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歴代ライダー主人公が兄弟だったら4

1 :名無しより愛をこめて:2007/12/10(月) 23:09:22 ID:EB72ljT10
今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!

基本荒らしはスルー

初代の本郷猛が父
他昭和ライダーは叔父
平成ライダーは年齢順
FIRST・NEXTは従兄弟

長男 ヒビキ(31)
次男 雄介(25)
三男 真司(23)
四男 一真(22)
五男 翔一(21)
六男 総司(21)
七男 巧(18)
八男 良太郎(18)

前スレ
歴代ライダー主人公が兄弟だったら3
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1185289681/

前々スレ
歴代ライダー主人公が兄弟だったら2
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1166952481/

前々々スレ
歴代ライダー主人公が兄弟だったら
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1157728402/

83 :1/4:2007/12/20(木) 20:34:29 ID:EXE5PgHL0
ぴんぽーん
「はーい。どなたですかー?」
「えぶりわん、わが宿命のライバルとその兄弟たちよ!めぅるぃい・くりすむぁああす!!」

 玄関のチャイムに、宅配便でも来たのかと思いながら扉を開けた良太郎が対面したのは、直立したトナカイだった。
「喜べ。神に代わって剣を振るうこの俺が、お前たちに喜びを分けに来てやったぞ」
 扉を開けた姿勢のまま硬直した良太郎の肩を、トナカイ…の着ぐるみをきた神代剣がぽむ、と叩き
「邪魔するぞ。じい、いくぞ」
 そのまますたすたと中に入っていく。
「はいぼっちゃま。…失礼いたします」
 じいや―本名も年齢も未だ不明だが、誰も不便を感じてない―が、良太郎にひとつお辞儀をしてその後に続いた。
「本日は、ぼっちゃまが皆様に幸せをプレゼントするお手伝いをしに参りました。どうぞ、よろしく」
 じいやは…赤い三角帽子をかぶり、白いファーのついた赤いコートを着込んで。おまけに大きな…異常に大きな白い袋をひきずっていた。

「…一体何事だ」
 最初に口を開いたのは、総司だった。突然現れた、胸を張ったトナカイと控えめに斜め後ろに立つサンタクロースという、あまりといえばあまりの珍客にも
声に動揺の色はない。…その隣では、真司が吹いた熱い番茶を巧がもろにひっかぶる悲劇が起きていたりするのだが。
「何を言っている。12月といえばクリスマス!クリスマスといえばサンタクロースとトナカイ!決まってるじゃないか」
「い、いや、クリスマスにはまだ早いだろう!つか…ダリナンダアンタイッダイ」
「か、一真落ち着いて。言葉が変になってるよ。えと、剣君だっけ?」
 総司とは対照的に、わたわたわたと不審なコンビを指差す一真にやんわりと突込みを入れて、翔一はトナカイに向き合った。…ご丁寧に、鼻にはまっかで
まんまるいボールがちょこんと乗っかっている。
「クリスマスなら、25日じゃない?イブなら24日」
 ちなみに、兄弟の家のカレンダーには、24日に赤で印がつけられている。パーティを開く予定なのだ。トナカイは勝ち誇ったように不敵に笑った。
「ふふん。24日は、愛しのミサキーヌとデートをすることになったのだ。一緒に映画を見て遊園地に行って、最後はきれいな夜景を見ながら食事…ああ
わが美しきミサキーヌ!俺はもうその日が楽しみで楽しみで仕方がない!!」

84 :2/4:2007/12/20(木) 20:35:25 ID:EXE5PgHL0
「ぼっちゃま、よろしゅうございましたなあ…じいもうれしゅうございますぞ!」
 隣でサンタクロースがむせび泣く。それを見て、雄介がにっこり笑って右手の親指を立てて言った。
「おめでとうトナカイ君。クリスマスデート、ロマンチックで良いじゃない」
「楽しいデートになるといいねえ」
最初の一瞬こそ呆然としていたヒビキが、雄介の後を受けてにっこり笑う。
「ありがとう、わが宿命のライバルの兄たちよ。……で、だ。この幸せを一人で味わうのはノブレスオブリージュに反すると思ってな。
お前たちにおすそ分けしようと思ってきたわけだ」
 すばらしい、さすがぼっちゃまディスカビル家の当主にふさわしい行いを、とさらに目頭にハンカチを当てるサンタクロースを横目に見ながら、
今まで(画面の外で)しこたま巧に怒られていた真司が思いっきり眉尻をさげて言った。
「だからって何でそのカッコになるんだよ?」
「だから12月だからだと言ったろう。じいやに橇を牽かせるわけにはいかないからな、俺がトナカイになったのだ」
「…ちょっと待て。お前まさか…」
 トナカイ―神代剣は巧を正面から見据えて、右の人差し指を天に向けた。…着ぐるみの手はミトン状態だったのでただ挙手をしているようにも見えるのだが。
そして高らかに宣言した。
「俺は、橇を牽くことにおいても頂点に立つ男だ」
 どうやら、じいやを乗せた橇を牽いてうちまできたらしい。

