が?。これから自分はどうなるのか?
震える体を抑えようと、両手で対照となる二の腕を掴むが一向に止まる様子はない。

235 :ダイレン:2008/05/13(火) 03:00:02 ID:vTKWqvo5O
゙ピンポーン゙

誰か来たようだ。学校の先生か、はたまた警察の関係者か。いずれにせよ自分にも要はあるのだろう。
窓から見下ろすと、高校生くらいの女性が家の前に立っていた。女としての視点からでも、かなり可愛い部類に入ると思ってしまう程だ。
その女性は母と少し話したようだが、自分の体調を考えて帰ってもらったようだ。
由美はその女性の横顔を見てハッとした。あの顔はヘルマリオンの基地を襲撃した蜂のような姿をしていた女性。
簡単に着替えると、由美は家を出て追いかけた。女性はゆっくり歩いていたようなので、すぐに追いついた。
「あの……待って!」
「……君……君が藤宮由美ちゃん?」
振り返った女性は由美からしたらとても大人な顔つきをしている。その目は優しそうでありながら、どこか寂しげで冷たい視線のような気もした。

公園で2人は話し合っていた。平日の午前中なので誰もいないし、゙もしも゙の時は戦いやすい。
「じゃあ……」
「ええ。私は姉と友達をね………。そして、改造された友達を手に掛けてきたわ」
寂しい目をしていたのはその所為なのだろう。それを仕方がないことと思い……
「奴らは……ヘルマリオンは恐ろしい組織よ。人の事を人として見ない……卑劣な悪鬼ども……」
ギュッと力をいれた指が鉄砲をぐにゃっと曲げる。由美はそれを見て恐怖した。
(あたしも……同じなの……?)
「それで……あたしの……あたしの友達は、みんなはどうなっちゃってるんですか?」
「ソルジャードールを生み出してる骸教授のポリシーとして改造素体の適齢期は男は全般、女で16歳から25歳……とはいえ、彼の部下の実験対象になる可能性は否定できないわ」
先日は北條勝がイソギンチャクマリオンにされていた。あれは厳密には失敗作であり、邪念獣に近いと見られる。
「ソルジャードールを人間に戻せる君の能力は彼らにしたら邪魔な力。私も含め、殺すための戦力増強のために改造される確率は低くないでしょうね」

236 :ダイレン:2008/05/13(火) 03:01:38 ID:vTKWqvo5O
自分の大切な友達が……あんな痛みを味わって、異形な化け物に変わってしまう。それは、由美にとって耐えられるようなものではない。
「どうしたら……みんなを助ける事が出来ますか?」
「君には何故かはわからないけど、ソルジャードールを人間に戻す力があるから、改造されても治せるわ」
「君には?」
一瞬、目を伏せた紗希はキリッと鋭くした目で由美に言葉をかける。
「それは私や他のソルジャードールにはなくて、君にだけある特別な能力なの……」
だから、改造された友達を手に掛けてきたのだろう。由美は目の前にいる女性の奥に潜む闇を見てしまったような気がした。
「何かあったら、ここに連絡してね。あ、帆村みさきってのは偽名ね。野々村紗希が、本当の名前よ」
名刺を渡す紗希。獅子堂 探偵事務所と書かれた所には、確かに帆村みさきと書かれていた。


その頃、研究所を六本木ヒルズの地下に移した骸教授は早速檻に捕らえられている子供達を見ている。
「あまり気乗りせんが……せっかくの作品が失われていくのは嫌じゃからのう……」
合格組18人の中で女子は10人。割合としては多いし、美人の原石達ばかりなので多少は気が許せる。
「……プペロイドよ、朝倉 真央を連れてこい」
命じられたプペロイドは檻の中から、長い髪を団子状に束ねている少女を連れ出してきた。
口がガタガタと震え、目は骸教授への嫌悪感をはっきりと剥き出しにしていた。
「……あたし……どうなるの?」
「これから改造手術を受けてもらう……お前らの担任のようにな……」
「!!?」
目の前で見ていた。フラッシュバックした光景は真央を錯乱させるのに申し分ない内容である。
「いや!!あたし……あんなの……いや、お願い、助けて、助けて!!」
泣き喚く真央を見て、骸教授は余計に高揚した。これだから改造はやめられない。
「ガキ共……良く見ておけ!。貴様等も、この小娘と同じ運命を辿るのだ!」

237 :ダイレン:2008/05/13(火) 03:03:18 ID:vTKWqvo5O
画面越しに真央が機械の触手に絡まれて、マリオンラーヴァに収容されていく姿を見せられる。
骸教授がスイッチを押すと、バイブレーションを始めて真央の体に衝撃が走る。
小さいながらも膨らんでいる胸は弾み、性感を刺激されて汗と生臭い液を垂らしながら、真央の体内へ選別された遺伝子を注入されていく。
「真央ちゃ……あ……」
それを観させられていた千秋はあまりの衝撃に気絶してしまった。渚は千秋を受け止めると、画面に向かって吠えた。
「おい、やめろジジイ!!やめてくれ!真央を……助けてくれよ!」
そんな願いも虚しく、マリオンラーヴァの触手が離れていった。改造が終了したのだ。子供達は友達の変わり果てた姿を見せられて驚愕した。

タコに酷似している容姿。赤紫色の体。腕が8本もある。あれが本当に真央なのだろうか?、と疑いたくなる。
「おはようございます」
「うむ。お前はオクトパスマリオンじゃ。では藤宮由美を、ウイングマリオンを消しに行くのじゃ」
「はい。必ずや果たして見せます」
残された子供達には恐怖と絶望しかなかった。渚は震える拳を壁にぶつけた。
「由美……あんたは、絶対に……逃げ切れよ……」


大学生の集団が酔った勢いで河原で群がっている。缶ビールや菓子のゴミをそのまま川へと流している。
「行けないなぁ……川にゴミを棄てちゃいけないんだよ」
響いてくる声に驚き、辺りを見回す。途中、1人の青年が姿を消した。
「おい、大沼はどこへ行った……うわっ!」
「おい……がっ……」
次々と消えていく青年達。そして、溺死した彼らが浮いてくる。一緒にいた女性達も、目の前で死んでいる彼らを見て逃げ出そうと足を進める。
「ふふっ……あんたらみたいに顔も心もブスなのはここで死んどきな」
首に巻きついてグリグリと締め付け、意識を失いかける瞬間に川へと引き込む。
やがて彼女達もプカプカと浮き上がってくる。

238 :ダイレン:2008/05/13(火) 08:39:45 ID:vTKWqvo5O
由美は許せなかった。あの優しかった真央をこんな風に変えるヘルマリオンを。
優しかった真央が、人に手をかけてしまうなんてあってはならない。
「あたしが……」
「何だ!?この力は……」
触手が震えだし、強い力で弾かれる。空へと白い翼を生やした者が飛び上がり、月と重なって美しく空に君臨する。
「ウイングマリオン………さあ、来い!」
触手がユミに襲いかかる。スワンサーベルを取り出し、迫り来る触手を切り裂いていく。
「何だと……4本の触手を瞬時に……」
「動きを止めるとは余裕ね」
気がついた時には遅い。片方の4本も、ビースラッシャーで細切れにしていく。
「ちくしょう……」
墨を吐いて煙幕に隠れて逃げようとするが、ビースタナーを繰り出ししたサキによって動きを止めた。
「そんな……」
「ビースラッシャー!!」
ズバッと吹き出す血。オクトパスマリオンはその場に倒れ、目を瞑る。次に開いた時、それはあの優しい真央の目だった。
「……いや……死にたくないよ……お母さん……」
「残念ね。ソルジャードールに改造されたら、死ぬしかないわ」
サキ槍状に伸びたビースティンガーを手にして、オクトパスマリオンの首を狙う。
「………!!。ダメぇぇぇ!!」
羽から鳩の形をした銃・ピジョンバレットを精製し、ビーマリオンの背中を狙った。
「な………」
避けきれず、サキは直撃を受ける。離れていった隙に、ユミはオクトパスマリオンに近づいていく。
「ゆ……由美ちゃ……」
「真央ちゃん。もう大丈夫……戻してあげるから……」
羽毛に包まれていくオクトパスマリオン。すると、邪悪な容姿は消え去り、可愛らしい真央へと戻った。

239 :ダイレン:2008/05/13(火) 08:41:37 ID:vTKWqvo5O
「ありがとう……由……」
そこで言葉は途切れた。ユミの手にはべっとりと血が垂れていて、真央は口を閉ざしている。
すぐに病院へ搬送し、輸血と手術を行ったので命は助かった。しかし、後少しで危なかったのだ。


由美は真央の母親に頬を叩かれた。何故かはわかる。自分はあまりにも無事で、真央は傷ついているから。
病院から出ると紗希が待っていた。由美は厳しい視線で睨みつける。
「あなたの友達を殺しかけたのは悪いと思うけど、私は間違った事はしてないわ。少なくとも、私にはその力がないから」
「手段がないからって、そうやって人を簡単に殺せるなんてひどいわ!」
「簡単じゃないわよ。でもね、私は殺す以外の方法しか知らないのよ。ソルジャードールを倒す、ディソルバーなのよ」
去っていく紗希。由美は拳を握って息を大きく吸う。そして、紗希の方を向いた。
「あたしは……」
振り返った紗希は強い意思を持って立っている由美に目を持って行かれた。
「あたしは、友達を助ける!クラス全員助けて、またみんなで笑いたい!。だから戦う!守るために、戦う!!」
はぁはぁと息を乱している由美。紗希は自分自身に宣戦布告をされた気分だった。
「………救世者……゙ ディセイバー゙ってとこかしら?」
「ディセイバー?」
「ディセイバー・ユミ。ね……羨ましいわ、あなたが」
寂しげに帰る紗希。そして、それを見送る由美。2人は今、互いに道を歩み始める。

つづく

240 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/13(火) 10:46:28 ID:e/uMT7uW0
蟻蜂フリーク様
>>174-188
異色作という感じですね。マリオンヘイル、萌え要素はないけど、
骸教授同様、おちゃらけながら人を殺す、という独特の恐怖があると思いました

ダイレン様
>>190-195
>>233-239
一気読みしました。いいですねえ!手に汗握りました。
すさんだ話ばかり考えているので、こういうまっとうでけなげなヒロインの話は胸にぐっと来ます。
由美ちゃんシリーズとしても、本人が変身して戦うというのは画期的なんではないでしょうか?
ラブラブシーンもダイレン様の持ち味なので是非入れて下さい。
特に>>192のあたり、「ビービービー」の後、乳房を隠すシーン、
き、きみたち一体何を?って感じでウけました

「邪念獣」というのは、「甦る友情」での設定と扱い方を見れば分かると思いますが、
「元文芸部で重度のミステリマニアだった過去を活かし、ヘルマリオンによる
怪事件が起こると調査に乗り出しては…」という設定を肉付けするための苦肉の策です。
つまり「ミステリマニアの知識を活かして怪事件に挑む」、といううまい展開が
思いつかず、また今後別のエピソードを書くとしていちいちそれに気をもむのは
大変そうだなあと思い、じゃあ過去のミステリにちなんだ怪物を出現させて
紗希に原作を当てさせればいいか、と、ものすごく短絡的に考えたのでした(爆
なので、具体的なデザインとか能力などはまるで考えていません。
(まだらのひも怪物とかオリエント急行怪物とかがいるんでしょうかね。)
一応、「砕かれた思い出」の方で、邪念獣の親玉をミステリマニア
(または推理作家)ばかりにしたことで、なぜ邪念の元ネタが
推理小説に偏るか、という理屈づけのようなものもついてはいますが、
既存の作品が邪念のベースという作品内のルールはなくて、
自由にやっていいのではないかと思います。

241 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/13(火) 10:53:14 ID:e/uMT7uW0
>>221様 そ、それは気づかなかった!
>>223様 あれは紗希であることを隠すための変装だと思っていたんですが、
たしかに、実在の姉と同じ髪型だと変装にならない気もしますね。
よくわからないけど、「変身前は眼鏡以外同じ」にしておくのがいいのでしょう
双子ネタも作れた方が幅が広がるのは間違いがないので、>>221様案か
それに近い、「似てるけどよく見ると違う」パターンがよさそうですね

>>222
降臨は期待したいですね。2ちゃんは見なくなると全然見なくなるものなので
(経験上、ジャンプなど一緒で、1−2週見ずにいると見なくてすむようになります)
まったく見ていない可能性も半々くらいはあると思いますが、
ただ、自分が「ドールファクトリーで書く」と書いた直後にサイトが閉鎖になったのは
ひょっとしたら…という気もするんですよね。(BeeF様の中の人としては
ひょっとして「触れたくない過去」だったりするのかな、と、なんとなく
申し訳ない気もするんですが、でも名作群の価値は不滅だと思うのです)

242 :名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 14:20:30 ID:MGlWYZci0
>>213
そういやスパイダーマンでおなじみMarvel Comicsの“Avengers”には、そのものズバリ
「ワスプ」という名前のスーパーヒロインが出てくるね
ttp://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/c/c0/AVEN071.jpg
ttp://bp3.blogger.com/_VOGCWwrrNd4/RmdjGBfmv8I/AAAAAAAAArg/cXSTWvVkx3w/s1600-h/The+Wasp+pin-up.jpg
ttp://www.marvel.com/universe3zx/images/f/f2/Waspers.jpg
本名ジャネット・ヴァン・ダイン。身長3cmほどに身体を縮小する能力を持ち
遺伝子操作で作られた背中の2枚の羽根で飛行。体内の生体電気を集中した
「スティンガー・ブラスト(ワスプ・スティンガー)」を両手から放って攻撃する

243 :ダイレン:2008/05/13(火) 16:36:37 ID:vTKWqvo5O
>>237>>238の間です。抜けてしまった事をお詫びいたします

川から上がったオクトパスマリオンは大学生達の死体を見て、満足したように笑う。
「社会のゴミを………川に流すのもあまり良くないかな?」


゙キーンキーン……゙

「!!?。ソルジャードール?」
脳内に響く音。紗希は書類の整理を止めて屋上へと上る。今宵は月も出ているせいか、さらに美しさが引き立つ。
背中から羽が生えては広がり、体中に模様が広がっていく。
冷たい眼をしたサキは完全にビーマリオンの姿として変身していた。飛翔した彼女は、そのまま気配のする方向を目指す。

「何?この音……?」
恐らくソルジャードールが出現したであろうことは本能で理解した。由美はそっと家を抜け出して、気配のする河原へと向かった。
そして、着いた時には既にサキとオクトパスマリオンは拳を交えていた。
「…………真央ちゃん?」
8本の触手を自在に操り、河原の小石と草木を払いのけ、滑空するサキを狙ってうねる。
「待って……真央ちゃん!あたし、あたし……由美だよ!」
オクトパスマリオンに近づいて呼び掛ける。それに気づいたオクトパスマリオンは1本触手を由美に向けて伸ばした。
「……え?」
胸を叩かれ、後方へと弾き飛ばされる。サキへの攻撃を止めたオクトパスマリオンは4本の触手で由美を絡めて引き寄せる。
「ククク……ビーマリオン、これで手が出せまい」
「卑怯な……」
ギリギリと絞まっていき、次第に痛みが込み上げる。
「ま……真央…ちゃ………ん……あたし……由……」
「ハッ!お前の友達だった朝倉 真央はもういない……あたしはオクトパスマリオン……ヘルマリオンの忠実な尖兵だ!」

244 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/13(火) 17:52:00 ID:e/uMT7uW0
>>208 蜂女スレ206様
流れ早くてレスしそびれていましたが、実はあちらで何度か名無しでお誘いしていました
こちらでも投下してくれるとのこと、楽しみです。どうか無理せず焦らずごゆるりと
それと、よろしければハンドルをつけて頂くとお呼びしやすいです
SS投下時のみで構いませんので。

>>242 微妙にかぶりますね。
なんとなく眼力が強いのでマスクとかして欲しいかも、とちょっと思いました

>>243ダイレン様 ああ、なるほど。スッキリしました

245 :名無しより愛をこめて:2008/05/13(火) 19:43:04 ID:ikK5NfNf0
ダイレン様、maledict様

蜂女スレ206です。レスありがとうございます。しかし皆さん凄い勢いですねぇ。
感心しきりです。蟻蜂フリーク様の「3時間で書き上げ」というのには驚きです。

私の方は相変わらずのノロノロ進行です。ようやく設定が固まって来た所でして。
結末まで書き上げられるか正直自信が無いので、一区切り付いたら投下しようと
思っています。
レスの雰囲気からすると皆さんお若いのでしょうか。私はおさーんなんですが、
色々な事情があってうまく時間が取れません(^^; 今日は少し時間が取れそうなので
頑張ろうかと。

ハンドルの件、承知いたしました。


246 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 19:51:04 ID:E9yOh4oE0
>>ダイレンさん
乙です。ヘイルちゃんまで出してもらっちゃってどうもですw
話が飛んだのでびっくりしちゃいました^^;

細かくてすいませんがフランス政府はまだ降伏してませんw
ストラスブールが見せしめのため破壊されただけの状況で決して
攻め落とされていませんw 
フランス1国に限らずNATO全体として報復を検討中ですw

今、書いているSSではあの都が・・・・・(TT)
次は君の住む町に、あの「笑い声」が聞こえるかもしれない・・・・・・・

>>maledictさん
ヘイルちゃんはご指摘の通り、萌えより無邪気に笑いながら人を殺す恐ろしさを
前面に出しております。祖父の教授同様に・・・・

ヘルマリオン新作予定はありますか?密かに楽しみにしてるのですが^^




247 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 20:07:24 ID:E9yOh4oE0
連続カキコ、すいません^^;

>>蜂女スレ206さん
私は妄想に火がつくと一気に書き上げちゃう性分なので・・・・^^;
今現在、フォックスプロジェクト第二作やmaledictさんの名作「奴隷生物」
シリーズの設定をお借りした話で90%完成したまま半年以上も放置状態の
ものもあります・・・・^^;

時間は気にせず、納得いくまで推敲して仕上げればいいと思います。
楽しみにしてますので、がんばって最後まで仕上げてみてください^^

ちなみに私も30半ばのおっさんです・・・・・



248 :ダイレン:2008/05/13(火) 20:24:29 ID:vTKWqvo5O
>>245
あまりご無理なさらないよう体に気をつけてください


>maledictさん
どうもです。今回は萌え要素よりも燃え要素追求してます。由美ちゃんと健一君は一応交わってない……ってつもりなんすよ(特撮板ですし)
微睡みの中へ入り゙かける゙……って書いたつもりなんですが……
サキさえ来なけりゃ……って感じですかね。まだ2人は両想いってだけで、完全な恋人ではないんですよね(由美ちゃんは勢いでキスしちゃった感じすかね)


>蟻蜂フリークさん
フランスまだ全部制圧したわけじゃないんすね……了解です
ヘイルの容姿が脳内で今ひとつ固まらないんですが、どんなのを想像すればいいですかね?
あと、ヘイルは位こそ幹部だけど自覚無し特攻隊長って感じに解釈させていただきました。すいません

18人(残り17人)全員が改造されるわけじゃないかな……と思ってますが、ある程度はいきたいですね

249 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 20:41:27 ID:E9yOh4oE0
>>ダイレンさん
ちょうどよいところに^^

おそらくダイレンさんの作中には出てこないとは思うけど、米、露、中、英仏独などEU構成国や日本の
の都市を大破壊することをお考えでしたら、自粛願います。私の楽しみがなくなるのでw


250 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 20:53:16 ID:E9yOh4oE0
再度、連続カキコ、すいません・・・・

ヘイルちゃんの詳細忘れてましたね・・・・^^;
マリオンヘイルはアOレちゃんとフランス人形を合成した小学校4,5年生ぐらいの
少女。そんなイメージで書いてます。

幹部といえば幹部・・・・最終兵器といえば最終兵器・・・・
無邪気に組織内で身分など気にせず振舞っています。






251 :ダイレン:2008/05/13(火) 20:56:37 ID:vTKWqvo5O
>蟻蜂フリークさん
僕は蟻蜂フリークさんの劇中に出てきた都市以外は破壊されてないですよ
一応蟻蜂フリークさんの作品の未来なわけですし(逆に言えば、蟻蜂フリークさんが都市破壊をするほどディセイバー・ユミの世界も滅茶滅茶に)
ノートにクラス全員の名前を考えて起きました。僕もノリで書く方ですから……(講義の間もこればかり考えてました)

蟻蜂フリークさんの時間軸は由美ちゃんはウイングマリオンになってるんですか?それとも、まだ収容所ですか?

252 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/13(火) 21:04:00 ID:E9yOh4oE0
>ダイレンさん
ええとですね〜 今のSSはダイレンさんの救出シーンにつながるしくみに
してるんですよね。実は(笑)

講義はしっかり聴いてね(笑)
私のようなアホな大人になりますので・・・・・

253 :ダイレン:2008/05/13(火) 23:02:22 ID:vTKWqvo5O
>>蟻蜂フリークさん
ヘイルの詳細ありがとうございます。SSも繋げてくれるなんて嬉しいです
「あの日」を紗希視点で見た感じですかね



第3話過ぎたら多分急ぎ展開になるやもしれません

254 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/14(水) 01:54:35 ID:LINvr1Lc0
>蟻蜂様
>>241>>222>>224の間違いでした。同じ蟻蜂様ですが。
>>246
ヘルマリオンの話、すぐに書く予定はなさそうなんですが、書くならば
ローズマリオンが出てくる「第二話」と、あとは、これはずっと後でしょうが、
やっぱり「最終回」ですかね。あとは、単発もののアイデアとして、
かなり凶悪なワンシーンものを思いついたんですが、そっちはどうなるか…。

そういえば蟻蜂様、文章の「勢い」から、きっと二十代だと思ってました。わからないものですね。
ちなみに自分もオサーンですが(>>245蜂女スレ206様)、まあ、トシの話は言わぬが花ということで…

>ダイレン様
>>248 いやいや、自分も「最後までいった」とは思ってません。
ただ、胸が出ていた以上、途中までは行ったのかなと。
(「微睡む」がそういう婉曲表現だということ自体、実は認識してませんでした。
なんか恍惚として抱き合い、とろんとしているだけの状態を思い浮かべてました)

紗希のキャラが、自分のイメージにかなり近いのがちょっと驚きました
多分自分はここまできつくは書かないにしても、由美ちゃんみたいなキャラが
出たらこんな感じだろうなというのは納得です。
自分も書いておいてなんなんですが、紗希ちゃんはヒロインの筈なのに、
脇役か、(ヘルマリオン視点の話の)敵役か、ダイレン様の話のように「憎まれ役」か、
あるいはたまに主役になってもひどい目にばかり遭うなど(拙作「砕かれた思い出」)、
なんだか気の毒です………が、なぜか紗希ちゃんがひどい目に遭う話は考えやすいです。
ヘルマリオンとの長い戦いが終わり、由美ちゃんがRHRの力を自分自身に使った後で
「あ、うっかり紗希さんを人間に戻すのを忘れていた!」とか(涙

255 :名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 23:17:23 ID:f1zq8UBa0
別に宣伝する気はないんだが、面白いのを見つけたので貼っておく
GIGAやギャロップなどのレーベルで陵辱系ヒロピン特撮AVを撮ってる坂田徹監督のブログだが、
昨年秋に「ただ今改造手術をテーマにAVを撮ってる」とカキコがあったとたん、次のようなコメントが
書き込まれていてワロタ。この中にゼッタイ、このスレの住人おるやろ!

ttp://blog.livedoor.jp/toru_sakata/archives/50760207.html
> 改造人間というテーマであれば当然、改造手術が行われますよね? でも、開腹手術は色気がなさすぎます。
> 今回のギャロップの作風に合うかどうかはしれませんが、
> 「月室」にカテーテルやマニピュレーターを挿入して改造手術を行うなんてどうですか?
> そして、キャラはスーパージャスティオンを希望。
> 戦闘シーンやピンチシーンもふんだんに入れて欲しいとお願いします。
> Posted by ヘン隊員. at 2007年09月15日 23:43
>
> やはり改造手術シーンの充実を望みます。
> ほとんどの時間をこれに費やしていただきたいくらいです。
> 以前リリースの「改造人間」では股間に布をかけて
> いましたが、そうではなく股間の改造シーンこそをよりエロティックに見せていただきたいです。
>
> 抵抗するヒロインをパンティ1枚にして手術台に大股開きで固定。白いパンティに穴を開け(大きすぎない程度に)
> そこに改造用のノズルを無理矢理挿入。
> オペの苦痛と快楽にもがくヒロイン…
> 白いパンティは注入された液体と愛液とでシミが出来ていく…(液体は透明なローション系で)
> ”穴パン”状態ならモザイクの必要なく楽しめるかと思います。
>
> そして改造手術後は股間が妖しく発光し、淫乱モードになったヒロインはたまらずパンティの穴越しに自分の指や
> バイブを突っ込みオナニーを始める…
> そしてアクメに達すると警報音が鳴るようになってしまうなんてどうでしょう?
> Posted by でへでへ at 2007年09月16日 05:00

256 :名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 23:17:59 ID:f1zq8UBa0
ttp://blog.livedoor.jp/toru_sakata/archives/50762243.html
> ギャロップの改造人間同様、ギガでの改造ヒロイン楽しみにしています。
> 改造やサイボーグというのは、特撮の中でこれから一番発展見込み(改造シーンなど)のある確立されたジャンル
> だと思います。これからも色んな形での改造シーンを期待します。
> 一つ提案です。改造シーンは、布をかけず大の字でCGを駆使して改造するのはいかがでしょうか?
> 嫌がるヒロインを、手術台に固定するシーンも見てみたいです。
> Posted by 海田 at 2007年09月18日 12:27
>
> いいですね。嫌がるヒロインを手術台に固定するシーン。
> 改造と言ってもメカ改造だけじゃない卑猥なのも同人には多いし、ネットを検索したら一杯出てくるので
> 参考になるシチュエーションは多いと思います。
> Posted by もこらー at 2007年09月20日 11:06

257 :名無しより愛をこめて:2008/05/14(水) 23:44:56 ID:bYvrZjfV0
>>256
>改造と言ってもメカ改造だけじゃない卑猥なのも同人には多いし

わかります。BeeFさんのことですねw

258 :ダイレン:2008/05/15(木) 00:02:35 ID:kNzvwtFXO
第3話95%出来上がってます。近い内に投下できると思うんですが……

すっかりダイレンジャーでの2人を無視しだダイレン流由美ちゃん&健一゙ですね……
脳内では先述の通り、漫画やアニメで再生されちゃってます……(ここ一応特撮板なんですけどね)
声優に詳しい方がいたら聞きだいんですけど、これではどんな人が合いますかね?
イベント行くような追っかけではないんですが、オタっていうか声フェチなもんですかね……僕は

259 :名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 00:36:08 ID:SJ2olYK60
>>255-257
一連のおにゃのこ改造スレからは多くのSS職人さんが生まれたけれど、
BeeFさんの改造ノズルのような、セックスまがいの改造法を採用してる職人さんは
関連スレを入れても実はそんなに多くないんだよね。後はわりかし正統派が多い。

はっきり「改造ノズル」と銘打って書かれてるのは、BeeFさん、ちゃんぷるうさん、
あと蜂女スレの230さんと295さんくらいだし、
(アダルト板の東京ドームさんと大阪ドームさん、あと舞方雅人さんとこのブログで
 ショッカーゆうさんという方も「改造ノズル」と名指しで書かれてるかど)
セックスイコール改造のかたちになっているのも、九条蘭子さんと、舞方雅人さんの作品を
自サイトで改変された沙弥香さんくらいだと思う。
女性器の改造をメインに据え、性的な快感を伴う改造シーンを描写されているのも、
maledictさんと蟻蜂フリークさん、アンヌ改造しまくり計画さんくらいじゃないのかな?

って、あれ? こうやって見るとやっぱりけっこう多いのか?www

260 :名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 00:48:58 ID:2k7xEsx70
改造手段よりも、改造されていく変質していく身心の描写をこだわって欲しい。
シチュにこだわる人は多いけど、創造力をかき立てる記述が弱い。

261 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:04:57 ID:OIlA8RsNO
「道の行き先」


赤いランドセルに由美は教科書を入れていく。久々の登校である。臨時学級と言うべきか、義務教育である以上登校は避けれない。
「由美、もっと休んでていいのよ?」
「大丈夫。あたし、もう2週間以上学校行ってないから、楽しみだし」
「でも……」
愛情ゆえに母は自分を止めているのだろう。しかし、電話したら真紀や美由紀も来るらしいので行くことに決めたのだ。
「せめてお母さんも……」
一緒に行くと言おうとしたら、父親である猛(タケル)が部屋に入ってきた。
「猛さん……」
「翔子、俺が途中まで一緒に行くから」
警視庁に勤めていて、柔道をしている父にはその言葉に自信を持っているようだった。


翔子は心配そうに2人を見つめて送り出す。由美は父と2人でこうして歩くのが久々なので、少し緊張してしまっている。
いつもなら車で出勤するのに、今日は近くに部下を呼んでそのまま出勤するらしい。
「……由美……」
「え?」
「お前が帰ってきた夜……俺は立ち会ってやれなかった……ごめんな」
「いいよ……お父さん、忙かったんでしょ?」
きっと自分達の事件の事についてだろうし、現在対応に追われてるのは間違いないだろう。
「俺は今、この事件の捜査に関わってる」
「!!?」
同じ関与であっても、捜査本部の一員だったとは思わなかった。由美は父に秘密している事の重大さを急に感じ始めた。
もし、父がヘルマリオンに近づきすぎたら?捜査の段階で襲われたら?
「………お父さん、あの……あのね……」
「心配するな」
頭をポンと叩かれ、久々にその大きい手の平で撫でられる。
「お前の友達はきっと、お父さんが助け出すから。……あとは1人で行けるな」
由美はそう言って歩いていく猛を心配そうに見つめていた。無事を祈りながら、学校へと足を進める。

262 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:06:12 ID:OIlA8RsNO
猛はそのまま部下の迎えで警視庁へと向かう。車の中で、部下の持ってきた資料を目を凝らして見る。
「娘さんはどうですか?」
「今のところ問題ない。だが、相当怖い思いをしたのは間違いないんだ」
彼の見ている資料には骸教授の3年前の写真やわかっている部分のヘルマリオンについての最新情報について記されている。
「俺には信じられません………ソルジャードールなどという改造人間が人を襲うなんて……」
「38年前のショッカーから始まり、クライシス帝国というのが日本に襲来した事がある……いずれも仮面ライダーが解決したがな」
かつて世界を震撼させ、人知れず戦った仮面ライダーに壊滅させられた組織。その脅威を沸騰させるヘルマリオンという組織。
「これは感なんだが………とんでもない事が起きる気がする。俺達は、それに立ち向かわざるを得なくなるだろう」
「はぁ………」
「(……由美……)。公安の長田さんに連絡を取れ。あの人ならもっと情報を持ってるはずだからな」



学校の校門には少数ながらマスコミが押し寄せてきた。その中心には真紀と修一がいて、先生達が必死に校内にいれようとしている。
由美は足を止めたが、すぐ2人に会いたいと思って戸惑ってしまう。すると、由美に気づいたマスコミが押し掛けてきた。
「君、5年3組の子だよね?」
「いったい何があったのかな?」
四方から質問が飛び交う。由美は突破口をどうにか見つけて校門に辿り着く。
そこには由美より少し短いショートカットの髪型の真紀と、学級委員の修一が待っていた。
「おはよう」
「由美ちゃん……おはよう」

263 :規制入ったらすいません:2008/05/15(木) 02:07:25 ID:OIlA8RsNO
美由紀は電話で来るとは言っていたが、やはり家から出る勇気がなかったらしい。
教室には既に涼太など数人がいたが、美由紀も含めて5人は
「それにしても、何だったのかな?」
不合格組になったのは胸がないからだろうか。真紀は結構可愛い部類に入り、男子からの人気もあるほうなのだが。
「僕らを何かの実験に使おうとしてたんだろ。しかも、勝は化け物にされちまったし」
「そうそう。あたしと涼太君は食べられちゃったのよね」
一見明るく振る舞っているが、ここにいる全員が思っている。゙何かが足りない゙と。
それが何なのかはわかっている。全員が揃っていないからである。クラスの集合写真を見て、愛美がボソッと吐く。
「他のみんな……無事……かな……」
一同に暗くなる。修一が手放さなかったカメラから、色々な写真が出来上がっている。
そこには仲良いクラスだとわかる笑顔が収められていた。由美も行きのバス、パーキング、動物公園、襲われる直前の帰りのバスと写っているのが多い。
「みんな無事だよ………きっとまた……」
由美は渚によって無理矢理密着させられて撮った健一とのツーショット写真を見つめた。
2人とも恥ずかしがっている様子がわかる。でも、自分はこの時点では健一への気持ちに気づいているわけじゃなかった。
(健一君……)


そこには中途半端に溶解しているスーツが数枚落ちていた。小便のように液体をかけ、触れたものを溶かすヒグラシマリオン。
由美達の遠足のバスガイドである女が改造された姿である。ヒグラシマリオンは肩を押さえながら人気の無い裏道を逃げていく。
彼女の羽は既に破かれていて、体中の至る所には針が刺さっている。
「………ハッ!」
上空からはサキが針を最大限に伸ばして、槍状にしている。これをしたら邪魔ばかり入っていたが、今回はないだろう。

264 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:08:50 ID:OIlA8RsNO
「待っ……」
「今日は逃がさないわよ。ビースティンガー……゙ポーションズジャベリン゙!!」
針先は紫色に変色し、サキの手から放れていく。ヒグラシマリオン伸ばして胸を貫き、動きを静止させた。
毒が全身に回り、カタカタと震えるヒグラシマリオンは身をそのまま溶かしてしまった。
元の姿に戻り、路地裏から紗希は出てくる。しかし、自問自答を繰り返しているせいか苦い表情をしていた。

゙手段がないからって……簡単に人を殺せるなんてひどいわ゙

゙あたしは、友達を……゙

胸が痛む。自分が手に掛けてきたリン、結。その他、既にソルジャードールを30体は倒しているのだ。
倒す?いや、違う。殺したんだ。確かに自分に人に戻す力はない。だが、何か別の方法があったのではないだろうか?
この手で奪ったのは彼女達の未来だけじゃない。自分自身の未来も……。紗希は由美に対して抱いているのは嫉妬なのだ。
「私は……………間違ってないわ………」
そうでもしなければ自分が保てない。それしか出来ないんだと。そうすることが彼女達のためと。
「先日の女の子も殺しておけば……」


真央の見舞いに来た由美はクラスとクラス外の友達からの手紙を渡しに来た。
他の子はこの際過保護とは言わないくらいに親と登下校なのでこれない。
「ありがとね……あたし、さっき目を覚ましたばかりだから何も用意できないけど」
3日経ってやっと目が覚めた真央。それだけダメージが多かったのだろう。
「大丈夫だよ。テレビでも観ようか……」
リモコンの電源を入れる由美。ちょうどニュース番組がやっており、大学生の大量殺人事件についてやっていた。
それ事態はすぐに報道されていたが、これは謎の事件の総集編といった内容だった。
急いでテレビを消した由美。恐る恐る後ろを向くと、真央がガタガタ震えていた。

265 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:11:39 ID:OIlA8RsNO
彼女の脳裏には思い出したあの夜がフラッシュバックしているのだろう。
「……あたしがやったんだよね?。あたしが………殺し……」
「違うよ……真央ちゃんは悪くないよ!」
消えない記憶。確かに洗脳されていたとはいえ、彼女がやったに変わりはない、
「あたしが、あたしがヘルマリオンを倒すから……みんなを助けるから……だから、心配しないで」
多くは聞かないし、言わない。由美も真央も互いにわかっているからだ。それぞれの成すべき事も、すべきことも。


ヘルマリオンのアジトでは次なるソルジャードールを生み出すために素体が選ばれていた。
「高月 渚………ずいぶんと熟した体をしとるのう」
スポーツ万能で11歳にしてB77の巨乳の渚。男勝りで喧嘩っ早く、敵意を剥き出しにしている。
「ジジイ……真央は、真央はどうなったんだよ!」
「さあ?自分の目で確かめるんじゃのう……」
ボーイッシュな髪型にプペロイドの手がギシギシと入り込んでくる。ヘリオンラーヴァに収容される直前、渚は骸の顔をギリッと睨んだ。
「待ってろよ……絶対にお前らをボコボコにしてやるからな……」
閉じられると渚の体が触手に巻かれて振動しはじめた。思ったよりも痛みを生じ、自分に流れ込んでくる熱いものを感じざるをえない。
「あ……あああああアアアアア……」
今回はより戦闘用にするため、動物の遺伝子の他に炎や水などの特性をさらに引き出すために促進剤を投与している。
しばらくすると、マリオンラーヴァが開封され、赤毛の猿らしい姿をした少女が現れる。
「モンキー………いや、エイプマリオンといったところかの?」
「はい。あたしはエイプマリオン………骸様に頂いたこの力でウイングマリオンを血祭りにして差し上げます」
「うむ」
あの威勢の良かった渚はここにはいなかった。エイプマリオンはすぐさま地上へ向かい、由美を探す。

