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仮面ライダーバトルロワイヤル Part5

1 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 22:43:54 ID:X0wJr1D/0
ある者は誰かの為の贖罪を。
ある者は不老不死の悲願を。
そしてある者は己の正義を。

互いの信念、願いを賭けて争うライダー、怪人、そして何の力も持たない人間達―――

―――その結末は、遥かに遠い霧の中。

まとめサイト
http://home.att.ne.jp/kiwi/verde/brindex.htm
ライダーロワ用したらば掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9061/

前々スレ:仮面ライダーバトルロワイヤル3
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1173979663
前スレ:仮面ライダーバトルロワイヤル4
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1178709916/
避難所:試験投下、修正など書き手がメインに使う場所
http://yy47.60.kg/test/read.cgi/sfxjirou/1168665692/
仮面ライダーバトルロワイアル総合スレ
感想、毒吐き、キャラ紹介、荒れそう(叩かれそう)な話題等、書き手読み手の総合交流所
http://yy47.60.kg/test/read.cgi/sfxjirou/1169859703/

2chパロロワ事典@wiki
http://www11.atwiki.jp/row/


2 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 22:46:58 ID:X0wJr1D/0
―――不幸にして幸運なる参加者達をここに記す。

【555】3/5
○乾巧/○草加雅人/●園田真理/○影山冴子/●北崎
【カブト】4/5
○天道総司/●加賀美新/○日下部ひより/○矢車想/○神代剣
【ブレイド】2/5
●剣崎一真/●橘朔也/○上条睦月/○キング/●伊坂
【龍騎】3/5
●城戸真司/○秋山蓮/○北岡秀一/○浅倉威/●佐野満
【アギト】4/5
○津上翔一/○氷川誠/○小沢澄子○/木野薫/●水のエル
【RX】4/5
○南光太郎/○霞のジョー/○シャドームーン/●グランザイラス/○ジャーク将軍
【響鬼】2/5
●日高仁志/●佐伯栄/●財津原蔵王丸/○安達明日夢/○天美あきら
【ZO&J】5/5
○麻生勝/○瀬川耕司/○望月博士/○ガライ/○ドラス
【ストロンガー】2/5
○城茂/●岬ユリ子/●立花藤兵衛/○ジェネラルシャドウ/●マシーン大元帥
【V3】1/5
●風見志郎/○結城丈二/●珠純子/●ドクトルG/●ヨロイ元帥
【ジョーカー】
○相川始/○リュウガ

残り―――29名

3 :訂正:2007/06/07(木) 22:48:04 ID:X0wJr1D/0
―――不幸にして幸運なる参加者達をここに記す。

【555】3/5
○乾巧/○草加雅人/●園田真理/○影山冴子/●北崎
【カブト】4/5
○天道総司/●加賀美新/○日下部ひより/○矢車想/○神代剣
【ブレイド】2/5
●剣崎一真/●橘朔也/○上条睦月/○キング/●伊坂
【龍騎】3/5
●城戸真司/○秋山蓮/○北岡秀一/○浅倉威/●佐野満
【アギト】4/5
○津上翔一/○氷川誠/○小沢澄子○/木野薫/●水のエル
【RX】4/5
○南光太郎/○霞のジョー/○シャドームーン/●グランザイラス/○ジャーク将軍
【響鬼】2/5
●日高仁志/●佐伯栄/●財津原蔵王丸/○安達明日夢/○天美あきら
【ZO&J】2/5
●麻生勝/●瀬川耕司/●望月博士/○ガライ/○ドラス
【ストロンガー】2/5
○城茂/●岬ユリ子/●立花藤兵衛/○ジェネラルシャドウ/●マシーン大元帥
【V3】1/5
●風見志郎/○結城丈二/●珠純子/●ドクトルG/●ヨロイ元帥
【ジョーカー】
○相川始/○リュウガ

残り―――29名

4 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 22:48:46 ID:X0wJr1D/0
ルールは唯一にして絶対―――自分以外は全て敵である。皆殺しにしろ。

【能力の制限について】
超人的なプレイヤーは能力を制限される。 また、超技術の武器についても同様である。
※体術や技術、身体的な能力について:原作でどんなに強くても、現実のスペシャリストレベルまで能力を落とす。
※魔法や超能力等の超常的な能力と超技術の武器について:効果や破壊力を対個人兵器のレベルまで落とす。
不死身もしくはそれに類する能力について:不死身→致命傷を受けにくい、超回復→高い治癒能力
変身制限時間は10分。解除後2時間変身不可。(オルフェノク・上級アンデッドを含む)
トレーラー以外の乗り物は全て使用不可。一般の車などは可。
リモートによる復活は10分のみ。その後カードに戻る。
ディスクアニマルの活動範囲は半径100mまで。
契約モンスターの活動時間は1分。その後2時間は使用不可。
神崎の目的は優勝者の命を捧げての妹の復活(描写あると良いかも)
首輪により能力が制限(別記参照)されている。
変身アイテムの支給は本人以外不可。物理的に可能ならば、一般人が既存の変身アイテムを使うことは可能
(例/明日夢がカイザ等)

【首輪と禁止エリア】
参加者は全員、神崎によって首輪を取り付けられている。
首輪の爆弾が発動すると、その参加者は死ぬ。
この首輪は参加者の生死を常に判断し、神崎に参加者の生死と現在位置のデータを送っている。
また、参加者には説明されないが、実は盗聴機能があり音声・会話は全て筒抜けである。
首輪が爆発するのは、以下の条件の時である。
・定期放送で指定した禁止エリア内に、参加者が入ったとき。(首輪が自動で爆発)
・首輪を無理やり取り外そうとしたとき。(〃)
・一週間で、一人も死者が出なかったとき。(全員の首輪が一斉に自動で爆発)
・参加者が、神崎に不利益な行動をとろうとしたとき(神崎本人がスイッチを押すことで、手動の爆発が可能)

【放送】
放送は6時間ごとに行われる。
放送内容は「禁止エリアの場所と指定される時間」「過去6時間に死んだキャラ名」「残りの人数」 禁止エリアは一度の放送で3区画ずつ(2時間ごとに1区画ずつ)増えていく。

5 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 22:49:40 ID:X0wJr1D/0
―――これは、物語を記す者の為のルールである。

・予約
 キャラ被りを防ぐため、自分の書きたいキャラクターを予約することができます。
期間:予約当日から1週間。予約期間後は、他の人が投下してもOKです。
途中報告:2〜3日目に1回と、5〜6日目にもう1回、進行を報告してください。
予約しなくても投下することはできますが、その際は他に予約している人がいないか十分に確認してから投下しましょう。
また、ひとりリレーを防ぐため、投下した書き手は投下終了から二十四時間一切予約禁止、
投下作品に出たキャラは更に百二十時間禁止
・トリップ
 投下後、作品に対しての議論や修正要求等が起こる場合があります。
 書き手は必ずトリップをつけてください。
・投下宣言
 投稿段階で被るのを防ぐため、投稿する前には必ず議論スレで 「投下します」 と宣言をして下さい。
  いったんリロードし、誰かと被っていないか確認することも忘れずに。
・キャラクターの参加時間軸
 このロワでは登場キャラクターがいつの時点から召集されたかは「そのキャラクターを最初に書いた人」にゆだねられます。
 最初に書く人は必ず時間軸をステータスにて明言してください。ステータスについては下記。
・ステータス
 投下の最後にその話しに登場したキャラクターの状態・持ち物・行動指針などを表すステータスを書いてください。
 テンプレは↓

【キャラクター名】
【○○日目 現時刻】
【現在地】
[時間軸]:ここはキャラの登場時間軸。できるだけわかりやすく
[状態]:(ダメージの具合・動揺、激怒等精神的なこともここ)
[装備]:(武器・あるいは防具として扱えるものはここ)
[道具]:(ランタンやパソコン、治療道具・食料といった武器ではないが便利なものはここ)
[思考・状況](ゲームを脱出・ゲームに乗る・○○を殺す・○○を探す・○○と合流など。
 複数可、書くときは優先順位の高い順に)

6 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 22:50:22 ID:X0wJr1D/0
最後に、このスレについての基本的なルールを告げる。

第1条/キャラの死、扱いは皆平等
第2条/リアルタイムで書きながら投下しない
第3条/これまでの流れをしっかり頭に叩き込んでから続きを書く
第4条/日本語は正しく使う。文法や用法がひどすぎる場合NG。
第5条/前後と矛盾した話をかかない
第6条/他人の名を騙らない
第7条/レッテル貼り、決め付けはほどほどに(問題作の擁護=作者)など
第8条/総ツッコミには耳をかたむける。
第9条/上記を持ち出し大暴れしない。ネタスレではこれを参考にしない。
第10条/ガイドラインを悪用しないこと。
(第1条を盾に空気の読めない無意味な殺しをしたり、第7条を盾に自作自演をしないこと)

―――以上だ。さあ、語るべき言葉を持つ者は書き連ね、持たぬ者は読み進めるがいい。
―――それのみが、この冷酷な世界を動かす力なのだから。

7 :平山:2007/06/07(木) 22:55:55 ID:sTibMoAQ0
それでもあえて、私はこう言いたい。
仮面ライダーは負けない。

「英雄は絶対に死なない。英雄は風のように現れて、
嵐のように戦って、そして必ず朝日と共に帰ってくる」

8 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 23:01:30 ID:BAwvNF6kO
スレ立て乙!
と言いたいところだが、ZO&Jが…

9 :名無しより愛をこめて:2007/06/07(木) 23:08:42 ID:X0wJr1D/0
すいません、途中で気づいて、>>3に訂正しました

10 :作田:2007/06/07(木) 23:25:10 ID:5YTj/Q5vO
仲間に入れてきださい

11 :最訂正:2007/06/07(木) 23:43:09 ID:X0wJr1D/0
―――不幸にして幸運なる参加者達をここに記す。

【555】3/5
○乾巧/○草加雅人/●園田真理/○影山冴子/●北崎
【カブト】4/5
○天道総司/●加賀美新/○日下部ひより/○矢車想/○神代剣
【ブレイド】2/5
●剣崎一真/●橘朔也/○上条睦月/○キング/●伊坂
【龍騎】3/5
●城戸真司/○秋山蓮/○北岡秀一/○浅倉威/●佐野満
【アギト】4/5
○津上翔一/○氷川誠/○小沢澄子○/木野薫/●水のエル
【RX】4/5
○南光太郎/○霞のジョー/○シャドームーン/●グランザイラス/○ジャーク将軍
【響鬼】2/5
●日高仁志/●佐伯栄/●財津原蔵王丸/○安達明日夢/○天美あきら
【ZO&J】2?/5
●麻生勝?/●瀬川耕司/●望月博士/○ガライ/○ドラス
【ストロンガー】2/5
○城茂/●岬ユリ子/●立花藤兵衛/○ジェネラルシャドウ/●マシーン大元帥
【V3】1/5
●風見志郎/○結城丈二/●珠純子/●ドクトルG/●ヨロイ元帥
【ジョーカー】
○相川始/○リュウガ

残り―――29?名

麻生は死んだか微妙でしたorz

12 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 00:22:20 ID:9CEk2qM/0
>7
だよな。仮面ライダーが負けるわけないさ。
きっと本郷が何とかしてくれる。出てないけど。

13 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 00:30:32 ID:I9k7i1rEO
本郷や一文字じゃオーディン所かドラスも難しいだろ

RX出演時の二の舞が関の山

14 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 01:17:29 ID:BBjQcM8lO
しっかりと伏線をはった上でちゃんとしっかりとした理由付けすれば外部からライドロンに乗ってRXが救出にきても問題無いのがロワ
伏線と理由付けが異常なまでに大変だろうが

15 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 01:47:10 ID:m0haONEU0
そういやこのロワでのRXの進化はあるのだろうか?
ルールで決めたんだっけか

16 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 07:31:32 ID:/H85oidpO
RXが本気出せばロワなんて即終了だろ。
バイオやロボが時空を超えて現れるような奴だし。

17 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 09:24:31 ID:xnSHG2ahO
もう ほとんどのキャラが本気出したら終わるだろうなぁ…

18 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 12:17:43 ID:I9k7i1rEO
まだ第二放送だってのにもう終盤みたいな流れだしな…

19 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 13:21:11 ID:/H85oidpO
つうかドラス強すぎない?
あと、死んだキャラって色んな時間軸から来てるみたいだけど当人が死んだらその後の未来が消滅しちゃうんじゃないか?

20 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 13:37:54 ID:xnSHG2ahO
僅かな変化だけでも世界は増えるからな


21 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 17:04:52 ID:Z5nLonkkO
強い理由あるし、拡声器フラグたててフルボッコ決定状態だし別にいいだろ。

22 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 19:14:51 ID:6ZDIWUUTO
携帯からだから上がっちゃうけどスマン。


ドラスの中に麻生がいるっていうのがどう転ぶか楽しみ。
草加は全然構わず闘えそうだけど。

ジャーク組とかもドラスの発言聞いたわけだし、天道救出組以外のこれからの動きが気になります。もしかしたら生存者全員が集まりそうだし。



23 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 19:54:51 ID:XPpBC7x20
俺も、制限緩んだとはいえハイパーカブトとオーガなんつー最強級の攻撃受けてピンピンしてるってのは思ったな。

あれで大したダメージないなら、他の強化手段ないやつらはどうしようもない気がする。



24 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/08(金) 20:02:20 ID:eLaZ43bD0
一時投下に状態表の修正版を投下しました。

上城睦月、ガライ、ジャーク将軍、ジェネラルシャドウ
予約します。

25 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 20:13:00 ID:9CEk2qM/0
>14
ハイパーゼクターで脱出した天道たちが開いた「時空の穴」から
ライドロンに乗った28話辺りのロボライダー、ライドロンに乗った最終回辺りの
バイオライダー、さらにはロードセクターに乗った最終回前のBLACKが現れる超展開ってのは?

登場時の台詞は「RX、過去のお前がいなければ、現在の俺達の世界も消滅する。俺達は一心同体だ!」
それを見て絶望する神崎の顔。まさにロワ史上、ぶっちぎりの超展開だと思うが。

26 :名無し:2007/06/08(金) 21:06:32 ID:jMyX+oL+O
僕も仲間に入れろ!

27 :名無しより愛をこめて:2007/06/08(金) 21:45:34 ID:mrnuCSzZO
>>24
新作、楽しみにしています!

28 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:08:41 ID:C7VTp9Zp0
上城睦月、ガライ、ジャーク将軍、ジェネラルシャドウ投下します


29 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:09:23 ID:C7VTp9Zp0
 黒い外壁を降りていき、歓喜に身体を躍動させる魔人が一人。
 白いタイツとマントは焼け焦げ、血管の浮き出た不気味な顔。
 耳まで裂けた唇、普段は冷徹な瞳は狂喜が浮かんでいた。
 右手に持つ剣の赤い刀身が、太陽の光を不気味に反射する。
 透明なカプセルに包まれた顔は前だけを向いて、疾風のように駆け降りていく。
「クククク! この剣の錆びになりたいのはどいつだ!!」
 答えは返らないが、もともと求めてはいない。
 そのまま市街地へ跳ぼうとしたところ、一陣の風がシャドウを撫でた。
 動きがピタリと止まる。この風、自然に生まれたものではない。
「もしかして、俺と戦ってくれるのか!」
 シャドウは期待を抱き、踵を返す。再び、外壁を崩して石だらけの壁に囲まれた内部へと侵入する。
 またも、風がシャドウを導く。迷わず、脚を進めた。
 今の彼には全力を出せないこと、ストロンガーの言葉の意味、全てがどうでもよかった。
 剣の力を味わいたい。その欲望に支配され、彼は進み続ける。
 やがて、一つの部屋に入ったとき、ガコッという音が鳴って入り口が閉まった。
 四方を壁に囲まれているが、彼の剣はたとえ全力を出せないとしても、物を言わぬ石壁を破壊するのに問題はない。
 あっさりと壁を切り開くと、クリアケースに守られているカードが現れた。
「ジョーカーが使うカード。こいつと同じ類か」
 自分の持つ、ハートの10、J、Q、Kを見つめる。誰がここに自分を呼んだかは知らないが、このカードはジョーカーと対決するときに必要になる。
 シャドウは無造作に、クラブのQとKに触れた。


「ここはどこだ?」
 色を失ったような世界に、シャドウは突っ立っていた。
 警戒心も露に周囲を見渡す。迂闊だった。罠かもしれないのだ。

30 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:10:05 ID:C7VTp9Zp0
 剣の魅力に惑わされていた事を自覚する。今の自分は全力が出せない。
 冷や汗が流れ、これではストロンガーを笑えないなと自嘲する。
 そんな彼の前に、やがて男女の人影が現れた。
 いつの間に?と疑問を持ちながら剣に手をかける。しかし、着物のような民族衣装を着た男は右手で彼を制した。
 青いターバンの下の顔は幾らか年齢を重ねている。落ち着いた柔和な雰囲気で、普通の人間なら警戒心を解いただろう。
 だが、シャドウは男に対し油断しない。いや、出来ない。
 彼の戦士の本能が、男の隠された力を自然に感じたのだ。
「やあ、ジェネラルシャドウくん。いや、親しみを込めてシャドウくんと呼んだ方がいいのかな? 僕は戦う気はない」
「呼び方など、好きにしろ。それにしてもふざけているのか? それほどの力を持ち、俺と戦う気などないとは」
「ここでは戦えないし、僕は戦いは嫌いなんだ。平和が一番」
「軟弱な考えだ。闘争こそ、ストロンガーとの戦いこそ、俺の生きがいだ!」
 その自分に、男は微笑む。余裕たっぷりな態度には腹が立つが、今の自分では勝てない。
 出方を伺うと、男は立ち上がりこちらを向いた。
「僕の名前は嶋昇。君が触れたカードに封印された、アンデッドという怪人だ」
 その自己紹介に呆れてしまう。人間体を持つ怪人はいるだろうし、嶋が怪人だといっても問題はない。
 だが、戦いの嫌いな怪人など聞いたことがない。しかも、実力を持っているのにである。
「シャドウくん、君に頼みたいことがあるんだ」
「なに?」
「ストロンガーを仮面ライダーに戻した君にしか頼めない。レンゲル……睦月を、仮面ライダーに戻してくれ」
「断る」
 シャドウは鼻で笑い、剣を腰に帯びる。仮面ライダーを案ずるなど、怪人の風上にも置けない。
 そんな奴の頼みを聞いてやる必要はないと、踵を返す。
 だが、長い脚が彼の行く先を阻む。
 シャドウが視線を移動すると、黒いパンツルックに、ノースリーブのシャツの活動的な姿をした女性が映った。
 セミロングの黒髪を風になびかせ、気の強そうな瞳でこちらを睨んでいる。

31 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:11:11 ID:C7VTp9Zp0
「脚をどけろ。斬り落とされたくなければな」
「斬り落とす? お前が?」
「やめたまえ。すまない、彼女も睦月くんが心配なんだ」
「睦月など心配ではない! それよりもシャドウとかいったな。自信がないのか?」
「……何がいいたい?」
「睦月を仮面ライダーに戻すと、勝てる自信が無いのか、聞いているんだ」
「キサマ、俺を舐めているのか?」
 一瞬即発の空気が流れる。睨み合い、お互いに隙を探り出す。
 その間を、風が通った。
「言っただろ。ここでは戦えないって。……それに、時間のようだ」
 空間が軋んで、シャドウの視界が歪む。
 どうなるのか?と警戒し、身構える。
「大丈夫だよ。元に戻るだけだから。ああ、シャドウくん。ストロンガーの心配をしているらしいけど、大丈夫。
彼は仮面ライダーであり続けているよ。風が教えてくれた」
「そうか。奴は風見志郎の死でも揺るがなかったか」
「……嬉しそうだね。それじゃ、また会おう」
「待て! まだキサマに聞きたいことが……」
 視界に光が満ち、嶋と女の姿が消えていった。
 自らの身体も、白い闇に溶けていく。



「着いたか」
 ジャークが呟き、ガライが共に降りる。その目には好戦的な光が宿っていた。
 ため息をつき、運転席に向かう。

32 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:13:08 ID:C7VTp9Zp0
「睦月はここに残ってGトレーラーを守っているがいい。カードは余たちが回収しよう」
 答えを返すのも億劫なほど消耗しているのか、睦月は無言で突っ伏しながら頷いた。
 車を運転し慣れていないようだ。まあ、それはあの操縦技術を体験すれば分かる。
 ガライと自分が遺跡へと脚を進めたとき、甲高い足音が反響して聞こえ、ジャークは警戒して杖を構えた。
 ガライも彼本来の得物の剣を構えている。
 現れた相手は、焦げた白い衣装に身を包んだ、クリアのカプセルに異形の顔を包んでいる魔人。
 ジャークはその男を知っている。クライシスが地球の歴史を研究しているときに知った、デルザー軍団の存在。
 彼はそこで名を列ねていた。ジェネラルシャドウ、仮面ライダーストロンガーの宿敵にして、デルザー軍団の幹部。
 腰を見るとサタンサーベルを手に入れたのが伺える。自分の支給品に隠されていた場所が書いてあったため、禁止エリアになる前に得たのを理解した。
 サタンサーベルの恐ろしさは、ゴルゴムを調べた自分は熟知している。禁止エリアになったのを聞き、できれば手に入れたかったと悔しがりもした。
(ジェネラルシャドウは剣術に長けていると聞く。もし、こやつと敵対するとなると最悪だ)
 ジャークは必死に交渉の材料を探し出す。だが、一つ失念していることがあった。
「壊れるがいい」
 驚き振り向くと、銀の耳飾を弾き、凛とした静かな音と共に、霧を発生させたガライがいた。
 その身を白いコブラの怪人に変化させ、ジャークが制止する間もなく一足飛びにシャドウへと向かう。
 白に輝く、リボルケインを思い出させる剣をガライが振るう。シャドウは動じる様子もなく、赤い刀身で受け止めた。
 甲高い金属が交差する音を、ジャークは憎々しげに聞いていた。


 シャドウはコブラの怪人の剣を受け止め、冷静になった頭で敵を見つめる。
 あの空間から抜け出したとき、二時間程度は経っていた。なら、今の自分は全力が出せる。
 それにしても不思議だ。この剣を持ったときは力を振るいたくてしょうがなかった。
 首輪の制限を忘れるほどにだ。なのに、あのカードを手にしてからは随分と落ち着いていられる。
 敵の荒っぽい剣の連続攻撃を、右、左、左、右上と捌く。剣の腕前は自分にも劣らないだろう。

33 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:15:21 ID:C7VTp9Zp0
 だが、経験が少ないように見えた。太刀筋がまっすぐ過ぎる。加えて、最初は興奮し、今は苛立つのが伺える。
 太刀筋で感情を読まれるのは二流。自らの技を使うまでもない。
 左脚の傍に剣を流して、腹を踏みしめる。無手となった敵の懐にもぐりこみ、赤い刀身を煌かせる。
 だが、敵は笑っている。
(なるほど、罠か)
 思考も短く、攻撃に備える。敵の左手が横に振られ、太陽光を刃に反射させていた。
 空気を斬り裂く斬撃音を聞くが、敵は呆気にとられた顔をしている。
 それもそうだろう。斬り裂いたのは、ただのトランプだからだ。
「小刀を隠し持っていたか。なかなかの銘刀だが、俺の剣には敵わん」
 コブラ怪人の背中合わせに呟き、直後コマのように激しく回転する。
「グワッ!!」
 この剣の力を使うまでもない。横一文字に吹き出された血を避けながら、マントを羽織った黄金の怪人へ剣を向ける。
 無言で数秒睨み合う。だが、外の状況が気になったのか、車より何者かが降りてきた。
 風が、吹いた。
「なるほど、キサマが睦月、仮面ライダーレンゲルか」
「!? 何で俺の名を!?」
 驚愕の表情で、自分を見つめる男を観察する。短髪の黒髪はあらゆる方向に向いており、まとまりがない。
 顔は幼く、まだ十代であるだろうか? 瞳に闇が宿っている。
(なるほど。嶋が心配したのも頷ける。こいつは随分と不安定な奴のようだな)
 やがて、シャドウは二枚のラウズカードを目の前にかざす。
 睦月の目の色が変わった。
「こいつらからキサマのことは聞いた。随分と情けないことになっているらしいな。仮面ライダーの癖に」
「うるさい!!」
 睦月が叫び、バックルにカードをセットして、腰に巻かれていく。
 未知の技術に感心したように唸る。睦月は顔の前に左手のひらを構え、降ろしていく

34 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:17:08 ID:C7VTp9Zp0
「変身ッ!」

 ―― Open Up ――

 そのまま右手でバックルを開き、光のゲートが睦月を通る。
 やがて、濃い緑の兜に、金の蜘蛛の仮面をつけた、緑のスーツの上に金の鎧を身にまとう見知った戦士が現れた。
 トランプのクラブの模様を模した杖を構えて、赤い複眼をこちらに向ける。
(確かに、仮面ライダーだな。見た目は)
 実力の方に期待するシャドウに、レンゲルが迫る。動きは速い。
 突き出される四連撃。捌きながら、少しずつ落胆していく。
 身体能力は仮面ライダーを名乗るのに相応しい。だが、それを扱う技術は褒められたものではない。
 先程戦ったコブラ怪人の方がまだマシだ。戦闘経験は同じくらいだろうが。
 一撃で決めるべく、シャドウは神速の突きを繰り出した。
「あ、あぶな!」
 しかし、避けられてしまった。驚き、今度は下段より逆袈裟に斬り上げる。
 辛うじてだが、レンゲルは対応した。
(なるほど、素質はあるか。こいつをここまで育て上げた指導者もよかったのだろう。
そいつが参加しているとなると、油断できないだろうな)
 シャドウは内心呟き、バックステップで間合いを取った。
 息を荒くするレンゲルがカードを読み込もうとしている。
 ジョーカーと同じ能力を持つのだろう。そうはさせないと剣先を向ける。赤い剣より、衝撃波が発せられ、レンゲルを吹き飛ばした。
 宙を舞い、地面に叩きつけられたレンゲルに光のゲートが通って、人の姿に戻る。
 シャドウはゆっくりとジャークへ向き直った。
 ジャークは落ち着いた様子で、こちらにお辞儀をする。

35 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:20:27 ID:C7VTp9Zp0
「初に目にかかる。余はクライシス帝国将軍、ジャークという。デルザー軍団のジェネラルシャドウよ」
「俺の名を知っているのか?」
「さよう。なぜなら、余はそちの知る世界の未来から来たのだからな」
「未来……」
 シャドウは驚くと同時に、納得がいった。
 ストロンガーが『同じ手は食わぬ』と言ったのは、あの技を使った自分と決着をつけた未来から来たからなのだろう。
 と、なると……
「俺は負けたのか」
「……言い難いが、察しが早くて助かる。余はこの殺し合いに乗ってはいるが、同時に脱出も目指している。
どうだ? 手を組まぬか?」
 悲しみが風となって心の隙間を吹き抜ける。あのまま戦ってはストロンガーに勝てなかったのだ。
 こちらでの一勝は首輪によるところが大きい。だが……
「一つ条件がある。ストロンガーは俺がやる」
 驚くジャークの表情が眼に入る。交渉はしてみたもの、こちらが乗るとは思っていなかったのだろう。
 もちろん、こんな交渉に乗るのは馬鹿げているとも思う。だが、情報は欲しい。
 一時的とはいえ、ジャークと組むメリットはある。それに……
「睦月といったな。少し待て」
 シャドウは手近の木を斬り裂き、レンゲルラウザーと同じ長さに調節する。
 その棒を手に、睦月に渡す。
「これは……?」
「一撃当てるごとに俺の持つラウズカードを一枚渡してやる。仮面ライダーが不甲斐ないなど、奴らを宿敵と認めた俺の誇りが許さん!!」
「お、俺は今変身できないんだぞ!?」
「俺も二時間は全力をだせん。条件は一緒だ。それにストロンガーたちは生身でも俺に立ち向かったことがあるぞ。
ジャーク、どこか向かう急ぎの目的はあるか?」
「いや、特にはない。こやつを鍛えてくれるのか?」

36 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:21:58 ID:C7VTp9Zp0
「戦力アップはメリットだらけだろ?」
「うむ。むしろありがたい。ガライ、少し休憩を取るぞ」
 ガライと呼ばれた、元コブラの怪人だった男は不満そうにこちらを見ている。
 やがて、ジャークの言葉に肯定の頷きを返した。
 棒を構える睦月の前に立つ。
「どうした? 早く攻めてこい!!」
 睦月が雄たけび、棒を振るった。


 ジャークは睦月の攻撃を軽々と受け流し、顔に容赦ない打撃を打ち込むシャドウを見つめる。
(ジェネラルシャドウ。誇り高い戦士と聞いていたが、これほどまでとはな)
 微笑を浮かべ、Gトレーラーに背を預けて支給品のデータブックを読み耽る。
 マップに配置されているラウズカードはいつでも取りに向かえる。
 しかし、一つの疑問がジャークにはあった。
(なぜ、ラウズカードが配置されているところだけ禁止エリアに指定されない?)
 禁止エリアのD-5エリアとF-2エリアとD-10エリアにはアイテムが配置されていた。
 D-5エリアに配置されているアイテム、小型ミサイル型武器ギガントはもう回収できない。
 F-2エリアのサタンサーベルとD-10エリアのGトレーラーは自分たちが回収できた。
 だが、ラウズカードが配置されているエリアは今だ禁止エリアにされていない。
 六つも禁止エリアになったのにである。ただの偶然だろうか?
 ジャークの思案が、やがて中断される。

『あーあー、マイクテスト中。みんな聞こえてるー!?』

 その言葉を合図に、ふざけるような声が機械を通して聞こえてきた。
 その内容に驚く。脱出のためのアイテムと、その能力を持つ者の存在だ。

37 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:23:18 ID:C7VTp9Zp0
 ジャークは色めきだち、不敵な笑みを浮かべる。
「シャドウ、ガライ、睦月よ。目的はできた。三回目の放送一時間前に、あちらに向かうぞ。
目的は現場の観察。及び、脱出アイテムと能力者の確保。よいな」
 地面に大の字で寝転がる睦月以外、無言で頷く。
 その様子に満足し、皆を見渡す。それにしても、大人数でいるとクライス要塞内部の事を思い出してしまう。
 ボスガン、マリバロン、ガテゾーン、ゲドリアン。いずれも愛しい部下だ。
 マリバロン以外は命を落とし、もう会えない。
 ボスガン、ガテゾーンはRXに挑み、敗れ去った。
 ゲドリアンは追放してしまった事をいまだに悔いている。彼は命を賭け、クライシス皇帝の心を動かし、自分たちの追放をなしにしてくれた。
 この賑やかな状況は、少し違えど、彼らと共に過ごした日々を思い出してしまった。
 ここから脱出し、地球を支配することが、彼らに報いることだとジャークは思う。
(そのために、神崎士郎。キサマは許さん!)
 ジャークは脱出の決意を、あらためて固めた。
 睦月を気まぐれに見ると、瞳の闇が薄れた気がするが、気のせいだろうと再びデータブックへと視線を落とした。


 ガライは負けた事実に驚き、シャドウをひたすら睨みつける。
(なぜ負けた? この星の生物などに!)
 その事実が、ガライの胸を締め上げる。ここに来てから、二度目の敗退。最初は女の機転のおかげもあって、実力で負けた気がしない。
 だが、今回は一切の言い訳も利かない。正面からぶつかり、敗れてしまった。
(あの剣の所為だ。俺は実力で劣っているわけではない!)
 ガライの瞳が濁る。彼に宿る感情の名は『嫉妬』。
(いずれその剣を奪ってやる。シャドウとやら、その日がキサマの最後だ!!)
 果たして、感情の宿った彼はどう動くのか。

38 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:25:13 ID:C7VTp9Zp0
 それは今後の彼だけが知っている。


「休憩を取る。存分に休め」
 睦月に告げ、切り株に腰をかける。
 目を瞑り、風に耳を傾ける。
 再び目を開いたときには、予想通りに奇妙な空間へと舞い戻っていた。

「やあ、シャドウくん。本当にありがとう」
「勘違いするな。利用する奴は少しでも強い方がいいから、鍛えているだけだ。
決して、仮面ライダーに戻す為ではない!」
「それでも、君にお礼が言いたい。ありがとう」
「フン!」
 女が近付き、足を振り上げる。本気で当てる気ではないことを見破ったシャドウは微動だにしない。
 その証拠に、脚が眼前で止まる。
「睦月に伝えて置け。城光が、今度会ったときは生身で戦うとな」
 不適に笑って応える。お互い笑みをかわし、再び場を光が支配した。

 現実に戻ったシャドウは空を見上げる。
 ストロンガーは仮面ライダーのままだった。
 それなら自分は、明日までこいつらに付き合い、奴との決闘を待つ。
 それもいいかと立ち上がり、睦月に身体を向ける。
「休憩は終わりだ。もう一度突け。出発まで時間は無いぞ!」
 疲労困憊の突きをかわして、背中を強く打ち据えた。


39 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:26:14 ID:C7VTp9Zp0

【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:37話前後
[状態]:多少の打撲と大火傷。落ち着いている。2時間戦闘不能。
[装備]:サタンサーベル、トランプ内蔵ベルト
[道具]:ラウズカード(ハートの10、J、Q、K。クラブのQとK)
[思考・状況]
1:時間まで暇つぶし。睦月を鍛える。
2:ジョーカーを倒す。
3:明日、ストロンガーと決着をつける。
4:情報収集のため、ジャークと情報交換。
5:スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
※シャドウ剣はF2エリアの壁に刺さっています。

[Gトレーラー組の共通事項]
1:時間になったらD-6エリアに出発。
2:脱出能力者とアイテムの確保。

40 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:28:34 ID:C7VTp9Zp0

【上城睦月@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:本編後。
[状態]:背中に大火傷。頭部に打撲。その他、身体に軽傷多数。疲労困憊。
    カテゴリーAに取り込まれかけています(若干緩和)。二時間変身不能。
[装備]:レンゲルバックル。ラウズカード(スペードのJとQ、ダイヤの3とQ、クラブのA〜6、10とJ)
[道具]:配給品一式(橘)。Gトレーラー(G3ユニット、GM−01、GG−02、GS−03、GK−06、ガードアクセラー)
[思考・状況]
1:ジェネラルシャドウからカードを奪う。
2:ジャーク将軍に対する僅かな信頼。今は言うことをきく。
3:ラウズカードを集める。そのためにはキングとのゲームに乗る。
4:ジョーカーを倒す。
※睦月は橘を偽者だと思っています。
※睦月はD7が禁止エリアと思っています。A1が禁止エリアと思っていません。
※睦月は無免許でGトレーラーを運転しています。
※橘と戦ったことは忘れています。そのため、ジャーク将軍にもそのときのことは話していません。
 ただし、何かの拍子に思い出すかも知れません。

[Gトレーラー組の共通事項]
1:時間になったらD-6エリアに出発。
2:脱出能力者とアイテムの確保。

41 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:29:22 ID:C7VTp9Zp0

【ガライ@仮面ライダーJ】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:本編開始前。
[状態]:火傷(中程度。再生中)。二時間変身不能。
[装備]:剣。装甲声刃。音撃弦・烈斬。
[道具]:なし
[思考・状況]
1:ジェネラルシャドウからサタンサーベルを奪い、勝つ。
2:どんな手を使っても生き残る。
3:ジャーク将軍と協力して、首輪を解除する。
4:ついでに生贄を手に入れる。
5:神崎士郎は残酷に壊す。
6:脆弱な生き物と組むのは気に入らない。

[Gトレーラー組の共通事項]
1:時間になったらD-6エリアに出発。
2:脱出能力者とアイテムの確保。

42 :仮面ライダーの先生! ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:30:32 ID:C7VTp9Zp0

【ジャーク将軍@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地G-4】
[時間軸]:ジャークミドラに改造後。
[状態]:健康。
[装備]:杖、変身後は大刀。
[道具]:支給品のデータブック(ハイパーゼクターを除く支給品のデータが記載されています)
    ネタばれ地図。首輪(ヨロイ)。ライダーブレス(コーカサス)。変身鬼弦・音錠。
[思考・状況]
1:ラウズカードを集め、戦力の強化。
2:首輪の解析と勝ち残るための仲間探し。
3:上城睦月の闇を引き出す。
4:神崎士郎を殺し、脱出する。
5:RXを殺す。
6:城戸真司を探し、神崎の目的を探る。
7:ライダーマン、結城丈二を支配下に置く。手段は問わない。
※ジャーク将軍は睦月より、ブレイド世界の情報と剣崎、始、橘、キング、伊坂、北岡、リュウガの情報を得ました。
※ネタばれ地図には支給品以外のラウズカードの隠し場所も書かれています。
※支給品のデータブックは、支給されたアイテムの効果が記載されています。
 余裕ができ、中身を確認したのはGトレーラー内が初めてです。
 各参加者の初期支給品も記載されています。

[Gトレーラー組の共通事項]
1:時間になったらD-6エリアに出発。
2:脱出能力者とアイテムの確保。

43 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 19:31:17 ID:C7VTp9Zp0
投下終了。矛盾や誤字の指摘お願いします。

44 :名無しより愛をこめて:2007/06/09(土) 21:16:29 ID:GhZCTSLGO
おおっ!まさか今日新作が読めるとは。
とりあえず投下お疲れ様です!
後でじっくり読ませてもらいます。

45 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/09(土) 21:42:41 ID:C7VTp9Zp0
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?file_id=0000034602.gif

マップ&進行表更新しました。

46 :名無しより愛をこめて:2007/06/09(土) 22:57:19 ID:SrhgPRhRO
GJ!
ジャーク将軍もシャドウも嶋さんも光さんもマジいい怪人!

ドラス戦参入間に合うか?

47 :名無しより愛をこめて:2007/06/10(日) 07:56:33 ID:xCRbA04MO
GJ!
それぞれの正義と信念を持つ、誇り高き怪人たち。
かっこいいなぁ。

48 : ◆ozOtJW9BFA :2007/06/11(月) 00:33:34 ID:zd/EOCv30
GJ!
登場したのがほとんどが怪人でありながら、それぞれキャラが立っていて面白かったです。
やっぱりカリスマ性のある面子は、かっこいい。

相川始、シャドームーンを予約します。

49 :名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 03:56:37 ID:XM9EgpnzO
期待大!楽しみです。


50 :名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 17:30:53 ID:m6A9PWp70
ぎゃああああ
どっちも死亡フラグ立ってるのにいい
恐怖しながらも期待します

51 :名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 18:34:12 ID:pI6+L8DZO
むしろ始は前SSのおかげで死亡フラグ回避しただろw

52 :名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 21:08:51 ID:hK3Ghvn60
むしろ真・地獄兄弟…

53 :名無しより愛をこめて:2007/06/11(月) 22:04:27 ID:8iAbs6cMO
黒銀兄弟

54 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/12(火) 03:48:13 ID:k/q3aEl20
まとめサイト更新。
あと、トリップ変更しました。。。

55 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:05:04 ID:k/q3aEl20
SS待ちの間に全選手入場を考えてみた。
思いついた順で埋めていったら入れたいけど入れられなかった奴多数。
あと無理矢理な奴も多数。
だが、私は謝ら(略

56 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:05:57 ID:aEWxIv/g0
ライダーロワ参加者一部除き入場!!

影の王子は生きていた!! 更なる復讐心を積みもう一人の世紀王が甦った!!!
元祖悪のライダー!! シャドームーンだァ――――!!!

最高の生命体ならすでに私が完成させている!!
ドラスの生みの親、望月博士だァ――――!!!

お人よしに会いしだい騙しまくってやる!!
仮面ライダーカイザ 草加雅人だァッ!!!

バトルロワイヤルなら我々の歴史がものを言う!!
仮面ライダーカリス ジョーカー 相川始!!!

主の意思を知らしめたい!! アギトキラー 水のエルだァ!!!

バイトは500回クビだがファイズならブラスターまでオレのものだ!!
狼なのに猫舌 ウルフオルフェノク・乾巧だ!!!

橘対策は完璧だ!! ピーコックアンデッド 伊坂!!!!

全攻撃のベスト・ディフェンスは僕の中にある!!
カブトムシの王様が来たッ キング!!!

レンゲルになら絶対に敗けん!!
師匠の滑舌見せたる 特攻隊長 橘朔也だ!!!

根性ならこいつが凄い!!
不器用なピュア・ポリス 氷川誠だ!!!

クライシス本国から火の玉となって上陸だ!! 皇帝陛下直属の最強怪人 グランザイラス!!!


57 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:06:52 ID:aEWxIv/g0
ルールの無い戦いがしたいからライダー(犯罪者)になったのだ!!
囚人の戦いを見せてやる!!仮面ライダー王蛇・浅倉威!!!

めい土の土産に永遠の命とはよく言ったもの!!
弁護士の舌技が今 実戦でバクハツする!! スーパー弁護士 北岡秀一先生だ―――!!!

おやっさんこそが仮面ライダーの理解者の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ 立花藤兵衛!!!

闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
ミラーワールドの城戸真司 リュウガだ!!!

オレはライダー最強ではない特撮全てで最強なのだ!!
御存知御大 仮面ライダーV3・風見志郎!!!

最強のオルフェノクは今やラッキークローバーにある!! 僕を楽しませる奴はいないのか!!
ドラゴンオルフェノク・北崎だ!!!

デカァァァァァいッ説明不要!! 40m!!!(推定) 1732kg!!!(推定)
仮面ライダーJ・瀬川耕司だ!!!

トランプは実戦で使えてナンボのモン!!! 超トランプテクニック!!
魔人の国からジェネラルシャドウの登場だ!!!

地球の生命はマザーのもの 邪魔するやつは思いきり斬り思いきり殴るだけ!!
フォッグマザーの王子 ガライ

デルザーを指揮するために日本へきたッ!!
ミイラの血をひく改造魔人 マシーン大元帥!!!

太陽の光を浴びて ”太陽の子”南光太郎が帰ってきたァ!!!


58 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:07:49 ID:aEWxIv/g0
今の自分にやさぐれはないッッ!! パーフェクトハーモニー矢車 想!!!

1話からの伏線が今ベールを脱ぐ!! ネイティブから 日下部ひよりだ!!!

困った人の前でならオレはいつでも全盛期だ!!
響く鬼 日高仁志 本名で登場だ!!!

医者の仕事はどーしたッ アギトへの執着 未だ消えずッ!!
治すも壊すも思いのまま!! 木野薫だ!!!

特に理由はないッ モブキャラが噛ませなのは当たりまえ!!
石割くんにはないしょだ!!! 裁く鬼!
佐伯栄がきてくれた―――!!!

貴族社会の中で磨いた実戦剣術!!
神代家のデンジャラス・ワーム 神代剣だ!!!

ライダーバトルだったらこの人を外せない!! 超A級サラマンダー 秋山蓮だ!!!

超一流料理人の超一流のサラダだ!! 生で食べてオドロキやがれッ
アギトの会の料理人!! 津上翔一!!!

現代に蘇ったバトルファイトはこの男が完結させた!!
永遠の切り札!! 剣崎一真だ!!!

若き幹部候補生が帰ってきたッ
爆発の後どこへ行っていたンだッ 仮面ライダー4号ッッ
僕達は君を待っていたッッッライダーマン・結城丈二の登場だ――――――――ッ

59 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:08:44 ID:aEWxIv/g0
加えて不足の事態に備え超豪華なリザーバーを4名御用意致しました!
風が教えてくれた 嶋昇!!
スマートブレイン社マスコット スマートレディ!!
53人目のライダー!仮面ライダーオーディン!

……ッッ  どーやらもう一名はオーディンに始末された様ですが、彼のハイパーゼクターッは戦いに波乱を巻き起こしますッッ


60 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/13(水) 00:12:58 ID:aEWxIv/g0
カッとなってやってしまった。
正直、したらば向きだったかと、今は反省している。

61 :ついでに:2007/06/13(水) 00:13:52 ID:ZVbHv1wC0
正義とは俺自身、俺が正義だ!! 仮面ライダーカブト、天道総司!!

この男がライダー達の未来を救うのかぁー!?

62 :名無しより愛をこめて:2007/06/13(水) 00:15:22 ID:YsIqkELT0
爆笑w
いいぞ、もっとやれww

63 :いないけど:2007/06/13(水) 00:18:10 ID:ZVbHv1wC0
時を超えて 俺、参上!! バトルロワイヤル?
んなモン俺には関係ねぇー!! バトロワも俺が来れば最初からクライマックスだぜ!!

仮面ライダー電王、只今参上!!

64 :名無しより愛をこめて:2007/06/13(水) 00:40:38 ID:ZSEiALk6O
いつもながらまとめサイト更新乙です!
そして全選手入場GJ!
面白かったです!


65 :名無しより愛をこめて:2007/06/13(水) 12:47:54 ID:UFISSt2k0
まとめ更新お疲れ様です
そして選手入場超GJ!!
なんか草加はすっかり性格詐称の詐欺キャラとして認知されつつあるなあww

66 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:20:54 ID:mCyzel8D0
書き上がりました。遅れて本当に申し訳有りません。

投下します。

67 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:22:12 ID:00ZTsux+0
支援

68 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:23:14 ID:mCyzel8D0



「……体に、響くな」

身に纏うのは血に染まった黒衣。樹海の中を歩きつつ、木野薫は呟いた。
彼がいかに凄腕であろうと、救急箱だけでは応急手当が精々だ。
回復力とて常人よりは上と言った所。歩けるだけでも重畳と言えるだろう。
幾度も膝から崩れ落ち、しかし、

「護りに、行かなければ……!」

同じ数だけ立ち上がり、進んで行く。

―――もう一人のアギトは、決して歩みを止めはしない。



樹海の中、一組の男女が向かい合って座っていた。

「……乾さん。これからどうしましょう……」

右の少女は天美あきら。

「巧でいい。にしても……」

左の青年は、乾巧だ。
彼らが座り込んでいる理由は単純。

「傷、大丈夫ですか?」
「大分楽になった……あきらは?」

69 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:24:21 ID:mCyzel8D0

疲労と負傷だ。
市街地から樹海への移動に加えて三度の戦闘。
大きな怪我は少ないが、打撲、擦り傷程度なら数え切れない。

「私は大丈夫です……鍛えてますから」

冗談めかして言う。
シャツを臍まで捲り上げ、腹の傷を見せるあきら。
サーベルの刺し傷は痕しか残っていない。鬼の治癒能力は常人のそれとは桁が違う。
それを見た巧は、

「……確かに」

そう言い、微かに笑い―――

「腹筋、割れてるな」

―――瞬間、大気が凍った。

「そういう意味じゃありません!」

即座にシャツを戻し、反論の声を挙げる。
だが、同時に安堵した。冗談を言える、つまり、ある程度は回復したという事だ。

「……そろそろ、天道の言っていた合流場所に行くか」

誤魔化すような巧の言葉に同意し、立ち上がる。
否、立ち上がろうとした。

「……避けろ、あきらッ!」


70 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:25:17 ID:74ZGAK1W0
支援

71 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:25:22 ID:mCyzel8D0

驚愕の声は巧のそれ。
巨大な金棒が、咄嗟に動いたあきらの脇の地面を穿った。

「ッッ!?」

大上段からの一撃。
蛇柄のシャツを羽織った長身痩躯の男―――浅倉が、後頭部目掛けてそれを振り下ろしたのだ。

「……ひ……ゃぁ!?」

巧の傍に飛び退き、振り返ったあきらの喉から漏れた音。
それは、恐怖と驚愕、そして震えを綯い交ぜにしたものだ。
この島に放り込まれた直後に出会い、そして自分と殺し合いを演じた男。

浅倉は潰れた左眼に歓喜を浮かべ、

「……そうか、おまえが『あきら』だったか……!」

そう、言った。
犬歯を剥き出しに、蛇の威嚇じみた叫びを挙げて飛び掛る。

「逃げてろ!」

それに即応し、あきらを突き飛ばす巧。
ファイズフォンを取り出す時間は無い。地を蹴り低い軌道で跳躍。
脊髄に眠る銀狼を呼び覚ます。血管を駆け巡るオルフェノクの因子が陰影を皮膚に浮かび上がらせ―――

―――それだけだ。

「……な!?」


72 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:26:00 ID:74ZGAK1W0
支援

73 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:26:28 ID:mCyzel8D0


速度は、巧の予想よりも遥かに遅かった。本来ならば狼の姿で男の懐に潜り込めていた筈だ。
しかし、現実には人の姿で男に対し二歩の距離。素手の間合い―――クロスレンジにはまだ遠い。
そして、その位置取りは、

「邪魔だ……!」

金棒のダウンスウィングが側頭部を襲う。巧は腕を立てて防御。

「ぐ……!」

前腕半ばに命中。骨の軋み、衝撃で姿勢が崩れ、傍らの木に倒れこむ。頭が樹にぶつかった。
一瞬だけブラックアウトした視界。その刹那に、浅倉はあきらへ近付き金棒を振り上げていた。
怯えを表情に出す彼女に対し、それが振り下ろされる。
立ち上がろうとし、しかし脳が揺れる感覚に崩れ落ちる。

「……あきらッ!」

もう、誰も失いたくないと。
巧のその思いは、巧のその叫びは、しかし風に流され空へと消えた。



まず最初に、生臭い鉄錆が味覚に来た。
次は触覚、風の流れが肌を撫でている。
嗅覚に感じたのは、草と土の淡い匂い。
聴覚は、擦れ合う木の葉の音を捉えた。
最後が視覚だ。僅かに瞼を持ち上げる。

「あ、起きた?」
「北岡……さん……?」

74 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:27:04 ID:74ZGAK1W0
支援

75 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:27:28 ID:mCyzel8D0

地面に仰向けに寝かされていたようだ。
手を脇に付き、立ち上がろうとする。

「……まだ、動かない方がいい」

北岡の制止と同時、肘から力が抜け、崩れ落ちる。
背骨が地面に激突し、呻き声が漏れる。

「ほら言わんこっちゃ無い……」

朦朧とする意識。頭を抱える弁護士に対し、一つの質問を紡ぐ。

「木野さん……は?」
「橘が止めに行った。
 ……帰ってこない所から考えると、説得は失敗したみたいだね」
「そんなこと……ッつ!」

大きく息を吸い、反論の声を挙げようとした瞬間、頭が強く軋んだ。

「ほら無理するから……とにかく、今は絶対安静にしときなよ?」
「でも、木野さんと橘さんが……!」

焦りが言葉へと変わり、放たれた瞬間、
北岡が、ゆっくりと口を開いた。

「……少しは、橘の事を信用したらどうだい?」

「……あ」


76 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:28:36 ID:mCyzel8D0
―――その通りじゃないか。
全く、眼から鱗が落ちた気分だ。

「……すいません」
「ま、重傷の君と俺が行っても足手纏いになるだけだしね。
 君は体を休めておいてくれ。警戒は俺がしておくよ」

その笑みに安堵を覚え、眼を瞑った。
疲労の蓄積していた意識は、容易く眠りへと落ちていく。



……何やってるんだろうね、俺。

らしくない。
全く持って、らしくない。



「……おや?」

樹海を東へと歩きながら、裏のある笑みを浮かべる金髪の少年。
その視線の先には、西へとひた走る黒のライダージャケットがあった。

……面白そうだねえ、これは。



「くそ……!」

城茂の焦燥―――橘の仲間が見つからない。
殺人鬼に狙われている―――という言い方、怪人や化物と言わなかったことから、相手は恐らく殺し合いに乗ったライダーだ。

77 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:29:36 ID:mCyzel8D0

まるで、かつての自分のように。

―――俺も、ギャレンに負けてられねえ。

そいつに仮面ライダーを教えてやると、そう、心に強く誓った。
再び地を蹴り加速。

「……?」

流れる視界に、赤と金の色彩が映る。
木の緑と茶色の中で、その色は強く異質だった。



「乾さん!」

自分を護ろうと、目の前の男に飛び掛った彼が、地面に転がり呻いている。
男は、薄笑いを浮かべたまま、こちらへゆっくりと歩いてくる。
―――このままだと、死ぬ。
自分と、そして―――乾さんも。
死んで、しまう。
―――それだけは、絶対に嫌だ。
脳幹に液体窒素を吹き掛けられたような感覚。
震えが止まる。敵に対する恐怖が、誰かを失う恐怖に置換された。
デイパックを放り投げ駆け寄ろうとし、しかし振り下ろされる打撃。

だが、それはもう恐れない。

抗う為に殺意を見極める。
睨むように、強く眼を見開いた。


78 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:30:08 ID:74ZGAK1W0
支援

79 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:30:41 ID:mCyzel8D0

上から下へ、縦方向の攻撃を避けるのなら左右が定石。
見るべきは手元。柄尻を左手で支え、その上に右手を重ねている。
こちらから見て右側に軌道を変えるのは容易いが、逆は難しい。そういった構えだ。
次に足運び。踏み込んだのは右の足。ならば、向かって左側に行けば背後に回れる。
二つの要素から導き出される正答は左。だが、最後の一つがそれを覆す。

右へ。身を低く、膝の屈伸と腕の振りを使い爪先で地面を噛んで跳躍回避。
回り込んだ直後、男の動きに明らかな動揺が見て取れた。

……思ったとおり、見えてない……!