「…あ、あの…その袋にはなにが…?」
 玄関で硬直していた良太郎がようやく居間に戻ってきて、微妙な沈黙の時間が終わった。
「あ。そういえば喜びだか幸せだかをくれるっていってたっけ」
 雄介の言葉に、総司がぼそっとつぶやいた。―変なものもってきたなら叩き出すぞ。…一真は、聞こえなかったふりをすることにした。
「ああ。まず、ミサキーヌが承諾してくれた嬉しさの勢いで俺が編み上げたマフラーや手袋や帽子。喜んでつかうがいい。暖かいぞ」
「…無駄にあつそうだな」
 巧の突込みも耳に入らないといった様子で、巨大な袋からマフラーや手袋などを次々に取り出していく。

85 :3/4:2007/12/20(木) 20:35:59 ID:EXE5PgHL0
「次に、じいが作ったスペシャルクリスマスメニューの数々だ!旨いぞ」
「おお!これはすばらしい!あなたの料理をいただけるとは!」
「いえいえ、私などの料理で、坊ちゃまの皆様を喜ばせたいという気持ちにこたえることができるかどうか、甚だ不安なのですが。
ぜひ、皆様に召し上がっていただきたいと思いまして」
 総司が彼らしくもない大きな歓声を上げ、それにじいやが謙遜している間にも剣は次から次へと料理の皿を並べていく。
「…おい。どれだけでてくるんだ?」
「ローストターキー、シーザーサラダ、フライドポテト、コンソメスープ、舌平目のムニエル、カナッペ…まだあるの?」
「っていうか、どうなってるんだろうあの袋」
 兄弟たちがひそひそと話し合っている間に、ワイングラスにシャンパン、ジュースまで出てきてすべてテーブルに並べられる。
もうすっかりパーティー当日状態だ。
「…ことしはクリスマス2回やることになりそうだねぇ」
 妙に感心したようにヒビキが首をかしげたときに、剣が得意そうな声で兄弟たちを見た。
「ふふん。俺を誰だと思っている。神に代わって剣を振るうトナカイだぞ」
 なりきっているようだ。総司が珍しく沈痛な顔で眉間を押さえた。トナカイは壁の時計を見てひとつうなずいた。
「そろそろ時間だな」
「え?」
「今度は何が出てくるんだ」
と、巧が呆れかえった声で言い終わる前に…

86 :4/4:2007/12/20(木) 20:36:36 ID:EXE5PgHL0

「こんにちはー。お招きありがとうございまーす」
「ところで、招待状には書いてなかったんですが何のパーティですか?」
 廊下からひょっこりと顔を出したのは、明日夢と睦月だった。それだけではない、加賀美や啓太郎、草加や蓮や氷川や始や天音や可奈たち…友人知人らが、
ぞろぞろと居間に入ってくる。
「ちゃーす!」
「やっほー、久しぶりだねー」
「こんにちは」
「ヒビキさーん、旨いメシ食えるって聞いてきましたー」
「ふん…たまたま暇だったからな、来てやったぞ」
 口々に挨拶や軽口をたたきながら入ってくるその光景に、思わず唖然とする兄弟。どうやら、このトナカイは招待状まで配りまわってきたようだ。時間にあわせて
サンタじいやが勝手に玄関を開けて大勢の客を招きいれたらしかった。
「なななな…」
「どうだ驚いただろう!」
 赤い鼻のトナカイは、両手を腰に当ててふんぞり返った。
「お前たち、昔はばらばらに暮らしていたそうだな。やっと一緒にいられるようになった今、毎日が大切な記念日みたいなものだろう」
「お、いい事いうねトナカイ君」
 ヒビキが嬉しそうに兄弟たちを見回した。雄介もトナカイに右手の親指を立てて言った。
「なるほど。トナカイ君のシアワセと、俺たちの記念日をあわせて祝えば…これがふさわしい、ってわけだね」 
「ああ。本当の聖なる夜には、兄弟姉妹でむつまじく過ごすも良いだろうが…この神に代わる男が今日与えるプレゼントは、コレが一番ふさわしかろう」

「兄弟とはいえ、お互いを手伝うことができない、ばらばらの敵にそれぞれ立ち向かわねばならないお前たちに、神に代わって剣を振るう男がこのにぎやかな時間を
プレゼントだ。……これが俺のミサキーヌへの愛のおすそ分け、おれのノブレスオブリージュだ!」
 
 トナカイは仁王立ちになって得意げに高笑いし…そのまま派手に後ろにひっくり返った。


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