266 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:16:50 ID:OIlA8RsNO
「さて……どうやって見つけるか……。そんな必要ないか……」
既に目の前には由美が立っていた。人間状態でないまま地上に現れたため、すぐに見つかったのである。
「渚ちゃんなのね……」
猿を擬人化したような彼女は、西遊記の孫悟空の女版と言えるような容姿だった。
また、猿という人間に近い動物のせいか面影が色濃く出ている。
由美は静かに翼を広げ、白き羽毛に包まれる。スワンサーベルを構えると、エイプマリオンも
「ウイングマリオン……さあ、このエイプマリオンと殺り合おう!」
炎が現れたかと思えば、それは長い棒状の武器に変わる。それはまるでユミと同じように。
恐らく前回の戦いを監視させて、データを収集したのだろう。ユミが羽という形に具現化しだ光゙とは別に、゙炎゙を具現化させる能力。
「ワクワクするなぁ〜!!」
野球の時も、サッカーの時も、体を動かすことが好きな渚は決して男子に劣らなかった。
そして、それを純粋に楽しんでいた。この口癖は渚に相違ないのだ。
「あたしが……助ける……」
最初に動いたのはユミだった。スワンサーベルの切っ先がエイプロッド……もとい如意棒とぶつかって音を響かせる。
力で勝るエイプマリオンは押し返し、機動力で勝るユミは滑空して上空から斬りかかる。
バチィィィンという激しい音が鳴り、両者はお互いに距離を取る。
「流石……だけど!!」
炎の玉を左手作り出し、まるで野球のように如意棒で打つ。ユミもピジョンバレットで相殺しようと撃ち返すが、エネルギーの密度の差が大きいために消しきれない。
やがて玉はユミに当たり、物凄い高熱と痛みが体中を走る。
「きゃあ!!。……熱い…… 」
今までは自分の力が大きかったから無傷でいられたが、実力が拮抗した戦いは初めてである。
その痛みは感じたことがない。ユミは改めて戦いの厳しさを痛感する。

267 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:19:22 ID:OIlA8RsNO
「どう?あたしの豪炎球は」
敵に打撃を与えて嬉しいのだろう。勝負とは頭で理解しているが、ユミもやはり渚が相手と思うと力が出し切れなかった。
「でも……」
力を出さなければ勝てない。勝たなければ元には戻せない。もし勝てなければ渚は紗希に殺されてしまうのだ。
「後で謝るから……今はごめんね!」
翼を羽ばたかせ、羽を放出する。腕で目を隠したエイプマリオンが視界を開いた時にはユミの姿はなかった。
「目眩ましか……姑息な真似を!」
如意棒を振り回して羽を払いのけようとしても、無数の羽は中々消えない。イライラしてきたエイプマリオンは炎を巻き起こし、火柱を上げる。
午後の日差しの中でビルの上では火柱が上がっていることを不思議に思う人は大勢いるだろう。
「ええーい!どこだ!?」
「ここよ!」
「!!?」
火柱の中心を通って真上からピジョンバレットを撃っていく。それはまるで台風の目を狙うが如く。
「う!……う!……猪口才な!!」
あれだけ燃え上がっていた炎を左の掌に集中させ、ユミに向ける。
「くらいな!!あたしの……紅蓮一式・烈火掌!! 」
集約された炎は高温のあまり発光現象を起こし、まるでビームのようにユミに向かっていく。
避けはしたが、その紅い光がユミの手にあるピジョンバレットをドロドロに溶かした。
「………なんて威力……」
「もういっちょ!」
如意棒を持ち替え、右手の烈火掌もユミに向けて放つ。
ユミもスワンサーベルに光を集中させ、迫り来る熱線を狙う。
「シャイニングハーケン!!」
光の斬撃が熱線とぶつかり、しばらくの鍔迫り合いの後に烈火掌が裂けていく。
「ク………なら………紅蓮二式・重焔(かさねほむら)!!」
両手でかめはめ波のように構え、烈火掌を重ね合う。熱線は太くなり、シャイニングハーケンも動きを止めた。

268 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:23:07 ID:OIlA8RsNO
互いに譲らぬまま技は相殺され、衝撃波が2人を襲った。
「キャアア!!」
「うわああぁ!!」
エイプマリオンは地上に落とされ、勢い良く激突する。ユミも隣のビルに激突して落下していく。
「……このままじゃ……」
翼は痛めてしまい、しばらくは飛べない。だが、ユミの脳裏には伝わってくるものがある。
゙絶対に落ちない゙。そんな思いを理解していた。すると、ユミの体はウイングマリオンとは異なる形態へと変化した。
上手い具合に着地したユミの姿は猫のような姿をしていた。確かに猫なら着地の仕方をその身で知っている。
「渚ちゃん……大丈夫?」
心配して近づいていく。声をかけられたエイプマリオンは情けをかけられ、バカにされているような気がして腹が立った。
コンクリートの破片をどかし、如意棒を構える。
「今度はキャットマリオン……ってこと?こんな風に変化するなんて便利じゃない」
突き出した如意棒を左に弾き、拳でど突く。人を殴った事などないユミに取って慣れないが、初めてとは思えない高速パンチを連続で出している。
「くそ!」
如意棒を地面に突き立て、エイプマリオンはそれで回転する。遠心力で威力増した蹴りは、防御したユミをガードの上から弾く。
すかさず如意棒を振るが、宙返りをして難を避ける。
「やるな……でも、そろそろ決着を着けようじゃない!」
如意棒で円を描き、その弧の軌道に豪炎球が停滞し、紅蓮を構成する超熱球に変化していく。1周するまでには8個もの超熱球が生まれている。
「待って!ここで使ったら、たくさんの人が!!」
「知るか!紅蓮八式・滅閃光!!」
超熱球が光り出し、それぞれがその熱を放出して爆発波を生み出す。それが起きたら大惨事だ。

269 :ダイレン:2008/05/15(木) 02:24:48 ID:OIlA8RsNO
゙あたしが……やったんだよね?゙

真央の苦しみを渚にも味あわすわけには行かない。ユミはエイプマリオンのように掌にエネルギーを凝縮させ、肉球のように現れる。
「ラピッドジャンプ!」
猫でありながらウサギの瞬発力を用いて超熱球を飛び越えてエイプマリオンの懐に入る。
「グラムボール!」
零距離で手に集めた高エネルギーを打ち込む。避けようがない技をくらい、エイプマリオンは後方へと吹き飛ばされた。
「うわああああ!!」
ドサッと倒れたエイプマリオン。ユミも息を切らしているが、何かされる前に渚を元に戻すために気を強く持たなくてはならない。
ウイングマリオンに形態を変え、ペイアマリオンに近づいていく。
「………ユミ……待って……」
「渚ちゃん?正気に戻れたんだね。今、元に戻すから」
「違う!元に戻すな!!」
起き上がったペイアマリオンの目は左目だけ渚の目に戻っていた。恐らく、洗脳が完全に解けていないのだろう。
「ユミ……あんたはあたしを元に戻せるの?」
「う、うん」
「だったら……その半分くらいにして……」
「え!?」
如意棒を使ってキチンと立てるくらいまでダメージを負わせてしまった。ユミの中ではすぐにでも手当てをしてあげたい。
「あたしも……戦いたいんだ………。あいつらを全部倒したいんだよ……」
「でも……」
「ユミだって、仲間がいれば楽だろ?。あたしに は…………みんなを戻す力がないかもしれないけど、あんたの力には……なれるんだよ」
ユミは少し迷ったが言葉を聞き入れ、一本の大きい羽をペイアマリオンの胸に触れさせる。
するとそれが体内に入っていき、ナギサの洗脳を解く。両目もしっかりとナギサのものとなっている。
「へへ……これであたしも一緒に戦える」
「……渚ちゃんが一緒なら心強いよ」
2人は久しぶりに人間として、友達としての会話をしている。そして、強い絆はより一層深まったのだ。

つづく

270 :名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 05:48:46 ID:lcHYdK9W0
>>260
改造萌えの人には、肉体変容萌えの人と、洗脳を含めた精神変容萌えの人がいるからね
前者の人は脳改造なしでも、改造された身体に嘆くだけのシチュでも萌えられるし
後者の人は洗脳さえあれば、肉体変容まったく無しでも「改造された」という表現だけで十分みたい
そして、両者ともかなり濃いので、要求する水準も高い
両者を十分に満足させるだけの力量が職人さんにあればいいけれど、なかなか難しいよな

271 :ダイレン:2008/05/15(木) 16:49:17 ID:OIlA8RsNO
途中からエイプマリオンがペイアマリオンになってました。誤字が多くてすいません
エイプとは小猿や類人猿って意味ですね。一文字間違うと危ないのでヒヤッとしました

272 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/15(木) 19:57:09 ID:mOKZuYga0
>>ダイレンさん
乙です。ヒーローモノまっしぐらですな・・・・すげえ

>公安の長田さんに連絡を取れ。あの人ならもっと情報を持ってるはずだからな

書いてもらって申し訳ないのですが、長田は情報を絶対渡さないと思います(笑)
公安部は刑事部門には、そう簡単に情報を渡しません。「踊る大捜査線」等を見ていただいたら
分かるかと思います。実際、公安にとって刑事部門(この場合、公安以外のすべての警察官)の
警官さえ場合によっては監視対象となります。
この部下さんはおそらく門前払いされるでしょう・・・・・(涙)

偉そうなことは言えた立場ではないのですが、SSを書くに当たって、一見無関係と思える様々な
分野の知識を深めてみてはいかがかと思ったりします。


>>270
そんな力量あったら、2ちゃんでSS職人やってないです(笑)
表現技術向上はは心がけますけどね

まあ、特定の個人に合せててもキリがないので、結局、書きたいものを
投下している次第です。でも、>>260みたいな方の発言も参考意見として
目安にはなりますけどね^^


273 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/15(木) 20:32:44 ID:u7EC8orS0
>>261-269ダイレン様
燃え路線まっしぐらですね。いつもとは別の部分が興奮しました。
欲を言うと強気の渚ちゃんが抵抗しつつも洗脳に負ける様子を
ちょっとだけでも見たかった気もします。

>>272蟻蜂様
左翼活動家がアパートで爆弾作ってる、とかとは規模が違うので
ひょっとすると例外的な協力体制ができている可能性もあるかも。
…まあ、自分もよくは知らないですが(汗

>>255-256
住人、いそうですね(w
>>259
やはりBeeF様のアイデアが偉大な先駆けだったのだと思います。
自分はまんま借りちゃうのはちょっと気が引けて、「充電器」にしたりとか
微妙に変えますが、基本となるアイデアはやっぱりBeeF様の「改造ノズル」です
>>260様 >>270様への直接のレスになるかどうかはわかりませんが
自分は「自分が脳改造される」ことへの激しい恐怖心と萌えとが結びついているので
(去勢愛好と似ているのだと思います。シリーズ前半、本郷が何度も脳改造されかける
シーンがトラウマのようです)、「性的快感を感じると洗脳が完了してしまう」という設定を
よく使います。肉体の改変も必須なんだけど細部はこだわらない方で、比較的おざなりです。

274 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/15(木) 21:03:12 ID:u7EC8orS0
そういえば>ダイレン様、「ディセイバー」ってどういう言葉なんでしょう。
「セイバー」=「救う者」、というのでオーケーですか?

「ディソルバー」の方は、BeeF様が「解き放つ者」と言い換えていたので
そういうものなんだろうと思い、特に調べていなかったのですが、
改めて辞書を引いて読んでみたら、変なことに気づいた…というか変な妄想が湧きました。
多分dissolve(r)と綴ると思うのですが(desorb(er)という単語も見つけましたが多分
そっちではないでしょう。またsは濁るのが普通らしいですが濁らない発音もあるようです)、
この語にはたしかに「解き放つ」(「(呪いを)解く」のような)という意味もあり、
「人類の洗脳による支配を企む秘密結社ヘルマリオン」から人類を解放するという
ことなのだろうと思うのですが(実際、設定を見るとヘルマリオンの作戦には洗脳ものが多い)、
他に、事件等を「解決する」という意味と、硫酸などがものを「溶かす」という意味がありました。

で、それを読んでから設定資料を読み返すと、ひょっとすると「デイソルバー」には
「元文芸部で重度のミステリマニアだった過去を活かし、ヘルマリオンによる
怪事件が起こると調査に乗り出し…」
という部分と、
「サキに倒されたソルジャードールたちは一瞬、過去の自我を取り戻すが、
証拠を残さぬよう身体が溶けて消滅する」
という部分も入っているのではないか…という妄想が浮かびました。つまり、
1)「(ヘルマリオンの操りの糸から人類を)解き放つ者」という以外に、
2)「(怪事件を)解決する者」と、3)「(友人を)溶かす者」という
トリプルミーニングなのではないかと。
1)2)まではともかく、3)はかなりイヤな含意です。でもBeeF様ならやりかねないな、
という気もします(だとしても、作中で紗希自身は3)の意味には気づいていない、
という設定になるのだろうと思いますが)。
…勘ぐりすぎの可能性もありますが、改めて設定資料を読み直すとそんな気もするのです。

275 :ダイレン:2008/05/15(木) 21:20:01 ID:OIlA8RsNO
>>260
そこまでの文才と技量ないです……すいません

>蟻蜂フリークさん
法律学科でありながら、考えないで書いてしまいました………。授業のも兼ねて勉強いたします
maledictさんの言うように非常事態なんで警察全体が協力して動くのかな……って
一応長田さんと猛は先輩後輩の関係です。顔出し程度なので、少しだけ拝借をお許しいただきたいです


>maledictさん
ディセイバーは確かに救済者って意味でつけました。単にディソルバーもじっただけですけど
ご指摘の通り、最初に書いたときは洗脳への抵抗を考えたんですが「絶対服従」と思い直し、終始支配下に置かせてもらいました
洗脳への抵抗は別の人物に任せましたのでご心配なさらず

中心となるキャラ紹介も含めて短めな第0話(動物公園へ行く前日)も考えてるんですが蛇足ですかね?

276 :名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 21:20:44 ID:1hWQVxUq0
>>221
亀だが、いったいどっちの手袋が黄色いんだ?
紗希と紗耶では紗耶の方が先に改造されたんだから、紗希が紗耶を元にしたニセモノになるんだよな。
だったら紗希の手袋が黄色で、紗耶は・・・黒い手袋でもしてるのかな?

>>274
関係ないかも知れないが、ウルトラマンGの必殺技にそんなのがあったな。
原子破壊光線ディソルバー!

277 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/15(木) 21:43:24 ID:mOKZuYga0
>>maledictさん ダイレンさん
自分も異例の協力体制を考えましたが、矛先は防衛省に向いてしまいました。
でも元々、協力体制があるみたいですね(笑)

まあ、長田も相手が相手だけに組織のセクショナリズムの壁を越えなきゃいかん
という思いもあるようなので、非公式に情報を流してくれるかもね(笑)
それも自分にトバッチリが来ないようにかなり遠回しなやり方とかでw

SS仕上がって、微調整中です。24:00ぐらいに投下できそうです。
15,000字弱ぐらいでしょうか?






278 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/15(木) 21:59:39 ID:u7EC8orS0
>>276
考え出すと悩みます。一応、紗耶の手袋に関しては下記の描写があります:

「手首と足先だけが、ロングブーツと長手袋をはめたかのような白い色で、
青い部分との境界には、黄色と黒の細い縞模様があった。」

この白い部分が黄色くなるとして、黄色い部分が…うーん
…映像ではなく文章なわけですから、「最後まで一切言及なし」ってのもありかも…

>>277蟻蜂様
精力的ですね!

279 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/15(木) 23:34:45 ID:lyaGL9MX0
Beef様のまいた種が大きく目を出してきたというところでしょうか。
私も楽しませていただいているヘルマリオンマツリが華々しい中ですが、
私は相も変らぬショッカー怪人ものを書いておりますです。
数日中には形になると思いますので、よかったらお待ちくださいませ。

280 :名無しより愛をこめて:2008/05/15(木) 23:45:55 ID:eFhvAJwO0
おお! ショッカー代理人さんだ
ショカ代さんは名前の通り、ショッカー怪人もので貫き通して下さい
新作楽しみにしています。でもよかったら、何の怪人なのかだけ先に教えて下さい

281 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/16(金) 00:01:41 ID:SObA84lr0
>>280
それを知ったら楽しみがーってことで秘密です。(笑)
まあ死神博士が単独で指揮した怪人のひとつと言うことで。

282 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:16:50 ID:KLVD3aCR0
>>ショッカー代理人さん
お久しぶりでございます。新作楽しみにしてます^^

一足先に投下いたします。ダイレンさんの影響か、燃えが多いですw

283 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:17:34 ID:KLVD3aCR0
「謀略教授 SSヘルマリオンU」
【アジト 訓練場】
「さあ、お前たち! あいつを捕まえるまで餌抜きよ。餌が欲しけりゃ、とっとと捕まえなさい。フフフ」
センチピードマリオンが『地獄の選別』の合格者達に教育を施していた。
少年少女たちはどこかの特撮番組の戦闘員のような黒づくめの格好をしている。男子は全身タイツ、女子はレオタードに網タイツ。腰に赤い
サッシュを巻いていた。
「おい、フンコロガシマリオン、ガキどもに捕まったら、パンチとキック10発ずつだからね」
「ヒ、ヒィ・・・・・パンチ、キックいやです〜・・・・・・」
かつて、いじめっ子人生を歩んできた元T大生の男は、自分がいじめ続けてきた相手であったスタグビートルマリオンに拉致・改造され、
ここでは改造前とは全く逆の生活を送らされていた。まさに因果応報である。
「嫌なら、捕まらないことね。さあ、お逃げなさい!」
センチピードマリオンに蹴られて、フンコロガシマリオンが汚物を転がしながら猛スピードで走り出す。
当然ではあるが改造されていない子供たちには追いつけるわけがない。わざと子供たちをしごいて楽しんでいた。
センチピードマリオンは改造前とは180度性格が変わってしまった。
息が上がっている子供には容赦なく彼女のムチが飛んだ。
「遅い!佐竹!勉強できても、ドン臭いわね。開栄中学は合格確実でも、ソルジャーマリオンへの道のりは遠いわね!アハハハハ」
邪悪な笑顔が浮かぶ。


284 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:18:30 ID:KLVD3aCR0
「きゃははは でね〜 兵隊さんがいっぱい来たけど、ドカーンって吹っ飛ばしてやったんだよ〜  この前のフランスは楽しかったなぁ。」
「左様でございましたか。骸教授様も喜んでおられたことでしょうね。」
「うん!」
マリオンヘイルとホーネットマリオンが話しながら訓練場へ入ってきた。
「センチピードマリオン、どきなさい。マリオンヘイル様がフンコロガシで遊びたがっていらっしゃるわ。」
ホーネットマリオンが命令口調で言う。
「骸教授様により、私はガキどもの教育を命令されてます。その際、施設内の設備やフンコロガシマリオンの利用は私の裁量でいつでも
使っていいことになってるんですけれどもねぇ。」
ホーネットマリオンの横柄な態度が少し気に障ったらしい。
「あなた、新入りでしょう。少しは気を使いなさいよ。」
「あら、そんなの関係あるの?ソルジャードールはみな平等なはずよ。骸教授もおっしゃっていらしたわ。」
ホーネットマリオンは言い返されてムッとしていた。


285 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:19:19 ID:KLVD3aCR0
「ねぇねぇ、ムカデちゃん、だめぇ?」
マリオンヘイルが悲しげな表情でセンチピードマリオンを見つめる。
「いいえ。そんなことございませんわ。マリオンヘイル様。どうぞ、遊んでください。ガキどもには訓練用小型プペロイドと格闘訓練をさせます
ので。」
にっこりとマリオンヘイルに優しい笑顔を見せて言った。その笑顔は彼女が改造前に子供たちに見せてた優しいものだった。
「おまえたち、さっさと移動しなさい!マリオンヘイル様の邪魔になるでしょうが!」
そして彼女は振り向き鬼の形相でムチを振るって、子供たちを追い立てた。
センチピードマリオンは場所を移動する際、すれ違いざまに耳元でささやいた。
「あんな身内がいるくせに、よく組織の中で、堂々と振舞えるわね。恥ずかしくないの?あなたの身内おかげでどれだけみんな迷惑してるか
知ってるの」
ホーネットマリオンはセンチピードマリオンの後姿を憎悪に近い感情で睨みつけていた。



286 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:21:19 ID:KLVD3aCR0
【東京近郊 閑静な住宅街】
「・・・・・・・さ、仕事です!」
警視庁公安部の田中が紗希の背中をポンと軽く叩いて、ワゴン車から部下をつれて飛び出していった。
紗希も空中に舞い上がりながらビーマリオン、ディソルバー・サキに変身する。
そして、「山口」と表札のかかっている大きな家の2階のある部屋の窓ところまで飛んでいく。
玄関や庭から田中たちやそれ以外にもヘルメットに黒っぽい出で立ちの男たちがこの家の中に侵入していく。
彼らの手にはピストルやサブマシンガンが握られていた。



287 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:22:41 ID:KLVD3aCR0
【東京近郊 山口家】
「どうだ?恵美、体のほうは大丈夫か?」
内閣総理大臣・山口忠一が愛しい孫娘の見舞いに長男宅を訪れていた。解放直後に会いたかったのだが、
総理大臣という多忙な立場であるためそれは叶わず、国家公安委員長より報告を受けただけにとどまっていた。
「うん。おじいちゃん、ごめんなさい。心配かけて・・・・。」
「謝ることなんか何にもありゃせんよ。とにかくよかった・・・お前が無事に戻ってきて。」
「ほかのみんなが今、どうなってるのか心配・・・・・。」
「友達のことか?任せておきなさい。おじいちゃんが自衛隊を使って助け出してあげるから。心配しなくても大丈夫だよ。」
「おじいちゃん・・・・・なんで私だけ助けたの!みんなといっしょがよかったのに!」
「仕方なかったんだ・・・・・いろいろな事情があってね・・・・でも近いうちにみんな助け出すから・・・・・」
「近いうち?・・・・それはいつなの?・・・・・・」
「みんなで話し合って決めてるところなんだ。」
「まだじゃあ、決まってないんだ・・・・・」
「そ、そうだけど・・・・・すぐ決まるよ。そんなものは」
「・・・・いよ・・もう・・・フフフフ」
恵美がうつむいて、ブツブツしゃべりだした。


288 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:24:53 ID:KLVD3aCR0
「恵美、どうしたんだい?・・・恵美?」
孫娘がいつもと違う様子であるのに気づいた。
「遅いよ・・・・もう手遅れだわ。アハハハハ」
バリバリ・・・恵美の着ていた服が敗れ、孫娘はタマムシのような化け物に変わった。
「う、うわぁ・・・・・・・か、か、怪物〜〜うわぁ〜〜〜」
慌てて孫娘の部屋を飛び出そうとするが、腰が抜けてしまい、立てない。
「怪物とはあんまりだわ。今の私にはジュウェルビートルマリオンって立派な名前があるのよ。おじいちゃん。いや、内閣総理大臣、山口忠一。
お前たちが馬鹿面さらして私達を探し回ってる間に、お友達はみんな、とっくに生まれ変わっちゃったわ。」
「め、恵美・・・・・・そんな・・・・」
「恵美だなんて汚らわしい。下等動物のときの名で呼ばないでよ!私はお前が来るのを待ってたんだ・・・・・お前を操り人形として
使うためにね・・・そういうわけだからヘルマリオンに協力してね。おじいちゃん♪私の体がきらめくのをじっと眺めなさい!ホラ・・・」
「よ、よしなさい!恵美!」
「その名を二度と口に出すな!ジジイ!」
ジュウェルビートルマリオンの体が幻想的な光を放ち始める。2、3分ほど凝視してしまえばその煌きの催眠効果により、人間は「操り人形」と
化してしまう。


289 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:30:26 ID:KLVD3aCR0
バターン! 
大きな音とともに部屋のドアが開いた。そして拳銃やサブマシンガンを構えた男たちがなだれ込んできた。
「総理、ご無事ですか?警視庁です!」
SPと田中の部下が、総理の身体を確保し、安全な場所へと立ち去る。
拳銃を構えたスーツ姿の田中の背後にはSATの隊員がサブマシンガンを構えていた。ヘルマリオン内部の協力者『F』に疑念を抱いた警視
庁公安部は裏取引で解放された山口恵美の行動を24時間体制で監視しており、山口家には盗聴器が仕掛けられていた。今日の山口総理
にはSP以外に公安部外事3課の長田の配下の監視実行部隊「田中班」のメンバーと警視庁のSAT2チームが総理に悟られることなく極秘に
「もしもの事態」に備えて同行していた。そして、その「もしもの事態」は発生し、当局の悪い予感は的中してしまった。
また、解放直後、帰宅した恵美に「操り人形」にされていた母親は突入開始と同時に拘束され、同じ目にあっていた経産省の幹部職員であ
る父親は役所に出勤するため玄関を出た直後、送迎の公用車の中に乗っていた公安部の人間に拘束されていた。
「くそ・・・・あと少しのところで・・・・・・お前ら、私の邪魔をした代償は高くつくよ・・・・・・」
ジュウェルビートルマリオンが公安部の警察官やSATを血祭りに上げようとしたそのとき、
「それまでよ!ソルジャードール!無駄な抵抗はやめるのね!」
窓の外から声がした。そこにはディソルバー・サキが浮かんでいた。
「お前が、ビーマリオンか・・・・・・フン、裏切り者の未完成体が!」
口から溶解液を吐き出したが、ディソルバー・サキはひらりとかわす。


290 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:31:36 ID:KLVD3aCR0
「ビースティンガー!」
乳房を刺激し、発射する。
ジュウェルビートルマリオンの素早く避ける。
2体は空中で激しく火花を散らす。
お互いパンチやキックを繰り出すが、なかなか相手に致命的な打撃を与えられない。
「なかなかやるじゃない・・・・・でも、あなたはまだ動きに隙がある!」
ディソルバー・サキは大技を繰り出す。
「ビースラッシャー!」
「!!!」
ジュウェルビートルマリオンの右脇腹が裂け、緑色の血が吹き出す・・・
「ぐぅ・・・・・・」
ジュウェルビートルマリオンの顔が苦痛で歪む。
「ごめん・・・・・あなたを殺したくはないけど、こうするしかないの・・・・・・」
とどめを刺すため2発目のビースラッシャーを食らわそうとしたそのとき・・・・・
「スワローテイルストーム!」
右の方から聞こえた声とともにディソルバー・サキの視界が黄色くなり、標的のジュウェルビートルマリオンの姿が歪んで見えはじめた。
「助けに来たわ!ジュウェルビートルマリオン」
アゲハマリオンが現れた。


291 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:32:16 ID:KLVD3aCR0
「さすが親友ね・・・アゲハマリオン、恩に着るわ・・・・」
苦境に立たされていた状態のジュエルビートルマリオンの口元が笑っていた。
「久しぶりね。ビーマリオン。あなた、ホーネットマリオンの妹なんだってね。出来損ないの身内がいるのって苦労させられるのよね・・・・・・・
まあ、私の兄、フンコロガシマリオンは組織を裏切ったりはしてない分、マシだけど。フフ。」
「うう・・・・・目がくらむ・・・どうしたの私・・・・・・」
頭を抱えて苦しむディソルバー・サキ
「本当はあなたを殺すなり捕虜にするなりできるんだけど、あるお方の命令だから今日はこの辺にしておいてあげるわ。フフフ」
余裕を見せるアゲハマリオン
「ビーマリオン!今度、会うときはタダじゃすまさないわよ・・・・・・・この傷のお返しキッチリさせてもらうわ・・・・・」
アゲハマリオンに抱えられたジュウェルビートルマリオンがリベンジを誓う。
「ジュウェルフラッシュ!」
ジュウェルビートルマリオンが叫ぶとともに2体は強烈な閃光に包まれた。
「き、消えた・・・・・・でも、なぜ私にとどめを刺さなかったの・・・・・・・」
スワローテイルストームをまともに喰らったダメージの影響でなぜなのか考える余裕など全くなかった。ふらふらと公園の林の中に舞い降り、
仰向けに倒れた。
約3時間後、ディソルバー・サキは当局に無事発見され救助された。



292 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:37:15 ID:KLVD3aCR0
【警察病院】
人間態になった紗希はベッドで、新聞を読んでいた。新聞の社会面には総理大臣の長男の経産省官僚宅に空き巣が入ったという記事が
隅っこに載ってた。ちなみに事件の目撃者は全員、公安部によって口止めされていた。
「もう、新聞が読めるようになったんですか。すごい回復能力ですね。」
ベッドの横に見知らぬ男が立っていた。
「警察の人・・・ですか?」
「いいえ。私は陸上自衛隊中央情報隊の者です。根岸と申します。」
「自衛隊・・・・ですか?」
陸上自衛隊中央情報隊は防衛大臣直轄の部隊である。おそらく、根岸はその中でも「現地情報隊」といわれるヒューミント(対人情報収集)
を行う部隊に所属するのだろう。本来の活躍の場は自衛隊がPKOで派遣される地域であり、そこで情報収集や対人工作活動を行うことを任
務としているが、今回は事態の重大さにより、ヘルマリオン対策に投入されたのであろう。全国の警察の公安部門、公安調査庁、自衛隊・・
さまざまな組織が動いていると思われる。
「はい。あなたに是非、協力していただきたいと思いましてね。野々村紗希さん。
我々はヘルマリオンの拠点を発見しました。N県の山中にね。現在、政府上層部では攻撃作戦を立案中です。今回の作戦は米軍も積極的
に参加するようです。ご存知でしょう?先日、ボルチモアが攻撃されて、太平洋上に展開中の第7艦隊が襲撃されて、壊滅したのを。」
「はい・・・・テレビのニュースで見ました。私も出来るならアメリカに飛んで行って助けてあげたかったです・・・・」
紗希が唇を噛みしめながら言った。


293 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:38:00 ID:KLVD3aCR0
「そのアメリカでは9・11のときなど比較にならないぐらい大統領をはじめ国民がみな怒りに燃えています。極東地域の投入可能な戦力は
すべて使われるでしょうし、本土からも精鋭部隊が派遣されるようです。」
「そんなすごいことに・・・・・・・・」
紗希は驚く。
「あなたは明日、退院の予定です。警察とは話がついています。明日から朝霞駐屯地など我々の施設で共同訓練していただくとともに
隊員達にヘルマリオンのソルジャードールやプペロイドについての紙の上の情報では分からない点などについてにレクチャーをお願いした
いのです。」
「わかりました。こんな私でよろしければ・・・・・・ただ、私、探偵の仕事が・・・・・・」
「それなら心配無用です。そちらは私達がなんとかしておきますので。」
「そうですか・・・・どうも・・・・」

「臨時ニュースです。カリフォルニア州ロサンゼルスが正体不明の敵に攻撃を受けました。ロサンゼルスは在留邦人も多く、その安否が
心配されています。繰り返します。日本時間午前・・・」
何気なくついていたテレビの画面に流れていた主婦向け情報番組が中断され、男性アナウンサーが深刻な表情でニュース速報の原稿を
読み上げていた。紗希と根岸はテレビの画面に釘付けとなった。



294 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:41:07 ID:KLVD3aCR0
【ロサンゼルス】
中心部のダウンタウンが焼き払われていく・・・シティー・ホールが跡形もなく崩壊し、チャイニーズ・シアターも炎に包まれ、サンセット通りに
沿うようにハリウッド方面へ破壊の嵐が吹き進み、世界一の映画の発信地は地球上から消滅した。ビバリーヒルズも焼き尽くされた。
「およ?遊園地見っけ!ガッぢゃん、あそぼ。きゃはははははは」
破壊の最中に見つけたユニバーサルスタジオで遊び始めた。
「ターゲット『D』及び『E』、ユニーバーサルスタジオ内に確認・・・・・」
無人偵察機RQ-1プレデターがアトラクションで遊ぶ、少女のような姿の『D』と邪悪な天使のような姿をした生物『E』を捉えた。
「ボルチモアのときのようにはいかんぞ。怪物め。」
討伐部隊の総司令官、陸軍大将リンゼイは作戦指揮所でモニターを見てつぶやいた。
奇襲で混乱したアメリカ軍だったが、態勢を立て直し、ユニバーサルスタジオを付近に進撃した。
M1A2エイブラムス戦車、MLRS(多連装ロケットシステム)M270、M109自走榴弾砲などを装備した機甲部隊がユニバーサルスタジオを
有効射程に収める範囲で包囲するようにいくつかの陣地を展開する。
機甲部隊が包囲網を作り上げたころ、上空にヘリのローターの重低音が重々しく響いてきた。
米軍の反撃の先陣としてAH-64Dアパッチ・ロングボウ攻撃ヘリの編隊がユニバーサルスタジオ上空にさしかかる。
攻撃ヘリ部隊は遊園地の敷地内を走り回る2体の姿を確認し、そのうちの1機が30o機関砲を浴びせる。
土埃りが舞い上がり、2体は土煙の中に消えた。


295 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:42:22 ID:KLVD3aCR0
(殺ったか?)
ヘリのパイロットがそう思った瞬間・・・・
「きゃははははは 戦争ゴッコだ、うわ〜い!」
埃まみれになりながらも大笑いしている少女の姿が確認されるとともに、後続の友軍機が分裂した無数のガッジーラに取り付かれているの
が分かった。
「う、うわ〜〜〜〜!」
コクピットの正面に少女が無邪気な笑みを浮かべ張り付いていた。
「ほい、お返し!」
パンチがコクピットの防弾ガラスを貫き、前席の副パイロット兼射撃手を直撃し、後部席のパイロットにはガッジーラの1匹が牙を向いて左側
から襲いかかってきた。乗員が即死し、コントロールを失った攻撃ヘリはキリモミしながら地上に落下し、爆発した。
「やっつけたぞ〜! ガッぢゃん、やったね!きゃはははははは」
一方、機甲部隊の各陣地はガッジーラの群れに襲われ、阿鼻叫喚の地獄絵図になっていた。ガッジーラの襲来に対し、勇猛果敢に反撃す
る兵士の自動小銃の射撃音が陣地のいたるところで聞こえたが、やがてそれはすべて沈黙した。
「ガッぢゃん、この町の近くのアナハイムってところに遊園地がもう1つあるんだって。遊びに行ってこよ。きゃははははは」
分裂したガッジーラは次々と集合し、再び一つなろうと合体し始めていた。その様子はまるで分身の術を解く忍者であるかのように見えた。
どこかもう1箇所で「遊ぶ」ように祖父から言われていた気がしたが、アナハイムの大きな遊園地で遊んでいるうちに忘れてしまっていた。



296 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:44:04 ID:KLVD3aCR0
【ワシントンDC ホワイトハウス 国家安全保障会議】
「現地の司令部からの連絡が途絶えました。あらゆる方法で連絡を試させましたが、駄目です。総司令官のリンゼイ大将の消息は不明。
 おそらく戦死したものと・・・・・」
国防長官のマクファーソンが蒼ざめた顔をして合衆国大統領、フォレストに報告した。
モニターを通じて現地司令部と連絡を取っていたが、背中に羽の生えた幼児のような姿の生物が無数に飛来したかと思うと、そこで映像は
途絶えた。
フォレストは苦虫を潰したような表情で押し黙っていた。
「大統領・・・・日本での作戦ですが、大丈夫なのでしょうか・・・・再検討なさってみては・・・・・・・」
国務長官のグラントが実行の日が刻々と迫るヘルマリオン拠点攻撃作戦に不安をいだき、提案する。
「マクファーソン、例の武器の開発情況はどうなんだね?」
フォレストは重い口を開いた。
「はい、誠に残念ながら今回のロスの襲撃には間に合いませんでしたが、作戦開始日には何とかなりそうだと報告をうけております。」
「そうか・・・・」
フォレストの表情が少し明るくなった。
「グラント、作戦プランはあのままで行くよ。やつらに目にものを見せてやる。それに『極東の友達』も強力な切り札を持ってるしね。」
「なるほど・・・・・日本には『彼女』がいるのでしたね。そういえば・・・・」
グラントも納得したかの表情に変わった。



297 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:45:28 ID:KLVD3aCR0
【日本国内某所 自衛隊施設】
自衛隊の特殊作戦群の隊員とデルタフォースヤグリーンベレーといった米軍の特殊部隊の隊員が共同訓練を行っていた。
そして彼女も・・・・・・
「ビースティンガー!」
プペロイドを模した標的を正確に打ち抜いていく。
その後に続いて、特殊部隊員たちが、仮想ヘルマリオン拠点に突入する。
そして、マリオンラーヴァに強力な特殊爆弾をセットする。
ディソルバー・サキが制圧したところを特殊部隊員が囚われの身になっている人々を救出していく。
彼らは毎日、このような実戦訓練を繰り返していた。

実戦形式の訓練終了後、人間態になった紗希が自衛隊から支給された迷彩服姿で、特殊部隊員たちに講義する。
そして夕食の時間となり、紗希は他の隊員達とともに食堂へと向かうことがいつもの日課となっていた。
「紗希ちゃん、いよいよね・・・・・・」
「あ、福井二曹・・・・・・」
紗希は訓練生活の中で、婦人自衛官で特殊部隊員の福井真菜と仲良くなった。
ごつい男性ばかりの中で女同士。必然的に仲良くなった。年も22歳で、17歳の紗希と近く、紗希は姉のように慕っていた。
顔はモデルのように綺麗で、自衛隊員にはとても見えなかった。



298 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:47:24 ID:KLVD3aCR0
「そう・・・・・お姉さんも改造されて・・・・・・」
「はい。私をかばって、ホーネットマリオンに改造されました・・・・・・」
紗希は自分が改造された経緯について話していた。
「なんて卑劣な奴らなの。ますます倒し甲斐のあるわね。」
真菜はヘルマリオンに強い憎しみを感じた。
「福井二曹はなんで特殊部隊を希望したんですか?」
「もう、訓練時間外は真菜さんでいいって言ってるのに。あはははは」
「あ、なかなかクセが抜けなくて・・・・・」
「あははは。そうねぇ・・・ヒーローに憧れたからかな・・・・・私、3人兄妹の末っ子で兄が2人いるの。その環境のせいかなぁ・・・・・男勝りな
性格になっちゃって、お人形遊びよりも外で駆け回って男子とヒーローごっことかして遊ぶのが好きだったのよねぇ・・・・・」
「へぇ・・・そうなんですか・・・・」
「うん。身近な人や好きな人を守りたいって言うのかな・・・・それで自衛隊に入っちゃった。で、やるからには最強になりたいじゃない?
レンジャー資格も取って、念願かなって、今じゃ、特殊作戦群の隊員!」
このような彼女のキャラクターはそのモデルのような外見からは全く想像できなかった。