あの時に付けた眼の傷だ。怯ませる為のものだったが、どうやら相当深かったらしい。
その確信、同時に左足だけで着地。更に身を深く沈める。
姿勢が低くなった事と、片足で体を支えていること、そして、体には跳躍による勢いの残滓が残っていること。
その三つを連携させ、地を這う回し蹴りを放つ。

「―――はァッ!」

足の甲で踝を打ち据えた。
体格、ウェイトの差は大きいが、相手は金棒を振り下ろし姿勢が崩れている。


80 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:31:39 ID:mCyzel8D0

「……ぐ、ッは!」

足を払われ転倒。地面に背中を打ち付け呻く男。
その隙に、腰の鬼笛を口元へ運ぶ。

「……乾さん。人を護るのが、鬼の仕事です。
 だから、私も闘います。一人の鬼として―――仮面ライダーとして!」

彼は苦悶の表情の上に驚きを浮かべ、しかし、薄く笑んだ。

「……やっちまえ、あきら」

目を閉じた巧の声に応じ、強く細くそして鋭く、息を鬼笛に吹き込んだ。
管の鬼は風と近しい。ならば、鬼笛より流れ出ずるは空渡る疾風の音色。
高い音に震える大気は蒼く染まる。閉じた螺旋を描き、空へと上り行く風。

大気の幕を突き破り、飛び出た四肢は既に群青。
立ち上がった男が、銀のベルトを腰に巻いた。右手に持った黒い長方形の箱。
その口が紡ぐ感情はただ一つ。
歓喜。

「は―――ハハハハハハハハハハハ!
 おまえは、おまえが、おまえもライダーだったのか!
 面白え……!」

変身、と言おうとしたのだろう。
だがそんな隙は与えない。上段の蹴りでそれを弾き飛ばした。

「……ッ速えなあ!」

81 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:32:40 ID:mCyzel8D0

男の蛇に似た笑みが一層深くなる。
微かな寒気を覚え、しかし恐怖は感じない。

右の拳を、強く握った。



眼を閉じている津上は、しかし穏やかな呼吸を続けていた。
……大丈夫そうだねえ。
一安心といった所だ。だが、問題はある。
……俺の体、そろそろヤバい?
心臓が締め付けられる感覚と共に、視界がブラックアウトする発作。
先程のそれは何処か強く、そして苦痛が大きかった。
……急いだ方が良いかもね。
三日や四日で死ぬ気はしないが、戦闘中に発作が起きて闘えるわけがない。
そして、首輪だ。直接命に関わらない分、問題としては軽いものだが、
……よく考えたら、神崎が願いを叶える保証も無いんだよねえ……
現在の状況―――見知らぬ世界に拉致されていることを鑑みるに、それに近いことは出来そうだが。

耳に、何かを引き摺るような、そんな音が聞こえた。

即座に跳ね起きる。継続する音から位置を推測。
木の向こう側から、だ。
この位置からでは何も見えない。
「……誰だい?」
落ち着いた声を出す。左手の指にカードデッキを挟み、即座に変身出来るよう準備しておく。

ゆっくりと、木の陰から人影が姿を現した。

その色は―――


82 :Saver In The Dark ◆A.IptJ40P. :2007/06/14(木) 23:34:33 ID:mCyzel8D0



戦闘というものを大まかに分解すると、行動は三つに集約される。
即ち、攻撃、防御、回避の三つ。
そして、それらを支える経験、体格、武器防具、そしてそれ以外の全てもまた、重要な要素だと言える。

それら全てを総合した結果において、一人の殺人鬼と一人の少女は、全くの互角だった。



「おおぉッッ!」
「……ッ!」

浅倉の金棒、袈裟に振り下ろされたそれは、あきらに軽々と避けられる。
金棒による打撃を、攻撃と防御双方に用いる浅倉。
手刀と拳、蹴りによる攻撃を行いつつも、回避を重視するあきら。

その戦闘は、全くの互角だった。

変身しない人間が、鬼の常識外の身体能力に対抗することは不可能だ。
だが、それを覆すだけの要素が複数存在した。
まず性別、年齢による体格差。しかし鬼と人の差を埋めるにはまだ遠い。
あきらは鬼として不完全だが、それでも純粋な膂力で互角以下。
次に武器、あきらが素手であるのに対し、浅倉は巨大な音撃棒を手にしている。
この差は大きい。肉体の性能で劣る浅倉が攻撃力において上に立ったという事もあるが、更に有利な条件がありう。
即ち―――リーチ。
拳と棍棒では、実に倍以上の差だ。
何より、対人戦闘の経験は浅倉が圧倒している。


83 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:34:37 ID:74ZGAK1W0
支援

84 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:36:42 ID:unXk/9MI0
 

85 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:36:43 ID:00ZTsux+0
  

86 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:38:33 ID:00ZTsux+0
  

87 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:41:46 ID:beCgVT+zO


88 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:44:55 ID:unXk/9MI0
再び、浅倉が攻撃を放つ。
足元を薙ぐ初撃は跳んで避ける。旋回し肩を打たんとする二撃目は地に伏せて避ける。
その体勢なら避けられまいと、浅倉が振り下ろした大上段の三撃目。
しかしそれがあきらの誘導。単純な振り下ろしは、鬼としての姿でなくとも対応できた攻撃だ。

だからあきらは跳んだ。向かって右、浅倉の視界が無い側に。
―――それこそが、浅倉の誘導だとも気付かずに。

一度見切った攻撃には容易く対処できる。それは浅倉とて同じ事。
彼の選択肢は攻撃防御回避の三択。
先程はそのどれも選べなかった。死角に回り込まれた動揺を突かれたからだ。
だが、二度は通じない。

手元、柄尻を左手で支え、その上に右手を重ねている。
左側に軌道を変えるのは難しいが、逆は容易い。そういった構えだ。
足運び。踏み込んだのは右の足。故に、右側が―――あきらのいる側が、彼にとって正面となっている。

浅倉は手首の捻りと重心の移動を合わせて軌道を変更。金棒の先端は、あきらの蹴り足と衝突し―――吹き飛ばす。

「……ぐ……ぅ……!」

如何に強靭な鬼の肉体といえど、後頭部を地面に打ち付ければ意識は混濁する。


89 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:45:45 ID:unXk/9MI0
予想外の事態に受身も取れず、変身の解けたあきらのように。

「楽しかったぜえ、あきらぁ!」

今度こそ、殺意の打撃は振り下ろされる。

――――――たった一つだけ、前提が間違っていた。
      この闘いは、鬼と人との闘いではなく、鬼と鬼との闘いだ。何故なら―――

浅倉威、彼こそは殺人鬼、人を殺す『鬼』であるのだから。



「北岡……か」
「やあ、とりあえず―――橘はどうしたの?」

姿を現したのは、黒いコートを血に染めた男。
木野だった。
まず、最も重要な事を聞く。格好からして、答えは分かり切ってるようなものだが。

「死んだ……いや、俺が殺した」

表情、口調、視線の向きまでは読めないが、それ以外から内心を推し量る。
……落ち着いてる?
あの時の、何処か狂人じみた気配が感じられない。
……橘の説得、か?
その推測は確証に変わる。
……隙だらけの津上に、何もしようとしないね。

『ライダーは俺一人でいい』


90 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:46:48 ID:unXk/9MI0
その考えを、橘が改めさせたのだろうか?

……好都合っちゃ好都合なんだけどねえ……ライダーを片っ端から始末してくれるってのは。

まあ、過ぎたことを言っても仕方がない。
大体、それを言うなら橘を徹底して引き止めておくべきだったのだ。

「北岡……一つだけ聞かせてくれ」

と、木野が口を開いた。

「……あの男は何処に行った」

あの男―――木野が名前を知らない奴となると……

「……それを聞いて、どうするつもりよ?」
「―――倒す。それが、仮面ライダーとしての、人を護る者としての責務だ」

……一体どういう説得をしたんだろうね、橘は。

「なら、早く行きなよ。浅倉なら、多分あっちの方だ。最後に見てから大分時間が経ってるけど。
 止めはしないから、さ」
「……信じてくれたのか?」

木野が意外そうな表情を浮かべる。

「ああ、ただしアンタじゃない。
 俺が信じたのは、アンタを仮面ライダーに戻すと言った橘だよ」

そして俺は、心にも無い台詞を吐いた。
嘘ではない。ただし、真実でもない。


91 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:47:00 ID:00ZTsux+0
  

92 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:47:45 ID:unXk/9MI0
この言葉そのものが、木野を浅倉にぶつける為の布石。
もしもここで素直に信じたと言えば、その言葉そのものを疑われ、それが何に繋がるか分からない。
だが、ワンクッションを挟めば話は別だ。木野が橘への信用を疑う理由は無い。

「……礼を言う。北岡」
「貸し一つ、って事でいいのかな?」
「ああ、それでいい……その貸しは、その病を治して返そう」
「……期待してるよ」

―――浅倉を倒してくれることを、ね。



アナザーアギトへと変身し、樹海を駆ける。紅い布が風を受け、たなびいた。
活性化した自己治癒能力が、全身の傷を埋めていく。
……あと一分!
変身の制限時間、およそ十分。そのカウントは頭の中で着々と進んでいく。
聞こえた戦闘音、悲鳴や呻きから、この速度でおよそ五十秒強の距離。
恐らく、到達と同時に変身は自動的に解ける。

だが―――木野薫は躊躇わない。何故ならば、彼もまた―――

―――闇を切り裂き光をもたらす、仮面ライダーの一人であるのだから。



次の瞬間、幾つものことが同時に起こった。

振り下ろされる音撃棒・烈凍。
あきらに避ける術は無い。

93 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:48:51 ID:unXk/9MI0
巧は気を失っている。

紅をなびかせた緑の色彩が、横合いから金棒を蹴り飛ばした。



目を逸らさない。
変身の解けたあきらに出来たのは、それだけだった。
―――だが、運命は覆される。

「……!?」

木の陰から飛び出した影が、その一撃を蹴り払った。
空中で二連蹴りを放ち、左の足が浅倉の肩を打ち吹き飛ばす。

地に降り立ったその姿を、ある者はアギトと呼ぶだろう。
或いはオルフェノク。
或いは改造人間。
或いはアンデット。
或いはワーム。


94 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:49:57 ID:unXk/9MI0
或いは鬼。

或いは――――――仮面ライダー、と。

正義の味方とは、殺意の前に立ち塞がる者の名だ。

薄い緑の輝き。影が黒衣の男へと転じる。

「立てますか!?」

鋭い声。

「は……はい!」

状況を把握できないまま、しかしあきらは頷いた。
目の前の男が、自分のような半端者とは違う、本物だと確信したからだ。
己の師である威吹鬼や、あるいは巧、ファイズのような。

身に纏っている空気が違う。護る闘いも、倒す闘いも、両方を経験した戦闘者の気配。

「でも、乾さんが!」
「そこに倒れている人ですね?」

素早く巧へと近付き脈を取り、瞼を引き上げ瞳孔を確認する。
大丈夫そうですね、と呟き、デイパックから取り出した水を顔面に叩き付けた。

「立てますか?」
「……つ、あ……誰、だ?」

95 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:51:22 ID:unXk/9MI0
「立てますか、と聞いています」
「……ああ、立てる、ぜ。少し、ふらつ、くが、な」
「乾さん!」
「あき、ら?
 ……あの野郎は!?」
「この人が助けてくれました……ありがとうございます」

「礼は後で。急いであちらに逃げて下さい。北岡、津上という人が、きっと助けてくれる筈です。
 ―――私が時間を稼いでいる間に、早く!」

見れば、吹き飛ばされた浅倉は、幽鬼じみた動きで立ち上がっていた。
左肩を手で押さえている。先程の蹴りは、肩を脱臼させてたのだ。

「はい!」
「あ、ああ」

二人は背を向け、駆け出した。巧の足取りが僅かに揺らめいているが、あきらが肩を支えている。

「……何だ、テメエは……!」

「―――ただの、仮面ライダーだ」

「は、面白え―――」

同時、木野は僅かに眉を顰める。
浅倉が、自ら左の肩を木に叩き付けたのだ。
一度ではない。二度、三度と続き四度目。鈍い音と共に、左の拳が握られる。
外れた肩を、強引に嵌め直したのだ。
かなりの激痛を伴う筈だが、浅倉の表情にはその欠片も見出せない。
その貌に浮かぶのは、恍惚とした殺人鬼の笑み。

―――木野は、一枚のカードを指に挟んだ。

96 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:52:26 ID:unXk/9MI0
ラウズカード、ダイヤのカテゴリーエース。

……力を借りるぞ、橘……!

腰に捲いたベルト。バックルに、それを滑り込ませる。
そして木野はレバーを引いた。かつて、橘がそうしたように。

『Turn Up』

蒼い燐光が、長方形の壁として展開された。
中央にダイヤを冠したクワガタムシの紋章。

浅倉もまた、動いた。

「……変身」
『Stunding by……Complete!』

右手のデルタフォンがコマンドを認識。ムーバーへの接続と共に駆け巡る銀のフォトンブラッド。
悪意の猛毒が浅倉の身を染めようとし、しかし逆に呑み込まれる。

「ッはァァァァァ……ッ」

排熱じみた浅倉の吐息。

木野は、ゆっくりと歩を進める。

「……俺は、仮面ライダー」

ある少年がいた。
カテゴリーエースの闇に呑まれ、しかし橘によって光を見出した少年が。
ある男がいた。

97 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/14(木) 23:53:25 ID:unXk/9MI0
己の過去という闇に呑まれ、しかし橘が光を見出させた男が。

足が、膝が、手が、肘が、胴が、頭が、蒼い光壁を潜り抜けた。
胸部や顔面、手の甲を飾るダイヤの菱形。
真紅と白銀の色彩を持つ、その名こそが、


「――――――仮面ライダーギャレンだ!!」


―――奇しくも、
男が放った言葉は、その少年と良く似ていた。



「……北岡さん」
「起きたのか翔一君……もう大丈夫、かな?」
「……何で、木野さんを行かせたんですか?」

げ。

「……起きてたの?」

拙い。これは拙いんじゃあない?
何しろ、木野を行かせた理由は浅倉にぶつける為だ。
あわよくば相打ちを狙ってるってのもあるけどね。
当然、それをそのまま伝えられるワケがない。

「寝惚けてたんですけど、思い出しました」

どうするよ、俺?


98 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:55:59 ID:00ZTsux+0


99 :名無しより愛をこめて:2007/06/14(木) 23:57:13 ID:beCgVT+zO


100 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下2:2007/06/15(金) 00:03:58 ID:00ZTsux+0
下手な言い訳は逆効果だ。余計疑われる。
しかし考え込む時点でアウト。それだけで嘘を疑われるからだ。
こいつ、城戸と似ているようで似ていない。本気で馬鹿な行動を取る所は似ているが、城戸と違ってきっちり思考を働かせている。

「ああ、それは……」

だから、取り合えず声を出した。考える時間を稼ぐ。

「……い……うぶです……ぬいさ……」
「……くみで……って……つッ!?」

―――何よ?

声が聞こえたのは樹海の奥。丁度、木野が向かったのと同じ方角からだ。
驚いたように、そちらへと顔を向ける。半分は演技。
渡りに船、ってのとは少し違うのかね?

―――まあ、鬼が出るか蛇が出るか……



「大丈夫ですか、乾さん……」
「巧でいいって……つッ!?」

その遣り取りは最早何度目か。
巧が木の根に蹴躓く度に繰り返された会話。

「……君達は?」

そこに、声が掛けられた。
あきらの視線の先には、スーツを着た男の姿。
こちらに強い警戒の視線を送っている。

101 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:04:01 ID:unXk/9MI0
下手な言い訳は逆効果だ。余計疑われる。
しかし考え込む時点でアウト。それだけで嘘を疑われるからだ。
こいつ、城戸と似ているようで似ていない。本気で馬鹿な行動を取る所は似ているが、城戸と違ってきっちり思考を働かせている。

「ああ、それは……」

だから、取り合えず声を出した。考える時間を稼ぐ。

「……い……うぶです……ぬいさ……」
「……くみで……って……つッ!?」

―――何よ?

声が聞こえたのは樹海の奥。丁度、木野が向かったのと同じ方角からだ。
驚いたように、そちらへと顔を向ける。半分は演技。
渡りに船、ってのとは少し違うのかね?

―――まあ、鬼が出るか蛇が出るか……



「大丈夫ですか、乾さん……」
「巧でいいって……つッ!?」

その遣り取りは最早何度目か。
巧が木の根に蹴躓く度に繰り返された会話。

「……君達は?」

そこに、声が掛けられた。

102 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:05:06 ID:beCgVT+zO


103 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:06:24 ID:Axf4NoBh0
被って申し訳ない。支援。

104 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:12:18 ID:UOzotwGF0
あきらの視線の先には、スーツを着た男の姿。
こちらに強い警戒の視線を送っている。
傍らには、巧と同年代の男が上体を持ち上げていた。

二人組みということから、あきらの思考の中に一つの情報が浮かび上がる。

―――北岡、津上という人が、きっと助けてくれる―――

「……北岡さん、ですか?」

「……ああ、そうだけど―――」



本当に何者よ。この二人。
女の子の方は俺の名前を知ってるし、男の方はボロボロでこっち睨んでるし。

「私達を助けてくれた、黒いコートを着た人が、助けてくれる人がいるって……」

……木野?
厄介なことになってきたねえ、どうも。

105 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:13:54 ID:UOzotwGF0
助けてくれた―――ということは、浅倉か誰かに襲われていたのだろう。

「……ああ、俺が北岡で、こいつが津上。
 あいつは―――木野は、どうしたの?」

大方予想はついてるけど、ね。

「私達の代わりに、あの人と闘っています……」

やっぱり、か。

「北岡さん、助けに行きましょう!」

……やっぱり、か。
誤魔化せたのは良かったけど、これはこれで拙いねえ。

「……傷はいいのかい?」
「大分、痛みも引きました。
 ―――闘えます!」

全身のバネを使って跳ね起きる津上。
確かに、そこまで疲労しているようには見えない。
……行くしかないか。

「ああ、なら―――行こう、木野を助けに」
「はい!」

全く持って――――――やれやれだ。

106 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:15:18 ID:Axf4NoBh0
  

107 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:15:55 ID:UOzotwGF0



戦況は、一方的に木野が不利だった。
その原因は、

『Bullet』

カードを銃身上部のスリットに通す。銃に吸い込まれる蒼い紋章。

「ファイア」
『Burst mode』

浅倉もまた銃を引き抜いた。互いの射線が交差する。

射撃。

弾丸の応酬は、一発ずつで終了した。
ギャレンの弾丸。喉元に直撃したそれはデルタをよろめかせ、
デルタの弾丸。鳩尾に着弾したそれは、装甲を灼き黒い焼け焦げを作り出す。

本来、弾丸とはライダーの装甲に対してさしたるダメージを与えられるものではない。
橘のように一点に集弾させれば別だろうが、木野や浅倉の技量では着弾の衝撃で怯ませるのが精々。
だが、デルタやファイズのブラスター。それが放つ弾丸は実体弾ではない。
フォトンブラッド。あらゆる生物にとって致死の猛毒足り得る攻性のエネルギーを凝縮したものだ。
仮面ライダーギャレンとは、人間とカテゴリーエースとの融合体と言える存在である。
故に、フォトンブラッドに対しては絶望的に相性が悪い。

遠距離では埒が明かない、どころか自分が一方的に不利であると悟った木野は疾走。
浅倉も銃を腰にマウントし、傍らに突き立てていた金棒を引き抜く。

スマートブレイン社製のライダーシステムとは純粋な強化服。

108 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:17:24 ID:UOzotwGF0
カタログスペック以上の出力は出せないが、裏を返せば一定の能力を常に発揮出来る。
対してボード製のライダーシステムは、カテゴリーエースとの融合を行う為の機構である。
装着者の適応値、融合係数によってはカタログスペックを遥かに凌駕する出力を叩き出すが、

「はッ……!」

渾身の直蹴り。デルタの鳩尾目掛けて放ったそれは直撃し、しかし、

「その程度かァ!?」

裏を返せば、低い融合係数で扱えるのはそれ相応の能力に過ぎないという事を意味する。
木野の一撃は、直撃したにも関わらずデルタの装甲を貫けない。衝撃が拡散し、ダメージが徹らないのだ。
橘は低い融合係数を射撃の技術と立ち回りで補っていた。だが、彼にそこまでのスキルは無い。
融合係数とて、木野薫のそれは橘に比して更に下。SB社製の中でも特に高いスペックを誇るデルタとは比べ物にならない。

振り下ろされる烈凍。左手で引き抜いた銃で受け止めるが、重い。
腕が軋む。足裏が樹海の地面に沈んだ。右の拳を握り、肘を引く。直突きの準備動作。

「ぐッ!?」

だがそれよりも早く、デルタの膝蹴りが腰に叩き込まれた。
手から力が抜け、防御を突破した金棒が左の肩を打ち据える。

消える握力。重い音を立て、ギャレンラウザーが地面に転がった。

腰から崩れ落ちる。続く打撃、大上段に振り上げられた一撃は避けられない。

ここまでか、と木野は感じる。
死んでたまるか、と木野は思う。
如何に動けば生き残れる、と木野は考える。

わからない。わからないまま――――――

109 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:18:23 ID:UOzotwGF0



起こったのは、実に単純なことだった。

振り下ろされる一撃は、人類の動態視力を凌駕する速度へと至っていた。
木野薫では止められない打撃。
額へと迫り、迫り、迫り、迫り―――

―――だが、届かない。

その理由は単純だ。
発条仕掛けの動きで跳ね上がった木野の右手が、その先端を、小揺るぎもせずに受け止めていた。

「な……!?」

驚愕の声が二つ重なる。
片方は無論、必殺の一撃を受け止められた浅倉のもの。
もう片方は、苦し紛れに振り上げた手が攻撃を弾けたことに驚いた木野のそれ。

停滞は刹那。
金棒から離した手で地面を叩き、その反動で跳ね起きる木野。
飛び退き、様子を窺う浅倉は眼中に入っていない。

右手を拳に握り、そして五指をゆっくりと開いていく。
微かな違和感―――疼き。

「お前か……お前が、助けてくれたのか……?」

鼓動、幻痛、共鳴、その全てを溶け合わせた様な、疼き。


110 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:19:56 ID:UOzotwGF0

「お前か……お前が、助けてくれたのか……?」

鼓動、幻痛、共鳴、その全てを溶け合わせた様な、疼き。
右腕が疼く。かつてと同じように。

敵を倒せ。前に進め。ライダーとしての使命を果たせ―――護り抜け、と。

「――――――雅人!」



左手で銃を拾い上げる。右手は拳として腰溜めに。
何故、あれほどの腕力を発揮できたのかは分からない。

「……ッチェック!!」
『Exeed Charge』

木野は耳を打つ音に思考を中断。見れば、デルタの銃口が輝きを放っている。
応じてラウザーを展開、引き抜いたのはカテゴリーシックス。

『Fire』

拳、肘、腕、足、膝、脚と全身を紅い焔が覆った。

「終わらせる……ッハァ!」

放たれた青白い光弾。二重螺旋を描くそれに対して右手を開き、
掴み取り、握り潰す。余波が掌を灼こうともがくが、拳の焔に掻き消された。

通常の炎では、フォトンブラッドに干渉など出来はしない。
だがギャレンが纏うのは、蛍の始祖たる不死生物、ファイアフライアンデットの炎。

111 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:20:56 ID:UOzotwGF0
真っ当な蛍はルミノール反応によって熱無き光を放つが、オリジナルが放つそれは超高温のエネルギーそのものだ。

浅倉の驚愕という隙を突きもう一枚。

『Bullet』

銃把を握り、狙いを定め―――
、、、、
投擲する。

横に回転しつつ空中を移動するギャレンラウザー。狙いは顔面右半分。
当然、当たった所でダメージなど無い。
だが、ラウズカードを格納する銃後部とのバランスをとるように、その銃身は異常に太い。
浅倉の視界が半分だけである事は木野も知っている。彼には傷の深さなど一目で分かる。
その太い銃身が、半分の視界を完全に覆い隠した。
拳を振るい上へと弾く浅倉。醒銃が高く高く舞い上がる。

刹那、強烈な打撃が入る。
一瞬にして接近したギャレンが、デルタの脇に右の拳を叩き込んだのだ。

「……ッ!?」

浅倉の口から息が漏れた。先の蹴りとは比べ物にならない衝撃。警戒が右へと向く。
それを狙った左拳のチョッピングが、顎を横から叩き脳震盪を誘発する。
瞬間だが膝が折れる。その落下を利用した三撃目が鳩尾に入った。

そして木野が右手を掲げた。落下するギャレンラウザーのトリガーガードに指を差込み半回転させホールド。
デルタの胸に突き付ける。

ライダー同士の戦いにおいて、銃弾とは弱い武器だ。
だが、橘のように一点に集弾させれば、その威力は充分に装甲を貫ける。
確かに、木野薫に射撃の技術は無い。だから、そんな裏技は不可能だ。

112 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:22:09 ID:UOzotwGF0
しかし―――

「この距離なら話は別だ!!」

二つの条件。零距離という条件。反動程度では震えもしない右手。
連射した。

「ぐ、がああああああ!?」

浸潤、貫徹。
素早く腰に戻し跳び退る。ふらつく浅倉を見据え抜き放ったカードをラウズ。

『Drop』
『Fire』

ゆっくりと息を吐き出し、呼吸を整える。
両手で大気を掻き混ぜるように、一種独特の構えを取り、

『Burning Smash』

跳ぶ。空中で身を捻り、

「ッハァァァァアァァァァッッ!!」

両の踵を、肩に打ち込んだ。
吹き飛ぶ浅倉。変身が強制的に解除され、生身の状態で木の一本に引っ掛かった。
呻きを上げ、。

「……ふう」


113 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:22:48 ID:Axf4NoBh0
   

114 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:23:44 ID:UOzotwGF0

木野もまた、バックルのレバーを引き変身を解除する。

――――――それが、運命の分岐点だとは気付かずに。



「急がないと……!」
「ちょっと、速いって!」

……この女の子、本当に何者よ?

仮にも重病人の俺や、あの乾って怪我人と比べて速いのは分かる。
だけど、津上より速いってのはどういうことよ?
樹海を走るのは難しい。歩くのならともかく、走っていては木の根に蹴躓くことがある。
このあきらって子には、そんな様子が全く無い。

「……この辺りです!」

もう津上は二十メートルも先行された。俺達からは四十近い距離が離れる。
一人、開けた場所に出ている。

「来るな!」

鋭い声―――木野?
直後、



樹上から飛び降りた浅倉が、あきらの首筋に手刀を打ち込み羽交い絞めにした。

115 :Saver In The Dark ◇A.IptJ40P.氏の代理投下:2007/06/15(金) 00:24:24 ID:UOzotwGF0



「形勢逆転、だなあ……北岡ァ!」
「……変しッ……!?」
「やめろ、津上ッ!」

「良く分かってるじゃねえか……なら、俺が何を要求するかも分かるな?」

「……何時に、何処でよ?」
「三時間後に……あの小屋でだ。おまえ一人で来い。破った場合は……」
「この小娘の命は無い、って?」
「さあなあ……それで済めば良い方かもなあ?」

「テメエ……!」

「いいよ、それで。乾君も慌てない。
 ……元々、おまえに負ける程弱くない」

「北岡さん!?」
「北岡!?」

「じゃあなあ北岡……また会おうぜ」
「嫌だね、と言いたんだけどねえ」



そのまま、浅倉はあきらを肩に担いで走り去った。
地図も見ていないのに、方角は全くもって正確だ。どんな方向感覚してるんだか。


116 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:24:52 ID:Axf4NoBh0
  

117 :代理投下:2007/06/15(金) 00:37:44 ID:Axf4NoBh0
周囲の三人―――津上、木野、乾―――は、情報を交換している。
と、木野がこちらを向いた。

「北岡。お前はどうする心算だ。
 まさか、本当に一人で行くのか?」

予想通りの質問。

「ああ」
「馬鹿な……奴は強い。ライダーとしての能力とは別の次元でな。
 お前の方が良く知っているだろう?」
「だから、だよ。それに、勝算は充分にある」

浅倉の言葉には、一つの穴があった。
俺一人で行くことは指定してきたけど、他は何も言っていない。
木野が腰に捲いたままのベルトを指差し、

「それ、借りてもいいかな?」
「……成程な。それなら確実に勝てる」

複数の武器があれば、恐らく確実に勝てる。
、、 、、、、、、、、、、、、
無論、そんなことをする気は無い。
これなら、橘のベルトを持って逃げられる。

――――――今回は感謝するよ、浅倉。

これでまた、目標に一歩近付いた。

118 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:38:28 ID:Axf4NoBh0



浅倉は、C-6から北へと向かった。
キングは、B-6を東へと歩いていた。
城は、B-5を西へと走っていた。

当然のように、その三人は邂逅する。

人でありながらその枠から外れたものと、
元より人にあらざるものと、
人を喪ったものと、



そして、それだけが、誰もに対して平等に降り注ぐ。

『あーあー、マイクテスト中。みんな聞こえてるー!?』

――――――紅い怪物の、悪意に満ちた嘲笑だけが。



【残り29人】

119 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:39:29 ID:Axf4NoBh0
【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:左目負傷、全身に中程度の負傷(打撲、火傷など)、中程度の疲労。腹は満腹。精神的にはワックワク。
   気絶したあきらを背負ってます。
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。音撃金棒・烈凍。
[道具]:ファイズブラスター。三人分のデイバック(風見、北崎、浅倉)。グランザイラスの破片。
[思考・状況]
1:北岡との戦いが楽しみで楽しみで仕方ない。

【天美あきら@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
【時間軸】中盤くらい
【状態】全身のダメージ小、気絶中。
【装備】破れたインナー、鬼笛。
【道具】変身鬼弦(裁鬼)
【思考・状況】
1:気絶中

120 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:40:14 ID:Axf4NoBh0
【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海C-6】
【時間軸】中盤くらい
【状態】肉体的ダメージ。特に右腕。
【装備】ファイズドライバー、ファイズフォン
【道具】ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰 アイロンを掛けた白いシャツ。
【思考・状況】
1:あきらを助けたい。
2:情報交換する。
3:神崎をぶっ飛ばす。
4:天道と合流する。
5:草加とも出来れば合流したい。
※次回変身時には面割れは直っています。

【北岡秀一@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:全身に中程度の負傷(打撲、火傷など)、小程度の疲労。
[装備]:カードデッキ(ゾルダ)、バタル弾。
[道具]:配給品一式×2(自分とキングのもの)
[思考・状況]
1:橘のあれ、持ち逃げしよう。
2:……城戸たちとでも合流してみるか。リュウガについて何か分かるかもしれない。
3:人数がある程度減るまでは優勝するかアンデッドになるか、とりあえず脱出を目指すかは保留。
※バタル弾は改造人間のみに効果あります。

121 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:40:55 ID:Axf4NoBh0
【木野 薫@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:本編38話あたり
[状態]:全身に小程度の負傷(打撲、火傷、刺し傷など)、中程度の疲労。2時間変身不可。
[道具]:救急箱。精密ドライバー。
[思考・状況]
1:自分の油断に対する後悔。
2:橘の遺志を継ぎ、闇を切り裂いて光をもたらす。
3:とりあえず情報交換。
4:丘のメンバーと合流。
5:無力な人たちを守る。
6:医師の使命を忘れない。

【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:胸の辺りに火傷。
[装備]:V3ホッパー、パーフェクトゼクター
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:あの少年(キング)に接触してみるか?
2:仲間を探す(丘のメンバー優先)。
3:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
4:明日、ジェネラルシャドウと決着をつける。
5:自分に掛けられた制限を理解する。
※首輪の制限により、24時間はチャージアップすると強制的に変身が解除されます。
※制限により、パーフェクトゼクターは自分で動くことが出来ません。
 パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードが変身中には、各ゼクターを呼び出せません。
 また、ゼクターの優先順位が変身アイテム>パーフェクトゼクターになっています。

122 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 00:41:37 ID:Axf4NoBh0
【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B6エリア】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:健康。
[装備]:携帯電話
[道具]:なし
[思考・状況]
1:あの男(城)に接触する。
2:レンゲルとのゲームのため、ラウズカード探し。
3:この戦いを長引かせる。そのため、支給品を取り上げる。
4:戦いに勝ち残る。まだまだ面白いものも見たい。
5:今は戦うつもりは無い。
6:北岡に興味。しばらくしたら、また会おう。

【津上翔一@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:午前】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:本編終盤。
[状態]:腹部のダメージ+疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)、ドレイクグリップ
[思考・状況]
1:情報交換しよう。
2:木野さんは……仮面ライダーとして目覚めたのだろうか?
3:元の世界へ帰る。
4:氷川、小沢と合流する。
※首輪の能力制限により、一日目のみバーニング、及びシャイニングフォームへの変身は制限されています。
※ドレイクゼクターは島のどこか、もしくは支給品として誰かに配られているかもしれません。

123 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 01:11:09 ID:/B6mkT5IO
GJ!
あきらはいつも大変だなぁ。
本領発揮の浅倉と北岡が楽しみです。




124 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/15(金) 01:11:38 ID:Axf4NoBh0
代理投下終了。
GJ!
木野さんいいよ! 北岡腹黒ww
たっくん今回出番無かったな〜。まあ、ストロンガーに比べれば恵まれているけどorz
あと浅倉、なにするだぁー!! ゆるさん!

ただ時間軸が混乱したのと、改行が多くて見づらかったのが難点。
このまえ毒吐きで見せてくれた話くらいがちょうどよかったです。


木野薫、浅倉威、天美あきら、乾巧、北岡秀一、津上翔一、城茂、キング、霞のジョー、明日夢
予約します。

……この話書き上げたら生存キャラコンプだ。

125 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 02:18:24 ID:UOzotwGF0
投下乙。
浅倉vsあきら、浅倉vs木野のバトルの意外性は面白かったですが、気になった点があります。
全体的に時間軸が滅茶苦茶になっていると思います。
木野がアギトに変身できるということは橘との戦いの後、二時間経った上でのことと推測できますが、その間、城やキングはずっと同じ場所をウロウロしていたのでしょうか。
また、浅倉は乾、あきらと遭遇するのがそんなに遅かったのでしょうか。
前のSSを読む限りではとてもそうは思えませんでしたし、メインはギャレンvsデルタなのですから、時間を大幅に進ませる必要はなかったのではないでしょうか。
後、氏は城とキングについては一度、予約した後、指摘され追加予約をされておりますが、SSを読む限り、このふたりを無理矢理追加したとしか思えません。
この扱いならば、帳尻あわせは他の方に任せておいた方がよかったと云わざるを得ないです。あと、東と西の方角が逆です。
SSの出来は問題ないだけに無理に自分ひとりでなんとかしようとするのではなく、他の書き手さんに相談していただきたかったです。

126 :名無しより愛をこめて:2007/06/15(金) 18:03:58 ID:+QBJ02blO
投下乙。
>>125と同じ意見だな。

もう一つ疑問。巧の変身時間と木野の変身時間ってそうズレてないよね?
同じ日中。なのに巧が変身しないのがおかしいかなと思った。

理由があるなら劇中で描写してほしかった。
あとリアルで立て込んでいるなら、一旦破棄するなりした方がよかったと思う。
氏一人のおかげでスレが停滞したしね。

127 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 00:35:31 ID:Wi/33zyI0
修正点まとめ。

・時間軸がおかしい。なんで城茂二時間もブラブラしているねん。
・Aアギトに木野が変身しているのに、その付近の時間で変身をした巧が変身しないのはおかしい。
 理由があるなら明確にしてくれ。
・方角が逆。

既に予約は言っているんだから、修正するなら早くしたほうがいいよ。
今までで一番迷惑かけているんだからさ。

大体今日一日返答がないってのも失礼なんだし。
きつい言い方だけど、リレーしている自覚無いんじゃない?
長引いたら自分から破棄を宣言する書き手もいるし、期限をきって、間に合わないようなら破棄をするって宣言した書き手もいるんだよ。
協調性を持ってくれ。以上。

128 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 01:19:09 ID:9WXJZQSL0
誰とは言わないが、読み専のクセに偉そうな奴が一人いる
まさかここの書き手に限って、叩くときだけ名無しになってるなんて
汚い事するわけないだろうし

129 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 03:44:19 ID:e4OpSL1U0
すみません。ちょっと疑問に思ったのですが。
ブレイド勢の変身アイテムって、融合係数やカテゴリーAの相性などで、
かなり装着者を選り好みするような印象があるのですが、
木野さんが係数が低いながらも装着できたのには、何か理由があるのでしょうか?
(アギトやオルフェノクのような変身系は、融合率が高いとか)
非適合者や敵を、あの光の壁で弾くイメージがどうしても強いもので…

130 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 12:27:36 ID:ho48EpmrO
>本来、弾丸とはライダーの装甲に対してさしたるダメージを与えられるものではない

これはさすがに暴論だろ
作品によって性能は違うが、受けたら即死こそしないが受けるダメージは高い

>橘は低い融合係数を

ピーコック戦以降はそうでもないだろ
剣崎程ではないが並位だろ

131 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 13:47:07 ID:Votzf6yO0
さっき思ったんだが、首輪のない麻生を取り込んで制限が弱まった
今のドラスはコウモリ男やクモ女を作れるのだろうか。

132 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 13:56:57 ID:ecRoMsaGO
ゼクターの様にカテゴリーAに意思を持たせても違和感あるし(下手すると睦月の二の舞い)、やっぱりアギトの力プラス橘さんの遺志を受け継いだから変身できたと自分は解釈してる。
でも何らかの描写は欲しいな。

133 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 14:23:06 ID:ixmtvzsM0
>>128
意見を封殺しようとすんなって。
書き手は尊重すべきだが、疑問点を指摘するのはどこのロワでも
行われてることでしょ?

それに確かに言い方はキツイけど、15日間も延長して一人で
停滞させてたんだから、修正点に対してどうするつもりなのか
すぐに反応すべきってのはおかしくない意見だと思うけど。

134 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 15:26:21 ID:EBrZFzkqO
>>133
それ以外の部分が蛇足
大体「今までで一番迷惑」はないだろ……いーの人と同列か?

135 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 17:17:22 ID:c5GF4ODuO
う〜ん……
勿体ないと言うか何と言うか。
此所はとても書き手に優しいロワだと自分は思う。だから、遅れるにしても、催促される前に、予め自ら申告してれば良かったのに。
修正点の指摘にしても、言い方がキツく感じてどう応答すればわからないのかも知れないけど、最初から修正の要請にもちゃんと答えていれば、
そして、したらばだけで無く、本スレでも一言あれば随分違っていたのではないかと思います。
自分は投下を心待ちにしていたし、これからも新作楽しみにしてるので、修正完了後の投下を待っています。


136 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 18:11:35 ID:xl6yDSZj0
融合係数は確か恐怖とか怒りとかの感情でも上がり下がりすんだっけ?
木野は戦意満タンって感じだから変身できることに関してはいいと思う。
話自体はすげー面白かったから、このまま破棄とかはやだなー。


137 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/16(土) 18:29:03 ID:01nl+Cms0
とにかく、本人が出てきてくれない事には何も出来ませんよね。

138 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/16(土) 18:37:25 ID:G6uw8xqqO
そうですね。内容が大幅に変わらないのであれば、自分の話にもさほど影響ありませんし。
予約はもう少し待ってからがよかったかなorz
五割程度できてますので、早ければ明日、明後日に投下できそうです。

139 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 18:43:50 ID:ecRoMsaGO
木野ギャレン・あきら誘拐・北岡ギャレンバックルGETと今後のロワを盛り上げる要素が沢山作られているので今回指摘された箇所を氏に加筆・修正して頂ければ…!!
このままの状況だとロワ自体続けるのが難しくなりそう。

140 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/16(土) 19:14:56 ID:kyExcQgD0
修正ですが、
・木野と巧の変身がほぼ同時刻なのに〜
これについて、まとめサイトで変身時間軸を確認した所、最大で一時間、巧の方が遅いです。
また、『食物連鎖』における浅倉の時間経過について、
>彼の眼には背中から火花を散らせ、逃走していくトカゲの姿が見えた。
ここから先の時間経過が不明なので、浅倉の襲撃まである程度間があったとしても矛盾は無いのではないでしょうか。
・城について
キングとの膠着状態を作り出す方向で修正しています。

その他の細かい点も修正しています。

141 : ◆tsQRBnY96M :2007/06/16(土) 19:26:19 ID:01nl+Cms0
いつ頃までかかる見通しでしょうか?

142 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/16(土) 19:42:56 ID:kyExcQgD0
城、キングの膠着について、構想はあるのですが城がどうにも苦手で……
それ抜きなら今日中に行けます。誤字と一部加筆だけなので。
>>125で、
>帳尻あわせは他の方に任せておいた方がよかった
>無理に自分ひとりでなんとかしようとするのではなく、他の書き手さんに相談していただきたかったです。
とも言われているのですが……どうでしょうか◆TJ氏。やっていただけないでしょうか?


143 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/16(土) 19:49:46 ID:G6uw8xqqO
了解。城とキングはそのままでOKです。

144 : ◆ozOtJW9BFA :2007/06/16(土) 19:59:15 ID:9ZKiSnEc0
議論の途中みたいですが、遅ればせながらの経過報告をします。
7割位まで書き上がっています。

145 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 20:32:09 ID:TzG3nIRr0
◆tsQRBnY96M氏、鳥バレしてるようなんでご注意を。

146 : ◆4wyf44BgsE :2007/06/16(土) 20:39:46 ID:c5GF4ODuO
>>135で、いろいろと生意気な事を言ってしまいました。
だけど、以前こんな流れで消えて行った書き手さんもいたので、つい書いてしまいました。
読み手としても、修正版楽しみにしています。


147 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 20:42:57 ID:c5GF4ODuO
>>144
楽しみにしています!

148 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 20:56:49 ID:rBfD1qzT0
>>145
というか◆tsQRBnY96M氏ってなんでトリつけてるの?
書き手じゃ……ないよね? まとめでトリ検索しても出てこないし。

149 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 21:14:24 ID:G6uw8xqqO
>>148
まとめの人で元◆E1yyNEjdEc氏。
トリがばれたので、新トリ使っています。
それもバレてしまってますが。。

150 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 21:48:30 ID:Votzf6yO0
催促するようですまないが>>131の質問を誰か答えてはくれないだろうか?
これによって展開変わるだろうし・・・・・・。

151 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 21:54:02 ID:G6uw8xqqO
自分は後の書き手さん次第かなと思っています。
状態表にも緩み具合いは任せると書いたので。

152 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/16(土) 21:56:27 ID:kyExcQgD0
>>143
ありがとうございます。
修正が終わったので、したらばに投下します。

153 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/16(土) 22:06:53 ID:kyExcQgD0
投下してきました。

154 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 23:03:53 ID:bjxTKrEY0
>150
これ以上ドラスが強くなってどうするの?
拡声器イベントで死亡フラグは立ったけど。

155 :名無しより愛をこめて:2007/06/16(土) 23:58:54 ID:I6XLixlfO
仮面ライダーのお約束として強い怪人は複数のライダーにフルボッコされるから安心しようや

156 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 00:31:59 ID:xJUHo7u20
ライダーロワ用の毒吐きスレです。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1177212423/

毒吐きと思われる話題はこちらに誘導してください。
なお、毒吐き向きの話題だと思った場合でも、こちらに誘導してください。
IDを出したい場合は、ageをするだけでIDが出ます。
それでは、失礼します。

157 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 05:37:25 ID:Z/fviEzf0
>>156
そこじゃなくてこっちじゃない?
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/

158 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 19:39:08 ID:xJUHo7u20
>>157
すいません。正しいURLありがとうございます。

ただいま推敲中です。
11時あたりに投下します。それでは。

159 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:08:40 ID:xJUHo7u20
投下開始します。

160 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:09:30 ID:xJUHo7u20
「ねえ、怪我をしたくなかったら、その剣を渡してくれない?」
 金に近い茶髪を持つ、小柄な少年が話しかけてくる。
 シルバーアクセサリーをジャラジャラと鳴らし、こちらへ近付いてくる。
 彼が橘の言っていた殺戮者だろうか。見た目だけでは油断はできない。
 なにより、彼は自分の武器を狙っている。考えられる目的はひとつ。
 この殺し合いで、人を殺す手段として使う。
「断る」
「ならいいよ。力尽くで奪い取るから」
 ただならない気配が漂い、茂が身構える。
 少年の薄ら笑いを見つめながら、彼が動くのを待った。

 その時がどれほど続いただろうか。お互い、隙を見出せず動けずにいた。
 だが、突如繁みの中から人影が躍り出た。
「ハハッ!!」
 男の腕が振るわれ、巨大な金棒で少年が吹き飛ばされる。そのまま木に叩きつけられたのだろう。
 なにかにぶつかる音が聞こえる。身体ごと人影に向き直る。
 女を肩に担ぐ男の身体は意外と大柄ではなかった。
 しかし、その痩身には女一人を担いでることにより、動きが制限される様子はない。
 興奮しているだろうか。色の抜けた髪の下の目を、狂気に輝かせてこちらを見る。
「北岡を殺す前に面白そうな連中に出会ったじゃないか。やろうぜ」
 こちらを見つめて言い放つ。茂は本能的にこの男が悪だと断じた。
 ブラックサタンやデルザー軍団の怪人を凌駕する狂気。
 ただの人の身に、それらを宿して、『敵』が立ちふさがった。
 もし、こいつが橘の言う『殺戮者』だとするなら、なるほど、確かにこいつは殺さなければならない。
 人を殺す。仮面ライダーなら拒否しなければならない思考だ。だが、こいつは人じゃない。

161 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:10:54 ID:xJUHo7u20
 『悪』。自分たちが立ち向かわねばならぬ存在だった。
 茂は男の肩にいる少女を見つめる。まずは、彼女を救わなければならない。
 剣を構え、目の前の男を迎え撃つ。相手がまだ変身しない為、こちらも変身はしない。
 首輪で変身が制限されている以上、最初に変身すれば不利になることもある。
 特に、生身で見事な動きを見せた敵の前では。
「倒す!」
「俺と戦え!!」

「どっちでもいい!!」

 金の影が茂の横を駆け抜け、上段から腕を振るった。
 少女を担いだ男は見えているのか、避ける。金のカブト虫の怪人、コーカサスビートルアンデッドが剣を振るったのだ。
 木々を巻き込み、地面を抉る。あれでは、少女を巻き込む。
 そうはさせない。茂は決意をした。
 即座に黒いグローブを脱ぎ捨て、左肘を曲げて両腕を右にまっすぐ伸ばす。
 ゆっくりと天に回して、逆方向に両手をそろえて構える。
「変身ッ!」
 揃った両手を高速で擦り、電気を迸らせる。
 雷が茂の身体を包んで視界を白に染める。
「ストロンガーッ!!」
 赤いプロテクターに赤い角。緑の瞳は怪人を映し、星のようにベルトは輝いている。
 ストロンガーはその手に持つ、黄金の剣を振るってコーカサスビートルアンデッドを弾き飛ばした。
「誰だよッ!!」
 少年の声そのままにコーカサスビートルアンデッドが苛立ちを隠さずに告げた。

162 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:11:06 ID:4VrD029f0
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163 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:11:52 ID:xJUHo7u20
 楽しそうにこちらを見つめる男と、怪人を前にストロンガーは仁王立ちをする。

「天が呼ぶ! 地が呼ぶ! 人が呼ぶ! 悪を倒せと俺を呼ぶ!!
聞け! 悪党ども! 俺は正義の戦士、仮面ライダーストロンガー!!」

 揺るがぬ想いを胸に、ストロンガーは少女を救うべく戦いに挑んだ。



「さてと、そろそろ向かっておきますか」
 もちろん、そのつもりは無い。ギャレンバックルを手にした北岡は、内心の喜びを隠して移動を開始しようとした。
 しかし、その彼を呼び止める声がかけられた。
「待てよ。お前、それを持って逃げるんじゃないか?」
 内心の動揺を悟られないように、振り向いて声の主を見る。
 津上と同じくらい長い髪を茶色に染め、不機嫌そうな表情をこちらに向けていた。
 白いTシャツにジーンズの姿はボロボロで、傷が至るところについている。
 厳しい視線を飄々と受け流して、乾巧という青年と目を合わせる。
「何でそう思う? 俺はちゃんと行くつもりだよ」
「どうだかな。そのベルトを見る目、一瞬だけど俺のファイズのベルトを狙っていた奴と同じ目をしていたぜ」
 その言葉に、つい舌打ちしそうになる。迂闊だった。
 そういう経験をしているなら、自分がこのベルトを欲しているのを察してもおかしくは無い。
 だが、所詮は歳若い青年だ。丸め込むのは難しくは無い。それに、自分には武器がある。
 『信頼』という名の、武器が。
「ちょっと待ってください。失礼じゃないですか」
「……北岡なら、橘の遺志を受け継いでくれる。安心して行かせてやってくれ。乾くん」

164 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:13:39 ID:xJUHo7u20
(ほらね)
 内心ほくそ笑み、北岡は真剣さを込めた演技の表情で巧をまっすぐ射抜く。
「俺を信用できなくても構わない。だが、奴の言う通りにしないとあのあきらって娘が危ない。
だから、俺に任せて欲しい。君たちはここで俺たちの帰りを待っているんだ」
 決まったと思いながら、巧を観察する。浅倉の脅しは強力だ。なにせ脱獄犯。
 本当に何をしでかすか予想がつかない。それを踏まえれば、自分を向かわせるを得ないだろう。
「いやだね。あきらは俺が助ける」
(そうそう、大人しくあきらは俺が助けるって言っていれば……え?)
 巧は踵を返し、ベルトを肩に担いでその場を離れる。
 向かう先は浅倉が消えた方向。
「待ってください! 話を聞いてなかったんですか!?」
「聞いてるよ。だがな、そいつは信用できないし、あきらが危ない。
だったら俺が助けに行けばいい。お前らから聞いた話からすれば、そろそろ変身もできるだろうしな」
「無謀だ。乾くん」
「うるせぇ! 放って置けよ!!」
 津上と木野の制止を振り切り、巧は先を進む。
 ここまで聞かん坊だとは思わなかった。ここから先は、おそらく自分が望まない提案がされる。
「しょうがない。途中まで一緒に行きましょう。北岡さん」
「そうだな。乾くんもそれでいいだろ」
 問題の巧は無言で先を進む。自分は木野たちに頷き返した。
 ここで断っては巧の疑惑を肯定するようなものだ。仕方が無い。
(まあいいさ。適当に戦闘して、逃げればいいし。乾くんも参戦するつもりみたいだしね)
 先を進む三人に続く。ギャレンバックルは鈍く輝いていた。



「仮面ライダーだって?」

165 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:13:49 ID:4VrD029f0
支援

166 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:15:25 ID:xJUHo7u20
 先程の怒りを収めたのか、こちらにコーカサスビートルアンデッドが向き直る。
 対峙し、ストロンガーは睨みつけた。
「そうだ。お前は倒す。そしてそこの男。その少女を離せ!!」
「ハッ、正義の戦士だ? お前もV3と同じ事を言う奴だな。殺し合う、仮面ライダーってのはそういうもんだろ?」
「ッ!! そうか、お前が風見さんを殺した奴か。……覚悟しろ!!」
「最初からそういやいいんだよッ! やるぜ!!」
「僕を無視しても困るんだけどな」
 コーカサスビートルアンデッドが剣を薙ぎ払い、木々が切り倒される。
 狙いは変わらず浅倉を狙っていた。それをパーフェクトゼクターで受け止める。
「人間の姿でソリッドシールドが出せないのは意外だったな。結構痛かったんだ、あれ。
そいつを殺したら相手してあげるから、今は退いてよ。ストロンガー」
「あいつごと少女も殺すつもりだろ。なら、退くわけにはいかない」
「このバトルファイト……というより僕にとってはゲームかな? 素直に従う気は無いけど、そいつを殺せるなら別にその娘も一緒に殺してもいいや」
「ハハハッ! そいつを何とかしないとこいつを殺されるぞ。ストロンガー!」
 煽る浅倉を無視して、コーカサスビートルアンデッドの隙を探る。
 怪人を倒す。殺戮者から少女を取り返す。どちらも同時に行わなければならない。難しいことだ。
 だが、ストロンガーはそこから逃げるつもりは無い。この程度のことができないで、何の仮面ライダーであろうか。
 風見志郎にしろ、橘朔也にしろ同じ決断をしたはずである。
 ストロンガーは剣を振り上げ、コーカサスビートルアンデッドに斬り込む。返す刀で少女を助けに向かう。
 だが、その剣は見えない障壁で防がれた。いや、盾の形をした何かに遮られたのだ。
「残念。君から死にたいようだね、ストロンガー」
(しまった、少女が……)
 迫るコーカサスビートルアンデッドの剣。背後からは金棒を振り上げ、こちらに迫る男の気配を感じる。
 絶体絶命。だが、ストロンガーの目は死んでいない。コーカサスビートルアンデッドの剣を受け止めた。
 甲高い金属の衝突音が樹海に響く。

167 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:16:29 ID:4VrD029f0
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168 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:18:01 ID:xJUHo7u20
(身体で金棒を受け止めて、その隙に少女を救う。多少痛いが、しょうがない)
 だが、その決意は叶わなかった。幸運な方向で。
「てりゃっ!!」
 木々より現れた鉢巻をした男が、横跳びに浅倉に蹴りを放った。
 さすがの浅倉も奇襲に対抗できず、少女を落として吹き飛ぶ。だが、嬉しそうな顔で乱入者を見つめていた。
 その男は背中合わせに、浅倉へサイを構えて声をかけてきた。
「無事か!? ストロンガー!!」
「誰だか分からないが、助かったぜ。その娘を連れて逃げてくれ。後は俺が引き受ける!」
「おいおい、霞のジョーの名前を忘れちまったのかい? 明日夢、その娘を頼む!」
「…………はい。天見か」
 明日夢と呼ばれた少年が、沈んだ様子で少女を運んでいく。
 これで心配の種は無くなった。戦いの時だ。
「あいつは風見さんの仇だ。油断するな。行くぞッ! 霞のジョー!!」
「おうよッ!」
 霞のジョーの答えを合図に、それぞれの敵に向かって散開する。
 戦場に、青年の叫びが轟いた。
「あきら!!」


 戦っている全員が声の主を見る。巧は駆け寄ってあきらの無事を確認し、ため息をついていた。
 その様子を見て、北岡は会いたくない人間に三度再会した事実に、信じていない神様を呪いたくなった。
「北岡!」
「何でまだこんなところにいるのよ」
 答えは返らず、浅倉は北岡に向かって金棒を投げた。
 生身なのに、信じられない怪力だ。

169 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:19:17 ID:xJUHo7u20
「危ない!」
 津上が叫んで北岡を突き飛ばす。金棒が二人のいた地点の、後方の木を砕いていた。
 浅倉が地面を蹴って近寄り、こちらのデイバックを奪う。
「キサマッ!」
「今変身できないお前に用はないッ!」
 浅倉は木野を蹴り飛ばす。それを木野がブロックした為、反動でお互い離れた。
 浅倉はデイバックを漁り、やがてニヤリと笑顔を浮かべて投げ捨てた。デイバックからなにかのグリップが零れ落ちる。
「北岡、これな〜んだ」
「ゲッ、津上の支給品はそれかよ!」
 北岡は津上の支給品を今までチェックしていない事実に愕然とした。知っていれば、あれを浅倉に渡さないように手を尽くしたのに。
 浅倉がデイバックから取り出したペットボトルにカードデッキをかざす。
 ゾルダや王蛇と違った、爪が中央に向かっているベルトが浅倉の腹に巻かれる。
 右脚を前に出し、身体を横に向け、右手をゆっくりと前に突き出していく。左手は腰に据えている。
「変身!」
 右手を振って、身体を正面に向かせてベルトにカードデッキをセットする。
 鏡像が幾重にも重なり、黒いライダースーツのような強化スーツを精製した。
 黒いバイザーの下にあるだろう狂気に満ちた瞳は、きっと自分に変身を促している。
 疑似ライダーオルタナティブ・ゼロ。確か、香川という男が作ったライダーだったはずだ。
 オルタナティブ・ゼロは落ちている金棒を回収し、こちらに向けた。
「さあ、やろうぜ。北岡」
「しょうがない。津上、付き合ってくれ。乾はキングの相手でもしていてちょうだい」
「北岡、僕の相手をしてくれないの?」
「先約が入っているって」
 変身したキングの姿を確認した北岡は言いながら、構えている津上の傍に立つ。
 浅倉と同じように、取り出したペットボトルにゾルダのカードデッキを掲げる。

170 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:19:39 ID:4VrD029f0
支援

171 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:22:09 ID:xJUHo7u20
 銀のベルトが北岡の腹に巻かれた。
 津上の方は、腹にベルトを顕在させて、右脚を前に出し、身体を横に向けていた。
 徐々に、右腕を手前へと引いていく。
「「変身!!」」
 叫んで、二人は同時に姿を変えた。
 全身を緑のスーツに包み、その上に銀の鎧を着込んでいる。三本線の細いバイザーは赤い瞳を走らせ、Vの字のアンテナが煌く。
 右手には大型の拳銃が握られていた。
 右隣に立つのは、身体を黒の皮膚に変え、金の鎧を精製した戦士。
 金の角を携え、赤い瞳は、自分と同じ敵を睨みつけている。
 二人はオルタナティブ・ゼロと対峙し、地面を蹴って近付いた。


「あきらは無事か……」
「ええ」
「あいつはあきらを攻撃したのか?」
「していましたよ。それが?」
 あきらと明日夢を木野に任せ、巧は立ち上がる。
 腰にベルトを巻いて、携帯を開く。その様子を見て、あきらを介抱する手を一旦止めた木野が声をかけてきた。
「戦うのか?」
「ああ。どうやら、俺は闇を切り裂いて、光をもたらす仮面ライダーファイズらしいからな」
 その言葉に、ストロンガー、コーカサスビートルアンデッド、ジョーがこちらに向いた。

172 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:22:26 ID:4VrD029f0
支援

173 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/17(日) 23:23:15 ID:xJUHo7u20
 視線が集まるなか、ボタンを打ち込む音が響く。

 ―― 5・5・5 ――

(きついな、真理。お前の期待に応えるの。だが、やってやるよ!)

