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歴代ライダー主人公が兄弟だったら4

1 :名無しより愛をこめて:2007/12/10(月) 23:09:22 ID:EB72ljT10
今までの仮面ライダー登場人物全員でほのぼの行こう!

基本荒らしはスルー

初代の本郷猛が父
他昭和ライダーは叔父
平成ライダーは年齢順
FIRST・NEXTは従兄弟

長男 ヒビキ(31)
次男 雄介(25)
三男 真司(23)
四男 一真(22)
五男 翔一(21)
六男 総司(21)
七男 巧(18)
八男 良太郎(18)

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歴代ライダー主人公が兄弟だったら3
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1185289681/

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歴代ライダー主人公が兄弟だったら2
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1166952481/

前々々スレ
歴代ライダー主人公が兄弟だったら
http://tv7.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1157728402/

67 :1/4:2007/12/17(月) 22:51:15 ID:nBxkbXRT0
「侑斗ー。今からまた野上のお兄さんに野菜もらいに行こうと思うんだけど…」
 雲ひとつない晴天の公園。巨大な野菜かごを背中に背負いながら、デネブは後ろを振り返って声をかけた。
「しいたけはいらないからな」
 間髪いれずに返ってくる答え。土管の中で寝そべったまま、こちらを見もしない。
「もう、そんなんじゃいつまでたっても好き嫌い直らないぞ」
「うるさい、直らなくていいんだよ」
「まったく、侑斗はお子様なんだから…ってそうじゃなくて」
 口を尖らせて開き直る侑斗に、デネブはひとつため息をついて…言いたいことが違うことに気がついた。
しいたけをもらってきて良いかどうかを聞きたかったのではない。そもそもしいたけは野菜ではないし。
「一緒にいかないか?お兄さんたちも会いたがっていたぞ」
「行かない」
 これまた即答。
「で、でもいつもお世話になってるし…野上だって」
「行かないって言ってるだろ!」
 キッとにらみつけて、侑斗は勢い良く立ち上がりかけて…
  ごん!
 思いっきり脳天をぶっつけた。
「…〜〜〜〜っっ」
「わあ!侑斗だ、大丈夫か?」
 慌てて駆け寄るデネブに、侑斗は頭を抱えてしゃがみこんだまま、ぽつりと言った。
「…言っただろ。つらいのは忘れられる側だけじゃないって」
 
 今を一生懸命生きてれば、たとえ明日はなかったとしても昨日は残るから

「あ…」
 思わずその場で固まった。他人の、記憶を、経験を…時を、奪い取ってしまった瞬間の痛みがよみがえる。
 あの娘にとって、自分が恋心を抱いた相手にマフラーをかけてもらったことなど、夢物語ですらないのだ。
 …そして忘れられたまま、マフラーはあの海岸に。

68 :名無しより愛をこめて:2007/12/17(月) 22:51:53 ID:nBxkbXRT0
背負ったかごを、背中からおろして両手で抱えながらデネブはしゅんと小さくなった。しょげた頭をかごにつっこんで
「あ、あの…ご、ごめん。忘れてたわけじゃ…なかったんだけど…」
「…ばーか」 
 侑斗は、頭を抑えながら立ち上がって…一言毒づいた。
「ほら、行くなら行って来い。なんか野上に借り作るみたいでヤだけど、お前に憑依されて勝手な事されるよりはマシだからな」