299 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:48:41 ID:KLVD3aCR0
【作戦当日 アジト 研究室】
「ほっほっほ。ついに攻めてきおったか。待ちわびたぞい。早く新しいアジトに引っ越したかったしのぉ。」
モニターに突入してくる米軍や自衛隊の特殊部隊の姿が映る。
「いろいろと組織の内情も掴まれたようじゃし、いったんリセットじゃ。奴らにやられたフリをしてやるわい。ほっほっほ。
ワシもたまにはバカンスとやらを楽しみたいしのぉ。その為に新アジトとは別に六本木ヒルズの地下にも研究所を極秘に作っておいたのじゃ。
私的な研究をさせてもらうわい。そうそう、カナブンマリオン、資金調達ごくろうじゃったの。マネーゲームの腕前は相変わらずじゃな。ホホ」
カナブンマリオンは骸教授に一礼した。そしてプペロイドたちが重要書類を搬出するのを指示していた。
彼は世間を騒がせた元IT企業社長・江森文隆の成れの果てで、今はヘルマリオンの金庫番をしている。
彼は自分を時代の寵児とさんざん持ち上げておきながら、社会の慣習に少しでも合わないことをした途端に手のひら返したようにバッシング
し、挙句の果てに犯罪者にまで貶めた世の中に大きな恨みを持っていた。そんな折、六本木ヒルズで骸教授と知り合い、自らヘルマリオン
入りを志願したのである。そして改造後は、スタグビートルマリオンやヘラクレスマリオンと同様、骸教授の腹心となっていた。

骸教授は次に参謀格のスタグビートルマリオンを呼び出し、指示を与える。
「おい、スタグビートルマリオン、出来の悪いプペロイドの処分をよろしくたのむ。あと、『不良品の蜂』の処分もな。ククク・・・・・・」
「はい。かしこまりました。それで骸教授様、お願いなのですが・・・スパイダーマリオンとマンティスマリオンをここに残してください。」
「うむ、いいじゃろ。正規のプペロイドも30体ほど付けてやろう。」
「ありがとうございます」



300 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:52:04 ID:KLVD3aCR0
【アジト】
「ビースティンガー!」
『バス遠足児童大量拉致事件』の被害者と思われる子供たちを救出した後も順調にプペロイドを倒していく。
「プペロイドたち・・・・妙に弱すぎる気が・・・・・・」
サキが不審に思ったのも束の間、
緑色の鎌のようなモノが不意に左胸を掠った。
「・・!!」
「フフフフ、うまくかわしたわね・・・・ビーマリオン」
カマキリの姿をしたソルジャードールが行く手に立ちふさがった。
「私の名はマンティスマリオン!あなたをバラバラに切り刻んであげるわ・・・・・・・」
「やれるものならやってごらんなさい!行くわよ、マンティスマリオン!  ビースラッシャー!」
「こしゃくな!マンティスブレイド!」
刃が二つ交差した・・・



301 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:52:59 ID:KLVD3aCR0
【アジト  通路】
ダダダダダダ・・・!
対プペロイド用の特殊な弾丸が自動小銃M4A1から発射されプペロイドが吹っ飛ぶ。
「ヘイ、ロバート。こいつは予想以上に効くなぁ。」
デルタフォースの隊員の1人が同僚に言った。
日本の警視庁公安部がヘルマリオン内部に獲得した協力者『F』によってもたらされたプペロイドの情報は在日米軍やCIAによりアメリカ本国
にも渡っていた。また、CIAも独自の『協力者』をヘルマリオン内部に獲得しており、完全体のプペロイドを何体か入手し、エリア51と呼ばれる
施設内でさまざまなテストを行っていた。
その結果、作られた武器の一つが対プペロイド制圧用の弾丸だった。ソルジャードールに対してもある程度効果があるとされている。
それはヘルマリオンの拠点へ突入した日米の特殊部隊員たち全員に支給されていた。そして爆薬をセットする他の特殊部隊員の邪魔にな
る対象すべての排除を任務として割り当てられたデルタフォース所属のノリス少佐以下3名のチームはすでに何体ものプペロイドを撃破して
いた。
「ギギ!」
プペロイドが物陰からまた姿を現す。
「ファック!お前らなんかどれだけいても相手にならねえんだよ!ロスとボルチモアのお返しだ!クソッタレ!」
フルオート射撃でプペロイドを粉砕する。
「フゥ〜。絶好調だな。どんどんスクラップにして地獄に送ってやるぜ!」
「それなら、私が相手してあげましょうか?」
ノリスたちの目の前に、蜂のような姿をしたソルジャードールが現れた。
「出やがったな、ソルジャードール!俺たちデルタが相手だ、覚悟しやがれ!」
デルタフォースの隊員達はフルオートで弾丸をこの『蜂女』にぶち込んだ。



302 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:56:05 ID:KLVD3aCR0
【マリオンラーヴァ】
「こちら、キクスイ01、セット完了しました。これより撤収します!」
真菜が指揮所に時限爆弾の設置に成功したことを報告する。
「あら、女の人もいるのね・・・・自衛隊の特殊部隊って・・・フフフ」
天井から声がした。上を見ると張りの部分にクモのような姿をしたソルジャードールが腰掛けていた。
「ようこそ。ヘルマリオンヘ。私はスパイダーマリオン。自衛隊のみなさん歓迎するわ。フフフ」
「こちらキクスイ01、敵ソルジャードールと遭遇!交戦する!」
自動小銃を撃ち、同僚が報告する。
真菜もスパイダーマリオンを銃撃するが、効果がないようだ。
「バカね。そんなもの効かないわ。死になさい!」
スパイダーマリオンが両手を自分たちのほうに向けて広げると、傍にいた同僚たちの様子がおかしくなった。
そして、こともあろうか同士討ちを始めた。
「丹羽二尉!岸本一曹!風間!」
おかしくなった3人はお互いに撃ち合って死んでしまった。
「あら、意外にもろいのね・・・・・」
クスクスと笑いながら言った。


303 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:56:45 ID:KLVD3aCR0
「私ねえ、下等動物を指先から出る見えない糸で操ることができるの。あなたの仲間を操ったんだけど、弱いわね・・・・・」
「くそ・・・・!」
再びスパイダーマリオンに自動小銃M4A1カービンの銃口を向け撃とうとしたが・・・・
(くっ・・・・・・・・・・弾切れ)
「アハハ、弾がなくなっちゃったみたいね。」
「殺せるなら、殺してみろ!化け物!」
真菜はアーミーナイフで格闘戦を試みようとした。
「殺すわけないじゃない。あなたみたいな素敵な素体。フフフ」
今度は口から糸を吐き、真菜をグルグル巻きにしてしまった。
「ヘルマリオンヘようこそ。心から歓迎するわ。フフ」
「私をどうする気だ!」
「仲間になってもらうだけ・・・・」
ただそう答えて、福井を連れ去った。



304 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:58:23 ID:KLVD3aCR0
【アジト 通路】
「お、おのれ・・・・・ビーマリオン・・・・・」
マンティスマリオンが黄色い血を噴出しながら倒れる・・・・・
「ヘルマリオン!万歳・・・・・・・」
マンティスマリオンは、そういい残すと体が溶解して消えた。
(マンティスマリオンか・・・・なかなか手強かったわね・・・・)
ゴン!ゴロゴロゴロ・・・・・
西洋人と思われる男の生首が4つ、サキの目の前に転がってきた。
「久しぶりね・・・・紗希、いや、ビーマリオン・・・・・」
ホーネットマリオンが目の前に現れた。
「紗耶・・・・・・」
「あなたもそいつらみたいにしてやろうかしら・・・デルタフォースだっけ?大したことなかったわね。弱すぎるわ。」
「もう、ヘルマリオンは終わりよ!目を覚まして!もとの紗耶に戻って・・・・おねがい!」
「あなたもおめでたいわね。下等動物ごときにこのヘルマリオンがやられると思ってるわけ?」
「!!・・・・どういうこと!」


305 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 00:58:55 ID:KLVD3aCR0
「姉妹のよしみで教えてあげるわ。私達は、アジトを別のところに移すことにしたの。いろいろ知られすぎちゃったしね。
下等動物の情報機関とかに。で、あなたたちにやられたフリして、引っ越すの。引越しついでに欠陥品のプペロイドとか邪念獣とか
引越しゴミも始末してもらって、最後はあなたたちがこのアジトを爆破して、お掃除完了。」
「なんですって!」
「ちなみに、あなたは私に倒されて組織に復帰する。いやならこの場で殺しちゃうけど?あはははは」
「紗耶!やはり私はあなたを倒なければならないようね!人類の為に!」
「あら?そんなことできるの?相変わらず、しょうがない妹ね・・・・じゃあ覚悟はいいかしら?喰らえ!ホーネットスティンガー!」
ホーネットマリオンは乳房を刺激し、針を発射した。
「なんの!ビースラッシャー!」
さっと身をかわし、サキは反撃する。
姉妹の骨肉の争いが始まった!



306 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:00:25 ID:KLVD3aCR0
【新アジト】
「う〜ん、今度の場所は海が見えて気持ちいいのぉ・・・・・・・」
新アジトの立地に骸教授は満足しているようである。
「さて、マリオンラーヴァの配置も無事に終わったことじゃし、早速、始めるとするかの。」
迷彩服に身を包んだ福井真菜がプペロイドに引きずられている。
「ほほう、女の自衛隊員か。なかなかいい素材じゃ。楽しみじゃわい!」
「やめろ!離せ!このクソロボット!」
抵抗し続けるが、真菜は全裸にされてしまった。
「それはクソロボットではなくプペロイドというのじゃよ、お嬢さん。ホッホッホ。さあ、改造開始じゃ!」
手術台に全裸で拘束された真菜はマリオンラーヴァに飲み込まれていった。



307 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:01:10 ID:KLVD3aCR0
【マリオンラーヴァ内部】
「な、なに・・・・・水?の中なのに苦しくない・・・・・・」
ウネウネと触手が体に絡みつき、体中の穴をふさぐ・・・・
「いや・・・・やめて・・・・・・・・」
触手の先端が吸盤状に変わり体にペタペタと張り付く
そして体内に何かが流れ込んできた。
その『何か』には催眠物質が含まれているのであろうか・・・・
今まで感じたことのない暖かさに包まれ、夢を見ているような状態になった。



308 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:04:35 ID:KLVD3aCR0
背中に虫のような羽が生えて空を自由に飛びまわる自分・・・・・・
(・・・・・なんて気分がいいんだろう)
『巣』に戻ってくる。多くの仲間?がいる。人?蜂?
(・・・・・怪物!)
(そうだ、こいつらを制圧しに来たんだ・・・私・・・M4A1カービンがない・・・・あれ・・・)
プペロイドが突如現れ、群れを成して私に迫る・・・・
(くそ・・・ヘルマリオンめ・・・・・・・)
現れたばかりのプペロイドがすぐに目の前でバラバラになる・・・・・
(・・・!)
プペロイドが消えたかと思うと不快な羽音とともにスズメバチの群れが現れ体に張り付く・・・・
(うわ・・・ちょっと・・・・何これ・・・)
振り払おうとするが次々と沸いてきては体に張り付く
そして耳元のスズメバチが囁く。
「オマエハ何者ダ?オマエハ何者ダ?」
「福井真菜だ・・・・陸上自衛隊、特殊作戦群・・・・所属・・・・お前らこそなんだ・・・」
「オマエハ何者ダ?オマエハ何者ダ?」
「うるさい!」
ハチまみれの右手で耳元のハチを振り払う・・・・
二の腕のハチが一瞬、離れる。そして、黒く変色した腕・・・・黒の長手袋をしてるような腕・・・・
(・・・・!!)


309 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:05:08 ID:KLVD3aCR0
再びハチの群れで埋る・・・・・
体中のハチを振り払おうとする・・・・
胸が黒と黄色の・・・・ハチの腹のような模様になっていた・・・乳首は異様に赤かった・・・・
「オマエハ何者ダ?」
「またか!うるさい・・わたしは・・・・・・あれ?・・・わたしは福井・・・・・・真菜?・・・・」
(・・・しつこい!・・・・・!!!な、何これ・・・・)
ハチの群れを払いよけながら逃げてるうちに鏡張りの空間に迷い込んでいた・・・そこの鏡に映った自分の姿をみて驚いた・・・
黄色い体に黒いブーツと長手袋をした腕と足・・・・ハチの腹部のような胸・・・・・背中の羽・・・・・・側頭部の複眼に額の触角
顔は人のままだが悪役レスラーのようなメイクしたみたいになっている・・・・・
(・・・これが・・・・私?・・・・・)
「我々ト一体化スルノダ。我々ト一体化スルノダ。」
耳元のハチの囁きが不思議と心地よく思えてきた。
(そう・・・・ハチにならなきゃ・・・ハッ・・・・なに考えてるの私・・・・私は人間・・・・人間よ!)
葛藤し始める。
「我々ハへるまりおんトトモニ歩ム!我々ハへるまりおんトトモニ歩ム!・・・・・・」
(そう、ヘルマリオンこそ、私のすべて・・・・・ちがう!ヘルマリオンは敵!・・敵・・・・敵?・・敵なの?・・・・なんで?・・・)
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
真菜は耳を塞いでうずくまる。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
意識を失う真菜
「オマエ何者ダ?」
体に張り付いていた無数のハチが消え、いつの間にか、うつ伏せに倒れていた真菜の耳元に1匹のスズメバチが止まって囁いた。
「私はヘルマリオンのソルジャードール。なにを分かりきったことを聞いてるの?」
「オマエハ福井真菜トイウ人間デハナカッタノカ?」
グシャ!
耳元のハチを潰す。
「今はそんな名前の下等動物じゃないわ・・・・・私は選ばれたの!」



310 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:05:49 ID:KLVD3aCR0
【アジト マリオンラーヴァ】
目を覚ますと真菜は手術台の上に横たわっていた。マリオンラーヴァから排出されたらしい。起き上がって周りを見回した。
「ホッホッホ。スズメバチか。貴様はべスパマリオンと名乗るがよかろう・・・・・・」
骸教授が真菜に新しい名前を授ける。
「ありがとうございます!骸教授様。ヘルマリオンに私のすべてを捧げます!」
「ホッホッホ。これは頼もしい。期待しておるぞ。 おい、スパイダーマリオン!毎回で悪いが、こいつを連れてアジトの中を案内してやれ。」
「かしこまりました。骸教授様! べスパマリオン、うれしいわ。また、素敵な仲間が増えて。さあ、行きましょう。」
べスパマリオンはスパイダーマリオンに連れられていった。



311 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:06:29 ID:KLVD3aCR0
【アジト 研究室】
「なに?相打ちじゃと・・・・ホーネットマリオンは・・・そうか・・・・・」
スタグビートルマリオンが骸教授に報告している。
「てっきり死んだものだと思ったがのぉ・・・・・・・う〜む。生命力は想像以上じゃ。」
「はい。ビーマリオンも瀕死の重傷となりながらも戦闘時の記憶を一時的に失ったようです。あの日、あれから自衛隊に救助されたらしく、
今、防衛医大病院に収容されてるようです。」
「そうか・・・・・また次の手を考えるとするか・・・」
バターン!
ドアが勢いよく開いた。
「じいちゃん、あーそぼ!」
マリオンヘイルが入ってきた。
スタグビートルマリオンが一礼して退出していく。
「これこれ、もっと行儀よくするのじゃ。」
「うん! てへへへ」
「そうじゃ、マリオンヘイル。この前、ロスは破壊したけど、ニューヨークを破壊し忘れたじゃろ?」
「あ、そっかー。いっけねー。忘れちった。」
「まあ、よいのじゃが。さっき、ロシアとやらが我々の軍門に下るのを拒否してきおった。奴らは最近、石油とやらで景気がいいようじゃ。
そこで西シベリアのサモトロール油田とやらの採掘設備やパイプラインを壊してくるのじゃ。それは来週でいいがな。」
「はーい!」


312 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:06:59 ID:KLVD3aCR0
「失礼します。お呼びでしょうか?骸教授様。」
センチピードマリオンが入ってくきた。
「うむ。センチピードマリオンよ、下等動物のガキどもの管理に加えて、新たな任務を与えてやろう。このマリオンヘイルの教育・世話係じゃ。
よろしく頼むんだぞ。ホッホッホ」
「まぁ!マリオンヘイル様の・・・・。光栄でございます!喜んでお引き受けいたします。骸教授様。」
センチピードマリオンは、その命令に感激したらしく喜んでいた。
「きゃはははは ムカデちゃん、よろしくね〜」
マリオンヘイルは無邪気に笑う。
「ワシはちょいとまだお仕事があるのでのぉ・・・・フンコロガシマリオンとでも遊んでおいで・・・」
「は〜い、そんじゃ、行こう!ムカデちゃん。」
「はい。マリオンヘイル様、参りましょう。」
2体は部屋を出て行った。
骸教授はマリオンヘイルたちが去った後、カナブンマリオンを呼び寄せ、指示を出した。
「おい、カナブンマリオン。原油の価格がこれからもっと高騰するはずじゃ。うまいことやっておけ。」
「かしこまりました。早速、仕込みに入ります。」
カナブンマリオンはディーリングルームへと走っていった。
「これからの悪の組織には経済も大切じゃ。むやみやたらに暴力を使うばかりが能ではないのじゃよ。ホッホッホ。」
骸教授は夕凪の海を見ながらつぶやいた。

<完>


313 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 01:08:42 ID:KLVD3aCR0
以上です。

予想以上に長い文章になってしまいました・・・・・・^^;



314 :ダイレン:2008/05/16(金) 02:40:13 ID:Qp9cSpneO
乙です。すっかりヘイル大量殺人鬼ですね。シリーズ通せば200万人くらいは殺してるんじゃ……
短時間で作成したので完成度は高くありませんが、第0話です

「日常」


これは悪夢の前……


一緒に行動する班は8人4組という構成だった。男女4人ずつ。誰が誰を好きかわかるなんて思春期の彼らにはよくある会話だった。
前日なのでルートの事前確認。とは言っても、子供達は雑談で満ちていた。
「はいはいはーい。みんな、ちゃんと相談してくれないと明日連れてけないわよ」
担任の木下がその場を落ち着かせる。その中で、ひっそりと班長の健一は点呼の練習を小声でしている。
「……大輔……隆太……綾ちゃん……渚……真央ちゃん……純……由美ちゃん……」
「おいおい、今から心配してるのかよ」
大輔が健一の肩にのしかかってきた。ガキ大将的存在の彼はクラスで最も力が強い。
「健一は今忙しいんだよ。少しくらい静かにしなさいよ」
唯一対抗できる気迫と肉体の持ち主である渚。体育ではすっかり名物となったこの2人の対決は皆が楽しみにしている。
「あーあ……渚、お前の器量もその胸みたいにデカけりゃいいんだけどな」
「んだとコラァッ!」
また始まったよ、とばかりに一度視線を向けるが、すぐに作業に戻る。


由美は行く場所のチェックをしていた。蛍光ペンで印をつけて、紙に書き出していた。
そこで印をつけていた地図が宙に浮いた。
「そんなの、健一の持ってるでやったろ?」
「純君……」
風間 純。学年でも随一のイケメンで他クラスからの人気も高い。ややクールな部分も理由の1つだろう。
また、由美とは幼稚園からずっと一緒だった。付き合いはクラスの中でも長い方である。
「こうやっておけば自分でも見れるし、なくしちゃっても代わりになるし……」
「………そう……」
地図を由美に返すと席に座って同じように印を付け始めた。由美は横目でそれを見ながらも、話しかけてきた綾と話していた。

315 :ダイレン:2008/05/16(金) 02:41:32 ID:Qp9cSpneO
「由美ちゃんは明日何買うの?」
興味津々に聞いてくる綾。彼女は由美の親友と言うべき人物である。セミロングの髪が可愛さをより引き立てている。
由美はクッキーなどの他にぬいぐるみを挙げていく。やはり残るものも欲しい。
真央も話に参加して盛り上がった形となった。綾がゴリラのぬいぐるみが欲しいと言ったのは予想だにしなかったが。



「遠足の前だ……楽しい気分で行きたいからさっきの決着つけようぜ」
「あたしも同じこと思ってたよ……大輔」
放課後。決着を着けるべく大輔と渚は対峙した。種目は野球である。現在は4年生の時から数えて38戦。大輔が2回多く勝っている。
大輔は大きく振りかぶり、その一球に力をいれた。渚は迫ってくるボールを見定め、バットが振られた。
しかし手応えを感じたのはキャッチャーである健一だった。結構球威があったらしく、少し手首を振っていた。
「大輔、もうちっと手加減しろよ!」
「いや、全力で来いよ!あんたの鼻を叩き割ったるわ!!」
バットで校舎を指す。ホームランをしようというのか。大輔は望む所と言った感じにもう一度振りかぶる。
「うおりゃあああ!!」
一本足打法によって繰り出されたフルスウィングは真針で捉え、ボールを彼方まで飛ばした。
「っっしゃああ!あたしの勝ちいィィッ!」
飛んでいったボールは純によってキャッチされ、今回の2人の勝負に幕が降りた。
「くそ……怪力ブス……」
「誰がブスだああァァッッ!!」
結局の所、2人の対決はこれからも続いていくのだろう。観覧していた由美達もそれは感じていた。

健一と純は器具を体育倉庫まで運んできた。2人が言い争いながら先に帰ったので運び手がいないのだ。
「でも、大輔も渚もお互い好きなくせにさ……喧嘩する程仲良いって事かな?」
笑いながら健一は話しかけてくる。純は微笑すると、ふいに口走った。
「どうせなら、俺達も由美を賭けて試合するか?」
「え?」
「………冗談だよ」

明日をどう迎えるか。今はまだ知らない。

316 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/16(金) 17:52:30 ID:SObA84lr0
え〜と、ダイレン様のSSはここで終わりなのでしょうか?
それともこの先この第0話がまだ続くのでしょうか?
続くのであれば、こちらの作品投下はまだ控えますのでお教えくださいませ。

317 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 18:06:44 ID:KLVD3aCR0
>>ダイレンさん
乙です・・・・・でいいのかな? 終わり?

ヘイルちゃんは大量殺人鬼じゃありません、大量虐殺者ですw
私個人が感じるニュアンスの違いしかないですけど(笑)

殺人鬼だとチマチマと時間を掛けて、多くても1回当たり多くても2〜3人しか
殺してない気がするのに対し、虐殺者だと比較的短期に1回当たり少なくても数十人以上は
殺している気がします・・・まあ、勝手に私がそう感じただけです(笑)


今度はスパイダーマリオン主役で話のツマとしてロシアを盛り込む感じでSS
作成はじめました。完成するかどうか怪しいですがw

318 :ダイレン:2008/05/16(金) 19:38:49 ID:Qp9cSpneO
>蟻蜂フリークさん
一応本編とは関係ない第0話ですんで短めに………平和な日々ってだけですので

そういや表現としては虐殺のが向いてますね。圧倒的戦闘力で弱い人類を殺してるわけですからね〜

ソルジャードールの中でも異端者や戦闘用はずばり属性があるのが強いと思うんですよ(ユミは光、サキは毒みたいに)
ネタバレになりますが、個人的にヘイルは重力と考えてます。これはヘイルがユミと対をなす闇であることを意識したいからです。

2人の初対決は5話で書きたいと思います。そう考えると予定話数より多くなるかもしれませんが

319 :ダイレン:2008/05/16(金) 19:45:45 ID:Qp9cSpneO
>ショッカー代理人さん
レス出来なくてすいません。一応短めですのでこれで終わりです……

320 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 19:56:31 ID:KLVD3aCR0
>>ダイレンさん
第0話、せめて何か事件やっておこうよ〜^^;
チャレンジャーだわ〜^^;

史上初の改造人間出番ナシ・・・って斬新といえば斬新、冒険といえば冒険だな^^;



321 :羽生翔子 ◆jRE575HKcc :2008/05/16(金) 20:06:04 ID:R9WNOFb50
お久しぶりです!初めましての人は初めまして。

ヘルマリオン祭、見させてもらってます。私は受験の為参加は出来ないんですが・・・

結構みなさん年は大台に乗ってるんですか?私は上で受験といった通り、
まだ十代のひよっこです・・・

最近受験勉強で思い出したのですが、細胞の染色体って本数が減ると別の生き物
になるんですよね。なので次回作を書くとしたら、そこを利用しようと思います。
なんか、染色体の本数変化の光を照射するとか・・・

とりあえずROMってはいるのでヘルマリオン祭、楽しみますね〜☆

322 :羽生 翔子 ◆W19fssdkys :2008/05/16(金) 20:08:09 ID:R9WNOFb50
ありゃ?トリップの番号忘れちゃった・・・とりあえず私は本物です!!!

323 :名無しより愛をこめて:2008/05/16(金) 20:09:41 ID:I7Nl4sTi0
減らすな、増やせ!

324 :羽生 翔子 ◆W19fssdkys :2008/05/16(金) 20:14:08 ID:R9WNOFb50
>>323
そうでした(><;)染色体は数が変わるとでした・・・(><;)

325 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 20:26:43 ID:KLVD3aCR0
>>羽生さん
お久しぶりです^^

基本中の基本を間違えるようでは、ヘルマリオンに3人もOB・在学者がいるT大合格は遠いですぞ(笑)

羽生さん、骸教授でいうところの改造適齢期ですが、チョイ役でSS出てみる?w




326 :羽生 翔子 ◆W19fssdkys :2008/05/16(金) 20:30:25 ID:R9WNOFb50
>>蟻蜂フリークさん
お久しぶりです〜!

そうですね、T大合格目指します(笑)

あ〜、SS出てみたいです!!元々改造されたくて、SSを書いて
主人公を自分に重ねあわせるってことをしていたので、めっちゃくちゃ嬉しいです!

327 :ダイレン:2008/05/16(金) 21:10:39 ID:Qp9cSpneO
>蟻蜂フリークさん
第4話平行して書いてるので、本当にキャラ紹介のつもりで書いてました。
ご期待していただてるのにすいません。その分4話以降に力をいれます

>羽生 翔子さん
お初でしたっけ?僕も大学生でまだ十代ですよ
T大目指すなんてすごいすね。お身体に気をつけてください

失礼は承知なんですが、あなたの名前を見てるとひぐらしのなく頃にのキャラを思い出します……ごめんなさい

328 :羽生 翔子 ◆mbgYXFTjj6 :2008/05/16(金) 21:33:15 ID:R9WNOFb50
本当のトリップ思い出しました。多分コレです。

>>ダイレンさん
多分初めてだと思います。十代ですか〜・・・十代はこれからッ!っていう時期
なので、お互いがんばりましょう!学力は自分の学校があんまりレベルの高くない
ところで、その中で5,6番ってところです。だからT大は無理かもしれませんね〜;
体はただいまダイエット中・・・

ひぐらしは名前だけ知ってます。たしか、雛見沢がなんとか・・・とかいう話だったような;
うろ覚えですみません・・・

ダイレンさんもヘルマリオンの第4話、がんばって書いてくださいね〜!

あ、さっき年齢しか書いてなかったけど、私は♀です。
みなさんは性別とかどっちなんでしょうか?

329 :ダイレン:2008/05/16(金) 22:02:43 ID:Qp9cSpneO
>羽生 翔子さん
よろしくお願いします。僕は男っすよ。SSの主役対象はロリっすけど、普段は同年代の女の子好きっす(若気の至りってやつです(笑))
受験は大変だと思いますが論文などの推薦もありますし、諦めなければ大丈夫っすよ

余談ですがひぐらしは雛見沢という村で起こる怪死事件に子供達が挑む話です
その中で羽生はオヤシロ様という神様の名前で、怪死事件はこの祟りと言われています(本当はそれに見せかけた殺人で、敵対する人間の仕業)
羽生は10歳ほどの少女の姿で、最終的に主人公に味方するんですよ。
グロが苦手ならあまりオススメはしません

330 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/16(金) 23:28:52 ID:KLVD3aCR0
ヒグラシ使わなきゃよかったですね・・・・・(ボソ)

羽生さんを何マリオンにしようかな・・・・(笑)

ダイレンさんもSS出る?(笑) ダイレンさんが自ら作った12人衆の1人あたりでw

そういや12人衆で骸教授に対等の立場みたいに振舞う奴がいたけど、知らないぞぉ
どうなっちゃっても(笑) 敵に回すと・・・・・・ホッホッホってところかなw



331 :ダイレン:2008/05/16(金) 23:53:48 ID:Qp9cSpneO
>蟻蜂フリークさん
羽生さんを出すとしたら、蟻蜂フリークさんの処遇にお任せいたします。12大幹部とは発想がありませんでしたが、確かに行けそうですね

骸教授って12大幹部の中では戦闘力は低い(のかわからない)代わりに、頭脳明晰なんだと思います
改造を任されてる点で実質的に幹部では位は高い方だと思いますが、作られたロボットって設定でしたし、幹部も承知なので対等に話せると思います
幹部はユミ……というか由美ちゃん同様に人間としての自我が動物の力を支配している高等改造人間と思ってます

でも、ヘイルには個人的に何かしらの能力で最強クラスになる力を持ってると考えております(十分強いんですけどね)

332 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 00:09:17 ID:VOAzaOp00
基本設定のベースに人形ってのがあるので、幹部はすべて骸教授と同様、首領が作った機械人形と
考えた方がベターだと思います。『人形』が『人間遊び』するって感じが何かいいんですよね(笑)
私的にはw

マリオネットは操り人形だし、プペロイドの「プペ」ってのもドイツ語かなんかで、「人形」って意味かなんかじゃなかったかな・・・・
無機物に支配される生物・・・・w

魂のあるものは幹部にしちゃいけないと感じるんですよ・・・・・ヘルマリオンってw



333 :ダイレン:2008/05/17(土) 00:18:01 ID:IkhfFdEQO
あ〜なるほど〜。なんか皮肉っぽくて確かにいいですね
それを聞いて、自分達は高等生物だと思っていたら倒された時にロボットと知る……に路線変更します

個人的にヘイル及び重要人物(秘密です)はロボット以上に悲しい存在として描きたいんですよ
そして、由美ちゃんはそれをどう解決するかってのもセットで

僕は劇中には出ないほうが………どうも自分がいるイメージなくて

334 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 00:37:22 ID:RKJkaVzR0
ところで>>316でショッカー代理人さんがSSの投下タイミングを逃して困ってるようなんだけど・・・?

335 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 00:39:47 ID:VOAzaOp00
了解w 出演は強制しませんので(笑)

それと、ロボットはロボットだと思うんですが、BeeFさんがせっかく「自律機械」
という言葉で表現されてるので、そう言いましょうw 雰囲気が出ますのでw



336 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 00:46:27 ID:VOAzaOp00
>>334
すいません つい、ヘルマリオン談義してしまいました・・・・

>>ショッカー代理人さん
遠慮なく、投下のほう宜しくお願いします^^
楽しみです^^

337 :ダイレン:2008/05/17(土) 00:53:14 ID:IkhfFdEQO
すいません、ショッカー代理人さん。配慮が及ばなかったのをお詫びいたします


>蟻蜂フリークさん
わかりました。では僕は書いてきます

338 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:36:53 ID:v5lXsla50
ダイレンさん、蟻蜂フリークさんお気になさらず。
どの道夜中の投下と思ってましたので。

羽生 翔子様初めまして。
よろしくお願いいたします。

私はショッカー代理人の名の通り初代仮面ライダーをリアルタイムで見ていたオサーンです。
年齢は推して知るべしと言うことで。(笑)

それでは投下させていただきます。
ばいばいさるさんが出ましたら、しばし間が開くと思いますので、ご了承くださいませ。

339 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:38:15 ID:v5lXsla50
「う・・・うう・・・」
一人の男が顔を青ざめさせて足元を見つめている。
その足元にはじわじわと青緑色の苔(コケ)のようなものが迫って来つつあった。
「た、助けてくれー!」
男は声を限りに叫ぶが、背後にある外へ通じるドアは固く閉じられていてまったくこじ開けることができない。
この部屋に放り込まれて十五分ほどしか経っていない。
最初は部屋の中央部のテーブルの上においてあったシャーレの一部にだけ広がっていた青緑色の物体は、このたった十五分の間にまるで男の存在を感知したかのように広がり始め、男の足元にまで広がってきていたのだ。
「だ、出してくれー! 助けてくれー!」
振り返ってドアをがんがんと叩く。
死に物狂いの形相は、その物体に対する極端な恐れを表していた。

やがて男の足にも青緑色の物体が広がっていく。
「ギャー!!」
ぐじゅぐじゅと足元が溶かされるような激痛に、男は思わず悲鳴を上げてしりもちをついてしまう。
だが、思わず床に手を着いたその手やお尻にも青緑の物体は付着して、たちまち男の体を溶かし始めた。
「ヒィー!」
青緑に染まった両手を見、全身を覆う激痛に気も狂わんばかりに悲鳴を上げ続ける。
両脚はみるみるうちに骨が覗き始め、両手も指先から肉が解け落ちるかのように骨だけになっていく。
やがて男は悲鳴も上げなくなり、その場に静かに倒れこむ。
あとには青緑色の物体が広がり、男の衣服だけが残っていた。

「クックックックック・・・」
黒いマントを羽織った初老の男がそのやせこけた顔に不気味な笑顔を張り付かせて笑う。
「殺人カビの実験は成功だ」
まるで西洋の吸血鬼とでもいえそうな容貌のこの男こそ、ショッカー日本支部の誇る天才科学者イワン・タワノビッチ、通称死神博士であった。
モニターで男の死に様を眺めていた死神博士は、新たにアオカビをベースに開発した人間を栄養分として繁殖する殺人カビの実験の成功に大いに満足していたのだ。


340 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:40:23 ID:v5lXsla50
『死神博士よ』
ホールの正面上部にある巨大な地球を掴み取るワシのレリーフ。
その腹部の緑のランプが輝き、重厚な声がホールに響く。
声だけでありながら圧倒的存在感を持ち、世界征服をたくらむ悪の秘密結社ショッカーのすべての構成員が畏怖と忠誠を捧げる存在である首領。
その首領の声が響いたのだ。
死神博士もそのそばに控えていた幾人かの戦闘員たちも一斉にレリーフを見上げ、一言一句を聞き逃すまいと集中する。
『直ちにこの殺人カビを使い、日本征服を進めるのだ』
「お任せくださいませ首領。この殺人カビをばら撒けば日本は大混乱に陥ります。そのときこそわがショッカーが日本を征服するとき」
死神博士が不気味な笑みを浮かべる。
『うむ、吉報を待っているぞ』
「ハハッ」
恭しく首領に一礼する死神博士。
ショッカーの日本征服のための悪魔の作戦が始めるのだった。

「「じゃんけんぽん」」
「「あいこでしょ」」
お寺の境内に子供たちの声が響く。
子供たちにとっては広いお寺の境内は格好の遊び場となっており、住職もそれを理解して墓場以外は自由に遊んでいいと伝えてあったのだ。
子供たちは今回この境内でかくれんぼをして遊ぶつもりだった。
「ケンちゃんの鬼だ」
「わーい」
子供たちが散っていく。
「ちぇっ」
一人の少年が舌打ちをしながらも、太い木に正面からもたれかかって数を数え始めた。


341 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:42:34 ID:v5lXsla50
「こっちよ、摩子(まこ)」
「うん」
双子なのか、白い洋服を着た瓜二つの顔の二人の少女が境内を抜けて墓場のほうに向かう。
墓場ならば隠れる場所には事欠かない。
最後まで隠れてケンちゃんを困らせてやるのだ。
「純子ちゃん、摩子ちゃん、お墓のほうに行ってはいけないのよ」
「そっち行っちゃだめだよ」
友人たちの声も二人の耳には入らない。
どこに隠れようかともうそればかり考えているのだ。
二人の少女はそのまま墓場の中に入っていった。

「このあたりに隠れましょ」
「うん」
二人の少女は墓石の影に身を隠す。
ふと見ると、近くのお墓に墓参りの男性が熱心にお祈りをしている。
邪魔してはいけない。
二人はそう思い、息を殺してケンちゃんが探しに来るのを待っていた。

「イーッ」
「イーッ」
突然どこから現れたのか、全身を黒いぴったりしたタイツ状の衣服に身を包み、すっぽりと目鼻口だけがでるマスクをかぶった男たちが現れる。
「キャッ」
思わず二人の少女は小さな悲鳴を上げるところだったが、必死に声を押し殺す。
ケンちゃんもそうだが、この人たちにも見つかってはいけない気がしたのだ。
「な、何だ君たちは」
墓参りに来た男性が黒尽くめの男たちに戸惑っている。
一体何をするつもりなのだろう。
二人は何もできずにただその様子を見ているしかできなかった。


342 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:44:53 ID:v5lXsla50
「そこの男。貴様にはショッカーの殺人カビの餌食になってもらう」
「な、何だって?」
黒尽くめの男に一人が缶に入っていた青緑色のものをぶちまける。
「うわぁーーー」
青緑色のものが男性に付着すると、男性は悲鳴を上げてみるみるうちに溶けて行く。
そしてあっという間に着ていた衣服だけが残された。

「キャー!」
二人はあまりのことに声を殺すことができなかった。
目の前で一人の男の人が溶けてしまったのだ。
恐ろしさにどうしようもなかったのだった。
「そこにいるのは誰だ!」
黒尽くめの男たちがすぐにやってくる。
二人の少女は必死に逃げ出そうとしたが、すぐに取り囲まれてしまい、逃げ出すことはできなくなった。
「お前たち、今のを見たな?」
「陽光の下での殺人カビの繁殖実験はショッカーの秘密」
「われわれショッカーの秘密を見たものは死ぬのだ」
「ああ・・・いやぁっ」
威圧するような黒尽くめの男たちに、二人の少女は恐ろしくてへたり込む。


343 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:51:34 ID:v5lXsla50
『待つのだ』
どこからとも鳴く声が響く。
「これは死神博士。一体どうして?」
黒尽くめの男たちの動きが止まる。
『その娘たちを連れてくるのだ。いい利用法を思いついた』
「ハハッ、直ちに」
その声にうなずく男たち。
「いやぁー」
「ママー」
たちまち二人の少女は黒尽くめの男たちに抱きかかえられてしまう。
そのまま彼らはいずこともなく姿を消したのだった。