 ―― Standing By ――

「あきらを虐めたツケ、今払ってもらうぜ! 変身!!」
 待機音を響かせる携帯を天にまっすぐ向け、太陽の光を反射させる。
 握る右手に力が入る。仮面ライダー、なんとも重い言葉だ。
 なにせ真理が夢を託した名だ。だが巧は重さを受け入れ、ベルトに向かって携帯を振り下ろす。

 ―― Complete ――

 電子音とともに、赤いラインがベルトから、脚と腕を沿って身体を包んでいく。
 光が瞬いて、黒い強化スーツを一瞬で精製する。
 銀のアーマーが胸を覆い、ギリシャ文字のφを模した頭部は、金の瞳をコーカサスビートルアンデッドに向けていた。
 右腕を振って、ファイズは装着の違和感を緩和させる。幾千と繰り返したその仕草は、もう戦いの合図となっていた。
「うおぉぉぉぉ!!」
 雄たけび、コーカサスビートルアンデッドに向かって拳を振るう。
 障壁に阻まれ、弾かれるが、諦めず再度攻撃をする。
 ファイズは何度も、何度も障壁を殴りつける。その様子を見てコーカサスビートルアンデッドは呆れたように呟いた。
「無駄だよ。分かんない?」
「うるせぇ!! 真理はな、俺が救世主だって言ったんだよ! 夢を守ってくれたって言ったんだよ!!
正直重てぇよ! 逃げたいよ! けどな、いろんな職業から、人から逃げてきた俺だけど……」

174 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:24:42 ID:4VrD029f0
支援

175 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvA 代理:2007/06/17(日) 23:32:58 ID:4VrD029f0
美容師になる夢を嬉しそうに語る真理。アイロンがけに四苦八苦していた自分に、アイロンのかけ方を教えた真理。
 自分に当り散らし、その事を謝った真理。美容院での実施試験の結果がよかったのか、嬉しそうに帰り道を歩く真理。
 もう、その真理に逢えない。だが、彼女が託した言葉。
 闇を切り裂き、光をもたらす。仮面ライダー。

「あいつの言葉からだけは、ファイズからだけは、逃げるわけにはいかないんだよぉー!!」

 二度と、真理のような犠牲は出したくない。ファイズである巧の願いはまだ叶わないだろう。
 放送で聞こえた死者の数。それは殺し合いに乗った人間が多い事を示していた。
 目の前のコーカサスビートルアンデッドも、その一人かもしれない。
 だから、自分の願いを叶える為ファイズは拳を振るう。
 奇しくもそれは、未来の乾巧が抱いた『夢』の為に戦う姿だった。
「電パンチ!!」
 ファイズの左隣にストロンガーが並び、拳を振るった。電気が迸り、ファイズの視界を白く染め上げる。
「なかなかいい叫びっぷりじゃないか。後輩」
「勝手に先輩面すんな!」
「するさ。お前みたいな、気持ちのいい仮面ライダーの前ではな!!」
「てりゃっ!」
 今度はファイズの右隣で霞のジョーがサイを障壁に突き刺していた。
 嬉しそうに、視線を仮面ライダーたちに向ける。
「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ。闇を切り裂くのは仮面ライダーだけじゃねえ。
俺だって、人間だって闇を切り裂いてやる! 行くぜ、ストロンガー、ファイズ!!」
 その声に応えて、三人は障壁に拳を押し込んだ。
 余裕を見せるコーカサスビートルアンデッド。それもそうだろう、障壁は一向に崩れない。
「提案だけど、君たちの支給品を置いていくなら、命だけは助けてあげるよ。どう?」


176 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvA 代理:2007/06/17(日) 23:34:07 ID:4VrD029f0
「断る!」
「ふざけんな!」
「黙っていやがれ!」
 ファイズの目の前で、コーカサスビートルアンデッドがやれやれと言いたげに首を振るう。
 その様子に苛つきながらも、拳は一向に前に進まない。
 コーカサスビートルアンデッドが剣を大きく振りかぶり、死刑執行人のように力を溜める。
 それでも、ファイズは拳に力を込めるのをやめない。
 周りの二人も一緒だ。逃げない。
 それが仮面ライダーかと、ファイズは少し嬉しく思う。真理が願いを託した相手は、間違っていない。
 いっそう力を込めた。無慈悲にも、剣が高速で迫ってくる。


 あきらが目を覚ましたとき、自分たちを助けてくれた黒いロングコートの男、木野が目の前にいた。
 そして、後ろには見慣れた少年が佇んでいた。
「安達くん!!」
「…………なんだよ。天見」
 彼の頑なな態度に疑問を浮かべながらも、知り合いが無事な姿を見て喜ぶ。
 続けて、巧たちを探して首を振る。
「乾くんなら、あそこで戦っている」
「乾さ……巧さん!」
 金のカブト虫の魔化魍が剣を振り上げている。巧の危機に、あきらはつい名前のほうを呼んだ。あのままでは三人が危ない。
 木野に助けを求めようと視線を向けるが、彼は悔しそうに首を振った。
「すまない。首輪の所為で、俺は後一時間強は変身ができない」
「そんな……」
 そういえば、巧も浅倉に襲われたときは変身できなかった。


177 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvA 代理:2007/06/17(日) 23:36:03 ID:4VrD029f0
笛を吹いて、音波を額にかざすが、身体が変化する予兆がするだけで、一向に身体が変わらない。
 歯噛みする彼女の目の前で、コーカサスビートルアンデッドが剣を振るった。
 木野が飛び出し、助けようとする。自分も動くが、間に合わない。

「やめてぇー!!」

 力いっぱい叫ぶ。巧は、この殺し合いの場で自分を助け、慰めてくれた恩人だ。
 そして、自分を守ってくれた人。その巧が、殺されようとしている。
 身が引き裂かれるような想いに動かされ、腹に力を込めて叫んだ。
 想いを込めたあきらの悲鳴に、青い影が剣を弾いて飛び込んできた。
「なに!」
 コーカサスビートルアンデッドの疑問を無視するように、青い影はあきらに纏わりついてくる。
「トンボ……?」
 そのトンボ型のメカは、彼女をある場所へと誘導している。すぐ傍にある、なにかのグリップ。
 あきらはそのグリップを取り、構えた。なにが起きるかは分からない。だが、これが一番いい行動のような気がした。
 トンボがそのグリップに向かって飛び、装着される。

 ―― HENSHIN ――

 グリップより、装甲が精製され、彼女の身体を包む。
 その様子を、木野と明日夢が驚いた表情で見つめていた。
 風を纏うことで鬼へ変身する少女に、ヤゴを模した重装甲の青い射手が姿を見せた。
 彼女は戸惑うように両手を見つめている。
「天見さん、そのまま乾くんたちを援護するんだ!」
「は、はい!」


178 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvA 代理:2007/06/17(日) 23:37:20 ID:4VrD029f0
彼女は銃を構えて、引き金を引く。発射された銃弾が敵の装甲に弾かれる。
 狙いはいい。何しろ、彼女は銃に似た音撃武器、音撃管の使い手だからだ。
 だが、ドレイクの銃はコーカサスビートルアンデッドを怯ませることもできない。
 自分は巧の力になれないのかと、悔しそうに歯噛みした。


「僕を傷つける者はいないって事さ。さあ、続きを……」
 コーカサスビートルアンデッドの声が途中で止まる。それもそうだろう。
 ピシッと言う音をたて、障壁にひびが入ったからだ。
「なッ!」
「「「りゃぁぁぁぁぁぁ!!」」」
 三人の叫びが重なり、木に障壁ごとコーカサスビートルアンデッドの身体を吹き飛ばす。
 続けて、ファイズはファイズポインターにミッションメモリーを装着した。

 ―― Ready ――

 そのまま脚に装着し、ファイズが跳ぶ。
「ジョー、俺とファイズのキックが当たる瞬間、こいつの赤いボタンを押してから斬り込め!」
「っと、とと。おい!」
 ストロンガーがジョーにパーフェクトゼクターを預け、ファイズと並ぶように跳ぶ。

 ―― KABUTO POWER ――
 ―― EXCEED CHARGE ――

 ファイズの脚から光が放たれ、まだ倒れているコーカサスビートルアンデッドに赤い三角錐のエネルギーを展開させる。
 そのまま右足を敵に向けるファイズとストロンガー。それに合わせて、ジョーが走る。


179 :名無しより愛をこめて:2007/06/17(日) 23:42:33 ID:rX1n8OIm0
支援

180 :代理貼り:2007/06/17(日) 23:49:17 ID:I+QyRbup0
「ヤアアアァァァァァッ!!」
「電! キィィィ――ック!!」
「うおりゃぁ!」
 ファイズはエネルギーを纏い、障壁を貫かんと迫った。
 ストロンガーは脚を放電させ、障壁に蹴りを放つ。
 ジョーが剣の引き金を引き、赤い光を剣に纏わせた。

 ―― Hyper Blade ――

 衝撃が、三人の身体を駆け巡る。先程ひびが入った障壁を侵略し、ビキビキと音をたてさせる。
「馬鹿な……」
 コーカサスビートルアンデッドは驚き、まだ障壁が崩れぬうちに三人を切り裂こうと構え始めている。
 急いで割らないと。ファイズがそう思ったとき、コーカサスビートルアンデッドの剣を持つ右手が爆ぜた。
 振り返ると、障壁の横から銃を構えている、あきらが変身したドレイクがいた。
(サンキュー、あきら)
 ファイズが内心呟き、最後の一押しをする。

「「「おおおぉぉぉぉぉぉぉぉーー!!」」」

 鏡が砕けるような音が反響し、盾を貫いた三人の戦士がその攻撃を王へと届かせた。
 二つの蹴りはコーカサスビートルアンデッドの胸板を砕く。ジョーが振るった剣は腹を横一文字に切り裂いて、緑色の血を吹き出させた。
 コーカサスビートルアンデッドは木々をなぎ倒しながら吹き飛んでいく。
 五、六本倒したころ、轟音が響き、粉塵が立ち込めた。
 ドレイクが近寄るが、ファイズは手で制する。まだ、倒していない。
 やがて、粉塵から折れた大樹が飛び出されてきた。狙われているのは、変身できない木野と明日夢。

181 :代理貼り:2007/06/17(日) 23:50:00 ID:I+QyRbup0
「危ない!!」
 ストロンガーの声に反応して、ファイズは彼と共に二人を庇う。
 衝撃が両腕を駆け巡り、痛みを感じる。しかし、骨が折れた様子は無い。
 木野と明日夢が無事なのを確認して、ホッとする。
 飛ばされてきた先を見るが、コーカサスビートルアンデッドの姿はもう無い。
「さすがだね。仮面ライダーは追い詰めると本領を発揮するって、すっかり忘れていたよ。
僕はゲームに乗っていないから、また会う機会があるかもね。北岡によろしく言っといて。じゃあね」
 声のみを残して、敵は消え去った。
 ストロンガーがカブトキャッチャーを使うが、完全にこの場から離れたらしい。
 悔しさを浮かばせながら、これで戦いは終わりでないことにファイズは気づく。
「あいつらを助けに行く。胡散臭い奴だけど、死んでいい奴じゃない」
「私も一緒に……」
「いや、あきらはここでその男と一緒にみんなを守っていてくれ。まだあいつが戻らない保証は無いからな」
「おい、ファイズ。へばっているなら休んでていいぞ。俺が行くからな」
「誰がッ!」
 ストロンガーに応えて、ファイズは率先して走る。
 自分に並走する仮面ライダーと共に、仲間の元へと走った。


 ゾルダのマグナバイザーが銃弾を吐き出し、木の葉を一枚吹き飛ばした。
 木々の合間を縫いながらオルタナティブ・ゼロが金棒を振るう。
「危ない!!」
 アギトが庇い、手の持つ槍で受け止めている。
 今のアギトの装甲はいつもの金色ではなく青に染め、風を操るストームフォームへと姿を変えていた。
 彼はオルタナティブ・ゼロに力で押されていく。

182 :代理貼り:2007/06/17(日) 23:51:17 ID:I+QyRbup0
このままでは危ないと判断したゾルダは、敵の頭に銃口を向けて、引き金を引いた。
 オルタナティブ・ゼロは頭を動かして、飛び退く。そして、木を盾にしながら走り続けた。
 最悪だ。丘のように障害物が少ないならともかく、こうも木々が多いと、邪魔で狙いがつけにくい。
 ファイナルベント、エンドオブワールドも同様に、木々に遮られて威力を大幅に削られてしまうだろう。
 しかも、今の浅倉はオルタナティブ・ゼロ。おそらくは素早さに特化したライダー。
 これでは相手の思うままだ。なにか打開策は無いか、アギトを見つめる。
 すると、彼は納得するように頷いていた。
「考えでもあるの?」
「ええ、取って置きの作戦があります! 耳を貸してください!」
 耳を貸し、彼の提案を聞く。全てを聞き終えたゾルダは、少し肩を落とす。
「本当にできるの? そんなこと」
「やれます! 俺を信じてください」
「信じないとは言っていないけどね」
 呟いて、ゾルダは一枚のカードをマグナバイザーにセットする。

 ―― SHOOTVENT ――

 肩に装着されるギガキャノン。二門の砲身から砲弾が発射された。
 オルタナティブ・ゼロは左に軽く移動して、砲弾が通り過ぎるのを待っている。
 だが、突然風が吹く。その風を受けて、砲弾が流れ、軌道を変えた。
「なにッ!」
 流れを変えた砲弾の直撃を受け、オルタナティブ・ゼロが吹き飛ぶ。
 驚いたゾルダは、仮面の下を半信半疑の表情にして、アギトを見つめた。
 アギトはどうだ、と言いたいのか、先程まで槍を振り回していた手を止めて、胸を張って誇っている。

183 :代理貼り:2007/06/18(月) 00:00:22 ID:lXLoIaG50
 このままアギトと組んでいればオルタナティブ・ゼロに勝てる。ゾルダがそう思い、敵を見つめたときだった。

「ク……ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ―――――――!!!」

 オルタナティブ・ゼロが身体を屈伸させ、跳ね上がって飛び起きる。そのままゆらりと、幽鬼のようにこちらを見つめた。
 ゾルダの背筋にゾクッと、悪寒が走る。アギトを見つめると、自分と同じ状態のようだ。
 浅倉と対峙したとき、時々感じるこの悪寒。この時の奴はヤバイ。
「本当、お前は楽しませてくれる。北岡、おかげですっかりイライラが消えた。
続きをやろうぜ!! ハハハハハハハハハハハハハハハ――!!」
 テンションを高めに、オルタナティブ・ゼロが地面を蹴ってこちらに駆ける。
 ギガキャノンを放つが、速すぎて敵の遥か後方で土煙を上げただけだ。
 これでは風で弾道を変える意味が無い。ゾルダは戦慄した。
 奴はもっとも安全な方向を本能的に察知したのだ。
 オルタナティブ・ゼロが金棒を薙ぎ払い、再びアギトが自分を庇って受け止めている。
 しかし、重い攻撃を受けたストームハルバードは軋んで悲鳴を上げる。
 ゾルダはアギトが近すぎて、銃を使えない。
 表面的な心の内では巻き込んでも構わないと思っているが、それでは勝率が下がるだけだ。
 歯噛みして、成す術がないことに気づく。
 アギトの身体が掴まれ、こちらに投げ飛ばされる。それを受け止めながら、振り回された金棒の衝撃が身体を貫いた。
 十メートルほど吹き飛び、二人は血を吐く。特にアギトは元から負っていた傷が開いたらしい。
 せっかく癒えてきただろうにと、哀れに思う。
「さあ、早く来いよ、北岡。でないと死ぬぜ」
 その挑発を無視して、今度はアギトにゾルダが耳打ちする。承諾するように、アギトが頷いた。
 二人は震える身体を立ち上がらせる。突如、アギトが場を離れていった。
「おいおい、逃げるつもりか?」

184 :代理貼り:2007/06/18(月) 00:00:57 ID:lXLoIaG50
 呟くオルタナティブ・ゼロに銃を向け、引き金を引く。
 金棒で防御する敵を前に、ゾルダは自信満々に言い放つ。
「なに、作戦さ。どんな作戦かは、お楽しみにな」
「……しばらくお前が一人で相手になるのか?」
「不満かい?」
「いいや、最高だ」
 再びオルタナティブ・ゼロが笑いながら迫る。銃弾で牽制しながら、少しずつ場所を誘導していく。
 アギトなら、自分の言う通り行動してくれるだろう。その後が勝負所だ。
 へまをするわけにはいかない。一つのミスで自分は命を落とす。
 だが、上手く事を運ばせる自信はある。話術と精神誘導は、時の弁護士としてマスコミに祭られた自分なら得意分野だ。
 それらを駆使して、敵をはめる。
(俺は不老不死になってやる。ここで死ぬわけにはいかないんだよ)
 ポケットにあるギャレンバックルの感触を肌で確かめ、ゾルダは、時間を稼ぎ始めた。


 ゾルダの指示を終えたアギトは、息を潜めてチャンスを待つ。
 風で合図は送った。後はここにゾルダが来るのを待つだけだ。
 正直、彼を一人にしたのは不安だった。だが、彼はこう言った。
(俺は口も腕前も達者なの。だから安心してやってきて頂戴)
 そのときの視線は、一瞬自分の腹を見ていた。特に酷い怪我を見て、身体を癒す時間を稼ぐつもりでもあるんだろう。
 北岡の人なりを知る人間なら、お人好し過ぎると指摘するだろう思考をアギトはする。
 短くも、長くも感じる時間のなか、アギトの待ち望んだ人物は現れない。
 合図からは結構時間が経っている。どうしたのだろう。
 不安のまま、アギトはゾルダを待ち続けた。


 合図の風が、ゾルダの右に小さく渦巻く。アギトと決めた、準備終了の印。

185 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:07:02 ID:7k03gjQ60
(意外と早かったじゃない)
 時間稼ぎは終わった。後は、誘導だ。オルタナティブ・ゼロと並走して、銃弾を放つ。
 今まで移動しながら銃を放っていたのは、この時の為。場所を誘導しているのを悟られない為だ。
 もっとも、こちらの目的を知ってもオルタナティブ・ゼロは誘いに乗っただろう。
 それほど戦闘狂なのだ。目の前の敵は。
 もちろん、悟られないように慎重に事は運ぶ。作戦を知られていると知られていないでは、結果が違う。
 今は敢えてアギトの消えた方向へと向かっている。それで敵が興奮してきているのが見て取れた。
 アギトと自分が何か作戦を持っているのに期待しているのだろう。
 やがて、目的の地に着く。そこで、ゾルダは銃弾を一発放ち、感嘆の声を上げる。
「……津上の奴、上手くやったな」
「? 何もないじゃないか」
「馬鹿には見えない仕掛けさ。攻めて来いよ。今に分かるから」
「そうかッ!」
 嬉しそうにオルタナティブ・ゼロが金棒を突き出し、ゾルダが吹き飛んだ。
 空気を吐き出し、地面に叩きつけられ悶える。さすがに強力だ。
「おい、どうした? 策って奴を出してみろ」
「だから、これが策だって」
 叫びならオルタナティブ・ゼロが金棒を振り上げる。
 火薬の爆ぜる音が響くが、敵は身を庇うこともしない。
 またも、金棒に吹き飛ばされる。
「……なにつまらないことしているんだ! 立て!!」
「言われなくても……立ちますって……」
 だらりと脱力したまま、右腕を向ける。銃弾がオルタナティブ・ゼロの兜を跳ねる。
 しかし、敵は身体を震わせるのみ。
「ただのはったりか!? 北岡ぁぁぁ!!」

186 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:08:08 ID:m9DIpuA70
「まさか。はったりは使うけど、それは全部自分の為だって」
「だったら今すぐ自分の命を救ってみせろ!!」
 敵に身体を蹴り上げられ、妙な浮遊感に包まれた。
 ドサッと音がして、衝撃が身体を駆け巡る。立つのも困難だ。
「……お前さ、俺が命乞いの真似をしたとき、怒りまくっただろ」
「それがどうした」
「あの時お前、周り見てなかったよ。今回と一緒でな」

「ハァァァァァ、ハァッ!!」

 アギトが飛び出し、蹴りをオルタナティブ・ゼロの背中に放った。
 数十メートルほどの距離を敵が吹き飛ぶ。飛ばされた先で、四つん這いで周りを不思議そうに見回している。
 それもそうだろう。樹海の中、木々が倒されて、障害物が無くなって広くなった場所にいるのだから。
 気づかないのも無理はない。それくらい微妙な距離だった。もう少し近付かれたら、気づかれただろう。
 自分は銃弾を放ち、反響する音でちゃんと取り除かれているか確かめた。
「だから言っただろ。馬鹿には見えない仕掛けだってな」
 ゾルダはアギトの肩を借り、立ち続ける。マグナバイザーにカードをセットした。
 閉じると同時に、男の低い声が、電子音として発せられた。

 ―― FINALVENT ――

 現れた巨人とも言うべきシルエットは、あらゆる砲身を敵に向けた。
 その背中に自分の銃身を接続して、視線をまっすぐ向ける。
 弁護した時からの浅倉との因縁も、これで終わりだ。
 こちらの必殺の砲撃を邪魔する障害物はアギトが取り除いてくれた。

187 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:09:19 ID:m9DIpuA70
 わざわざ、攻撃を受けながらも冷静さを失わせ、こちらに身体を張って誘導した甲斐があった。
 これで、必殺の一撃が放てる。

「お前との腐れ縁も、これでお終いさ!」

 言い終わると同時に引き金を引いて、動く火薬庫ともいえるマグナギガの火器を吐き出させる。
 火柱が上がり、稲妻の轟くような轟音が上がる。
 爆発が起こって、土が舞い上がり、ゾルダとアギトの身体に積もっていった。

「やったか?」
「見たいですね」
 二人は顔を見合わせ、とりあえず拳を突き合せた。
 まだ油断はできないが、とりあえず無事ではすまないだろう。
 時間が経つごとに、浅倉との鬱陶しい因縁も終わりかもしれないと思うと、心が躍った。
 邪魔としかいいようが無い奴だ。食い物を奪う、秘書を誘拐する、家を荒らす。
 自分的にも、世間的にもいらない存在でしかない。やっと肩の荷が下りた。
 ゾルダが、迂闊にもそう思った瞬間だった。
「うわっ!」
 アギトが、黒い影に締め上げられたのは。これはミラーモンスター。
 なら、浅倉は死んでいない。粉塵の向こうに影が見えている。三連射を影へ放った。
 ドスッという音が、下より聞こえてきた。血が自分の口から吐き出される。腹が熱い。
 視線を下に向けると、自分の腹から剣先が生えていた。
「北岡さんッ!!」
 アギトの叫び声が聞こえる。変身している体力も失っていく。
 変身が解けたと同時に、煙が晴れた。そこには、柄を突き立てられた金棒が、三発の銃弾を受けて立っていた。

188 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:10:44 ID:7k03gjQ60
「便利だよな。このカードデッキは。動きを速くするカードが混じってやがる」
 爆音に電子音を隠して、剣とモンスターを召還し、動きを速くして攻撃をかわしたのだろう。
 敵は剣を捻って、腸を絡ませている。ぶちぶちと千切れていく音を耳に、北岡は崩れ落ちる。
 ズルズルと腸の絡まった剣を片手にオルタナティブ・ゼロが佇んでいた。
(俺は死ぬのか? 冗談じゃない! 俺は……)
「楽しかったぜ、北岡。おかげですっかりイライラが収まった」
 続けて、敵が押さえつけられているアギトに視線を向ける姿が眼に入った。
「お前とも、また遊ぼうな。ストロンガーにも同じ言葉を伝えてくれ」
 オルタナティブ・ゼロがスラッシュバイザーにカードを通す。

 ―― WHEELVENT ――

 ゾルダとは違った、女の声をした電子音が樹海に響く。
 その声を受けて、モンスターがバイクに変形しながらオルタナティブ・ゼロの傍に立った。
 彼はゾルダのデッキを拾う。
「こいつは記念にもらっておく。じゃあな」
 排気音を響かせ、その場を去っていった。アギトが制止するが、虚しく響くしかない。
 モンスターが一分間しか存在しないのを、北岡は確認している。しかし、たとえ一分間でもそうとうの距離を稼ぐだろう。
 そして、まだ変身時間は三分ほど残っている。絶望的なほど、追いかけるのは無理だ。
 アギトは自分の傍らに立ち、必死に名前を呼んでいる。
(不老……不死に……な……)
 誰かが駆けつける足音が聞こえる。
 遅いよ、と内心愚痴り、彼は意識を手放して、永遠に戻ることは無かった。


 北岡秀一、その男、ゾルダ。

189 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:12:17 ID:7k03gjQ60
 彼は法廷では望み通りの展開をし、勝ち続け、時にはわざと負けて利益を得続けた。
 ライダーバトルも同様に、不老不死を得るために参加した。
 だが、ここは法廷ではない。
 殺し合いが行われる、殺人遊戯場。
 ここにおいて、法廷の勝利者は脱落をしてしまった。



 盛り上がった土に、木の板が立てられていた。十分ほどで作った簡易的な墓の前で男女が悲しみに沈んでいた。
 特に巧などは、自分への怒りで身体を震わせている。迂闊な事を言ったのではないか、後悔しているのだろう。
 茂は、振り返り、両拳を合わせた。
「どこに行くつもりだ」
「……津上、そいつは東に行ったんだよな?」
「はい」
「分かった」
 茂が簡潔に告げて、その場を去ろうとする。
「待て」
「止める気か? あいつは、風見さんに続いてそいつを殺した。許しては置けねえ」
「違う。俺も一緒に向かおう」
 その言葉に、明日夢を除く全員が次々と木野と同じ言葉を出そうとしたときだった。

『あーあー、マイクテスト中。みんな聞こえてるー!?』



 幼い声から出された真実に、巧は膝をついて、身体を震わせていた。

190 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:13:07 ID:7k03gjQ60
 無理もない。仲間を喪った直後に、大切な者の死体を弄ばれた事を知ったのだ。
 特に彼は北岡を疑ってしまった為、彼の死に人一倍後悔していた。
 その上、夢を託した少女を、埋葬することすら叶わない事実が明らかになった。
 口から漏れるのは、警戒した犬のような唸り声。
 やがて、巧は天を仰いだ。

「ウオオオォォォォォォォォォォォッ!!」

 後悔と怒りを混ぜて、吠えている。それを痛ましげに見つめている少女。

 巧は想う。
 美容師になる夢を嬉しそうに語る真理。アイロンがけに四苦八苦していた自分に、アイロンのかけ方を教えた真理。
 自分に当り散らし、その事を謝った真理。美容院での実施試験の結果がよかったのか、嬉しそうに帰り道を歩く真理。
 もう、その真理に逢えない。そして、彼女の死は汚された。
 真理を埋葬することも、叶わない。

 やがて、巧は立ち上がり、ふらつきながら声のした方向へ歩いていった。
 それを茂が止める。
「離せッ!」
「待てよ。俺も参加させろ」
 巧が顔を上げ、茂を見つめる。その顔に鬼の表情を浮かばせた男に、彼の怒りの深さを垣間見た。
「ふざけているよな。浅倉にしろ、この声の主にしろ。こいつらが命を軽く扱ったなら、俺はお返しにこいつらの命を軽く扱う。
お前らも気合を入れろ! こいつらを……倒す!!」
 その怒声に、皆の気が引き締まる。やがて、茂はどかっと、座り込んだ。
「まずは休憩だ。変身できるようになるまで、休むぞ。いいな」
 皆が無言で頷く。その様子を確認し、茂は寝息を立てた。

191 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:30:11 ID:7k03gjQ60
 浅い眠りの中、静かに怒りながら。


 ジョーは懐中時計を見つめる。
(水のエル、まだアギトは見つかっていない。それに、探すのが少し遅くなっちまう。
すまねえ。けど、このふざけた奴と浅倉を倒したら、必ずアギトを探す。だから安心して眠っていてくれ)
 そのまま握り締め、決心する。明日夢を見ると、知り合いに会えたっていうのにまだ沈んでいた。
 彼を立ち直らせたい。だから、彼が行った事はまだ自分一人の胸に収めておく。
 ジョーは拡声器を使った声がした方向を睨みつけた。

 霞のジョーは、傍にいる二人が『アギト』である事を、まだ知らなかった。


(ふざけてる……)
 明日夢はあきらが持っているドレイクグリップを見つめて、不満を心の中で吐き捨てた。
 その瞳は嫉妬で満ちている。なぜなら、彼があきらからドレイクグリップを借りたところ、ドレイクゼクターは影も形も見せなかった。
 しかし、あきらに返した瞬間、呼んでもいないのに姿を見せた。
 彼女はその変身道具に選ばれたのだ。仮面ライダーとして。
(鬼に変身できるらしいし、何でそんな天見を選ぶんだ。力の無い僕を選べよ。不公平だ)
 デイバックの中にある冷たく輝くスマートバックルを握る。
 その固い感触だけが、明日夢に安心を与えていた。
(仮面ライダーなんて、嫌いだ)


「津上、頼みがある」

192 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:30:59 ID:7k03gjQ60
 木野の真剣な表情を見つめ、津上は気を引き締める。
 北岡の死は悲しいが、沈んでいるだけではいられない。
「なんですか?」
「もし、この戦いが終わって、皆が無事に帰れたとしたなら、お前が俺を殺してくれ。仮面ライダーとして」
「なッ! そんなことできるわけ無いじゃないですか!!」
「……俺はこのギャレンのバックルの持ち主、橘を殺した。そして、北岡を救えなかった。
俺に仮面ライダーである資格は無い。だが、橘の遺志を無駄にするつもりも無い。北岡の仇も討つつもりだ。
だが、この殺し合いの後は……」
「……ずっと、闇を切り裂き続ければいいじゃないですか」
 驚いた表情で、木野がこちらを見つめる。
 なんで彼はこんな簡単なことに気づけないのだろう。
「木野さんは、橘さんが死んだとき、傍にいたんです。彼が生きていたら、きっとしていた事を一番しないといけないのはあなたです。
だから、橘さんの代わりに戦ってください。俺も、北岡さんの代わりに、浅倉を倒しますから」
「津上……」
 続けて、拡声器を通した声がした方を向く。
 話に聞いた勇気のある少女を弄んだ悪魔。倒さなければならない。
 津上は、仮面ライダーとしての決意をいっそう固めた。


 木野は、津上の言葉を胸の内で繰り返していた。
 橘と北岡の死を無駄にしない。その為には、この殺し合いを終わらせねばならない。
 ギャレンバックルを握り締める。これを託す相手はもう決めた。
 仮面ライダーレンゲル、上条睦月。
 橘は、彼を闇から救って欲しいといっていた。なら、これの渡すべき相手は彼以外いない。

193 :法廷の勝利者 ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 00:31:47 ID:7k03gjQ60
 木野は、ギャレンバックルを強く握り締めた。


 激闘の三十分を潜り抜けた戦士たちは、ひとまず羽を休めた。
 だがそれは、新たなる戦いの前触れに過ぎない。
 彼らの戦いは、光をもたらすのだろうか。そのメンバーには分からなかった。
 それでも、彼らはそれぞれの希望の為、歩みをやめなかった。



【北岡秀一 死亡】
残り28人


194 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/18(月) 00:53:06 ID:1ufhAbgF0
【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海C-8】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:左目負傷、全身に大程度の負傷(打撲、火傷など)、大程度の疲労。腹は満腹。
    清々しい気分。二時間変身不可(デルタ、オルタナティブ・ゼロ)
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。音撃金棒・烈凍。
    カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)。
[道具]:ファイズブラスター。三人分のデイバック(風見、北崎、浅倉)。
    グランザイラスの破片。カードデッキ(ゾルダ)。
[思考・状況]
1:寝る。
2:その後、津上とかいう奴や、ストロンガー、あきらを殺しに行くのもいい。

【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海A-6】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:全身に負傷大。疲労大。二時間変身不可。
[装備]:携帯電話
[道具]:なし
[思考・状況]
1:今回は失敗。休もうかな。
2:レンゲルとのゲームのため、ラウズカード探し。
3:この戦いを長引かせる。そのため、支給品を取り上げる。
4:戦いに勝ち残る。まだまだ面白いものも見たい。
5:今は戦うつもりは無い。
6:北岡に興味。しばらくしたら、また会おう。


195 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/18(月) 00:53:48 ID:1ufhAbgF0
【天美あきら@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:中盤くらい
[状態]:全身のダメージ小。応急処置済み。二時間変身不可(ドレイク)。一時間三十分変身不可(鬼)
[装備]:破れたインナー、鬼笛。ドレイクグリップ&ドレイクゼクター。
[道具]:変身鬼弦(裁鬼)
[思考・状況]
1:巧が心配。
2:明日夢と合流ができてよかった。
3:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
4:天道さんを助ける。

【安達明日夢@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:番組前期終了辺り。
[状態]:右手の中指先端欠損、全身の打撲。応急処置済み。
[装備]: デイパックニ人分(加賀美、影月)。影月は支給品不明です。 スマートバックル。
[道具]:果物ナイフ数本。
[思考・状況]
1:暫くはジョーと行動する。
2:なんで天見なんかを選んだんだ。不公平だ。
※アクセルレイガンは樹海エリアC-4に放置されたままです。


196 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/18(月) 00:54:43 ID:1ufhAbgF0
【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:中盤くらい
[状態]:全身に負傷中。疲労中。応急処置済み。二時間変身不可(ファイズ)。
[装備]:ファイズドライバー、ファイズフォン
[道具]:ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰 アイロンを掛けた白いシャツ。
[思考・状況]
1:放送の内容に絶望。
2:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
3:神崎をぶっ飛ばす。
4:天道を助ける。
5:草加とも出来れば合流したい。

【木野 薫@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:本編38話あたり
[状態]:全身に小程度の負傷(打撲、火傷、刺し傷など)、中程度の疲労。
    応急処置済み。一時間三十分変身不可(ギャレン、アギト)。
[道具]:救急箱。精密ドライバー。バタル弾。配給品一式×3(北岡、木野、キング)
    ギャレンバックル。ラウズカード(ダイヤのA、2、5、6)
[思考・状況]
1:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
2:橘の遺志を継ぎ、闇を切り裂いて光をもたらす。
3:北岡の仇をとる。
4:無力な人たちを守る。
5:医師の使命を忘れない。
6:ギャレンバックルを睦月に渡したい。
※バタル弾は改造人間のみに効果あります。


197 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/18(月) 00:55:39 ID:1ufhAbgF0
【津上翔一@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:本編終盤。
[状態]:負傷中。疲労中。応急処置済み。二時間変身不可。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
2:木野さん、死んじゃ駄目ですよ。
3:元の世界へ帰る。
4:氷川、小沢と合流する。
※首輪の能力制限により、一日目のみバーニング、及びシャイニングフォームへの変身は制限されています。
※ドレイクゼクターは島のどこか、もしくは支給品として誰かに配られているかもしれません。

【霞のジョー@仮面ライダーBLACKRX】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:クライシス壊滅後。
[状態]:全身に打撲。負傷大。疲労大。応急処置済み。
[装備]:サイ
[道具]:オルゴール付懐中時計
[思考・状況]
1:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
2:水のエルの使命を全うする(アギトを倒す)
3:兄貴と合流。
4:明日夢が心配。


198 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/18(月) 00:56:20 ID:1ufhAbgF0
【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海B-6】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:全身に負傷中。疲労中。応急処置済み。二時間変身不可。
[装備]:V3ホッパー、パーフェクトゼクター
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
2:変身準備ができるまでとりあえず休む。
3:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
4:明日、ジェネラルシャドウと決着をつける。
5:自分に掛けられた制限を理解する。
※首輪の制限により、24時間はチャージアップすると強制的に変身が解除されます。
※制限により、パーフェクトゼクターは自分で動くことが出来ません。
 パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードが変身中には、各ゼクターを呼び出せません。
 また、ゼクターの優先順位が変身アイテム>パーフェクトゼクターになっています。

199 : ◆vHOqGgdf1U :2007/06/18(月) 03:35:26 ID:1ufhAbgF0
GJ!
ゼロは浅倉に、ドレイクはあきらに渡ったのは上手いなと感じました。
しかし、浅倉、これで事実上変身するための道具は3つ。坊ちゃまとタメを張る極悪マーダーになってきているのは非常に楽しみな展開です。
北岡が死んだのは残念でしたが、結局ステルスのままで死んだのは少し趣き深かったり。


まとめサイト更新しましたが、更新している内に矛盾点がいくつかみつかりましたので、状態表は未更新です。
矛盾点としては木野の装備・支給品がなんの明言もなく、なくなっており、音撃弦・閻魔も放置されている場所が未記入な点です。
これがはっきり次第、状態表は更新したいと思います。
あと、天美を天見と誤表記されていますが、これはアップ時には修正いたしました。

ちなみにトリを新しくしました。前回のトリは単純だったため、>>137>>141という偽者を生んでしまったのは反省いたします。

200 : ◆AppnCvvfGU :2007/06/18(月) 09:03:23 ID:O47V28/X0
投下乙!!そしていつもながらGJ!!
明日夢が嫉妬メラメラでこええええええええ!!
あきらをさん付けしなくなってるのは仕様なんですよね?
木野が死にそうだったんで心配だったんだがとりあえず無事でよかった…
彼には雅人(笑)と対面して欲しいww

まとめ更新も乙です!!
いつも俺はタイミングが悪いな…キャラ紹介、ひより矢車剣崎佐野の4つ
したらばに投下しましたので
ツッコミ、追加修正ありましたら皆さんよろしくお願いします。

201 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 12:21:16 ID:OCexzA8/O
>>200
うぉおおおおおおお
良ぉお〜〜〜〜〜〜〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし

202 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 17:16:56 ID:dwP5d94XO
投下乙です!そしてGJ!
あきらとドレイクの相性も良さそうですね。浅倉は、オルタナティブ(ゾルダのデッキも手に入れたんですよね?状態表にありませんでしたが)までも、手にしたか……

まとめサイト更新、いつもながら乙です!
そして一挙4人分投下◆Ap氏GJ!
ひよりの妄想電波にふいた。


203 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 17:39:35 ID:dwP5d94XO
良く見たらデルタありましたorz
ごめんなさい。

204 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/18(月) 19:37:54 ID:7k03gjQ60
>>199
更新乙!
状態表、自分のミス文は修正しました。一時投下に修正版があります。
お手数ですが、こちらに差し替えてください。音撃弦・閻魔は◆AI氏に合わせてください。
誤字の修正ありがとうございます。
天見だとずっと思っていたorz

>>200
毎度ながら乙!
ついでに真理をリクエストしようかな。自分が殺した娘だしorz 自分で言って落ち込んできた。
もっと活躍させたかったな……。

明日夢の呼び方は仕様ですw
でも描写するの忘れてたorz

>>201
三個か!? 甘いの三個ほしいのか?
このイヤしんぼめ!!

205 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 20:49:01 ID:wej0pUv30
本郷がもし次回参戦したらどうだろう。
能力は旧式でもIQ600の頭脳で意外と活躍するかも。

206 : ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:50:25 ID:9JVhHDt60
投下乙!そしてGJ!
北岡が遂に死んでしまいましたか。あの独特の軽いノリがもう見れないと思うと少し残念です。
それにしても浅倉は悪役が似合うw
>>200
いつもながら乙です!
資料として使うだけでなく、毎回楽しませてもらってます。

投下します。

207 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:54:06 ID:9JVhHDt60
まるで夢の中の様に、意識がはっきりしない。

俺は誰だ?

此処は何処だ?

俺は此処で何をやっている?

そうだ、俺はシャドームーン。
来るべきRXとの決着に備え、この身を休ませていた。
 
RXとの決着?
何故、奴と決着を付けなければならない?
 
―――我が息子、シャドームーンよ。
 
誰だ!?
声が聞こえる。
誰かが話しかけている様にも
自身が内から話しかけている様にも
過去の記憶の声にも聞こえる。
 
―――よいか。自らの運命に従いブラックサンと戦うのだ。
 
余計な口出しはするな!
 
―――戦え! 戦うのだ。
 
言われるまでも無い。RXとは決着を付ける。
 

208 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 20:54:12 ID:7k03gjQ60
支援

209 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:55:02 ID:9JVhHDt60
 
―――そうだ。それでいい。
―――紀王、シャドームーンよ。
 
今、俺を何と呼んだ!?
 
 
 
「―――!!!?」
 
朦朧としていた意識が、突如急激な覚醒に見舞われる。
、 、 、 、 、 、 、 、、 、
突如それの存在を感じ取った。
、 、、 、 、 、 、 、 、 、、
それが解き放たれたと感じ取った。
 
俺の剣―――サタンサーベルの存在を。
何も覚えが無い筈だが、
俺はその剣を知っている。
俺はその剣が俺の物だと知っている。
俺はその剣の名がサタンサーベルと知っている。
 
右手を天にかざす、サタンサーベルを呼び寄せる為に。
こうすれば俺の手にサタンサーベルが来る筈だ。
 
………しかしサタンサーベルが来る気配は無い。
何故だ? 俺はかつてこうしてサタンサーベルを呼び寄せた筈だ。
 
ならば俺の方から取りに行くとしよう。
俺はサタンサーベルを求め、当ても無く歩き始めた。
 

210 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:56:01 ID:9JVhHDt60
 
◇ ◆ ◇
 
何処をどれだけ歩いたか、覚えちゃいない。

迫り来る死の影と悪夢に追い立てられ、辿り着いたのが公園。
その中には斧と盾を添えられた、簡易な墓があった。
添えられた斧と盾には、見覚えがあった。ドクトルGの墓か。

死者を弔うという習慣は、当然アンデッドには無い。
俺もかつては、それを行う人間の気持ちが全く分からなかった。
だが今の俺には、なんとなくだがそれが分かる。
そして強く戦士としての誇りに満ちていた、ドクトルGには敬意すら覚える。
 
だが何れにしろ、俺にはこいつを弔う資格は無い。
こいつを殺したのは、俺なのだから。
こいつとの戦いの際に、俺が与えたダメージは即死には至らなくとも致命傷だった事を覚えている。
 
自らの信念に殉じたドクトルGと違い、俺は唯の殺戮者だ。
死しても墓標も、弔う者も居はしまい。
例え生き残れたとしても、もう以前の様に天音ちゃんと共には生きられない。
理由はどうあれ、自分の意思で殺戮者の道を歩み出したのだから。
だが戦う事に躊躇いは無い。必ず天音ちゃん―――そして剣崎、お前を…………。
 
 
 
途切れがちな意識を何とか保つ。
相変わらず負傷箇所からは出血があるが、どうやら僅かずつでも回復に向かっているらしい。
元々は人間の姿をしていても、人間より高い回復力を持つ。
制限下でも、それはある程度発揮されているのだろう。
 

211 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:56:54 ID:9JVhHDt60
 
それでもやはり負傷、体力共に全快するにはまだ時間が掛かりそうだ。
今までの様に考え無しに、戦いを仕掛ける訳にはいかない。
 
―――使えるものは何でも利用し、講じれる策は全て講じる。
 
目前の墓の下に眠る男の台詞が、頭をよぎる。
敵である男の言葉だが、今の俺には何よりの助言だ。
 
  カシャッ カシャ カシャ
 
後方から定期的な機械音……いや、足音が聞こえてきた。
首輪探知機を持ちながら背後からの接近を許した自分の迂闊さに歯噛みしつつ、右手にハートのA・チェンジマンティスを持つ。
 
  カシャ カシャ
 
俺の背後から約10m程の所で、足音の主が止まった。
銀色の金属的な光沢を放つ体躯に、エメラルドに光る双眸を持つ者。
始めてみるそいつに関して俺は何も知らないが、直感が俺に確信を促す。
あいつは何者とも相容れない、孤独をしか生きられない者だ。そう、俺の様に。
殺し合いの中なら、なおさら味方となる者などいないであろう。
そして強い。ジョーカーの力を以ってしても、勝利を確信出来ない。
まして今の俺は満身創痍、勝算は薄い。
 
『あーあー、マイクテスト中。みんな聞こえてるー!?』

臨戦態勢を取る中で、天から拡声器による放送が降り注ぐ。
背後に居た相手は、視線を俺から天へと移す。
そして放送を聴き終えると、踵を返し俺から離れていく。
仕掛けてこない? 予想外の動きだ、こいつは殺し合いに乗ってないのか?
ならば好機だ、策を講じ利用する為の。
 

212 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 20:57:10 ID:7k03gjQ60
  

213 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 20:57:48 ID:9JVhHDt60
 
「待て!」
呼び止めるが、相手の足は止まらない。
ハートのAのラウズカードを、ベルトのバックルへ通す。
赤い単眼に黒い装甲の戦士にこの身が変身し、手中に出現した弓、カリスアローにラウズカードを通す。
 
――Tornado――
 
弓から放たれた小型の竜巻が、相手の脇を通り抜け進路上のアスファルトを盛大に破砕した。
唯の一撃だが反動が身体に堪える、やはり戦闘を行える状態では無い。
相手はこちらに向き直る。
「今のは威嚇だ。お前と戦うつもりは無い」
当然相手もそれが分かっているだろう、慌てた様子が見て取れない。
 
「お前は殺し合いに乗っているのか?」
「ああ」
「何故さっきは俺に仕掛けてこなかった?」
「俺の殺し合う相手はお前ではない」
 
成る程な、こいつは神崎士郎の定めたルールなど眼中には無い。
自分の望む相手と戦う事しか、興味が無いと言った所か。
 
「ならば俺と一時組まないか?」
「何?」
「見たところお前は負傷している、俺も傷を癒しているところだ。
 互いの傷が癒えるまで同じ場所で休めば、安全性も高まる。ただ共に居るだけだ。お互い相手を守る必要は無い」
「お前の力など借りずとも、自分は守れる」
「制限を受けているのにか?」
「不要だ」
「だが目的の相手と戦うまで、無駄な戦いを遠ざけられる。違うか?」
 

214 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 20:58:40 ID:7k03gjQ60
  

215 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 21:00:08 ID:9JVhHDt60
 
僅かな沈黙の後、質問が返された。
「お前の傷はどれ位で癒える」
「回復にも制限が掛かっている様だから、後数時間は掛かるだろう」
「次の放送までだ、それまでは一緒に居てやる。だが俺を陥れようとしているなら、必ず殺す」
そう言って相手は、公園の隣に在るビルに向かっていった。
どうやら交渉は成立したらしい。
 
 
 
ビルの一階のロビーで俺は柱に背を預け座り込み、休みを取る。
隣の柱では同じ様に、シャドームーンが休みを取っている。
互いに交換した情報は名前だけ、無愛想な奴だがそれはお互い様だ。
下手に情報を引き出そうとして、せっかくの交渉がふいになるのは避けたい。
元々俺は交渉事が得意でないのだから。
 
先刻の拡声器による放送で起こるであろう戦闘は、おそらく多数を巻き込む集団戦になるだろう。
ならば俺一人でそこに割って入るのは、リスクが高すぎる。
ちょうど次の放送まで休みを取るのだから、それから拡声器を使った場所へ向かい漁夫の利を狙う。
とにかくこれからは今まで以上に慎重に、そして効率的に戦わなくてならない。
 
ドクトルG。お前の死に報いるなどとおこがましい事を言うつもりは無いが、お前の戦士としての姿勢に学ばせてもらう。
 
天音ちゃん。君と共に生きる資格を失っても、俺は君を決して見捨てたりはしない。必ず助けてあげるよ。
 
剣崎。例えお前がそれを望まなくとも、俺がお前を優勝させてやる。
 
◇ ◆ ◇
 

216 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 21:01:17 ID:9JVhHDt60
 
シャドームーンは負傷の具合を確かめる様に、腹に有る傷を触る。
(次の放送までには、完全に癒えているだろう)
サタンサーベルや先刻の拡声器による放送は、シャドームーンも気に掛けてはいたが
始との会話で多少落ち着きを取り戻した為、休息を優先させる事とした。
 
(焦る必要は無い、サタンサーベルは俺の剣なのだ。何処にあろうと最後には必ず俺の物となる。
 そしてRXも簡単に死ぬような奴ではない。何故なら奴は俺と同じ、もう一人の…………)
未だ過去を取り戻さぬシャドームーンだが、その目的を見失ってはいなかった。
 
 
 
ゴルゴムの創世王は未だ滅んではいない。
その身が滅びても、運命の名の下にキングストーンを授けた二人の世紀王がいる限り。
 
【相川 始@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地F-5】
[時間軸]:本編後。
[状態]:胸部に抉れ。腹部に切傷。
[装備]:ラウズカード(ハートのA、2、5、6)
[道具]:未確認。首輪探知機(レーダー)
[思考・状況]
1:次の放送までシャドームーンと共に休む。
2:天音ちゃんを救う。
3:剣崎を優勝させる。
4:ジェネラルシャドウを含め、このバトルファイトに参加している全員を殺す。
[備考]
※相川始は制限に拠り、ハートのA、2以外のラウズカードでは変身出来ません。
 

217 :月蝕 ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 21:02:17 ID:9JVhHDt60
 
【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地F-5】
[時間軸]:RX27話以降。
[状態]:腹にドリルによる刺し傷。
[装備]:シャドーセイバー
[道具]:なし
[思考・状況]
1:次の放送まで相川始と共に休む。
2:RXを探し出し、決着をつける。
3:サタンサーベルを探し出し、手に入れる。
4:風見志郎(結城丈二)に借りを返す。
[備考]
※第二回放送を聞き逃しています。

218 : ◆ozOtJW9BFA :2007/06/18(月) 21:04:00 ID:9JVhHDt60
投下終了しました。
支援していただいてありがとうございます。
指摘点があればよろしくお願いします。

219 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 21:22:45 ID:7k03gjQ60
GJ!!
創生王フラグか? 面白い展開になってきました。
漁夫の利ということは……研究所に残るだろう連中のピンチ……

始さんは賢い。

220 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 21:34:06 ID:7k03gjQ60
×創生王
○創世王

まちがえちったorz

221 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 21:57:40 ID:dwP5d94XO
GJ!
まさか二人が組むとは思ってなかった。
しかし、始の背負う物は大きいなぁ。


222 : ◆A.IptJ40P. :2007/06/18(月) 22:22:37 ID:C1kErdGH0
>>159
GJ
補完ありがとうございました。
ついに北岡が逝ったか……周りの認識的には正義のライダーのままでw
つーか浅倉、オルタ零似合いすぎだwベースカラーが黒だと合うんでしょうかね?

>>199
更新乙です。
閻魔、もといあきらのデイパックは、C-6(浅倉と戦った辺り)に落ちてます。
中身は基本支給品と閻魔、変身鬼弦だけです。

>>218
GJ
この二人が組んだか……始、ジョーカーの本領発揮なるか!?

223 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 22:53:48 ID:Cz02LtBlO
オルタネイティブってサバイブ並に強いかわりに変身時間短かったはず。
このロワではどうなんかな?

224 :名無しより愛をこめて:2007/06/18(月) 23:08:43 ID:7k03gjQ60
龍騎ライダーは基本的に、ミラーワールド以外時間制限ないので、他と同じ十分でいいと思います。
ミラーワールドで戦っているわけではないですので。

225 : ◆vHOqGgdf1U :2007/06/19(火) 00:15:34 ID:1xxBKr/f0
GJ!
戦いを繰り返すのみだったカリスがドクトルGに学ぶという展開が、カリスの成長を表していて、これからの展開に期待が持てました。
シャドームーンも化けそうな伏線がありますし、色々とキャラの厚みが増してきて楽しみです。


まとめサイト更新しました。
『月蝕』、キャラ紹介のアップ、および、木野、あきらの状態表も勝手ながらこちらの方で修正、記載追加いたしました。
紛らわしいですが、木野の持っているのは元は睦月の配給品ですね。
また、ディスカリバーとGA04アンタレスは捨てた描写がまったくありませんでしたので、持っていると判断させていただきました。
何か間違いがあればご指摘をお願いします。


226 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/06/19(火) 00:42:42 ID:Fb25vMqH0
>>225
更新乙!
後、状態表本当にすいませんorz
二度目じゃないか。俺

227 :法廷の勝利者 ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/06/19(火) 11:28:21 ID:p3Ci2wxy0
”仮面ライダーシリーズのサントラ”と思われる
MP3がありました。
http://1000yenkigan.fc2web.com/rider_sr_kakutou2.mp3

228 :名無しより愛をこめて:2007/06/19(火) 16:21:29 ID:2B5tAvqiO
>>227
それはまずいんじゃ…
書き手さん達のやる気を刺激したいかもしれないけど、UPスレでやったほういがいい。

229 :名無しより愛をこめて:2007/06/19(火) 17:27:43 ID:xpvNT1ALO
したらばのライダー墓場に北岡先生が早く来て欲しいなぁ……
なんて楽しみにしてる。

230 :名無しより愛をこめて:2007/06/19(火) 22:20:00 ID:YRaOJwZFO
鬼嫁でぼっちゃまと秋山がw

231 : ◆ooH1rChbak :2007/06/19(火) 22:43:25 ID:2bWOXooY0
ドラス、キング、冴子、天道予約します。

232 :名無しより愛をこめて:2007/06/19(火) 22:59:08 ID:Fb25vMqH0
>>231
楽しみにしています。
それにしても意外な予約……

233 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 02:26:39 ID:R4MuT2Rp0
>>231
浅倉とキングはドラス戦は蚊帳の外かと思っていましたが、まさかキングも関わってくるとは、どう関わってくるのか、今からwktkです。

234 : ◆AppnCvvfGU :2007/06/20(水) 11:41:21 ID:1AFj04TM0
労いのお言葉ありがとうございます。
だんだん説明の文章が長くなっていってるので簡潔を心がけたい今日この頃。
書き手諸氏の記憶と妄想を揺さぶる引き金となれるよう努めたい。

>TJ9qoWuqvA氏
園田真理、了解です!!
ついでに草加雅人修正版、北崎も一緒に書いてる所。
近いうちにまとめて投下いたします。
氏の細かい描写と迫力ある戦闘シーンの大ファンだ!!
がんばってください。

235 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 20:44:18 ID:7jpVlkyR0
ふと支援のためにライダーのMAD(かっこいい音楽+映像の奴)をようつべで探してみたが
龍騎や555が多いのはいい、全ライダー集合もそれらについで多いのも分かる、
RXのぶっちぎりに多いMADの数も人気の高さの証明なんだと納得できる


しかしZO単品のMADが3つもあるってどういうこった?隠れた名作なのか?
Jも真も単品MADは一つも見つからないのにw

236 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 20:55:02 ID:7jpVlkyR0
あ、間違えた4つだw

ttp://www.youtube.com/watch?v=Vsu8yzEi84I
ttp://www.youtube.com/watch?v=DlLQ_m6FApc
ttp://www.youtube.com/watch?v=lmU35MXbBSw
ttp://www.youtube.com/watch?v=3BKWIqsLl2U

やっぱりありすぎだろZOw

237 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 21:01:31 ID:b7ccfztY0
最後はやっぱ全員死んで本家みたいに終わるのかな。

やっぱ特撮板でやるからには、仮面ライダー達が力を合わせて強大な敵を
倒して終わって欲しいな。


238 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 21:21:19 ID:TGqhY/rKO
ZOが初ライダーな俺。
その後カブトまで離れてたけど


239 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 21:37:09 ID:rvuA5aMU0
いつ睦月がフロート(笑)を使ってくれるか楽しみな俺
皆殺しエンドは俺もいやだなぁ…

240 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 22:30:06 ID:aFypkUL+O
仮面ライダーに鬱展開は似合わないな…

今所
熱い戦いばかりで(*´д`)ハァハァする

241 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 22:32:57 ID:FLeXBDlN0
面白ければなんでもいい
欝展開でもそれまでをちゃんと足固めしてあるなら
唐突に欝展開に逃げるのは止めてほしいかも

242 :名無しより愛をこめて:2007/06/20(水) 22:51:10 ID:EhD12H/xO
仮面ライダーって作品を扱う以上、経過はどうであれテ−マはきちんと書き手さんも抑えてくれるはずだよ>熱い展開

ヒ−ローが何も救えない展開なんて見たくはないけど、俺は書き手さんを信じてるよ。
実際、今までの話は最高に熱いしさ。

243 :名無しより愛をこめて:2007/06/21(木) 23:59:37 ID:hSUl0tyd0
>>238
子どもの頃リアルタイムでやってたのはBlackだったけど
同時にそのころビデオで全ライダー見まくってたはずだからどれが初ライダーか俺わかんねえ

244 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 00:43:30 ID:F5drvDWjO
俺の初ライダーはクウガだったなぁ……
アギト 龍騎を終わった後はしばらく見ずに
カブトの後半から再び見始めた

245 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 00:56:05 ID:TqnDVv860
俺は初代ライダーかな。世代的にはRXだけどあんまり見てない。
本郷がバトロワに参戦したらどうなるんだろう。
頭脳プレーでかなり奮戦しそうだけど。

246 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 01:04:43 ID:shTdU67P0
BLACK世代。
後はレンタルビデオでいろんな仮面ライダーを見まくっていたな。

平成はアギトで復活したけど。
アギトが無かったら仮面ライダー熱は復活しなかったな。

247 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 12:29:39 ID:vppwwvyD0
俺はBLACK世代
はまったのはクウガから。
あれで日曜朝の早起きが習慣になって今に至る。

248 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 18:26:34 ID:8sSNrMr40
俺もBLACK世代だなぁ、やはり年代的にそうなのか

249 :名無しより愛をこめて:2007/06/22(金) 20:02:55 ID:tTGzB3y90
>>247
完全におまおれ

250 :名無しより愛をこめて:2007/06/23(土) 00:05:42 ID:7cT+0yB30
俺もBLACK世代。てつをの音撃は強烈だった。

>245
本郷はIQ600くらい?ある設定だから頭はいいんだろうね。
強さだけで左右されないロワにおいては優秀な能力かも。
身体能力もショッカーに選ばれたくらいだし高いんだろう。



251 :名無しより愛をこめて:2007/06/23(土) 01:27:54 ID:+jsHyxRmO
何よりも変身ベルトは本来の使用者本人じゃなくとも使える


252 :名無しより愛をこめて:2007/06/23(土) 01:56:34 ID:ChG4xWebO
小沢さん以上の頭脳に強靭な肉体か。
さすがに隊長は凄まじいな。

253 :代理貼り:2007/06/23(土) 02:30:46 ID:BkIXpTYa0
THE FIRSTが出てたら
一文字を龍騎ライダーに会わせたら楽しかっただろうなぁとは思うw

…そういえば新V3はドレイクらしいね

254 :名無しより愛をこめて:2007/06/23(土) 02:45:36 ID:BkIXpTYa0
うわ名前がそのままorz

255 :名無しより愛をこめて:2007/06/23(土) 15:26:24 ID:P7ZYBNbN0
にくちゃんねるの過去ログが復活してたからこの隙に保存できないかな?