 じゃあ、行ってくる。そういって野菜かごを背負ったデネブが歩いていくのを見送って、侑斗は土管に寄りかかって空を仰いだ。
今の会話を頭の中で反芻する。そして、小さく息をつく。
「…そうなった時、野上が変にパニくらなけりゃいいけど」
 すでに、侑斗は良太郎の兄弟姉妹の数人に会ってしまっている。良太郎が言うには、それでもこれが全部ではないそうだが(いったい何人いるんだ!)
自分はしっかりと彼らの記憶に残っている。その知人友人も含めれば、侑斗の良太郎方面の知り合いはかなりの数になる。
 それらの記憶から一斉に侑斗の存在だけが抜け落ちたなら…。
 特異点であるがゆえに、歴史が変わる瞬間、つまり人の記憶が改変される瞬間を認識してしまう良太郎の受けるダメージは多大なものとなるだろう。
 ―…愛理のときは、「絶対思い出すと思う」と信じてはいたが―。
「…ち。やっぱり顔を合わせたのは失敗だった」
 こんなことで戦いをもたつかせるわけには行かないのに。…これがまたそろいもそろって人懐こいのや世話焼きがそろった兄弟で、初めて会ったときから
やたら振り回されてしまったのだ。おかげでつながりがどんどん強くなってしまった。侑斗が後悔に憮然とした時だった。
「あ!こんにちは!」
「!?」
 不意にあがった屈託のない少女の声にぎょっと周りを見回す。そこには、セーラー服を着た美少女がにこにこして立っていた。
「侑斗さん、みーつけたっ。デネブさんはいないんですか?」
「え、え?」
 人違いかと思いっきりわたわたと周りを見渡しなおし、自分の名前とデネブの名前まで呼ばれた事を思い出して、慌てて少女の顔を見直す。

69 :3/4:2007/12/17(月) 22:52:42 ID:nBxkbXRT0
「え、あ、たしか…」
「はーい!天道樹花でーす!良太郎おにーちゃんがいつもお世話になってます」
 ぺこり、とお辞儀をされて思い出した。良太郎の妹の一人だ。とは言っても、妹が何人いるのかも知らないが。
「……ああ。じゃあ」
 適当に返事をして、踵を返す。この子ともあまり仲良くなるわけには行かない。そう思って一歩踏み出す。その瞬間。
「あの、侑斗さん。またデネブさんと一緒にうちに遊びに来てくださいねー!お兄ちゃんたちもみーんな待ってまーす」
 後ろからの声に、苦虫を噛み潰したような顔になって、侑斗は歩を早めた。その背に向かって、なおも樹花の声が追いかける。
「おばあちゃんが言っていました」
「は?」
 侑斗の足が止まる。振り向くと、セーラー服の美少女は、右手の人差し指を天に向けて高々と掲げていた。そういえば『天の道を行き』の妹でもあるわけだ。
「絆とは決して切ることのできない心のつながり、と」
 樹花は右手を下ろすと、たたたっと侑斗のそばまで駆けて行きにっこり笑っていった。
「明日がなくたって昨日がなくなったって…『今』の絆はちゃんとここに残ってるんですよねっ。」
「……!!」
 愕然とする侑斗に、ぺこりと頭をさげて樹花は
「えらそうなこと言っちゃってごめんなさい。…じゃあ、これで失礼しまーす」
と数歩駆けて…またこちらに振り向いてぶんぶんと手を振った。
「絶対遊びに来てくださいねー。みんなまってまーす!」

70 :4/4:2007/12/17(月) 22:56:46 ID:nBxkbXRT0

「あいつら…あんな普通の子にまで知らせてるのか」
 思わず口を付いて出た怒りの言葉に、思わぬ声で答えが返ってきた。
「いや。樹花ちゃんは賢い子だからね。良太郎達がこっそりしゃべってる断片で、状況を推測したみたいだ。…でも、ごめんね。うかつだった」
 声の主は、件の兄弟の長兄、ヒビキ。
「……神出鬼没兄弟だな」
「どうも、鍛えてますから。でも、さ。樹花ちゃんが言ってたこと、考えてみてくれるとうれしいかな」
「……」
「いつでもおいで。おデブちゃんといっしょに。皆で『今』を過ごすのも…悪くないよ。じゃ、ね」
 しゅっ、とおなじみの挨拶をして…ヒビキは去っていく。
 
 そして、残された侑斗は…しばらくその場で考えことをし、ちょっと悩んだ後に。
 デネブがかごを担いでいった方向に向かって歩き出した。




二つ目の題名欄に2/4って入れ忘れましたがな(´・ω・`)
それにしても、今回初めて地の文入れてみたけど、自分の文章構成能力と、書きたい場面がなかなかマッチングしなかったよorz

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