                     ******

「えっ? 見つからない?」
郁子(いくこ)の目の前で悲しそうにうつむいている子供たち。
夕方になっても摩子と純子が帰ってこなかったので迎えに来たのだが、住職と子供たちが二人を探しているところに出会ったのだ。
「どうやらかくれんぼをしていて、二人はお墓のほうへ行ったようなんですが、いくら探しても見当たらんのです」
住職ほか寺の一同も探してくれたのだが、摩子と純子の姿は見当たらないと言うのだ。
「そんな・・・」
二人の母親である郁子にとって、二人は大事な双子の娘だ。
いなくなったなんて信じられない。
「摩子・・・純子・・・」
郁子は途方にくれてしまった。

                      ******


344 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:52:50 ID:v5lXsla50
「お願いです。私たちを帰して」
「何も言いません。お願いです」
二人の少女は半べそをかきながら必死にお願いする。
二人の前には黒いマントを羽織った初老の男がおり、見るからに不気味な笑みを浮かべていた。
『死神博士よ。この娘たちをどうするつもりなのだ』
男の背後の巨大なワシのレリーフが突然しゃべり始めたので、二人の少女は驚いた。
「首領、あの殺人カビを人目に付かずに撒き散らすには、戦闘員たちでは不都合。この娘たちを使えば、人間どもは油断して殺人カビを広めるにはうってつけなのです」
『なるほど。やってみるがいい』
「ハハッ」
ワシのレリーフに一礼し、再び二人の少女に向き直る死神博士。
「機械的洗脳を用いるまでもあるまい。わが得意の催眠術でこの娘たちの深層意識にショッカーへの忠誠心を植えつけてやろう」
死神博士はそういうと一本のロウソクを取り出し火をつける。

「さあ、二人とも。この火をよーく見るのだ」
つい促されるままに二人の少女は火を見つめてしまう。
それこそが死神博士の得意とする催眠術の手法だった。
「ほーら・・・ほーら・・・お前たちの心にはショッカーの偉大さが染み渡っていく。お前たちはショッカーの一員となったのだ」
とろんとした目で火を見つめる二人の少女。
死神博士の深層暗示が二人の心を捕らえていく。
「ショッカーの一員であることはとてもすばらしいことだ。ショッカーの命令に従うのだ」
「はい・・・私たちはショッカーの一員です・・・」
「ショッカーの命令に従います・・・」
うつろな眼で死神博士の言葉にうなずく二人の少女。
催眠術によって二人はショッカーの一員であると信じ込まされてしまったのだった。


345 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:54:06 ID:v5lXsla50
                     ******

「うっうっ・・・純子が・・・摩子が・・・」
夫の胸で泣き崩れる郁子。
夜になっても二人は帰ってこず、夫の信弘(のぶひろ)と一緒に再び墓場周辺を探してみたものの、二人の姿はまったく見えなかったのだ。
「大丈夫だよ。警察にも伝えたからね。きっとどこかで眠っちゃったんだ。明日になれば帰ってくるさ」
自分自身に半ば言い聞かせるようにそう言って妻を抱きしめる信弘。
若くして結ばれたために、双子の母となった今でも容色は衰えていない。
近所でも評判の美人の郁子だったが、憔悴した今は見る影もなかった。
それもそのはず、二人がいなくなった墓地ではここ数日の間に数人の人間が行方不明になっているほか、行方不明になった人の持ち物が奇妙なカビのようなものが生えた状態で発見されたりしているのだ。
二人に何かあったのかと気が気でない郁子にとって、憔悴させるには充分なものだった。

                     ******

「さあ、このカビをあの住宅街にばら撒いてくるのだ」
殺人カビのつまったケースを二人の少女に手渡す死神博士。
「「はい、死神博士」」
黒いレオタードを着せられた二人の少女はそれを受け取ると、戦闘員たちとともにアジトを出る。
やがて住宅街の一角で奇妙なカビによって住民たちが次々と死亡していった事がニュースで報じられた。


346 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:55:36 ID:v5lXsla50
「作戦は成功だ。この調子で日本中に殺人カビをばら撒くのだ」
帰還した二人の少女に目を細める死神博士。
少女たちは誰にも怪しまれずに殺人カビをばら撒くことに成功したのだ。
自分の予想通りの結果に死神博士は満足だった。
「しかし、死神博士。殺人カビの培養には限度があります。このままでは殺人カビが足りません」
白衣を着て白いマスクをかぶった科学班員が懸念を伝える。
確かに殺人カビは増殖は早いものの、アジト内での培養には限度がある。
それを何とかしなくてはならなかった。

ふと死神博士は少女たちを目に留める。
「そうだ・・・この娘たちは改造人間の適正がかなり高い。であれば両親のうちのどちらかがまさに改造人間にうってつけの人材だろう。殺人カビを体内で培養するカビの改造人間を作り出し、そいつに殺人カビをばら撒かせるのだ」
死神博士はそういうと二人の少女に命令する。
「お前たちの両親をこのアジトに連れてくるのだ」
「「はい、死神博士」」
二人のレオタード姿の少女たちは死神博士にうなずいた。

                      ******


347 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 02:58:08 ID:v5lXsla50
眠れぬ夜を過ごす郁子。
純子と摩子がいなくなってからもう二日が経っている。
先日は住宅街で原因不明の奇病で十数人が亡くなったというが、二人も何か病気にかかったりしているのではないだろうか・・・
とにかく二人のことが心配で眠ってなどいられないのだ。
となりのベッドでも夫が身じろぎするのがわかる。
彼も眠れないのだろう。
今までこんなことはなかったのに・・・
思わず涙がこみ上げてくる。
純子・・・摩子・・・
郁子の枕が涙に濡れた。

突然寝室のドアが開く。
「えっ?」
驚いて飛び起きる郁子と信弘。
二人の視線の先には無事の帰りを願ってやまなかった二人の少女の姿があった。
「純子、摩子!」
ベッドから飛び降りて娘たちに駆け寄る郁子。
二人の無事な姿にもう何も考えられない。
「純子、摩子、よかった・・・」
しゃがみこんで二人の体を抱きしめる郁子。
信弘も思わず二人に駆け寄ってくる。
「純子、摩子・・・」
だが、肝心の純子と摩子の表情は変わらない。
それどころか何かひどく冷酷ささえ感じさせるものだった。


348 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:00:13 ID:v5lXsla50
「純子、摩子、どうしたの?」
郁子も思わず二人の顔を見る。
そういえば、お気に入りの白い服を着て出かけたはずの二人なのに、今着ているのは黒い服。
しかもレオタードではないか。
さらにはブーツまで履いたままだ。
「二人ともいったい・・・その格好はどうしたの?」
「純子、摩子、いったい何があったんだい?」
郁子も信弘も顔を見合わせる。
二人にいったい何があったというのだろう。

「パパ、ママ、迎えに来たわ」
「さあ、私たちと一緒にショッカーのアジトに来るのよ」
無表情のまま二人は口を開く。
それは何か不気味でさえあった。
「純子、摩子、いったいどうしたの?」
「純子、摩子、ショッカーってのは何なんだい?」
娘たちの変化に戸惑いを隠せない郁子と信弘。
「ショッカーは世界を支配する組織」
「私たちはショッカーの一員なの」
「ショッカーの一員?」
「どういうこと?」
顔を見合わせた郁子と信弘の前にさらに数人の人影が現れる。


349 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:01:25 ID:v5lXsla50
「イーッ!」
「イーッ!」
「な、何者だ、お前たちは!」
全身黒尽くめの男たちの出現に、思わず信弘は妻と娘をかばおうとする。
だが、一般の人間がショッカーの戦闘員に敵うはずはない。
信弘は腹部に一撃を食らい、気を失う。
「あ、あなた! うっ・・・」
郁子も戦闘員に首筋を一撃されて意識が遠くなる。
「よし、連れて行け」
赤戦闘員の指示の下、郁子と信弘を担ぎ出す戦闘員たち。
その後ろには二人の少女が付き従っていた。

                       ******

「うう・・・こ、ここは?」
目を覚ます信弘。
となりには妻の郁子が寝かされていた。
「郁子、郁子!」
「う、うう・・・ん」
信弘が揺さぶると、郁子も意識が戻る。
二人はお互いの無事を確認しあうと、周囲を確かめた。
どうやらどこかの地下か何かのようで、二人の周囲は鉄格子に囲まれている。
とりあえず信弘は鉄格子を揺すってみたが、どうにかなるようなものではなさそうだった。
「あなた・・・」
「くそっ、奴ら何者なんだ。俺たちをどうするつもりなんだ?」
郁子の肩を抱いて寄り添う信弘。
たった数日だと言うのに、自分たちに何がおきたというのだろうか。


350 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:03:20 ID:v5lXsla50
「目が覚めたようだな」
広くなった奥のほう、円形のテーブルの向こうから一人の男が近づいてくる。
すらっとした長身に黒いマントを羽織り、やせこけた顔には不気味な笑みを浮かべていた。
「な、何だお前は」
「私たちをどうするつもりですか? 純子と摩子はどこへやったんですか?」
二人は鉄格子を握り締め、目の前の男をにらみつける。
「私はショッカーの死神博士。子供たちならここにいる」
死神博士がマントのすそを広げると、黒いレオタード姿の二人の少女が姿を現した。
「純子、摩子」
「貴様、娘に何をした!」
「クックックックック・・・」
「何が可笑しい!」
信弘は鉄格子をがしゃがしゃと揺らして、何とか脱出しようと試みる。
「この娘たちにはわが催眠術でショッカーの思考を受け付けた。今のこの娘たちはショッカーの忠実なしもべなのだ。そうだな?」
「何だって?」
「純子、摩子」
郁子が鉄格子の間から手を伸ばす。
「はい。私たちはショッカーの忠実なしもべです」
「ショッカーの命令を聞きます」
無表情で立ち尽くす二人の少女。
郁子が手を伸ばしてもまったく反応がない。
「ひどい・・・二人を元に戻して」
郁子はキッと死神博士をにらみつけた。


351 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:04:38 ID:v5lXsla50
「ククククク・・・気を失っている間にお前たちの躰を調べさせてもらった。男のほうは戦闘員にもなれぬくずだが、女、お前は改造人間の適正が充分にある」
郁美に杖を向ける死神博士。
「改造人間? 何だそれは!」
「くずだなんてひどい。信弘さんはくずなんかじゃないわ!」
「黙るのだ。これよりお前はわがショッカーの改造手術を受け、カビの改造人間となってカビ作戦を指揮するのだ」
「カビ? 妻には手を出すな! 俺が許さん!」
信弘が郁子をかばうように背に隠す。
「その女を引きずり出せ」
「イーッ!」
「イーッ!」
いつの間にか現れた戦闘員たちが鉄格子をあけて入り込む。
「くそっ」
必死に郁子を守ろうとする信弘だったが、やはり戦闘員には敵わない。
両腕をねじり上げられ、信弘はあっという間に押さえつけられる。
「いやぁっ」
「郁子ぉっ」
信弘が取り押さえられている間に郁子は連れ出されてしまうのだった。

「いやぁ、いやぁっ」
テーブルと思われていた台に載せられる郁子。
着ている服はすべて剥ぎ取られ、下着すら取り去られてしまっている。
「郁子ぉ! 畜生、お前ら、郁子に手を出すなぁ!!」
牢獄に取り残された信弘が必死に叫ぶ。
「うるさい。そこでお前の妻が生まれ変わる様をたっぷりと見るがいい」
両手両足を拘束された郁子の白い肌を死神博士の杖がなぞる。
「いやぁっ! 助けてぇっ! いやよぉっ!」
手足をばたつかせて逃れようとする郁子だったが、拘束された手足はまったく自由にならなかった。
「怖がることはないわ、ママ」
「ママはこれから改造手術を受けるのよ」
二人の少女が笑みを浮かべる。


352 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:06:14 ID:v5lXsla50
ショッカーの思考を刷り込まれてしまった少女たちは、自分たちの母親が改造されることを喜んでしまうのだ。
「ああ・・・純子、摩子、お願い見ないでぇ」
娘たちに自分が裸を見せてしまっていることに言いようのない恥ずかしさを感じる一方、二人の娘たちのあまりの変わりように絶望感も募ってくる。
「郁子、郁子ぉ」
「あなたぁ」
お互いに絆を確かめ合うかのように手を伸ばしあう二人。
だが、そんなことにはお構い無しに死神博士が命じる。
「改造手術を始める」
「イーッ」
白マスクと白衣の科学班員たちが機器類をセットする。
「いやぁっ!」
郁子に対する改造手術が始まった。

ショッカーの改造手術は基本的には遺伝子変化による動植物との融合と各種薬剤による組織や骨格の強化、それに付随しての機械埋め込みというものである。
つまり、あくまでも生命体としての融合強化が主であり、機械埋め込みはあくまでも補助強化に過ぎないのだ。
郁子の体にはさまざまな色の光が当てられ、体内の遺伝子を変化しやすくさせて行く。
毒々しい色の液体が注射器から流し込まれ、構造の変化を受け入れるべく体内の準備をする。
麻酔をかけられて意識を失った郁子の体に殺人カビの遺伝子を取り込んだ緑色の液体が流し込まれ、彼女の赤い血が排出されていく。
「い、郁子ぉー!」
信弘の目の前で郁子は徐々に人間ではない存在に変化していくのだった。


353 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:08:54 ID:v5lXsla50
抜けるような郁子の白い肌。
それは信弘にとっても郁子にとっても自慢の肌だったが、血液の交換によって青緑色に染まっていく。
それどころか青緑を越えてどす黒く変化していくのだ。
体表に生えていた毛はすべて抜け落ち、黒く染まった皮膚はやがてなめし皮のように強靭な皮膚へと変わっていく。
両手の指先は爪が伸びて鋭くなり、両脚のつま先は指が癒合して無くなると同時に固く鋭いつま先へと変化する。
かかとも細く伸びてまるでハイヒールのブーツでも履いているかのような変化を見せ、人間の素足とは思えないものとなる。
郁美の全身はどす黒い皮膚に覆われ、黒く染まった頭部からは頭髪もすべて抜け落ちていたが、やがて彼女の上半身の皮膚がぼこぼこと膨らんでくる。
それは見る間に青緑色のカビへと変化していき、形のよい胸や首、肩、そして頭部全体が青緑色のカビで覆い尽くされた。

遺伝子の変化による肉体の変化が終わると、死神博士はおもむろにメスを持つ。
ここから先は彼の一番充実した楽しい時間となるのだ。
白衣の科学班員が用意した補助器官を変化した郁子に埋め込んで行く。
その手さばきはまさに神業。
メスが光り異形の肉体が切り開かれたかと思うと、次の瞬間にはもう補助器官が埋め込まれ、表皮が接着されているのだ。
わずかな時間で郁子の体にはいくつもの補助器官が埋め込まれ、新たな体を強化する。
「これでよい。後は脳改造を行うのみだ」
額の汗をぬぐう死神博士。
その表情は晴れやかだった。

354 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:10:12 ID:v5lXsla50
「ああ・・・郁子・・・郁子ぉ・・・」
目の前で異形の存在になってしまった自分の妻に愕然とする信弘。
あの自慢の美しかった妻が、今は上半身にカビを生やした化け物になってしまったのだ。
深い絶望と悲しみが信弘を襲っていた。

「う・・・う・・・ん・・・」
ゆっくりと目を開ける郁子。
頭部全体を青緑色のカビに覆われてしまった郁子だが、それでも整った目鼻立ちはフォルムとしては残っており、奇妙な美しささえ感じさせる。
「目が覚めたようだな、カビビンガよ」
死神博士の声がうっすらと目を覚ました郁子の意識を覚醒させる。
「えっ? ええっ?」
両手両足の拘束はいまだはずされておらず、郁子は首を曲げてあたりを確認するしかない。
なに・・・これ?
目に入ってきたのは円形の台に載せられた自分の体・・・のはずだったが、そこには青緑色の奇妙なカビに覆われた二つの胸のふくらみがあるだけだった。
「クククク・・・生まれ変わったお前の姿を見るがいい」
死神博士の顔にサディスティックな笑みが浮かぶ。
わざわざ天井の無影灯の脇に用意した鏡を使い、カビビンガと化した郁子の体を見せ付ける。
この瞬間の絶望と、脳改造後の誇りに満ちた表情とのギャップこそ、彼が人間を改造する最大の楽しみの一つなのだ。


355 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:11:56 ID:v5lXsla50
郁子は最初何がなんだかわからなかった。
天井に自分と同じように台に拘束された化け物がぶら下がっている。
そう思えたのだ。
だが、自分が首を動かしたりすると、まったく同じように首を動かしたりするその姿に、郁子はあれが鏡なんだと気が付かされる。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
あまりのことに悲鳴を上げる郁子。
その化け物は黒いなめし皮のような皮膚の下半身と、青緑色のカビを全体に生やした上半身を持つまさにカビの化け物であり、その姿こそが現在の自分の姿であると思い知らされたのだ。
「郁子・・・郁子ぉ・・・」
その声にふと郁子はそちらを見る。
そこには牢獄にとらわれた夫が、愕然とした表情で彼女を見ていたのだ。
「いやぁっ、見ないで、見ないでぇっ!!」
思わず顔をそらす郁子。
「ママ、おめでとう」
「えっ?」
夫と逆のほうを向いた郁子の前には二人の少女が笑みを浮かべて立っていた。
「これでママはショッカーの改造人間よ。とても素敵だわ」
「これからはママじゃなくカビビンガ様ね」
「ああ・・・あああ・・・いや・・・いやぁっ!!」
いっそのこと気が狂いたかった。
狂えればどんなに楽なことか・・・
郁子は泣きたかった。
だが、涙は流れてはくれなかった。


356 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:13:09 ID:v5lXsla50
「嘆き悲しむことはない。これよりお前の脳を改造し、ショッカーの改造人間にふさわしい思考をするように変えてやる。そうなればお前は改造されたことを喜び、誇りに思うようになるだろう」
死神博士の手にメスが光る。
「ああ・・・いや、いやです。もう私の体をいじらないで。お願いだからやめてぇ」
首を振っていやいやをする郁子。
そのつど頭部のカビから胞子がこぼれ落ちていく。
「やめよ。このアジトを殺人カビでいっぱいにする気か?」
すぐにエアクリーナーが働き、郁子が散らした胞子をすべて吸い込んでいった。
「お願いです。やめてください」
「やめろぉっ! 郁子ぉっ!!」
「これより脳改造を始める」
二人の願いもむなしく、郁子への脳改造が始められた。

ショッカーの脳改造は洗脳と機械的コントロールチップ埋め込みの混合である。
死神博士は科学班員に埋め込み用のチップを持ってこさせ、その間にリング状の装置を郁子の頭の周囲に設置する。
郁子は麻酔をかけられることもなく頭部をメスで切り開かれ、むき出しになった脳にコントロールチップが埋め込まれた。
そして表皮が接着されると、死神博士は洗脳装置のスイッチを入れる。
リング状の装置からパルスが照射され、郁子の脳に埋め込まれたチップと共同で郁子にショッカーの思考を入力し始める。
頭蓋を切り裂かれた激痛に耐えていた郁子だったが、激痛はすぐに治まり、代わりに温かい心地よさが広がってくるのを感じていた。


357 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:14:06 ID:v5lXsla50
なに・・・これ?
郁子は心が落ち着いていくことに戸惑いを感じる。
改造などと言う恐ろしい目にあったのだが、そのことが恐ろしく感じなくなっていた。
むしろ改造されたことはすばらしいことだと感じ、新たな肉体になったことが少しうれしくなっていく。
ああ・・・どうしちゃったの、私?
改造なんてされたのに・・・いいえ、改造していただいたのに・・・
ああ・・・変よ・・・変だわ・・・
人間を超えた存在・・・
私は人間を越えたんだわ・・・
ショッカーは世界を支配する・・・
ショッカーによって世界は管理されるのよ。
そうだわ、世界はショッカーのものなのよ。
ああ・・・なんて素敵なのかしら・・・
私はショッカーに選ばれたのよ。
改造人間になったのよ。
なんてすばらしいことなのかしら。
郁子の思考は瞬く間にショッカーの改造人間としての思考に書き換えられてしまうのだった。

「脳改造は終了した。起きるのだ。カビビンガよ」
死神博士がカビビンガの手足の拘束を解く。
ゆっくりと起き上がるカビビンガ。
上半身に青緑色のカビが密生したその姿はまさに異形だが、流れるようなラインは女性らしさを保っており、胸のふくらみやお尻のラインなど妙に美しさも感じさせるものだった。
「自分が何者か言ってみるがいい」
ショッカーのワシのレリーフが刻まれたベルトを手渡してやる死神博士。
そのベルトを腰に巻きつけながら、郁子はきっぱりと宣言した。
「はい、死神博士。私は偉大なるショッカーによって改造された改造人間カビビンガです。これよりは永遠にショッカーに忠誠を誓いますわ」
口元に笑みが浮かぶカビビンガ。
その様子に死神博士は満足した。


358 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:20:36 ID:v5lXsla50
「郁子、郁子っ!」
がしゃがしゃと鉄格子を鳴らす信弘。
目の前で起こったことが信じられないのだ。
妻が化け物にされてしまったなど信じられるはずもない。
「郁子っ! 畜生、郁子を元に戻せ!」
「うるさい男ね」
カビビンガが信弘を一括する。
「元に戻せ? 冗談じゃないわ。私は改造されたことを感謝しているのよ。私はショッカーのおかげでこうして改造人間カビビンガになれたのですもの」
「郁子・・・お前・・・」
信弘の力が抜ける。
もうあの優しい妻の郁子はそこにはいなかったのだ。
「くすっ。やはり戦闘員にもなれぬくずはものわかりが悪いようね。私を郁子などと言う名前で呼ぶのはやめて欲しいわ。私はカビビンガよ。カビビンガ様とお呼びなさい」
口元に手を当てて笑うカビビンガ。
その仕草がかつての郁子を思わせて、信弘はつらかった。

「カビビンガよ。あの男は使い物にならぬ男だ。お前の力を試す実験材料にするがいい」
「ありがとうございます、死神博士。早速そうさせていただきますわ」
笑みを浮かべたまま牢獄に近づくカビビンガ。
「ふふふ・・・お前のような男と一度でも夫婦だったなんてぞっとするわ。くずはくずらしく、私の殺人カビでくたばりなさい」
すっと右手で自分の胸の辺りに生えているカビをちぎり取るカビビンガ。
そしてそのままそれを信弘に投げつける。
「ぐ、ぐわぁぁぁぁぁぁ」
断末魔の悲鳴を上げて信弘は床に倒れこむ。
その体にはみるみるうちに殺人カビが繁殖し、信弘の体を溶かしてしまう。
あとには彼が身につけていたものだけが残されるのだった。


359 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:22:28 ID:v5lXsla50
「おほほほほ・・・お前のようなくずでも私の可愛い殺人カビの養分ぐらいにはなれて幸せね。感謝しなさい」
高笑いするカビビンガ。
「すばらしいです、カビビンガ様」
「カビビンガ様、どうか私たちを自由にお使いくださいませ」
純子と摩子の二人も眼を輝かせている。
「うふふふふ・・・二人とも今日からは私の手足となって働くのよ。そうだわ、死神博士、お願いがございます」
「何を考えているのだ、カビビンガよ」
お願いなどと意外なことを言い出すカビビンガに死神博士は一瞬戸惑った。
「はい。この二人を私専用のカビ少女に改造してはいただけませんでしょうか?」
「カビ少女だと?」
「はい。少女の姿はそのままに私の殺人カビをそのまま扱える能力を与えるのです。そうすればいちいち私の可愛い殺人カビをケースに入れて持ち運ぶ必要がなくなりますわ」
手の甲を口元に当ててくすりと笑うカビビンガ。
自らの娘を改造して欲しいと願い出るまでに思考が変化したことに、死神博士は大いに満足を覚えていた。
「なるほど、それはいい。よかろう。この娘たちをカビ少女に改造する」
すぐに改造の準備を指示する死神博士。
「うふふふ・・・よかったわねぇお前たち。これでお前たちもショッカーの改造人間の仲間入りよ」
「ありがとうございます、カビビンガ様」
「光栄です、カビビンガ様」
二人の少女はうれしそうに微笑んで、カビビンガを見上げていた。

やがて、都内各所に殺人カビが猛威を振るうようになり、そこにはカビの改造人間カビビンガと、それに付き従う青緑色のアイシャドウと口紅をつけ青緑色のレオタードに身を包んだ二人の少女の姿が目撃されるようになる。
ショッカーの「カビ作戦」が始まったのだった。

360 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/17(土) 03:24:20 ID:v5lXsla50
以上です。
タイトルは「カビビンガ」です。
お目汚し失礼いたしました。

何らかの感想など聞かせていただけるとうれしいです。
それではまたしばらくROMに戻りますね。
ではでは

361 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 03:43:21 ID:p8IgnbmI0
改造シーンの自作絵とかここに貼ってもいいんだろうか

半角二次元板とかのほうが適確な気もするけど・・・

362 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 04:48:53 ID:VOAzaOp00
>>ショッカー代理人さん
乙です!カビの季節を先取りしたネタ、いいですね〜
カビ少女に萌えさせていただきました^^

それにしても「仮面ライダー」っていいですよね〜
「バッタの改造人間に滅ぼされた無念、ワシが晴らして差し上げましょうw」
という骸教授のセリフが浮かびました・・・・

約40年後に出現した「悪の組織の後輩」の活躍を描くため、またROMに戻りますw


363 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 05:59:41 ID:cMpV7Dsr0
>>360
超乙。ふたりの娘の改造シーンを詳細に読みたかったぞ
というかそちらをメインに次回はぜひw

>>361
maledictさんのサイトの画像掲示板に貼った上で
そのURLをここで晒すのが、いちばん喜ばれると思うよ
http://maledict.4.bbs.fc2.com/

364 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 06:20:43 ID:BGKlRryC0
スゴい画像を見つけてしまった
とってもキュートな子が手術台の上に大の字に寝かされ
両手両脚を縛られて改造手術を受けている写真だ
一糸まとわぬ全裸だよ。股間おっぴろげだよ。意識があるよ、こっち見てるよ
ttp://skmwin.net/archives/imgs/2008041502.jpg

365 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 08:14:42 ID:C/4m74ao0
>>364
なんつーエロさだ!

366 :名無しより愛をこめて:2008/05/17(土) 08:34:42 ID:6aejslkyO
>>364
ハァハァ(´Д`;)思わずチンコ勃った

367 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/17(土) 15:53:50 ID:ZllEgY5Q0
なんか急に用事がたて込んで、火曜あたりまでちゃんと見られないかもしれません。
ダイレン様の短いやつだけ見させて頂きました。2レスだし、こういうのもいいのかも
蟻蜂様とショッカー代理人様のSSはちゃんと読んでから感想書かせて頂きます。
うっかりショッカー代理人様のネタバレを読んでしまってちょっと寂しいです

>>364
こ、これはマジでやばいですね。完全無修正だし…


368 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 17:17:43 ID:VOAzaOp00
>>maledictさん
相変わらずお粗末な文章で申し訳ございませんが、
隠れテーマ「要素下等動物の意地見せてやりましょう」(『踊る・・・』の青島刑事調でw)
を堪能してください(笑)

369 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/17(土) 17:19:03 ID:VOAzaOp00
「要素」は入力ミスです^^;すいません^^;

370 :ダイレン:2008/05/18(日) 01:37:15 ID:vvYAkJMXO
>ショッカー代理人さん
乙です。なんか久々にヘルマリオンワールドじゃないのも不思議な感じですね
やっぱり定番のショッカーものは読んでると安心感を抱きます。

>蟻蜂フリークさん
羽生さんを12大幹部にするのは構想しましたが、由美ちゃんのお母さん「翔子」なんですよね……(3話1ページ参照)


特撮・エロパロも含め、どの世界でも由美ちゃんの親友ポジはら綾ちゃんや渚ちゃんで決定になってますね
第0話では新キャラ・純が登場してますが、彼は今までの作品にあった健一の○○の独占地位を揺るがすつもりで出しました

371 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/18(日) 02:06:56 ID:n7GfL8yA0
>ダイレンさん
羽生さんは君ではなく私が改造するのだが・・・・^^;
しかも改造人間で・・・・なぜに自律機械に?^^;

張り切るのはいいけど、最低限のルールは守ろうぜ!(笑)

372 :ダイレン:2008/05/18(日) 08:14:31 ID:vvYAkJMXO
いえ……名前が被るのでどうしよ……って事です。誤解をさせてしまってすいません
コードネームが羽生ってだけなら大丈夫ですかね?それともお母さんの名前を変更すればいいんでしょうか?

そういや自律機械人形でしたね。英語にするとアンドロイドでしたっけ?

373 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 08:32:24 ID:xvibErV/O
自律機械人形:オートマトン

アンドロイドは人造人間

374 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 12:54:11 ID:+LYFlT440
蟻蜂フリークさん、羽生さんを何の改造人間にするのかもう決まった?

イメージ的に、蛾の系統の改造人間がいいな

375 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 14:49:19 ID:V/v69cif0
お目汚し失礼。改造シーンの自作絵描いてみた
自分が仮面ライダーZOの改造シーンが好きなもんでそれに近い画になってるけど・・・
http://bbs4.fc2.com//bbs/img/_306400/306316/full/306316_1211089665.jpg

376 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 18:09:34 ID:xvibErV/O
>>374
むしろ鳥系でよろ

>>375
ハァハァ(´Д`;)けしからん!もっと頼む

377 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/18(日) 18:17:24 ID:n7GfL8yA0
>>374
不発弾処理で避難命令が出たので、綺麗な海の見えるヘルマリオン拠点に行ったら
骸教授が紀伊国屋で買ったという昆虫図鑑を眺めてました。
蛾を希望している人がいるってことを伝えたら、頭抱えてしまいました(笑)

まあ、お楽しみということで。どうなるかはわかりませんが、蛾は出しましょうw
蛾になるのは羽生さんじゃないかも知れないけど、ご了承ください^^;



378 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 18:46:48 ID:3UJlZq8x0
>>375
け、けけけ、けしからーん。ので、もっとお願いしますm(_ _)m
このおねえさんが生まれ変わった所も是非。

379 :名無しより愛をこめて:2008/05/18(日) 23:53:55 ID:VOEg1MAu0
ttp://monfac.sakura.ne.jp/hikaru/hanasi/5nobotu/4-2/5-4-2-04.jpg
ttp://monfac.sakura.ne.jp/hikaru/hanasi/5nobotu/4-2/4-2-06c.jpg
ttp://monfac.sakura.ne.jp/hikaru/hanasi/5nobotu/4-2/5-4-2-08.jpg

ttp://monfac.sakura.ne.jp/hikaru/hanasi/5nobotu/04-2.htm

380 :名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 00:37:26 ID:9LUDJf1b0
ショッカー代理人さん
乙です。個人的には双子(でいいですよね?)の少女のレオタード姿にハアハアしました。
黒レオタードと青緑レオタード姿の二人のイラストでもあればなあと思ってしまいます。
自分も>>363さん同様、双子の少女の改造シーンが見たいです。番外編で書いていただけたら嬉しいのですが。

381 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:29:31 ID:tBxd6j7ZO
エピソード4:「愛を伝えに」


廃工場で轟音が鳴り響く。一般的知識を持つ者ならば、機材が倒れたか不良が何かしているのだと認知するだろう。
それは今回の件は通じない。そこでは異形の者達が、常識では考えられない戦闘を繰り広げているからだ。
「環!あんた、いい加減にしなよ!」
俊敏な動きにナギサは翻弄されていた。元は運動音痴だった環が、鹿のDNAが混ざったガゼルマリオンと化している。
飛びかかって蹴りを繰り出し、再び距離を取って蹴りを繰り出す。ヒットアンドアウェイによって決定的ダメージを与えられていない。
「裏切り者のエイプマリオン、貴様もここで死ね!」
角を象った槍を取り出し、ナギサへ向ける。勢いに任せて突き出してくる。
矛先がナギサの体を貫いた。しかし、ナギサが炎へと変わって槍を伝ってガゼルマリオンに燃え移っていく。
「嘘………何なのこれ……」
炎がガゼルマリオンを飲み込み、やがて戦闘不能になるまで燃えていた。
ガゼルマリオンが倒れたのを確認すると、ナギサは天井から降りてきた。もちろん、刺された形跡などはない。
「炎の幻、これが紅蓮三式・空蝉よ」
高熱で蜃気楼を生み出し、あたかもそこにいるかのように見せかける技。
威力こそ一式にも劣るが、戦略性・応用性に長けている技と言えるだろう。
「さて、ユミじゃないと戻せないから、あたしはここまでね」

廃工場から少し離れてる河原。ここでは蟹型のシザースマリオンに改造された秀斗がユミに襲いかかっていた。
「このハサミで貴様の翼を切り刻んでやる!」
ここで起きた釣り人の切断死体事件はこいつの仕業なのだ。自我が封じられてるとはいえ、友達を殺人者となっているのはユミの胸を痛ませる。

382 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:30:57 ID:tBxd6j7ZO
スワンサーベルと腕となる鋏の生体武器・シザースパンツァーが刃を擦り合わせる。
火花が散り、両者はその切り結びを何度も繰り返す。位置を変えている内に川の中へと戦地を変える。
シザースマリオンは川に潜り、姿を消した。ユミは周辺を見渡すが本体は愚か気配がない。
「………どこに………!!?」
後ろから水しぶきが上がり、慌ててスワンサーベルで斬る。しかし、手応えは感じられない。
急に気配を感じたが、その時には遅かった。シザースマリオンはその直後に後ろからユミを川へと引きずり込んだ。
「いや……翼が……がばば……」
翼は濡れ、水を飲んでしまってユミは窮地に追い込まれた。シザースパンツァーで胴体わ鋏まれ、キリキリと食い込んでいく。
改造人間としての肉体の強靱さは人間の武器に対しては強力だが、同じ改造人間としては少し硬い皮膚程度。
(このままじゃ真っ二つだわ………)
ユミば泳ぐ゙イメージをして、その形状を変えていく。イルカのような姿に変わり、尾でシザースマリオンを叩いて抜け出した。
「……形態を変えた?そんなのありかよ………」
溶解液を泡に変換したをシザースバブルを吐いてユミを狙うが、イルカの泳ぎを会得した彼女は難なく避ける。
それは超音波によって相手の位置と行動を察知、次いでは予見することで触れられずに泳げるからだ。
「秀斗君、少し痛いけど……」
腕を前に固定し、超音波を一点に凝縮する。それをシザースマリオンに向け、誘導するための光を同時に作り出した。
「オーシャンズパルス!」
放たれた光線はシザースバブルを突き破ってシザースマリオンを川から地上まで運んだ。
「うわあああああ!!」
地面に叩きつけられたシザースマリオンは行動を停止し、ウイングモードへと変わったユミによって秀斗へと戻された。

383 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:32:29 ID:tBxd6j7ZO
直に環も光の羽毛に包まれて元の姿へと戻る。由美と渚も人間の姿へ戻り、2人の救助のために通報した。
数十分後に2人は警察に保護され、その様子を陰から確認した由美達はこっそりと帰路に就いた。
ソルジャードールだった時の記憶は継承されるが、口止めをしといたので大丈夫だとは思えるが。
「しっかし、2人同時なんて……よっぽどあたし達を倒したいんだね」
「そうだね。環ちゃんも秀斗君も無事で何よりだったけど……」
渚から六本木ヒルズに新しい研究所があるのを聞いたが、戦力的にまだまだ不足しているので強行突入は出来ない。
改造された友達を治していくか、仲間にして纏めて救出するか。どちらも難しいことに変わりはないのだが。
「じゃあ、あたし帰るね。また明日」
それぞれが家の方向へ歩み出し、戦士は少女へと変わる。時間は20時36分。前なら風呂に入っていた時間だっただろう。


「ただいま………」
「由美!!。こんなに遅くまでどこ行ってたの!?」
家に入った途端、翔子は入り口まで駆けつけてきた。由美は驚きはしたが、相談していたパターン1を使うこととした。
「連絡網来てないかな?友達がまた2人見つかったんだよ!。警察署に入れないのはわかってたけど、渚ちゃんと話しがはずんちゃって……」
苦し紛れとはいえ、正直に話して母親を気絶させるよりはマシだろう。由美は靴を脱いで上がろうとする。
すると、翔子は由美を抱擁して頭を撫でてくる。とても優しく、温かい手で。
「由美………友達が心配なのはわかるわ……。でも、あなたがまたどこかへ行ってしまうと思ったら……辛いのよ」
うっすらと涙を浮かべている母親を見て、とても申し訳ない気持ちになった。
「ごめんなさい………」

384 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:33:49 ID:tBxd6j7ZO
「由美、疲れたでしょ?お風呂に早く入りなさい。5月はまだ冷えるから、湯冷めしないようにね」
祖母がリビングから出てきて、優しい口調で入浴を勧める。由美も同意して手洗いとうがいをしたらすぐに向かう。

下着を脱ぎ、風呂場へと歩を進める。シャワーで体を少し温めると、ゆっくりと浴槽に浸かっていく。
湯気が立ち上る湯船の中で考えさせられる。当たり前と思っていた家族の自分への愛情の深さを思い知らされる。
(みんな……そうなんだよね。まだ捕まってるみんなだって……)
それぞれに家族がいて、それぞれの温かさがそこにはある。何より安心感が自然に持てるのだ。
(待っててね……あたしが必ず……)


゙バンッ!!゙

拳を壁に突き立てる。紗希はシャワーを浴びながら、今日殺したハリネズミマリオンを思い出していた。
彼女は菱木 雅。中学生の時に自分を慕ってくれていた後輩なのだ。彼女は純真で、ショートヘアーが似合う活発的な子だった。
そう、由美に似ている。雰囲気が似ているのだ。死ぬ間際に言い放った台詞、