256 :名無しより愛をこめて:2007/06/25(月) 21:39:15 ID:FvPuBGEp0
◆ooH1rChbak氏の報告はまだなのかな?

257 : ◆AppnCvvfGU :2007/06/26(火) 11:48:50 ID:UQD9KQ0G0
キャラ紹介、園田真理、草加修正版、北崎の3つしたらばに投下しました。
草加長い…orz過去ログで書き込まれてる情報も追加したらこんなコトになった。
秘密があるキャラや矢車みたいに途中で激変するキャラは説明長くなるよね…許して…
追加訂正ツッコミあったら皆様よろしくお願い致します。

あ、あと影山冴子、剣崎一真の追加修正版準備中です。
こっちは数日中に投下予定。まとめ管理人様、その時は書き換えをお願いできますか?

258 :名無しより愛をこめて:2007/06/26(火) 19:36:10 ID:xwJzpa/E0
乙!
草加が本当に凄い長さにw

今夜の投下に向けてwktkですよ。

259 : ◆ooH1rChbak :2007/06/26(火) 21:35:20 ID:zt7VvS5O0
すみませんが、まだ七割程度しか仕上がっていません。
期限を少し伸ばさせていただけないでしょうか?

260 :名無しより愛をこめて:2007/06/26(火) 22:20:00 ID:LfzVqGbQO
期待してます!!

261 : ◆vHOqGgdf1U :2007/06/27(水) 08:37:35 ID:tLNAG44x0
>>257
GJ!
キャラ紹介、追加させていただきました。
影山冴子、剣崎一真の追加も楽しみにしております。

>>259
期待します。

262 : ◆AppnCvvfGU :2007/06/27(水) 18:23:36 ID:GAc7JTkK0
>◆ooH1rChbak氏
がんばれー!!
今後の全体の大きな流れにも関係してくる話になるのかなあ・・・
どういう展開になるかwktkして待っています。
>◆vHOqGgdf1U氏
早速の更新ありがとうございました。
すばやい作業、本当に乙です。

263 :名無しより愛をこめて:2007/06/29(金) 18:44:37 ID:ZhtZIo3g0
◆ooH1rChbak氏、今日が延長期限。
投下を心から待っているぜ!


264 :名無しより愛をこめて:2007/06/29(金) 20:19:07 ID:g1tICnMsO
自分も期待してます!待っているぜ!

265 :名無しより愛をこめて:2007/06/29(金) 23:24:07 ID:IVMDkcQzO
そろそろ期限が…


266 :名無しより愛をこめて:2007/06/29(金) 23:27:02 ID:SWdPNioQ0
とりあえず今日まで待ってみましょう。
もし無理なら無理で、今日中に連絡いただければ相談ということで。

267 : ◆ooH1rChbak :2007/06/29(金) 23:55:30 ID:tKpPiw7h0
長らくお待たせしました。今から投下しますよー。


268 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/29(金) 23:56:52 ID:tKpPiw7h0

「・・・・・あいてて、ちょっとばかし、やりすぎたかな・・・・・・?」
体の所々を抑えながら、樹海を進む少年が一人。
――――その名は、キング。
キングは先程の戦いの傷を癒すため、ある場所を探していた。
つい数時間前まで、自分達がいた小さなログハウス。
其処で体の傷を癒す算段だった。
「・・・・・・・ここ、だね。」
目的の物が眼前に見えてきた時、天から声が聞こえてきた。
『あーあー、マイクテスト中。みんな聞こえてるー!?』
まるで子供のようなその声が、森の木々の間に木霊する。
内容は、正直あまり興味が沸かなかった。
この放送に対し、キングが思ったことはただ一つ。
「・・・・・・おもしろそうじゃん・・・・・・」
未知なる存在への、期待。
たったそれだけと言われればそれまでだが、彼を動かすには十分過ぎるほどだった。
「予定変更、あっち行こっと」
キングは踵を返すと森へ向かって歩き始めた。

269 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/29(金) 23:58:21 ID:tKpPiw7h0
これが三十分前。
「あれー?多分こっちだと思ったんだけど・・・・・・」
独り言を呟きながら木々を掻き分けていくと突然視界が拓ける。
どうやらやっと森を抜けたようだ。
「・・・・・・おぉう?・・・・・・あそこか。」
キングの先には、一つの建物。
外から見る限り中は広く、まるで何かの施設のようにも見えた。
「さてさて、鬼が出るか蛇が出るか・・・・・・?」
まるで誰かに言っているように呟き、キングはその建物へ足を進めていった。



「・・・・・・誰も来ないなぁ。」
研究所の内部で、ドラスが呟く。
「もしかして、科学者を出すのが惜しくて、天道君を見捨てた・・・・・・とか?」
振り向き様に、冴子が壁に包まれている天道を挑発した。
「・・・・・・かも、な。だがこれだけは覚えておけ。お婆ちゃんが言っていた。心無い力を持つ者は、心の篭った力を持つ物に必ず滅ぼされる・・・・・・ってな。」
天道は天道で身動ぎ一つせずに祖母の言葉を紡ぐ。
「面白い子ねぇ・・・・・・あなた、オルフェノクになってみない?あなたなら私みたいにいいオルフェノクになれると思うわ。」
冴子は天道の頬に手を添えながら詰め寄る。
右手には愛用のサーベルを構えながら。
「お断りだ。お前のような悪意の塊になるなどな・・・・・・それに・・・・・・」
一瞬、天道の脳裏に巧の姿がよぎった。
「それに・・・・・・オルフェノクになっても、人間の心を失わなかった奴を俺は知っている。」
静かに、はっきりと。天道は強い目と口調で言い返した。

270 :名無しより愛をこめて:2007/06/29(金) 23:59:05 ID:SWdPNioQ0
 

271 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:00:09 ID:bLPkbqnK0
「ハッハッハッ、強気だね。まぁ、見捨てたって事はないと思うよ。」
ドラスが表情のない顔で嘲笑う。
「あら、何でそう思うの?」
疑問に思った冴子が聞き返す。
「だってあの人たち、お兄ちゃんに似てたからね。きっと助けに来る。」
お兄ちゃん。それはドラスの内側にいる麻生勝のこと。
似ていると言うことはつまり、内に秘めた正義感が天道を見捨てることはできないと言うこと。
合点がいくと、自然と口元が綻ぶ。
「どうしたの?冴子お姉ちゃん。」
ドラスの無邪気な声が聞こえてくる。
「いえ、何でもないわ。」
すぐに顔を元に戻し、ドラスへと顔を向ける。
直後、何かの気配を感じた。
耳を済ませると、遠くに何かが聞こえる。


272 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:00:42 ID:cv1NkOi70
 

273 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:01:33 ID:bLPkbqnK0
コッ・・・・・・コッ・・・・・・コッ・・・・・・
「・・・・・・誰か、来たみたいだね。」
研究所内に響く乾いた足音。
ドラスもそれに気付いたのか立ち上がる。

カチャリ、とドアの開く音。
その影から、その場に不釣合いな少年が顔を出す。
「割と少ないんだね。もう少しいると思ったのに。」
その少年――――キングは、ドラスに向かって言い放った。
「あら、坊や。何の御用かしら?」
妖艶な笑みを浮かべながら、冴子はキングに話しかける。
「別に。ただ、面白そうだったからさ。」
口元に小さな笑みを浮かべると、ドラスが口を開く。
「ねぇ、君。名前は?僕はドラス。こっちが冴子お姉ちゃんで、あれが天道総司って言うんだ。」
ドラスはそれぞれを指差し、説明する。
「僕の名前はキング。ねぇドラス、さっきの放送って君たちだよね?」
短く頷くドラスをよそに、冴子が口を挟んでくる。
「・・・・・・それで、結局何しにきたの?戦いたいのかしら?」
「ハッハッハッ、用心深いね。でも、向こうは戦うどころじゃないみたいだよ?」
そう言われ、改めてキングを見る。
所々が破れ、緑色の血が滲んだ服。
今だって、脇腹を左手で押さえている。
軽い口調だが、そのダメージは尋常ではないだろう。
――――疑りすぎか。
「ごめんなさいね。変なこと言って。」
「別にいいよ。さっきも言ったじゃない。面白そうだったからって。ねぇ、僕も混ぜてくれない?」
緊迫した空気の中で、キングがとんでもないことを口にした。

274 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:02:49 ID:cv1NkOi70
 

275 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:05:56 ID:bLPkbqnK0
「・・・・・・つまり、あたしたちの仲間になるって事?」
冴子が聞き返す。おそらく胸の内は半信半疑だろう。
「そ。いいだろ?こう見えても結構強いよ?」
ひらひら手を振り、淡々と話すキング。
するとドラスが、立ち上がって其処まで歩み寄った。
「・・・・・・何だよ。」
キングが少しだけ引くと、鋼で構成された腕を差し出してきた。
「いいよ、仲間に入れてあげる。」
子供のように少し頭を傾けながら、言い寄って来るドラス。
「ドラス君、本当にいいの?」
「大丈夫。強いってのは嘘じゃなさそうだし、何より僕と気があいそうだもん。」
ドラスのあまりに子供らしい理由に、冴子は若干呆れ、キングは自然と口元が歪んでしまった。
「これからよろしくね、キング君。」
「こちらこそ、ドラス。」
二人は、互いの手を硬く握り合った。0..

276 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:06:44 ID:cv1NkOi70
 

277 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:07:38 ID:bLPkbqnK0
「これで三人。もう、負けるようなことはないわね。」
目の前にいる二人を交互に見ながら、冴子が口を開く。
「そうだ。ちょっとやってみたいことがあるんだけど、いいかな?」
「ん、何かな?」
突然、ドラスが言い、キングが返事をする。
「まぁ、見ててよ・・・・・・フンッ!」
言葉と共に力を入れると、ドラスの両手から二つ、光の玉が飛び出した。
「これ、なぁに?」
「・・・・・・さぁ?」
いかにも不思議といった感じの冴子とキング。
――――――――その時だった。
光の玉が膨らみ始め、見る見るうちに二つの存在を形作った。
「「グ、オゥウォウアゥアォオオゥァァァッッッ!!!」」
二匹の化け物――コウモリ男とクモ女――は、言葉で表せないほどおぞましい叫びを上げた。
「・・・・・・驚いたわね。ドラス君、こんなことも出来るなんて。」
何処か楽しそうに冴子が言う。
「これならますます心配ないじゃない、アッハハハハッ!」
「そうだねぇ。そもそも最初から心配なんかしてなかったけどね、アッハッハッハッハッ!」
キングがさも嬉しそうに笑い、ドラスもそれにつられて笑う。

惨劇という名の宴の準備は整った。後は、時が来るのを待つだけ。

278 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:10:44 ID:bLPkbqnK0
――――その脇で、天の道を往く男は考えを巡らせていた。
(・・・・・・面倒なことになったな。あのキングとか言う男はともかく、
あの二匹の化け物は流石の俺にも予想外だったな。これで五人。
皆に情報が行き届いていない以上、ここは俺が何とかするしかない。
今はまだ動けないが、いつか必ず一泡吹かせてやる。
この俺を人質に取ったことを後悔するんだな。
お婆ちゃんが言っていた。どんな闇の中にも、必ず光はある、ってな。)

絶望の中に、一筋の希望が生まれた。
まだその光は儚いが、いつか――――――――。


279 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:11:25 ID:cv1NkOi70
 

280 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:13:42 ID:bLPkbqnK0
【ドラス@仮面ライダーZO】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:仮面ライダーZOとの戦闘で敗北し死亡した直後
[状態]:軽傷。左肩に音撃傷(本人は気づいていない)。最高に『ハイ!』って気分。一時間半戦闘不可?
[装備]:怪魔稲妻剣
[道具]:首輪(麻生勝)。配給品一式×4(ドラス、立花藤兵衛、麻生勝、天道)。
    ラウズカード(ダイヤの4、8。クラブの7。ハートの3、4、7。スペードの4)。
    ハイパーゼクター。ベルト(カブト)
[思考・状況]
1:第三回放送まで天道の仲間を待つ。
2:望月博士なしで神になる方法を考える。
3:首輪を外しこの世界を脱出する。
4:首輪の解除のため、冴子を利用する。
5:他の参加者は殺す。ただし、冴子とキングには興味あり。

[備考]
※1:ドラスの首輪は胴体内部のネオ生命体本体に巻かれています。(盗聴機能は生きています)
※2:ドラスはドクトルG、ヨロイ元帥、ジェネラルシャドウ、マシーン大元帥の情報を得ました。
※3:麻生は首輪が外れたため、死亡扱いになりましたが、ドラスの中で生きています。
ただし、ドラスが死ぬと麻生も死にます。
※4:赤ドラス化は能力発揮中のみ使用可能です。通常時は普通のドラスに戻ってしまいます。
※5:GM-01改4式(弾切れ)と拡声器はD-6エリアに放置されています。
※6:制限が緩められ、戦闘時間、戦闘不能時間に影響があるかもしれません。
※7:コウモリ男とクモ女は首輪をしていないため、個々の能力は十分使えます。

281 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:14:58 ID:cv1NkOi70
 

282 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:18:46 ID:bLPkbqnK0
【影山冴子@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:本編最終話あたり
[状態]:肩にかなりの深さの裂傷。一時間半は変身不可。
[装備]:オーガドライバー(オーガストランザー付属)
[道具]:首輪(園田真理)。アドベントカード(SEAL)。配給品一式。
[思考・状況]
1:生への執着。ドラスくんなら、自分の望みを叶えてくれる?
2:ドラスくんとの取引にのり、首輪の解除方法を探す。
3:あきらと巧に復讐。
4:キングのことは全面的に信頼。
5:コウモリ男とクモ女に驚き。

【天道総司@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:ハイパーゼクター入手後。
[状態]:拘束状態(ZO本編の望月博士と似たような状態)。全身に拷問の痕。重症。一時間半変身不可。
[装備]:なし。
[道具]:なし。
[思考・状況]
1:この拘束状態から脱出する。
2:ドラスたちを倒す。
3:乾、あきらをはじめ、皆の守りたい人との合流。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。
小沢が求める設備はD-6エリアの研究所が有力ですが、他に存在するかは後の書き手さんに任せます。

283 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:20:00 ID:bLPkbqnK0

【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:全身に負傷大。疲労大。一時間半変身不可。
[装備]:携帯電話
[道具]:なし
[思考・状況]
1:楽しそうなことになった。超楽しみ。
2:レンゲルとのゲームのため、ラウズカード探し。
3:この戦いを長引かせる。そのため、支給品を取り上げる。
4:戦いに勝ち残る。まだまだ面白いものも見たい。
5:北岡に興味。しばらくしたら、また会おう。

284 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:20:44 ID:cv1NkOi70
 

285 :ドラスのなく頃に ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 00:23:28 ID:bLPkbqnK0
以上、投下完了しました。
期限を過ぎての投下、本当に申し訳ありませんでした。
感想、ご意見、指摘点などあったらお願いします。

・・・・・・タイトルに深い意味はありませんよ?w

286 : ◆vHOqGgdf1U :2007/06/30(土) 00:24:44 ID:cv1NkOi70
GJ!
ドラスがキングと共闘する理由が気があいそうというのが、単純且つらしくてよかったです。
ふたりとも能力制限中なのによくやるな。
コウモリ男とクモ女の登場で、矢車たちに暗雲。天道はなんとかできるのか?と、すばらしい引きだったと思います。
しかし、ドラスは制限中というのに怪人を生み出せるとは、相当制限緩んでいそうですね。

安達明日夢、天美あきら、乾巧、霞のジョー、木野薫、城茂、津上翔一、
秋山蓮、小沢澄子、神代剣、草加雅人、日下部ひより、氷川誠、南光太郎、
矢車想、結城丈二、リュウガ、ジャーク将軍、上城睦月、ガライ、ジェネラルシャドウ
相川始、シャドームーン、キング、影山冴子、ドラス、天道総司
を予約します。

287 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:41:37 ID:bLPkbqnK0
浅倉以外総予約ーッ!?
これは期待大です。頑張ってください。

288 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:42:43 ID:UksKdFnF0
全員www

289 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 00:44:33 ID:bLPkbqnK0
しまった、上げてしまったorz

290 : ◆vHOqGgdf1U :2007/06/30(土) 01:18:47 ID:cv1NkOi70
すいません、>>275の最後ですが、

>二人は、互いの手を硬く握り合った。0..

これは誤字でしょうか、文字化けでしょうか?

291 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 01:44:18 ID:PVvqv9R80
>>285
GJ!
似たもの同士というところかw
ますます激戦が予想される展開に運んで、盛り上げるのが上手いと思いました。

>>286
ほぼ全員予約来た!
予約合戦には負けましたが、楽しみに待っています!

292 : ◆ooH1rChbak :2007/06/30(土) 10:08:00 ID:bLPkbqnK0
>>290
すいません。誤字ですわorz

293 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 13:40:21 ID:GwVrHzo/0
ttp://jp.youtube.com/watch?v=x-4sR3sL4Bs


294 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 15:47:34 ID:bLPkbqnK0
・・・・・・あれ?youtubeって日本語だったっけ?

295 :名無しより愛をこめて:2007/06/30(土) 18:19:57 ID:IOIC1svj0
>>285
GJ
……あれ? 蝙蝠&蜘蛛って首輪無いから制限もナッシング?
矢車チーム大ピンチ……か?

>>286
二十七人同時予約……これは波乱の予感

あと、没ネタ投下スレありましたっけ?


296 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 10:51:53 ID:LWwgmHw00
>>286
新作を期待しています。
まとめサイトに関しての訂正をお願いします。

結城丈二の状態表より

>[時間軸]:[時間軸]:仮面ライダーBLACLRX終了後。

>[時間軸]:仮面ライダーBLACKRX終了後。
に訂正お願いします。

297 : ◆AppnCvvfGU :2007/07/01(日) 11:19:30 ID:55P2Gx4R0
ooH1rChbak氏>
乙!!そしてGJ!!ドラスとキングがやばいなあ…ww
冴子さんが漁夫の利もって行きそうな気もするし…
天道がんばれ!!
タイトル見てドラスの中の瀬川が目覚めてグギャったり
キングL5発症とか冴子さんが憂慮すると祟りシステム発動とか
一瞬にしていろんな妄想をしてしまった・・・orz
vHOqGgdf1U氏>
小沢の頭脳と草加の悪知恵と光太郎の気合と矢車のここ一番の動揺wwに超期待!!
がんばってください!!
そして氷川に早くGトレーラーを…

したらばにキャラ紹介 冴子修正追加版、剣崎修正追加版、リュウガの3つ
投下しました。いつもの如く追加訂正ありましたら皆様お願い致します。

298 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 13:40:00 ID:KvSpK9UKO
乙です。
ドラスは案外、キング辺りに騙されてやられそうだ。
あとドラスの中の麻生が復活するかどうかも楽しみです。
原作じゃオルゴールの音色で復活出来ましたがどうなるか…

299 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 18:30:34 ID:lrK5bc5A0
光太郎が怒りの力でバイオライダーになって、ドラスの体内に入り込み麻生を助けると予想。ついでにドラスの体内をボロボロにする
でも首輪の制限で液体化しても体内に入れないのかな?

300 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 19:35:23 ID:6o4l/nPwO
光太郎がバイオライダー化して首輪と制限が取れたら神崎士郎的にかなりマズいことになっちゃうぜ?

301 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 19:50:49 ID:ot3IDBIoO
原作の望月博士の死因ってあの拘束から解かれたからだっけ?
天道まずいな

302 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 21:22:35 ID:+/HNQC9W0
>>300
何か気配を感じて後ろを振り向くと大量のライドロンが……

303 :名無しより愛をこめて:2007/07/01(日) 22:49:03 ID:TvvFrfQV0
27人同時・・・スゴス

304 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 00:23:34 ID:0NLItzUuO
>>302
平行世界から来たハイパーカブトの大群と未来から来たRXの大群がオーディン&神崎士郎の前に立ちはだかる!

305 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 01:03:38 ID:PvkBOx2t0
そこまでのフラグ立てる方が大変そうだw

306 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 01:49:56 ID:/AiSUBwDO
>>304
なんというカオス展開www

307 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 01:59:00 ID:6RRDrDc50
>>304
それはそれで見てみたいwwww

308 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 02:17:40 ID:8UuB9mwx0
RXとカブトが制限解除して立ち向かったらマジで神崎に勝てそうだな。
それにしてもRXの活躍が早くみたいな・・・出来ればドラスを圧倒して
ぶっちぎって欲しい。この局面を切り抜けれるのはこいつしかないだろう。

309 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 03:05:08 ID:m/inqYAdO
このスレを見ているせいか夢でライダー達が戦ってたぜ……

310 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 11:52:03 ID:0NLItzUuO
RXとハイパーカブトのバイク攻撃になすすべもなく倒されるオーディンと神崎。
お互いを掴もうと手を伸ばすが、オーディンはRXに鎖を足首につけられて、連れ去られてしまう。
そして何ヶ月かたったある日………オーディンは靴を修理して働いていた。

311 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 13:54:19 ID:eATWOhm7O
何そのパラダイス・ロストwww


312 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 14:49:49 ID:xuCWjV5ZO
吹き出したやんか!
しかも想像したら神崎とオーディンがキモい

313 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 16:45:26 ID:ygnLp1KmO
>305

そんなときに魔法の言葉。

「その時、奇跡が起こった!」

314 :名無しより愛をこめて:2007/07/02(月) 17:35:09 ID:0NLItzUuO
天道's「今日は俺たちとお前たちで」
光太郎's「ダブルライダーズだからな!」

315 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 00:12:58 ID:9F2IV82L0
RXに複線はいらないわな。
「その時、不思議なことが〜」

この一文だけで事足りるんだし。

316 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 00:31:45 ID:FbLCErOm0
とても便利だが禁じ手というか奥の手というかww

317 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/03(火) 02:00:15 ID:akVanNW+0
まとめサイト更新しました。
キャラ紹介の更新です。
進行状況ですが、現在4、5割程度。水曜の夜中までに投下予定です。

>>295
したらばに作られてはいかがでしょうか?

318 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 02:12:51 ID:gsKgXx8R0
>>317
まとめ更新乙!!
早い! 楽しみにしています!!

319 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 03:40:21 ID:iTCscJmj0
やはりラストは一人残りになるのかな?

ん〜、ライダーBRならではのラストに期待したいね
10人ライダーvsオーディンとか、、、、しかしRXに勝てる奴が想像つかねーよ

320 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 07:47:00 ID:EkRBSTwhO
RXは、ヤバいよ。

321 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 08:40:41 ID:8KpbiSqMO
>>317
投下が楽しみです!
そして更新乙です!

322 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 09:36:51 ID:QOyNjkTj0
>>317
いつも更新お疲れさまです。
力作が楽しみだ!!どうぞがんばってください!!

323 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 12:49:15 ID:0NHebaDRO
さしものドラスもミナミコウタロスには勝てないだろうな。
「おのれドラス、許さん!」

って言って欲しいなw

324 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 13:17:20 ID:EkRBSTwhO
つーか草加と明日夢がウザくなってきた。
早く死んでくれ。

325 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 13:59:37 ID:t6rVhws0O
>>323
ミナミコウタロスが良太郎に憑依………そんなネタを考えた時期が俺にもありました

326 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 14:50:48 ID:AHCmX4HJO
味方も含め人外ばかりのライダーロワだからいろいろ画策したりしないと人間は生き残れないよな…
これで明日夢か氷川が優勝して「本当に強いのは人の思いだ!」的な〆になったら…泣ける(いろんな意味で)

327 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 15:03:25 ID:lBYWm/G10
参加していて生き残ってる全ライダー対神崎オーディンっつーのが見てぇ

328 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 15:52:41 ID:EkRBSTwhO
草加は、生き残って欲しくない。

329 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 16:10:50 ID:8k5nfsrxO
いや、全員いい子ちゃんだと面白くない

ダークヒーローは貴重

330 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 16:14:06 ID:H/CZ8AuTO
明日夢「本当に強いのは…人の思いだ!」
響鬼・加賀美・水エル「お前が言うな」

331 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 16:14:19 ID:t6rVhws0O
草加は生き残ってほしくないが活躍はしてほしい(草加的な意味で)

332 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 16:57:49 ID:E2uN7q/eO
草加イザは誰か(ライダー)と壮絶に相討ちとかがいいな。
最後まで嫌な奴を貫きつつ、格好良く。

ともあれ力作wktk

333 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 18:55:22 ID:4dw3TqBSO
草加がコウモリ男かクモ女に敗れたら泣ける

334 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 19:59:38 ID:lBYWm/G10
RX大好き人間の俺としては、カイザは仮面ライダーとしてドラスと壮絶に相討ちになって欲しいかな

335 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 20:16:05 ID:8k5nfsrxO
ここで予想を裏切って
天道死亡 矢車さんカイザベルトを使って死亡

光太郎残して 全員死亡だと 光太郎は悪魔に認定する

336 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 20:35:31 ID:t6rVhws0O
光太郎だけは死ぬ姿が思い浮かばん。下手したら死体になっても太陽光が当たるだけで生き返りそうで怖い

337 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 20:36:23 ID:AHCmX4HJO
天道死亡→ネイティブひよりが天道に擬態してハイパー化(風間ワームがドレイクになれたから擬態すればなんとかなるか?)→脱出→オーディン出現→ひよりとオーディン相討ちエンド。
とか妄想したがいろいろ無理だな。
そういえばネイティブのネックレスって破壊されたんだっけ?


338 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 22:45:20 ID:gQCGgSbp0
特別に映画版天道と神崎のやり合いをしてるんだし
TV版天道まで死んだら映画版天道の死が無意味になるようでなんかなぁ。
RXとカブトの共闘は見てみたい。

339 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 22:51:32 ID:4dw3TqBSO
>>338
草加がマイザーボマーで氷川たちを急襲したときに壊れたことになってる。

340 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 22:53:22 ID:4dw3TqBSO
安価ミス
>>338>>337

341 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 23:50:45 ID:8aTSxU+G0
今回のバトル、サバイブ「烈火」は出てないんだね・・・
勝者(複数人も可)がオーディンを撃破してオーディンデッキを手に入れて、
3枚のサバイブカードを使った大逆転ハッピーエンドを期待していたのに

342 :名無しより愛をこめて:2007/07/03(火) 23:56:40 ID:uv+cn4ZoO
ラウズカードみたくどこかに放置されてるとか

343 :名無しより愛をこめて:2007/07/04(水) 09:09:21 ID:9H4IGXrD0
ドラスの持つ怪魔稲妻剣がミソ
光太郎、下手に悲しんでロボライダーにパワーアップしたら最悪それが死亡フラグになる危険性も・・・

でも仮にも初披露フォームでいきなりやられる展開だとそれはそれでちょっとなぁ

344 :名無しより愛をこめて:2007/07/04(水) 12:29:41 ID:NX/JJilxO
悲しむ→ロボライダー化→ついでに怒る→バイオライダー化
と一気にやれば大丈夫

345 :名無しより愛をこめて:2007/07/04(水) 13:16:35 ID:1yxtdtyf0
ロボライダーのハッキング能力で首輪あっさり外せたりしないよな

346 :名無しより愛をこめて:2007/07/04(水) 14:04:33 ID:AJKgWiMg0
そんな機能あったっけ?

347 :名無しより愛をこめて:2007/07/04(水) 22:10:09 ID:NX/JJilxO
>>346
ある。ていうかボルティックシューターは生身の人間でも使えるんだな……

348 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 00:33:52 ID:VWWQ43YeO
もうすぐ投下予定時間になるのかな?
過去最高27人予約で話がどう進んでいくのかwktk待機中。

349 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 00:36:23 ID:IY2jPrhoO
解析はできるが技術の関係上ロボ自身では解除できないとか?
多分ライダークオリティにより解析さえしちゃえばあっさり解除しそうだが

350 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 00:54:18 ID:WYsNO4bdO
光太郎のすごい所は一人だけ首輪の解除方法が二つあることだぜ

351 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 02:43:59 ID:6aiDwGkeO
駄目だ……
もう我慢できない……
おやすみ

352 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/05(木) 07:18:58 ID:N1pAmQPv0
>>351
ごめんなさい。
真夜中に投下予定でしたが、書きあがらず、現在進行状況は9割5分程度です。
本日の夜、推敲の上、投下します。

353 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 08:15:49 ID:6aiDwGkeO
わかりました
楽しみにしてます

354 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 21:02:48 ID:tiXN19Kl0
そろそろ来るか…?

355 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 21:31:52 ID:wd+yVXjm0
ところで浅倉は、独り寂しく何をしているのかなw

356 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 21:33:38 ID:XePoknbF0
一人「料理の鉄人」

浅倉「さあ、今日のメニューは……グランザイラスの串焼きだ……」

357 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 22:00:07 ID:lrLSjIq6O
浅倉「食べて良いか?」

358 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 22:25:24 ID:DwT1FcEh0
橘「俺も、食っても良いかな?」

359 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 22:41:01 ID:WYsNO4bdO
光太郎「ペロ……………これはクライシス!!」

360 : ◆ooH1rChbak :2007/07/05(木) 23:04:39 ID:UgcBA3Gj0
浅倉威予約します。

361 :名無しより愛をこめて:2007/07/05(木) 23:54:06 ID:MCqLrCa50
>>360
期待

つーか脅威の27人予約が行われてる一方で一人ぼっちのこの寂しさ、
なんか浅倉が本気でものすごくカワイソス(一番ノリノリの奴のはずなのにw)

362 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:01:27 ID:IJn/8P920
>>360
たった一人の浅倉がどうなるのかwktk
27人予約共々待ち望んでます

363 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:02:31 ID:rXmODkgS0
大変遅くなりましたが、投下いたします。

364 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:03:53 ID:rXmODkgS0
 樹海の中、煌々と輝く陽の光を遮る大樹の下で寝息を立てる7人の男女達。
 7人の男女は皆、一様に疲弊していた。
 無理もない。平和な日常から切り離され、殺し合いの場に放り込まれてから、1日も経過していないというのに、既に何人もの死者が出ている。
 次に死ぬのは自分かも知れないという恐怖はいやでも精神を蝕んでいく。
 そして、最も精神を蝕まれ、既に他者への思いやりを失った少年は寝たふりをしながら、状況を注意深く窺っていた。
 安達明日夢である。明日夢は隙があれば、首輪に手を掛け、水のエルと同じように他の参加者の首を吹き飛ばすつもりだった。
 話しを聞く限り、今、変身できるのは明日夢しかいない。後は武器さえ封じれば、皆殺しにすることだってできるはず。
 だが、すぐにそれは無理だとわかる。1人を除き、皆一様に隙がない。
 加賀美の時と同じだ。立ち上がろうと動きを見せれば、皆、何らかの反応を示す。
 盾になる人間が増えたのはいいが、増えすぎては手に余る。
 皆を離別させる上手い方法はないものかと、明日夢が思考していると、誰かが立ち上がった。
 寝込みを襲う気かと、明日夢は身を硬くする。
 しかし、その男は寝ている者には眼もくれず、南に向かって、歩き出した。
「どこへ行く、乾」
 男を制止する声。声を掛けたのは城、掛けられたのは乾だ。
「小便だよ」

365 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:04:39 ID:rXmODkgS0
「じゃあ、俺も付き合おうか。南への長い小便にな」
 城の言葉に乾は顔をしかめる。城には乾がどこに行こうとしたかわかっていた。
 真理を汚した放送の主の前にひとりで行き、ひとりで決着を着けるつもりなのだ。
「俺も行くって言ったろ。それにお前はまだ変身できない。生身のままで戦うつもりなのか?」
「俺にはもうひとつ、変身がある。俺は一刻も早く真理の仇を取りたいんだ!」
 なるほどなと、城は思う。乾は少し自棄になっているのだろう。
 自分の大切な人の遺志を継ぎ、戦うことを誓った矢先に、再び死を強く意識させられ、その人の願いを叶えなければならないという強迫観念に駆られているのだ。
 城も岬ユリ子が死んだことを聞かされた時には似たような状況に陥った。
 だから、こういう時の対処の方法は知っている。
「乾」
 城は乾の肩をポンと叩いた。そして、無理やり振り向かせると、握り締めた拳で、右頬を思いっきり殴った。
「なにしやが……」
 非難の声を上げようとする乾の胸倉を掴み、城は自分へと引き寄せた。
 乾の眼を真っ直ぐに見つめ、言葉を紡ぐ。
「いいか。お前が少女の願いを叶えたい気持ちはわかる。だが、慌ててどうする!
 仮面ライダーの使命は闇を切り裂き、光をもたらすこと。光をもたらそうとする奴が死んだんじゃ、何にもならねぇ。
 乾、お前は生き残らなきゃいけないんだぞ。お前に想いを託した少女の分まで生きて、したかったことを叶えてやらなきゃいけないんだ」
 かつて城自身が経験した想い。岬ユリ子への想い。それを真正面からぶつける。
 その言葉が持つ想いの深さを、乾の心は感じ取ったのだろう。カッとなっていた頭は幾分か冷静さを取り戻したようだ。
 乾はひとり進むことを諦め、大地へと腰を下ろす。
「わかった。あと一時間だな」
「ああ、あと一時間経ったら、皆で放送の奴を倒しに向かうぞ」
「それですが」
 突如、ふたりに掛けられる声。振り向くと、そこにはサングラスを掛けた黒づくめの男――木野がいた。
 彼の後ろを見ると、今の悶着が目覚ましになったのだろう。津上らも眼を覚まし、こちらに注目していた。
「城さん、私に提案があります」 

366 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:05:39 ID:rXmODkgS0
「提案?」
「ええ、南に向かうのは私と乾さん。後の皆さんは合流地点を決めて、そこに待機してはいかがかと」
「おいおい、俺は必要ないっていうのか?」
「いえ、そういう意味ではありません。ただ、全員で行っても無駄だと言ってるのです。
 安達くんや霞のジョーさんは生身ですし、天美さんは変身できるといっても女性。それに津上さんは傷が深く、しばらく安静にしておいた方が無難でしょう。
 そうなると実際に戦えるのは城さんと乾さんと私。ならば、城さんには護衛を。直接の仇であり、捕まっている天道さんの知り合いでもある乾さんと、治療ができる私とで南に向かいます。
 幸いにも私と、そして、乾さんには2通りの変身があります。余程の相手ではない限り、負けはないでしょう」
 城は木野の言葉に悩む。城は木野とほぼ同じことを考えていた。木野に言われなくても明日夢やあきらは残すつもりだったのだ。
 違うのは南に向かうのが、自分と乾のふたりを予定していたことぐらいだ。
「あなたが私を信頼していないのはわかります。私は橘を殺してしまった。そのことについて言い訳するつもりはありません。
 しかし、私も橘と交わした約束を守りたいのです。橘の願いを叶えてやりたいのです」
 悩む城を見て、木野は別のことで悩んでいると解釈したらしい。城が知らなかった事実を木野は告白した。
 木野に言われるまで、城は自分を襲ったライダー、仮面ライダーアギトが木野だということに気付いていなかった。
 それは今の木野が、自分を襲ったライダーと、既にまったく違う雰囲気を放っていたからだ。
 城は、橘の死という事実を悲しむと同時に、橘が命をかけて彼を戻したことも、また理解した。
 結果的に木野の告白は城の悩みを打ち払う。木野もまた自分らと似た事情をもつライダー。ならば、その後悔を断ち切る機会が必要だ。
「わかった。南の奴は乾とお前に任せる。俺は皆を守る。乾もそれでいいか?」


367 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:06:26 ID:rXmODkgS0
「ああ。事情はよくわからねぇが、あんたがいいならそれでいい」
「決まりだ。合流地点はここからも見えるあの一番高いビルの屋上にしよう。そこで俺たちは待っている」
 城の言葉に2人は頷いた。いや、2人だけではない。3人の会話を聞いていたジョー、津上、あきら、明日夢も頷く。
 しかし、明日夢の思惑だけは他の皆とは違っていた。
(なんとも暑苦しい人たちです。拳で分かり合うなんて何年前の思考なんでしょうか。
 でも、これで厄介払いができました。木野は人を殺したって言ってましたし、油断ができません。乾は不良みたいでなんか怖いです。
 その点、城は岬ユリ子が太鼓判を押すお人好し、利用するには最適な人種です)
 明日夢は心の中で笑みを浮かべる。
(ジョーさん。今まで守ってくれてありがとうございます。でも、もうジョーさんに用はありません。
 生身のジョーさんより、頑丈な盾が見つかりましたし、うっかり僕が水のエルを殺したことをしゃべられても困ります。
 津上さん、あなたのことはよく知りませんが、僕のために犠牲になってください。
 そして、天美。寝ている時、君は隙だらけでした。余程、この人たちを信用しているんでしょうね。
 僕は必死に生き残ろうと努力しているというのに、天美は何の努力もなしに守られているなんて不公平です。
 不公平は解消されなければいけませんよね)
 明日夢の狂気は膨れ上がる。
 明日夢はあきらを知らない。あきらも心を闇に囚われかけたことを。

368 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:07:24 ID:rXmODkgS0
 あきらは明日夢を知らない。明日夢が心を闇に囚われていることを。


 一方、その頃、矢車たちはドラス打倒のための会議を終え、ドラスのいる研究所へと向かっていた。
 小沢澄子、氷川誠、南光太郎、結城丈二、日下部ひより、リュウガ、秋山蓮、神代剣、草加雅人。
 矢車想を含め、総勢10名。この戦いで生き残った参加者の3分の1にも及ぶこの集団は、それぞれが様々な思惑を持ちながらも、たった1人の参加者の打倒のために集っていた。
 それほどまでにドラスとは危険な存在だった。
 4人のライダーを相手にしながらも圧倒するPower。
 一瞬にして、6人に分身したナイトを砕くSpead。
 銃弾が切れたと見せかけて、相手の油断を誘うTactics。
 破壊された腕を一瞬にして再生させるAbility。
 そして、戦いを無邪気に楽しむ子供のような心innocence。
 全てにおいて完璧な存在。そんなドラスを倒す方法はないものと思われた。
 通常ならば。
 矢車たちは会議において、ドラス打倒の光明を見つけていた。その光明の名は『首輪』。
 ドラスは自分から宣言していた。自分の目的は首輪を外して、究極生命体に進化するためと。
 つまり、ドラスにも首輪の制限はある。
 ならば、ドラスを倒す方法は、10分間、ドラスの攻撃に耐え、制限が掛かったところで打ち倒す。
 それは、以前、矢車がグランザイラスに試みて、焦りから失敗した方法だった。
 だが、今度こそ成功するものと矢車は確信していた。今の矢車には戦うための力も、冷静な判断力も、頼れる仲間もいる。
 パーフェクトな今の状況であれば、失敗することなどあり得ない。
 しかし、それでも不安はある。
 ドラスの実力は4人がかりでも10分も持たなかった。10人がかりでも10分稼げるかどうか。


369 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:08:13 ID:rXmODkgS0
 そして、気になることもある。ドラスの首に首輪はなかったという秋山とリュウガからの情報だ。
 恐らくドラスは首を吹き飛ばしても死なない。それは驚異的な再生能力と腕を飛ばす能力がそれを証明している。
 首輪を外したがっている以上、首輪をしていないとは考えづらい。別の場所に首輪が付けられていると考える方が自然だ。
 人間の首のように、爆破されたら『死』しか有り得ない器官。そこに首輪が付けられているのだろう。
 ドラスを倒すためにはそこを探ることが必須条件になる。
 
 ドラス戦という演目の舞台へと上がろうとする演者たち。
 だが、その内の1人は別の演目への出演を余儀なくされる。
「見つけたぞ、RX!」
 銀色の身体を持つ仮面ライダーによって。

 数分前――

 シャドームーンと相川始はF5エリアにあるビルの一室で休みを取っていた。
 第3回放送までのわずかな期間の同盟関係。そうはいっても、情報交換も共闘する気もない。ただ黙って時間が経つのを待つ。
 シャドームーンはそれこそ虚空を見続けているだけで、まったく動こうとしなかったが、始は体力の回復を待つまでの間、ディパックの中身を確認していた。
 今までは戦いに明け暮れていたため、まったく確認などしていなかったが、勝ち残るためにはあらゆる手段を講じることが必要だと思い直したからだ。
 食料として支給された乾パンをバリバリと食べる。効果など雀の涙ほどだろうが、食べないよりは身体の回復力は高まるだろう。
 食べながら、中身を確認した結果は『はずれ』。入っていたのはコンパス、地図、名簿など、恐らく他の参加者にも支給されたものと2枚のカード。
 初めにそのカードを発見したときはラウズカードかと期待したが、その期待はあっさりと裏切られた。
 使えない支給品を渡したことへのせめてものサービスのつもりなのか、カードにはメモが付けられており、使い道はわかる。
 1枚目のカードはサバイブのカード。龍騎というライダーをパワーアップさせるカードらしい。
 2枚目はギガゼールのアドベントカード。モンスターを呼べるらしいが、これも龍騎と同じシステムをもつライダーしか使えないと書かれていた。

370 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:08:21 ID:uyVax7WE0


371 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:08:48 ID:E7ruGNr50
    

372 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:09:10 ID:rXmODkgS0
 口が上手い奴なら交渉に使えるかも知れないが、自分には敵を強化させるだけの無用の長物だ。
 始は2枚のカードを破り捨てようと力を込める。その時、傍らに置いておいた首輪探知機に反応があった。
 1つの丸は2つ、3つとどんどん増えていっている。
「これは」
「どうした」
「外に誰かいる。方向からいって、こちらに向かっているわけではなさそうだが、1、2、3……全部で11だ」
(群れていることから考えて、放送の主を倒しに向かっているといったところか)
 始は窓から、探知機に映し出された集団の正体を確認する。
(ドクトルGと一緒にいた奴らか)
 幾人かの顔には見覚えがあった。スーツを着た真面目そうな中年の男性。背が高くがっしりとした警察官。
 そして、白いジャンバーとスラックスを着たさわやかそうな青年。
(あいつはビルの屋上にいた……やはり生きていたか)
 仕留め損なった獲物を前に、ジョーカーとしての本能がわずかに首をもたげる。
 だが、始はその本能をヒューマンアンデッドの力で抑え込む。
(落ち着け。ここで襲撃したところで、逃げられるか、返り討ちにあうか。狙うのは奴らと放送の主との戦いが終わってからだ)

―カチャ―

 響く足音。
 いつの間にか、シャドームーンは始の隣へと来ていた。
 ただならぬ始の様子に興味を引かれたのだろう。
 始はシャドームーンを見る。ふとそのエメラルド色をした眼が光った気がした。
「……見つけたぞ」
 シャドームーンは右手を振り上げる。
「見つけたぞ、RX!」
 そして、そのまま一気に振り下ろした。たちまち、砕け散る窓ガラス。
 始が止める間もなく、シャドームーンは窓を通り、外へと躍り出た。一直線に集団の中の一人へと向かっていく。
(殺し合う相手を見つけたのか?)
 始は窓際に身を隠し、シャドームーンの行動を観察する。
 シャドームーンの狙いは白いジャンバーとスラックスの男。以前、自分が仕留め損なった男だった。

373 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:10:05 ID:uyVax7WE0


374 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:10:41 ID:rXmODkgS0
(あいつがそうか。ならば、しばらく様子を見させてもらう)
 始はシャドームーンの戦いの行方をしばらく見守ることにした。


「フン!」
 シャドームーンの拳が南光太郎の頬を掠める。
 南はその腕を取ると、動きを封じ込めようとした。
 だが、変身前の南と能力を発揮しているシャドームーンとは力の差は歴然だった。
 南を片手で持ち上げると、放り投げる。投げられた南は弧を描き、壁へと叩きつけられた。
「またお前か」
「南さんに手出しはさせません」
 迫るシャドームーンにリュウガと氷川がタックルを仕掛ける。しかし、その程度ではシャドームーンの歩みは止められない。
「邪魔だ」
 ふたりの頬を軽くはたく。それだけでふたりの身体は吹き飛ばされ、地面へと転がる。
 大地に伏せる南光太郎の前に立つシャドームーン。
「変身しろ、南光太郎。今こそ、お前との決着をつけてやる」
「信彦」
 南光太郎は立ち上がると、右手を天高く突き上げる。
「変……」
「ヌッ!?」
 南光太郎が、変身を決意し、言葉を紡ごうとした瞬間、シャドームーンに纏わりつく、小さな蜂型のメカたち。
 矢車が放ったザビーのマイザーボマーだ。
「逃げるぞ、南くん。君は貴重な戦力だ。ドラスと戦うまでは変身は温存しておかなければいけない」
「矢車さん。……信彦、今は他にやらなくてはならないことがある。決着を着けるのはその後だ」
 言うが否や、南光太郎はシャドームーンから逃げ出す。他の矢車をはじめとした9名も思い思いの方向へと駆け出し始める。
「おのれぇ……ふん」
 シャドームーンの手より放たれる閃光。それは地面に着弾すると地から沸き出でる稲妻となり、マイザーボマーを一瞬にして破壊する。
 破壊の際にマイザーボマーは爆発を起こすが、シャドームーンへのダメージは微々たるものだ。
「小癪な真似を」
 既に南光太郎たちは逃げた後だった。その場には誰一人いない。それでもシャドームーンは諦めるつもりはない。
 遮二無二、追い駆けようと、南が向かった方向へ駆け出そうとする。

375 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:11:03 ID:E7ruGNr50
   

376 :四者の知略 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 00:11:25 ID:rXmODkgS0
「待て、そっちじゃない」
 そこで、始は物陰から姿を現した。首輪探知機のディスプレイとシャドームーンの顔を交互に見る。
「あの白いジャンバーの男がお前の言っていた殺し合う男か」
「そうだ。あいつは南光太郎。仮面ライダーBLACK RXだ」
 やはりかと思うと同時に、始は今がチャンスだと理解する。首輪探知機には南光太郎のを特定する反応が映し出されている。
 交渉の基本は需要と供給の見極め。これを使えば、シャドームーンを利用することができるはずだ。
「……交換条件だ。今、俺には南光太郎の居場所がわかる。場所を教える代わりにひとつ、俺からの条件をひとつ聞いてもらう。どうだ?」
 シャドームーンは始が成か否かの不安を感じる暇さえなく、即答した。
「いいだろう。その条件は後から聞いてやる。早く南光太郎の場所を教えろ!」
 交渉成立。
「わかった。南光太郎は、誰かの首輪を持った男と北に向かっている」
 始とシャドームーンは首輪探知機が指し示す方向へと向かっていった。


「ここまで来れば大丈夫だろう」
「………」
 結城と南は建物の陰に隠れ、呼吸を整える。
 バラバラに逃げ出した南たち。だが、待ち合わせの場所は決めてあった。
 研究所に向かう途中で何者かに襲撃を受けたら、いくつかのチームに分かれ、目的地を目指す。
 矢車の計画通りだ。
 南は仮面ライダーとしての先輩に当たる結城丈二と逃げ出した。
 いや、正確には結城に引っ張られて、逃げ出した。
 南は矢車が止め、結城に引っ張られなかったら、シャドームーンと変身し、戦うつもりだった。
 今は短慮だったと反省しているが、シャドームーンを眼の前にすると、気持ちが抑えきれなくなってしまった。
 ゴルゴムとの戦いの中、自らの手で命を奪った親友の復活。今の彼は記憶を失い、自分を倒すことのみを目的としているという。
 彼との戦いを避けることは出来ないだろう。だが、逆に考えることはできないだろうか。
(今の記憶を失ったシャドームーンなら、信彦に……。いや、今は考えるのはよそう。それより、早くドラスを倒さなければ)

377 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:11:52 ID:E7ruGNr50
   

378 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:12:02 ID:uyVax7WE0


379 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:12:56 ID:E7ruGNr50
   

380 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:14:16 ID:IJn/8P920
  

381 :四者の知略 代理投下:2007/07/06(金) 00:15:57 ID:E7ruGNr50
「すいません、結城さん。ようやく落ち着きました。早く矢車さんたちと合流しま」
 光太郎の声を遮り、突如、轟音が鳴った。反射的に上を見上げると、建物が瓦礫と化し、南たちへと襲い掛かってくる。
 南と結城は紙一重でそれをかわすが、続いて、その隣の建物が爆ぜた。
「これは!」
 崩れ落ちてくる瓦礫を必死で避けていると、声が響いた。
「出て来い、南光太郎!そこに居るのはわかっている!」
「信彦」
「どうして、ここが」
 シャドームーンの手に握られた首輪探知機そこには首輪の反応が3つあった。
 そのうちの2つは不自然なほど近づいている。
 首輪探知機では誰の首輪かまではわからない。だが、首輪なら生死を問わず反応する。
 始は戦闘の最中、その特異な反応を示す人物を確認していた。そして、その人物が南光太郎と逃げるのを確認していた。
 その人物とは結城丈二。その不自然なほど近づいている2つの反応とは結城の首輪と結城が持つドクトルGの首輪の反応だ。
 シャドームーンは南光太郎を追ってきたのではない。南光太郎と一緒に行動しているであろう結城丈二を追ってきたのだ。
「早く出てこないと、風見志郎が巻き添えになるぞ!」 
 結城丈二を風見志郎として、認識しているシャドームーンは、風見志郎の名前を出し、南光太郎に揺さぶりを掛ける。
 暗に言っているのだ。お前が出てくれば、風見志郎は助けると。
 しばし、待つが南光太郎は姿を現さない。もう一度、脅しとして、シャドービームを放つ。
 強力な破壊力を秘めた閃光は建物を吹き飛ばし、爆風を巻き起こす。
 その爆風に紛れて、走る影がシャドームーンの瞳に映った。
 白いジャンバーに、白いスラックス。南光太郎か。
 シャドームーンは念のため、首輪探知機で確認を行う。
 逃げていく影の反応はひとつ。その場から動かないのはふたつ。
(風見志郎を逃がすため、場所を移すつもりか?いいだろう)
 シャドームーンは逃げていく影を追った。

 シャドームーンがその場を離れ、眼で確認できないほど遠ざかってから、その場に残った男は動きだした。
 紺色の上下のスーツ。だが、それを着ているのは、顔にしわが刻まれた中年ではなく、若い青年だった。
「結城さん、無事でいてください」


382 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:16:55 ID:IJn/8P920
    

383 :四者の知略 代理投下:2007/07/06(金) 00:16:54 ID:E7ruGNr50
 シャドームーンの前には白いジャンバーとスラックスを着た結城丈二の姿。
「それは首輪の探知機かなにかだろう?この首輪には特殊な金属が使われていた。恐らくそれを探知しているのだろう。
 そして、それは誰の首輪かまでは特定できない。特定できるのなら、俺が風見志郎とは言わないはずだしな」
「どういう意味だ?」
「俺は風見志郎ではない。俺の名前は結城丈二、ライダーマンだ」
 結城の告白を聞き、シャドームーンは自嘲気味に笑う。
「フッ、一体貴様は俺をどれだけ愚弄すれば気が済むのだ?」
「すまない。……すまないついでだ。今は南を見逃してくれ。今から俺たちはドラスという強敵に立ち向かわなければならない。
 ドラスを倒すためにはどうしても南の力が必要なんだ」
「……仕方あるまい。探し出したとしても、もう戦える時間は限られている。今はRXを倒すのは諦めよう。しかし!」
 風見志郎!いや、結城丈二!代わりにお前を倒し、傷つけられた誇りを癒すとしよう」
 シャドームーンは両手にシャドーセイバーを召喚し、臨戦態勢を整える。
「わかった、相手になろう」
 結城丈二は思う。
(思えばシャドームーンとはなんとも奇妙な縁だ。彼は南を除いては、危害を加えない限り、誰も襲わないはずだった。
 それが自分のせいで2度もチームを危険に晒すことになってしまった。
 シャドームーンに責はない。全ての責任は俺にある。今こそ、責任を取るべきときだ)
「ヤァ!」
 結城丈二はライダーマンマスクを高く掲げ、それを被る。
 たちまち、ライダーマンの身体には黒のスーツ、銀のブーツ、銀の手袋、赤い装甲が実体化し、装着されていく。
 黄色いマフラーがたなびく時、結城丈二は仮面ライダー4号、ライダーマンへと姿を変えた。
「パワーアーム!」
 ライダーマンは右腕を刃に変化させると、シャドームーンに挑みかかっていった。
 上からの力を込めた一撃。シャドームーンはシャドーセイバーを持ちながらも、あえて左腕のエルボートリガーでそれを受け止める。
 金属と金属のぶつかり合う音が響く。ライダーマンは更に力を込めるが、シャドームーンの左腕は身じろぎひとつしない。
「くっ」

384 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:17:24 ID:uyVax7WE0


385 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:17:41 ID:IJn/8P920
        

386 :間違えた。>>383はこちらです。:2007/07/06(金) 00:18:01 ID:E7ruGNr50
 シャドームーンの前には白いジャンバーとスラックスを着た結城丈二の姿。
「それは首輪の探知機かなにかだろう?この首輪には特殊な金属が使われていた。恐らくそれを探知しているのだろう。
 そして、それは誰の首輪かまでは特定できない。特定できるのなら、俺が風見志郎とは言わないはずだしな」
「どういう意味だ?」
「俺は風見志郎ではない。俺の名前は結城丈二、ライダーマンだ」
 結城の告白を聞き、シャドームーンは自嘲気味に笑う。
「どうやら、また貴様にはいっぱいくわされたようだな」
「フッ、一体貴様は俺をどれだけ愚弄すれば気が済むのだ?」
「すまない。……すまないついでだ。今は南を見逃してくれ。今から俺たちはドラスという強敵に立ち向かわなければならない。
 ドラスを倒すためにはどうしても南の力が必要なんだ」
「……仕方あるまい。探し出したとしても、もう戦える時間は限られている。今はRXを倒すのは諦めよう。しかし!」
 風見志郎!いや、結城丈二!代わりにお前を倒し、傷つけられた誇りを癒すとしよう」
 シャドームーンは両手にシャドーセイバーを召喚し、臨戦態勢を整える。
「わかった、相手になろう」
 結城丈二は思う。
(思えばシャドームーンとはなんとも奇妙な縁だ。彼は南を除いては、危害を加えない限り、誰も襲わないはずだった。
 それが自分のせいで2度もチームを危険に晒すことになってしまった。
 シャドームーンに責はない。全ての責任は俺にある。今こそ、責任を取るべきときだ)
「ヤァ!」
 結城丈二はライダーマンマスクを高く掲げ、それを被る。
 たちまち、ライダーマンの身体には黒のスーツ、銀のブーツ、銀の手袋、赤い装甲が実体化し、装着されていく。
 黄色いマフラーがたなびく時、結城丈二は仮面ライダー4号、ライダーマンへと姿を変えた。
「パワーアーム!」
 ライダーマンは右腕を刃に変化させると、シャドームーンに挑みかかっていった。
 上からの力を込めた一撃。シャドームーンはシャドーセイバーを持ちながらも、あえて左腕のエルボートリガーでそれを受け止める。
 金属と金属のぶつかり合う音が響く。ライダーマンは更に力を込めるが、シャドームーンの左腕は身じろぎひとつしない。
「くっ」

387 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:18:10 ID:uyVax7WE0


388 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:18:33 ID:IJn/8P920
 

389 :四者の知略 代理投下:2007/07/06(金) 00:19:12 ID:E7ruGNr50
 上からの攻撃を諦め、ライダーマンは腕を戻すと、今度は腹目掛けて、その腕を横薙ぎに払った。
 その攻撃はシャドームーンに命中し、火花を散らせる。
 だが、シャドームーンは呻き声ひとつ上げない。
「ドリルアーム!」
 取り出したカートリッジを挿しこませると、右腕は刃から対象を穿つドリルへとその形状を変化させる。
 ライダーマンはシャドームーンの腹へと、その一撃を放った。
「甘いな」
 ドリルが届くより早く、左手に握られたシャドーセイバーがその進路を遮る。先程のパワーアームと同じく、ドリルアームも身じろぎひとつしない。
「ふっ」
 振り下ろされる右腕。シャドーセイバーはドリルアームに炸裂し、ドリル部分を真っ二つに叩き切った。
「なにっ」
 動揺するライダーマン。その隙を逃さず、繰り出された回し蹴りを頭部に受け、ライダーマンは地面へと転がされた。
「やはり以前とは大違いだな」
 以前、シャドームーンが敗北したライダーマンとの戦い。
 ライダーマンは今とまったく同じ攻撃を繰り出したが、シャドームーンの結果は異なるものだった。
 パワーアームの攻撃にエルボートリガーは砕け、腹は切り裂かれ、ドリルアームの攻撃で腹を貫かれた。
 だが、今回はパワーアームの攻撃を受け止め、腹への攻撃は我慢できる程度、ドリルアームの一撃も余裕で防ぐことができた。
「さて、止めをささせてもらうぞ」
「くっ、マシンガンアーム!」
 迫るシャドームーンを止めようと、ライダーマンはマシンガンになった腕を構えて、撃つ。
「無駄だ」
 放たれた無数の銃弾をシャドービームで瞬時に消し去り、次いで、ライダーマンの身体を焼く。
 ライダーマンは声にならない絶叫を上げる。
 やがて、痛みに悶えるライダーマンの横にシャドームーンが辿り着く。
「ロープア……」
「遅い!」
 高速の斬撃。鋭き赤の刃はライダーマンの右脇から入り、そのまま右肩へと突き抜けた。
 マシンガンからロープの射出装置へと変化しようとしていた右腕は、血を弧状に吹き上げながら、宙へと舞う。
「うぉぉぉぉぉぉぉっ!」
 銀の装甲に飛び散る赤。ライダーマンの返り血だ。
 シャドームーンは自分の眼に付いた血を拭うと、脚でライダーマンの胸を抑えて、仰向けに固定させる。

390 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:19:48 ID:IJn/8P920
   

391 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:20:30 ID:uyVax7WE0


392 :四者の知略 代理投下:2007/07/06(金) 00:20:59 ID:E7ruGNr50
 狙いは今も疼くライダーマンに貫かれた場所。腹だ。
「死ね」
 振り下ろされるシャドーセイバー。ライダーマンのスーツを貫き、皮膚を貫き、肉を貫く。
 そして、やがてそれはもう一度皮膚を貫き、地面までを貫いた。
「げふっ!」 ライダーマンの露出した口から血が吐かれる。
 シャドームーンはこれでようやく借りを返したことに安堵を覚えた。だが、それはライダーマンの一言で徒労に終わる。
「こ……これで満足か、シャドームーン?」
 ライダーマンは血を吐き出し、苦しみに顔を歪めながらも、それに反するかのように笑っていた。
「貴様」
 シャドームーンは理解した。ライダーマンはわざと自分に負けたのだ。わざわざ以前の自分との戦いを再現して。
 だが、ライダーマンが何故そのような行為に及んだかまでは理解できなかった。
「済まなかったな……お前を……利用…したりして。騙す…つもりはなかったんだが、あの時は……いや、言い訳だな。
 南はドラスを倒し、全てが…終わっ…たら、お前と決着を着けるだろう。それまで待ってはくれないか?」
「あいつの都合など知らん」 
「……そうか。ならシャドームーン、聞くが…南を倒したその後、お前はどうするつもりだ?」
 天道からの時と同じ質問をされ、シャドームーンは答えに窮する。
 あれから何度か考えたが、シャドームーン自身は答えを見つけることは出来なかった。
 だからこそ、RXを倒すことで、その答えを見つけようとしているのであるが。
「答えなんて……出やしない。お、お前の生きる目的は、み、南を倒すこと。ならば、もし南を倒したら……お前は存在意義をなくし、死ぬだけだ……
 だから、俺は頼む。もし南を倒したなら、お前は……南がやりたかったことをやって欲しい。それが南を倒すお前の責任だ」
「なにを馬鹿なことを」
「……氷川くんを、ひよりちゃんを、みんなを……守ってやってくれ」
 ライダーマンは力を使い果たしたのか、それきりしゃべらなくなった。
 すると、自然と変身が解かれ、結城丈二の姿へと戻っていく。
 結局、ライダーマンに勝っても、シャドームーンの誇りが晴れることはなかった。
 もし、ライダーマンがわざと負けなかったとしても、自分の勝利は揺るがなかった。それはわかる。

393 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:21:12 ID:IJn/8P920
   

394 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:22:20 ID:IJn/8P920
   

395 :四者の知略 代理投下:2007/07/06(金) 00:22:23 ID:E7ruGNr50
 だが、わざと負けられるのは、やはり誇りが許さない。この誇りを晴らすためにやることは……
「殺したのか?」
 いつの間にか、始はシャドームーンの後ろへといた。
 シャドームーンとライダーマンの戦いを見ていたのだろう。
「いや、急所は外しておいた。こいつには散々利用されたからな。今度はこちらが利用する番だ」
 シャドームーンは結城を肩へと担ぐと歩き出す。
「どこへ行く」
「先程の場所でRXを待つ。お前は放送が行われた場所まで行くのだろ?ならばRXに俺のいる場所を伝えておいてくれ。
 結城丈二を返して欲しければ、来いとな」
「構わないが、さっきのと合わせて、貸しは2つだぞ」
「ふっ、借りは必ず返す。必ずな」
 会話が終わると、シャドームーンは南へ、始は北へと去っていった。各々の目的を果たすために。
 シャドームーンは結城丈二の言葉を戯言として捨て去ることにする。
 だが、その言葉は少しだけ、シャドームーンの中の何かに引っかかった。


 海岸を疾走するGトレーラー。 赤きサイレンを回しながら走る、青き車体の中では来たるべき時に向けての会議が行われていた。
「計画は以上だ」
 黄金の仮面をつけ、将軍の名に相応しい貫禄をもった男、ジャーク将軍。
「多数の獲物が狩れるわけだな。異論はない」
 純白の服に、王子たる気品と狩猟者の如き鋭き視線の青年、ガライ。
「俺もだ。制限が掛かっている今の状態では、それがベストであろう」
 所々焼け焦げた真っ白いタイツを身に纏い、血管が浮き出る顔に透明な仮面をつけた魔人、ジェネラルシャドウ。
 三人は不適に笑う。来たるべき時、行われるだろう殺戮の宴への期待に。

 四者が目指すのは研究所。戦うべき敵はドラス。

396 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:22:38 ID:uyVax7WE0


397 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:23:12 ID:IJn/8P920
   

398 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:23:26 ID:E7ruGNr50
 時計の針がチクタクと鳴る。
 矢車の右腕に付けられた腕時計の長針は11を指し、短針は5を指そうとしていた。
 作戦決行の時間まであと5分。
 矢車と草加、リュウガの3人は、研究所からわずかに離れた木陰に身を隠し、周囲を見張っていた。
 ドラスの放送に呼び出され、突入する者がいれば、行動を止め、仲間にするためだ。
 ドラスに少人数で挑むのはあまりにも無謀。こちらとしては仲間はひとりでも多い方がいい。
 そして、もうひとつ。これは矢車と草加の間で交わされた話で、他の仲間たちには内緒だが、自分たちの敵が来るようなことがあれば、突入させ、捨て駒にするためだ。
 だが、残念なことに今までに誰ひとり、研究所には姿を見せていなかった。
「5時だ。パーフェクトミッション開始」
 研究所の前に一人の男が立つ。
 年の頃は40前後。スーツで身を固め、精悍な顔の男。
 彼は研究所の扉を開け、中へと入っていく。ドラスの弱点を探るために。
 パーフェクトミッション『序章』。矢車は自分の作戦が成功するのを祈った。

 男は研究所の中に入るとスタスタと歩みを進めていた。
 研究所の中でも戦闘が行われたのだろう。壁などを見るとへこみやヒビが見て取れる。
「いらっしゃい、おじちゃん」
 甲高い子供のような声。歓迎の言葉を上げながら、その声の主が姿を現した。
 くすんだ鋼色の身体と昆虫を模した『怪人』と呼ぶに相応しいフォルムをした生命体。
 男はそいつが自分たちの最強最悪の敵、ドラスだと瞬時に理解した。
「おじちゃんは何者かな。天道総司の仲間?拡声器のお姉ちゃんの復讐者?それとも……」
「科学者だ。デストロンのな」
「デストロン?」
 ドラスはその名前には聞き覚えがあった。立花藤兵衛から得た情報からだ。 確か『ドクトルG』と『ヨロイ元帥』のふたりが所属している組織だったはず。
「じゃあ、おじちゃんがドクトルGなのかな?でも、聞いている特徴と違うよ」
「ほぉ、ドクトルGの名を知っていたか。俺は結城丈二。ドクトルGと同じく、デストロンに所属する科学者だ。
 ドラス、お前に協力したい。俺は偉大なる首領のために、ここからの脱出を目指している。俺をここから脱出させてくれるなら、お前の首輪を外す手助けをしよう」

399 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:24:10 ID:IJn/8P920
   

400 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:24:54 ID:E7ruGNr50
「ふぅん。脱出派の人か……どうするお姉ちゃん」
 ドラスに呼ばれ、姿を現したのは妖艶な女性。モデルのようなスラリとした体型に、170cmを越す長身。
 戦場だというのに紅く塗られた唇は、男なら瞬時に魅了されそうな艶っぽさを放っている。
(こいつが影山冴子か)
「……科学者ね。まあ願ってもない話ではあるけど、どうして協力する気になったのかしら?」
「決まっているだろう、脱出したいからだ。それ以外に理由があるか」
 冴子は真贋を確かめるためか、じっと見つめる。
「いいわ、信じましょう」
「こっちだよ、おじちゃん」
 手招きしたドラスの後に続き、研究所の中枢へと歩みを進めた。


 喫茶店『Jacaranda』の裏手に小沢、秋山、ひより、氷川、南の5人は集合していた。
 この喫茶店の近くで命を落とした城戸真司を葬るためだ。
 既に埋葬は完了し、盛られた土の上には近くから摘んできた花が供えられている。
「城戸君、あなたの遺志は私たちが継ぐわ。ひとりでも多くの人を助けて、この戦いを終わらせる。だから、安らかに眠りなさい」
 小沢は黙祷すると、それに合わせて皆、手を合わせ、頭を下げた。
 死者への弔いが終わり、その場にいた人物たちは移動の準備を開始する。
「小沢さん、本当にあなたたちも行くんですか?」
「仕方ないわ。今まで待ってたけど、結城さんにはここに辿り着けない何かがあった。
 予定では彼と私とひよりちゃんはここで待つ予定だったけど、彼が来ない以上、あなたたちの近くにいた方が安全だわ」
「すいません、シャドームーンの狙いは俺です。俺のせいでみんなにご迷惑を」
 南は頭を下げる。小沢はその頭を思いっきり叩いた。
「痛て、何するんですか!」
「はいはい、男ならガタガタ騒ぐんじゃないわよ。元から向かう途中に襲われるのは想定内だったでしょ。
 あなたが気に病むことでもないわ。それでも迷惑だと思ってるんなら、態度で示しなさい。
 結城さんがいないなら、あなたがふたり分働けばいいことだわ」
 とんでもない人だと、改めて思う反面、その通りだとも南は思った。
 結城さんはこれから始まる戦いを自分に託した。自分はその思いに報いるために頑張るまでだ。 
 燃える光太郎に意外な人物から声が掛けられる。日下部ひよりだ。

401 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:25:07 ID:IJn/8P920
    

402 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:25:10 ID:uyVax7WE0


403 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:25:54 ID:IJn/8P920
    

404 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:26:07 ID:E7ruGNr50
「あいつは、そんなに悪い奴じゃない。だからきっと大丈夫だ」
 ひよりのいうあいつとはシャドームーンのことだろう。
 氷川から聞いた話では、一時的にではあるがふたりと行動を共にしていたらしい。
 とても守っていたとは言えない状況ではあったそうだが、ひよりの言葉に南は希望という名の一筋の光が見えた気がした。
「さて、行くとするか」 準備を整えたディパックを背負い、研究所があるであろう北への道を見つめる。それぞれが、それぞれの決意を眼に灯し、歩みを開始した。
 その途中、小沢は蓮に声を掛ける。
「秋山君、サバイブのカードは持ってるわね?」
「ああ」
 蓮の手に握られたサバイブ『疾風』のカード。
 ここに来た目的は、城戸の弔いだが、わざわざ戦いを前にして、寄ることにしたのは蓮の戦力を増強する目的もあった。
 蓮は正直、気が進まなかったが、ドラスを倒し、響鬼の仇を討つため、もう一度、城戸の力を借りることを決めた。
 だから、ドラスとの戦いが終われば、カードはまた城戸に返すつもりだった。
 それほどまでにサバイブのカードは、蓮には重い。だが、そんな蓮の考えを小沢は見越していた。
「秋山君、君はドラスとの戦いが終わったら、そのカードを返す気でいるみたいだけど、そのカードを城戸君に返すことは許さないわ」
「なんだと」
「あなたはカードデッキを持つ限り、そのカードを持つ義務がある。逃げることは私が許さないわ」
 小沢は言いたいことだけ言うと、蓮を追い抜かし、先を歩いていく。
 蓮は満足な反論もできず、その後姿を見ているだけしかできなかった。
 集団の先頭を歩く小沢は前だけをまっすぐに見つめていた。その姿には一切の負の感情がないかのように皆には見えた。
 だが、小沢の胸の内は城戸への後悔の気持ちでいっぱいだった。
(ごめんね、城戸君。あのとき、私が君を止めていればこんなことにはならなかったかも知れないわ。
 さっき墓前で誓ったことは必ず守る。君の代わりにひとりでも多くの人を助けて、この戦いを終わらせる。
 だから、いざとなったら君の力、私が使わせてもらうわ)
 小沢の手には龍騎のカードデッキが握られていた。


 研究所の機材を使い、結城丈二は首輪の研究を進めていた。

405 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:26:37 ID:IJn/8P920
    

406 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:27:18 ID:IJn/8P920
   

407 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:27:37 ID:E7ruGNr50
 首輪を電子メスを使い、起爆装置に触れぬよう慎重に分解していく。
 分析を進めていく内に、首輪の機構は思ったより単純なことがわかった。
 未知の機械が使われている箇所も見られたが、それは能力の制限などを司っている箇所だ。首輪の解除には関係なさそうに思える。
「まだわからないの」
 声を掛けたのは結城丈二にとっては予想外の存在。金髪の少年の姿をしたアンデッド、キングだ。
「もう少しだ。首輪の機構は大体わかった。首輪を物理的に開錠するのは不可能といっていい。一度付けたら外れないようになっている。
 ならば、力付くで無理矢理外すしかないが、そのためには起爆装置の無力化が必要だ。その方法を今、探している」
「早くしてちょうだい。早くしないと天道くんを殺さなきゃいけなくなるわ」
 冴子は怪魔稲妻剣を手に取り、天道の太腿を突き刺す。
「何をする!彼は脱出のための大切な人材ではないのか?」
「ふふっ、だって彼は人質ですもの。ドラス君が出した条件は天道くんの仲間との科学者の交換。彼らが今度の放送までに来なければ、殺すしかないわ。
 それとも、あなたは天道君の仲間なのかしら?」
 揺さぶりを掛けている。自分が天道の仲間ではないかと疑っているのだ。
 ここに来た目的はドラスの弱点を探るため。だが、首輪の解除方法がわかれば、なおいいと研究に勤しんでいたが、放送まではあまり時間がない。
 結城は勝負に出ることにした。無言のまま、5分間首輪を弄ぶ。
「よし、わかった。これで首輪が外せる」
「本当?」
「ああ、本当だ」 結城の発言は半分は本当だった。盗聴に使っている小さな穴。そこからピンのようなものを挿し込めば、起爆装置の信管部に辿り着き、それを断ち切れば爆破を防ぐことが出来るはずだ。
 あとは力付くで捻じ切ればいい。普通の人間の力では無理でも、変身した後ならばそれは充分可能だ。
 これは分解した首輪で試した確かな方法だ。だが、不安は残っていた。
 制限を司っている箇所と、起爆装置は隣り合っている。電子メスでも切り開くことができない制御部の解析はこれ以上、不可能。
 もし、制御部が、起爆装置に何らかの影響を与えているとすれば、この解除方法は失敗する可能性が高い。

408 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:27:56 ID:uyVax7WE0


409 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:28:27 ID:IJn/8P920
   

410 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:29:07 ID:E7ruGNr50
 制御部が作動するのは、首輪が嵌められているとき。制御部が作動している状態で外せるかどうかは、現状では人体実験を行うしかない。
 だが、もう猶予はないのだ。
「早速、首輪を外そう。ドラス君、まずは君の首輪からだ」
 結城の言葉に表情がないはずのドラスがニヤリと笑ったかのように見えた。「そうか、それが目的か。いいよ、教えてあげる。僕の首輪はね、胸の中心にある丸〜い僕のコアに巻かれてるんだよ。そこが僕の本体さ」
 ドラスが告白した情報。結城が欲しかった情報だ。しかし、目的の情報が手に入っても結城は笑えない。
 その言葉が持つ意味は、自分の目的が見透かされたことを示すからだ。
「何を言ってるんだ?意味がわからないな」
 どこまで効果があるかわからないが、結城はポーカーフェイスで答えを返す。
「とぼけるんだ、まあいいけど。……じゃあ早速首輪を外してもらおうかな。但し、僕のじゃなくて天道お兄ちゃんのね」
「何?」
「脱出するためには天道お兄ちゃんの首輪を外さなきゃいけないだろ?だから、早速解除してもらおうと思ってさ。
 出来るでしょ?本当に首輪の解除方法がわかったんならさ」
 ドラスの言葉につられ、冴子とキングがニヤリと笑う。
 そして、もうひとり、ニヤリと笑う男がいた。
「結城、早く俺の首輪を外せ」
「天道……」
「俺は大丈夫だ。なぜなら俺は天の道を行き、総てを司る男だからな」
 結城は天道の元へ行き、首輪へと手を掛ける。
「天道、悪いが俺は脱出を望んではいない。俺の目的はこの戦いの頂点に立ち、全てをなかったことにすることだ」
 結城は首輪から手を放すと、天道に繋がるチューブを次々に抜いていく。
「お前……」
「ハッハッハッ。やっぱりね。結城お兄ちゃんも麻生お兄ちゃんと同じ感じがしたもの。
 やっぱりお兄ちゃんも仮面ライダーなんだね」
「俺が仮面ライダー?ふっ、どうやらワームの能力は、そのものの光さえも擬態してしまうらしいな。
 確かにこの男は仮面ライダー。一時は闇に飲み込まれながらも、闇を切り裂く光となった男だ。
 だが、俺は仮面ライダーではない」
 結城の顔が崩れていく。一瞬液状の何かになったかと思うと、その姿は別の人間の姿を形づくった。

411 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:29:22 ID:IJn/8P920
    

412 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:30:21 ID:uyVax7WE0


413 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:30:29 ID:E7ruGNr50
「へぇ〜、別の人に擬態できるんだ。面白い能力だね。でも、ここで正体を現したのは失敗じゃないかな。
 丸腰でここから逃げられると思ってるの?」
 天道を担ぎ、神代はドラスを睨み付ける。同時に奪取すべきアイテムにも視線を向けた。
(あそこか)
 神代はドラスへと真っ直ぐに突進していった。ドラスは迎撃しようと構える。
 ドラスの間合いに入ろうとする瞬間、神代は銀色の怪物へと姿を変える。
 忌むべき自分の本当の姿、スコルピオワームの姿だ。
 その姿を見たドラスは驚き、一瞬反応が遅れた。それがスコルピオワームの狙い。
 スコルピオワームはクロックアップすると、ドラスの後ろにあるベルトとハイパーゼクターを手にし、一気に駆け抜けた。
「おっ、スゲェ!」
 キングがその一瞬の出来事に感嘆の声を上げた頃にはスコルピオワームはその部屋からは既に逃亡していた。
「ああっ、やられたわねドラス君」
「うん、正直びっくりしたよ。天道のお兄ちゃんやキックホッパーと同じ能力だね。ああいうのもいるんだ」
 アイテムは奪い返され、逃げられたというのに、ドラスたち3人にはまったく慌てた様子はなかった。
 それはここから逃げ出すのが、不可能とわかっていたからだ。出口に仕掛けられた蜘蛛の糸。それに絡め捕られるのがわかっていたから。
「さて、あのふたりはクモ女に任せて、また運動しにいこうかな。きっとお兄ちゃんの仲間が外にいるはずだし」
 ドラスは怪魔稲妻剣を手に取り、素振りを始める。
「擬態した科学者を潜り込ませるぐらいだ。今度は向こうも作戦立ててるはずだから、少し気合入れていかないとね」 
「だったら面白いこと考えたんだけど、どうかな?」
 キングの提案にドラスは楽しそうな笑い声を上げた。


 神代が研究所に入って、30分が過ぎた。まだ、研究所には何の変化も見られない。 
 矢車たちが立てた作戦はこうだ。
 結城に化けた神代が、首輪の解析を行い、それに乗じてドラスの首輪の位置を探る。
 それがわかったところで、隙を見て、天道と共に脱出。
 先発隊がドラスと戦い、時間を稼ぎ、神代の情報を得た後発隊が制限の掛かったドラスに止めをさす。
 その間、冴子は、オーガとの対戦経験もある神代剣が抑え、あわよくば彼女も撃破する。

414 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:31:01 ID:IJn/8P920
    

415 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:31:31 ID:E7ruGNr50
 その間、冴子は、オーガとの対戦経験もある神代剣が抑え、あわよくば彼女も撃破する。
 後発隊からの連絡によれば、結城の姿は見えないものの南との合流には成功したとのこと。
 結城の役割は小沢とひよりを守ることだった。結城には悪いが、作戦に支障はない。あとは決戦を待つのみだ。
「うん?あれは……乾か。もう一人いるな」
 カイザポインターを変形させた双眼鏡を除いていた草加が声を上げる。
 どうやら研究所に変化が現れる前に、別の訪問者が現れたらしい。
 乾という名前に、矢車は早速接触を試みる。
「乾君」
 研究所に入ろうとしたふたりを矢車は止める。
 乾は声を掛けてきた見知らぬ人物に訝しげな顔をし、警戒心を顕にしたが、その後ろに続く、人物を確認して、幾分か警戒心を緩めた。
「草加!」
「乾、生きていたか」
「お前もな」
 発した言葉を文書にして読めば、共に生きての再会を喜んでいるかのように読み取れたかも知れない。
 だが、ふたりの再会は共に相手を睨み付ける厳しいものだった。
「やめなさい」
 乾を諌めたのは、乾に同行していた黒いサングラスの男だった。
 矢車はすぐに自分の記憶の引出しから、名前を導き出す。
「申し遅れました、私は木野薫です。あなたは?」
 想定した通りの名前を名乗ったその男に、矢車も、順番に指を指し、自己紹介を行う。
「俺は矢車想。リュウガに草加雅人だ」
「雅人……?」
「俺の名前がどうかしたのか?」
 木野の反応に、草加は不信の眼差しを送る。木野はその視線を見なかったかのように同じ調子で言葉を返した。
「いえ、別に。それより、あなたたちも放送の主を倒しに?」


416 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:31:46 ID:IJn/8P920
    

417 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:32:13 ID:E7ruGNr50
「ああ、そうだ。丁度良かった。実は今……」
「天道?」
 パーフェクトミッションの説明を始めようとする矢車の言葉を遮り、乾が口を開いた。
 乾は研究所の入り口を見つめて、その言葉を紡いでいた。
 場に居る全員が、乾の視線の先を見る。そこには乾が紡いだ名前の人物がいた。
 まるで寝起きのような所々乱れた黒髪のスラリとした長身の男。
「天道!」
 乾は笑顔を浮かべ、天道の元へと駆け寄った。
「お前、無事だったのか」
「ああ」
 天道は迎えた乾に向けて満面の笑顔を浮かべた。
「!、テメェ誰だ!天道はそんな顔はしねぇ」
 乾は偽天道の顔に正拳突きを打ち込んだ。だが、その瞬間、偽天道は空中高く飛び上がる。
 皆が上空を見上げたときには、その姿はもはや天道の姿は留めていなかった。
 翼と一体になった手を大きく広げ、空高く滑空するその黒き姿は蝙蝠のようだった。
 それもそのはず、この生命体はドラスが蝙蝠の姿をイメージして作った新種の生命体。
 蝙蝠と人間を掛け合わせ、人型でありながらも、蝙蝠のように長く伸ばした指の間に翼を張らせる。
 創造主のいたずら心か、眼は本来の場所になく、額と手の平の中心にもつ怪人。
 この生命体に名はない。ただその姿からコウモリ男と呼ばれていた。
「楽しんでもらえたかな?」
 上空に注目していた視線を正面に戻すと、そこにはまた別の怪人の姿があった。
 瞬時にリュウガが反応を示す。
「ドラス!」
「ああ、あの時の黒い龍のお兄ちゃんだね。懲りずにリベンジマッチを挑みに来たのかい」
 リュウガは二度目、他の面々は初めて見るドラスの姿。

418 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:32:23 ID:IJn/8P920
    

419 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:33:06 ID:E7ruGNr50
 矢車はその姿にワームを重ね、闘志を燃やし、草加と乾は真理を灰にしたと言った化け物に憎しみと怒りを顕にする。
 リュウガと木野は比較的冷静に敵を観察しながらも、その拳は強く握られていた。
「お兄ちゃんたちも中々面白いことやるよね。擬態できる怪人を送りこんでくるなんてさ。だから、僕もお返し。どうだった?」
「神代はどうした」
「僕の質問にも答えて欲しいんだけどな。まあいいや。あの怪人だったら、僕が生み出したもう一匹の怪人と戦っているよ。天道のお兄ちゃんと一緒にね。
 結構、強いから、急いだ方がいいと思うよ。最も、僕はもっと強いけどね」
 ハッハッハッと嘲るように笑いながら、ドラスはしゃべる。どうやら上機嫌のようだ。
 それが草加の怒りと憎しみをより増幅させた。
「おい、化け物。影山冴子はどこだ。貴様と一緒にいるんだろ」
 草加は得た情報から、実際に真理を灰にしたのは冴子だと確信していた。灰化はオルフェノクの能力。
 もしドラスと組んでいるのなら、真理を灰にしたのは冴子に違いない。
「うん?お姉ちゃんの知り合い?お姉ちゃんたちなら、ほら、あそこだよ」
 ドラスが指を指した先は研究所の屋上部分。そこには影山冴子とキングの姿。場にそぐわず呑気に手などを振っている。
「僕とお兄ちゃんたちとの戦いを観戦するための特等席さ。だからお姉ちゃんやキングくんは手を出さないよ。実際に戦うのは僕とコウモリ男。
 ちょっとしたハンディさ。1、2、3、4、5、中にいるお兄ちゃんを合わせると7人か、随分、人数揃えたみたいだね。
 最も、例え残りの参加者全員集めたって、僕には勝てないよ。だって、僕は神になる存在なんだからね。ハッハッハッハッハッハッハッ」
 しゃべっている途中にまたテンションが上がったのか、ついには大笑いを始めるドラス。
 そして、大笑いの最中、徐々にくすんだ鋼色をしていたドラスの体色は血を吸ったかのように赤く変色を始める。
 赤ドラス。ZO――麻生勝を取り込んだことにより、可能となったドラスの強化体。
「もういい。貴様も、あの女も、真理を殺したことを後悔させてやる」
 草加の腰には既にベルトは装着されている。草加はカイザフォンを握り締めた。
「みんな、いくぞ!」
 矢車の声に、皆それぞれの変身道具に手を添えた。
『変身!』

420 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:33:53 ID:uyVax7WE0


421 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:34:00 ID:E7ruGNr50
 5人が同じ言葉を同時に紡ぐ。

―HENSHIN― ―Complete― ―Complete―

 矢車はホッパーゼクターを、乾と草加のふたりは携帯を、リュウガはカードデッキをベルトへと差し込む。
 木野は手をクロスさせ、出現させたベルトからアギトの力を引き出した。
 展開していく装甲。進化する肉体。変身の過程は違えど、変わって行くその姿。

―Change KickHopper―

 キックホッパーへの変身が完了したその音声が鳴り響いたとき、その場にいる5人全員の変身が完了した。

 闇を切り裂き、光をもたらす 仮面ライダーキックホッパー
 
 真を貫く、黄色の弾丸 仮面ライダーカイザ

 赤き龍の影、黒き龍の闘士 仮面ライダーリュウガ
 
 闇を切り裂く、赤き閃光 仮面ライダーファイズ

 進化し続ける、緑色の戦士 仮面ライダーアナザーアギト

 変身した5人の仮面ライダーは、ドラスと対峙する。
「ハッハッハッハッハッハッハッ、中々壮観だね。み〜んな、仮面ライダーなんだ。
 じゃあ準備も出来たことだし、始めようか!」
 先に動いたのはドラス。一直線に目標に向かって、突進していく。
 その目標に選ばれたのは、リュウガ。ドラスの手に握られた怪魔稲妻剣がリュウガに放たれる。

―GUARD VENT―

 だが、リュウガは事前に装填していたカードを発動させ、召喚された一対の盾――ドラグシールドでその攻撃を防ぐ。

422 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:34:51 ID:E7ruGNr50
 ドラスの攻撃は激しく、ドラグシールドを支える両腕に重さが圧し掛かるが、腰を落として、それに耐える。
「ふん!」
「はっ!」
 ドラスの側面を狙い、アナザーアギトが蹴りを放つ。それと同時にファイズも拳を振るった。
 両者の攻撃はドラスの腹と右肩に命中する。
「ふふっ、痛くも痒くもないよ」
 ドラスはドロップキックでドラグシールドで防御を続けるリュウガを吹き飛ばす。
「ライダーキック!ってね」
 続いて、アナザーアギトの足とファイズの腕を掴み、上空へと放り投げる。
「うわっ!」
「まずはふたりと」
 右肩にある3つの赤い点。そこにドラスは力を集中させる。光輝く3つの点。
 ドラスは空中のふたり目掛けて、充填したエネルギーを解放した。
 解放されたエネルギーはひとつになり、青白きレーザーとなった目標へと向かう。
「ちきしょ」
 ファイズとアナザーアギトに避ける手段はない。だが、放たれたレーザーは2人には当たらなかった。

―CLOCK UP―

 レーザーが当たるより早く、加速したキックホッパーがふたりを救う。
 しかし、空はコウモリ男の領域。主をフォローするため、コウモリ男が3人へと滑空する。
「させるか」
 コウモリ男に発射される黄色をした弾丸。コウモリ男はそれを避けるが、牽制としては充分。
 3人は無事、地面へと着地する。「ったく、君たちは何をやっているのかな?」
「うるせぇ、ちょっと油断しただけだ」
「油断?あいつは油断して、勝てるような相手じゃないんだよ」
 カイザはファイズに2つのアイテムを投げつける。
 それはファイズショットとファイズアクセル。どちらともファイズの装備だ。
「乾、矢車から作戦を聞け。そして、それ通りに動け」
「草加君」
「わかってる。俺はあの蝙蝠の化け物を先に片付ける」

423 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:35:16 ID:IJn/8P920
    

424 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:35:36 ID:E7ruGNr50
 パーティバトルでは弱い奴から潰していくのがセオリー。
 しかも、空というアドバンテージをもつコウモリ男はドラス打倒のためには非常に邪魔だ。先に潰しておく必要がある。
 そして、空を飛ぶコウモリ男には、射撃装備を持ったカイザが適切。矢車と草加のふたりはそう判断した。
 言わずとも意図が通じるのはなんとも心地よい。
 カイザはコウモリ男へと向かっていった。リュウガはドラグシールドを使い、時間を稼いでいる。 
 時間は限られている。キックホッパーはファイズとアナザーアギトにパーフェクトミッションの説明を行った。


「ハッハッハッ、どうしたの防御ばかりしてちゃ、勝てないよ!」
 リュウガはドラスの攻撃をドラグシールドで防ぎ続けていた。ドラスの力を得た怪魔稲妻剣の破壊力はドラグシールドを超える。
 一撃、一撃を受ける毎に、ドラグシールドは欠けていき、既に盾としての役割は果たせなくなってきていた。
「ちっ」
 リュウガはドラグシールドをドラスに向け、投げ捨てると、素早く、次のカードを装填する。

―SWORD VENT―
 
 ドラグブラッカーの尻尾を模した青竜刀――ドラグセイバーがリュウガの右手に握られた。
 リュウガはみねの部分に左手を添えると、ドラスの怪魔稲妻剣を受けた。
「やっと攻撃すると思ったら、また、防御?それじゃあ、つまらないよ」「ふん、つまらないのなら、自分で面白くするんだな」
「ハッハッハッ、まったくだね。じゃあそうするよ」
 リュウガは突如、横からの衝撃に襲われる。突然のことに受身も取れず、リュウガは地面へと転がる。
「尻尾か」
「そうだよ。……もういいかな。お兄ちゃんとは前も戦ってるし、別のお兄ちゃんもいっぱいいる。
 お兄ちゃん、バラバラになってもらうよ」
「待ちやがれ!」
 キックホッパーからの説明を聞き終え、ファイズがドラスへと駆け寄る。
「やっと来たね」
 ファイズに背を向けたまま、ドラスは尻尾でファイズを薙ぎ払う。

425 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:36:10 ID:IJn/8P920
  

426 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:36:24 ID:E7ruGNr50
 続いて、その隙を突いて攻撃に転じようとしたリュウガを、怪魔稲妻剣で切り払った。 
 そして、素早く怪魔稲妻剣を左手に持ち帰ると、右腕を自らの意思で切り離し、アナザーアギトとキックホッパーに向けて発射した。
 高速で発射されたドラスの右腕はキックホッパーの装甲を削りとり、アナザーアギトの胸から血を迸らせる。
「相談は終わったかな?時間稼ぎをして、僕の制限が来るのを待っているみたいだけど、君達なんてその気になれば、すぐ殺せるんだ。
 時間を稼ぎたかったら、精々、僕を楽しませるんだね」
 矢車はその言葉に戦慄を覚える。
(時間稼ぎを狙っていることはどこかで気付かれるとは思ってたが、まさかこうも早く気付かれるとは)
 戦いが始まってまだ2分余り。戦局はドラスの有利で進んでいた。
 
 
 カイザはカイザブレイガンとフォンブラスターを二丁拳銃のように構えて、コウモリ男を狙い撃つ。
 次々と際限なく放たれる弾丸。しかし、コウモリ男はわずかな隙間を縫って、全てかわしていく。
「チッ」
 弾丸を当てるのが、無理ならと攻撃の手を止め、カウンターを狙おうとするが、そうしても一向にコウモリ男は攻撃を行おうとしない。
(こいつの役割は単なる時間稼ぎか)
 カイザが攻めあぐねていると、ふとフォンブラスターの画面から反射した光が眼に入った。
(今のは……)
 カイザはコウモリ男に背を向け、駆け出す。
「クキュアッ!」
 さすがに逃がすつもりはないのだろう、空を翔け、カイザを追いかけてくる。
 だが、それが命取り。カイザはディパックから食料として支給された缶詰めを取り出すと、空へと投げた。
 投げられた缶詰めは回転しながらゆっくりと上がっていく。
「クキェッ?」
 カイザの意味不明の行動にコウモリ男は首を傾げる。やがて缶詰めはコウモリ男の眼前まで上ってきた。
 コウモリ男の額の瞳が、缶詰めの底面に映った蝙蝠の姿を確認する。
 最初は自分の姿かと、コウモリ男は思った。だが映し出されたその姿は、生物というよりも機械的な容姿をしていた。
「いけ、ダークウィング!」
 缶詰めから飛び出してくる蝙蝠。それはコウモリ男の左翼に突進し、力づくで風穴を空ける。

427 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:36:57 ID:IJn/8P920
     

428 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:37:25 ID:uyVax7WE0


429 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:37:43 ID:IJn/8P920
   

430 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:37:47 ID:E7ruGNr50
 翼による風のコントロールができなくなったコウモリ男は当然、空へと留まることが出来なくなり、落下していく。
 だが、コウモリ男が大地へと叩きつけられることはなかった。落下するより早くコウモリ男へと迫る無数の弾丸。
 今まで避けていた黄色の光弾ではなく、鉄で出来た数十発の塊。
 轟音と共にそれはコウモリ男の体をえぐり、肉片へと変えていく。
「グギュアッェ!!」
 なんとか逃げ出そうと、残った右腕の翼を精一杯動かす。しかし、コウモリ男の願いは叶わない。
 銃弾の雨に変わり、放たれた火球はコウモリ男の体を一瞬にして焼き尽くした。
「随分と早いな」
 カイザはコウモリ男を倒した男に眼を向ける。
 コウモリ男の体を抉ったガトリングガン――GX−05ケルベロスを構え、焼き尽くしたガタックバルカンを装備した、氷川が変身したライダー。
 仮面ライダーガタック・マスクドフォーム。
 そして、その後ろにはコウモリ型のミラーモンスター――ダークウィングと契約したライダー、仮面ライダーナイト。
 太陽の力を吸収したキングストーンにより変貌を遂げた世紀王、仮面ライダーBLACKRXの姿があった。
「計画では、あと2分は俺たちが戦うはずじゃあなかったかな?」
「その予定でしたが、ドラスには時間を稼ぐ計画は知られています。なら、みんなの力を合わせて戦うべきです」
 矢車の懐には通信状態のトランシーバーが入れられていた。それを使い、氷川たちは出てくるタイミングを計っていたのだ。
「馬鹿かな、君たちは?時間稼ぎがばれるのは想定内。俺たちがばれたらまずいのは伏兵の存在だ。
 まあ、もう今更言ってもしょうがないみたいだけど」
「へぇ、伏兵か。そこまでは読みきれなかったな」 ドラスはリュウガたち4人を弄びながら、カイザたち4人を見る。
 以前、戦ったときとは倍の人数だというのにドラスに動揺は見られない。
「まあ、これで少しは面白くなるかな」
 ドラスとの戦いが開始されて3分。戦いはガタックたちを加え、更に激しさを増していく。


「ここはどこだ」
 気が付くとそこには闇が広がっていた。
 どこまでも続くかのように錯覚させる虚無の闇。空には光など微塵にもない。

431 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:38:30 ID:IJn/8P920
    

432 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:38:32 ID:E7ruGNr50
 しかし、不思議なことに大地からそびえ立つ数十本の柱はしっかりと見ることが出来た。その柱と柱の間に巣くう蜘蛛の巣までも。
 物理的にはありえない空間。そこに今、ワームとなった神代と、天道のふたりはいた。
「どうやら俺たちは罠にはまったようだ。奴らの方が一枚上手だったわけだ」
 天道の言葉に、スコルピオワームはここに来る直前の記憶を引き出す。
 天道を背負い、加速する自分。外へと通じる扉を確認し、あと数メートルとなったとき、天井から一匹の蜘蛛が糸をつたり降りてきた。
 構わず突進するが、蜘蛛は突然、光を放ち、気が付くと、自分たちはこの空間にいた。
「あの蜘蛛か」
「ああ。そして、ここはあの蜘蛛が造りだしたものだろ。恐らく獲物を捕食するためのな」
「獲物、俺たちか。この俺を獲物にしようとは面白い。返り討ちにしてやる」
 スコルピオワームは耳を澄ませ、辺りに注意深く視線を這わせた。
 すると、カサカサと這うような音がする。その場所とは――
「上か!」
 見上げると、柱の上から自分目掛けて落ちてくる真っ白な物体。スコルピオワームは反射的に身を翻し、それを避ける。
 避けた場所に落ちたその物体は、身体から生えた4本の節足を使い、地響きも立てず、器用に着地する。
 それは着地するとスコルピオワームを威嚇するかのように叫び声を上げた。
「キシュァッァッァッ!」
 スコルピオワームはワームをも超越する醜悪さを持つその生物の姿に、たちまち嫌悪感を覚える。
 4本脚の蜘蛛から生えたかのような人型の上半身。人型といっても腕は4本あり、足と同じく細く長く、獲物を捕食するために先が鎌状になっている。
 顔は上半分こそ人の原型を留めているが、唇はなく、歯茎が剥き出しになったおり、下歯茎は蜘蛛の遺伝子が強いのか、二つに割れていた。
 身体にある乳房が辛うじて女性であることを主張しているが、その姿の前には何の意味ももたない。
 スコルピオワームは知った。穢れない清らかさを現す純白は、同時に醜悪なものが身に纏えば、醜悪さを増幅することを。
「キシュァッァッァッ!」
 もう一度、叫び声を上げ、今度はスコルピオワーム目掛けて、突進を開始する。
 避ければ、天道に当たる。そう判断したスコルピオワームは醜悪なる生物――クモ女と力比べを開始する。

433 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:39:31 ID:IJn/8P920
     

434 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:40:13 ID:IJn/8P920
     

435 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:40:29 ID:E7ruGNr50
 突進と共に、真っ直ぐに突かれた2本の腕。それをスコルピオワームは己の両腕で押さえ込む。
 残る2本の腕は、触手で牽制、勝負は純粋な力比べとなった。
「うぉぉぉっ!」
「グジュァッ!」
 しかし、クモ女の力はスコルピオワームの予想を遥かに超えていた。軽々とスコルピオワームの身体を持ち上げると、柱を目掛けて放り投げる。
「ぐわっ」
 柱に激しく叩きつけられ、一瞬、意識が飛ぶ。それがスコルピオワームの隙となった。
 クモ女の口から測れる純白の糸。それはスコルピオワームの身体に絡みつき、柱に強く縛りつける。
「キシュッルァ」
 止めをさすためか、動けない神代に迫るクモ女。
 スコルピオワームは必死に拘束を解こうとするが、吐かれた時の柔軟さが嘘のように、糸は鎖の如き硬さを保っていた。
(こんな奴に俺のノブリス・オブルージュが止められてしまうというのか)
 友の命を犠牲にしてまで達成しようとしている自分の信念。それが今、眼の前の醜悪な怪物の手で終わりを迎えようとしている。
 スコルピオワームはそれが堪らなく悔しかった。
 そのとき、天より弾丸が飛来した。その高速の弾丸は神代を拘束する糸を一瞬にして切り裂き、呆けるクモ女の顔を切り裂く。
 そして、その弾丸は傷だらけの天道総司の手に握られた。
「カブトゼクター。まさか……天道、やめろ!その身体で戦うのは無理だ。こいつは俺が倒す」
 天道は人差し指を上げた右腕を天に掲げる。
「おばあちゃんが言っていた。太陽は燃え尽きる最後の時まで燃えるのを止めない。……変身」

―HENSHIN―

 ベルトにカブトゼクターがはめ込まれる。変身の機械音が鳴り響くと同時にベルトから排出されたエネルギーが銀の装甲を形作り、天道の姿を変えていく。
 青きゴーグル状の眼を持つライダー。仮面ライダーカブト・マスクドフォーム。 
 カブトはカブトクナイガンを手に取ると、クモ女に光弾を次々と撃ち込んでいく。
 堪らずクモ女は柱をつたって、逃亡を計る。クモ女はカブトから見て、柱の陰に隠れるようにして動いていく。 クモ女はカブトの後方へと回り込んでいた。
 クモ女の動きはその巨体に似合わず敏捷だ。カブトの銃撃が止まる。クモ女を見失ったのだろう。

436 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:40:55 ID:uyVax7WE0


437 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:41:19 ID:IJn/8P920
     

438 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:41:30 ID:E7ruGNr50
 クモ女はカブトの後方へと回り込んでいた。後方から一気に襲い掛かり、獲物を捕獲するためだ。
 カブトの動きをつぶさに観察し、隙を見計らう。
 カブトと神代のふたりはクモ女を探し、周囲の気配を窺っていた。
 だが、クモ女には見つからない自信があった。今いる場所は自分が創り出した異空間。この場所では自分の気配はこの空間と同化する。
 ピンと空気が張り詰める。その空気に真っ先に音を上げたのはカブトだった。
 クモ女の眼に隙だらけになったカブトの姿が映る。クモ女はカブト目掛けて飛び掛った。
「天道、後ろだ」
 スコルピオワームが声を上げるが、もう遅い。カブトはもう自分の射程範囲。クモ女は勝利を確信した。
「キャストオフ」

―CAST OFF―

 弾け飛ぶマスクドフォームの装甲。それはカブトに挑みかかっていたクモ女に向かう。
 攻撃に気をとられ、防御などしていなかったクモ女にそれは、容赦なく降り注いだ。
 大きさも重さも充分なそれは先程の光弾と比べものにならない重い一撃となり、クモ女の胸、顔、腕、腹を抉っていく。
 そして、それはクモ女の勝利の確信を粉々に砕けさせた。
「お前の考えなどお見通しだ」
 わざと一箇所だけ隙をつくり、そこに罠を張る。戦術の基本。だが、所詮獣であるクモ女にそれが理解できるはずもなかった。
 クモ女は傷だらけになりながらも、上体を起こし、カブトに挑みかかろうとする。

―ONE― ―TWO― ―THREE―

「ライダーキック」

―RIDER KICK―

 クモ女が最後に見たのは青白い光を絡ませたカブトの足。
 力が込められたカブトのライダーキックがクモ女の頭を吹き飛ばした。
 頭を失ったクモ女は、力を失い、カブトたちが見た小さな蜘蛛の姿へと戻っていく。
 それと同時に闇に覆われた空間は、まるで砂が風に吹き飛ばされるように一瞬にして消えていった。
 カブトと神代の眼前には研究所の出口。
「いくぞ」

439 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:42:00 ID:IJn/8P920
     

440 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:42:43 ID:IJn/8P920
    

441 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:43:03 ID:E7ruGNr50
 戦いはまだ終わっていない。カブトとスコルピオワームのふたりは戦いへと通じる扉を開けた。


 ガタック、ナイト、RXを加え、ドラスとの戦いは1vs8の戦いとなっていた。
 だが、ドラスはまったく怯まない。文字通り八方から迫るガタックたちを怪魔稲妻剣、尻尾、レーザー、ロケットパンチといった技を使い、逆に圧倒していく。
「強すぎる」
 弱音を吐く、キックホッパー。だが、キックホッパーの考えも尤もだった。
 今はあくまで時間稼ぎが目的。防御を軸に、攻撃はあまり行ってはいない。
 だが、それでも何回かは通常ならばクリーンヒットと言ってもいい一撃は与えている。
 それにも関わらずドラスに苦しんだ様子はまったく見えない。
「おーい、お姉ちゃん。僕が赤くなって、どれぐらい経った?」
 ドラスが観戦を続ける冴子に時間の確認を行う。
「大体5分ぐらいかしら」
「5分か、それじゃあ、そろそろ本気だそうかな。1人30秒、4分で倒すよ。
 行くよ、お兄ちゃんたち。お願いだから、4分は楽しませてね」
「来るか」
 あと5分。それまでもつことが自分たちに出来るのだろうか?
 ドラスの強さを見せ付けられ、キックホッパーたちの士気は下がりきっていた。
「何しけた顔してるの!根性見せなさい!!!」
 場に響く大声。突然のその声に場にいる全員、ドラスまでもがその声の主に視線を集中させる。
「小沢さん」
「そんなしけた顔してたんじゃ、勝てるもんも勝てないわよ。後、たったの5分じゃないの。
 それぐらいの時間、実力で足りないのなら、根性で補いなさい」
「……まったく勝手なことを言ってくれる」
 憎まれ口をたたきながらも、キックホッパーの闘志には火が灯る。
 キックホッパーだけではない。

442 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:43:45 ID:E7ruGNr50
 ファイズにも、アナザーアギトにも、ガタックにも、RXにも、リュウガにも、ナイトにも、同じく火が灯る。
「おばあちゃんが言っていた。男はクールであるべき……沸騰したお湯は蒸発するだけだ」
「じいやが言っていた。男は燃えるもの……火薬に火を点けなければ花火は上がらない」
 ドラスが振り向けば、そこにはカブトとスコルピオワームの姿。
「天道、神代」
「ドラスの首輪は体内の胸の部分にある。そこが奴の弱点だ」
 告げられたドラスの弱点に湧く矢車たち。しかし、その様子を見ても、ドラスは不敵にも笑った。
「ハッハッハッハッハッハッハッ、クモ女を倒したのか。弱点もバレチャッタわけだ。でも、それでも僕には勝てないよ!」
 ドラスは空へと浮いた。ドラスの能力のひとつ、空中浮遊だ。
 そして、すばやく右肩にエネルギーを集める。ただし、充填はしない。集めたエネルギーはそのまま一気に解放させる。
 マリュキュレーザー広域放射。1人に絞らず、ドラスは全員を狙った。

―CLOCK UP―

 音声と共に高速での移動を開始するカブト、キックホッパー、スコルピオワーム。
 3人はそれぞれ、リュウガ、アナザーアギト、ナイトを抱え、雨のように降り注ぐレーザーを避ける。
 そして、ファイズはファイズアクセルから引き抜いたミッションメモリーをベルトへと差し込んだ。

―Reformation―

 胸の装甲が上がり、ファイズのフォトンブラッドが一時的に銀に染まる。
 クロックアップと等しき10秒間の高速移動。ファイズ・アクセルフォーム。
 ファイズはアナザーアギトとカイザを安全圏へと避難させると、ドラスに向かって跳んだ。
 右腕にはミッションメモリーを差し込み、ナックルパッドへと姿を変えたファイズショット。

―Rady―

 ベルトから光の粒が送り込まれ、ファイズショットにエネルギーがチャージされる。
 ファイズのライダーパンチ、グランインパクト。ファイズはレーザーを放ち続ける右肩へその一撃を打ち込んだ。

―CLOCK OVER― ―TIMEOUT―


443 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:43:51 ID:uyVax7WE0


444 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:44:17 ID:IJn/8P920
   

445 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:44:43 ID:E7ruGNr50
 共に高速の時を終え、ドラスへと向き直る。
 グランインパクトにより、ドラスの右肩にあったレーザー発射口は破壊される。
「やるね、お兄ちゃん。でも、まずは1人」
 ドラスの視線の先には小沢をかばい、レーザーの直撃を受けたガタックの姿があった。
 ガタックゼクターが離れ、ガタックは氷川の姿へと戻る。
「氷川くん」
「ぼ、僕は大丈夫です。ガタックの装甲は伊達じゃありません」
「ハッハッハッハッハッハッハッ、そうは言っても、骨にひびぐらいは入ってるよね?
 戦えなきゃ、一緒だよ。さて、次は君かな」
 ドラスが次に狙ったのはRX。ファイズが避難させていたのが災いした。
 距離としてはわずかだが、仲間の救援が間に合うには遠すぎる。捕らえられたら、そこに待つのは『死』のみ。
「これで最後か」
 キックホッパーの持ったゼクトマイザーから放たれる無数の飛蝗型爆弾。
 ドラスがRXの元へ辿り着くより早く、まとわりつき、動きを抑制する。
「南さん、早く!」
 RXはその場から、皆のいる方向へと走りだす。だが、ドラスは逃がさない。
 すれ違う瞬間、尻尾を振るい、ラリアットのようにドラスの首へと衝撃を与える。
「グガァ」
 首が捻じ切れんばかりの衝撃に、一瞬にしてRXの意識は飛び、その変身は解除される。
「二人目、次は君だよ」
 ドラスから左腕を向けられるキックホッパー。
 ロケットパンチが来る。身構えるキックホッパー。
 だが、左腕が飛ぶより早く、ボンッと、ドラスの左肩が爆発した。
「何!?」
 その光景に誰もが驚いた。爆発した理由はわかる。マイザーボマーが爆発したためだろう。
 しかし、今までどんなことをしても満足なダメージを与えられなかったドラスの体が、なぜマイザーボマーで爆破を起こしたのだろうか?
(あの場所は……そうか、ヒビキ!)
 唯一、蓮のみが理由に気づいた。左肩は以前戦ったときに響鬼が音撃で破壊した場所。
 響鬼の清めを込めた攻撃がその左肩に残り、そこを弱点としているのだ。
(弱点はあそこか!)