゙先輩……どうし………゙

何もわからなかったんだと思う。何も知らなかったんだと思う。そんな子を自分は殺した。それは、助ける気持ちなんて全くない。
紗希は自分の中で葛藤をしている。ディソルバーとしての゙サギ、彼女らの友達としての゙紗希゙。
いくら探しても答えは出ない。紗希はバスルームから出ると窓を開けて涼んだ。
「私………間違ってないよね?」
彼女はしばらくして窓を閉めようとすると気配を感じた。それほど遠くではない。
さっきの戦いが終わってからそれほど経ってはいないが、゙ディソルバー゙として放っておけない。
「そうよ……私は目の前の敵を倒すだけ…………。変身!」
羽が生え始め、体もミツバチを形状へと変わり始める。窓から飛び立ち、住宅地から少し離れた森の中へ急行する。

385 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:35:10 ID:tBxd6j7ZO
森を上空から見下ろしたサキは唖然とした。半径200mに雪………いや、氷が張っていたのだ。
降り立ち、見渡すとそれがわかる。プペロイドが20体程氷漬けにされていたのだ。中には身体を寸断されて凍っている奴も少なくない。
「いったい………何があったの?」
これほどの力を要しているということは戦闘特化タイプだろう。氷の溶解度から時間はそれほど経ってはいないだろう。まだ近くにいるかもしれない。

゙ガルル……゙


「!!?」
野犬か何かの鳴き声と共にサキは体を真横へ移動させた。案の定、今いた場所には白い光線が飛んできて、着弾したらその場は凍ってしまっていた。
「冷気?しかもこんな強力……ハッ!」
見上げると、月に重なって狼のような生き物が飛びかかってきていた。サキはビースティンガーを撃つが、冷気を浴びて崩壊してしまう。
さらに、鋭利な爪を剥き出しにした狼型のソルジャードールと思われる者はサキを狙った。
ソルジャードールは正確にこちらを狙ってくる。月が出てるとは言っても森の中である。光も僅かであるのに位置を捉えるとは手強い。
「………追っ手か?」
「??。何を言っているの?あなたこそ、私を狙って来たんじゃないの?」
男ではあるが、まだまだ太い声の女性に近いくらいに声質が幼い。由美のクラスメートだろうか?
それならば自分が目的ではないだろうが、積極的に攻めて来てもいいはずである。
「俺は会わなくちゃならない子がいるんだ………今、やられるわけには行かない……」
「まさか……洗脳を受けてないで……………!!?」
プペロイドが30体ほど近づいてきている。サキと狼のソルジャードールはお互いに敵意がないのを察したので素早くその場を後にした。

386 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:37:06 ID:tBxd6j7ZO
日曜日となり、由美は渚の家を訪れていた。一刻も早く全員の救出を果たすための作戦会議をするためである。
「一番は、あいつらの基地がわかってるからアジトに殴り込みすることね」
「でも、あたし達だけじゃ勝てないし……」
「由美の言ってた、洗脳されてない蜂のソルジャードールの力を借りるとかは?」
それは考えたが、どうもそういう気にはなれない。もしかしたら、誰か殺してしまうかもしれない。
「……駄目だと思う」
真央の救出以来会ってないが、出来れば説得して協力してもらいたい。とはいえ、彼女は冷えきった心を持っている。
今は1人ずつ救うしかないが、真央や秀斗のように人を殺めてしまう可能性も決して低くない。
「てか、あいつらの目的って何なんだろ?。改造人間なんて生み出して、洗脳までして……」
「アメリカの艦隊を壊滅させたみたいだし、人類を滅ぼす気かな?」
どちらも答えが見つからない中、由美と渚は家を出た。何でも、こんな時だからこそ外でアイスでも食べたいらしい。


商店街に買いに行くと、向かってる方向からフラフラめいた歩き方をしている少年を見つける。
彼は自分達と同年代と思われた。だが、それはやがて確信へと変わった。
「じゅ……純……」
先に気がついたのは渚だった。肩を押さえながら歩いていた風間 純は先に脱出した少女達を見て急いで駆け寄った。
なぜここにいるかよりも、今こうして会えたことを喜んだ。
「純君、大丈夫?」
「由美………渚……良かった……」


純は渚にジュースを奢って貰い、一気に飲み干した。よほど喉が渇いていたのだろう。
家族への連絡は自分がなぜここにいるかの説明をしてからだと、純は頑なに言った。

387 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:38:18 ID:tBxd6j7ZO
―16時間前―


骸はイラついていた。中々ユミとサキ、加えてナギサを倒せないことに。業を煮やした骸は戦闘特化タイプを主流にすることに決めた。
「風間 純、出ろ」
ギロッと睨んだ瞳は決意に満ちている。絶対に思い通りにはならないと。女子の檻からは鈴木 奈々が選ばれていた。
純を見て駆け寄ろうとしたようだったが、プペロイドに止められて骸の下へ連行されていく。
「貴様らをこれから改造する……」
「いや……あたし、あんな化け物になりたくない……助けて!助けて!」
誰もが同じ反応をする。奈々はショートボブの髪が揺れるほどに首を動かして抵抗する。
純はそれを見て辛かったが、我慢するしかない。少なくとも゙その時゙までは。
「やるんじゃ」
マリオンラーヴァが起動し、鋼鉄の触手が奈々の服を裂いて絡め捕る。
「いやアアアァァッッーーーーー!!」
取り込まれた奈々は内部で体を動かそうとするが、強い力に逆らえずになされるがままに体を揺らす。
小さい乳房がピクピクと震え、熱い何かが体を駆け巡り、意識を飛ばされる。
触手が解かれ、マリオンラーヴァが開封されると蔦を生やした少女が現れた。
「ふむ………蔦か……プラントマリオンと名付けよう」
「ありがとうございます。ヘルマリオンのために力を存分に働かせたいと思います」
変わり果てた友人を見て純はビクッとした。これが奈々か、と。かつて4年生の時に告白されたが、断った事がある。
とはいえ、合格組に選ばれるだけあって可愛い部類だ。
「小僧、次は貴様じゃ」
黙ってマリオンラーヴァの前に立つ純。取り込まれたらすぐに口に仕込ませていた石の欠片を吐き出した。


「それで異物があると判断したマリオンラーヴァは、俺を洗脳の前に除外したんだよ」
ということは改造はされてると言うことだろう。なんととんでもない賭けをするものだと思ってしまう。

388 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:40:58 ID:tBxd6j7ZO
「それで……あんたは何に改造されたわけ?」
「俺は………!?。来たぞ……」
商店街の真ん中なので、由美達以外は逃げ出している。プラントマリオンは蔦を伸ばして、3人を狙い、避けると座っていたベンチが破壊された。
「奈々ちゃん?」
「かっ!そんなカスじゃないわ!あたしはプラントマリオン!」
鞭のように振り回す蔦を渚は変身して如意棒に絡ませる。すると、由美と純も力を解放し始める。
「変身!」
「………変身……」
翼を展開するユミと、毛皮を纏ったジュン。ナギサは狼という頼もしい仲間を得て嬉しい気持ちになった。
「ナギサ……そのまま抑えてろよ……ウルフクロー」
爪を引き出し、プラントマリオンを一度引っ掻く。火花が散り、冷気を口に溜める。
「フリーズモーメント!!」
瞬間凍結の名の通り、脚を全て凍らせる。そこへユミがスワンサーベルに光を宿して切りかかってきた。
「シャイニングハーケン!!」
直接斬りつけ、光る斬撃はプラントマリオンを後方まで吹き飛ばした。もちろん、殺さない程度ではある。
苦しそうな表情をしているが、ユミはすぐにRHR能力を使って奈々に戻した。
「……にしても、氷とは便利だな〜」
ナギサはウルフマリオンからの変身を解いた純に羨ましいような感じで話しかけてきた。
「お前ら、早く変身を解けよ。人が来るぞ」
そう言われて慌てて元の姿へと戻る。由美と渚は離れた場所へ行き、警察へ通報した。
警察が到着すると、2人は保護された。警官の中には猛もいて、純を確認すると近づいた。
「純君、無事でよかった」
「おじさん……奈々は大丈夫ですか?」
「ああ。病院に搬送したが、身体的に問題はないようだ」
この時お互いに思っていたことは同じだった。奈々は裸体で倒れ、所々に傷を負いながらも布のような服とはいえ着ていた純。
両者の違いはどこから来たか……。一方はそれを疑い、一方はそれを誤魔化そうと模索している。

389 :ダイレン:2008/05/19(月) 01:44:14 ID:tBxd6j7ZO
「(いや………今は……)お母さんが今来るよ」
ヘルマリオンの事はすでに警察内に知れ渡っているようなので、聴取はすぐに終わったので楽だった。


翌日、詳しい検査をするという奈々は来なかったが純は言った通り登校してきた。
休み時間に彼はクラスのメンバーに今の状況を話した。ここにいるメンバーは無闇に口外はしないし、しようとする者はいない。
とにかく決して絶望的でないこと、希望があるということ、自分達が戦っていくということ。
放課後には3人で作戦会議をする。戦う時はなるべく2人以上で戦うことや、それぞれの特性の活かし方などを語った。
「純君は凄いな……何でもわかってるみたい……」
それはとても説得力に満ちていて、由美も渚も納得以外にない。渚と別れた後、由美は疑問に思っていたことを聞くことにした。
「そういえば、なんで改造を許したの?」
「あそこで脱走するには改造される必要があった。じゃなきゃ捕まるだけだしな……それに、自分の力で護りたかったんだ……」
「え?」
振り向いた純は由美と真っ直ぐに向き合った。夕陽に照らされた彼の顔は格好良く見える。
「お前を俺の力で護りたかったんだよ……」
「あたしを………どうして?」
夕陽のせいか顔が赤く見える。だが、それは本当だと知ることとなる。
「……だから……」
「え?」
「俺は……お前が好きだから……。幼稚園の頃からずっと……」


戦闘シーンを何回もリプレイして視聴しているヘイル。舐めていた飴は既に溶けてなくなっている。
落ち着かない彼女は何となく腕を振り、その風圧で近くにある機材を破壊してしまった。が、特に気にしてはいない。
「光る刀……白い翼……やっぱおもすろい……遊んでみたいなぁ」

つづく

390 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/19(月) 02:01:17 ID:eQpF+YsP0
>>ダイレンさん 
乙です。いや〜なかなかテンポ良くて、いい感じですね〜^^


>>374他「羽生さん」の改造が気になる皆様、羽生さん
おまたせしておりますSS内でオペ始まりました(笑)




391 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/19(月) 02:53:26 ID:eQpF+YsP0
>>374他「羽生さん」の改造が気になる皆様、羽生さん
無事手術は成功したと骸教授よりお知らせがありました(笑)

392 :名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 07:25:05 ID:vy6lAsps0
女性を改造する手術台にはやっぱり、この分娩台のような
開脚ギミックがついてると意味なく嬉しいと思いませんか?
ttp://p.pita.st/?97mwfcis

393 :名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 09:56:45 ID:apmGuSb60
井口昇監督による、改造女子高生が忍者ヤクザと戦う
グロスプラッタバカ映画「片腕マシンガール」予告編
テンプラハンドとドリルブラが素敵すぐる
ttp://www.youtube.com/watch?v=eSpCWJnnWVI

公式サイト
ttp://www.spopro.net/machinegirl/

394 :名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 15:24:39 ID:WSS3ORhI0
>グロスプラッタバカ映画
すげぇジャンルだな
バタリアンみたいな感じ?

395 :ダイレン:2008/05/19(月) 22:13:37 ID:tBxd6j7ZO
>蟻蜂フリークさん
羽生さん改造はかなり楽しみです。
次回はついにヘイル参戦になる予定なんです。圧倒的戦闘力をどう描くか試行錯誤してます

今はまだまだですが、最終的にはヘイルやヘルマリオンとの決着を描くつもりです。
ヘイルの出生の秘密など蟻蜂フリークさんの定める設定とかございましたらお申し付けください

また、大首領の正体などBeeFさんの残した設定にはないので悩んでるところです

396 :名無しより愛をこめて:2008/05/19(月) 22:54:43 ID:QjyyeVjt0
ヘルマリオンがマリオネットとギリシャ神話のピグマリオンを
かけたネーミングだというのだから
首領の正体は最強怪人、ピッグ(豚)マリオンでおk

397 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/19(月) 23:21:04 ID:eQpF+YsP0
>>ダイレンさん
決着はつけない方がいいと思うよ・・・・たぶん・・・・w
大首領も具体化しないほうがいいと思うよ・・・・・たぶん・・・・w

自分のオリジナルの話じゃないし、あくまでもBeeFさんの世界をお借りしてるわけなので
勝手にヘルマリオンとの決着とかは、さすがにやりすぎなんじゃないかと思います^^;

マリオンヘイルについて

ヘイルについては出生の秘密は書かないでください。
参戦については、勝敗をつけることを一切禁止します。

ヘイルはそうですね・・・・飛べます、そして手のヒラから、DBのカカロット並みに気孔波的なものを打てます。
名前は「ヘイル・レイン」としておきましょうw

口からは「ビグ・ザム」のメガ粒子砲並みの破壊力を持つ、「グリーティング・キャノン」を撃ちますw

そんなとこかな・・・・・w






398 :ダイレン:2008/05/19(月) 23:35:36 ID:tBxd6j7ZO
>>396
バックベアードみたいな目玉かと予想してました

>蟻蜂フリークさん
そうっすか?。マリオンヘイルについては了解いたしました
ディセイバーの戦いが終わる時=ヘルマリオンの壊滅の構想が初期からあったもんですから……
ヘイルの生死はあまり関係ない最終回を構想してますが、物語上の決着を描けないと辛い部分が………

399 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 00:00:13 ID:eQpF+YsP0
>>ダイレンさん
そうっすよ(笑)

>物語上の決着を描けないと辛い部分が………

そこが腕の見せ所w 白黒はっきりしないけどスッキリする終わらせ方について
考えてみましょうw これを機会にね^^

>>396
いっしょにウンコ転がそうぜ!って、フンコロガシマリオンが言ってましたw





400 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/20(火) 00:11:11 ID:Lw7xI2ys0
皆様、こんばんは。
拙い作品でしたが、感想をいただけてとてもうれしかったです。
ありがとうございました。
また何か思い浮かびましたら書いていきたいと思います。
今回の双子少女改造については・・・
気が向きましたらとだけ。

>>ダイレンさん
戦いはこれからだ!!
的な終わらせ方でもいいんじゃないでしょうか。
ヒーロー(ヒロイン)を書いてしまったから決着付けたいという気持ちはわからないでもないですが、
ヘルマリオンを壊滅させてしまったら、もしかしたらあとに続く方が続けなるじゃないですか。
ダイレンさんや蟻蜂フリークさんのように、自分もヘルマリオンネタで書きたいって人がいるかもしれません。
そういう方のためにもヘルマリオンは残しておいてあげるべきだと思います。

401 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/20(火) 00:12:48 ID:Lw7xI2ys0
あとに続く方が続けなくなるでした。
文字抜けすみません。

402 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 00:19:19 ID:9OLUeRjJ0
ダイレンさん、蟻蜂フリークさん、maledictさん、ショッカー代理人さん
エロパロ板の大阪ドームさんが、皆さんのSSに対して感想を書かれているから
もしもまだ未チェックだったら見てあげてね

403 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 00:22:24 ID:fOeDoDJM0
>>ショッカー代理人さん
私のダイレクトに言いたいことを言ってくれてあげて、ありがとうございます^^

これがダイレンさんの完全オリジナルならいいんですよ。あくまでも借り物ですから・・・

下宿を勝手に解体しちゃったらダメだって・・・・^^;
大家さんに怒られるよ?(笑)






404 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 00:28:05 ID:fOeDoDJM0
>>402
そうなんですか?
わざわざ知らせてくれてありがとうございます・・・^^


405 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 03:48:41 ID:fOeDoDJM0
SS仕上がりました。1万4000字ぐらいでしょうか・・・・

ロシアのシーンが出てくるかと思いますが、脳内BGMにロシア国歌がお勧めです(笑)
あと、読めば分かるかと思いますが、国道のシーンとかも・・・w

↓「ロシア国歌?知らねーよ!」っという方の為に^^;
http://jp.youtube.com/watch?v=945n4xdCRZY

>>羽生さん
新しい体の調子はどうですか?(笑) よろしければ感想をカキコしてください^^



406 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 03:49:56 ID:fOeDoDJM0
「クモと教授  SSヘルマリオンV」
【ロシア 西シベリア サモトロール油田】
「きゃははははは 真っ黒、真っ黒ぉ〜〜〜」
マリオンヘイルにより採掘設備が破壊され、黒煙が上がる・・・・・。
パイプラインもあちこちで寸断させられ修復不可能なくらいの損傷を受けている。
ロシア軍はヘルマリオンの攻撃を事前に察知し、万全の警戒体制をとっていたが、マリオンヘイルの侵入と同時に空軍はSu27、Mig31等の
戦闘機で迎撃に当たるも易々と突破され、油田では陸軍が最新鋭の対空自走砲、2K22ツングースカなどを配備して防空陣地を作り、迎え
撃ったのだが、あっさりと撃破された。



407 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 03:50:45 ID:fOeDoDJM0
【モスクワ クレムリン(ロシア大統領府)】
「大統領閣下、この攻撃により、我が国の経済は大打撃を受けました。ヘルマリオンに早速、報復してやりましょう。」
「当然だ。」
「アメリカと共同歩調を取りますか?」
「ヤンキーどもは信用できない。独自行動で行く。我がロシアの恐さを連中に見せてやるのだ。チェレンコフ。」
ロシア大統領、モストボイはヘルマリオンを叩き潰すことを心に誓った。
「対外情報庁(SVR)のキリバノフを呼べ。」
大統領府長官、チェレンコフに命じた。SVRはソ連崩壊後に作られた泣く子も黙るKGBの対外情報部門を受け継いだ組織である。
「それと・・・チェレンコフ。陸軍と空軍の油田現地の軍管区司令官を更迭する。すぐに辞令を出しておけ!」
「かしこまりました。閣下。」
「失礼します、閣下。キリバノフです!お呼びでしょうか。」
「よく来た、同志。早速なんだがな・・・・」
モストボイはSVR長官、キリバノフと対応について協議し始めた。



408 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 03:51:37 ID:fOeDoDJM0
【アジト 研究室】
「ムハハハハハハ、笑いが止まらぬ。そうか、そんなに利益が出たか?カナブンマリオンよ!手柄じゃ。」
ディーリングルームのカナブンマリオンからテレビ電話で報告を受け、骸教授は大喜びしていた。
「ところで、スタグビートルマリオンよ!ロシアとやらの連中は動きそうか?」
自分の傍に控えているスタグビートルマリオンに興味深げに聞いた。
「はい。おそらくSVRが主体となって報復に出るでしょう。我々の流した情報の誘導に乗って・・・・・。」
「ホホホ。そうか。相変わらず陰湿な連中だわい。恐れ入るのぉ・・・・・・」
「スタグビートルマリオンよ、この調子で、しばらくロシアへの工作活動を継続してくれ。それにしても本当に知恵があるのぉ、お前は。」
「了解しました。骸教授様の足元には全く及ばぬ知恵ではございますが。ハハハハ」
スタグビートルマリオンは一礼して部屋を後にした。



409 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 03:53:53 ID:fOeDoDJM0
【アジト 通路】
「お疲れ様。スタグビートルマリオン」
「やあ、スパイダーマリオン。今日も一段と残酷さがにじみ出てるよ」
「やだぁ・・・・お上手なんだから、スタグビートルマリオンは・・・・・」
スパイダーマリオンは顔を紅潮させた。
「なんだ?また赤くなって。エネルギーが欲しくなったのか?」
スパイダーマリオンはうなずいた。
俗にいう立ちバックで2体はドッキングした。
「ハァ・・ウゥゥゥゥ・・・・・・・・・」
スパイダーマリオンが喘ぎ声を漏らし始めた。
「キャハハハハ!およ?蜘蛛ちゃん、クワガタくん、合体中?」
2体は『補給中』にロシアから戻ったマリオンヘイルとバッタリ出会ってしまった。
「は・・はぁ・・・い・・・・・お疲れ様でございます・・・・・マリオン・・・・ヘイルさま・・・・・こんな体勢で・・・・ハァ・・・・申し訳ご・・・いませ・・ん」
「こ、これはマリオンヘイル様!失礼しました!このような体勢で・・・・・・」
スパイダーマリオンは悶えながら、そしてスタグビートルマリオンは慌ててモノを引き抜こうとしながら挨拶とした。
「およ?そのまんまでもいいよぉ・・・・・」
マリオンヘイルは大らかな性格のため体勢のことなど全く気にしていなかった。
「きゃはは、いつも仲良しさんだね。ちゃば〜〜い」
「ホホホ。本当、仲がよろしいですこと。スタグビートルマリオンさん、私もあとで補給してもらおうかしら。」
教育・世話係のセンチピードマリオンがマリオンヘイルの後に続く。
「アァァァ・・・・イクゥ〜〜〜〜」
スパイダーマリオンは口から大量の糸吐き、股間からは粘り気のある液体を漏らしながらイッた。



410 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:13:48 ID:fOeDoDJM0
【アジト 訓練場】
「きゃはははははははははは、待て待て待てぇ!」
「ヒィ〜〜〜〜」
いつものごとく遠征からもどったマリオンヘイルはフンコロガシマリオンを追い回して体のバランスを調整する。
「フンコロガシ!今度、捕まったらムチ打ち30発よ。簡単に捕まったら、マリオンヘイル様の調整にならないでしょ!ねぇ、そういえば、
聞いたんだけど、改造前はT大の学生だったそうじゃない?同じT大でもスタグビートルマリオンさんとは大違いね・・・・・」
いかにも見下した顔でフンコロガシマリオンに言い放った。
「アヒィ〜〜〜! ムチ打ちいやだぁ〜〜」
ビビって泣きながら汚物を高速で転がすフンコロガシマリオン。
「ほい、タッチ!捕まえたぁ〜 きゃははははは」
「のわぁ〜〜〜〜〜!お許しください、お許しください!」
フンコロガシマリオンは泣きながら許しを乞う。
「このクズが!妹は立派なのにね。どうして兄妹でこんなにも違うのかしら?」
容赦なくセンチピードマリオンはムチを浴びせた。さらに蹴りも入れる。
「マリオンヘイル様、『ドールビタンD』でございます・・・・先ほどは失礼いたしました。」
スパイダーマリオンが訓練場にやってきた。そして専用のエネルギー減が入った哺乳瓶を手渡す。
「わーい! ありがとう!クモちゃん」
「あ、センチピードマリオン、エネルギー補給に行くのなら今のうちですよ。スタグビートルマリオンはこの後、忙しくなるようですから。」
その間、マリオンヘイル様のご面倒は私が見てますので。」
「あら。よろしいの?ではお言葉に甘えて・・・・・」
センチピードマリオンはうれしそうに訓練場から出て行った。見送るスパイダーマリオンには少し嫉妬心が芽生えた。
(・・・・・できることならスタグビートルマリオンを独占したいなぁ・・・・)
「いってらっしゃーい!ムカデちゃん。きゃはは」
マリオンヘイルは無邪気な笑顔で送り出した。


411 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:15:14 ID:fOeDoDJM0
「ねぇねぇ、クモちゃん。」
「はい、なんでしょうか?マリオンヘイル様」
「クモちゃんは下等動物のとき何してたの?」
「はい。高校生でした。手芸部にいたんですよ。」
「へぇ〜。ねえねえ、高校って何?手芸部って何?」
スパイダーマリオンは質問攻めにも嫌な顔をせず、丁寧に説明した。
「ふ〜ん。そっか〜。で、クラゲちゃんに連れてきてもらったんだね」
「はい。その通りでございます。マリオンヘイル様。」
「80人連れてきていただいたうち、ジェリーマリオンを除くと、私が最初にソルジャードールにしていただいたんですよ。」
「へえ〜 確か、その後で逃げたミツバチちゃん、連れ戻しに行ったんだっけ?」
「はい・・・・あの時は酷い目に遭いました・・・・」
スパイダーマリオンはそのときの話を始めた。




412 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:16:28 ID:fOeDoDJM0
【伊豆諸島M島 とある漁村】
「ビースラッシャー!」
ビーマリオンの放った刃が、腹部の左側を切り裂いた。
「・・・・うぅぅぅ」
即死は免れたが、スパイダーマリオンは行動不能となり、地面にバッタリ倒れこんだ。
裂けた腹部から大量の緑色の血が流れ出している。
「ごめんね・・・・小夜子・・・・・」
ビーマリオンは飛び去っていった。
(・・・待て・・・ビー・・・・・マリ・・・・・・・・オ・・・・・・・・・・・・・・ン・・・・・・)

「・・・!」「・・・・???」「・・・・」
スパイダーマリオンに操られていた漁村の人たちが正気に戻った。
「・・俺、なにしてたんだ?」
駐在所の警察官、山田巡査も正気に戻ると、その右手にはホルスターから抜かれたピストルが握られているのに気がついた。
「お〜〜い、みんなぁ〜、こりゃ〜なんだ!?」
砂浜で高校生ぐらいの女の子にも見える奇妙な生き物が倒れていると、島民が騒いでいた。
山田巡査は騒ぎに気づき、砂浜に駆けつけた。
「なんじゃこりゃ・・・・まるでクモ人間だ・・・」
山田巡査は驚いた。怪我をして意識を失っているようだ。血液と思われる緑色の液体が大量に裂けた左側の腹から出ている。
「こりゃぁ・・・・三宅島の本署に連絡した方が良さそうだな・・・・・・・」
島民たちに決して「蜘蛛人間」に触れないように言って、慌てて駐在所まで自転車をこいで行った。



413 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:18:01 ID:fOeDoDJM0
翌日に本署から応援が来るまで、島民たちは簡単な見張り小屋を建てて、スパイダーマリオンを交代で見張っていた。
「しょうがないわね・・・・スパイダーマリオンってば・・・パピオ・ヒプノウシス・・・」
救出に来たパピオパリオンが羽を静かに羽ばたかせ、催眠効果のある鱗粉を巻き散らす。
「・・・なんか・・・・眠い・・・ぞ・・・・」
バタバタと見張り小屋の島民が倒れ、深い眠りに就いてしまった。
ビーマリオンを捕獲するためM島に送り込まれたスパイダーマリオンであったが、逆に返り討ちに遭い瀕死の重傷を負ってしまった。
そして、あまりにも帰還が遅かったので骸教授が心配してパピオマリオンを偵察に遣したのであった。
「ビーマリオンは取り逃したみたいね・・・・とりあえずアジトに帰りましょう。スパイダーマリオン・・・・」
パピオマリオンはスパイダーマリオンを抱え、アジトへと飛び去った。

翌日、「蜘蛛人間」が逃走したと大騒ぎになったところに、三宅島の本署から係員が来たが、事件性も見受けられなかったので引き上げて
行った。しかし、数日後、島には本土から様々な人間がやってきた。本庁の公安の人間が島民からその一件について聴取したり、自衛隊の
中央特殊武器防護隊の人間が血液がぶちまけられていたあたりの砂を採取したりしていった。島の近くでは頻繁に海上自衛隊の哨戒機や
米軍機、もしくは艦艇が目撃されるようになった。
また、島の中学生がデジタルカメラで撮影した蜘蛛人間の画像がネット上で公開され、一部の人々の間で話題となっていた。



414 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:20:17 ID:fOeDoDJM0
【アジト】
歩けるまでに回復したスパイダーマリオンが骸教授の前で跪く。
「申し訳ございません!骸教授様!ビーマリオンを取り逃してしまいました・・・・・・・」
「ホッホッホ、スパイダーマリオンよ、無事に戻って何よりじゃ。」
骸教授はスパイダーマリオンが任務に失敗したことを咎めるつもりは全くないようであった。
「スパイダーマリオンよ、お前には新しい任務を与えよう。下等動物の素材確保じゃ。16〜25歳ぐらいのメスをターゲットに捕獲しろ。
とくに容姿が優れた者をじゃ。汚名返上に励むがよかろう。ホッホッホ。」
「ありがとうございます!骸教授様・・・・」
やがてスパイダーマリオンは素材の捕獲で名を上げ、骸教授の絶大な信頼を得るようになった。




415 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:36:46 ID:fOeDoDJM0
スパイダーマリオンは話を終えると、ふとマリオンヘイルの方を向いた。
「ふ〜ん、酷い目に遭ったんだね・・・クモちゃん、かわいそう・・・・・」
マリオンヘイルが泣きそうになっていた。彼女は泣き出すと超強力破壊音波を出す。
(た、大変・・・・せっかくの新アジトが崩壊してしまう・・・・・・・)
「マ、マリオンヘイル様、昔のことですので・・・・ほら、私はピンピンしてますよ・・・ほらこの通り・・・・」
口から糸を吐いて見せた。
「あ、糸、糸ぉ〜〜〜きゃはは」
マリオンヘイルは機嫌がなおったらしく、小さい子供が父親の吐くタバコの煙で遊ぶかのように、糸を切ったり、手繰ったりして遊び出した。
(ふぅ・・・・・危ないところだった・・・・・)
スパイダーマリオンは笑顔を見せたが、どこか引きつっていた。
「すぱいだーまりおん様!骸教授様カラ出撃命令ガ出マシタ。」
スパイダーマリオン専属のプペロイド4体がスパイダーマリオンを呼びに来た。
「わかりました。ご苦労様。あ、そうだ、04号、センチピードマリオンをここへ呼び戻しなさい。スタグビートルマリオンにエネルギー補給を
受けてるところだと思うから。それと、ちゃんと私が骸教授様の出撃命令で彼女の代役が出来なくなったという旨も必ず伝えるように。
(誰かさんみたいに関係がこじれるの嫌だから・・・・・)」
「ハイ。カシコマリマシタ。すぱいだーまりおん様!」
スパイダーマリオンは他のソルジャードールとの関係には、人一倍気を使っていた。
「マリオンヘイル様、少しの間、お一人で、御辛抱してください。」
「うん、フンコロガシと遊んでる! クモちゃん、ちゃば〜〜い!」
「01号、任務を言いなさい!」
「ハイ。骸教授様カラノ命令ハ・・・・・・」
スパイダーマリオン部隊は01号のレクチャーを受けながら任務へと向かった。



416 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:39:06 ID:fOeDoDJM0
【アジト 研究室】
骸教授は研究室から午後の海辺の景色を眺めていた。
が、空は生憎の曇天模様、やがて雨がポツポツと降り出してきた。
(ううむ・・・・なにやら不快な気分じゃ・・・・読書でもするか・・・・)
しかし、読書もイマイチ気分が乗らない・・・そして、最近の幹部会議の記憶が蘇ってきた。

「イレギュラーコード02をウイングマリオンとする。危険度AA、排除対象とする。これはDr.骸、あなたに任せます」
「ワシが?」
「あなたの指揮下で出たんですよ?ツケは取っていただけますよね?」
・・・・・取っていただけますよね?・・・・・取っていただけますよね?・・・・・取っていただけますよね?・・・・・取っていただけますよね?
(ぬぅあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜)
思い出す度に腹が立つ。骸教授は手にしていた本を思わず放り投げてしまった。
骸教授は執念深かった。(ドールメイ・・・・・こしゃくなヤツだわい。)(あの慇懃無礼な態度・・・・許さん。殺す・・・・・)
(ワシは組織のナンバー2じゃぞ!たかが12人衆の末端幹部の分際で・・・・うぬぬぬぬ・・・・・・・)
骸教授の心の中に色々な思いが駆け巡った。「思い出し怒り」は最高潮に達していた。
(・・・そうじゃ。下等動物どもにやらせよう。コイツを油田攻撃の首謀者ということにして、ロシア人とかいう輩にのぉ・・・ホッホッホ)
骸教授はまた新たな謀略を考えついた。
「スタグビートルマリオンはおるか?・・・うむ。至急、研究室まで来るように言え!」
骸教授はテレビ電話で応対したプペロイドに命じた。
「お呼びでしょうか?骸教授様。」
呼びつけてから2分ほどで、スタグビートルマリオンが研究室にやってきた。
「うむ。早速じゃがな、スタグビートルマリオンよ・・・・」
密談が始まった。



417 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:40:54 ID:fOeDoDJM0
【在日ロシア大使館】
「ドールメイさん。本日はありがとうございました。ロシア政府はヘルマリオンにどんな協力でもいたします。首領様によろしくお伝えください。」
ロシア大使館の主要メンバーがヘルマリオンの『12人衆』と呼ばれる幹部の1人と会食していた。
「ええ、わかりましたよ。貴国は賢い選択をしましたよ。我々にはもう1国、配下となった国あるのですが、どうも信用できないのです。あの国
は(筆者自粛)で(筆者自粛)ですしね。自国の少数民族を狩り放題にすることを認めるとか条件を提示してきて、向こうから、尻尾を振って
来たのです。全く、彼らは何を考えてるのか分からないですねぇ。人口の大多数を占める(筆者自粛)はきっと(筆者自粛)なのでしょうね。
「その点、貴国は信頼が置けます。世界征服の後も貴国には、ある程度の自治権と他の地域への優越権を認めて差し上げましょう。
私に任せて下さい。」
「それはありがたいですな。ぜひお願いしますよ。我が国自慢の酒、ウォッカです。どんどん召し上がってください。」
大使館員の1人がウォッカを勧める。

【東京近郊C県 国道XX号線】
ロシア大使館から出てきた黒いリムジンは東のアジトに向かっていた。中にはドールメイが何体かの護衛のプペロイドとともに乗っている。
リムジンの中で、ドールメイは得意満面の表情を浮かべていた。
(大収穫だ。早く首領様に報告しなくては。ロシアが屈服した。首領様もお喜びになることでしょう。ふふふ)

左側に小高い丘がある地点にさしかかった時だった。
ビクン、ビクン・・・・・・カタカタカタ・・・・・・
ドールメイは突如、自分の体が震え出し、おかしくなるのを感じた。
(おや?私は・・・・・・どう・・したんで・・・・・・しょ・・・う・・・・・)
(ワタ・・・ワタ・・ワ・・・・・・・・・・・・・・・タ・・・シ・・・・・・・・・ハ・・・・・)
ドールメイは機能を停止した。



418 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:42:25 ID:fOeDoDJM0
ロシア大使館を監視していた警視庁公安部外事1課(監視対象;ロシアなど欧州の旧共産圏諸国の大使館等)の実働部隊の1つ、「工藤班」
が長田たち3課の応援に回され、ロシア大使館で密会したヘルマリオン幹部、ドールメイとロシアの関係についての情報分析と行動監視を
行っていた。工藤班とさらに応援に駆けつけたC県警警備部外事課の実働部隊がリムジンと距離を置いて尾行中、事件は起きた。
ボォーーーーーーン!
車内のドールメイが爆発し、リムジンは片側2車線の左側車線を走行していたライトバンや後方を走っていた乗用車や巻き込み、
木っ端微塵に吹っ飛んだ。
「油田の報復か・・・・・ロシアめ・・・・・やりやがったか・・・・・・」
尾行していた工藤班の班員が呟いた。

【アジト 研究室】
「うむ。わかったぞ。死んだのじゃな。スパイダーマリオン、帰還していいぞ。ご苦労じゃったな。」
スパイダーマリオンからの報告を聞いた後、骸教授の高笑いが部屋中に響いた。
「ハハハハハハ、こんなに見事に決まるものかの?愉快、愉快じゃ・・・・見事なプランじゃ。スタグビートルマリオンよ。褒めてつかわすぞ。」
「ありがたき幸せでございます。」
「液体爆弾とはよく考えたものじゃのぉ・・・・」
「はい。特殊な超音波に反応して爆発する仕掛けにございます。こちらの工作員を使ってロシア人どもに渡しておきました。SVRは見事に
やってくれましたよ。会食でウォッカあたりに液体爆弾を混ぜたのでしょうね。ちなみに彼らには『毒薬』と言ってあります。」
「ホッホッホ、まさに情報は使いようによっては有効な武器に変わるのぉ・・・・・」



419 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:43:17 ID:fOeDoDJM0
【東京近郊C県  国道XX号線沿い某所】
スパイダーマリオン直属のプペロイドが国道を真下に見おろす小高い丘で、そこに設置した奇妙な装置から超音波を国道に向け発信した。
そして、そこを通りがかったターゲットのリムジンが爆発した。
「ロシアと通じていたとは、幹部なのに最低ね。許せない・・・死んで当然よ。」
スパイダーマリオンは骸教授に任務完了の報告をした。『裏切り者の抹殺』を命令されていたのだった。
「さあ、撤収するわよ。」
プペロイドたちに命令した直後のことだった。
「翔子・・・・・・」
「朋恵、逃げよう!」
2人は農道を引き返して逃げようとした。
運悪く、自転車に乗った学校帰りの女子高生が2人がスパイダーマリオンたちと遭遇してしまった。
「見られたからには仕方ないわね。フフフ、殺してあげようかと思ったけど、気が変わったわ。
予定外だけど、仲間にしてあげる。フフフ」
「きゃぁ〜〜〜〜〜」
2人はスパイダーマリオンの吐き出した糸に絡め取られてしまった。
「お前たち、そいつらもアジトに連れて行きなさい。」
「ハイ すぱいだーまりおんサマ!」
プペロイドが身動きができなくなった2人を抱えた。
「助けてぇ〜」
2人は大声を出して、助けを求めたが、無駄だった。
野菜畑の真ん中で、逃げ込めそうな近くの民家まで300mぐらいだったが、その距離はスパイダーマリオンから逃げ切るのには遠すぎた。
仮に逃げ切れたところで犠牲者が増えるだけだったであろう。
現場には、空しく自転車と鞄が残されていた。