―SURVIVE―

446 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:45:45 ID:IJn/8P920
    

447 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:45:47 ID:E7ruGNr50
 サバイブ『疾風』のカードを装填し、黒き騎士から、蒼き騎士へナイトは姿を変える。
 ナイトサバイブはドラスに向かって、一直線に突進していった。
「よくわからないけど、これぐらいの傷じゃ僕は怯まないよ」
 ドラスは左腕を負傷したまま、体勢を整えなおすと、怪魔稲妻剣でナイトサバイブを真っ二つに切り裂く。

―TRICK VENT―

 瞬間、一気に6体に分裂するナイト。
「同じ手を食うと思ってるの!?」
 ドラスは尻尾と怪魔稲妻剣をフルに使い、5体を瞬く間に切り裂く。
「本物見つけたよ!」
 だが、それも鏡となって消えた。
「何!」
「ふん!」
 ドラスの後ろから現れた本物のナイトサバイブは、手にしたダークソードを左肩の傷口を目掛けて突き刺した。
 そして、それを下ろすことで、傷口を大きく開く。胸の核まであと少し。
「くっ、させないよ」
 渾身の力を込めたストレートパンチがナイトサバイブの胸に当たり、ナイトサバイブを吹き飛ばす。
 元々防御力の高くないナイトはその一撃で変身が解かれた。
「こんな傷、すぐに再生してやる」
 ドラスは力を込める。すると、周りの金属がドラスの一部になろうと集まってきた。
 しかし、それらはドラスの体に吸着するより先に粉塵と化した。
 氷川と小沢。GX−05ケルベロスを氷川が構え、その体を小沢が支える。
 通常なら生身ではとても反動に耐え切れないケルベロスもそれなら撃てる。
 ふたりはありったけの弾丸で、金属を破壊していく。
「なら、その銃弾を吸収して……」
「おい!」
 ドラスへの追撃は止まらない。ドラスの前にファイズとカイザが立ち塞がる。
「さっきはよくもやってくれたな。草加!」
「君こそしくじるなよ」


448 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:46:25 ID:IJn/8P920
     

449 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:46:28 ID:E7ruGNr50
―Rady―

 ファイズはファイズポインターに、カイザはカイザポインターにミッションメモリーをセット。
 共に足に装着し、Enterキーを押す。

―Exceed Charge―

 二人の足から放たれる赤と黄の錐。それはドラスの核が存在するであろう場所を狙って放たれる。
「とりゃ!」
「ふん!」
 飛び上がったファイズとカイザは錐と一体となる。ドリルのように錐は回転し、傷口を削っていく。
「この、この僕が……神になるべき、この僕が……負けるか!!」
 ドラスは回るふたつの錐に尻尾を巻きつける。そして、削り取るために回る方向とは逆に回した。
 錐から弾き飛ばされる2人。だが、2人は役目を果たしたといえる。
 ドラスの左半身は半壊し、胸の中心部は露出していた。そこにはまるで人間の心臓のようにドクドクと鼓動する丸い物体があった。
 それは体の色とは違い、赤くはなくくすんだ鋼の色をしている。そして、それには首輪がしっかりと巻かれていた。


「ドラスくん!」
 今まで余裕で観戦していた冴子がついに悲鳴を上げる。
 無敵と思われたドラスの命はまさに風前の灯に見えたからだ。ドラスは強い。
 だが、どんなに強くても首輪が爆破されたら終わりなのだ。
「いくわよ、キングくん!」
 援軍に向かうため、オーガドライバーを握り締め、隣の仲間に声をかける。
「勝手に行けば」

450 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:47:03 ID:E7ruGNr50
 だが、キングから返って来た言葉は否定の言葉。
 いかにも面倒くさそうに応えたキングの態度に冴子は激昂する。
「あなた、ドラスくんと組んだんじゃないの?」
「組んださ。でも、それは面白いものを見るためだよ。僕の目的は参加者の殲滅じゃないからね。
 今、滅茶苦茶面白いところじゃん。10人を相手に勝てるか、負けるかの瀬戸際。
 邪魔する気はまったくないね」
 冴子はオーガドライバーを握り締めて思った。まず先にこの裏切り者を殺すべきではないかと。
「おいおい、まさか僕から殺そうと思っている?別に相手してもいいけど、僕と戦っている暇はないんじゃないかな」
 悔しいがキングの言う通りだった。行動は一刻を争う。戦わないといっている相手に時間をつぶしている暇はない。
「どうしたの?早く行けば」
「言われなくても」

―0・0・0・ENTER―

 オーガフォンにコードを入力し、腰に付けたベルトに装着させる。

―Complete―

 ベルトから発せられた金色のフォトンブラッドは冴子の身体を通り、黄金の血を持つ黒き戦士へと変貌させた。
 変身を完了させたオーガは研究所の屋上から飛び降り、地面へと着地する。
 そして、ドラスを助けるため、行動を開始しようとした。
「待て。……お前の相手は俺がする」
 そこに1人の男が立ち塞がる。先ほどまで怪人の姿をしていた男、神代剣だ。一足早く制限がかかったのだろう。
「どきなさい」

451 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:47:15 ID:IJn/8P920
    

452 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:47:54 ID:E7ruGNr50
「悪いがそれはできない。元々、俺の使命はあなたの足止めだ。その使命、果たさせてもらう。……変身」

―HENSHIN―

 回収したサソードヤイバーにサソードゼクターを装着し、神代剣はサソードへの変身を遂げた。

―CAST OFF―

 そして、サソードゼクターの尻尾を押し込み、素早くライダーフォームへの二段変身を完了する。
 オーガはミッションメモリーを差し込み、オーガストランザーから光刃を伸ばした。
「殺させはしない。あの子は私の願いを叶えてくれるかも知れない存在。殺させはしない」
 2回、3回と金属音を立てながら触れ合う2本の剣。攻撃力でいうならフォトンブラッドにより際限なく強化できる冥界の剣、オーガストランザーの方が上だった。
 しかし、剣の腕は英国貴族の血を引き、指南も受けたサソードの方が圧倒的に上。その上、サソードは中身こそ違うもののオーガとの対戦経験もある。
 そして、心の余裕も勝負には影響する。ドラスを助けるため、一刻も早く倒さなければならないオーガと仲間を信じ、時間を稼ぐことが目的のサソードではそれはあまりにも違いすぎた。
「そんな剣で、俺には勝てない」
 サソードの剣が、オーガの装甲を切り裂いた。


 ドラスは自分が孤立無援なのを知った。
 冴子はサソードに抑えられ、キングは動こうとしない。そして、目の前には大勢の敵。
 ドラスは悔しかった。そして、同時に眼の前のライダーたちに深い憎しみを持つ。
 神たる自分に逆らう愚かな人間に。
(愚か……そうか、こいつらは愚かな人間なんだ。なら、この手が使えるかも知れない)
「お兄ちゃんたちに、良いこと教えてあげようか?麻生お兄ちゃんはまだ生きてるよ」
「何!?」

453 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:47:58 ID:IJn/8P920
     

454 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:48:40 ID:IJn/8P920
    

455 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:48:44 ID:E7ruGNr50
「僕は麻生お兄ちゃんを吸収して、今の力を手に入れたんだ。麻生お兄ちゃんは今も僕の中で生きている。
 でも、僕が死ぬと、お兄ちゃんも死んじゃうよ!」
 矢車たちに動揺が走る。麻生本人とは直接面識のない人ばかりではあるが、それでも麻生の勇猛ぶりは拡声器を通じて、全員に知れ渡っていた。
 その麻生が生きているというのだ。動揺しないわけはない。
「ハッハッハッハッハッハッハッ、お兄ちゃんたちには麻生お兄ちゃんは殺せないよね?
 だから、僕も殺すことはできないんだよ」
 ドラスは空中に浮遊する。赤でいられる内にこの場から逃亡する気だ。
「バイバイ、楽しかったよ、お兄ちゃんたち」

―Exceed Charge―

 撃ち込まれた黄色の弾丸が、ドラスの動きを拘束する。
 撃ったのはカイザだ。
「ふざけるな。真理を守れなかった男のことなど知るか。
 そいつも罰を受けるべきだ。真理が味わった苦しみの一部だけでもな!」
「草加!」
 カイザはカイザブレイガンを手に飛んだ。カイザは閃光になり、ドラスに刃を打ち付ける。
「グゥァァッァァァ、僕が、僕がぁぁぁっ」
 ドラスの色が赤からくすんだ鋼色に変わっていき、残っていた体の部分が溶けるように剥がれ落ちていく。
「死ねェェェェェェ!」
 程なくして爆発が起こった。ドラスの体は塵となり、雨のように降り注いでいく。
 持ち主を失った怪魔稲妻剣のみがそこには残り、ドラスは散った。
 カイザが地面へと降り立つと同時に変身が解ける。
 ドラスとの戦いは首輪の制限を待つまでもなく、10分で終わりを告げた。 


 オーガは押される一方だった。

456 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:49:29 ID:IJn/8P920
    

457 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:49:30 ID:E7ruGNr50
 激しいサソードの攻撃に、オーガは後退を余儀なくされ、既にドラスを目視できない位置まで押し込まれていた。
(剣の腕が違いすぎる)
 一発逆転に願いを賭け、ベルトのENTERキーを押そうとする。
 しかし、サソードはその暇も与えない。

―RIDER SLASH―

 緑色をした十字型の衝撃波がオーガに炸裂する。
「あぁぁぁぁっ!」
 あまりの衝撃にベルト吹き飛び、たちまち変身が解除される。
 オーガの厚い装甲のおかげか、致命傷は免れるが、立ち上がることが出来ない。
「女性を殺すのは抵抗があるが、しばらく眠っていてくれ」
 サソードは止めの刃を振り上げた。
「ウォォォッ!」
 だが、悲鳴を上げたのはサソードだった。
 突如、背中に激しい電撃が走る。
「な、何者!」
 サソードの後ろには複数の人間が立っていた。その内、特に1人の人物にサソードは眼を引かれる。
 黄金の仮面に、黒きマント。その姿は立っているだけで、周りの人間にカリスマと威圧感を与える。
「余の名は、ジャーク」
 相川始は物陰からドラスと南たちの戦いの一部始終を見ていた。
 激しい戦いが終わり、皆、一様に疲労している。まさに漁夫の利を狙うには最適な状況だ。
(あとはあの紫のライダーが戻ってくるのを待つ。慎重を重ねるのに越したことはない)
 始の手には首輪探知機。これがあれば、ある一定の距離であれば姿を隠して、対象を観察することができる。
 今はサソードとオーガの反応は外れているが、戻ってくれば、すぐにこの探知機に映し出される。
「うん?」
 首輪探知機に新たな反応が映る。サソードかと思ったが、その反応は6つ。そして、その反応は一直線に南たちの元へと向かっていた。
「これは」
 来るのだ、今からここに新たな集団が。
 始は生唾を飲み込む。
 もしかすると、南たちの味方かも知れない。だが、始の本能はその可能性を排除していた。
 今から現れる集団は自分にとっても、南にとっても敵。

458 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:49:38 ID:uyVax7WE0


459 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:50:09 ID:E7ruGNr50
 根拠はないが、漠然とした危機感が始の本能を刺激していた。


「これは酷い」
 変身を解いた木野が、同じく変身を解いた天道の身体を見ていた。
「よくこんな身体で戦えたものです」
 天道の体中には拷問された後が残っていた。だが、それもドラスに施された処置に比べればかわいいものだ。
 天道の体にはチューブが埋め込まれ、そこから特殊な溶液を流さないと機械と生体との拒否反応が起こる仕組みだ。
 元々、生体と機械の相性は決して良くない。このままだとすぐにでも、拒否反応が現れ、そのまま死んでしまう恐れがある。
「とにかく場所を移りましょう。治療するにも設備が必要です」
「キングとかいう奴と、影山は追わないのかな。神代という奴もこのまま逃げてしまうじゃないのかい?」
「今は天道君の治療が優先です」
 予想していた答えに、草加は歯噛みする。真理の仇は影山冴子。
 草加は今すぐにでも冴子を追いたかった。しかし、天道を治療され、脱出でもされては元も子もない。
(仕込みは出来ている。あとはチャンスさえあれば……)
 草加はその場で何か起きるのをしばし待った。

「南さん、秋山さん、しっかりしてください」 自分も大怪我を負っているにも関わらず、気絶した南と秋山に、懸命に呼びかける氷川。
 その甲斐あってか、秋山は変わらず深い眠りに陥っているものの、南はゆっくりと眼を開ける。
「気が付きましたか」
「はっ、ドラスは!」
「……大丈夫です。ドラスは倒しました」
 そのために麻生も犠牲になったという事実に氷川は心を痛める。
 あっさりと止めを刺した草加に反感はもったが、あの時、倒さなければならなかったのも事実。
 謂わば自分たちに代わり、泥を被った役割の草加を責めることは氷川には出来なかった。
「そうですか、よかった」
 南の笑顔を見て、氷川はしばらくの間、麻生のことは黙っておくことにした。
 
 矢車、乾、リュウガの3人は辺りの警戒を続けていた。
 一番、気をつけなければならないのは、戦いの後。漁夫の利を狙って、奇襲を掛けてこないとも限らない。
 まだ、名簿には敵となるべき人物の名前があるのだ。
「乾くん、君はもうひとつ、変身があるんだね?」

460 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:50:10 ID:IJn/8P920
   

461 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:51:03 ID:IJn/8P920
    

462 :パーフェクトミッション 代理投下:2007/07/06(金) 00:51:31 ID:E7ruGNr50
「ああ」
 ぶっきらぼうに答える乾。
「だったら、もしもの時はお願いできるか?今、襲われたら、戦えるのは君と木野さんだけだ」
「……ああ」
 乾はオルフェノクとしての自分の姿を見せるべきか、躊躇ったが、結局、了承することにした。
 できれば変身したくはないが、そのもしもという状況が来れば、そうも言ってられない。
「どうやら、早速、そのもしもの時というやつが来たらしいぞ」
 リュウガの視線の先には見覚えのない多数の人物の姿があった。
 黄金の仮面をつけ悠然と立つ男に、白い礼服のようなものを着た眼つきの鋭い男。そして、その男に拘束されている青年。
 リュウガたちは連戦に向けて、身を硬くする。
「お前は」
 第一声を上げたのは南光太郎だった。その声に呼応して、リーダー格と思わしき人物の口が開かれる。
「ふっふっふっ、久しぶりだな南光太郎」
 今の南光太郎は1度しか会ったことがないが、そのとき受けた強烈なプレッシャーは嫌でも覚えている。
「ジャーク将軍!やはり、この戦いはお前達の仕業か」
「なんのことだ?まあいい、これを見ろ!」
 ジャークは手にした杖で、白い礼服を着た男に拘束される、ひとりの青年を指した。
「助けてください」
 弱気な顔をして、助けを求める青年。その顔に見覚えがあったリュウガは、思わずその青年の名前を口にする。
「上城睦月か」 その名前に木野は反応する。
(彼が上城睦月。仮面ライダーレンゲルか)
「こいつの命が惜しくば、天道総司の身柄と、脱出するためのアイテムとやらを渡してもらおうか?」
「誰がてめぇの言うことなんて、聞くかよ!」
 ジャーク将軍の発言に、今にも飛び掛らん勢いの乾を、矢車は制した。
 事は慎重に運ばなければならない。 相手の人数は見る限りではジャーク将軍、ガライの2人。
 一方のこちらは戦力となるのは乾巧と木野薫。単純に2対2と数の上では互角だが、ふたりはドラスとの戦いで傷も負っている。
 交渉で済むならそれにこしたことはない。

463 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:52:05 ID:IJn/8P920
     

464 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:52:18 ID:E7ruGNr50
「ジャーク将軍といったな。お前の目的はなんだ?」
「少しは話が通じるらしいな。無論、余たちの一番の目的は脱出だ。貴様らも余に従うのなら、一緒に脱出させてやっても良い」
「一緒に脱出させてやっても良いか。随分と上からの言葉だな。脱出は天道にしかできない。
 そして、首輪の解析を行えるメンバーも俺たちのチームにいる。協力を申し出るのはそちらの方ではないのか?」
「チームには優秀な指揮官と、優秀な戦士が必要であろう?それを提供してやると言ってるのだ」
「悪いがどちらとも間に合っている」
 交渉の基本は不必要な譲歩をしないこと。弱みを見せれば、そこにつけこまれ、不利益を生む。
 例え、ハッタリとはいえども、一歩も引かない、気概が必要だ。
 場に一触即発の空気が流れる。
「ふむ、交渉は決裂かな」
「そうでもないさ。俺たちの目的も脱出だ。そちらが協力を申し出るなら、こちらも断りはしない」
「ジャーク!」
 隣にいるガライは傍から見て分かるぐらい、怒りを露にしている。明らかにこの提案が不服らしい。
「落ち着け、ガライ!よかろう、余も今、優先すべきは何か、それぐらい心得ているつもりだ。そちらと協力しようではないか。
 友好の印だ。ガライ、睦月を解放してやれ」
 ジャーク将軍は命令するが、ガライは睦月を放そうとしない。
「ガライ!」
 叱責にガライはしぶしぶといった様子で睦月を解放する。
 矢車は内心、溜飲を下げた。信用できるかどうかは別として、今は絶対に戦いを避けなければならない。
「ときに首輪を外せる技術者というのはどなたかな?解析のための首輪を渡したいのだが」
「私よ」
「ほぉ」

465 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:52:47 ID:IJn/8P920
     

466 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:53:42 ID:uyVax7WE0


467 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:53:52 ID:E7ruGNr50
 小沢も納得してないのだろう。激しくジャーク将軍をにらみつける。だが、それとは対象的にジャーク将軍はにやりと笑った。
「ふふっ、結城丈二の姿がなかったときはどうしたものかと思ったが、これで博士と脱出アイテムと使用者が揃ったわけだな。
 ガライ、暴れてよいぞ!」
 ガライはその言葉に冷酷な笑みを浮かべたかと思うと、一瞬にして白いコブラの怪人に姿を変えた。
「あんた、あの時の!ちょっと一体どういうつもり?」
 ジャーク将軍に抗議の声をあげ、詰め寄る小沢。だが、ジャーク将軍はその行動ににやりと笑うと、杖で小沢の鳩尾を突いた。
「っ」
 一瞬にして、小沢の意識は飛ばされる。
 その様にガライは満足そうに微笑むと掌より剣を生み出した。そして、明確な殺意を矢車たちに向ける。
「協力するのではなかったのか!?」
 抗議の声を上げる矢車をジャークは嘲笑う。
「ふっ、なぜ余たちが下等な人間などと協力しなければならん。それに今、おぬしらは変身できぬのであろう、このチャンスを逃す手はないわ」
「何故それを」
「私が教えたのよ」
 物陰から姿を現したのは銀色の身体を持つ、海老の怪人。だが、事前の情報で、矢車はそいつが何者かわかった。
「影山冴子か」
「ドラスくんの仇、討たせてもらうわ」
「そんなこと、させてたまるか」
 乾の顔に怪物の顔が浮かび上がる。
「ウォォォォォォォッ!」
 咆哮と共に乾巧の姿が怪人へと変わった。白き狼の怪人、ウルフオルフェノクである。
(これがもうひとつの変身か)
 その姿に矢車は驚くが、事態は急を要する。呆けてはいられない。
「木野さん」
 木野は頷くと懐からギャレンバックルを取り出す。ギャレンへと変身するためだ。
「な、なんでギャレンバックルを」
「詳しい説明は後だ」

468 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:54:50 ID:E7ruGNr50
 カテゴリーAのカードを差し込もうとする。
 だが、その手は睦月によって、抑えられた。
「何をする」
「変身はさせない。それは橘さんのものだ。それにジャーク将軍の邪魔もさせはしない」
「お前」
 睦月は力づくでギャレンバックルを奪い取る。そして、懐から自分の変身道具を取り出すと、カテゴリーAのカードを装填した。
「変身」
 レンゲルバックルから放たれたクラブのAを模した光が木野を吹き飛ばす。
 そして、その光は睦月に纏われ、睦月をレンゲルへと変えた。
「これが……橘の言っていた……睦月の……闇…か」
 木野は橘の憂慮していたことを知り、なんとかしたいという思いを持ちながらも、その意識は沈んでいった。

 ガライ、ロブスターオルフェノク、そして、レンゲルの3人を同時に相手にし、ウルフオルフェノクは苦戦を強いられる。
 連戦の上に3vs1では勝ち目などあろうはずがない。
(あれは無理だな。ここで乾には死んでもらってもいいが、どうするかな?)
 草加にとって、今の場は望んだ展開だった。上手くいけば一気に人数を減らせる。
 だが、これからの展開を考えると、まだ手駒になりそうな奴らは確保しておきたい。しかし、それは乾でなくても構わない。
「おい、リュウガ、氷川、南、何をぼさっとしている。気絶してる奴らを連れて、研究所に避難するぞ。乾の頑張りを無駄にするつもりか!」
 心にもないことを告げ、移動を促す。
(まったく世話が……なに!)
 突如、研究所の扉が爆発を起こす。すると、それに呼応するかのように研究所の各部が爆発していく。
 たちまち立ち上っていく炎。そして、研究所からはまた別の怪人が姿を現した。
 白きタイツを着た魔人――ジェネラルシャドウ。
「ふっ、残念だったな。この施設は破壊させてもらったぞ」
(ちっ、これはさすがにやり過ぎだ)
 立ち昇る炎を見て、草加はこの集団の恐ろしさを垣間見る。
(どうする)
 草加が視線を這わすと、リュウガ、氷川、南の3人はジェネラルシャドウを睨みつけている。
 そして、その視線は2m前方にある大地に刺さった剣を横目に確認している。

469 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:55:08 ID:IJn/8P920
    

470 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:55:42 ID:IJn/8P920
     

471 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:55:44 ID:E7ruGNr50
(生身だというのに、あれで対抗するつもりか。こんな状況だというのに、なんとも馬鹿な奴らだ)
 内心悪態を突きつつ、草加はリュウガたちに指示を飛ばした。
「リュウガ、氷川、南、こいつの相手は俺がする。君たちはどこでもいいから、さっさと避難しろ。今は足手まといに構っている暇はない」
 草加は腰につけていたカイザギアを放り投げる。そして、乾のディパックからファイズフォンとベルトを取り出すと、代わりに腰へと装着した。

―5・5・5・ENTER―

 ベルトをつけると、素早くコードを入力する。
「変身」
 装填させるファイズフォン。たちまち草加の身体には赤い閃光が走り、乾とは別のファイズが誕生する。
 ファイズは首の辺りをさわり、変身の心地を確かめる。
(やっぱり、カイザの方が合ってるかな?)
 ファイズは、ファイズショットを構え、ジェネラルシャドウに立ち向かっていった。


「な、何者だ、あいつら」
 背中に激痛が走る。神代の背中は焼け焦げていた。
 不意討ち気味に浴びた最初の電撃で、すべては決まった。
 しびれた身体は満足にうごかず、白いタイツの怪人の一太刀で大地に伏せることになった。
「このままでは奴らに天道たちが」
 自分に止めを刺さなかったことから考えると、目的は参加者の抹殺ではなく、脱出。
 ただ、まったく交渉の余地もなかったことを考えると、相当危険な存在だ。
 神代は懐からブレイバックルを取り出す。
「頼む、天道たちを助けてやってくれ」

472 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:56:19 ID:E7ruGNr50
 神代は自分が擬態した人格に助っ人を願う。その男は笑顔で頷いた。


「これは詰みだな」
 戦いのプロでなくとも分かるほど、その場はジャーク将軍のチームが支配していた。
 3人の怪人になす術もなく、弄ばれるウルフオルフェノク。同じく、善戦しているかのように見えるが、完璧にジェネラルシャドウに遊ばれているファイズ。
 その様子をジャーク将軍は満足気に見つめている。ふいに手助けをしたい衝動に駆られるが、それを始は抑える。
 これから自分がやろうとしていることは、今、ジャーク将軍たちがやっていることと何ら変わりはないのだ。
「ウェェェイ!」
「この声は……」
 始は急ぎ、場を確認する。そこには青い体に銀色の装甲を持つカブトムシのライダーが乱入していた。
 ウルフオルフェノクに群がる3人の怪人に、決死に挑んでいる。
(剣崎……)
 彼が乱入することには何の不思議もない。なぜなら彼は人を守るためにライダーになった男なのだから。
「剣崎……剣崎!!」
 始は腰のベルトにカテゴリーAのカードを通す。ジョーカーである彼は己の力で、ハートのAのアンデッド、マンティスアンデッドへの変身を完了させた。
 始の目的は剣崎を優勝させること。ならば、彼を殺させるわけにはいかないのだ。
 カリスは物陰から飛び出すと、カリスアローから矢を連射させる。不意討ちにその矢は3人の怪人の全てに命中した。
「始、お前も来てくれたのか!」
「ああ」
「剣崎、生きていたのか。そして、ジョーカー、お前も!」

473 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 00:57:12 ID:E7ruGNr50
 レンゲルが憎しみの声を上げる。
「睦月、またカテゴリーAに乗っ取られたのか!」
「うるさい、俺は乗っ取られてなんていない。」
 レンゲルラウザーを振り回し、ブレイドとカリスを牽制するレンゲル。
「それならまた、俺たちがカテゴリーAから解放してやる!」
 ぶつかり合うブレイラウザーとレンゲルラウザー。一方のカリスには、ガライが対峙する。
「貴様は人間ではないようだな。何故、脆弱な生物の味方をする?」
「お前には関係のないことだ」
 カリスはカリスアローを構え、ガライへと向かっていった。


 突然の2人の乱入者に、ジャーク将軍は今が引き際であると判断する。
「シャドウ!そろそろ引くぞ、準備を」
「了解した」
 ジェネラルシャドウはサタンサーベルに力を込める。赤く光る剣。その力を一気に解き放つ。
 サタンサーベルより溢れた出た光はファイズを包み込み、一撃でその装甲を無効にした。
 草加へと戻るファイズ。だが、ジェネラルシャドウは眼もくれず、その場から去っていく。
 そして、それを確認すると、ジャーク将軍は天道たちへと近寄る。
「確か、それがここから脱出するための鍵であったな」
 天道の手に握られるハイパーゼクター。そして、ベルト。
「この女と共に一緒に来てもらうぞ」
「断る。太陽は等しく皆に降り注ぐものだ。お前にだけのものではない」
「太陽か。その名を名乗る者はまったくどいつもこいつも」
 ジャーク将軍の杖から電撃が放たれる。その電撃は天道の身体を激しく焼いた。
「やめろ、ジャーク将軍」
 南がジャーク将軍の杖を抑える。そして、リュウガと氷川のふたりはジャーク将軍の身体を抑えにかかる。
「しゃらくさいわ」
 だが、それもジャーク将軍の進軍を止めることは出来なかった。
 大人3人の体重を軽々と持ち上げると、ひとりひとりを順番に放り投げる。そして、最後のひとり、リュウガの首を握り、高々と上げた。
「ぐっ、がっ」

474 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:57:20 ID:IJn/8P920
    

475 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:58:30 ID:IJn/8P920
    

476 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:58:39 ID:uyVax7WE0


477 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 00:59:03 ID:IJn/8P920
    

478 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:02:18 ID:rXmODkgS0
「ほぉ、城戸真司か。そういえば貴様にも用があったな。一緒に来てもらおう」
 杖でリュウガの鳩尾を思いっきり、突く。たちまちリュウガの意識は虚空へと消えていった。
 その光景を見て、矢車は焦る。このままでは全ての希望はジャーク将軍の手の中に。
 天道の傍らに残るは矢車とひよりのふたりのみ。
(あと1人、あと1人誰かがいれば)
 恐怖から、動くことが出来ない矢車。しかし、矢車に代わり、ひよりが動いた。
「天道に手を出すな」
 ひよりはワームへと変身すると、ジャーク将軍に体当たりを敢行する。
「ぬぉ」
 その決死の体当たりにさすがのジャーク将軍といえども、尻餅をつく。
 だが、その一撃はジャーク将軍の感情を激しく揺さぶった。
「貴様、余に尻餅をつかせるとは、覚悟は出来ておるのだろうな?」
 背中のマントが広がり、一瞬、ジャーク将軍の姿を覆いつくす。それが離れるとそこには、クライシス帝国、最強の怪人、ジャークミドラの姿があった。
「ふん!」
 ジャークミドラの眼が光り、角に雷撃が充填されていく。それをひよりへと放った。
「ひより!」
 ひよりを庇い、その身を投げ出す天道。その身に容赦なく降り注ぐ雷撃。
「大丈夫か、ひより」
「天道」
「ふはははっ、憐れよのう」
 ひよりを庇った天道の顎目掛けて、蹴りを放つ。そして、剣の横でひよりを跳ね飛ばした。
 倒れ伏せる天道からハイパーゼクターとベルトを奪い取る。
(もう打つ手はないのか……)
 その時、ふと矢車の瞳に写るひとつのベルト。
「カイザドライバー」


479 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:03:09 ID:uyVax7WE0


480 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:03:35 ID:rXmODkgS0
 それに気付いた矢車は走った。転がるカイザドライバーに素早く近寄り、拾い上げる。
「ぬぅ、それは」
「天道は皆の希望だ。殺させるわけにはいかない」
「ふっ、よいのかな。そのベルトは呪われたベルトだぞ」
 ジャーク将軍が持つ支給品のデータブックにはカイザドライバーについても記載されていた。
 変身して適応できなかった者は変身が解けた後、灰となって消えると。
「……ハッタリか?」
「ハッタリと思うなら、変身するがよい」
 ジャーク将軍のあまりに堂々とした態度に矢車は迷う。もし、その言葉が真実だったらと思うと、恐怖がどんどん沸いてくる。
「矢車、変身するな」
 天道から掛けられる言葉。その言葉に矢車の心は折れる。
 矢車は変身を断念し、カイザフォンを持つ手を下ろした。
「そうだ、それでよい」
 これで全ての希望は費えた。絶望を味わう矢車に天道の声がまたも掛けられる。 
「俺が変身する」
「何!?」
「早くそれを渡せ」
「馬鹿な、余の言っていることは嘘ではない。変身すれば死ぬのだぞ」
「ひよりは俺が守る。誰にも手は出させない。矢車!」
 天道が何のつもりで変身すると言っているのかわからなかった。だが、天道はいつも自分の想像を超える発想と実力で、事態を解決へと導いてきた。だから今度も。
 決心した矢車は、カイザドライバーを天道に向け、投げた。
「させぬわ!」
 宙を飛ぶカイザドライバーにジャークミドラは手を伸ばす。しかし、飛来した蜂型の爆弾が邪魔をする。
 矢車の手に握られたのはゼクトマイザー。
「最後のマイザーボマーだ」

481 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:04:17 ID:rXmODkgS0
 カイザドライバーは天道の手に。天道はカイザフォンにコードを入力した。

―9・1・3・Enter―

「変身」

―Complete―

 カイザに変身した天道はカイザブレイガンを手にジャークミドラに突進していく。
「うぉぉぉぉっ!」
 雄叫びを上げながら、光弾を次から次へと撃ちこんでいく。
 ジャークミドラは剣を盾代わりにそれを受け止める。だが、カイザはカイザブレイガンの引き金を引き続ける。
 あっという間に、ふたりの間合いは詰まった。

―Rady―

 素早くミッションメモリーをセット。カイザブレイガンから伸びた光刃を、ジャークミドラの機械部が露出した頭に思いっきり叩きつけた。
「グゥッ!」
 激しく飛び散る火花。鋭い痛みがジャークミドラの身体を走る。だが、先程とは違い、一気にジャークミドラは冷静を取り戻した。
「まあよかろう。目的のものは手に入った。ここは撤退するとしよう。迎えも来たようだからな」
 轟音を響かせ、その場へと飛び込んでくる巨大な車両。Gトレーラーだ。
 運転席にはジェネラルシャドウが座っている。
「準備はできたのか?」
「うむ。まあ、脱出のための鍵はひとつ減ってしまったが。このまま死に行く者に拘ったところでどうしようもあるまい」
 小沢とリュウガを担ぎ、Gトレーラーに乗り込むジャークミドラ。その様子を見たガライ、レンゲル、ロブスターオルフェノクも戦いを切り上げ、Gトレーラーに集まってくる。
「まあ精々頑張るが良い。次に会う時は貴様らの命をいただく。また会おう。ウワハッハッハッハッハッハッ!!」

482 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:04:27 ID:IJn/8P920
    

483 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:05:10 ID:IJn/8P920
    

484 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:05:17 ID:rXmODkgS0
 Gトレーラーは排気ガスを上げ、去っていった。


「「天道」」
 矢車とひよりのふたりが心配そうに天道の名を呼ぶ。
 天道はカイザの変身を解除しない。やはりジャーク将軍の言っていることは真実なのだと確信する。
 だが、同時に天道ならなんとかしてくれるはずだと期待もしていた。きっと思いもよらぬ方法でこの状況を打開するつもりなのだ。
「矢車」
「なんだ」
 そうきっとこれから紡がれる言葉は、自分たちに希望へと導いてくれる言葉のはずだ。
 しかし、その言葉は矢車の想像していたものとまったく違った。
「ひよりを頼む」
「……天道。お前は何を言ってるんだ?」 
「俺はここまでだ。あとはお前に任せる」
「馬鹿な。お前のことだ。何か考えがあったんじゃないのか!」
 カイザは苦笑し、今度はひよりへと眼を向けた。
「ひより、俺はお前を最後まで守ることはできなかった。だが、リュウガや氷川はきっとお前を助けてくれる」
 ひよりは涙を浮かべ、声が出ない。
 やがてカイザへの変身が解ける。カイザの変身が解けた天道は微笑んでいた。
「お前は……なぜ笑ってる?」
「おばあちゃんが言っていた。散り際に微笑まぬものは、生まれ変われないとな」
 天道の肌の色が灰色に代わり、少しずつ崩れ落ちていく。天道は笑顔のまま、灰になり文字通り散った。

485 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:05:45 ID:IJn/8P920
    

486 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:06:02 ID:rXmODkgS0
 彼の最後の言葉は皮肉にも、別の時空の天道が紡いだ言葉と同じものだった。


 Gトレーラーの車内。運転手を睦月へと交代し、目的の場所を目指す。
 次の目的の場所はもうひとつの研究施設。他の参加者は気付いていないだろうが、ジャーク将軍に支給された地図にはもうひとつの研究所の存在が記されていた。
 しかも、そこは見た目からはそういう施設であることはわかりにくい。まさに自分達に相応しい場所といえた。
「助かったわ、もう少しでやられるところだったもの。でも、どうして助けてくれたの?」
 今回の戦果を分析しているジャーク将軍に冴子が話しかけてくる。ジャーク将軍はその疑問にあっさり答えた。
「ふっ、簡単な話しだ。貴様にも闇が見えた。闇を持つものこそ、我が盟友に相応しい。それだけよ」
「………」
 冴子は思う。なんとも自分はついている。仮面ライダーたちは自分と比べ物にならないほどに強い。自分ひとりでは到底生き残ることなど出来ないだろう。
 しかし、自分には理解者と言い換えても相違ない人物が付いていてくれている。それは幸運以外の何者でもない。
(ドラスくん、貴方との一時は楽しかったわ。でも、あなたは負けた。これからはジャーク将軍と頑張るわ。だから、さよならね)
 冴子はドラスに別れを告げると、傷を癒すために眠ることにした。

【ドラス 死亡】
【天道総司 死亡】
残り26人

487 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:06:43 ID:IJn/8P920
    

488 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:07:07 ID:rXmODkgS0
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:8話 ザビー資格者
[状態]:疲労と悲しみと絶望と。キックホッパーに2時間変身不可。
[装備]:ライダーブレス(ザビーゼクター破壊)
[道具]:ホッパーゼクター&ホッパー用ZECTバックル。ゼクトマイザー。3人分のデイバック(佐伯、純子、矢車)
 カイザドライバー(カイザブレイガン、カイザポインター)。トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。
[思考・状況]
1:天道を救い、ドラスを倒す。
2:仲間を集めてパーフェクトハーモニーで脱出!
3:戦闘力の確保。
4:リュウガに僅かに不信感。
[備考]
※1:クライシスと神崎士郎が利害の一致で手を組んでいる可能性が高いと考えています。
※2:ゼクトマイザーは制限により弾数に限りがあります。現在、弾切れです。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


489 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:08:05 ID:IJn/8P920
   

490 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:08:48 ID:rXmODkgS0
【日下部ひより@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:本編中盤 シシーラワーム覚醒後。
[状態]:右肩に重傷(応急処置済み)。わずかの打撲。ワームに2時間変身不可。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:天道と加賀美の死に深い悲しみ。
2:シャドームーンはどうしているだろう?

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

491 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:09:07 ID:IJn/8P920
    

492 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:09:59 ID:IJn/8P920
    

493 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:10:13 ID:uyVax7WE0


494 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:10:17 ID:rXmODkgS0
【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:スコルピオワームとして死んだ後。
[状態]:中程度の負傷。背中に斬撃による傷。始への憤り。剣崎に擬態中。
[装備]:サソードヤイバー。剣崎の装備一式。
[道具]:陰陽環(使い方は不明)。
    ラウズカード(スペードのA、2、3、5、6、9、10。ダイヤの7、9、J。クラブの8、9)
[思考・状況]
1:天道の死に悲しみ。
2:始と再会し、手を汚す前に自分の手で殺す。
3:この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
4:さらに、自分以外が幸せになれる世界を創る。
5:秋山蓮といずれ決着をつける。
6:氷川の決闘の申し出を受ける。
[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。
※1:剣崎と神代剣両方の姿に切り替えることができます。剣崎の記憶にある人物と遭遇しそうなら、剣崎の姿に切り替えるつもりです。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

495 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:11:07 ID:rXmODkgS0
【草加雅人@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:ファイズ終盤。
[状態]:背中に切り傷。全身に強度の打撲。参加者全員への強い憎悪。ドラスに特に強い憎悪。
[装備]:ファイズドライバー(ファイズポインター、ファイズショット)
[道具]:配給品一式
[思考・状況]
1:このメンバーを利用して、ドラスに復讐。
2:ゲームの参加者の皆殺し。
3:馬鹿を騙し、手駒にする。
[備考]
※1:珠純子の死を秋山蓮に擦りつけようと考えています。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

496 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:11:09 ID:IJn/8P920
     

497 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:11:42 ID:IJn/8P920
    

498 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:12:11 ID:rXmODkgS0
【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:34話龍騎サバイブ戦闘前後。
[状態]:中度の負傷。気絶中。2時間変身不能。
[装備]:カードデッキ(ナイト)
[道具]:配給品一式。サバイブ(疾風)
[思考・状況]
1:戦いを続ける。
2:神代を逃がしはしない。
3:リュウガに話しがある。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

499 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:12:29 ID:eBUf5ndD0
 

500 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:12:31 ID:IJn/8P920
     

501 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:13:25 ID:rXmODkgS0
【氷川誠@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:最終話近辺
[状態]:中程度の負傷。胸に大火傷。気絶中。2時間変身不能。
[装備]:拳銃(弾一つ消費)。手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず、手錠はF-4のビル内に放置)。
    ガタックゼクター&ベルト。GX−05ケルベロス(但し、GX弾、通常弾は全て消費)
[道具]:但し書きが書かれた名簿。デザートイーグル.357Magnum(4/9+1) 。
    デイバック五人分(氷川、ひより、リュウガ、岬、明日夢) 。
[思考・状況]
1:リュウガを信頼。
2:津上翔一との合流。
3:此処から脱出する。
4:神代と決闘。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

502 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:14:23 ID:rXmODkgS0
【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:第1話、RXへのパワーアップ直後】
[状態]:全身に軽度のダメージ。気絶中。2時間変身不能。
[装備]:リボルケイン
[道具]:カラオケマイク(電池切れ)。トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。首輪(ドクトルG)。
[思考・状況]
1:打倒主催。その後、元の世界に戻ってクライシス帝国を倒す。
2:結城丈二を捜す。
3:シャドームーンを捜す。
4:草加を始め、闇に落ちた仮面ライダーを救う。
[備考]
※1:黒幕はクライシス帝国、神崎はその手の者であると勝手に確信しています。
※2:ガタックゼクターへの誤解は解けました。
※3:ドラスをクライシスの怪人だと思っています。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

503 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:14:49 ID:uyVax7WE0


504 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:15:25 ID:IJn/8P920
   

505 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:15:26 ID:rXmODkgS0
【相川 始@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:本編後。
[状態]:胸部に抉れ。腹部に切傷。2時間変身不能。
[装備]:ラウズカード(ハートのA、2、5、6)
[道具]:サバイブ(烈火)。アドベントカード(ギガゼール)。首輪探知機(レーダー)
[思考・状況]
1:思わず飛び出してしまったが、この状況をどうするか?
2:シャドームーンの伝言を伝える。
3:天音ちゃんを救う。
4:剣崎を優勝させる。
5:ジェネラルシャドウを含め、このバトルファイトに参加している全員を殺す。
[備考]
※相川始は制限に拠り、ハートのA、2以外のラウズカードでは変身出来ません。


【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:中盤くらい
[状態]:全身に中度の負傷。疲労中。応急処置済み。二時間変身不可(ウルフ&ファイズ)。
[装備]:なし
[道具]:ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰 アイロンを掛けた白いシャツ。
[思考・状況]
1:放送の内容と天道の死に絶望。
2:浅倉を倒す。
3:神崎をぶっ飛ばす。
4:城たちと合流する。

506 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:16:01 ID:rXmODkgS0
【木野 薫@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:本編38話あたり
[状態]:全身に中程度の負傷(打撲、火傷、刺し傷など)、中程度の疲労。応急処置済み。2時間変身不可。
[道具]:救急箱。精密ドライバー。バタル弾。配給品一式×3(北岡、木野、キング)
[思考・状況]
1:浅倉を倒す。
2:睦月を闇から解放する。
3:橘の遺志を継ぎ、闇を切り裂いて光をもたらす。
4:北岡の仇をとる。
5:無力な人たちを守る。
6:医師の使命を忘れない。
[備考]
※バタル弾は改造人間のみに効果あります。

507 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:16:20 ID:IJn/8P920
    

508 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:16:51 ID:rXmODkgS0
【結城丈二@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地E-5】
[時間軸]:仮面ライダーBLACLRX終了後。
[状態]:中度の負傷。右腕切断。腹に刺し傷。ドクトルGに罪悪感。気絶中。
[装備]:なし
[道具]:名簿を除くディパックの中身一式
[思考・状況]
1:天道を救い、ドラスを倒す。
2:首輪の解析。首輪の解析のための施設を探す。
3:死んだらドクトルGに謝りたい。
4:シャドームーンを仮面ライダーにしたい。
[備考]
※1:カセットアームと右腕はE5エリアに放置されています。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

509 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:17:33 ID:IJn/8P920
    

510 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:18:03 ID:rXmODkgS0
【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地E-5】
[時間軸]:RX27話以降。
[状態]:ほぼ完治。2時間戦闘不能。
[装備]:シャドーセイバー
[道具]:なし
[思考・状況]
1:結城丈二を人質に、RXを待つ。
2:サタンサーベルを探し出し、手に入れる。
[備考]
※第二回放送を聞き逃しています。

511 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:18:17 ID:IJn/8P920
    

512 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:18:56 ID:rXmODkgS0
【ジャーク将軍@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:ジャークミドラに改造後。
[状態]:頭部に小程度のダメージ。2時間戦闘不能。
[装備]:杖、変身後は大刀。
[道具]:支給品のデータブック(ハイパーゼクターを除く支給品のデータが記載されています)
 ネタばれ地図。首輪(ヨロイ)。ライダーブレス(コーカサス)。変身鬼弦・音錠。
 ハイパーゼクター。ベルト(カブト)。リュウガのカードデッキ。コンファインベント。
 壊れたザビーゼクター。ディスクアニマル(ルリオオカミ、リョクオオザル、キハダガニ、ニビイロヘビ)
 トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。精巧に出来たモデルガン。
[思考・状況]
1:もうひとつの研究所へ向かう。
2:ラウズカードを集め、戦力の強化。
3:首輪の解析。
4:上城睦月の闇を引き出す。
5:神崎士郎を殺し、脱出する。
6:RXを殺す。
7:城戸真司(リュウガ)から、神崎の目的を探る。
※ジャーク将軍は睦月より、ブレイド世界の情報と剣崎、始、橘、キング、伊坂、北岡、リュウガの情報を得ました。
※ネタばれ地図には支給品以外のラウズカードの隠し場所も書かれています。
※支給品のデータブックは、支給されたアイテムの効果が記載されています。
 余裕ができ、中身を確認したのはGトレーラー内が初めてです。
 各参加者の初期支給品も記載されています。

513 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:20:00 ID:IJn/8P920
     

514 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:20:26 ID:eBUf5ndD0
  

515 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:20:43 ID:rXmODkgS0
【上城睦月@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:本編後。
[状態]:背中に大火傷。頭部に打撲。その他、身体に軽傷多数。疲労困憊。
    カテゴリーAに取り込まれかけています(若干緩和)。2時間変身不能。
[装備]:レンゲルバックル。ラウズカード(スペードのJとQ、ダイヤの3とQ、クラブのA〜6、10とJ)
 ギャレンバックル。ラウズカード(ダイヤのA、2、5、6)
[道具]:配給品一式(橘)。Gトレーラー(G3ユニット、GM−01、GG−02、GS−03、GK−06、ガードアクセラー)
[思考・状況]
1:ジェネラルシャドウからカードを奪う。
2:ジャーク将軍に対する僅かな信頼。今は言うことをきく。
3:ラウズカードを集める。そのためにはキングとのゲームに乗る。
4:ジョーカーを倒す。
5:橘さんが死んだ?
※睦月は橘を偽者だと思っています。
※睦月はD7が禁止エリアと思っています。A1が禁止エリアと思っていません。
※睦月は無免許でGトレーラーを運転しています。
※橘と戦ったことは忘れています。そのため、ジャーク将軍にもそのときのことは話していません。
 ただし、何かの拍子に思い出すかも知れません。


516 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:21:04 ID:IJn/8P920
     

517 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:21:41 ID:rXmODkgS0
【ガライ@仮面ライダーJ】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:本編開始前。
[状態]:火傷(中程度。再生中)。二時間変身不能。
[装備]:剣。装甲声刃。音撃弦・烈斬。
[道具]:なし
[思考・状況]
1:ジェネラルシャドウからサタンサーベルを奪い、勝つ。
2:どんな手を使っても生き残る。
3:ジャーク将軍と協力して、首輪を解除する。
4:ついでに生贄を手に入れる。
5:神崎士郎は残酷に壊す。
6:脆弱な生き物と組むのは気に入らない。

【影山冴子@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:本編最終話あたり
[状態]:肩にかなりの深さの裂傷。2時間は変身不可。
[装備]:オーガドライバー(オーガストランザー付属)
[道具]:首輪(園田真理)。アドベントカード(SEAL)。配給品一式。
[思考・状況]
1:生への執着。
2:ジャーク将軍の下で、首輪の解除方法を探す。
3:あきらと巧に復讐。

518 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:21:50 ID:IJn/8P920
    

519 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:22:22 ID:IJn/8P920
     

520 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:22:47 ID:rXmODkgS0
【ジェネラルシャドウ@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:37話前後
[状態]:多少の打撲と大火傷。2時間戦闘不能。
[装備]:サタンサーベル、トランプ内蔵ベルト
[道具]:ラウズカード(ダイヤの4、8。スペードの4。ハートの3、4、7、10、J、Q、K。クラブの7、Q、K)
    首輪(麻生勝)。配給品一式×4(ドラス、立花藤兵衛、麻生勝、天道)。
[思考・状況]
1:時間まで暇つぶし。睦月を鍛える。
2:ジョーカーを倒す。
3:明日、ストロンガーと決着をつける。
4:情報収集のため、ジャークと情報交換。
5:スペードのA、クラブの8が暗示するものを探す。
※シャドウ剣はF2エリアの壁に刺さっています。

521 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:22:58 ID:IJn/8P920
    

522 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:23:36 ID:rXmODkgS0
【リュウガ@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:劇場版登場時期。龍騎との一騎打ちで敗れた後。
[状態]:中程度の負傷。特に背中。応急処置済み。2時間変身不能。気絶中。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:天道を救い、ひよりを安心させる。
2:自分の今の感情の名を知りたい。
3:ひよりと天道を守るために戦う。
4:神崎に反抗。
5:城戸の死んだ現場に行きたい。
[備考]
※1:ドラグブラッカーの腹部には斬鬼の雷電斬震の傷があります。
※2:天道の死は知りません。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

523 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:24:01 ID:IJn/8P920
    

524 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:24:16 ID:eBUf5ndD0
  

525 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:24:19 ID:rXmODkgS0
【小沢澄子@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:G3-X完成辺り。
[状態]:多少の打撲と火傷。気絶中。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:城戸を救えなかった後悔。
2:首輪の解析(道具と仕組みさえ分かれば分解出来ると考えています)
3:ザビーゼクターを修理する(パーツと設備、時間さえあればザビーゼクターを修理可能だと考えています)
4:津上翔一と合流する。
5:リュウガに僅かに不信感。神代に怒り。
[備考]
※1:クライシスと神崎士郎が手を組んでいる可能性は低いと考えています。
※2:天道の死は知りません。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


526 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:24:34 ID:IJn/8P920
   

527 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:25:20 ID:rXmODkgS0
【天美あきら@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海B-5】
[時間軸]:中盤くらい
[状態]:全身のダメージ小。応急処置済み。
[装備]:破れたインナー、鬼笛。ドレイクグリップ&ドレイクゼクター。
[道具]:変身鬼弦(裁鬼)
[思考・状況]
1:木野と乾の合流を待つ。
2:巧が心配。
3:明日夢と合流ができてよかった。
4:放送の主(ドラス)と浅倉を倒す。
5:天道さんを助ける。


【安達明日夢@仮面ライダー響鬼】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海B-5】
[時間軸]:番組前期終了辺り。
[状態]:右手の中指先端欠損、全身の打撲。応急処置済み。
[装備]: デイパックニ人分(加賀美、影月)。影月は支給品不明です。 スマートバックル。
[道具]:果物ナイフ数本。
[思考・状況]
1:木野と乾の合流する前に利用する人物を残し、殺す。
2:特に天美に憎しみ。
※アクセルレイガンは樹海エリアC-4に放置されたままです。


528 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:25:45 ID:IJn/8P920
     

529 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:25:58 ID:rXmODkgS0
【津上翔一@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海B-5】
[時間軸]:本編終盤。
[状態]:負傷中。疲労中。応急処置済み。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:木野と乾の合流を待つ。
2:浅倉を倒す。
3:木野さん、死んじゃ駄目ですよ。
4:元の世界へ帰る。
5:氷川、小沢と合流する。
※首輪の能力制限により、一日目のみバーニング、及びシャイニングフォームへの変身は制限されています。

【霞のジョー@仮面ライダーBLACKRX】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海B-5】
[時間軸]:クライシス壊滅後。
[状態]:全身に打撲。負傷大。疲労大。応急処置済み。
[装備]:サイ
[道具]:オルゴール付懐中時計
[思考・状況]
1:木野と乾の合流を待つ。
2:浅倉を倒す。
3:水のエルの使命を全うする(アギトを倒す)
4:兄貴と合流。
5:明日夢が心配。

530 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:26:02 ID:eBUf5ndD0
  

531 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:26:21 ID:IJn/8P920
    

532 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:26:35 ID:rXmODkgS0
【城茂@仮面ライダーストロンガー】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海B-5】
[時間軸]:デルザー軍団壊滅後
[状態]:全身に負傷中。疲労中。応急処置済み。
[装備]:V3ホッパー、パーフェクトゼクター
[道具]:支給品一式
[思考・状況]
1:木野と乾の合流を待つ。
2:浅倉を倒す。
3:殺し合いを阻止し、主催者を倒す。
4:明日、ジェネラルシャドウと決着をつける。
5:自分に掛けられた制限を理解する。
※首輪の制限により、24時間はチャージアップすると強制的に変身が解除されます。
※制限により、パーフェクトゼクターは自分で動くことが出来ません。
 パーフェクトゼクターはザビー、ドレイク、サソードが変身中には、各ゼクターを呼び出せません。
 また、ゼクターの優先順位が変身アイテム>パーフェクトゼクターになっています。


533 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:27:49 ID:rXmODkgS0
「ふんふ〜ん♪」
 キングは鼻歌を歌い、研究所の裏の林へと来ていた。ある物を回収するためだ。
 そのある物は地面から生えた多数の雑草に紛れ、転がっていた。
 キングはそれを拾い上げる。それはベルト状のものが巻かれたひとつの球。
 それは呼吸をしているかのように伸縮を繰り返しており、キングが手にした途端、激しさを増した。
「まあ、そう怒るなって。最後は助けてやったろ」
 そうキングは攻撃が炸裂する瞬間、アンデッドの力を解放し、攻撃をわずかにそらした。
「慌てる必要はないよ。ゲームはじっくり楽しむもんだよ」
 キングの言葉に、落ち着いたのか、球の伸縮は規則正しさを取り戻す。
「解ってくれて、嬉しいよ」
 その球の名前はドラス。神と等しき力を持った新しき生命体である。
「さて、これからどうしようかな?あの携帯電話が誰か面白いことに使ってくれる人に渡るといいけど」
 戦いは終わらない。太陽は沈んでも闇は残り続けるのだから。

【ドラス 生存】
残り26人

534 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:28:26 ID:IJn/8P920
    

535 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:28:40 ID:rXmODkgS0
【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:全身に負傷中。疲労中。二時間変身不可。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:ドラスと今の状況を楽しむ。
2:レンゲルとのゲームのため、ラウズカード探し。
3:この戦いを長引かせる。そのため、支給品を取り上げる。
4:戦いに勝ち残る。まだまだ面白いものも見たい。
5:今は戦うつもりは無い。
6:北岡に興味。しばらくしたら、また会おう。
[備考]
※携帯電話はD6エリアに放置してきました。

536 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:29:58 ID:IJn/8P920
    

537 :新生クライシス帝国 代理投下:2007/07/06(金) 01:30:08 ID:E7ruGNr50
   

538 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:30:25 ID:cYd79Pt8O
そんな終わり方ありかよ…仮面ライダーじゃないよ

539 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:30:41 ID:IJn/8P920
     

540 :新生クライシス帝国 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:30:58 ID:rXmODkgS0
【ドラス@仮面ライダーZO】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:樹海C-6】
[時間軸]:仮面ライダーZOとの戦闘で敗北し死亡した直後
[状態]:ネオ生命体本体部のみ。2時間身動きできません。
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:とりあえず、力を取り戻すまで休憩。
2:キングに興味。
3:望月博士なしで神になる方法を考える。
4:首輪を外しこの世界を脱出する。
5:首輪の解除のため、冴子を利用する。
6:他の参加者は殺す。ただし、冴子には興味あり。
7:可能ならこの戦いに関する情報を得る。
[備考]
※1:ドラスの首輪は胴体内部のネオ生命体本体に巻かれています。(盗聴機能は生きています)
※2:ドラスはドクトルG、ヨロイ元帥、ジェネラルシャドウ、マシーン大元帥の情報を得ました。
※3:麻生は首輪が外れたため、死亡扱いになりましたが、ドラスの中で生きています。ただし、ドラスが死ぬと麻生も死にます。
※4:赤ドラス化は能力発揮中のみ使用可能です。通常時は普通のドラスに戻ってしまいます。
※5:制限が緩められ、戦闘時間、戦闘不能時間に影響があるかもしれません。
[備考]
※怪魔稲妻剣、GM-01改4式(弾切れ)、拡声器はD6エリアに放置されてます。

[その他共通事項]
HONDA XR250は制限により、あらゆる能力で変化することが出来ません。
HONDA XR250は市街地D-6に放置されています。

541 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:31:46 ID:IJn/8P920
   

542 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:34:00 ID:rXmODkgS0
投下完了。支援感謝。
誤字、脱字、矛盾点、感想があれば宜しくお願いします。

我ながら長すぎ。次に書く機会があれば、簡潔に濃いのを目指します。。。

543 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:34:32 ID:uUoECznz0
投下乙です。
>538
君にある仮面ライダーの言葉を送るよ。
「この雨を降らせてる雲の向こうには、どこまでも、青空が広がっているんだ」

544 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:37:40 ID:E7ruGNr50
GJ!!
自分が想像していた展開より二段も三段も悲惨で最高です!
ドラスのしぶとい。天道……傷つきまくった身体で頑張ったよ。もう、休んでくれ。
ここにきての急展開、最高という言葉を送らせてもらいます。

前々から惚れていましたが、今日更に◆vHOqGgdf1U氏に惚れ直しました。
もう一度GJ!!

545 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:40:11 ID:Mvr2WQinO
天道ォォォォォオ!
逝ってはいけない奴がいってしまった
とにもかくにも作者さんGJ
そしてしぶとすぎるぞドラス

546 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:41:44 ID:IJn/8P920
>>542
GJ!とても読みごたえがありました
しかし、まさか天道が死ぬとは…思わず涙出た。二度も死んだんだよな、ある意味
矢車さんと同じく、天道ならなんとかしてくれると思ってたが、天道に頼りすぎていたな
頼りにしていた天道が死んで、これから矢車さんがどう動いていくのか期待
そしてドラス、しぶとく生き残ってるのがらしいwこれが一体どういう風に転ぶのか…

あ、あと>>488の矢車さんの思考・状況の1はこれでいいの?

547 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:42:25 ID:eODe8pueO
GJ!
ここに来てのピンチ、後の展開が気になります。
話の流れは非常に熱く、最後にどんでん返し!
意表つかれました。ロワらしい、非常にいい展開でした!

548 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:46:00 ID:uUoECznz0
仮面ライダーが死ぬってはやっぱ辛いね。でもしょうがない。。
悪にやられたらあとは正義の味方の反撃でしょう。
次の展開に期待してます。

549 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:58:05 ID:rXmODkgS0
感想ありがとうございます。

神代剣の備考欄に記載すべき事項を忘れておりましたので、追加して投下いたします。
また、矢車さんの記載も>>546さんのご指摘どおり、間違えましたので、修正投下いたします。


550 :矢車状態表修正 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:58:37 ID:rXmODkgS0
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:8話 ザビー資格者
[状態]:疲労と悲しみと絶望と。キックホッパーに2時間変身不可。
[装備]:ライダーブレス(ザビーゼクター破壊)
[道具]:ホッパーゼクター&ホッパー用ZECTバックル。ゼクトマイザー。3人分のデイバック(佐伯、純子、矢車)
 カイザドライバー(カイザブレイガン、カイザポインター)。トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。
[思考・状況]
1:天道の死に深い悲しみと絶望。
2:仲間を集めてパーフェクトハーモニーで脱出!
3:戦闘力の確保。
4:リュウガに僅かに不信感。
[備考]
※1:クライシスと神崎士郎が利害の一致で手を組んでいる可能性が高いと考えています。
※2:ゼクトマイザーは制限により弾数に限りがあります。現在、弾切れです。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

551 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 01:59:08 ID:IJn/8P920
   

552 :神代剣状態表修正 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/06(金) 01:59:45 ID:rXmODkgS0
【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夕方】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:スコルピオワームとして死んだ後。
[状態]:中程度の負傷。背中に斬撃による傷。始への憤り。剣崎に擬態中。
[装備]:サソードヤイバー。剣崎の装備一式。
[道具]:陰陽環(使い方は不明)。
    ラウズカード(スペードのA、2、3、5、6、9、10。ダイヤの7、9、J。クラブの8、9)
[思考・状況]
1:天道の死に悲しみ。
2:始と再会し、手を汚す前に自分の手で殺す。
3:この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
4:さらに、自分以外が幸せになれる世界を創る。
5:秋山蓮といずれ決着をつける。
6:氷川の決闘の申し出を受ける。
[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。
※1:剣崎と神代剣両方の姿に切り替えることができます。剣崎の記憶にある人物と遭遇しそうなら、剣崎の姿に切り替えるつもりです。
※2:神代剣は結城丈二への擬態能力を得ました。但し、変身は出来ません。
※3:神代剣は首輪の解除方法を得ました。但し、実勢に首輪を解除できるかは不明です。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

553 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:05:42 ID:IJn/8P920
>>550>>552
修正したところ悪いんだが、剣の状態表の備考3の「実勢」は「実際」じゃないのか?
実勢を調べたら「(見せかけでない)実際の勢力、勢い」って出て、意味通じないから違うと思うんだが…
間違ってたらすまん

554 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:06:34 ID:F0Flw8jbO
ドラスめ……。ZOの首輪解除フラグのおかげで生き残るとは

そうだ。空間創設ができるRXやシャドームーンなら空間破れるかも

555 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:12:46 ID:KBuLpm2VO
GJ!!!
矢車さん……やっぱり闇に落ちないとキッパーは使いこなせないのか?

それで龍騎のカードデッキは小沢が持って行ったんだよね?
状態表だとジャークも小沢も持っていないが…

556 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:14:29 ID:cYd79Pt8O
ドラスが生き残ってZOが死んじゃったんだ。
悪い奴はしぶといね。
なんかモヤモヤする終わり方だから早く続きが読みたい。
まさかドラスがキングを吸収するとか?

557 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:24:10 ID:kdwC1SMFO
投下乙です。


かなり混迷としてきましたね。
今回意外だったのが
天道の死。
漁夫の利をさらに横取りしようとてしたけど、
剣崎出現により勢いで自分も加勢した結果一人も殺せなかった彼らしいと言えば彼らしい始。
そしてまだ光太郎に見せ場が来ない…
キングとドラスは最後の最後まで何かやってくれそうで楽しみ。

558 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:30:42 ID:snjL6PlxO
天道が死ぬんなら明日夢みたいなやくたたずで自分の事しか考えられない奴が死ねよ。

559 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:36:01 ID:E7ruGNr50
>>558
スレ違い。

誘導

仮面ライダーバトルロワイヤル毒吐きスレ・別館
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/

560 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 02:48:18 ID:7H6yipevO
ついに生存者も半分になったか…
一ヶ所に集まってた奴らもうまい具合にバラけて行きそうだし。
そしてステルスマーダー大活躍の予感…誰とは言わないけどw

561 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 03:37:40 ID:jVAdEnvqO
あれ…麻生が死んでないということは心臓部にいるのか

光太郎&矢車さんもうダメポ(´・ω・`)

562 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 04:02:48 ID:eZUjhY7d0
熱かったしすごいボリュームでした。乙!
個人的には缶詰からミラーモンスター召喚で燃えまくりw
草加かっこいいよ草加、剣崎も死んでるはずなのにかっこいいよ
そしてうっかり飛び出しちゃった始の動向も気になるw
キングと実は生きていたドラスも余韻の残る終わり方で今後楽しみ

天道・・・('A`)

563 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 04:38:40 ID:YRz4gpP+O
GJ!
最高!ライダーロワの住人で良かった!



564 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 08:41:09 ID:lUDBqgzY0
乙です!!面白かった!!熱かった!!

天道オオオオ!!!!
まさかカイザドライバーの犠牲者になるなんて…合掌。
そしてカイザかっこいいよカイザ。
即断即決!!反省はしても後悔はしない男 草加!!さすがだ。よくやったww
次は木野の心をかき乱せばいい!!

殺伐とした中、普通に会話して戦い合わなかったシャドームーンと始の凸凹コンビが
絵面的にも妙に微笑まく感じたんだがww
こいつら仲良くならねえかな…ww

565 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 12:25:54 ID:LlsWClpf0
>>vHOqGgdf1U氏GJ!!
同時変身燃えた!!震えたよ!!

>>360
頑張ってください!!楽しみにしています♪
・・・もしかしてホントに一人料理の鉄人とか一人おしえてうれしぴやるんじゃ…wwww
坊ちゃまの[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。が
生かされる日は来るんだろうか?ww

566 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 13:16:19 ID:n9YD1RkV0
読ませていただきました。GJです!

まさか天道が死んでしまうとは…
もうカブトの出番は無いんだろうかな

あとRX雑魚ww いつになったらその実力を発揮できるんだろうか?
好きなライダーなので期待しています
それに反してジャーク将軍の活躍はすごい、着々と戦力増強しているんだからw

567 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 14:13:31 ID:6pBT4T5P0
確かに雑談で騒がれてるほどSS内ではRX活躍してないよね。
ていうか皆無。反面、ジャーク将軍、グランザイラス、シャドームーンの活躍頻度ときたらw

RX知らない書き手さんが多いのかな?



568 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 16:47:19 ID:snjL6PlxO
つーかもう脱出できないよ!

569 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 17:04:26 ID:F0Flw8jbO
まあそもそもRXは自分の能力をろくに知らないから当然といえば当然とも言える

570 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 17:50:41 ID:PaPWsHLPO
カブト一式とガタックがあるよ!

それか首輪を外して戦えば大丈夫

571 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 18:33:36 ID:7H6yipevO
3段変身可能+首輪解除方法も手に入れかけているぼっちゃま最強だな。
これで天道にまで擬態されたら誰も敵わない気がする…


572 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 18:43:58 ID:tvVpQJRK0
>>566
ジャークの戦力増強・・・

なあ、光太郎ってゴルゴム・クライシスの仕業だ!っていつも頭から決め付けてかかってるけど
実際その通りで、本当に全部ゴルゴム・クライシスの仕業なんだよな
PSで出たゲーム・正義の系譜でも、冒頭「ゴルゴムの仕業だ!」と的外れなこと叫んでたけど
話を紐解けば、その根本は本当にゴルゴム絡みだったという・・・

まさか。

本当にクライシスがロワを乗っ取るフラグ!?

ありえんと言い切れないのが怖いRXクオリティ。

573 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 18:53:36 ID:Mvr2WQinO
つーかロワの舞台がRXに叩き潰されたクライシス帝国跡地を神崎が再利用してますって設定だからあながち間違ってないんだよな
そこらへんにハイパーゼクター以外の突破口があるかも
(俺にはライドロン以外思い付かん)

574 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 19:05:53 ID:tysyXoIC0
亀だが職人氏&投下人氏乙!
天道だけは殺さんでくれーと思いながら読んでたら天道一人死亡とかw
まあ予想できなかったことではないが

カイザに変身する時点で天道は自分が助からないものと考えてたということでおk?
設備のあるところで治療しないと命に関わる状態なのに設備あぼーん
どうせ助からないならカイザで・・・と
周りは「天道なら何とかしてくれる」的な空気になってるけど
天道は「こいつらなら何とかしてくれる」的な信頼があってのあの行動だろうと思う

そのへんのことがちょっとは描写されてるとよかったかな
変身シーンがただの考えなしに見えてしまったので
矢車の依存じみた信頼とそれが虚像であった絶望を書きたいのは分かるんだけど・・・
カイザの変身時間も多少の余裕はあるだろうし

まあこんな大作を投下した職人にはもっとふさわしい言葉がある
GJ!


575 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 19:49:53 ID:YRz4gpP+O
何はともあれバトロワ史上、殿堂入りにふさわしい作品には違いない。
もう一度!
超GJ!!!

576 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 22:09:09 ID:cYd79Pt8O
カブトの最終回みたく突然復活する天道。

「俺は世界そのもの…世界がある限り俺はある!!」



はないかなw

577 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 22:17:18 ID:REIQWNp40
良かったんだけど、突撃タイプの必殺技使っといて
生き残ってることに気がついてない日下がちと微妙かなぁ

578 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 22:32:49 ID:lUDBqgzY0
ストーリー展開が超熱く面白かったのだが
ちゃんと批評めいたことも書いた方が書き手さんには喜ばれるのだろうかと思い
もう一度落ち着いて読み返してみた。

長編だからパワーダウンしちゃったのか、長すぎると申し訳ないと思って
文章の簡略化を狙ってわざとそうしたのかは分からないが
後になるにつれだんだん直接的表現が増えて描写の足りない部分が目立ってきてるように感じる。
騎士鯖の変身シーンやRX、騎士鯖の変身解除、ウルフェノク変身の辺りが顕著。
騎士鯖変身の際のあの辺り一面に突風吹き荒れる描写とかあっさりスルーしてる。
元ネタの番組を視聴している読者ばかりだろうから
「変身した」の一言で済ませても脳内補完してもらえるとは思うが
やはり小説としては「どういう風に」変身したのかしっかり描写してあった方がいいと思う。
TVのあの効果エフェクトCGを文字で表現するのは大変かもしれないが・・・

ラストの天道カイザが苦笑するシーンも「カイザは苦笑し」と表現がストレートすぎる。
変身したままだと苦笑しているかどうか外見からは分かるわけがない。
が、ひよりや矢車には苦笑しているとかすかな息遣いやら雰囲気で分かったのだろう。
だったらそう描写した方がよくはなかろうか?その方が三者の心の揺れも表現できて
益々感動に深みが増しそうだ。

作品自体の魅力からすれば重箱の隅つつきみたいな些細なことだけどな。
えらそうなこと言ってゴメンなさい。

579 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 23:14:32 ID:wC7QDiA40
みんな、ライダーマンの事を忘れてる…iiiOTL
あとハイパーゼクターはなんで使わなかったのだろう?

580 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 00:48:52 ID:39skPi/r0
ごめん、天道の死に方がなぁ・・・・

拷問されたり、ひっぱった割にはアッサリ死んじゃった感じ

鍵だった天道死んじゃって。どう展開するのか読めなくなりましたね。


昭和ライダーの活躍期待してますよ!
元祖カブト虫ライダー!

581 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 02:39:00 ID:VC0AOcZSO
天道はドラスみたいに復活するかもしれない。
あの天道が無駄死にするなんてキャラ的に考えても難しいし。
だって瓦礫の下から何の説明もなく生き返った(笑)奴だしw
まぁ望みは薄いしそういう超展開は書き手さんも考えてないだろうが…あの天道が無駄に死ぬとは俺も思えんのは同意。

582 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 13:38:17 ID:8YruVE2bO
灰になってるからなぁ〜……
オルフェノクになる以外に復活出来ない気がする……

583 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 13:40:54 ID:Y3LC0qXN0
カブゼクの後継者が天道の言葉とかで思うところがあって選ばれるとかそういう展開に期待
そしてストロンガー・ブレイド・カブトのカブトムシライダー揃い踏みを1度見てみたいw

584 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 17:44:36 ID:VC0AOcZSO
そうだね、ジメジメした鬱っぽさもいいけどそいつを吹き飛ばすくらい熱い展開を見てみたいな。
理想としてはPS2の仮面ライダー正義の系譜とかすごく熱い共闘だった。

585 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 18:06:11 ID:OKLqkAz30
カブトゼクターは光太郎を選ぶと思う。なんとなく。
だって太陽の”子”だろw?

586 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 18:27:07 ID:5RFq/DzaO
個人的にはリュウガかひよりを選んでもらいたい

587 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 18:57:12 ID:tEi1xNvcO
ジャークが言ってた「もう一つの研究所」はどこなんだろうか。

一見気付かない場所ってことは今までで出てきた建物だと面白いな。
ゾルダのEOWで半壊した小屋とか、その地下室っぽいイメージがある。

カブトの資格者は天道に擬態した神代でもいいんだよな?

588 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 19:05:23 ID:isxglvwzO
ひよりカブト、あきらドレイク、小沢龍騎とロワは夢が広がるなぁ
浅倉は何に変身してもあまり違和感がないけど。

589 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 20:23:25 ID:eCadhfZXO
もしもの時は
そ の 時 不 思 議 な こ と が 起 こ っ た
光太郎「キングストーンが光った!?」
ひより「灰が集まって人の形に……!?」
天道復活

590 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 20:40:30 ID:OKLqkAz30
仮面ライダーなら何でもありだからそれでもいいかもなw

591 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 21:19:06 ID:VC0AOcZSO
やっぱサタンサ−ベルは本来の持ち主の手に戻った時が本領発揮なんかな。

592 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/07(土) 22:06:37 ID:khA3piEG0
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?file_id=0000016015.gif

進行表、及びマップの更新です。
進行表はドラス戦闘かと同時に行おうと思っていましたが、何度も読み返すくらいはまったので遅れたりw
いまだに興奮が隠せません。さすが◆vHOqGgdf1U氏、ファンになってもいいですか?

それと、第三回放送案。
今回神崎側の話はアイディアがある方に任せます。
特になく、放送に問題ないようなら、今回は浅倉が投下しだい、禁止エリアと死亡者の名前を追加して、本投下します。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9061/1177078434/283


593 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 22:39:12 ID:YdMoyuBe0
>>578
そういえば突風吹かなかったな
人数に圧倒されていたが読み返すといろいろ荒が見える

594 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 22:47:33 ID:khA3piEG0
>>593
そういう話題はこっち。

仮面ライダーバトルロワイヤル毒吐きスレ・別館
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1182007206/

595 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 01:17:48 ID:TKyNMfMI0
なんでもかんでも愚痴扱いにするのはどうなの?
そりゃ流石に悪態つくのはダメだと思うけど、意見くらいここでもよくないかな。
意見も言えないってのもどうかと思うけど。


596 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 01:23:47 ID:DsS9D/CL0
毒吐きなんてスレを綺麗にするためにあるもんだ。
それに>>578みたいに批評に時間を割いて、的確に指摘するならともかく、>>593みたいな意見は>>594でしてもらうほうがいい。
まあ、別ロワでその方向で成功した例があるから、ライダーロワを成功させるために徹底させた方がいいか、くらいだけど。

597 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 02:10:20 ID:8BY/rRgGO
なんでもかんでもマンセ−意見ばっかじゃつまらないでしょ。
たまにはこういう意見くらいあってもいいとは思うけどなぁ。
そもそも指摘した箇所に関しては実際に違いがあるわけだし。

598 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 02:19:55 ID:DsS9D/CL0
毒吐きから自分の意見。

ライダーロワを成功させるためなら、なんでも活用する。
成功例があれば真似するし、失敗例や自ロワに合わない例なら切り捨てていけばいい。
それくらい愛着がわいている。

で、今の状況、失礼だが失敗例に似ていたりする。
毒吐きができてよかったと思わずにはいられないくらい。
キャラの思考について本スレでいい続けた結果、衰退したロワがある。
それでちょっと前危機に陥ったロワもある。
気に入らない展開に文句をいい続ける奴はいるんだから、そういう奴に漬け込まれる隙を作ってもらうのは、非常に困る。
上二つはそういった事態があったわけ。
夏も前なんだし、前々から変な奴がいるのは分かりきっているんだから、失敗しそうな話は本スレでして欲しくない。
大体、荒らしは毒吐きなんて把握してないだろうし。


誤字や矛盾なら別にいいと思うけど、批評OK!って人間ばかりでもない。
普段はそういう人でも、状況によっては聞きたくないときもある。そういうときに、

>気に入らない展開に文句をいい続ける奴はいるんだから、そういう奴に漬け込まれる隙を作ってもらうのは、非常に困る。

な状況になると、すっごく気落ちして、ロワを離れたくなる。

上の例にはまっちゃって、一日くらいNG議論になるような話を投下したから、割と実話。
その時は庇ってくれる人もいたから、ロワを書くのをやめずに済んだし。

面白い、面白くないではなく、成功するか、しないか。ドライだとは思うけどさ。

599 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 03:01:10 ID:T0zXqBxm0
前スレだったか前々スレでったかで書き手さん達が「感想だけじゃなく批評が欲しい」と言って
神批評家氏による各執筆者別詳細赤ペンチェックwwが書き込まれたこともあるし
文章に対する真面目な批評は感想と同じくここでもいいと思う。
ストーリー展開に関する「こんなのイヤだ」とか「なんでこいつを殺したんだああああ!!」
みたいなことは毒吐き行きだろう

600 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 07:25:48 ID:DsS9D/CL0
だからまあ、>>578には何も言わなかった。
あれくらい労力を使うのは、敬意を払うべきだと思う。
でもま、>>593みたいな意見は正直毒吐きでやって欲しい。

成功例を詳しく言うなら、問題がある場合毒吐きで議論。
感情論を排したものをまとめて、本スレで柔らかく提案する。
と、いう流れ。

議論からしつこく自分が望む展開を要求する人間もいる。
ジャンプロワの過去ログを読むと、それがよく分かる。

それに前スレの批評は、書き手が求めたから批評されたわけで、今回は批評依頼がきてない。
あれで全ての書き手が批評を望んでいると思われても、困る。


601 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 11:49:00 ID:T0zXqBxm0
当たり前だが書き手さん達に敬意を払いない発言は
本スレでは控えるべきだろうね。
>>578はちゃんと言葉を選んで
作品や書き手さんを貶めるようなことは言っていないからアリってことで

まとめのキャラ紹介の始と剣崎を読んだ後読み返すと
ブレイド乱入→カリス乱入の辺りとかウッカリ泣きそうになった。
再会出来てよかったね!!でも剣崎は実は…とか思うと始が可哀想でならない!!
いい話だよ!!改めてGJ!!

602 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 16:28:29 ID:eHDQhQH1O
>>601
払ってると思うけどな

とりあえず 乙でした
今後の展開がどうなる事やら……

603 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 16:50:14 ID:0GPBDjEcO
光太郎のカッコいい所を一度ぐらい見ておきたいな
戦闘シーンで唯一の見せ場がハイパーゼクター戦だけだと思うと……

604 :烏丸所長:2007/07/08(日) 17:42:33 ID:c8zQlsI30
シャドームーン戦かジャーク将軍戦がない限り難しいだろうな

605 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 21:44:34 ID:pG5PFT7JO
ブラックに毛が生えた程度の初期RXが死んでパワーアップしたシャドームーンとジャークミドラとなった将軍にどこまで通用するかね

606 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 21:57:42 ID:8BY/rRgGO
書き手さんの神の一筆

「その時不思議な」

でどうにでもなるのがRXクオリティ


607 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 22:05:08 ID:c8zQlsI30
首輪の能力制限のおかげで、
スペック差の方はそれほどでもない。
オーディンの羽攻撃で普通死ぬくらいの
ハイパーカブトの装甲がへこむだけで済んだんだ。
その辺は大丈夫だろ。

608 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 22:24:55 ID:+JGVPOpM0
バトロワでの「その時、不思議なことが起こった!」って
ナレーションは確かに見てみたいなw
あれは確かRXのキングストーンが恒常的に起こす奇跡のことらしいから
スペックとしても扱えるだろうし。

609 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 22:36:56 ID:P76KqhTE0
ほんと、キングストーンは困った子だな。

610 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/08(日) 22:48:16 ID:DsS9D/CL0
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?file_id=0000016078.gif

ミスがあったんで修正。

自分も過敏になりすぎかなと反省。
最近パロロワWikiに乗るような荒らし二人と因縁ができたんで……iiiorz

611 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 00:54:19 ID:Ll6R7JzBO
>>610
地図乙!
ごちゃごちゃしてきたなw

612 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 06:48:35 ID:B2QgLrmb0
>>607
まぁ、ドラグレッダーの火炎弾で死ぬかもしれない
カブト勢のサソードが大したダメージ受けなかったしな。

613 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 10:16:23 ID:QMsFsl0K0
不思議な事が起こった!
はファイナルウェポンだからあんまり話題出すの禁止w

614 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 10:20:36 ID:YZRFgrXY0
>>607
ハイパーカブト・オーディン戦は首輪つけてないよ

>>612
なぜそれで死ぬかも知れないと思われるのかが理解できない

615 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 15:56:03 ID:bmz0rQ9w0
オーディンの羽攻撃で死ぬなら原作で龍騎やナイトはとっくに死んでるわ
>>612は繋がってないぞ
死ぬかもしれない→大したダメージ受けてない ってなによ

616 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 16:08:52 ID:waZoBB6O0
>>615
『ドラグレッダーの火炎弾で死ぬかもしれないカブト勢のサソード』
が大したダメージ受けなかった

ってことじゃね?

617 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 16:26:24 ID:tlC13vn40
>>615
描写抜きで考えると、設定上の攻撃力ってのは作品ごとで桁が違うんだよ。
ダブトライダーキック(19t)<ドラグレッダー(25t)<マキシマムハイパーサイクロン(60t)<究極クウガのパンチ(80t)<ナイトFV(400t)とか。
そこから考えると、カブトのライダーと龍騎のライダーの防御力には大きく差があると考えられるわけで。
本編には出てない設定だし、ロワ的には無視すべきじゃないだろうか。

618 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 01:56:49 ID:KvbjQl7T0
>>617
ナイトのFiNALVENTを昔の初期設定の威力で考えるなら
ドラグレッダーは250tだけどな。

そういえば、まとめサイトのを読んでみるとファイナルベントのスペル結構間違いが多いんだよな。

619 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 14:03:23 ID:ZDFPaXuCO
破壊力だけならダブトライダーキックやライダースティングってG3が初期に使ってたGGー02と同等の19トンだよな
小沢さんスゲー

620 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 17:10:46 ID:KvbjQl7T0
ライダースティングは17トンだぜ

621 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 20:15:48 ID:HUUKwT2VO
RXの最高時速は315km/hだぜ

622 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 22:31:01 ID:KvbjQl7T0
今更だが>>533時点での残りは
28人−2人【天道・ドラス】+1人【ドラス】だから27人じゃないのか?

623 :名無しより愛をこめて:2007/07/10(火) 22:54:02 ID:hKmkYi/b0
記者:では、ドラス戦ではRXは本気を出してないと?

(本気は)出してないですよ。光太郎が本気出したら、そりゃ相手は立ってられませんよ。

624 :名無しより愛をこめて:2007/07/11(水) 18:44:57 ID:Bd/+VdaQO
実はRXのバイクを支給品として出したかった
ロボイザーは「どうせ敵を追い抜く」からって後ろにしかバルカンを付けてないんだぜ?

625 :名無しより愛をこめて:2007/07/11(水) 19:37:06 ID:Ft6Wl1ZxO
話題は変わるけど、明日は浅倉威予約された書き手さんの〆切日ですね!
浅倉の話が終わったら第3回放送→神崎サイド話(?)→それぞれの戦いへ…みたいな感じになるのかな?
個人的には神代剣のその後とシャドームーンとRXとの激突が楽しみ。あと、草加がどう動いてくるか…



626 :名無しより愛をこめて:2007/07/11(水) 20:06:23 ID:RNoavmgu0
バイオッライダ!!
ttp://www.youtube.com/watch?v=Fuu45QlOijo

ttp://www.youtube.com/watch?v=6bYNgQk1DEc&mode=related&search=

627 :名無しより愛をこめて:2007/07/11(水) 20:10:35 ID:X7H8JqFcO
>>624
サタンサーベルやギガントなんてのも隠されてたんだからまだまだ色んなアイテムがあるかもよ

628 :名無しより愛をこめて:2007/07/11(水) 21:45:00 ID:nVE5nWK+0
>>625
3回放送以降の展開かぁ・・天道の敵討ちと脱出が軸になってくるんですかね

629 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 00:50:27 ID:teecrXUJ0
>>627
多分ライダーマシンが支給禁止だから、そのこといっていると思う。

630 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 12:31:19 ID:t1zTKHX7O
ドラスが生きているとわかれば草加はどう動くか
いや、これは草加だけじゃなく他の奴にも言えるか

631 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 12:51:28 ID:P25502gkO
ドラス生存がバレるのは3回目放送時?

632 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/12(木) 19:06:54 ID:SMIcVWo00
ご迷惑おかけしております。
たくさんの感想と、ご指摘、ありがとうございました。
描写の少なかった点や、誤字脱字など修正した上で、まとめサイトにアップしたいと思います。(たぶん今日中には更新できるかと)
ただ、蒸し返すようですが、サバイブ使用時の突風に関しては、必ずしも発生してするわけではないと解釈しておりますので、省かせていただきました。
(具体的には38話の教授戦など)


633 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 19:11:40 ID:teecrXUJ0
>>632
乙です。
気長にお待ちします。

今日は◆ooH1rChbak氏の浅倉の話の投下日でもあるんですよね。
上手くいけば今日が第三回放送投下日か。

634 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:22:38 ID:xWSkGwi50

81 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 11:34:23 ID:???0
>76
気持ちは分かるよ。仮面ライダーってのはそれぞれの子供時代の無敵のヒーローなんだし、言いたいことは分かる。
バトルロワイヤルに一番近いのは龍騎かな?あれはまんま仮面ライダー版バトロワだし。
>79
そのドロドロしたり、欝だったりする先に何か熱いもんが欲しいよな。
てつを世代としてはそろそろRXに見せ場が欲しいところ。
82 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 13:25:51 ID:???0
あっというまにドラスにやられちゃったしな、RX
83 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 15:48:25 ID:???0
原典リスペクトしろっていったらなおのこと鬱な話も出てくると思うんだが
84 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 16:07:27 ID:???O
モモタロスはとことん、ロワに似合いそうにないな。
85 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 17:40:25 ID:???O
デネブもw
まあ電王組はまだ放映中でこれからどう進んでくか分からんから何とも言い難い。
86 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 19:37:00 ID:VKQx/u9I0
毒吐きも、本スレも意外と荒れてないのが嬉しい。
俺は人の生き死にを喜んでいるというか、生き死にに関わるドラマを楽しんでいる。
今回の話は、天道の死亡話としては充実したドラマがあったから、最高だと思っている。
たとえ結果が報われなくても。
でも、悲しんでいる人たちの気持ちも分かる。
ああいう話は大概拒否反応が多いのは、最近関わった他ロワでも経験した。
好きなキャラ、いい奴が死んで、悲しい思いをしている奴もまた、いい奴だと思うし。
ただ、本スレの ID:snjL6PlxOは厨だな。
スルー推奨。


635 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:23:23 ID:xWSkGwi50

87 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 21:17:53 ID:???O
隊長もとい本郷猛がいたら首輪の解析も出来そうなんだがなぁ。
頼りになりそうだし。
88 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 22:15:16 ID:???0
V3を生み出したぐらいだしなあ
もしかして結城より科学者としても優秀じゃね?
89 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 22:30:44 ID:???0
何より初代仮面ライダー、藤岡弘、だしな。
いかなる変身アイテムでも器用に使いこなして強敵とも渡り合いそう。
90 :名無しより愛をこめて:2007/07/06(金) 23:13:19 ID:???O
IQ600は人間離れし過ぎだからな。
頭脳戦なら優位に立てるだろう。
91 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 13:28:10 ID:???O
痛い子が沸いてるな……もう夏か……
92 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 17:30:38 ID:???0
俺は投下前の雑談で感じたな。
>>59-61あたり。あれで終わりかと思ったら、投下後にまた沸いたし。
ところで、投下中に「仮面ライダーじゃない」という人がいたが、俺はあれもまた、仮面ライダーだなと思った。
BLACKや漫画版Black、漫画版仮面ライダー、真・仮面ライダー辺りを見た人間としてはね。
龍騎自体、けっこう救いのない話だったし。



636 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:24:21 ID:xWSkGwi50
93 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 17:57:33 ID:???O
もちろん仮面ライダーにはそういう暗さもあるんだろうしロワだからしゃぁない部分とかあるし。
あからさまに誰々は死ねとか無粋過ぎるしね。
ただ天道が何の意味もなく死ぬってのは俺もかなり引っ掛かった。
殺さなくてもハイパーゼクタ壊すとか脱出フラグの回避はできたろうし。
最後にドラスが死んで生き返った辺りで、なんかね。
劇中の天道というキャラクターからして何の計算もなくカイザに変身して誰も倒せずに死ぬってのはなんかピントがズレてる気がする。
かといって書き手さんは確かに上手いし、いい話だったからそこら辺が残念かな。
94 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 18:09:44 ID:???0
2次創作だから、あんまり劇中に拘ってもダメかもしれない。
書いてる人もクウガ〜カブト、全話見てキャラを把握できてるとも限らんわけだから。
RXなんかあんなに弱かったか?ってくらいの扱いだし。
そういう意味でもあんまり拘りはないほうがええかもね。


637 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:25:38 ID:xWSkGwi50
95 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 18:12:08 ID:???0
1・あそこでジャークたちが乱入するのは天道を含めて、あのメンバーには予想外だった。
2・ひよりが天道の後ろにいた。天道にとって、ジャークはひよりを殺しかねない相手。
3・あの場では、他に天道が使えそうな変身アイテムはない。
4・作中でも言われたが、あの時あの場で変身をする覚悟を決めれそうだったのは天道のみ。
これだけ条件が揃えば、カイザに変身するのもしょうがない。
天道といえども計算できない様な状況に放りこまれてしまった、全滅を避けるため、自分を犠牲にして周りを助ける。
天道の思考としては、それほどおかしいようには見えない。
あの場でハイパーゼクターを破壊しようって思考を持つキャラはいないから、ハイパーゼクターを壊すのは展開的に変。
ジャークたちも脱出が目的だし。
ドラスが生き残ったのは上手いと思った。
あの場はドラスが死ぬべきだという予想を超えた展開だし、ドラスの能力を考えれば、変じゃない。
まあ、救いのない最後になるかもしれないというのは、考えすぎだと思う。
そこまで考えている書き手はあんまりいないよw
まだ中盤なんだし、仮面ライダーたちの盛り返しに期待しようぜ。
96 :名無しより愛をこめて:2007/07/07(土) 22:49:42 ID:???0
なんつーか、のっかかっての叩きって、醜い。
レス先の人並みに苦労したわけでもないし。
>>578の人もこっちで言ってもらった方がよかったな。
のっかかって叩く人もいるんだし。

638 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:27:04 ID:xWSkGwi50
97 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 01:44:38 ID:???0
毒吐きってわけじゃないが、長くなりそうなのでこっちで。
ライダーロワを成功させるためなら、なんでも活用する。
成功例があれば真似するし、失敗例や自ロワに合わない例なら切り捨てていけばいい。
それくらい愛着がわいている。
で、今の状況、失礼だが失敗例に似ていたりする。
毒吐きができてよかったと思わずにはいられないくらい。
キャラの思考について本スレでいい続けた結果、衰退したロワがある。
それでちょっと前危機に陥ったロワもある。
気に入らない展開に文句をいい続ける奴はいるんだから、そういう奴に漬け込まれる隙を作ってもらうのは、非常に困る。
上二つはそういった事態があったわけ。
夏も前なんだし、前々から変な奴がいるのは分かりきっているんだから、失敗しそうな話は本スレでして欲しくない。
大体、荒らしは毒吐きなんて把握してないだろうし。
でも、こればっかりは住人に期待するしかないんだけどね。
98 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 02:14:32 ID:???O
なんでもかんでも荒らしにすんのはどうかと思うぜ。
まぁ2ちゃんでやる以上、こういうのは避けれないだろうね。
99 :名無しより愛をこめて:2007/07/08(日) 02:29:41 ID:???0
荒らしだから誘導している、ってわけでもないんだがな。
成功例って、ぶっちゃけると「本スレをマンセー意見のみにして、それ以外は基本無視」
って言う例。
おかしく見えるかもしれないけど、結構厨が集まりそうな場所だから、そういった手段をとった。
で、最近のライダーロワを見ていると、結構漬け込んで、指摘に便乗する荒らしが出そうなのがいる。
例の草加や明日夢を死ねといった人。
ああいうタチの悪い奴が、指摘を盾にしつこく延々と一日中……思い出しただけでも腹が立つ。
いずれ議論専用のスレも立てたほうがいいかな?
まあ、今後の動向しだいだろうけど。


639 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:27:51 ID:xWSkGwi50
100 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 00:57:44 ID:???O
毒吐きの使い方に議論するのはいいけど、地図乙くらいはしようよ。
あれで敬意を払ってるって言えるのか?
101 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 12:28:27 ID:???0
>>600
確かにあのときの批評って、今回書いた人は入ってないんだけど、ぶっちゃけあの時点であそこまで批評できる人といったらひとりしかいないわけで。
102 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 17:44:57 ID:???0
>99
そんなもん、スルーすればいいだけの話じゃん。
出来なきゃ特撮板から出て、他の文芸板にでも移転すればいい。
誘導ばっかしてもそんな奴(死ねとか書き込む奴)がここで話すわけもないんだし。
103 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 19:54:23 ID:???O
議論は荒れる元になるから本スレでやらないのが今のパロロワの風潮だから、割と誘導するのはわかる。
荒らし連中閉じ込めるために毒吐きがあるわけじゃないし、スルーするために利用しようってことだろう。余所みたいに。
あと、板移動とか簡単にいうな。
パロロワスレは乱立したせいで厳しく見られてんだから。
104 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 20:08:04 ID:???O
特撮板にはロワをよく言わない奴らもいるからな。
荒れるかもしれないって感じは前からしてた。
105 :名無しより愛をこめて:2007/07/09(月) 22:50:49 ID:???0
毒吐きなら、毒に対して更に毒が吐けるし。
本スレで荒れないように気を使うのって、結構大変だ。
だいたい、ライダーロワの最初の頃の荒れ模様を知っているから、慎重にもなるんだろう。
1スレみたいなことになるのは、勘弁。


640 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 20:50:59 ID:P25502gkO
>>632 乙です!
今日投下予定の書き手さん、落ち着いたらでいいので進行状況等を書いて頂けると嬉しいな…

641 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:10:10 ID:Ihysyba5O
>>632
まとめサイト更新楽しみにしてます。
いよいよ三回目の放送となりますね!


投下待ちの間、久しぶりに555見てるんだけど……
真理が生きてる事に違和感を感じた。
だいぶ毒されて来てるな、俺はorz

642 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:13:58 ID:teecrXUJ0
>>641
逆に考えるんだ。
ライダーロワのほうが仮面ライダー歴史では正史だってね。

643 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:18:24 ID:vjJM6lsSO
そりゃないわ。
あくまでこっちは番外編。
バトルロワイヤルは面白いがあくまでこっちは二次創作。
プロの作ったオリジナル=正史とは切り離して俺は見てるよ。

644 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:30:29 ID:Ihysyba5O
そういえば、次の禁止エリアって何処?
決まって無かったら議論する?

決まってたら誤爆すまん……

645 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:33:29 ID:Tvzu1VCz0


646 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:34:08 ID:xjba3oUgO
しむらー!
ジョジョネタ、ジョジョネタ!
つか、ジョジョ好きの多いスレだww
特板関係ないのにww

647 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:36:47 ID:teecrXUJ0
>>644
決まってないから議論したいな。
市街地は今回外していいと思う。

648 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:45:39 ID:Ihysyba5O
>>647
では、市街地を除いてと言う事で……
皆の思い出の場所C―6を入れるのはどうでしょう?
ちょっと隣接してしまうか……

649 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 21:46:30 ID:P25502gkO
じゃあ浜辺か森エリアら辺がいいかな?

650 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 22:42:34 ID:HOuqOTBv0
>641
気にするなって感じだけど、やっぱ感情移入しちゃうと辛いかもね。
気持ちは分かるよ。
ただここは「パロディ」だからw実際のライダーとは何の関係もないから
割り切って見た方がいいよ。

651 :名無しより愛をこめて:2007/07/12(木) 23:15:04 ID:xjba3oUgO
樹海か浜辺か遺跡かな。
禁止エリアはどこがドラマ生みやすいだろうか?

652 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/13(金) 00:03:12 ID:cDphMM3v0
まとめサイト更新しました。

>>644
いっそのこと安価とか。。。


3回放送を前に神崎士郎を予約します。
投下は明日を予定します。

653 :名無しより愛をこめて:2007/07/13(金) 00:07:03 ID:RLLnZ9A20
>>652
更新乙。
予約にwktk
つか、早いww 今までその話を書いていたんですね。さすが

◆ooH1rChbak氏、延長ならその申請を〜

654 : ◆ooH1rChbak :2007/07/13(金) 00:14:31 ID:yO0DyErC0
何度もすみませんが、延長させてもらえないでしょうか?
土曜日までには必ず・・・・・・。

655 :名無しより愛をこめて:2007/07/13(金) 00:28:29 ID:RLLnZ9A20
>>654
OK
楽しみにしています。

656 :名無しより愛をこめて:2007/07/13(金) 08:32:05 ID:W8RifdCe0
>>652
まとめ更新乙です!!
>>654
がんばってください。とても楽しみだ!!

いつも思うんだが…見てみた事ないんだけど
他所のロワもこんなにまとめサイト充実してるのかな?
地図やらSSの系列順や状況表、キャラ紹介まで
物凄く時間がかかりそうな作業だと思うんだ…
各職人氏は本当に乙です。そしてまとめ管理人氏は神。

657 :名無しより愛をこめて:2007/07/13(金) 12:01:15 ID:hBBzeWkEO
>>656
最近はwiki方式が多い

658 :情報公開:2007/07/14(土) 01:30:56 ID:gXPSqe0D0
482 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 00:58:32 ID:???0
クリームのスタンド見たかったがもう無理か。
いや、出しても制限が難しいけど。

483 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 01:08:24 ID:???0
おまいらそろそろジョジョロワに(ry

484 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 07:59:09 ID:???0
脱出派用にムーディブルースやダイバーダウンを出したかったなあ

485 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 12:44:41 ID:???0
なんか直球ド真ん中の戦闘用スタンドばっかで残念だなぁ、ってのはある


486 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 22:08:17 ID:???C
凡庸性高そうな愚者のDISCを出したかったのも私だ。一般人が身を守るに使ってもよし、ステルスが虚像作って場をかき回すもよし。オマケに空も飛べる。
あとダービーとかアレッシーのスタンドみたいな特殊な奴も。某のダッキ対遊戯みたいなバトルがやりたかった

487 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/13(金) 22:41:01 ID:???O
ノトーリアス・B・I・Gを……出したら確実にNGになるか。

488 名前:やってられない名無しさん 投稿日: 2007/07/14(土) 00:12:22 ID:???0
スパイスガールを出して
※自立行動を起こしているように見えるのは飽く迄本体の『このスタンドはこういう性格でこういう喋り方をしそうだな』と言う考えがスタンドに影響しているからです
とでも付け加えて、あの姉御肌なスタンドを書きまくりたかったな。

ちなみにその場合、能力制限として攻撃力はEにするとまで決めてたり


659 :名無しより愛をこめて:2007/07/14(土) 12:36:39 ID:qu3LHraIO
今日の投下にwktk。
天道(日下部?)兄妹の姿を見て神崎(兄)は何を思うのか…

660 :名無しより愛をこめて:2007/07/14(土) 13:24:44 ID:DkjWEpq4O
神崎「あいつ(天道)となら友達になれたかもな…」

661 :名無しより愛をこめて:2007/07/14(土) 20:56:09 ID:X4zMPcHWO
光太郎「悪に生きる道は無いと知れ!!!」

662 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/14(土) 22:04:19 ID:/M3lgKcY0
短いですが、投下します。

663 :狂人 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/14(土) 22:05:18 ID:/M3lgKcY0
「おばあちゃんが言っていた。散り際に微笑まぬものは、生まれ変われないとな」

 最後に聞こえたのはその声。同時に砂山が崩れ去るような音。
 そして、チカチカと白く点滅していた光は、赤い点滅へと変わった。
 それは首輪を付けた者が死んだことを示すもの。
「死んだか」
 神崎士郎はその男の死に安堵する。
 この戦いの唯一のイレギュラー『ハイパーゼクター』を使いこなす男。
 ライダーバトルの開催の邪魔をした男と、同一の存在。

 天道総司

 天道は神崎にとって、計画成功のための最大の障壁となっていた。
 首輪の機能に気付き、他の参加者たちを纏め上げ、自らも五本の指に入る戦闘力を誇る。
 奴がドラスとの戦いに勝利し、研究所を手中に治めていれば、オーディンの投入も考えていた。
 だが、奴は死んだ。呆気なく、他の参加者たちに何も残せぬまま。 
 仲間たちを守るためと言えば聞こえはいいが、死ぬまでの時間がわずかに伸びただけ。事実上の無駄死にだ。
 
「無駄死に……?」

 そこで神崎はふと疑問を持った。
 わずかな時間ではあったが、天道がいかに聡明かは理解できた。

664 :狂人 ◆vHOqGgdf1U :2007/07/14(土) 22:06:10 ID:/M3lgKcY0
 そんな男が何の考えもなしに無駄死にという選択肢を選ぶのだろうか。

「神崎さ〜ん、そろそろ放送の時間ですよー!」

 スマートレディの声が神崎の思考を遮る。
(……考えすぎだ。あの状況で、天道が策を弄する暇があったとは思えない。首輪は天道の死を明確に示している。
 奴は死んだ。その事実だけでいい。奴が何を考えていたかなどどうでもいいことだ)

 神崎は原稿に、天道総司の名前を書き加え、スマートレディへと渡した。
「は〜い。ああ、天道くん死んじゃったんですね。お姉さん密かに応援してたんだけどな☆
 じゃあ、頑張って行ってきま〜す♪」
 脳天気な声を上げ、スマートレディは部屋を出て行った。
 神崎士郎はその様を確認すると、椅子に座りなおす。
 天道は死んだが、ハイパーゼクターは残っている。
 カブトゼクターも健在だ、新たなカブトが現れないとも限らない。
 まだ油断はできない。
 神崎は機械を操作し、全体図をモニターに出す。残る生存者は27人。
(あと半分だ、優衣)
 神埼はモニターを見ながら、3回目の放送を待った。
 
 神崎は気付かない。
 天道の行動は誰よりも、何よりも、妹を守るためだったことを。
 それはいつかの神崎士郎ももっていた想い。『愛』という人の想い。
 だが、妹の復活という願いに取り付かれた狂人は気付かない。
 もう彼の心には、その純粋な願い以外に残っているものなど何もないのだから。

 ただ、彼の傍らに置かれた鏡の中からは、黄金の鳥を模した一人のライダーがその様を見つめていた。

665 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/14(土) 22:07:35 ID:/M3lgKcY0
投下終了
誤字、脱字、修正事項、感想がありましたら、よろしくお願いします。

666 :名無しより愛をこめて:2007/07/14(土) 22:30:00 ID:GyrelHdr0
GJ!
舞台裏での神崎の苦悩、天道とダブらせての対比の描写、面白かったです。
オーディンの介入を何気なく回避していたんだw

667 :名無しより愛をこめて:2007/07/14(土) 23:28:42 ID:6SIeT4qfO
乙です!
神崎の介入が延期になって、話がどう転ぶかわからなくなりましたね。
波乱を予感させる話でした!
GJ!

668 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 03:07:03 ID:acgDwxwcO
悲しき主催者、神崎……
彼に感情移入させる素晴らしいSSですね。
GJ!


一つだけ誤字発見。
>(あと半分だ。優衣)
この後の神崎が神埼になっていました。

669 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 03:28:46 ID:gRcZyCOU0
なんか天道が復活しそうな・・・・

質問なんだがハイパーゼクターで次元超えたり過去に行けるのは
誰でも出来るの?


670 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 06:39:06 ID:Ydm3Dwsm0
>>669
氷川がガタック二号になったんだし「天道の思いを受け継ぐ者」が次元越えたり過去に行けていいと思うんだ。
外野からの意見になるけど、もしぼっちゃまが天道に擬態できるなら、ぼっちゃまが使うのもありだと思う。
次点でひよりがネイティブなんだから「ゼクターを使える」ってのもありと言えばありかもしれない。

最後に俺が言いたいのはその辺は皆で話し合って、詳細を煮詰めたら後は書き手さんに任せるってことだよ。

671 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 08:35:07 ID:aJ6FanOsO
首輪によって変身に制限+地に縛られているから首輪が外れたらハイパーゼクターの能力発揮もありだと思う。(もちろんカブト・ガタック・コーカサスいずれかのゼクターに選ばれること前提で)
ただカブト本編のガタック爆死を無かったことにするように簡単に死を覆されたりされるとこれまでの闘いの意味も無くなりそう…
もし、過去へ行って誰かを復活させる場合それに至る経緯を書くのはかなり難しいと思うな。


672 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 08:51:22 ID:gyL7Qjp3O
光太郎「RX!俺を助けに別の次元から………」
光太郎(二人目)「RX、俺たちは一心同体だ!」

673 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 11:13:46 ID:57IXMOYn0
天道は復活して欲しいね。
2度も殺されてるし、かわいそうな感じさえするんで。
ハイパーゼクターの力で、神崎の力の前に窮地に陥った対主催者側の前に
最終回頃の時間軸の天道が助けに現れてオーディンへのリベンジって展開も燃える。

674 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 12:40:30 ID:WyUhbw12O
ちなみに真理は三回、加賀美は(映画抜いたら三回)四回も死んでる

675 :(これはパロディです):2007/07/15(日) 13:30:48 ID:lO28tI8RO
仮面ライダーバトルロワイヤル最終回「天の道」

神崎士郎の操る強大な力に一人、また一人と敗れる仮面ライダー。
このまま世界は暗黒の中に堕ちてしまうのか?

乾巧「まだだ…天道のような凄い奴がいた。
お前と同じように妹を愛しながら、世界も守ろうとしたような凄い奴がいたんだ。」


神崎「しかし、その天道も、もういない」

−「おばあちゃんが言っていた…」−

神崎「!?」

天道「天の道を往き、総てを司る男。俺の名は天道総司…」

神崎「な…貴様は確かに死んだはず。何故生きている(棒読み」

天道「別世界の俺が命を賭けてハイパーゼクタ−を全てを託して伝えてくれた…俺は世界そのもの。
世界がある限り俺は、在る!!」


乾巧「行くか…天道。」

天道と巧、二人の前に現れたのは1万人のオ−ディン。

天道「あぁ」

俺達の本当の戦いは今始まったばかりだ!!

仮面ライダー男坂−完−

676 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 14:06:45 ID:8CkgP4DU0
>>675ちょwwww打ち切り漫画的最終回ktkr


◆ooH1rChbak氏からの連絡等はまだみたいですね。災害に巻き込まれていないと良いのですが…






677 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 17:30:25 ID:wa8x68YfO
>>675 無駄に燃える展開www

678 :名無しより愛をこめて:2007/07/15(日) 19:01:28 ID:CAhxThM0O
この先オーディンが投入されるとしたらジャーク組に対しての妨害か。

679 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/15(日) 21:04:28 ID:Fvq8/80t0
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9061/1177078434/284

第三回放送案の修正です。
禁止エリアは適当。話の都合で変えて欲しいところがあるなら、対応します。

680 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 00:12:18 ID:bVZCYALh0
話の都合ではないですが、端々過ぎてあんまり意味がない気が。
あと>>648さんの意見にあるとおりC6を入れてみては。

681 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 01:04:08 ID:jk3rHiiw0
復活は萎えるなあ
他の死人の立場はどうなるんだ

682 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 01:42:39 ID:xz07MXxm0
神代の擬態やまだ生きている麻生の復活ならともかく
死亡した脱落者の復活は良くない。

683 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 02:11:11 ID:i8jLBSdt0
ドラスはあり?

684 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 02:14:59 ID:neIcQvLd0
あれは『復活』でなく、『しぶとく生き残った』だな。

……それくらいの区別はつこうよ。
毒吐き向きだけど、敢えてここで言う。

685 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 02:21:03 ID:i8jLBSdt0
>684
そうなんだ。悪い。
ただドラス贔屓し過ぎな気もすんだけどね、

686 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 03:04:39 ID:j/j7Ntq0O
マ−ダーだからじゃない?
あるいは書き手さんが気に入ってるとか。

687 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 03:09:17 ID:bVZCYALh0
>>683
ああいうのは1作品内だから許されるわけで。
例えばあれが別作品扱いならNGだったと思う。もしくは書き手交流あたりで事前に断っておくとか。

688 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 08:08:55 ID:5PaYoS5RO
>>685
何で?
活躍するだけで贔屓だって言うんなら、それこそ天道復活なんざ有り得ないわけで
それとも何か? 天道は贔屓されて然るべきだとでも言いたいのか?

689 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 08:31:12 ID:xz07MXxm0
この戦いに正義はない

そこにあるのは純粋な願いだけである

その是非を問えるものは…


                  「仮面ライダー龍騎」大久保編集長
---------------------------------------------------------------------
まぁ、ライダーの龍騎の作品がベースになってるから
原作の最終回みたいな展開でってのもあるかも知れないが。
スマートレディをどうするかが問題だけどな。

690 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 09:16:39 ID:HuYZvmEd0
ぼっちゃまが天道に擬態したら黒カブトになんの?

691 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 09:20:32 ID:WlJaB0+qO
スマートレディって他人に化けれたよね?真理に化けて巧たちに近づくとか?

692 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 09:53:10 ID:kMdkw7U40
それは今更じゃないか?
もう放送でも名前呼ばれてるし。

693 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 11:43:03 ID:FMLcHZihO
主催側が動くのは生存者が本格的に対主催になった場合だけじゃね?
スマレは555でも正体分からなかったからなあ…動かしにくいんじゃない?