420 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:55:40 ID:fOeDoDJM0
【アジト マリオンラーヴァ】
「ホッホッホ。スパイダーマリオン、任務を完璧にこなした上に土産まで持ってくるとは、本当に働き者じゃのぉ。」
「ありがとうございます。骸教授様」
スパイダーマリオンが恐縮する。
「ねぇねぇ、名前はなんていうの?てへへ」
マリオンヘイルが檻の中の女子高生2人に名前を尋ねた。
「ひっ・・・・・」
恐くて2人とも話すことができなかった。
「この下等動物ども!マリオンヘイル様がお尋ねになってるのです!しっかり答えなさい!」
センチピードマリオンがムチで床を叩いて言った。
「え、江上・・・朋恵です・・・・・」
「羽生・・・翔子です・・・・」
2人は怯えながら、恐る恐る小さな声で名前を言った。
「キャハハハハ、変な名前!」
マリオンヘイルは無邪気に笑った。
「フン!いかにも下等動物って名前ね。声が小さくて聞こえにくかったけど、もしかして恥ずかしい名前って自覚があって堂々と名乗れない
のかしら? アハハハハハハハハ」
センチピードマリオン高笑いが響く。
「どちらにしようかのぉ・・・・・・。そこのプペロイド、適当に連れて来い。」
「了解シマシタ! 骸教授サマ・・・・」
「い、いやぁ〜〜何するの! いやだぁ!」
江上朋恵を先に改造するようだ。2体のプペロイドが朋恵を、彼女の制服や下着を剥ぎ取りながら引きずって、手術台に載せる。
「いや〜〜〜助けて・・・・翔子ぉ〜〜〜〜!」
泣き叫びながらマリオンラーヴァに飲み込まれていった。
「あなた、羽生翔子さんとか言ったわね?よく見てなさい。お友達が先に『仲間』になるのを。フフフ」
スパイダーマリオンが檻の外から薄ら笑いを浮かべて言った。
翔子が怯えながら見つめる中で、朋恵は触手に巻きつかれながら、得体の知れない物体の溶液の中で昆虫人間のような姿に変わって
いった。
(朋恵・・・・・・)



421 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:57:56 ID:fOeDoDJM0
「アハハハ、翔子さん、見て見て、朋恵さんは素敵に生まれ変わったわ・・・・」
翔子は大きな不安に襲われ、顔を伏せて体育座りの状態でうずくまっていた。
(・・・・もう、見たくない)
「ホッホッホ、セミかぁ・・・・しかし、コレはなんという種類のセミなのかのぉ?」
「骸教授様、エゾセミという、この国に生息するセミです。」
スタグビートルマリオンが骸教授にそっと耳打ちする。
「エゾセミとな・・・それではお前のこれからの名前はエゾセミマリオンじゃ。任務に励むがよい!」
「ありがたき幸せです!骸教授様。ヘルマリオンに栄光あれ!」
「うむ、エゾセミマリオン!早速、お前の友達が生まれ変わるのを手伝ってやれ!」
「はい、骸教授様」
(・・・・いや・・・・どうなちゃったの、朋恵まで・・・・恐いよ・・・・)
カツカツっと足音がして、顔を伏せ、うずくまっている翔子の前で止まった。
「翔子、さあ、立って」
いつもと変わらない朋恵の優しい声がした。
(・・・?朋恵は怪物になったんじゃ・・・・・・あれ?もしかして私、気が動転してたのかな?)
「さあ、私なら何ともないよ。ねえ、翔子ってばぁ、行きましょうよ」
(そうだわ、幻覚よ・・・さっきのは。 今の科学力で人間が化け物に出来るわけないじゃない・・・・馬鹿ね、私って・・・)
(きっと、身体検査されただけだわ・・・・・検査された後は警察が助けにくるまでガマンすればいいだけ・・・・・)
翔子はそう心を落ち着かせ、安心して顔を上げた・・・・


422 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:58:38 ID:fOeDoDJM0
「・・・・・・・!!!」
翔子は驚いた。やはり幻覚でもなんでもなく、現実であり、目の前にいたのは『セミ人間』みたいになった朋恵だった。
「きゃあ〜〜〜〜!」
翔子は悲鳴を上げたが、何事もないかのように、さっきまで「朋恵」だった生き物は翔子を引きずっていった。
「邪魔なもの取らなきゃね。手伝ってあげるね。エゾセミマリオン」
スパイダーマリオンが翔子のブレザーやスカート、スリップ、ブラ、ショーツを起用に脱がせ、彼女を全裸にした。
(・・・・・人質じゃなく、仲間にされちゃうんだ・・・・・いやだ・・・・・いやだよう・・・・・・)
「朋恵、私は怪物になりたくない!このままがいいの!お願い、離して・・・・・」
「朋恵?アハハ、さっきまではそんな変な名前だったけど、今はエゾセミマリオンっていう素敵な名を頂いたの。
翔子、怪物って言ったけど、この体は最高よ。あなたもきっと分かるわ、あの中に入って生まれ変われば・・・ふふふ」
(朋恵はおかしくなってしまった・・・・・・なんて力なの・・・動けない・・・・・神様お願い!奇跡を起こして・・・・・・)
奇跡など起こるはずもなく、翔子を載せた手術台はマリオンラーヴァへと吸い込まれていった。
(・・・・・・・・なんだろう、このぬくもり・・・・・ああ・・・なんか・・・・眠くなってきた・・・・・・・・)
翔子はグロテスクな触手に絡まれながら、先に生まれ変わった友人のように気持良さそうな表情を浮かべながら異形の者へ姿を変えてい
った。



423 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 04:59:23 ID:fOeDoDJM0
「お、完成したようじゃな・・・・ホッホッホ。なんだ?気のせいかのぉ・・・・妙なプレッシャーを感じるぞい・・・・・」
骸教授はなぜか緊張していた。
「か、かいたことのない汗が・・・・・まあ、それはさておき、これは・・・・・・・これは、なんという種類の蛾なのじゃ・・・・?」
側頭部には蛾の複眼があり、額には蛾のような触角・・・・・・体は茶色ベースで模様が入っている。胸は蛾の腹部のような縞模様で、固く
て細かい茶色い毛のような物が覆っていた。
背中は蛾のような羽、股間は毛も無く剥き出しになっていて、茶色い股間から中の赤い秘肉が蠕動しチラチラ見え隠れしている。
ブーツのように変形した足、手袋をしたような腕・・・・・・・・まさに『蛾人間』のようである。
「骸教授様、これはどうやらエゾヨツメという種類の、先ほどのセミと同じくこの国に生息する蛾のようでございます!」
スタグビートルマリオンがさっきと同じように耳打ちする。
「うむ。そうであったか・・・・最近、マリオンラーヴァは細かいのぉ・・・・・・おい、お前、エゾヨツメマリオンと名乗るがよい!
貴様の背中の、大きな4つの目玉のような模様がある羽からは催眠効果のある鱗粉などを撒き散らせるらしいぞ。
ホッホッホ、期待しておるぞ!」
「ありがとうございます!骸教授様!ヘルマリオンのため戦います!ヘルマリオン万歳!首領様、万歳!」
羽生翔子は蛾の姿をしたエゾヨツメマリオンとして生まれ変わった。
「さあ、私がアジトの中を案内いたしますので・・・・・こちらへ。フフフ、よかったですね。生まれ変われて。」
エゾセミマリオンとともにスパイダーマリオンに連れられていった。



424 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:00:14 ID:fOeDoDJM0
【ロシア  クレムリン(ロシア大統領府)】
「大統領閣下。我が国のサモトロール油田を攻撃したヘルマリオンの首謀者、ドールメイの抹殺に成功しました。冥土の土産に
『特製』ウォッカを浴びるほど飲ませてやりました。」
SVR長官、キリバノフがモストボイに報告する。
「我がロシアを見くびるからこうなるのだ。よし、キリバノフ、今度は我々が反撃する番だ。ソルジャードールを捕獲しろ。手段は問わない。
洗脳してヤポキンスキーどものように運用するのだ。我が偉大な祖国、ロシアの復権が貴様の肩にかかってることを肝に銘じておけ。」
「はい。大統領閣下!」
「ヤンキーどもはプペロイドを何体か保有し、その傀儡のヤポキンスキーどもは蜂のソルジャードールを保有している。奴らへの対抗上、
どうしても必要なのだ。分かっているな?」
「もちろんでございます。閣下。それに中国も直接ヘルマリオンに下ったことで、技術供与を受けている可能性が高いです。」
「うむ。かの国のしたたかさは嫌ほど知っておる。そして我が国はあのような恥知らずなことは出来ぬ。だが、軍事的に後れを取ることは
あってはならない!それこそ、我がロシアの衰退につながるのだ。」
「はい。閣下。それでは早速、ソルジャードール捕獲作戦の立案に取り掛かります。」
キリバノフはそう返答し、執務室を後にした。



425 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:25:27 ID:fOeDoDJM0
【都内某所 喫茶店】
「あの時の記憶は戻りましたか?野々村紗希さん」
ヘルマリオン拠点攻撃作戦で負傷した紗希だったが、退院し、再び探偵事務所で探偵の仕事を続けていた。
そして、接見するときに使ういつもの喫茶店で、公安の長田から事情聴取と情報提供を受けていた。
「あの作戦で受けた外傷はもう完全に回復しましたけど、姉と戦ったあたりの記憶はまだ・・・・」
「そうですか・・・・」
長田はブラックコーヒーを飲む。
「ところで、紗希さん、この男について分かりますか?」
「さあ・・・・・知らないです・・・・スイマセン・・・・・」
ドールメイの写真を見せられたが、紗希は12人衆との面識はなかった。
「そうですか・・・・では結構です。それとヘルマリオンの動きですが、スパイダーマリオンが△○学院高校を襲撃するらしいという情報が入り
ました。対応よろしくお願いします。我々からは対プペロイド兵器で武装したSATが3チーム応援に行くと思います。」
「はい、わかりました。長田さん・・・・・・・(相手は小夜子か・・・手強いな・・・・・)」



426 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:26:33 ID:fOeDoDJM0
【都内C区 △○学院高校】
「きゃあ〜〜〜!」
女生徒達が悲鳴を上げて逃げ回る・・・・・
「フフフフフ、逃げて無駄よ。」
シュルルルルル〜
スパイダーマリオンは逃げていた集団の最後尾の女生徒を口から吐いた糸で絡める。
「いや〜〜〜助けて!」
彼女はグルグル巻きになっても、ジタバタと動いている女生徒を片足で転がして自分が顔を見やすい体勢にした。
「あら?失礼。間違えました。あなたのような顔が気の毒な方には用はありませんから・・・・死んでもらいますね。フフフ」
罪もない女生徒を殺そうとしたそのときだった!
「ビースラッシャー!」
「!!!」
スパイダーマリオンは寸前でよけた。
「これ以上、人を殺したりするのはやめて!小夜子・・・・」
「そんな汚らわしい名で呼ぶな!ビーマリオン!・・・・喰らえ!スパイダーネット!」
ディソルバー・サキは素早く身をかわす。


427 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:27:30 ID:fOeDoDJM0
「行け!プペロイド・スパイダー!」
スパイダーマリオン直属の4体のプペロイドがサキを囲む。
「ビーマリオン、教えてあげましょう。そいつらは普通のプペロイドの3倍の戦闘能力があるわ。フフフ」
「く・・・なんて強力なの!」
サキは苦戦しながら、1体を粉砕する。
「あ、04号・・・・・・・」
スパイダーマリオンは驚いた顔をした。
02号、01号と倒されていく・・・・・
「隙あり!小夜子!ビースティンガー!」
サキはスパイダーマリオン目がけ発射した。
(しまった!・・・・・当たってしまう・・・・私としたことが・・・)
「ギギ・・・・・すぱいだ・・・あ・・・・サ・・・・・・マ・・・」
直撃を覚悟した瞬間、03号が自分の前に飛び出し、自らスパイダーマリオンの盾となって倒れた。
「よくも・・・かわいい部下達を・・・・・・私を怒らせましたね・・・・・・・ビーマリオン・・・・・・」
スパイダーマリオンの全身から闘気が溢れ出した・・・・
「キェェーーーー!」
鬼神のような表情になったスパイダーマリオンは信じられない速度で手刀やキックを繰り出してきた・・・・
「さ、小夜子・・・・・・」
サキは避けるので精一杯だった。
(あの優しくて内気な小夜子が・・・・・・こんなになってしまうだなんて・・・・・・)
サキは戦いながら悲しい気分になった・・・・・・

サキはスパイダーマリオンの作戦を阻止することに成功するのだが、お互い深い傷を負って勝負は引き分けとなった。



428 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:28:09 ID:fOeDoDJM0
【アジト】
「申し訳ございません・・・・・・骸・・・・教授・・・・様」
スパイダーマリオンはアジトに戻ると、バッタリ倒れた。
倒れたところには傷口からあふれ出た大量の緑色の血で血だまりが出来た。
「な、なんてことじゃ・・・・・・しっかりするのじゃ・・・・スパイダーマリオン・・・・・」
骸教授が抱き起こして揺する。
医療用プペロイドがすぐに駆けつけ、治療室へスパイダーマリオンを運ぶ。
「なぜ、拉致作戦が公安に漏れたのじゃ・・・・・・・」
「スタグビートルマリオンよ・・・・・内通者を探すのじゃ・・・・・そして、殺せ・・・・」
骸教授は怒りに満ちた表情で命じた。
(特別仕様プペロイド4体に通常のプペロイド11体が倒された・・・・・11体はしかもSATに・・・・・・由々しき事態じゃ・・・
早急にプペロイドをバージョンアップさせねば・・・・・・・・)
「う・・う・・・じいちゃん・・・・・クモちゃんが・・・・・」
マリオンヘイルが泣きそうな顔になっている・・・・・
「おい、センチピードマリオンなんとかしろ・・・・・」
「はい!・・・」
やはり、スパイダーマリオンのようにはいかず、四苦八苦しながら、なだめていた。
(う〜む・・・・やはり、スパイダーマリオンのすごさがこんなときにわかるわい・・・・・)



429 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:29:11 ID:fOeDoDJM0
【アジト 治療室】
溶液の入ったカプセルに酸素マスクをしてスパイダーマリオンは収容されていた。
そして、スパイダーマリオンは夢を見ていた。

「小夜子ぉ〜 一緒にお昼食べよう。」
昼休みの教室・・・・・・・
「うん、紗希、ちさと。」
「あ、小夜子、今日も自分でお弁当、作ったんだ?凝ってるよね〜。相変わらず手先が器用なんだからぁ〜。」
「そんなことないよ、ちさと」
3人仲良く、おしゃべりをして昼休みを過ごす。
(何気ない幸せ。ずっとこんな楽しい日常が続けばいいのにな・・・・・・・)
「・・・・クモちゃ〜〜〜〜〜ん」
「あ、マリオンヘイル様・・・・なぜ・・・こちらに?」
「きゃはははははは クモちゃん、人間狩りに行こうよぉ〜〜〜!」
「人間狩り・・・・・?」
「だって・・・私は・・・・・人間・・・・????」
(手術台にマリオンラーヴァ・・・・あれ?・・ここは学校じゃ・・・・)
「ホホホ、今日からスパイダーマリオンと名乗るがよかろう・・・・・」
「私は西村小夜子です!骸教授様!」
「???熱でもあるのか?スパイダーマリオン・・・・・」
(西村・・・小夜子・・・・じゃないんだ・・・・・あれ?)


430 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:43:52 ID:fOeDoDJM0
「小夜子ぉ〜〜こっちこっち!」
(やっぱり学校じゃない・・・・・・)
「あ、ちさと・・・・・・ちさと?・・・・・」
(パピオマリオンって、ちさとだっけ?・・・・・)
「ビースラッシャー!」
制服姿の紗希が、窓際から、教室の入り口に来たパピオマリオンを攻撃する。
「紗希・・・・・やめて、それはパピオマリオン・・・・・」
パピオマリオンが上半身と下半身で真っ二つに切り裂かれる・・・・
「紗希、なんで・・・・なんで、友達を・・・・・・」
「覚悟、小夜子ぉ! ビースティンガー!」
「小夜子? 私はスパイダーマリオン!そう!ソルジャードール・スパイダーマリオン!」
「くらえ!」
シュルルルルル・・・・・・・・・
小夜子は口から糸を吐き出す。
「やめて・・・・くるしいよ・・・・・小夜子・・・・・・」
制服姿の野々村紗希が苦しそうな顔をしている。
「紗希・・・・・・・ああ、どうしよう・・・」



431 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 05:44:18 ID:fOeDoDJM0
骸教授は治療カプセルの前に立ち、様子を見ていた。
「う〜〜む、うなされておるようじゃ・・・・・・・」
「じいちゃん、クモちゃん、助かるよね?・・・・・・」
「ああ。心配は要らぬ。だから、お前は泣くでないぞ!絶対にな・・・・・」
マリオンヘイルは黙ってうなずく。
「アト2日ハ、コノ状態ガ続クコトガ、予想サレマス・・・・」
医療用プペロイドが報告する。
「うむ・・・後は宜しく頼むぞ。メディカル・プペロイドどもよ。」
「ハイ 骸教授サマ。へるまりおん万歳・・・・!」

【アジト マリオンラーヴァ】
数多くのソルジャードールが骸教授の前に跪いている。その中の1体が名乗りをあげた。
「骸教授様!スパイダーマリオンの仇、私に取らせてください!」
「ほう。お前がか?まあ、良かろう・・・・・たまには本格的な格闘戦もよかろう。ホッホッホ。」
「ありがたき幸せです・・・・それでは!」
ソルジャードールがビーマリオンの抹殺のため、20体のプペロイドを率いて飛び出していった。

<完>


432 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 05:47:30 ID:fOeDoDJM0
以上です。

なんか続きそうな終わり方ですが、描くかどうか分かりません^^;

>>431は本物ですw

433 :ダイレン:2008/05/20(火) 16:35:31 ID:cpvcjhE1O
>蟻蜂フリークさん
乙です。すっかり世界が滅茶苦茶ですね。再建が忙しいだろうな……


そういやヘルマリオンSSはパラレルストーリーじゃなくて、1本の時間軸をそれぞれ作者の視点で捉えた風になってるんですね(スレの流れ的に)
僕は蟻蜂フリークさんの一部SSを除いてすっかりパラレルと思ってたので完結編ダイレンverを考えてました
もし僕がヘルマリオン壊滅を書いてしまえば∀ガンダムが如く包括になっちゃうんですかね……
最終回別案は考えたんですが、いつか真最終回を書きたいのが本音ですね(赤丸ジャンプみたいに終了してから少し経ってから書いたりとか)

434 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/20(火) 17:12:33 ID:Lw7xI2ys0
流れをぶった切るような形ですみません。
後日の創作の参考にさせていただきたいのですが。
今後ショッカー怪人をベースにした女性改造人間の話を作る場合、
怪人名は原作に忠実(今回のカビビンガやクラゲダールのような)であるよりも
多少アレンジ(ヤモゲリアやムカデリアのような)した女性っぽいネーミングのほうがいいのでしょうか?

実は今回私もかなり迷って、結局原作に忠実にしたという経緯があるもので、
どちらが好まれるのかがわかればそれに越したことはないと思ったものですから。

435 :ダイレン:2008/05/20(火) 17:24:40 ID:cpvcjhE1O
僕はオリジナルでも良いと思いますが、どうなんですかね

平成ライダーのような「〜オルフェノク」みたいな感じでなければ、ショッカー代理人さんが考えた名前でよろしいかと

436 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 17:37:03 ID:a4PwTB/A0
東京ドームさんの「サラセニアン女」や
ちゃんぷるうさんの「女イソギンジャガー」
みたいにする手もある

437 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 18:05:09 ID:fOeDoDJM0
>>ショッカー代理人さん
気分によって使い分けてみるぐらいで良いかと・・・・(両方OK)
どちらが良いとかは一概に言えないです^^
名前よりも話の内容が勝負では・・・と私は思います^^

>>ダイレンさん
感想どうもです。
言うほど世界はメチャクチャにはなってません(笑)
ただ、ロスなど3都市と油田が1ヶ所破壊されただけです・・・って案外、酷いか^^;

BeeFさんの他のSSでバズゥという組織が出てきましたが、こちらのようにいきなり
圧倒的な力で一気呵成に世界を制圧するのとは対照的に、ヘルマリオンは圧倒的な力が
あることを限定的な都市破壊などで誇示しつつ、裏から謀略などを駆使して政治的、
経済的に世界を支配することを目論むというスタイルにしています。

まあ、組織も操り人形にちなんでますので、世界を支配しても裏から操るってことで・・・・^^;

438 :羽生 翔子 ◆mbgYXFTjj6 :2008/05/20(火) 18:08:03 ID:8FgiBARG0
>>蟻蜂フリークさん
私を改造してくださりありがとうございます!新しい体の調子は
とてもいいです!ビリーズブートキャンプとか言う下等生物の
娯楽なんか余裕でできますよ(笑)

私も余裕があったらSS書きますね〜

439 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 18:34:35 ID:fOeDoDJM0
>>羽生さん
レスありがとうございます。
ビリー隊長自体より運動能力は高いですからね(笑)
骸教授から呼び出しがかかったら、宜しくお願いしますw


羽生さんの改造につきましては、当初より昆虫で行くつもりでした。
セミ、蛾、コオロギが候補で、セミが実は本命でした。
そんな中>>374さんのリクエストで頭抱えちゃいました(笑)
ならば両方出しちゃえ、ってことでSSのような結果となりました^^










440 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/20(火) 18:49:25 ID:Lw7xI2ys0
蛾のほうが妖しい魅力があってよかったと思いますよ。

皆様ご意見ありがとうございました。
以後の参考にさせていただきます。

441 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 19:01:30 ID:fOeDoDJM0
>>ショッカー代理人さん
そう言ってもらえると、ホッとします^^



442 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 19:06:46 ID:jguayxa30
エゾヨツメ♂
ttp://www.geocities.jp/issun_no_mushi/ezoyotsume-o-20060413-01.jpg
ttp://www.hpmix.com/home/nakaji/images/img830.jpg
エゾヨツメ♀
ttp://www.geocities.jp/issun_no_mushi/ezoyotsume-m-20060506-01.jpg

・・・カワイイじゃん

443 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:12:55 ID:cpvcjhE1O
「暗雲の覚醒」


ずっと一緒だった。幼稚園、小学校入学から4年生でのクラス替えを経て今も。
誰よりも付き合いが長い友達からの告白を受け、由美は驚愕と同時に頬を真っ赤に染めあがってしまう。
「……うそ………純君が……あたしを?」
コクっと頷いた純。彼は多くの女子の告白を受け、それらを全て断っていた。その理由が自分だとしたら………
「あたし、あの……どうして?……それに、幼稚園からって……」
緊張の余り途切れ途切れになる言葉を冷静に受け止めている純。真剣なのだということは伝わってくるが、真意はわからない。
幼稚園からということは7年ほども自分に好意を抱いていたということになる。そう思うと由美は頭が混乱しそうになってきていた。
「俺、未熟児だったから病気になりやすくて、幼稚園に入ったの遅かったろ?。誰も友達いない時、最初に遊ぼうって声をかけてくれたのはお前だったんだよ」
そんな事もあったか、とくらいにしか覚えていない。でも、純はずっと胸に秘めていてくれたのだろう。
「嬉しくてさ。それから俺は友達も増えて、体も強くなってったよ。全部、由美のおかげなんだ」
優しさに惹かれた。当たり前のように人が持つ感情を真っ直ぐに引き出せる由美に。純もまた、普段は出さない恥ずかしげな顔を見せる。
「でも、そんなの普通だし………それに、純君に相応しいくらいに可愛くないよ………」
「……………プッ、ははははは!!」
急に笑い出した純。由美は余計に恥ずかしい思いになり、少しだけイラッときた。
「何よ!何かおかしいこといった!?」
「ははは……いや、ごめん。俺はお前のそういうとこ好きだし、心配するなよ。充分可愛いし、学年でも人気あるぜ?」
純に言われるとからかわれているような、嬉しいような様々な感情が奮起してくる。

444 :エピソード5です:2008/05/20(火) 19:14:48 ID:cpvcjhE1O
笑いを止めると、純は由美の前髪を横に逸らす。すると顔を近づけてきて、由美の顔の目の前まで迫る。
(うそ……キス?)
徐々に迫ってくる純の唇。由美は動けずにいた。緊張と驚愕が同時に心を支配したため、体を動かせないでいたのだ。
由美もまた、純の気持ちに呑まれて目を瞑ってしまう。2人の唇は今まさに重なろうとしていた。

゙由美ちゃん゙


「………きゃっ!………」
そこで由美の意識は戻った。健一の顔と声が浮かび、気がついたら両手で純を止めていた。
息を切らしてまだまだ顔が赤い由美は純の顔を見れなかった。純は少し顔を伏せ、口を開いた。
「ごめん。……そりゃ……無理だよな……」
「ううん……違うよ……でも、急すぎて何か……」
由美は慌てて謝る。純は後ろを向いた。その顔は見えはしなかったが、雰囲気はやや悲しそうだった。
「健一となら出来たのに…………?」
「え?見てたの……」
見透かされているようだった。確かに健一としてしまった。でもあの時は……
「あれは………勢いっていうか………流れっていうか………」
「じゃあ……俺と健一、どっちが好きだ?」
「…………!!!??」
ストレートな質問に余計由美は困惑した。確かに健一には他の男子には抱かない気持ちがあるのを自覚している。
でも、こうしてはっきりと好意を伝えられ、自分の中で純が大きくなったのも事実になっている。
「……あの、まだ……わかんない………」
「そっか………」
純は振り向いてそのまま歩き出した。それにくっ付いて由美も歩を進める。
無言のまま由美の家に着いてしまう。純とは手を振って、そこで別れた。

445 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:15:56 ID:cpvcjhE1O
翌日、由美は学校へ行っても昨日の純の言葉をずっと気にしていた。彼を目で追ってしまうと、そんな自分に気づいて目を伏せてしまう。
そんな様子を見て、渚は困惑していた。健一は由美が好きで、由美もまた………。そう思っていたのに純が好きだったら?
「やべ………」
どちらを応援すべきか?女としては由美の気持ちのが大事だが………


警察庁へ招かれた猛は待合室にて長田と顔を合わせる。彼らは大学時代からの信頼関係がある旧知の仲である。
「藤宮、ヘルマリオンの基地で由美ちゃんを見かけたよ。大きくなったよな……」
「ええ。いい子に育ってくれてます………それで、ヘルマリオンについての……」
「必要ない」
飲んでいたコーヒーをテーブルに置き、長田は窓の外を見た。その視線は聳え立つビルに向けられている。
「もう横流しする必要はない。警察組織全てが………いや、日本そのものがヘルマリオンとの戦いを決定したらしい」
「そうですか……。この間、ロシアでの結果を見せつけられたばかりなのに………」
「奴らに屈するわけにはいかんからな。最も、有効な手段は我々は持ってないわけじゃないがな」
「??」
協力体制がこれから築かれるとはいえ、まだまだ非公開である資料を提示した。その中にはビーマリオンについての記述がなされているのである。
「自衛隊から来た情報だ。彼女は帆村みさき。洗脳を免れたソルジャードールで、奴らと戦っている」
食い入るように猛は資料へと目を向かせる。彼女が多くのソルジャードールを倒してることから、きっと信頼できるだろう。
「今の世に現れた仮面ライダー………ってところか。彼女の情報から対ヘルマリオンの武器も開発が行われている」

446 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:17:25 ID:cpvcjhE1O
そしてもう1枚、猛は気になる資料を見つけた。そこにはカテゴリーWと仮称が付いたソルジャードールについての資料だった。
「目撃情報によるとこの子もヘルマリオンと戦っているらしい。また、ソルジャードールを人間に戻す力を持っているとか……」
撮影されてるのは後ろ姿からなのだが、子供だとハッキリと断定できる。このような小さい子まで改造するようなヘルマリオンに怒りを感じざるをえない。
さらに長田は別の資料を提示してきた。それは古い新聞と同時に出され、中にはある子供の写真があった。
「これは……」
「神原 健一。そう、由美ちゃんと同じクラスでまだ行方不明の子だ。そして8年前に変死した彼の父親、神原 直樹だ」
神原 直樹は優秀な科学者だった。万能細胞の先駆けとなるような人工細胞の開発、再生医療のための技術開発に長けていたという。
逸材と言われ、彼の生み出した技術は現在の医療や技術の先進に大きく役立てられている。
「………そんな彼が原因不明の死を遂げる。背後にはヘルマリオンがいるってことですか?」
「確証はない。だが、神原 直樹は遺伝子レベルでの再生技術を開発していたらしい……その応用・発展型が改造装置だとしたら?」
空には暗雲が広がっていた。天気予報では夜には雨になるらしい。猛は嵐がこないことを、これほど望んだことはなかった。


「由美!」
全ての授業が終わると、渚は由美に駆け寄った。どうも気になってしまうからだ。
「何?」
「あんた、その………純のこと好き?」
「ふぇ!?」
上げた声は裏声になっていた。今日見ていたのがバレてしまったのだろうか?
「てっきり、あんたは健一のこと好きだと思って……」
無理に写真を取らせたりしてしまったことを悔いている。わかっていれば純と撮らせていたのだが。
「あ……あたし、まだ、よくわかんないの……」

447 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:19:51 ID:cpvcjhE1O
「わかんないって?」
一緒にいるのが当たり前で、色々なことをしてくれる純。楽しくて、安心できる健一。
どっちも男の子の友達では一番仲が良いし、恋愛対象としても不満な点などない。
「どっちも好きっていうか、どっちか選べないっていうか………」
渚は由美に好意を持っているのを何人か知っている。それでも、こう悩ますのはこの2人以外にはいないだろう。
「由美…………!!?」
頭にソルジャードールの気配が響いてくる。由美と渚、廊下にいた純はランドセルは置いたまま外へ出て行った。
「がんばれよーー!」
修一達クラスメートは窓から手を振って3人を見送った。それが自分達に
場所は近い。しかし、反応は1つじゃなかった。
「どうしよう………」
「RHR能力は由美しかないんだ……さて、どうするか……」
純が話しを始めた瞬間、まだら模様の紐の怪人が姿を現した。こいつは邪念獸であることがわかった由美は2人に先行して変身し、邪念獸の触手を斬った。
「みんな邪念獸かもしれないから分かれよう!でも、ソルジャードールだったらあたしが来るの待ってて!」
「ああ!」
変身した3人は分かれた。ジュンは左へ、ナギサは真っ直ぐに。
身軽なナギサは華麗とも言えるステップで家々を飛び越える。すると、目の前には自分達と同じくらいの少女が見えた。
逃げ遅れたのだろうか?。だが、その割には慌てている様子も怯えている様子はない。
「君、早く逃げな!。じゃないと、化け物が来るよ!」
自分も容姿は人間離れてしているが、そこはこの際どうでもいい。
「…………あれ?ユミユミじゃないんだね」
「え?」
少女はフランス人形のように可愛らしかった。しかし、その目は人間とは異質な゙何がを放っている。

448 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:21:48 ID:cpvcjhE1O
「あんた、ソルジャードールね!」
「そんなんじゃないよ。あたしば特別゙だから」
如意棒を取り出して棒先を少女に向ける。それでも少女は無防備どころか、まだ笑みを浮かべている。
「赤尻がコードちゃんと戦っておけば良かったのに………。ユミユミと交換してきてよ」
「赤尻?……まさか、あたしのこと?」
プルプルと震える腕と如意棒。ナギサはここまでコケにされたのは初めてだった。
「そうに決まってんでしょ。はーやーく………」
顔に如意棒が迫るのを察知して右手で受け止める。ナギサは豪炎球を出そうとするが、先に少女は手からビームを出す。
避けはしたが、距離を取るための牽制であるのはナギサは察知した。
「あ〜あ………しょうがない。赤尻で我慢するよ……。ヘイルちゃんが遊んであげる」
そう言った瞬間、空気が変わった。遊びの範囲とはいえ、勝負事が好きなナギサにはそれを感じれた。
゙コイツはヤバい゙。そんな気持ちに支配された。ヘイルは助走を付け始めると、それは確信に変わる。
「よーーーい………ドンッ!!」
煙が生じるほどの勢いで跳びだしてきた。拳がナギサの腹に入り、その激痛で思わず押さえた。
続いてヘイルは蹴りを左耳の方から当て、吹き飛ばした。ナギサは避難が済んだ民家へと突っ込んでしまう。
ヘイルは大きく息を吸う。そして、追い討ちをかけるように口から巨大なビームを出した。
ナギサはすぐに抜け出したが、その民家から連なる家々は消し飛んでしまった。
「グリーティングキャノン、つおいでしょ♪」
「何がつおいでしょ……だよ………。あんたはここでくたばってもらうよ!」
ナギサは超熱球を精製し、ヘイルへ向ける。周囲の空気も少し暑くなってきても、ヘイルの笑顔は変わらない。

449 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:23:20 ID:cpvcjhE1O
「紅蓮一式・烈火掌!!」
赤色の光波がヘイルへ迫る。片手でそれを受け止め、ヘイルの手の中で膨らんでいく。
「ニ式・重焔!!」
両手に変え、光波が膨張した。ヘイルも両手に持ち替えるが、次第に押されていく。
「へぇ……意外……でも、こんなもんでしょ?」
「そいつはどうかな?………四式・爆砕!」
光波が膨らんだとこで、それは爆発した。超熱波がヘイルを飲み込んだのである。
溶けてなくなったであろうが、ナギサは念のために近づいていった。
「烈火掌を素手で受け止めるとかどんな化け物かと思ったけど、あれをくらって無事なわけ……」
その瞬間、ナギサは空を舞った。なぜ?、痛みはその後に感じた。どうして?、と感じた時には既に拳の嵐の中にいるのを知る。
「あぐ……が……うああ!!!」
特大のヘイルレインを乗せてナギサは落下した。ヘイルも降り立ち、ナギサの胸を踏みつける。
「お気に入りの服だったのに………燃やして……」
グリッと足に力を入れる。胸の厚みを貫通してナギサには激痛を感じさせるその威力は強いのがわかる。
「少し……痛かったし…………ユミユミの前に痛くなったんじゃ全力で遊べないじゃん」
さっきのような笑みではなく、本当に悪魔のような顔だ。踏みつける力も相当強くなってきた。
「あ………あ………あああああああああああああああああ!!」
グリーティングキャノンをチャージしているように大きく息を吸う。ナギサの目には光の集約しているのが見えて恐怖する。
ここで死にたくはないと本気で思う。こんなことなら………
「………大輔……あんたに………」
「死んで」


その時、ユミと戦っていたコードウィルが炎上しながら倒れ込んできた。ヘイルはグリーティングキャノンを止めてそちらを見た。
「ユミユミだぁ〜」
煙の中からユミが現れた。ヘイルはナギサを蹴飛ばし、ゴミ捨て場へと飛ばした。

450 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:24:41 ID:cpvcjhE1O
「ナギサちゃん………」
急いで駆け寄るユミ。ナギサは意識はあるもののひどい状態だった。こんなにまでするとは人のやることではない。
「ユミ……ごめん……」
「大丈夫。休んでて………」

静かに抜刀し、ユミはヘイルと対峙した。崩れた街並みは、由美は10年過ごしてきた場所なのだ。
「なんでこんなことするの?」
「楽しいからに決まってるじゃない」
「楽しいから?」
ふざけているのか。こんなに家々を破壊し、ナギサのような女の子をいたぶることが。
だが、ユミにはわかる。それは洗脳などではない彼女の意思だと。
「はじめまして。あたしはヘルマリオン12大幹部゙マリオンズ・トゥウェルヴ゙の1人、マリオンヘイルだよ。よろしくね、ユミユミ」
ぺこりと頭を下げる。そこに邪気はない。ただ、ユミに本当に挨拶してるだけなのだ。
「あ、ユミユミってのはユミだからだよ。可愛い?」
「………最低だわ」
ピクッとヘイルの眉が動いた。最低だと、ユミは言った。ヘイルにはそれが理解できなかった。
「可愛いと思うんだけどな………。早速なんだけど、遊んで」
「遊ぶ?」
「そ。ユミユミは他のソルジャードールと違う……きっとあたしを楽しませてくれる」
そう言ってナギサもやられたのだろう。戦闘力の違いがわかる。それでも、戦わなくてはいけない。
「あなたはここで倒す……」

ナギサも息を呑んだ。なぜなら、張りつめていた空気が自分にも襲いかかってきたからである。
そして、両者は飛び上がった。スワンサーベルを手首で止め、蹴りをユミの腹に入れる。
痛みをこらえてユミは第2撃として左の拳でヘイルの顔を殴った。ヘイルはそれをものともせずに、ナギサをダウンさせた拳のラッシュをユミにも浴びせた。
マシンガンのように繰り出されるヘイルの拳はユミに反撃の隙を与えない。

451 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:26:15 ID:cpvcjhE1O
ユミは膝を入れて拳を止める。距離を取り、加速をつけてスワンサーベルで突く。
シュッと服が避け、ヘイルは右手にエネルギーを溜める。体を回転してヘイルレインを避けると右手に持ったスワンサーベルの切っ先ヘイルの顔に入り込んだ。
改めて距離を取るとダメージ総量は明らかにユミが多かった。しかしヘイルは顔に傷をつけられ、さらに興奮させられる。
「あたしの皮膚は人間の何十倍も硬くて、鉄を切るより難しいのに………やっぱり、ユミユミは遊び相手としてピッタシだね」
服を全て吹き飛ばし、携帯カプセルに入れられた戦闘服に着替えた。それはウエットスーツのように体に密着している黒い鎧だった。
ただし、これは肌の露出を防ぐだけであり、防御力は持ち主に比例する。つまり、ヘイルの防御力はそのまま最大限に発揮される。
「もう遠慮しないよ」
「……………」
ヘイルレインが黒く染まっていく。ユミは被害を出さないために上に飛び上がり、ヘイルにこちらを狙わせた。
すると、今までとは比べものにならない大きさ光線を放ってきた。ユミは避けた後にキャットマリオンへと姿を変えて着地し、肉弾戦に持ち込んだ。
「だあっ!」
だが、全てヘイルには見切られて打撃は当たらない。
「あれ?」
ユミは蹴り上げられ、さらには待ち構えられたヘイルに肘うちされた。ユミはグラムボールを作り、着地した瞬間にラピッドジャンプで飛び上がる。
「はあああッッッ!!」
突き出した掌は虚しく空を突き、代わりにヘイルの黒いビームがユミを地上まで押し戻した。
「きゃあああッッッ!!」
黒いビームの正体。それは重力で光を圧縮し、共に放づグラビティ・ヘイルレイン゙。
それを何発も追い討ちをかけて連続発射するヘイル。なるほど、これなら艦隊壊滅も可能なわけだ。

452 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:27:28 ID:cpvcjhE1O
ナギサは僅かな戦闘シーンの間に悟った。゙絶対に勝てない゙。そんな恐怖を感じさせられる。
「ユミ……」
弱々しい声は聞こえはしない。ただ、ユミはそれでも刀を地面に突き立てて立とうとしていた。
そこにグラビティ・ヘイルレインを1発だけ撃ち込んだ。吹っ飛ばされたユミは力無くスワンサーベルを放した。
「う………あ……力が……入らない……」
腕も、足も、翼も動かない。痛みが全身を覆い、行動を全て抑えられている。
「おかしいな………もっとつおいかと思ったのに……」
彼女は高密度の重力を圧縮した球型ブラックホール、゙イレイズ・ノヴァ゙を作り出し、ユミに向けた。
もう飽きた、と言わんばかりに容赦ない攻撃。だが、あんなものを地上にぶつけたら大変なことになってしまう。
力を振り絞り、ユミは立ち上がった。光をスワンサーベルに集約させ、シャイニングハーケンを斬り出そうとしている。
「無茶だユミ……シャイニングハーケンじゃ………」
立つことすら難しいのに・ナギサは既に諦めていた。ジュンも急いで駆けつけたが、時は遅かった。
イレイズ・ノヴァはユミに向かっていく。誰にもめられない。
(死にたくない……みんなを助けてないのに………動け、あたしの腕……動け、動け……)
「うごけえええええエエェェェェッッッ!!!」

皆は目を疑った。イレイズ・ノヴァは消滅し、ユミは翼を広げて飛んでいた。
それもただの翼ではない。光によって構築されだ光の翼゙である。
「あれは……」
ヘイルが手を動かそうとすると、ユミが一振りした。それも離れた場所なのに。
だが、ヘイルの鎧は3カ所も斬られていた。超スピードで接近してきたユミにヘイルは困惑した。
さっきまでとは別人だと。そして、それは自分を生命の危機に追いやるほどだと。
そう思っていると、ユミの斬撃がヘイルを斬り、鮮血が飛び散った。
だが、痛みを超えて感じる高揚感があった。それは彼女が求めていたもの。

453 :ダイレン:2008/05/20(火) 19:28:40 ID:cpvcjhE1O
「そう……あたしが待ってたのは………」
彼女が求めていたもの、それは………拮抗した実力を持つ者。それは目の前にいる天使なのだ。
「これだ!!」
「…………」
2人の戦いは衝撃波を引き起こした。刀を弾き、拳を受け止める彼女達の戦いは常識ではもう考えられない。

「ユミ……どうなってんの?」
さっきまでフラフラだったのに、しかもより強くなって。ナギサは頭が混乱していた。
「ユミはもう意識がない……あれは、きっとあいつの自我を超えた潜在能力なんだよ……」
そう言ったジュンの推測は正しかった。シャイニングハーケンを受け止めきれずにヘイルは吹き飛ばされ、ユミはさらに光を溜める。
「勝てる……ユミなら……」

「ハイマット・スパークルハーケン」
光の翼から直接スワンサーベルが光を集める。そして刀そのものが光を帯びて、ヘイルへと向かっていく。
「最高………キャハハハ……最高ゥゥゥォォォ!!!」
両手にイレイズ・ノヴァを作り出してユミに向かう。両者は空中で衝突し、反発しあったエネルギーは大きな輝きをした。
吹き飛ばされたユミをジュンが、その場にはヘイルが残っていた。威力は若干ヘイルが上回っていたが、ダメージも゙残ってしまっだヘイルのが大きかった。
「はぁ……はぁ…」
ユミは意識を取り戻し、何が起こったか自覚はしているようで、まだ刀を手放さなかった。
「ジュン君、今のヘイルなら2人でやれば……」
「あ、ああ」
最後の力を振り絞り、ユミはジュンと共にヘイルへ向かう。
「ハアアアアッッッ!!」
「その首もらった!」
両者の武器がヘイルを貫こうとしていた。が、ヘイルではない。何者かが両者の武器を受け止めたのだ。
それはよく知る顔だった。特に2人にとっては最も関係が深い。龍を象った鎧は以前の彼からは考えられない出で立ちだ。
「健一…………君?」

つづく

454 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/20(火) 19:55:13 ID:90kD/eO20
>>367で書いたとおりなんだか忙しくて、未読分がだいぶ溜まってしまいました
もう429KBです。次スレの心配をしないといけない分量ですね(汗
今回は特に速いなと思い、スレの終わり頃にでも貼ろうと思って集計したんですが、
こんな感じです。やっぱりだいぶ速いです↓

1スレ目 2003/1/30-2004/10/26(804)
2スレ目 2004/10/26-2005/1/5(537)
3スレ目 2005/1/5-2005/12/17(1000)
4スレ目 2005/12/17-2006/2/2(124)
5スレ目 2006/2/6-2006/10/2(1000)
6スレ目 2006/10/2-2007/5/22(784)
7スレ目 2007/5/19-2007/11/8(694)
8スレ目 2007/11/4-2008/1/28(674)
9スレ目 2008/1/28-2008/5/6(626)
10スレ目 2008/5/6-

ときに、>>375様ってもしかしてオナマスのマンガ書いてた方ですか??

455 :375:2008/05/20(火) 20:31:52 ID:A+sa12oe0
>>454
そんなビッグネームの方じゃないですw

怪人になった姿を今考えてるんですけどなかなか難しいなぁー

456 :ダイレン:2008/05/20(火) 20:32:11 ID:cpvcjhE1O
>maledictさん
乙っす。やっぱヘルマリオン効果ですかね


BeeFさんはこのヘルマリオンの流れを見てらっしゃるのでしょうかね……
僕はヘルマリオン壊滅への経緯は構想にありますが、これはショッカー代理人さんの言う通りヒーローSSだからってのがあります
結末をある程度構想しながら書いてるので、昨日から打ち切り漫画家の気分が今わかります(泣)
出来るだけ自分の目指す結末に繋がるような終わり方は描きたいと思います

457 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 20:41:48 ID:fOeDoDJM0
>>ダイレンさん
乙です。

長田は出さないでって言ったのに
約束守って欲しかったなぁ・・・・

ルールは守ろうよ・・頼むからさ^^;





ただそれだけ・・・



458 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 20:55:34 ID:fOeDoDJM0
連続してスイマセン。

結構、多少のことは目をつぶって、大目に見てたけど、やりすぎたらダメだよ
マジで

あと、こっちの話に影響させるくらい変な動きさせないでくれるか? <政府関連
maledictさんくらい読みこなして描きこなす力があればいいけど、ちょっと
勘弁してください。お願いします。マナーは守ってください。

本当にお願いします。



459 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 21:02:52 ID:jguayxa30
ケンカするなら同一設定で話を書くのやめなよ

同一設定で書くのなら、パラレル世界になっても気にしないでいようよ

どうせ当初の設定がBeeF氏の単なる走り書きから始まってるんだから
互いに書き上げてゆく中で世界観を統一してゆくしかしようがないじゃん
端から見てると蟻蜂氏がわがまま言ってるみたいに見えるよ

460 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/20(火) 21:09:57 ID:90kD/eO20
>>404あたりまで読みました。あとは明日のお楽しみにします

>>283-312蟻蜂様の引っ越しの話、本領発揮という感じで、楽しんで書かれてる感じがしました。
カタストロフ中心ながら、自衛官萌えました。紗希紗耶が二人ともなにやら悲壮な孤独感を湛えてる感じもよかったです

>>338-359ショッカー代理人様
なんか、安心しつつドキドキするという、とてもいい時間を過ごせました。ありがとうございます
>この瞬間の絶望と、脳改造後の誇りに満ちた表情とのギャップこそ、
>彼が人間を改造する最大の楽しみの一つなのだ。
素直な死神博士が素敵です(w

>>381-389ダイレン様
なんかジュブナイルな感じで盛り上がっていますね。毎回楽しみです。
最終回、自分もいつか書いてみたいというようなことを書きましたが、
たしかに、あんまり早い段階で投下しない方がいいのでしょうね

>>455
似た絵なのでまさかと一瞬びっくりしました。怪人体楽しみです!

461 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 21:10:10 ID:fOeDoDJM0
>>459
ケンカするつもりなど全くないです。
約束事を守って欲しかっただけなんです^^;お願いといいますか・・・

お騒がせしました^^;





462 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 21:16:16 ID:jguayxa30
素直な蟻蜂氏に萌えた♥

463 :ショッカー代理人 ◆cVfFrJRnOU :2008/05/20(火) 21:19:41 ID:Lw7xI2ys0
>>maledict様
こちらこそ楽しんでいただきましてありがとうございました。
ご指摘の箇所はついつい自分と死神博士が同一化してしまいました。(笑)

>>蟻蜂フリーク様、ダイレン様
そろそろマツリも収束の時期なのかもしれませんですね。
ショッカーと言う世界観を借りている私が言うことではないとは思いますが、
お二人ともSSを書くと言うことに関して充分な力量をお持ちなのですから、
ご自身なりの世界観を構築して行かれるのがよいのかもしれません。
ご一考されることをお勧めいたします。

464 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 21:23:32 ID:fOeDoDJM0
>>462
いやんw

465 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 21:34:59 ID:fOeDoDJM0
>>ショッカー代理人さん
すいません^^; お騒がせして・・・・・

次を出すとしても時間がかかりそうなので、冷却期間をおきます^^

収束の時期とか言わないでくださいよ〜(笑)




466 :ダイレン:2008/05/20(火) 22:07:10 ID:cpvcjhE1O
>蟻蜂フリークさん
すいませんでした………
話の展開上、あそこで猛と言い合えるとしたら長田さんかな……と、怒られるの承知で出してしまいました
政府関連についてもすいません……。あれだけ世界攻撃してたら当然かなって……

最終回についてよくよく考えてみました。昨日の反論になってしまうかもしれませんが、「自分の作品」としてそれぞれ誇っていいと思います
描きたい事・伝えたい事はそれぞれ違うはずですし、僕自身maledictさんや蟻蜂フリークさんの描く最終回が読みたいです
最初は同じだったかもしれませんが、みんなそれぞれ「個」を持つようになるはずですから。それは人間と同じではないでしょうか?

都合良いことばかりで申し訳ありません。決してBeeFさんを無視するわけではありませんが、僕達は自立した作品として描いて良いものだと思います
後から来るヘルマリオン作者の方も「自分の物語」として描けるよう、僕は僕の最終回を書こうとおもいます

467 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:08:27 ID:3PHEF+2m0
( ;∀;)イイハナシダナー

468 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:26:55 ID:aG4lOzop0
最終回ガンガレ!

結果的に蟻蜂フリーク氏もダイレン氏も、スランプを脱したわけだから結果オーライじゃん!

469 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 22:38:37 ID:fOeDoDJM0
>>ダイレンさん
ヘイルちゃん、使いこなしてくれたからいいよw
ただ、どうしても使いたかったら、事前に相談するのが筋ってことを理解してください
君は法律を勉強してるそうだけど、だったら尚更、『取り決め』を守ることは大事だ
ということを分かってほしいな・・・^^





470 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:53:47 ID:hdODsNKp0
なんで蟻蜂さんはBeeFさんの設定とキャラ使ってSS書いときながら
他人に自分の設定とキャラ使われるの嫌がるん?
これがダブスタってやつなん?

471 :名無しより愛をこめて:2008/05/20(火) 22:55:31 ID:hdODsNKp0
あとなんで蟻蜂さんのカキコの後はへんな隙間が空くん?

472 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/20(火) 23:00:17 ID:fOeDoDJM0
>>470
ごめん、言われてみればそうだねw
嫌がるっていうか、今回の場合、使われたくない事情があっただけです

隙間なんだけど、なんで?教えて欲しいです。こっちがw

473 :ダイレン:2008/05/20(火) 23:47:30 ID:cpvcjhE1O
>蟻蜂フリークさん
重ね重ね長田さんの件・その他諸々色々すいませんでした。
最終回案は元に戻しますが、ヘイルについては僕が思っている・解釈していることをここで明かしたいと思います
でなければ、蟻蜂フリークさんに僕の覚悟が伝わらないかもしれないので……。是非訂正や指摘をお願いします

・骸教授の最高傑作という意味は、人間の遺伝子や細胞を極限まで強化した「人間型ソルジャードール」のため
・今回の通り、ヘイルがユミにこだわった理由は全力で戦いができるから→それは全力で付き合える友達が欲しかったから
・骸教授は自律機械人形だが、本物の骸がいる(公式では死んだ扱い)
・ヘイルの素体は死んだフランス系クォーターの孫(製作は本物の方だが、能力付けは偽物)→孫に生きてほしいという気持ちからクローン再生させた
・本物の骸は神原 直樹の恩師(基礎理論を提唱し、直樹がそれを開発)・最後はユミに倒され、友達になるという言葉で心が救われ、本物の骸と共に研究所で死亡


こんな感じですかね。前述の通り、是非蟻蜂フリークさん流の最終回をいつか書いてくださいね

474 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 00:03:32 ID:aMahrsyK0
>>ダイレンさん
ヘイルはこっちはこっちの設定で、君の世界とは一切関連のないパラレルワールドにして
しまうからいいですよ。別の時間の流れでいくことにするからw

ヘルマリオン壊滅は止めといた方がいいよって、一応、忠告しときますねw
あくまでの私個人の意見ですけどねw

完全自己責任でよろしく(笑)


475 :ダイレン:2008/05/21(水) 00:13:53 ID:44qmbPP8O
>蟻蜂フリークさん
なんか嬉しいような悲しい気分っちゃ気分っす………。認めてもらえたんでしょうか………


ヘルマリオン壊滅については「この歴史」についてですので、他の方に影響するようなものではないと思うのですが……
ショッカー代理人さんの言う通り、後から来る方が見たときに影響はしてしまうかもしれませんけど……
でも、「俺も最終回書けないじゃん」になっては余りにも惜しいので、僕がそれをこじ開けたいと思います

476 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 00:32:38 ID:aMahrsyK0
>>ダイレンさん
認めてなけりゃ、ここまであれこれ言わないって(笑)
スルーして終わるから(笑)

若いし、もっと自分の構想・妄想を練り上げて、うま〜く表現して
いいSS作り上げてくれりゃいいですよ^^



477 :ダイレン:2008/05/21(水) 01:00:56 ID:44qmbPP8O
はい!ありがとうございます!!°・(ノД`)・°・

次回からは後半に突入ですね。改造シーンはめっきり減るかもしれませんが……改造キャラは活躍しますので

478 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 01:32:42 ID:aMahrsyK0
>>maledictさん
感想ありがとうございます^^
得意分野ですのでw 福井二曹に萌えて頂きありがとうございます^^
べスパマリオンになった彼女の活躍、いつか描いてみたいと思ってます^^

スパイダーマリオン主演の「クモと教授」では、設定資料の後日談をちと書いてみました^^
撃破=死と解釈せず、重傷と解釈してみましたw

すいません、レス遅れました^^;

479 :名無しより愛をこめて:2008/05/21(水) 02:11:03 ID:AxG3Bg0o0
>>472
> 隙間なんだけど、なんで?教えて欲しいです。こっちがw

文章の後に改行が残ってるんだよ。
専ブラのダイアローグボックスに直接文章を打ち込んでるでしょ?
エディタで文章を書いてから、専ブラにコピペする習慣をつければ
ヘンな改行は残らなくなるよ。

480 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 11:47:03 ID:Vo03edbkO
携帯からすみません。改行等おかしかったらご容赦ください。

>>478
次作は番外的ショートというかんじでしょうか。
どんな切り口か楽しみです。
ところでスパイダーなんですが、クローン再生というわけにはいかないのですか
…というか、サキの目の前で人間の心を取り戻して溶けて消えるというシーンは
あの設定資料を読む限り外しようがないと思うのですが、
そこから「重傷という解釈」にもっていくのはかなりのアクロバットを必要とするのではないか、
と他人の作品ながら心配になってしまいました

自分としては、「スパイダーが一度も死なない」という展開はのは「一話で蜘蛛男が死なずに
変身スイッチが壊れて人間に戻る」みたいなもので、どうなんだろうという気はちょっとだけします。
ピラザウルスやイソギンジャガーみたいな話がたまにあってもいいけど、
一話の怪人でそれをやるのは…ということです。

ただこれは一度書いたことですし、あくまで僕の感想で、蟻蜂様は蟻蜂様の解釈でやっていってほしいです。
考えてみると、BeeF様があまり乗り気でなかったのは、改造おにゃのこが死にまくる展開が
嫌だったからかもしれず、だとすると極力殺さない(改造おにゃのこをです。一般人は…w)方針の
蟻蜂様やダイレン様の展開の方がBeeF様の舌に合う

481 :名無しより愛をこめて:2008/05/21(水) 14:41:32 ID:TXOMBKcX0
>>480
>改造おにゃのこが死にまくる展開が嫌だったからかもしれず

改造おにゃのこを殺すのを嫌がっていたのは、ちゃんぷるうさん
BeeFさんは作中で改造おにゃのこを結構殺してるよ
復讐の針撃の姉妹とか、ミッションディスポッシブルの蜘蛛女とか

482 :名無しより愛をこめて:2008/05/21(水) 14:54:14 ID:21DDy9n20
>>480
もうご本人たちが言っているように、まったくの別物と捉えるべきでしょう。
ただ、根っこが同じなので、別物として捉えづらく、かつ双方に同じキャラが出すぎているのが難点。
Beef氏がどうのとかってのはもはや言うだけ無駄な希ガス。

483 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 15:32:49 ID:reD3xDc10
>>480
ありゃ、途中で切れてました。ええと、自分で書いた文章忘れてますが
しかも>>481様のおっしゃるとおりならちょっと違うんでしょうが、続きはこうでした
---------------
…BeeF様の舌に合う可能性もあるわけです。

実際、「ソルジャードールは死んだ方がいい」とあんまり言い過ぎると
自分がダイレン様版の紗希になった気がしてきます

それと、余談ながら、>>203で自分を先輩と読んで下さってましたが
ダイレン様の方がおにゃ改SS書きでは先輩ですよ

484 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 15:51:00 ID:reD3xDc10
>>482
そうですね。基本的には自分は、今回のヘルマリオン祭りは各自のパラレル世界で、
各自が一番読みたいと思うものを書くのが、一番面白いものができるんだろうと思っています。
もともとBeeF様が食指をそそられないと、いわば放棄した作品なわけですし
ただ、スパイダーに関しては疑問は疑問として聞いてみたかったということです

ぼちぼち450KB越します。

次スレテンプレについてですが今回速かったのでほとんど使い回せます
(アダルトも次スレ行っていないし、蜂女スレもまだ残っています)
必要な作業は今回スレ投下分のSSのリンクおよび解説の作成ですね。
なんか忙しいのでどなたかやって下さるといいなと思っていますが、どうでしょう?
(といっても作業中の気分転換にまた自分がやっちゃうかもしれませんが)

解説の書き方ですが、自分は前回、書き手の観点からネタバレ抑制気味の解説を
書いたのですが、「続きは読んでね」という解説はやはり不親切だとも
言えるかなと思います。具体的には、>>13のヤモゲリアの話で「誰が素体に選ばれるのか」
をぼかしてみたり、ピット星人の話で「あれ!?アンヌは改造されないの?」と
いう冒頭の展開を活かしてみたり、あとは拙作のショッカー蜂女の、
蜂女が2号ライダーになるという部分を伏せてみたりです。
この最後のやつはとりあえず下記のように差し替えることにします。
(蜂女スレに載っていた他の方が書いてくれた解説文を一部修正です)

オートレーサーに志望の女子大生・蒼井蜜子は蜂女に改造された直後、本郷猛に助けられライダー2号となるが

上述の通り、前の解説文は不親切だったな、という判断です。
ヤモゲリアの方は今のままでいいのではないかなと自分は思いますし、
ピット星人の方も、タイトルでネタバレしているとも言えるので別にいいでしょう。
ただ、ピット星人は副題にミスがあって、「湖のひみつ」に変えねばなりません。

485 :ダイレン:2008/05/21(水) 16:41:02 ID:44qmbPP8O
初めたのは僕が先かもしれませんが、量や質はmaledictさんのが全然優れてますよ
僕は考えて練るより、考えると同時に書いてく感じなので整合性を考慮しながらなので苦しいです

そういえば、紗希の友達は何人死んでるんですかね?。僕の中ではバンパイア、スコーピオン殺してますが……
ユミvsサキが次回の予定になりますが、少しずつ関係が変わるよう心掛けます

486 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 17:13:02 ID:reD3xDc10
>>485ダイレン様
いや、その前の段階で色々と勉強&楽しませて頂いているので…。

紗希の友人がいったい何人ソルジャードール化されているのかは
実はよくわからないので、自分の話に一番都合のいいように設定して
いいのではないかと思います。
「何人倒されたか」について言えば、一話完結で毎回一体ずつ減っていき、
たまに死ななかったりする、という感じでしょうから、どの時点をとるかで、
残りの人数は変わるでしょう。
「もともと何人いたのか」に関しては設定ミスの可能性もあります。

(以下、細かい話になります)
「もともと何人いたか」とはつまり「サマースクール参加者に何人「適合者」が
いたか」ということですが、BeeF様は「サマースクールにやって来た80名の女子高生たちが、
一斉に行方不明となる事件が発生した」と書きつつ、ソルジャードールは
「全員、紗希のクラスメートたちが改造された姿」とも書いています。
80人というのは1クラスの人数には多いので、2クラスか、あるいは
任意参加ならばもっと多くということになりそうです。
なのに「生き残り」が全員クラスメートだということになると、
 1)他のクラスの生徒は事故などでまとめて命を落としたか、
 2)全員不適合者としてはねられたか、
 3)「紗希のクラスメートたち」の中には他のクラスの生徒もいるか、
ということになりそうです。(2)は、紗希の学校が能力別クラス編制か何かを
やっていて、「適合者」が学業成績に比例して増えるとでも考えれば
まあ説明がつくかもしれません。)

…要するに、よくわからないのですが、とりあえず出てくるソルジャードールを
クラスメートにしておけば、最大30−40体くらいまではネタが尽きることはない、
ということで問題はないでしょう。

487 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 17:18:07 ID:reD3xDc10
もともと、大作「改造淫魔・ハニービー計画」を書き上げた後、
「たまには短いものを」とさらっと書いた作品だったと思うので、
こちらとしても色々想像で補う余地があるということでいいのだと思います。

488 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 17:42:22 ID:aMahrsyK0
>>maledictさん
>>203はボクです(TT)


489 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 18:04:17 ID:aMahrsyK0
>>479
教えていただき、ありがとうございます

>>482
ただ、根っこが同じなので、別物として捉えづらく、かつ双方に同じキャラが出すぎているのが難点。

そうなんですよね^^; それについては対応したいと思います。
その一環として、しばらく投下を控えます。投下すると収拾不可能になるので。

490 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 21:55:56 ID:reD3xDc10
>>489蟻蜂様
気にしなくとも「著者が違えば別物」とみんな思うと思いますが、
…でもこうなると蟻蜂様執筆再開のためにもダイレン様の最終回に期待!
ということになりそうですね
>>488はそうなんですが、よく考えたら変なこと言っちゃいましたね。すみません。)

そういえば、>>ダイレン様、自分もいつか最終回書いてみたいという話をしたのですが、
当方には現段階でちゃんとした構想とかがあるわけではなくて、
まだまだあれこれ妄想して楽しんでいる域を出ません。

一つだけ、前の話で意識したのは、BeeF様の設定資料から「順当に」進めば、
「ただ一人生き残った紗耶と紗希が戦い、紗希が負けて脳改造を受ける」
というようなラストが予想されるだろうと思うのですが、それでは物足りないな、
ということでした。なので、一つの「お約束」ではあるはずの紗希の脳改造(未遂)シーンと、
脳改造後のバーチャルなイメージを「シリーズ中盤」の段階で片づけてしまう、
という展開にしたのでした。最終回に紗希が改めて本当に脳改造を受けるのも
もちろんありですが、必ずしもそうならなくともいいようにしたのです。

491 :ダイレン:2008/05/21(水) 22:27:21 ID:44qmbPP8O
>蟻蜂フリークさん
うーん………出来れば早々に最終回を投下した方がいいんですかね……

>maledictさん
なるほど。サマースクールの他のメンバーいましたか
僕は紗希と紗耶の関係も決着を考えてますし、それは近い内に描くと思ってます

脳内声優ですが、最近由美ちゃんはとらぶるの西連寺春菜役の矢作さんがぴったりと感じてきました
紗希は相変わらず桑島さんですね。紗耶はゆかなでしょうか

492 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/21(水) 22:31:34 ID:reD3xDc10
>>490
「変なこと」というのは「言った内容が変」なのではなくて、
その逆で、「言わずもがなの当然のことをわざわざ言うのが場違いだった」、
という意味でした。蛇足ながら追記しときます。

493 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 22:50:08 ID:aMahrsyK0
>>ダイレンさん
言ったとおり、完全自己責任でよろしくね^^
期待してまーす(笑)

>>maledictさん

>気にしなくとも「著者が違えば別物」とみんな思うと思いますが

おっしゃる通りなんですが、ダイレンさんとは話の流れの中で、重なる部分
もあり、>>482さんの発言があることも考慮したいと思います。

BeeFさんの開放部分から、3種3様の世界が出来上がった。つまり、完全分離の3つのパラレルワールド
が出来上がったということにしたいと思います。そのための手段も、いくつか考えました。
バッサリと大ナタ振るいたいと思いますw

494 :名無しより愛をこめて:2008/05/21(水) 22:58:29 ID:mJEzt/290
>>486
紗希と紗耶は双子ですから、同じクラスに入ることはまずないと思いますよ。
ふつう小学校低学年を除いて、双子は別クラスにするのが通例です。
(選択制授業や能力別クラスを除く)
だからBeeFさまは「クラスメート」という言葉を、級友ではなく同学年の仲間
という意味で使ったのではないかと思います。

サマースクールで、ひとつの学校から80人というのもあまりに多い数字なので、
これもBeeFさまが自由参加のサマースクールではなく、全員参加の林間学舎か何かと
勘違いされている可能性もあると思います。(高校にあるのかどうかは別として)
ただし他のインターナショナルスクールと合同開催で国内留学を体験する
サマースクールというのもあるので、ひょっとしたらそういうケースなのかも知れませんね。
フィオナさんという留学生(海外からではなく、国内留学生かも?)の存在が、
それを示しているような気もします。

それでも80名というのは多いように思いますけどね。

495 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 23:00:32 ID:aMahrsyK0
>>470
言い忘れてたけど、BeeFさんが設定開放してるから使ったんだけど?
ダメだって言われりゃ、使わないよ?
ダブスタってなんで略すん?(笑)
ダブルスタンダード云々とはちょっとちがうよ。

これだけは言っておきたかったので。あしからず。

496 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/21(水) 23:09:05 ID:aMahrsyK0
>>494
先生?

497 :375:2008/05/22(木) 00:58:54 ID:cMVzfgH60
改造後のおねえさんを蜂女にしたいと思ってるんですが・・・
うーん、仮面ライダーJのズーみたいに洗練させるのは難しい。
http://bbs4.fc2.com//bbs/img/_306400/306316/full/306316_1211385335.jpg

てかこの投稿はどちらかというと蜂女スレ向きかもしれない。

498 :名無しより愛をこめて:2008/05/22(木) 00:59:40 ID:tAJcKFTL0
これはイイ!

499 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/22(木) 01:10:18 ID:921Trtf10
>>494
なるほど。となると>>486の3)に近いですかね
自分は「クラスメートたち」の意味が「クラスメートを含む少女たち」
(=全員がクラスメートというわけではない)ともとれるかなと思っていました
…ただまあ、話の展開としては、設定はどうあれ、同じクラスか、それに準じる親しい
友人ばかりが(なぜか)敵として出てくることになるのでしょうね。その方がドラマチックなので

>>蟻蜂様…そう興奮せずに…
あと、むりやり作品内に「パラレル」という設定を明示的にもちこむのは
かえってややこしいことになる可能性がありますよ。
「どの作品も蟻蜂印の世界の一部だ」と言おうとしていることになるわけですし

500 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/22(木) 01:10:51 ID:Mt85IJVO0
>>375さん
すごいです!

他にも何体か見てみたくなりました^^

501 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/22(木) 01:14:09 ID:921Trtf10
>>497(=375)様
おお!>>375のお姉さんがこうなってしまったわけですか!!

502 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/22(木) 01:26:45 ID:Mt85IJVO0
>>maledictさん
スイマセン、言うべきことは言わせていただきたかったのでw

パラレルの件は、そういわれるとそうですよね〜^^; 
厚かましくならない程度で考えます^^

まあ、当分の間、ネタをしたためておいて、忘れた頃にポンと出しますよ(笑)
ヘルマリオン関連はw

フォックス祭りの第2作か、完全オリジナルものを1個、構想練り上げたので
そっち行きます。

503 :名無しより愛をこめて:2008/05/22(木) 01:46:48 ID:9eJ7PVlw0
>>375さん
惚れました!

504 :名無しより愛をこめて:2008/05/22(木) 14:34:21 ID:ldtP+lhJ0
>>484
>次スレテンプレについてですが今回速かったのでほとんど使い回せます
>必要な作業は今回スレ投下分のSSのリンクおよび解説の作成ですね。
>なんか忙しいのでどなたかやって下さるといいなと思っていますが、どうでしょう?
それよりも作者さんたちがせっかくいるんだから
投下済の各SSのタイトルを、本人たちにつけてもらってはどう?

505 :名無しより愛をこめて:2008/05/22(木) 16:35:10 ID:/HL4vxEW0
イラストレーター、ノッツオ氏の女怪人シリーズ
タコ娘
ttp://homepage3.nifty.com/nottsuo/htm/col_oct.htm
ttp://homepage3.nifty.com/nottsuo/htm/orebi3.htm
カエル娘
ttp://homepage3.nifty.com/nottsuo/htm/col_froglady.htm
サソリボンデージ・ニキータ
ttp://homepage3.nifty.com/nottsuo/htm/orebi2.htm

506 :名無しより愛をこめて:2008/05/22(木) 17:10:01 ID:VDOimWsE0
>>505
カコイイ!

507 :ダイレン:2008/05/22(木) 21:51:10 ID:2K8q7WQnO
>>504
僕ばディセイバーズ゙みたいな感じでいいすかね……よく考えてなかったんですけど

508 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/22(木) 22:42:35 ID:pXZjBsaW0
ようやく通して読めました。

最初にお詫び。>>478で言われてる「クモと教授」を>>406-431とは思わず、
この後書く短編の構想かとおもって>>480のレスしてました。
もう書いた話と分かっていたらあれこれは言いませんでした。すみません。

>>406-431蟻蜂様
各国政府間の陰謀も錯綜してきて、なにやらすごいことになっていますね
個人的には、ソルジャードールと人間の狭間でうなされているスパイダーさんに萌えました
すなおでまっすぐな感じの女の子が上手だなという気がします

>>443-453ダイレン様
(//v//)な感じの三角関係話から、ヘイルとの対決、洗脳されちゃったらしい健一君登場、
と、いわゆる息もつかせぬ展開という感じでした。佳境ですね

で、もういっぺん>>蟻蜂様。前と同じ話になりますが、
事柄としては、ダイレン様が蟻蜂様の世界やキャラにインスピレーションを受けて、
いわば蟻蜂様へのオマージュないし二次創作みたいな仕方で独自の世界を
描いているということなのですから、オリジナルの方の蟻蜂様が、
「ダイレン様に合わせねば」と、過度に気をもむ必要はないのでは?
長田さん出すなと約束したのを破ったのはたしかにルール違反ですが
「あれはあれで別人で別の世界です」と蟻蜂様から言っておけば
読者もダイレン様も納得すると思います。

ヘイルも、たしかに「んちゃ砲」は撃つものの、蟻蜂様のヘイルとは
別のキャラだなあと思いました。由美ちゃんと外見年齢が近いわけで、
あの二人のバトルが見られて自分はうれしかったです。
もとはといえば骸教授がスレに書き込んでいたわずかの情報しか
知られていないキャラだったので、いっそ別の外見にした方が
かえって紛らわしくなかったのかもしれません。
でも最初に肉付けしたのは蟻蜂様なので、これもダイレン様が蟻蜂様の解釈に
敬意を払ったということなんでしょう。

509 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/22(木) 22:47:19 ID:pXZjBsaW0
>>507ダイレン様
「タイトル」って>>484で自分が「解説文」と言ってるやつのことかと思ったんですが、
(各SSのいわゆる表題はすでに公表済みの筈なので)それでいいですか?>>504


自分の分は近いうちに書きます。次スレ立ての労力が減りますね。

510 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/22(木) 22:54:06 ID:pXZjBsaW0
>>505
妄想が膨らみますね!
絵の上手な人が多くて、有り難い限りです

511 :ダイレン:2008/05/22(木) 23:06:58 ID:2K8q7WQnO
>maledictさん
解説文はどうなんすかね……

maledictさんの言う通り、僕の作品は蟻蜂フリークさんのSSが無ければ生まれませんでしたし、別の作品を書いていなかったでしょう
ヘイルについても蟻蜂フリークさんのヘイルよりも「強者の孤独」を強調してます
蟻蜂フリークさん、長田さんについては本当にすいませんでした。部下との話しでぼかす方法もありましたが、直接会った方がインパクトあるかと思ってしまい……

一応、健一と純はどちらを選ぶか決めてないんですよ。由美ちゃんは素直すぎるがゆえに2人とも好きなんですよね
エピソード6は急ぎ足な展開になるかもしれません。

512 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/23(金) 00:27:46 ID:A3HvJt/S0
>>maledctさん
別世界については、今後のSS上でバッサリとやります。あとはタイミングですね^^
完成しても投下は控えます。(各国いろいろ動きますw)
人間が文字通り「下等動物」に感じちゃうかも的な・・・・(笑)

513 :ダイレン:2008/05/23(金) 00:37:54 ID:V/ekjkuBO
各作者の決定的違いはやっぱり゙ヒーロー・ヒロインの存在゙、゙主役が誰が、゙目指す結末゙って事っすかね

蟻蜂フリークさんは骸やヘイルを主役に、maledictさんは紗希・紗耶を主役に、僕は由美ちゃんを主役にと、それぞれ違いますからね

514 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/23(金) 13:05:48 ID:CbKn7cDq0
時間がなかなか合わず、すれ違っていますが羽生様お久しぶりです
念願の改造が適ったようで、何よりです。蟻蜂様の今回の話の一つの目玉(文字通り(w )
だったんでしたが、そのことコメントし忘れてました

作品の見出しみたいなものは考えてみたら自分のサイトに書いてました
(「野望教授・妄想」はまだですが)
ttp://book.geocities.jp/maledictarum/sakuhinlist.html
パピオマリオンの方、やっぱり展開を濁すような書き方なので、ちょっと変えます

『ディソルバー・サキ』第X話「甦る友情」
BeeF氏作「悪魔のドールファクトリー」の後日譚。紗耶と紗希とは別の、もう一つの姉妹愛の物語。若年者を巻き込むソフトな性描写あり。なお、2008/4/29、改稿版upload;2008/5/7表記を一部修正。

『ディソルバー・サキ』第X話「砕かれた思い出」
紗希は組織を脱走したパピオマリオン=ちさとと再会し、記憶を失ったちさとの思い出探しを始めるが、
大事な思い出がことごとく踏みにじられることに。

515 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/23(金) 13:07:19 ID:CbKn7cDq0
あ、いけね、消し忘れてた。上の「甦る友情」の後ろの方は要りません。

『ディソルバー・サキ』第X話「甦る友情」
BeeF氏作「悪魔のドールファクトリー」の後日譚。紗耶と紗希とは別の、もう一つの姉妹愛の物語。

ここまでです。でも、これだけじゃ内容がよく分からないでしょうか?

516 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/23(金) 13:35:13 ID:nT+5NOGZO
それ以前に、「「悪魔の…」の後日タン」という見出し自体が、
ヘルマリオン祭作品がこれだけ出そろったあとではちとピンぼけですね。
一連の作品の前にヘルマリオン祭の解説を付し、「ドールファクトリー」の
プロローグと設定資料へのリンクを貼る方がいいような気がします。

517 :名無しより愛をこめて:2008/05/23(金) 17:16:13 ID:mue262bP0
後日タン・・・なんか可愛いかも。(笑)

518 :ダイレン:2008/05/23(金) 22:59:43 ID:V/ekjkuBO
どちらにせよ投下は次スレですね


紗希は一応20歳くらいになってるんすかね?

519 :名無しより愛をこめて:2008/05/25(日) 18:09:21 ID:ZnvMvUI30
>紗希は一応20歳くらいになってるんすかね?
誰に聞いてるんだよ?w

520 :ダイレン:2008/05/25(日) 20:11:35 ID:0+GjlU5tO
maledictさんや蟻蜂フリークさんのつもりだったんですが、わかりにくくてすいません
僕はまだ18くらいかと思えば3年経ったよ的な流れを感じ取りましたので………

次スレ立てませんでした。どなたかお願いします

521 :ダイレン:2008/05/26(月) 22:47:18 ID:vrHZwFjBO
容量臨界点近いですが保守上げです


やっぱりエピソード6は投下しても容量オーバーしそうですね

522 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 02:58:00 ID:7GodrZF70
蟻蜂フリーク氏って何様のつもりなのかね?ダイレン氏に対する態度を見ていたらちょっと横柄なんじゃないのと思わざるを得ない。

523 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 06:18:11 ID:Ez1v//gW0
>>522
ダイレン氏が約束破ったからじゃねーの?それとダイレン氏が中途半端に設定パクッってるじゃん
蟻蜂さんばかり責めるのっておかしくね?

524 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 06:37:49 ID:/ifgThT10
>>522
蟻蜂氏の精神年齢が低いのは今に始まったことではない
オサーンだと思うから腹が立つ。厨房くらいだと思えばまあ許せる

525 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/27(火) 09:28:29 ID:GZ289QVf0
週末から昨日まで全然パソに触れられなかったのでスレ残量が心配でしたが
まだ463KBなので、長いSS投下がなければもうちょいもちそうですね
次スレテンプレはどうしましょうね

>>518ダイレン様
>>76の蟻蜂様の言葉によれば、蟻蜂様の設定に乗るにしても、
「3年経過」というのはあまり気にせず、まだ17か18だと思っていてもいいようですよ
自分の場合、「サマースクールの直後から一年間、毎週怪人と戦い、最終回を迎える」
という感じで書いていました

526 :ダイレン:2008/05/27(火) 12:46:16 ID:irccoktKO
>>522-524
ご指摘の通り僕がBeeFさん、蟻蜂フリークさん、maledictさんの作品設定やキャラを独自解釈・改変・約束の形骸化をしてしまったせいで混乱を招いてしまって申し訳ありません
蟻蜂フリークさんの作品の途中派生ですが半ば暴走して書いています。そのせいでご迷惑をおかけしてしまっているのは何と謝罪を述べたらいいか……


>maledictさん
そうですか?ありがとうございます。紗希は短期間で修羅の道に入った解釈をしてしまってるので
一応季節は次の年の5月(現在)の設定ですので、高3ですかね

527 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 15:01:16 ID:Ez1v//gW0
>>蟻蜂さん、ダイレンさん
蟻蜂さんはもう少し大人になってください。いい物持ってるんだからさ。
>>522>>524みたいなアンチばかりじゃないぜ?

ダイレンさんは蟻蜂さんから独立するべきじゃね?そもそも蟻蜂さんにSS書く活力もらったんじゃないの?
甘えて調子に乗って蟻蜂さんの世界観まで中途半端にパクッて乗っかりすぎだよ。
紗希の年齢ぐらい自分で決めればいいんじゃね?

528 :ダイレン:2008/05/27(火) 16:29:46 ID:irccoktKO
>>527
はい……そうですね。土台が同じなので全くのパラレルというよりはifな感覚で書いてたものでしたので……
一応エピソード6には他の作者さん方と決定的に道を分かれさせる部分を入れてあります

恥ずかしながら僕は結末を決めてから書いてますが、過程は考えながら書いてるせいで蟻蜂フリークさんから盗用する結果になってしまいました。
重ね重ね不快を与えてしまった事を皆様にお詫び申し上げます。

529 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 21:58:14 ID:LTxcHmY10
蜂女スレがカオスになっている件

530 :名無しより愛をこめて:2008/05/27(火) 23:25:42 ID:rW+KYT+jO
>>522
自分こそ何様?蒸し返すなよ

531 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 00:23:07 ID:b5QCMvSJ0
>>524
オマエも上から目線で偉そうだなw

532 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 01:12:23 ID:0n1M4JeX0
>>522->>524 >>527 >>530 >>531
当事者同士で解決したのに首突っ込むなよ。お前ら…
ダイレン氏がSS投下しづらくなるじゃないか

533 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/28(水) 01:56:42 ID:VD130gOS0
自分も当事者なのに傍観者みたいな言い方になってしまいますが、
>>532様のおっしゃる通りかなあという気がします
ただ、ダイレン様が投下を控えてるのはスレ残量を考えてのことですよね、多分(>>521
(あ、ただ、>>ダイレン様、sageでも保守はできるはずですよ、たしか。
自分が某過疎スレをあげてきた後で言うのもなんなんですが…)

まだ467KBで、SS投下がなければしばらくもつ量なんですよね。
以前、次スレを早く立てすぎて冷や汗をかいたことがあるので
立てるタイミングはもう少し紗希…じゃなくて先でもいいかもです。
ただし、テンプレ案を貼ると一気に消費する可能性はありますね

>>529様 自分はちょっと面白いかな、と思ったんだけど、なんか荒れてますね…
もとはと言えば、あの写真にインパクトがあったんでしょうね(特に股間)

534 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 06:02:56 ID:MKFT7hD50
テンプレ貼るのがめんどくさいから次スレを立てるだけ立てた
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1211922068/

あと、過去に紹介された云々はwikiでやるべき
以上

535 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/28(水) 16:45:36 ID:jGqV1PWx0
>>534
スレ立て乙です!今回全然パソコンにさわれず、やきもきしていたのでほっとしました。

過去SS紹介をいずれwikiに任せてスレには載せない件、
自分も前から提案していたものの、いざ自分が立てる段になると
なかなか踏ん切りがつかなかった件なので、ご英断ではないかと思います。
異論ある方もいるかなとは思いますが。
前スレの分くらいはあった方が親切かとも思いますが、
まあ、後から追加してもいいのでしょう。
こっちを埋め立てる必要もあるので、後ほどまとめられたらまとめてみます。

にしても、ダイレン様早速のご投下、よほどうずうずされてたんですね(w
いっときのスランプ状態から脱せられたのは読み手にとっても何よりです。

536 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 18:16:06 ID:STSSniDR0
新スレが建ったのでウメをかねつつネタ投下。
せっかくショッカー代理人氏がまだいらっしゃるのだから、
ショッカー怪人の中でおにゃのこを改造した怪人にして欲しいのはどれか上げていこうぜ。
内容についてはショッカー代理人さんに任せますし、取捨選択も自由です。

とりあえず俺はグロいのが好きだからゴキブリ男とミミズ男。
こいつらがなまめかしい体のラインでふふふふとか笑うゴキブリ女やミミズ女だったら最高やね。

537 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 18:56:11 ID:PWcoMfPX0
>>536
吸血orウィルス感染操り能力があるやつ、ということで
蝙蝠男、アリガバリ、ヒルゲリラ、シラキュラスあたりをお願い

538 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 20:47:22 ID:/zQuvR3O0
>>536
【参考資料1】過去にショッカー代理人氏が創造した女改造人間
ドクダリアン、クラゲダール、サラセニアナ、キノコモルグ、ムカデリア、ギラーコオロギ、
ヤモゲリア、カビビンガ

【参考資料2】過去に他のSS職人さんが執筆した、ショッカー等の二次創作による女改造人間
BeeF氏: 蜂女、ZOの蜘蛛女、サソランジン
5スレ目302氏: 蠍女
舞方雅人氏: 蜘蛛女 (加えて自サイトでサボテンバット、テレビバエ等を執筆されてる)
名無しIN大阪ドーム氏: 蜂女(ショッカーではなくジョッカーなので厳密には違うかも)
ちゃんぷるう氏: 女イソギンジャガー、バラランガ、アリキメデス、クラゲダール、ギリーラ
maledict氏: 蜂女

539 :名無しより愛をこめて:2008/05/28(水) 22:49:06 ID:81mwR6Hv0
>>538
ショッカー代理人氏はこうやってみると、なんともビミョーな怪人がお好みのようだな
それはそれで派手さはないがいぶし銀のような渋い輝きがあっていい。もっとやってくれ

それと、リストにmaledict氏のホヤスズメバチが入ってないのはオリジナル怪人だから?

あとちゃんぷるう氏はショッカーの女怪人の中で、ドクダリアンだけ書かれてなかったんだな
いっそ書いてくれないかな。本編の200歳の老婆とかじゃなく、絶世の美女を改造した
男を誘い寄せてそのまま捕食してしまうエロくて危険な毒花の女怪人とかいった設定で

540 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 00:20:07 ID:x/lnnZ0nO
540

541 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 13:49:29 ID:5zyfZfB20
25歳

三日間トップバリュ製品で過ごしたら食費が9000円も浮いた。
1週間でパンクしない自転車が買えるよ。
君もやってみなよ。

1日目 朝食 トップバリュヌードル 78円
     昼食 トップバリュヌードル 78円
     夕食 トップバリュヌードル 78円

2日目 朝食 トップバリュヌードル 78円
     昼食 トップバリュヌードル 78円
     夕食 トップバリュヌードル 78円

3日目 朝食 トップバリュヌードル 78円
     昼食 トップバリュヌードル 78円
     夕食 トップバリュヌードル 78円

飽きたら腐るほどある他のトップバリュ製品を買えばいいだけ。
バランスのよい食事でダイエットにもなる。
ジャスコお客様感謝デー マジでおすすめ。

http://www.aeon.jp/jusco/miyuki/

542 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 16:14:11 ID:pvFGClOz0
>>540>>541様 埋め立てご協力ありがとうございます。さようなら(w

一応、SSタイトルとURLのリストを作ってみました。次レスに貼ります。
ヘルマリオン祭りとそうでないものを分けるとか色々考えたのですが、
一応、著者別・著者の登場順・作品の順序は発表順で
機械的に並べました。あと、内容紹介文をちょっと書きかけたのですが、
つけきれず、全部につけていません。どうするかはまた考えましょう。

543 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 16:14:48 ID:pvFGClOz0
◆ネクス氏
「ブドウブツエンジェル(宇宙動物園シリーズ)2」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/18-23

◆蟻蜂フリーク氏
「野望教授 SSヘルマリオン」http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/39-68
「野望教授 SSヘルマリオン おまけ」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/82-89
「野望教授の孫」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/174-188
「謀略教授 SSヘルマリオンU」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/283-312
「クモと教授  SSヘルマリオンV」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/406-431

◆maledict
「『ディソルバー・サキ』第X話「砕かれた思い出」」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/112-150
「野望教授・妄想」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/159-162

544 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 16:15:49 ID:pvFGClOz0
◆ダイレン氏
「ディセイバーズ・エピソード1:地獄より生まれし天使」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/190-195
「ディセイバーズ・エピソード2:決意の翼」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/233-239
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/243
「ディセイバーズ・エピソード3:道の行き先」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/261-269
「ディセイバーズ・エピソード0:日常」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/314-315
「ディセイバーズ・エピソード4:愛を伝えに」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/381-389
「ディセイバーズ・エピソード5:暗雲の覚醒」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/443-453

◆ショッカー代理人氏
「カビビンガ」
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1210034400/339-359

545 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 16:17:05 ID:pvFGClOz0
URLが入ってると消費量が多くなるように思っていたんですが、2-3KBしか使いませんね。

546 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 16:26:46 ID:pvFGClOz0
ヘルマリオン祭りについての解説を書いてみたんですが…ちょっと長いですね。
--------
■ヘルマリオン祭について
maledict「デイソルバー・サキ」シリーズ、蟻蜂フリーク氏「教授」シリーズ、
ダイレン氏「ディセイバーズ」シリーズは、いずれも、
BeeF氏作「悪魔のドールファクトリー」という作品の後日譚として書かれています。
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b0%ad%cb%e2%a4%ce%a5%c9%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%d5%a5%a1%a5%af%a5%c8%a5%ea%a1%bc%28Prologue%29
http://wiki.livedoor.jp/onyakai/d/%b0%ad%cb%e2%a4%ce%a5%c9%a1%bc%a5%eb%a1%a6%a5%d5%a5%a1%a5%af%a5%c8%a5%ea%a1%bc%a1%ca%c0%df%c4%ea%bb%f1%ce%c1%a1%cb
BeeF氏は後日譚の「設定資料」のみを用意していたものの、本編を書く気はなく、
自サイトで、「代わりに書いてくれる人がいれば、喜んで設定一式をお譲りするのですが(笑)」
と冗談を言っていたのですが、それを真に受けたmaledictが9スレ目で後日譚の一編を
書いたのが発端で、その後他のSS作家たちも加わり祭り状態になりました。
設定等、相互に重なり合わない部分もあり、各作家の作品は
それぞれ平行世界のようなものだとご理解下さい。

547 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 16:51:59 ID:xHqaZgVw0
ショッカー代理人氏に御願いがあるのですが
今度、シュラキュラスを元ネタにしたSSを書いていただけないでしょうか?
前にどなたかリクエストしていたみたいですが、是非私も読みたいです。
よろしく御願いします。

548 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 17:15:42 ID:pvFGClOz0
書きかけの小ネタ一つ、埋め用にと書き上げました。投下します。
また物議をかもしそうな気もしますが、>>543でリンクを貼った
「野望教授・妄想」の続編、つまり蟻蜂様ワールドでの話を想定しています。
(もちろん、同じ世界のこととして認定して下さるかどうかは著者に一任します)

ソルジャードール一体が死んでいくシーンですが、
何マリオンかはあえて書きませんでした。ご自由にご想像下さい。
感じとしては、かつてのPRIME様の「悪女改造」に近いかもしれません。

549 :野望教授・妄想2(1/4):2008/05/29(木) 17:16:47 ID:pvFGClOz0
【戦場】
うぐ………はっ!…やだ!糸が、糸が切れちゃった!溶ける!溶けちゃうよ!
あわわわ、どうしよう。なんとか糸をつながないと…
ええと…ヘルマリオンばんざ…いけね、これを口にしたら元も子もないよ…
ああ、骸教授!後生ですからもういちど糸をつないで!あたしを
ヘルマリオンの忠実な人形に戻して下さい!お願い!お願い!!

……紗希?何よその目は?何か言いたそうね!
……そうよ!あたしは人間の自我を取り戻した。なのに、自分からもう一度
ヘルマリオンに戻ろうとしてる。
……分かってるわ。自分が何をしてきたか。何をさせられていたか。
そして、ヘルマリオンに戻るということが何を意味するか。承知の上よ!
お人形だったときは全然自覚してなかったけど、それがどんなことなのか、
今のあたしにはちゃんとわかる。分かった上で、あたしはヘルマリオンに戻りたいの!

……ああああ、溶け始めたよ……

…分かってるわ。あたしだって、幼稚園児の首をへし折ったり、
自分の弟みたいな男の子を引き裂いたり、そんな「任務」がどんなにおぞましいか、
ちゃんと思い出したわ。……でもね、でも、あたしは死にたくないのよ!
悪い?死にたくないって思っちゃいけないの?悪の怪人だから死ななきゃいけないの?
あたしはいやよ!何をやってでも生き延びたいの!

550 :野望教授・妄想2(2/4):2008/05/29(木) 17:17:59 ID:pvFGClOz0
…ふうん。そんな目で見るんだ。
…あんたに何が分かるのよ!そうよね。もとは同級生でも、あんたは正義の味方。
ご立派よね。世のため人のために戦ってるのよね。あたしといえば悪の組織の怪人。
たとえ生き延びても一生後ろ指を指され続ける。あの男の子たちの両親や、
あのとき悲鳴を上げていたあの子のお姉さんたちからね。

……あーあ、もう、こんなに溶けちゃった。悪あがきもここまでみたいね。
まあ、せいぜい、世界の平和を守ってちょうだい。地獄で待っtごぼごぼごぼ

551 :野望教授・妄想2(3/4):2008/05/29(木) 17:18:28 ID:pvFGClOz0
【アジト・改造手術室】
お、目覚めたようじゃな!
お前さんのけなげな願いは聞き届けられたぞい。
しかも、死ぬ直前の記憶情報をちゃんと再生できたのぢゃ。すごかろ?
大変だったぞい。お前さんの脳波を感知したものの、切れた糸のつなぎ直しなど
遠隔でできるもんではないからのう。衛星軌道から、x線やら核磁気共鳴やら、
あらん限りの手段でお前さんの脳を走査して、クローン再生体に
記憶情報を再インストールしたんじゃぞ。
国家予算分くらいの金が飛んでいったわい(…というのは大げさじゃがな。
まあ、恩は高く売っておいた方がいいからのう。ふぉっふぉっふぉっ)。
わしは忠実な部下は決して見捨てんのじゃ。

552 :野望教授・妄想2(4/4):2008/05/29(木) 17:19:11 ID:pvFGClOz0
さてと。それでは脳改造の準備を始めるかのう。脳改造が終わったら、
また幼稚園襲撃の任務を用意してあるぞい。お前さん、子供を殺すのが
何より好きだったからのう。わしからの快気祝いじゃ。
それからの、ようやく例の「フライトレコーダー」が完成したぞい。
早速お前に装備したからな。これで、丸一日分の記憶情報が常時
核爆発にも持ちこたえる強力なカプセル(…ってのはちと大げさじゃな。
まあいいわい。ふぉっふぉっ)の中にバックアップされるのじゃ。
これからは何回死んでも、すぐに再生できるぞい。
ああ、言うまでもないが、生き返るには大事な条件があるからの。
――ヘルマリオンへの忠誠じゃ。もしヘルマリオンに背いたら、
お前の命は永遠に失われるからな。その代わり、ヘルマリオンに
忠誠を誓い続ける限り、お前は永遠に生きられるのぢゃ。
あの忌々しいビーマリオンに何度やられてもへいちゃらぴーじゃわい。
それにの、何度か死んで生き返っているうちに、すぐ、
「死の痛み」とか「死の恐怖」とか、くだらぬ感情やら想像力やらは
麻痺していくぞい。そうなればお前さんはより一層完全な人形に近づくのじゃ。
うれしかろ?

脳改造の準備ができたようじゃわい。
…いかんのう。笑顔がひきつっておるぞい。もっと喜ばんかい!
わしが喜びの踊りを教えてやるぞい。
♪はああ、さても楽しや、人形天国、すからか、ちゃかぽこ、ちゃかぽこ、ちゃかぽこ
…どうした?腕の振りが甘いぞ。こうじゃ、こう。ほれ、もっと全身で
喜びを表現するのじゃ。♪すからか、ちゃかぽこ、ちゃかぽこ、ちゃかぽこ…
<了>

553 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 17:27:52 ID:pvFGClOz0
…以上、お粗末でした。あと20KBありますね。

上記SSですが、もとはと言えば、>>203で蟻蜂様が

>殺しちゃうのもったいないので。決着はmaledict先輩にお任せしちゃうつもりです^^

と、なんだかいやな役を回して来たのが着想の元です。
もちろん、自分は「ソルジャードールがサキに倒されていくのが基本フォーマットだ」
と言ってきましたが、だからといって死ぬシーンが好きというわけじゃないのになあ、と
複雑な思いでした(まあ、蟻蜂様も、当方が好きで書いているとまでは言っていませんが)。
…で、「ならばいっそ、蟻蜂様が創造したソルジャードールが死ぬシーンばかり
たてつづけに書いてやるかな」という、悪魔のような思いつきが一瞬浮かんだのです。
その後すぐ、一つにはユミちゃんの「癒し」の技を見て心が洗われたのもあって、
まあ、それはやめようと思ったんですが、そのときに思いついた上記のアイデアを、
「誰かは分からないとあるソルジャードールの死」という設定で書いて、
投下してみようと思い立ったのでした。…以上、蛇足失礼しました。

554 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 18:03:07 ID:1T6l987f0
>>maledictさん
乙ですw 
すいません、いやな役回りを押し付けたつもりはございません^^;
そこまで深読みされていたとは・・・・・^^;
おバカな私の戯言ぐらいに受け取っておいてください^^;

>「ならばいっそ、蟻蜂様が創造したソルジャードールが死ぬシーンばかり
  たてつづけに書いてやるかな」という、悪魔のような思いつきが一瞬浮かんだのです。

鳥肌立ちました(笑) でも、ダイレンさんのところでヒグラシちゃん、殺されちゃいました(TT)
そして、こっちのSSでは地位がドSキャラで存在感が増しているムカデちゃんまでも(笑)
maledictさんに殺されれば、蟻蜂製ソルジャーマリオンは本望でしょうw

私の世界観で見事に書き上げてくれてありがとうございます^^
ここまで書いてくださると、本当に私のSSを読みこなしてくださっているのが
分かりうれしく思います。

表現方法など、また勉強させていただきました^^
ありがとうございます^^

555 :ダイレン:2008/05/29(木) 18:10:09 ID:2CrhWBbSO
>maledictさん
乙です。あれ?どこかで見たような(ry

僕もソルジャードールを全て救えるわけじゃないと思うんですよね。それこそ生き返る方法が無い場合
由美ちゃんは決して完璧ではないんですよね……。人類のために戦うならば紗希の考えのが正しいんですよ

556 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 18:25:21 ID:1T6l987f0
「野望教授妄想の妄想」
【アジト ディーリング・ルーム】
「おい、カナブンマリオンよ。約80兆円ほど用立ててくれ」
「80兆円ですか?何とかやってみます」
「ホッホッホ、できないと決して言わないのが流石じゃの」
「マネーゲームのプロとしては当然です!ヘルマリオン万歳!
 しかし、どうなさったのですか?80兆円とは?」
「うむ、ヤブキリマリオンが戦死してのぉ〜その蘇生費用なのじゃ」
「なるほど・・・かしこまりました。お任せください。骸教授様」

<完>


557 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 18:27:57 ID:1T6l987f0
穴埋めに続けときました。すいません、改造ナシでw

>>maledictさん
とりあえず、ソルジャードールに名前付けときましたw


558 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 19:05:03 ID:a5DPjLIA0
モスキートマリオンとか、コックローチマリオン、アントマリオンとかいないかね?

559 :ダイレン:2008/05/29(木) 19:09:43 ID:2CrhWBbSO
>>558
アントマリオンやローチマリオンなんかは考えてましたが……

560 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 19:12:19 ID:LLpRnEno0
オベンジョコオロギマリオン

561 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 19:12:56 ID:1T6l987f0
>>558
『おにょこにょこ』を改造するとき使うネタでした(笑)


562 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 19:18:29 ID:a5DPjLIA0
可愛いおにゃのこをそういうグロい生き物と合体させるのがいいんじゃないかと思うんだがなぁ。
男をゴキにしてもつまらん。

563 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 19:37:45 ID:1T6l987f0
>>562
人それぞれでしょう?それはw

564 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 20:26:41 ID:pvFGClOz0
昨日ひとづてに聞いたネタなんですが、↓ここの「サワーズ」というグミのCM、最高です

ttp://www.nobel.co.jp/cm.php

右下の「カメカメ団」と、その前段階の「怪人カメカメ」をご覧下さい。
ヘルマリオン祭が一段落ついたら、次はカメカメ団祭ではないか、
という噂が飛び交っていました。
カメカメ団は年若き幼児が多数属していますが、どうですか、ダイレン様?(w

他にも、シークヮーサーのど飴あたり、微妙に怪人っぽくていいです

565 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 20:52:16 ID:1T6l987f0
あと14KBかぁ・・・・・

>>maledictさん
カメカメ団のカメ怪人見てスーパーマリオ思い出しちゃいました。

【アジト】
ホッホッホ、由美ちゃんとやらにファイヤーボール投げさせればどうじゃ?
ダイレンとやらw ホッホッホ 

566 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 21:56:48 ID:pvFGClOz0
>>536様のせっかくのネタ投下を途切れさせてしまって申し訳ありません

ショッカー代理人様におにゃのこ改造で作って欲しい怪人リクエスト
今のところ、

ゴキブリ男(ゴキブリ女)、ミミズ男(ミミズ女)、
蝙蝠男(蝙蝠女)、アリガバリ、ヒルゲリラ、シラキュラス(あたりの吸血orウィルス感染操り系)
シラキュラス

が出ています。(>>547様のシラキュラスははっきり「依頼」ですね)

自分は、未出怪人の中ではイソギンチャックが好きなのですが(あの口に食べられてみたい…)、
顔もついていないような怪人だからおにゃのこを改造してもあんまり楽しくなさそうですよね…

567 :名無しより愛をこめて:2008/05/29(木) 22:01:46 ID:zIhTqc1k0
>>566
きっしんのイソギンチャク女たん
ttp://delusionfox.h.fc2.com/illust/g-than06s02.jpg

568 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 22:18:34 ID:pvFGClOz0
>>565蟻蜂様
自分は、「デットン化した仮面ライダーシン?」って思っちゃいました

569 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/29(木) 22:20:25 ID:pvFGClOz0
>>567
いましたね!本家とこちらと、どちらに食べられたいかといえば、まあ、そりゃ…

570 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 22:23:25 ID:1T6l987f0
>>maledictさん
デットン(笑) その手もありますね〜(笑)
僕はあれから更に妄想が進み、西川先生を連想していますw



571 :ダイレン:2008/05/29(木) 23:27:59 ID:2CrhWBbSO
>蟻蜂フリークさん


とある国、とある町、とある未来………。世界はカメカメ団に支配されていた……
そんな中1人の少女は立ち上がった。彼女は赤い帽子、白いパンツを履いて戦い続ける。
ユミ「ファイヤーボール!!」

戦え!スーパーユミ!!


すいません。ヘルマリオン思考下でギャグは寒かったですね……埋めとしてのみ効果を許してください

572 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/29(木) 23:33:38 ID:1T6l987f0
【アジト】
ホッホッホ、そいつは「メット」じゃw
ファイヤーボールなど効かぬわ!w ホッホッホ


メットかぁ・・・書きつつ懐かしくなってしまった・・・・

573 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 02:03:06 ID:j1Zor7n20
>>571-573、ウけました
カメカメ団は、あの「シャキーン」がいいですよね

574 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 02:06:05 ID:j1Zor7n20
埋めネタ一つ。結局未だにわからないのですが、
BeeF様の言う「登場人物のネーミングは「人形」関係で統一してあります」の
元ネタ分かる方いますか?自分はわからないまま、ホリ・ヒロシとか、
四谷シモンとか、人形の九月とか(涙、ない知恵をしぼって
「人形関係」に合わせようとしてたんですが、肝心の元ネタがわからないので
「こーいうの」でいいのかどうかすら分からないままのです。
以下に登場人物の名前列挙しておきます。心当たりのある方、教えて下さい。

帆村みさき(本名:野々村紗希)
獅子堂大五郎
西村小夜子
舞島リカ
後藤結
御影(みかげ)綾香
相良ちさと
フィオナ・マクレガン
野々村紗耶
骸(むくろ)教授
プペロイド

このうち、プペロイドがドイツ語のPuppeに由来するというのは蟻蜂様の指摘のおかげで
わかりました。それと、上記の内、本編に名前が登場するのは野々村姉妹だけです。
スパイダーの小夜子さんも本編では名前が出ていません。ひょっとしてBeeF様の言う
「登場人物」に、設定資料のみに出てくる名前が含まれていない可能性はないでもないです。

575 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 02:10:15 ID:j1Zor7n20
埋めネタその2。これは自サイトの掲示板にも書いた(というかほとんどコピペ)なのですが、
ドイツ語の辞書でPuppeをひいてみたら、ちょっと面白いことを見つけたので報告しておきます。

die Puppe
〔注:発音記号と複数形等省略:maledict〕
【1】人形,操り人形;傀儡(かいらい);マネキン
Puppentheater人形芝居
Der Konig war nur eine Puppe.国王はただの傀儡にすぎなかった
[注:oは本当はオー・ウムラウト。oの上にちょんちょん:maledict]
【2】(口語)(美しい)若い女,かわい子ちゃん;恋人
【3】(動物)さなぎ

戦闘員ということで、なんとなく中年のおっさんのイメージがあったものの、
案外、【2】の意味をBeeFが意識していたなら、プペロイドも少女を
改造して作ってるのかな、などと想像が膨らみます。さらに、
【3】の意味ももし入っているとすると、プペロイドもやがて羽化して
ソルジャードールになることがあるんじゃないか、などと妄想が膨らみました。

576 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 02:19:04 ID:j1Zor7n20
>>554蟻蜂様
例えばダイレン様のムカデ先生みたいに必然性があってドラマチックな死に方なんて、
自分の構想ではなかったですよ。もう、なんの意味もなくただ、ばたばた死んでいくという…
…まあ、書かないでよかったです

SS、世界観と合っていたようで何よりです。名前まで付けてもらってありがとうございます。
ちょっと憎めない悪女キャラとして話を拡げるのもありかもしれませんね。
それこそ、お譲りしますよ(w

577 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 02:23:27 ID:j1Zor7n20
>>574訂正。「上記の内」は、「上記の女子高生の内」でした。
骸教授とプペロイドは名前出てます。
ただ、書いておいてなんなんですが、
骸教授は人形関係というわけじゃないんでしょう、多分。

578 :名無しより愛をこめて:2008/05/30(金) 03:03:42 ID:aRVCVahG0
>>574
「プペ」でググってみたんだけど、フランス語でも「プペ」は人形のことみたいだよ

579 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/30(金) 03:09:46 ID:pdyvQc2d0
>>maledictさん
ヤブキリさん、許可も出ましたので拡げてみたいですね(笑)
ダイレンさんが壮絶に殺してくれちゃったので、こっちではムカデさん、壮絶に
生かします(笑)

埋め用に私のSSの大局に関係ない部分でヘルマリオンネタ作ったのですが、どういうわけか
大作化しそうですw この前の「たかじん」の番組内での表現で、ちょうどいいのがあったので
お借りしますが、「焚き火が山火事になった」みたいな感じでしょうかw

なので、そのSSはあっちに投下したいと思います。ダイレンさんが時間かかるとのことでしたので、
ちょうどよいかも^^

580 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 03:37:56 ID:j1Zor7n20
>>578
へえ、と思ってちょっとひいてみたら、

poupee[注:左側のeにアクサンテギュ’]プペ は「人形」
pupeピュップ は「さなぎ」

で、どちらも上のドイツ語に当たる言葉なのではと思える語が別の単語でした
BeeF様はフランス語をよく使われてたし(「…さらわれて無理やり改造されたの。
今のわたしは、メルダンフェルの改造人間・蜂女!」とか)、発音もこっちの方が近そうなので、
こっちかもしれませんね。で、そうなると>>575の【3】は妄想確定っぽいです。ちょっと残念。

>>579蟻蜂様
「壮絶に生かす」ってなんかすごいですね(w

581 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 03:40:00 ID:j1Zor7n20
>>580のセリフ、「メルダンフェル」だけでよかったんですが、
どうしても書きたかったの前後も書いちゃいました。名ぜりふですよねえ

582 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/30(金) 04:14:34 ID:pdyvQc2d0
>>maledictさん
どうでもいいことですが、メルダンフェルが出てくる「叫喚の弾倉」は
自分が初めて読んだSSで、すごく思い出深いBeeF氏の作品ですw

レスに出していただいてありがとうございます。あの時の感動と興奮が・・・(笑)

583 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/30(金) 04:18:34 ID:pdyvQc2d0
私の中では、maledictさんの「奴隷生物シリーズ」と並ぶ名作です^^

maledictサン、久シブリニ、コチラノ新作ドウデスカ?(笑)

584 :名無しより愛をこめて:2008/05/30(金) 17:39:35 ID:YXtyf2b60
だったらみんな、メルダンフェルネタで書けばいいのに

Beefさんも別に怒ったりしないと思うよ

585 :蟻蜂フリーク ◆/sIh2XqTo2 :2008/05/30(金) 17:46:10 ID:pdyvQc2d0
>>584
あの作品はあの作品で完成完結してると思いますので、妄想だけで充分です^^


586 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 18:12:26 ID:j1Zor7n20
>>584
描かれていない、メルダンフェルの上司の警官が拉致改造されるシーンを妄想したものが、
実はホヤスズメバチの拉致シーンの原型だったりします。
ワンシーンものとして、いつか元々の原型に近い形で書いてみたいです。

残り6MBですが、3レス分SS投下します。間に合うかな?

587 :カメカメ団1(1/3):2008/05/30(金) 18:13:10 ID:j1Zor7n20
「ただいま。ふう腹減った。忙しくて昼飯食べそびれちまった」
「お帰りなさい。大変ね。食事の準備が出来てるわ」
「おお、ありがたい」
 妻の口調が妙に抑揚のない冷たさをはらんでいることに、
疲労しきった夫は気付いていなかった。

「お、ドンブリか!何だろうな♪親子丼かな?牛丼かな?…うっ」
ドンブリのフタを開け、我が目を疑う夫。
「なあ、なんだこりゃおい。なんでドンブリにあめ玉が…!?」
「あめ玉じゃないわ。それはグミです。○ーベル製菓のサワーズ」
「同じようなもんだ。何のつもりだ?」
「ふ、ふ、ふ、それはね、こういうことよ!」
妻はエプロンを脱ぎ捨て、エプロンのポケットに入れてあった
緑のベレー帽をかぶる。唖然とする夫。
その目元にはいつの間にか濃いアイシャドウが引かれ、
唇には鮮やかな緑色の口紅が塗られている。
全身を覆うのは薄緑色のレオタード。足には網タイツ。
両手両足には白いブーツ。腰には濃い緑のサッシュ。
全身を覆うレオタードはよく見ると半透明で、二児の母とは思えない
絶妙のプロポーションをもつ裸体を、怪しく薄緑色に染めている。
 怯えた夫は必死の思いで言葉を絞り出す。
「な、な、何なんだその姿は!」
「ふふふ。わたしは今日のお昼、そのグミを食べて
偉大なるカメカメ団の一員になったの。可愛い子供たちのおかげよ。
そしてあなたももうじきその一員になるの。
あ、この衣装なら心配ないわ。このCMはアダルトチャンネル専用よ」

588 :カメカメ団1(2/3):2008/05/30(金) 18:13:42 ID:j1Zor7n20
「な、何なんだそのカメカメ団というのは」
「カメカメ様に率いられた偉大なる集団よ。世界はやがて
カメカメ様と○ーベル製菓のものになるのよ」
「う、うわあああ」
 悲鳴を上げ、抜けかけた腰をなんとか踏ん張って、夫が逃げだそうとする。
「逃がすものですか!奈津子、亜希子、お父さんを捕まえて!」
 気付かぬ間に背後に忍び寄っていた愛児二人が両側から父を拘束する。
幼児とは思えぬ信じられない力。ふと、脇にいる愛児に目を向けた父は
再度悲鳴をあげる。
「ひいっ!何なんだお前たち、その体は!」
愛児奈津子と亜希子の皮膚は緑色に変色している。
「サワーズグミを口にした者はただちにカメカメ様への忠誠心に目覚める。
そして、食べ続けているうちに体もそんな風に変質していくの。
やがて、○ーベル製菓のお菓子以外受け付けず、○ーベル製菓の
お菓子なしには生きられない体になるわ。人々が○ーベル製菓の
お菓子だけを食べて生きる、理想社会が実現するのよ!」
「い、いやだ!そんな恐ろしい計画…」
「あらあら。あまり駄々をこねない。一口食べれば。それで済むんだから
いいわ、わたしか食べさせてあげる」
そう言うと妻は、包み紙に入ったままのサワーズグミを口に含む。
しばしの後、妻はそれを取り出すと改めて包装を解き、口にくわえる。
 夫の顔に相変わらず美しい妻の顔が迫る。カメカメ団の力なのか、
その妖艶さは以前の何倍にも増している。

589 :カメカメ団1(3/3):2008/05/30(金) 18:14:04 ID:j1Zor7n20
 体温よりも幾分高い温度のグミが、柔らかな唇と共に夫の唇に
押し当てられる。夫は懸命に抵抗しようとする。
「ひゃめろ…ひゃのむ、ひゃめてくれ、むぐ…」
だが、その抵抗の意志は見る見るしぼんでいき、夫は妻の妖艶な色香と、
そして妻の舌によって唇と歯ぐきの付近をうねうねと刺激し続ける
サワーズグミの怪しい味わいの虜になり始める。別の生きもののように
口元を刺激し続ける妻の舌とサワーズグミが、やがて夫の頑なな歯を
柔らかく開かせていく。今や夫は若き日の妻と始めて交わったときに劣らぬ
激しい欲情に支配され、口内に押し込まれていく柔らかい物体を
なすがままに受け入れ始めている。
 ――ああ、これが体に入ってしまったら、オレはオレでなくなってしまうんだ。
…だが、いいじゃないか。それはオレが、妻や、愛児たちと再び一つになれる
ということなのだ。多分、これまで以上に密接に。
 ふと、見たこともない生きもののビジョンが夫の脳裏に浮かぶ。
異形の亀の怪物。以前の彼であればそう感じたに違いのないその生きものに、
夫は強い美と圧倒的な忠誠心を感じ始めている自分に気づく。
 ――ああ、そうか、このお方が、このお方こそが…

<<シャキイーーーーン>>

<了>

590 :maledict ◆sOlCVh8kZw :2008/05/30(金) 18:15:09 ID:j1Zor7n20
以上お粗末でした。
ちょっと次スレの蟻蜂様のネタとかぶるかなあ、と
途中で気づいたんですが、まあ、埋めネタということで。

あ、奴隷生物、止まってますが書きかけてはいます。>>蟻蜂様。

それでは落ちます。

591 :名無しより愛をこめて:2008/05/30(金) 19:37:33 ID:YrE1UG4p0
埋めるわよ!
                         ,. -‐- 、_
             ,. -ァ'⌒ ̄`ヽ     _,. -─ァヘ  /      ヾ、
              / ,. -─ _,ノ.._ヽ,. _ィ ''   / /|!、/ /iヽ、     |i
         /  ,ィ ....::/::/ ,;;;;フ /    ,ィ  /! |!l,.イソ il ハ     l}
.        ,イ' // .::::/:::::::! ./ /  /   ,イ!   l:|Lリレ/ィリ l iト   j!
       / i / .::::::./:::::::::;: レ〃/  〃 .:/ ,イ|  ll j!  マl!l  | ハ /
       ,' |  .::: ,':::::::::::;rj/ l l : : :jl:: _,.レ!H-、|i |     〉  l  l /
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       l  l  :  ::::::::::リ/l ,ハ ,r, ::::|ハr「:ハノl ヽ ! ヽ _ノヽァソ::::/::/:リ
         レ  !  ::::::;イ/ !/ ! {ヽ、 i リ{o:::リ     /じ} /:::/:ソ::ノ
         !   i ::::::し! l/   \_,.ヾ   ̄     {ソ'ソ/_//
        ,'   | ::::::::!/  .::::::/::}ヽ      __ ' ´ /     
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i      ,.ィ / ..:::/: .::::::/  ..::::://      \ _,.. ィi:::!:|
ゝ、_  _,// / ..::〃::::::::/  ..:::::; '/!        ヽ:::::::l::::トl
. ヽ ニ -ァ / ..:::,' i::::::::/ ..::::;r' ./ |l        ';::::::l ハヽ、
    ,' i ..:::/::::!::::;r ..::::/::::/  !l         V/  |! ``ー'
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    ゝ| .:::i :::::;r ./.::::::::::/l   |_!    ',.      ', ヾ、
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