694 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 15:35:36 ID:+4xmm26O0
>>689
ほとんどの仮面ライダーは人類の平和と自由を守る正義の戦士じゃないの?
龍騎だけで全ての仮面ライダーを括るのはどうかな。
というかあいつらだけがほぼイレギュラーなライダーなだけで。


695 : ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:48:40 ID:lkU1fSSW0
本っ当に遅くなってしまいすいませんでした。今から投下します。
尚、この話は浅倉スキーな人に優しくありませんので注意されたしです。

696 :歪み ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:51:26 ID:lkU1fSSW0
目を開けると、視界に入ってくるのは青々とした樹木と、何処までも澄み渡る空。
眠ってから一体どれくらい時間が経ったのだろうか。
起きたばかりでまだ少しだるい体を起こすと、浅倉はデイパックから乱暴に時計を取り出す。

「・・・・・・・・・五時、か。」

時計を見ながら、何時に寝たのか確認していない事を思い出した。
デイパックから支給された食料を取り出し、口へと運ぶ。
欲を言えば“トカゲ”の肉を食べたかったのだが、それは後の楽しみとしてとっておく事にする。
口の中に広がる何の変哲もない味。
過去に食べた泥に比べればマシだが、些か不満が残る。
ふらふらと立ち上がり、当てもなく歩き出すと、木で出来た簡素な墓を見つけた。
おそらく先程自分が殺した北岡の墓であろう。
浅倉はその前にしゃがみこみ、それを見つめた。
「・・・・・・フフッ、ハハハッ・・・・・・」
口から笑いが零れてくる。
あれほどしつこく戦い会っていた相手。
あれほどしつこく自分に関わった相手。

――――なのに、いざ殺してしまうととても呆気なく終わってしまった。

「あんなんで死ぬのか・・・・・・案外弱ぇなぁ・・・・・・え?北岡ァ?」
その墓にそっと手を添える。
一瞬だけ、今までの北岡との戦いがフラッシュバックした。
数え切れないほどの戦い。ここへ来てからの戦い。
その末に勝ち取った勝利。
嬉しさと達成感が心を埋めていき、体を揺らす。
「・・・・ハハハハハハハハハ!」
喜びのあまり、つい大声で笑ってしまった。

――その瞬間、心の奥にに黒い感情が生まれた。

697 :歪み ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:52:57 ID:lkU1fSSW0
ジブンガコロシタ。
ヤットコロセタ。
デモマダタリナイ
マタタタカイタイ。
モットモットタタカイタイ。

――――耳鳴りがする。鼓膜が破れそうなほどに。

デモムリダ。
モウ、ニドト。
ニドトタタカエナイ。

――――体が小刻みに震え、焦点が合わなくなってきた。

ナゼ。
ジブンガコロシタカラ。
コノテデコロシタカラ。

――――渦巻いてく感情。口から漏れる笑いは、歓喜めいた物からだんだん狂気に満ちていく。

イヤダ。
イヤダイヤダイヤダイヤダ。


698 :歪み ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:54:42 ID:lkU1fSSW0
体の奥で何か聞こえる。
忌まわしい鎖から自分を解き放つ音。
本来の自分。実際の自分。
ただ純粋な「破壊衝動」のみを動かす音。

「・・・・・・ハハハ・・・・・・ハハハハハハハハッ!!」
金棒を手に、視界に入るもの全てを壊していく。
「ウガァッ!」
北岡の埋葬された墓も。
「ガァゥッ!!」
暖かく、温もりが溢れる土も。
「ァア゛ァア゛ア゛ァァァア゛ァァッッ!!!」
蒼さが目に眩しいほどの葉をつけた樹木さえも。

体全体で深呼吸をする。
「・・・・・・ゥァアッ!」
短く吼え、金棒を森へ投げつけた。
何かが自分を支配していく。
まだだ。
まだ戦い足りない。

津上も。
あきらも。
ストロンガーも。
なんなら神埼士郎でもいい。
殺してやる。
戦って、戦って、その上で殺してやる。

コロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤルコロシテヤル


699 :歪み ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:56:24 ID:lkU1fSSW0
一分一秒でも早く誰かと戦い、そして殺したい。
その欲望が頭の中を埋めていく。
――――遠くから轟音が聞こえる。
其処に行けば誰かいる。
自分の欲望を満たしてくれる者達が。

「ハ、ハハハハハハハハハハハハァァッッ!!!」

全てを開放した蛇に、最早光は無い。
在るのは、淀んだ虚無の闇だけである。

――――蛇は気付かなかった。
その目から、悲しみの涙を流していたことに。

【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:午後】
【現在地:樹海C-5】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:抑えられない殺人衝動。左目負傷、全身に大程度の負傷(打撲、火傷など)、大程度の疲労。腹は満腹。
    二時間変身不可(オルタナティブ・ゼロ)。一時間半変身不可(デルタ)。
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。
    カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)。
[道具]:ファイズブラスター。三人分のデイバック(風見、北崎、浅倉)。
    グランザイラスの破片。カードデッキ(ゾルダ)。
[思考・状況]
1:アギトもストロンガーもあきらも皆、殺す。
※音撃金棒・烈凍はC-5エリアの森に放置されています。

700 :歪み ◆ooH1rChbak :2007/07/16(月) 15:57:19 ID:lkU1fSSW0
以上です。
誤字脱字や修正事項、感想批評等ありましたらよろしくお願いします。

701 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 16:05:34 ID:cTxWSwoD0
GJ!
まあ……そうなるよなあ。
変身制限も考えずに市街地に突撃か?

>>694
それはひょっとして(ry
アギトもブレイドも555も響鬼もカブトもスピリッツさえ知らんと見える。

702 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 16:15:39 ID:bVZCYALh0
GJ!
狂マーダーがさらに狂っていく様が面白かったです。
浅倉の様も意外というほどではなかったですし、好感度が増しました。

>>701
爆発って、研究所の爆発音かな。
と、いうことは泣きっ面に蛇?

703 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 17:34:26 ID:+4xmm26O0
GJ。浅倉って泣くイメージないんだけど、あいつは人間というかモンスターだし。
北岡もただの獲物の1つとしか考えてなさそうなキャラだと思ったが。

>701
ギャグで言ってないよw
っていか初代ライダーがそういうコンセプトじゃん。
人類の平和〜とか言ってるし。
カブトだって「俺が正義」だし。ブレイドも「人を守るのが俺の使命」だし。
だいたいが、自分の欲望では戦ってないって言いたかった。言い方が悪かったね、すまん。


704 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 17:43:03 ID:xz07MXxm0
>>703
いっちゃ悪いが
そのブレイドもカブトも響鬼ですらそれが「仕事」なんだよ。
確かに「正義」のためというのもあるけど、それで生活しているのも事実だ。

言い方が悪いのは承知だが「正義」という言葉も自身の欲求を満足させるために手段に過ぎないし。

705 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 17:49:30 ID:j/j7Ntq0O
昭和ライダー=正義のヒ−ロ−

平成ライダー=それぞれの正義

かな。俺のイメージは。
昭和に関しては人類の自由と平和を守るってのは同意。
ただ平成ライダーはクウガ以外はあんまりそのイメージは感じないな。

706 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 17:55:09 ID:+4xmm26O0
>>704
天道はニートじゃなかったっけ。
途中で就職してたけど。そもそも、本郷とかは自分のような人間を増やさないために
戦ってたわけで。別に自分の欲求とか欲望は関係なく、自己犠牲の精神=他者を守る愛で行動してたと思う。
そこら辺は剣崎や五代にも通じるところがあると思うんだけど。

707 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 18:10:19 ID:xz07MXxm0
>>706
そもそも本郷たち昭和ライダーは組織に改造されたり
大切な存在を失ったりした復讐というのもある。
そういう暗い過去が平成ライダーはバラバラだしな。
555はアレだしな。

後さっき言い忘れたけど、龍騎の最終回見てないだろ?

708 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 18:15:45 ID:+4xmm26O0
>>707
見たよ。っていうか一番最初に見たのが龍騎。
だから最終回は印象に残ってる。まぁ、あのライダーは平成でも異質な感じが俺はするんだけどね。
風見とかは両親を殺されて復讐心に苛まれたけど、結局は同じような結城を
「復讐心は捨てろ」と諭してる。そういう意味じゃ、復讐を乗り越えたものがあるんじゃないかな。
まぁ色々言ってすまん。別に否定してるわけじゃないんだが、龍騎的なライダーはむしろ歴代の中じゃ特別だと思っただけで。

709 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 18:18:42 ID:bVZCYALh0
流れぶったぎるが、時間的に浅倉の変身制限時間って、解除されてない?

710 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 18:26:14 ID:xz07MXxm0
>>708
じゃあ最終回を真面目に見てなかったんだな。
ちゃんと見ていたら普通は
浅倉が「北岡もただの獲物の1つとしか考えてなさそうなキャラ」
という評価は出てこない。

711 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 18:28:32 ID:+4xmm26O0
>>710
そうだったっけ。もう1回今度レンタルかなんかで見てみるね。サンクス。

712 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 20:31:25 ID:neIcQvLd0
>>700
GJ!
浅倉ってお気に入りキャラの一人ですが、特に扱いが酷いとも思えませんでした。
てか、奴らしいw
北岡を喪ってますます狂う様がちょっとだけ切なかったです。

禁止エリアについて質問。

七時に樹海C6エリア。九時に遺跡D1エリア。十一時に海岸I5エリア

で確定でいいでしょうか?
問題なければ、こちらで第三回放送を投下したいと思います。

713 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/16(月) 20:31:57 ID:neIcQvLd0
トリ忘れてました。
失礼。

714 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 20:39:18 ID:1FwH/iGf0
なんで xz07MXxm0 そんなに居丈高なの?
どっちも主観なのに、自分が正しいみたいに偉そうなんだろ?

715 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 20:45:41 ID:j/j7Ntq0O
浅倉が泣くのは意外だね。
俺も浅倉は化け物だと思うけどやっぱ北岡は特別な存在だったのかな。

なにはともあれ乙です。
浅倉の暴走に期待。

716 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 21:15:53 ID:PoJ4cSqA0
ooH1rChbak氏GJ!!
あと>>709の言うとおり浅倉の変身制限時間が北岡と戦った時のままですね。

◆TJ9qoWuqvA 氏
自分は禁止エリアに異存はないです!

浅倉の暴走…ゾルダに変身してEOW放つ光景が浮かんでしまった…

717 :名無しより愛をこめて:2007/07/16(月) 21:41:23 ID:RBUMD3yjO
台風から逃れる様に実家に帰ったのも束の間地震にあった俺参上!

GJ!
こう言う内面を描写するSSも好きだ!

そしていよいよ三回目放送!
楽しみにしてます!!

718 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 00:17:48 ID:VNYheC9L0
放送を投下します。

719 :第三回放送 ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 00:19:03 ID:VNYheC9L0
 ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪
 夕日が周囲を赤く染める中、悲しい知らせは鳴り響く。
 しかし、その知らせに顔に喜びの笑みを浮かばせる者もいる。
 鏡より、女が再び現れる。その姿は、反射する物体全てに現れている。
 またも、甘い声より残酷な事実が告げられた。

『みなさぁ〜ん。こ・ん・ば・ん・はぁ〜☆
まだまだ皆さん頑張りますが、どんどん人が少なくなって、お姉さんは寂しいです。
それでは、お姉さんに寂しい思いをさせたいけない子達を発表しま〜す。

北岡秀一さん、城戸真司さん、グランザイラスさん、橘朔也さん、天道総司さん、ドクトルGさん、日高仁志さん、水のエルさん。

以上、八人死んじゃって、残り二十七人となりました〜。相変わらずのペースで神崎さんは嬉しいそうです。
ですが、脱出を企むんでいる悪い子にとっても怒っているそうです。
このまま調子に乗ると、お仕置きをするそうですので、覚悟し・て・ね☆
それと、人数が前の発表と違うと思っている人、ごめんなさい!
私たち、一人参加を隠している人がいたのです。その人が誰か、今は教えてあげません。
もしかしたら〜あなたの隣の人が私たちの味方、ジョーカーかもしれません。気をつけてね☆

それじゃ、禁止エリアの発表を行います。

七時に樹海C6エリア。九時に遺跡D1エリア。十一時に海岸I5エリアで〜す。

うっかり首輪を爆破しちゃった子もいるから、気をつけましょうね。お姉さんとの約束よ☆
それでは、四回目の放送でまた会いましょう。バーイバーイ』

 ピン♪ポン♪パン♪ポン♪
 悪魔の囁きは終わる。これで、終末は近いのかどうか、誰にも分からなかった。

720 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/17(火) 00:20:01 ID:VNYheC9L0
放送投下終了。

矢車想、日下部ひより、神代剣、草加雅人、秋山蓮、氷川誠、南光太郎、相川始、乾巧、木野薫、浅倉威
予約します。


721 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 00:55:49 ID:E2cLia+BO
乙です!

予約メンバーの中に浅倉が!!!ほとんど変身制限中+負傷者多数(うち気絶者3名)という最悪のタイミングで来たか!
今からwktkがとまらないです。

722 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/17(火) 05:32:59 ID:37OoMVr40
まとめサイト更新しました。

>>720
放送投下乙です。
浅倉来襲を切り抜けることができるか。とても楽しみにしています。
でも死人が出る様しか想像できないorz

723 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 12:26:30 ID:arNZgY4z0
>>720乙です。
浅倉が殺すのか、それともまたその逆・・・いや、なんでもないです。
とにかくどう転ぶか分からないですね。

724 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 17:48:05 ID:EWH9/x+K0
>>715
そんな君にこの言葉を送ろう

愛さえ知らずに 育ったモンスター 叫びはお前の 涙なのか

725 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 21:38:24 ID:d8VEy7VrO
>>719
乙です!
今からwktk

726 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 22:24:36 ID:lZiDUEJW0
え〜と、残ってるのは
巧カイザぐらい?
カードデッキは誰でも使えるからナイトもありかな

727 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 22:29:08 ID:lZiDUEJW0
そういえばガタックのベルトがあったな
新カブトもありか

728 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 22:39:02 ID:352grZ7bO
太陽を継ぐ者−光の戦士だRX!!−天をぶっちぎるぜ−


なんてタイトルが浮かんだ。

729 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 22:48:21 ID:MgJcCslx0
一応、キックorパンチホッパーも誰でも使えるな。
巧には朝倉と因縁あるし、死なない程度にがんばってもらいたい。
草加「乾の頑張りを無駄n(ry」

首輪探知機に密かに期待。
あと、カブトのベルトはジャーク将軍に持ってかれている。

730 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 23:10:11 ID:Vh8Ga+N2O
始はジョーカーにはなれないんだっけ?

731 :名無しより愛をこめて:2007/07/17(火) 23:53:44 ID:E2cLia+BO
ジョーカーにはなれる。

あと坊っちゃまが加賀美か氷川に擬態してガタック……はないな。そうなったら本気でガタックゼクターカワイソス。
今更だけど擬態能力ってかなり有利だよな。

732 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 00:02:46 ID:37OoMVr40
つまり鍵を握るのは始か?

733 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 00:24:23 ID:2U8i2wasO
そういう事になる。

誰かが機転が利かない限り始しかまともに闘えない。

734 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 00:41:34 ID:gy2Nxlup0
始が誘導してる誰かが浅倉から使ってない変身アイテムぶんどるのもありかと

擬態と言えばそのうちひよりも擬態に目覚めるのか?
つか擬態ってそんな自由に使い分けられるものだっけ
カブト本編では「直前に殺した(殺そうとした)相手」にしか擬態してなかったような
だからいちど剣崎に擬態したスコルピオが剣に戻れること自体に違和感がある

735 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 01:04:33 ID:ReONQzcCO
せめてザビーゼクターをひよりが持っていたら修理出来ていたかもしれないなあ。確かひよりには機械と話したり直す力があった気がするがどうだったかな?

やはりここは誰かがカイザに…!?

736 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 01:50:16 ID:mhmR5Tkq0
やっぱり巧カイザが1番の戦力かな。(ジョーカーは別として)
矢車&草加あたりは器用&呑み込み速そうなので、ホッパー・ナイト・ガタックになっても
そこそこ戦えそうだけど。

坊ちゃま、巧に擬態→ウルフオルフェノク&ファイズ&カイザに変身可能ウマー


やっぱりだめかな。


737 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 02:24:23 ID:QE5Sx16G0
光太郎がカブトゼクターに選ばれるとか?
それこそ誰かが言ってた天をぶっちぎる感じで。

その前に光太郎は気絶してたなorz
まぁ、次に期待しよう。

738 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/18(水) 04:21:58 ID:Uf6fDUH70
投下待ちの間、僕にできることを。

と、いうことでしたらばの方に麻生、望月、ドラスのキャラ紹介を追加。
誤字、脱字など指摘事項があればご指摘をお願いします。
まとめサイトへの反映はまた後日。次はJとガライを。。。


739 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 08:17:42 ID:aOMP64v+0
>>738
キャラ紹介投下乙です!!Jとガライも楽しみにしています!!

何気に充実していくまとめのキャラ紹介コーナーがスゲエ楽しみだ。
決着つくまでにコンプリートになるのかな…

740 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 08:36:52 ID:9dp38aJ+0
>>705今までクウガ以降の主人公のどこ見てたんだ?

741 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 09:31:26 ID:ReONQzcCO
>>738
乙です!

人への擬態は制限かかるっけ?そろそろ始に剣崎の正体バレがありそうな気が…
バレたら浅倉以上のマーダーになりかねないよな。

742 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 12:14:53 ID:YwlaloVbO
しかし戦力的にはシャドゥやリュウガや天道やドクトルGとの戦いで大苦戦の為強敵というイメージはあまりない

743 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 13:06:28 ID:PU6zFY/xO
>705じゃないけど>740はなんでそんな突っ掛かった言い方するんだ?
言いたい事があるならはっきり言いなよ。
毒はきの方で。

744 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 15:54:02 ID:lr+bwNxj0
スルーしましょう。

745 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 20:33:14 ID:IQxU9wI+O
>>736を見て草加はパンチホッパーが意外と似合いそうだと思った。
トリックベント使う矢車さん見てみたいが。

746 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 20:52:18 ID:lZv1VnPDO
強化変身ができても、変身時間は延びないんだよな?
あと烈火のカード出たけど、リュウガサバイブはなし?

747 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 20:58:25 ID:6bDJmFHX0
まとめ

・ワームの擬態への制限はなし。理由は、今まで採用された話と矛盾が出るから。

・リュウガサバイブはなし。理由は、本編に出ている強化フォーム以外はなしという結論から。


748 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 21:12:08 ID:lr+bwNxj0
対ドラス用最終兵器の「宏のオルゴール時計」は出てくるんだろうか。
あれがあればZOとドラスも分離できるんだが。
機械とか心に触れ合えるひよりの力が重要かも。

749 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 21:14:30 ID:6bDJmFHX0
>>748
水のエルに支給されて、今は霞のジョーが持っている。

750 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 23:12:40 ID:YrCBoy1H0
矢車さんやひよりは天道のロストで愕然としてるだろうし
始は剣崎の正体知ったら浅倉化しそうだし、ジョーはアギト勢と敵対フラグ持ってるし……
切り抜けるにしてもかなり難しそうだな

751 :名無しより愛をこめて:2007/07/18(水) 23:58:18 ID:ReONQzcCO
始(カリス)は強い部類に入るんだろうけどラウズカード4枚しか持ってないからなあ…
ほとんどのハートスートはジェネラルシャドウに持ってかれてるし。

752 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 19:26:23 ID:qLFB49XwO
ここで誰かの支給品に『変身一発』があれば…!!

……一気にギャグ化するな。

753 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 20:39:41 ID:RklFf0+/0
しかしこれを使うと変身アイテムが灰化するかも知れない諸刃の(ry

754 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 21:18:55 ID:7lNIw7Ag0
実は明日夢の持ってる影月の支給品とドラスの持ってた(今どこにあるのか不明だが)
おやっさんの支給品がまだ不明のまま。この中に『変身一発』を潜り込ませるか?

755 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 21:57:47 ID:fGGok4eaO
ギガゼールのカードってインペラー以外が使っても使用者を助けてくれるのか
龍騎がゾルダのカードを使っても自分には来なかったはず

756 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 21:58:08 ID:9S0KIL5q0
「僕は生きるために戦う!生きることを素晴らしいと思いたい!」

天道がロストしてしまった今、ひよりを守れるのは氷川とリュウガ。
命が簡単に消えていくバトルロワイヤルの中でこそ、氷川の
この言葉を大切にしたい。

757 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 22:35:00 ID:0pLk9RszO
いま、剣の映画見てたんだがキングのカード4枚あれば人一人封印できるんだな。映画では天音ちゃんが封印された

あとアルビノジョーカーのラウズカードって登場した?

758 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 22:48:07 ID:lDY+JQSH0
>>757
14のカードは起動(最初の封印)は「(14の封印を解いた)人間」で
その後は適当な人間を近づいて起動→中身入れ替え、って方法が可能っぽいよね
しかもカードぶっ壊せば中の人が死ぬ
起動条件とか映画だけだと曖昧だし、敵のトラップとして使うのは難しそう

アルビノジョーカーのカードは登場しなかったが(アルビノ自体映画オンリー)
映画では黒ジョーカーは普通にカードで封印されてるので
理論上は普通の(コモン)ブランクで封印できるかと
ただしラウズしたときの効果は不明
いいとこリモートの手駒かな

そういや新世代ライダーのベルトは登場してないし登場予定もないんだよね?
あれの適格者は合格ラインかなり低そうに思えるんだが

759 :名無しより愛をこめて:2007/07/19(木) 23:00:04 ID:qLFB49XwO
天音が映画版みたいにカードに封印されててそれを救うために始はジョーカーを引き受けたとか妄想してしまった。まあキングが表に出てるからそれはないけどね。
もし14が神崎の最後の切札だったら勝てる気がしない。

760 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 08:36:06 ID:5lk448O/0
それよりムッコロより先にキングが脱落して封印してしまったら
ダークローチが大量発生するのか?

761 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 09:16:49 ID:Nm0Y7KxhO
モノリスが島のどっかにあったら可能性はあるかもね。
でも、神崎にモノリスが制御出来るのかは微妙だ。

762 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 13:17:14 ID:ccnXhdyaO
逆にモノリスに神崎が操られてるってのは。
二回目があるなら今度は神崎を参加者に出したいな。
主催者は創世王で。

763 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 17:24:40 ID:Nm0Y7KxhO
モノリス
・1万年前から存在
・いろんな生物の始祖であるアンデッドを創造
・バトルファイトの優勝者に万能の力を与える

神崎
・兄妹の描いた絵からミラーモンスター創造
・ライダーシステムを作る
・戦いに勝ち残った者に新しい命を与える(だっけ?)
モノリスが黒幕でも違和感ないね。

764 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 18:30:10 ID:5lk448O/0
ムッコロで書いたのに普通に通用していることに少し絶望した

765 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 18:39:23 ID:Uh+Nlpb40
>>759
始の他に誰かもう一人いれば劇場版と同じ展開もできるんだけどな

ちょうどまだ睦月がいることだし、ここはアンデッド52体同時融合で
幻のレンゲル最強キングフォームをだな

弱そうだな

766 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 19:44:13 ID:G9TwWGF80
TV版剣崎がいたらどうなってたんだろ。
2回目があるなら出して欲しいな。

767 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 19:59:39 ID:LYZqJUhg0
俺の中では既に三回目の案とかあったり。

二回目でメンバー替え、三回目で一回目キャラIFストーリーとか。

768 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 20:06:13 ID:toeOBq5o0
俺も2回目の展望はあるぜ。
神崎士郎を1回目の状態で参加者にして、なんでやねんって風にしたり、ライダー単品を貫くのか、他の特撮作品も参加するのかとか、
スカイとかスーパー1を参戦させたり、夢がひろがりんぐ。
でも、そのためにはまず1回目をしっかり成功させないとな。


769 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 20:09:20 ID:6Jkj0EuI0
そうだな。今回成功させないとな。

いや、>>768みて昔特撮ロワがあったな〜と。
あれを考慮すると今のライダーロワの盛り上がりは異常。

770 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 20:11:34 ID:KkhZml2M0
そうだね!まだ1日目も終わってないし。

あとブレイドの話が出てきたから便乗させてもらうけど睦月はギャレンにも変身可能??
確かダイヤのクイーン持ってるからクイーンの効果で融合係数なんとかなるかなと思ったんだけど。

771 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 20:25:13 ID:Uh+Nlpb40
>>770
劇中では、剣ライダーの融合係数が特にスート別に差異があるとは言われてなかった気がする
実際桐生さん(初期のギャレン適合者)はあっさりレンゲルになってるし
最終話でギャレンバックルを失った橘さんが
ブレイバックルで剣崎の代わりに出撃しようとしたこともある

睦月初登場のころの描写からすると睦月は適合者の中でも融合係数高めのようなので
同系統の旧型であるギャレン、ブレイドへの変身は問題ないと思う

>>767-768
あんまり幅広げられると対応できる書き手が減る諸刃の剣
自分は今の時点でも知らない作品が多いという理由で読み専だし
読んでるだけでも結構わけわからないこと多かったりするからなw

772 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 20:59:21 ID:Nm0Y7KxhO
でも桐生さんはギャレンバックルに対応出来なくて腕を失ったし、作中操られた虎太朗をかばって剣崎がレンゲル畳に入りそうになったけど弾かれたからその辺は曖昧なんだよね…

773 :名無しより愛をこめて:2007/07/20(金) 21:16:29 ID:Uh+Nlpb40
レンゲルはクモの意志が関わってるから特殊なんだよな
剣崎が蹴られたのは適合の問題じゃなくダイヤAの匂い+利用する隙がないので
敵認定されたから弾かれたんだと思っているが
その時カテAが虎太郎を変身させようとしているあたり、カテA支配下なら
レンゲルには誰でもなれる(少なくとも融合条件の敷居は下がる)のかも
ギャレンに弾かれた桐生さんもカテAの意志で適合値が底上げされたなら筋は通る

睦月に関してはカテA封印後も変身してるし、あまつさえカテKとの融合もやってるから
剣システム全体の基準値は満たしてると見なしても構わないんじゃないかな

ただし、仮に睦月がブレイドになれたとしても13枚融合のKにはならないだろうな

774 :名無しより愛をこめて:2007/07/21(土) 08:17:30 ID:gOMfqbXZO
何にせよ、黒睦月がいつ更正するかが気になるところ。幸いまだ誰も殺してはいないし、木野さんとクラブ上級さん達には頑張って欲しい!
ただ、更正した途端に睦月と木野さんに死亡フラグが立ちそうで心配だ…

775 :名無しより愛をこめて:2007/07/21(土) 09:20:12 ID:Jd8CsSww0
パロロワwikiを見てたら
「成長補正を得たキャラは強マーダー打倒フラグも複合する」とあったので
現在絶賛迷走中の睦月にはこのままだらだら生き延びてもらって
いいタイミングで覚醒からの一発逆転を期待している

ところでまとめサイト、スレのログそのものはうpしてもらえないのかな
最近来たのでSSはともかくスレ全体の流れが掴みにくかった
一応みみずんでログを漁ったので自分的にはもう大丈夫なのだが
やっぱりログがすぐに見られたほうが新規さんには優しいと思うので
まだ手元にあれば何かのついでにでも上げていただけると嬉しいです

776 :名無しより愛をこめて:2007/07/21(土) 09:47:14 ID:5YaQCg9Y0
そういや、クラブの上級アンデッドって
大地、城光、嶋昇で
「大地に光が昇る」って誰かが言ってた。

777 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 00:25:43 ID:Hgc7q2mZO
>>770
自己レスになるけど融合能力高めるカードはカテゴリーJ『FUSION』だったね。勘違いしてた…orz

>>776
そこはおば(ryが言っ……いや、何でもない

あと3・4日したら新作投下かなあ…かなり楽しみだ!!

778 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 00:47:44 ID:QdV+tpBc0
>>777
いやいや、じ(ryが逝ったんだ。

779 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/22(日) 01:32:06 ID:F5j8CEoq0
まとめサイト更新。
スレログ1〜3を見れるようにしました。

780 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 01:35:28 ID:j6iY4Fh0O
>>779
超乙です!

781 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/22(日) 03:30:29 ID:F5j8CEoq0
続けて申し訳ない。
瀬川耕治とガライのキャラ紹介、したらばに投下しました。
次いで、まとめサイトの方にもZO分も含めて、アップいたしました。

ところでスレログ4なのですが、もってはいるのですが壺を使った状態で保存してしまったので、アップすると余計なものまで取っ付いてしまうようで。
誰か保存している方はいらっしゃいませんか?

782 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 04:17:52 ID:GFZQ268w0
>>780-781
乙です。わがままに即対応していただいてありがとうございます
とりあえずみみずんから取ったレス数795のdatとhtmlをまとめてうpしておきました
ttp://riders.suppa.jp/4.zip
もっとちゃんとしたログをお持ちの方がいればお願いします

で、今更だけど>>767
参加メンバーのIFストーリーはあくまで番外編ということなら
今避難所でやるというのもいいんじゃね?
というか下手に後に引っ張らないほうが良い気がする

自分は今スレたまたま見かけて来たばかりの上
ここ数年のしか知らなくいから本筋参加は無理なんだが
番外編を書いてもいいなら手慣らし代わりになにかやってみようかな、と
ちょっとだけ思わなくもない
いかんせん知らないシリーズが多過ぎるから
基本情報押さえることから始める必要があるけどな……

783 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 11:43:04 ID:7UcwgIGvO
アメちゃんをあげるでござる。

784 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 16:58:34 ID:DdVZ1YC40
>>781
いつもながらお疲れ様です!!
どんどん潤ってくまとめサイト…すげえぜ!

785 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 17:37:18 ID:XQc9X2L90
小沢 澄子、リュウガ、ジャーク将軍、上城 睦月、ガライ、ジェネラルシャドウ、影山 冴子
予約します。

786 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 18:33:38 ID:7hEr4QN40
ちょwww
リュウガの死亡シーンしか思い浮かばねえw

787 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 18:35:48 ID:msD9G2YQ0
>>785
とりあえずトリ忘れてますよ

788 : ◆ooH1rChbak :2007/07/22(日) 18:37:52 ID:XQc9X2L90
>>787
しまった、ホントだ。ありがとうございます。

789 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 18:39:44 ID:msD9G2YQ0
うっかりさんだなw 楽しみにしています。

790 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 18:43:56 ID:XoXrxOLc0
ここで一発、小沢姐さんが睦月に渇を入れてくれると嬉しい。

791 :名無しより愛をこめて:2007/07/22(日) 21:13:20 ID:Fqy3jnCA0
>>786
ひでえwww
でも俺もそうなんだがどうしようww

792 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/23(月) 01:36:59 ID:sTHWyugT0
>>782
ログありがとうございます。
まとめサイトの方に手を加えた上でアップさせていただきました。
番外編を記載されるなら、歓迎いたします。盛り上がることはいいことだ。

>>785
ジャーク将軍たちの行く末、楽しみにしております。

793 :名無しより愛をこめて:2007/07/23(月) 14:32:40 ID:oK/R1ZdH0
今動いている書き手ってどれ位居るのだろうか?
書き手別のところを見ると、最近の話を書いている書き手が少なくなっているような・・・・?

794 :名無しより愛をこめて:2007/07/23(月) 17:25:36 ID:N0mimTMmO
動きたいけどネタが……無いです。


795 :名無しより愛をこめて:2007/07/23(月) 20:00:28 ID:lFKxkLXe0
したらばに没ネタ投稿スレを立ててもよろしいでしょうか?

796 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/23(月) 21:13:53 ID:YRj7ZZjN0
>>795
もちろんOKです。

進行状況報告。
七割できました。今回色々立て込んでましたが、何とか期限までに投下できそうです。

797 :名無しより愛をこめて:2007/07/23(月) 22:10:11 ID:N0mimTMmO
>>796
楽しみに待っています。

798 :名無しより愛をこめて:2007/07/23(月) 23:24:51 ID:lFKxkLXe0



>>796
したらばにスレを立ててきました。これからも新作を期待しています。

799 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/24(火) 22:21:59 ID:oKYjU1K/0
自己リレーになりますが、結城丈二とシャドームーンを予約します。
調子よければ今日、悪くても明日か明後日には投下できると思います。

800 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:31:34 ID:Cm/8V0ff0
>>799
楽しみにしています。

それでは、投下を開始します。

801 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:32:16 ID:Cm/8V0ff0
 放送が近付き、草加が気絶している面子を起こす。眠りの深い蓮以外は目を覚まし、天道の死を知った。
 浮かぶ無念の表情。零れ落ちる涙。紡がれる悲痛な叫び。支配する絶望の闇。
 夕日は落ちていき、仮面ライダーたちを闇に包ませていく。
 灰になった天道の身体。彼らはその前で、悲しみに満ちた顔をしていた。
 その中、動く者がいる。カリス、またの名を相川始。
「始!?」
 剣崎が驚き、彼を見る。だが、始は放置されていたバイクに跨り、脇目も振らずエンジンを起動させる。
「南光太郎。シャドームーンからの伝言だ。結城丈二を返して欲しければ、E5エリアのビルまで来いと言うことだ」
「なにっ! 信彦と会ったのか!?」
「お前に言うべきことはそれだけだ。さらばだ!」
「待つんだ、始! お前に言うことが……」
「剣崎、俺たちは会わないほうがいい。……もし再会するとなるなら、俺かお前、どちらかが優勝するときだ」
 言い残し、始はバイクで遠ざかる。その様子を剣崎は悔しげに見つめていた。
「なかなかやるじゃないか。その姿で煽って殺しあうことを促進させるなんて」
 告げたのは草加雅人。凍てつく眼差しで剣崎……いや、剣崎に擬態した神代を射抜いていた。
 だが、剣崎はその長髪を揺らしながら、草加へと向き直る。
「違う。今の俺は剣崎一真だ。……神代は俺の中で友達の死を悲しんでいる」
「どういうことだ?」
「神代は自分の中にいる俺を消さなかった。だから死んだ後でもああして始と再会できた。俺は神代に協力す……」
 剣崎の決意の言葉は、放送を告げるチャイムに邪魔される。
 もうそんな時間かと考え、剣崎は耳を澄ませた。神代は悲しみに沈んでいる。
 彼の純真な願いを叶えるため、心を鬼にして放送の内容をメモにとった。


 告げられる放送の内容。草加は天道の死を目の前で見た。ヒビキの死も秋山から聞いているし、死体も確認した。

802 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:33:35 ID:Cm/8V0ff0
 殺された人数は八人。真理を生き返らせるカウントダウンは順調といっていい。
 だが、放送で告げられるべき怪物の名がなかった。
「生きていたか! ドラスッ!!」
 草加はクシャッと名簿を握りつぶし、歯を鳴らして天を睨みつける。隣で水が崩れるような音がして、振り返ると姿を戻した神代がいた。
 白い燕尾服に乗る端正な顔には、怒りの表情が浮かんでいる。続けて彼は駆け出し、その場を離れていく。
 草加は一瞬どうするか迷ったが、放っておくことにした。目的は見当がついている。
 天道の死に涙していた氷川が、彼に声をかける
「どこに行くんですか? 神代さん!!」
「ドラスは生きていた。だが、逃がさん! 俺が殺して、この殺し合いで頂点に立ち、全てを無かったことにする!
……天道の死も、カ・ガーミンの死も、このふざけた殺し合いも、全て無かったことにする!
氷川、ドラスを倒したらお前の決闘を受けよう。俺は頂点に立つのをやめる気はない!」
「待ってください、神代さん!! 一人じゃ危険です!!」
 だが、彼の言葉は届かず、神代はその身体を瓦礫の山へと消していった。
 やはり、草加の予想通りドラスを殺しに向かってくれるようだ。どれほどドラスが傷ついているかは知らないが、変身に対する制限さえ解ければあいつ一人でもダメージを与えれるかもしれない。
 できれば相打ちして欲しいが、高望みが過ぎるだろう。
(それにしても、あれで生きていたとはな。だがな、ドラス。お前の苦しむ時間が増えただけである事を、その身に味あわせてやる。
覚悟しろよ。真理、君を汚した奴らは俺の手で始末するから、安心してくれ)
 草加の歪んだ決意は止まらない。その決意を叶えるため、面子を見回す。
 誰も彼も絶望に沈んでいた。天道が死に、ドラスが生きていたとなれば当然だろう。
 だが草加には知ったことじゃない。早く立ち直り、戦力になってもらわなければ困る。
 ドラスを殺すため、ジャーク将軍と名乗る軍団を潰すための駒が戦力にならないなど、洒落にならない。
 つかつかと矢車に詰め寄り、その顔を観察する。
 彼のエリート然とした端正な顔は打ちひしがれ、目の周りに隈ができ、消耗を露にしている。
 悔しさからか、身体を震わせていた。放送を聞いてから、いや、天道が死んでから彼は一言も発していない。

803 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:34:40 ID:Cm/8V0ff0
 それがいっそう彼の絶望の深さを示していた。面倒くさいなと内心呟き、怒りを混ぜて胸倉を掴む。
「なんだ、そのふぬけた顔は? お前は脱出を目指していたんだろ?
たかが一人死んだだけで、もうギブアップか? 完全調和、笑わせる」
「草加さんっ!」
 声を張り上げる氷川を無視して、腕に力を込めて矢車の頭を上げる。
 まだ瞳に光は灯っていない。
「そいつを殺した張本人、ドラスを殺そうともしない。たかだか一人死んだだけで脱出を諦める。
お前に率いられたのがこの集団の運の悪いところだ。お前のような、ふぬけたリーダーをもつところだったのがな」
「草加っ! もうやめろ!」
 巧が草加の腕を掴んでくる。矢車を投げ捨て、返す腕で巧の頬を殴りつけた。
 しかし、巧にも怒声を張り上げる気力はないようだ。その様子に更に苛立ちを募らせる。
 まるで、天道の死で真理の遺体を汚された事実を忘れたかのような、巧の姿に。
 一瞬、草加は我を忘れてしまった。
「どうした、乾!! お前もふぬけたか!? あのドラスって化け物が何をしたのか忘れたのか!?
真理の遺体を冴子と組んで灰にしたんだぞ! 埋葬すらできなくしたんだぞ!
お前にとって真理はその程度の存在だったてことか? ふざけるな!!」
「草加…………」
 呆然とした巧の顔が草加の怒りを頂点にたたせた。
 雨の中、真理に否定された日を思い出す。あの時自分の拳は受け止められたが、今はすんなりと入っている。
 人を殴る音が再度響く。草加が巧を殴るのを阻止しようと、南、氷川、木野が動こうとする。それよりも先に草加は言葉を紡いだ。
「真理はな、俺を救ってくれるかもしれない女なんだ! 俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ!!
この俺の言葉、忘れたといわせないぞ! 乾!!」
 その言葉に貫かれたように、誰も動かない。否、一人だけ、反応した者がいた。
「そうですよ、今は落ち込んでいる場合じゃない!」
 いち早く瞳に熱い思いを復活させた男、光太郎が賛同してくる。
 草加は立ち直りの早い男だと呆れる程度には頭が冷えてきた。

804 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:35:02 ID:FXExVJWSO
>>799
楽しみにしてます!!
結城…光太郎が助けに行くまで頑張ってくれ…!

805 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:36:43 ID:L3/mycOcO
支援

806 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:36:51 ID:Cm/8V0ff0
 少し熱くなりすぎたようだが、結果的には成功だ。
「ドラスが生きていたのなら、何度でも倒す。それが、俺たち仮面ライダーの使命です!
みなさん、力を合わせて、天道さんの仇を討ちましょう! ドラス、許さん!!」
 力強く宣言する光太郎に呼応し、みんな瞳に力を取り戻していく。
 だが、矢車だけはいまだに憔悴したままだ。まあ、構わない。
 戦力が一人減った。ただそれだけだ。
 始の言っていた言葉を思い出す。シャドームーンと呼ばれた銀色のライダーの強さを草加は知っていた。
 南と相打ちさせておくことが得策かと考え、答えが決まっている質問をする。
「……それじゃ、南くん。シャドームーンとのことはどうするんだ?」
「草加さん、合流場所を決めてください。結城さんを助けた後、俺もそこに向かいます」
「分かった。それじゃあ合流場所は……」
「その合流場所について、提案があります」
 草加は声の主、木野へ向き直り先を促す。
「私たちはここに来る前、他の方とチームを組んでいました。彼らは戦えないメンバーが混ざっていたため、とある場所に待機してもらっています。
そこを合流場所と決めて、戦力を一箇所にまとめたいのですが、どうでしょうか?」
「悪くない提案だな。どこなんだ?」
「あそこに見える、一番高いビルの屋上、そこが合流場所です」
「E4エリアの中央か。そこへ向かうぞ。南もそこが合流場所でいいな」
「はいっ!」
 光太郎は勢いよく答え、シャドームーンの待つ決戦の場へと足を向けた。
 だが、その彼にかけられる声があった。
「待ってくれ、僕も行く」
 声の主、日下部ひよりに全員の視線が集中する。

807 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:37:23 ID:PH+9GYtX0


808 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:38:02 ID:L3/mycOcO
支援

809 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:38:10 ID:Cm/8V0ff0
 彼女はその視線を真っ向から返していた。


 時間は少しだけ遡る。
 天道だった灰は彼女の手から零れ落ちる。その行為で彼の『死』という運命は、止められないものだったような気がしてきた。
 最初会ったときは偉そうな、変な奴だと思った。チューリップを見るのを誘ったときはお節介で強引な奴だと思った。
 樹花を見て穏やかな顔をする彼を少し羨ましく思った。兄だと打ち明けた彼に、期待を寄せた。
 そして、ひよりは自分の身体に絶望する。彼の妹である資格は無いと。
 そんな時、彼女は見知らぬこの土地へと拉致された。
 目の前で人を殺され、恐怖する彼女。氷川、シャドームーン、リュウガ。彼らがいなければ、自分は天道に再会する前に死んでいただろう。
 同時に、先に天道が死ぬこともなかったのでは?という疑問が頭から離れない。
 最後に彼は自分と仲間を守るために、死を覚悟して変身した。
 守りたかったのに救えなかった。こんなに辛い思いをするなら、

 化け物の自分が、あの二人、天道と加賀美の代わりに死ねばよかったのに。

 二人が揃っている姿が好きだったが、もう見れない。
 天道が生きているときは実感できなかったのに、今は絶望という形でひよりに圧し掛かってくる。
 天道なら何とかしてくれる。そういった思いが、彼女にもまたあったからだ。
 涙が手の甲を濡らしていく。その彼女の耳に、知り合いの名が入る。
「南光太郎。シャドームーンからの伝言だ。結城丈二を返して欲しければ、E5エリアのビルまで来いと言うことだ」
 僅かの間、自分たちの傍にいた彼。
 彼はどうしているのだろうと、思っているとき天道の死が空より告げられた。
 その甘い言葉に切り裂かれる心。

810 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:38:45 ID:L3/mycOcO
支援

811 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:39:27 ID:L3/mycOcO
支援

812 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:39:32 ID:Cm/8V0ff0
 再び絶望する彼女に、天道の言葉が蘇る。

『ひより、俺はお前を最後まで守ることはできなかった。だが、リュウガや氷川はきっとお前を助けてくれる』

 だが、氷川は傷つき、リュウガは連れさらわれてしまった。
 拳を痛いほど握る。
(もう、守られるのはイヤだ)
 いつも、自分は守られてばかりだった。ジョーカーだったリュウガに最初襲われたときは、ギターを背負った男に助けられた。
 最初草加に襲われたときは氷川が助けてくれたのだろう。
 襲われる天道を目の前に戦おうとした自分を、ジョーカーをやめてまでリュウガは助けてくれた。
 そして、再度襲ってきた草加から、氷川と結城が守ってくれたと聞いた。
 なのに自分は誰にも報いてない。だから、天道に代わって戦おう。
 リュウガも助けに行きたい。
 ゆっくりと立ち上がり、光太郎の背中を見つめる。
「待ってくれ、僕も行く」
 まずは、少しの間だけ、守ってくれたシャドームーンに会いに行こう。
(天道、まずはお願いしに行くよ。シャドームーンに、仮面ライダーになってって)
 兄の想いを叶えるため、ひよりは前に進む事を選択する。
 たとえそれが、天道の望まぬ『戦い』への決意だとしても。


 ひよりの頼みを聞き、光太郎は断ろうとする。
 自分はただシャドームーンに会いに行くだけじゃない。彼と戦うかもしれないのだ。
 しかも、結城を救いにだ。もし彼がゴルゴム時代の記憶を取り戻すようなことがあれば、彼女は容赦なく殺されてしまう。
 そんな危険な場所に無力な彼女を連れて行くわけにはいかない。

813 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:40:10 ID:L3/mycOcO
支援

814 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:40:57 ID:L3/mycOcO
支援

815 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:41:01 ID:Cm/8V0ff0
 光太郎の判断はもっともだ。だが、ひよりは折れない。
「頼む、あいつに会って、話したいことがあるんだ」
「ですから、結城さんを人質にとり、俺と戦おうとしているシャドームーンの元へは一緒に行けません。みんなと俺と結城さんの帰りを待っていてください」
「駄目だ! 僕は誰にも傷ついて欲しくない。シャドームーンにも……だから一緒に行かせてくれ」
 さっきからこのやり取りを繰り返している。
 天道の妹なだけはあると、疲れたようにため息を吐く光太郎に、氷川が肩を叩く。
「南さん、僕も一緒行きます。ひよりさんを守るのは僕に任せてください」
「氷川くん!」
 氷川は驚く回りの視線を、決意を込めた表情で返している。
「僕がいれば、ひよりさんが危険な目にあいそうなときにフォローに入れます。
南さんは気にせずにシャドームーンと決着をつけて、結城さんを助けてください。
その後、彼を味方に引き込みましょう」
 まっすぐに信念を込めた視線に貫かれ、光太郎は一瞬動きが止まる。
 何を言っても彼は揺るがないだろう。
 数十秒沈黙の時が流れ、光太郎は観念したかのように長々とため息を吐いた。
「……氷川さんが一緒ということなら、了解しましょう」
「氷川、お前は小沢さんを助けに行きたいんじゃないのか?」
「ええ。ですが、小沢さんがいたなら、自分に構わず南さんと共にシャドームーンのところへ向かえといったはずです。
あの人なら大丈夫。小沢さんなら危険を切り抜いてくれますし、リュウガさんもいます。
二人を信頼して、僕はひよりさんと南さんと共にシャドームーンのところに行きます」
 もちろん、言葉とは裏腹にすぐに助けに向かいたいに違いない。
 それでも彼はひよりの願いを叶える事を優先し、仲間を信じる事を選択した。
 ならば、自分がそれに応えなければどうする。光太郎は、氷川という仮面ライダーと共に、シャドームーンと決着をつけに向かう事を決めた。
「ひよりさん、氷川さん、行きましょう。信彦のところへ!」

816 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:41:49 ID:oKYjU1K/0
 

817 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:41:51 ID:Cm/8V0ff0
 静かに頷く氷川を見つめ、その足で地面を力強く踏みしめた。


「木野さん、またお会いしましょう。気をつけて」
「君のほうこそ気をつけてください。相手が相手ですから」
「分かっています。津上さんによろしく言っていてください」
 そう告げて遠ざかる三人の男女の人影を、木野は見つめる。
 氷川誠はこの殺し合いにおいて仮面ライダーとなっていた。驚くのと同時に、それは当然だろうとも思う。
 彼は警察官としての義務だけではなく、氷川誠としての信念で無力な人を守っていた。
 決して逃げない彼に、仮面ライダーの力の源、ガタックゼクターが力を貸したのも当然だろう。
 彼ほど仮面ライダーに相応しい男はそうそういない。橘と同じく、彼は仮面ライダーであるべきだ。
 そして、自分はどうなのだろうか?
 橘を殺し、天道を救えず、睦月が更に闇に染まっていくのを止められなかった。
 津上からは仮面ライダーであり続ければいいと言われたが、自分では許せそうにない。
(雅人、俺に俺自身を許せる日は来るのだろうか?)
 自らの咎についての問いかけを死人にする。もちろん、答えは返らない。
 彼の罪悪感は大きくなるだけだった。


 三人の姿が消え、三十分ほど経つ。まだ変身はできない。
 草加は移動を開始するべきだと考え、振り返る。
「そろそろ移動をするとしよう。ドラスの拡声器で殺人鬼が向かってくる可能性があるしな。
今の俺たちで対抗できるかどうかは、見れば分かるだろう」
「ええ、特に私たちの仲間を殺した浅倉は駆けつけてくる可能性が高い」
「それに草加、あいつはデルタを使っていた。もしかしたら、北崎を殺したのも奴かもしれない」

818 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:42:06 ID:L3/mycOcO
支援

819 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:43:00 ID:L3/mycOcO
支援

820 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:43:07 ID:Cm/8V0ff0
 巧の言葉に少し疑問を浮かべるが、すぐに消え去る。
 草加の時間軸では三原が使っていたが、北崎及び巧の時間軸ではデルタのベルトは奴の手にあったのだろう。
 だとすれば、あの男を殺した相手は浅倉。確かに油断はできない。
 二人に肯定の意を伝え、準備をする。矢車の様子を伺うが、まだ沈んでいる。
 呆れ、まだ気絶している秋山を背負って、樹海を目指す。
 彼らの話では、浅倉は東に向かったということだ。
 なら西であるC5エリアは比較的安全のはずなので、そこを通ってE4エリアへと向かう。
 そこで別メンバーと合流し、ドラス、ジャークたちを殺して、最終的に優勝を目指す。
 今のパーティを支配する自分なら問題ないはずだ。
 誰も見ない、影になる位置で草加はほくそ笑む。
 だが、彼は忘れていた。最後の最後まで油断はできないのが、戦場であるということを。

 彼らが準備を整え、移動を開始しようとしたときだ。
 ダイナマイトが爆発したような轟音が轟く。
 草加たちが驚き、振り返ると車が宙を舞い、やがて地面へと叩きつけられて火柱を上げる。
 車があっただろう場所に、炎を背にして一人の魔人が佇んでいた。
 黒い強化スーツに白いライン。白のフォトンブラッドは脈のように全身に三本線走っているが、肩の辺りは鳥の羽を髣髴させている並びだ。
 額には三角を逆にした模様に、V字のアンテナが突き出ている。
 オレンジ色の瞳でこちらを両腕をぶら下げた、脱力した姿勢で見る。
 草加に怖気が走る。多くのオルフェノクを退治した彼でも悪寒を感じるほど、今のデルタは危険な雰囲気を漂わせていた。
 炎の爆ぜる音だけが響き、D6エリアの研究所跡に偽りの静寂が訪れた。
 突如デルタが天を仰ぎ、

「おおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

 空気を震わせ、地面を踏み砕く。

821 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:43:49 ID:L3/mycOcO
支援

822 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:44:14 ID:oKYjU1K/0
 

823 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:44:27 ID:L3/mycOcO
支援

824 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:44:30 ID:Cm/8V0ff0
 それで突き出た人の上半身ほどもある巨大な瓦礫を掴み、雄叫びながら投げてくる。
 草加は地面を蹴って、蓮を担ぎながらビルの陰まで走る。
「ファァァイィィアァァァッ!!」

 ―― BURST MODE ――

 デルタの銃より放たれる光弾が、草加の足元を爆ぜさせる。
 頬に一発かすめながらも、ビルの陰へと逃れた。
 巧、木野、矢車も追いつき、隠れる。
「やはり来たか」
「……あいつっ!」
 怒りを露にする二人。矢車は無言。
 担いでいる秋山を降ろし、草加は思考する。
(撃ちながら近付いているな。死ぬわけにはいかない……しょうがない)
 ため息を深々と吐き、矢車から返してもらっていたカイザドライバーを巧に投げる。
「草加、これは……」
「おい! そのベルトは適合できないと死ぬんだぞ!」
「安心しろ。乾は適合者だ。乾、特別に貸してやる。奴を追っ払うぞ」
 狼狽する矢車に答え、巧に確認を取る。頷き返すのを確認して、草加は蓮の懐からナイトのカードデッキを取り出す。
 真司と組んでいたとき、彼らの持つ変身システムは誰でも変身できる事を確認している。
 蓮が寝ていたことに感謝する。起きていたとしても言いくるめられる自信はあるが、同時に時間も食う。
 よけいな手間が省けるのを安心して、窓ガラスにカードデッキを掲げようとする。
 その草加の右手が、木野に掴まれた。
「……どういうつもりだ?」
「そのカードデッキ、私に貸してくれませんか? 逃げるだけの時間を稼ぎますので」

825 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:45:38 ID:Cm/8V0ff0
「あんた、何言ってんだ!」
 驚く巧。その言葉を無視して、木野を睨む。
 白い光弾は建物の壁を削っている。こちらをなぶる気なのか、迫ってくる歩みの気配は遅い。
 もっとも、それも時間の問題だ。ゆっくりと木野の狙いを確かめる暇はない。
 続きを言えと顎で先を促す。
「乾くんを変身させて今離れると、ジャークたちのときや、今みたいに襲われる状況に完全に対応できません。
ここは私がそのカードデッキで浅倉をひきつけます。乾くんはみなさんを護衛してください」
「……死ぬ気か?」
「いいえ、生きて闇を切り裂き続けます。橘と北岡の分も。
草加さん、そのカードデッキを貸してください。私はあいつと因縁もありますので」
 まっすぐ貫く瞳に乾や氷川と似た、気に入らない色を宿している。
 だが、ここで一人残ってもらう方が自分の生き残る確率が上がると判断し、無言でカードデッキを渡す。
「ありがとう」
「D4エリアのレストランで三十分だけ待つ。それ以上時間がかかったら、死んだとみなす。いいな」
 確認をとると木野は頷いた。草加は蓮を担いで移動を開始する。
 巧は動かない。苛立たしげに彼を呼ぼうとしたとき、木野が巧に話しかける。
「行ってください、乾くん」
「けど…………」
「そんな顔をしないでください。私は生きて帰ります。だから、みなさんを頼みます」
 巧は悔しげに俯き、やがてこちらにやってきた。
 草加は思い出したかのように、すれ違いざまに木野の耳元へ囁きかける。
「デルタのベルトは誰でも変身できる。制限時間に倒せないようなら、それを利用することでも考えるんだな。覚えとけ」
 木野が頷くのを確認して踵を返す。
(これでもし、木野が奴を倒せたとしたらデルタのベルトを手に入れる機会もくるわけか。
首輪をしている限り変身アイテムは多ければ多いほど有利。木野、お前は利用させてもらうぞ。せいぜい頑張るんだな)

826 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:47:03 ID:oKYjU1K/0
 

827 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:47:10 ID:Cm/8V0ff0
 冷たい思考の下、木野の声が聞こえるのを待つ。
 木野の変身と同時に飛び出すと小声で起きているメンバーに告げ、移動の準備を始める。
「変身ッ!!」
 木野の声がどこか遠く聞こえた気がした。


「変身ッ!!」
 木野は窓ガラスにナイトのカードデッキを掲げ、銀のVバックルが装着されたのを確認する。
 両腕をクロスさせ、空いているベルトの中央へとカードデッキをセットする。
 幾重にも西洋騎士を模した鎧が現れ、木野に装着される。
 ベルトの蝙蝠の紋章と同じ形をしたバイザーの下、青い瞳を向こうにいるであろう浅倉に向ける。
 北岡が使っていたカードデッキと同じシステムの装備。なら使い方はある程度把握している。
 トリックベントなど、特殊能力はドラス戦で見ていた。それらをぶっつけ本番で使いこなせるかどうかは分からないが、最低でも仲間の逃げる時間は稼がなければならない。
 このライダーに不慣れな自分はスペックで押すしかないと、内心蓮に謝りながら『サバイブ』のカードを取り出した。
 バイザーが盾と剣が一体化したダークバイザー・ツバイへと進化する。
 カードをセットしたと同時に、更なる『変身』を告げる電子音が廃墟となった市街地へと響いた。

 ―― SURVIVE ――

 銀の鎧と黒のカードデッキが青に染まり、鎧を縁取るように金のラインが形成される。
 背中より翻るマント。ナイトサバイブとなった木野はビルの陰から踊りだし、その速さを持ってデルタとの距離を詰めた。
「がぁぁぁぁっ!!」
 獣のような唸り声を発するデルタに弓へと姿を変えたダークバイザー・ツバイを向ける。

828 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:47:34 ID:PH+9GYtX0


829 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:48:20 ID:Cm/8V0ff0
 ダークアローより発射される光弾で牽制し、滑るように懐にもぐりこみ、
「むぅん!」
 続けて横一文字にダークブレードを振るう。
 しかし、デルタはとっさに瓦礫を持ち上げガードする。
 バターのように瓦礫を切り裂いたのはいいが、デルタへの当たりは浅く、拳を頬に打ち込まれる。
 脳を揺さぶられながらも、自身も左拳でデルタの腹を貫いた。
 しかし、攻撃を受けながらのため拳は軽く、さほどダメージは与えていない。デルタが構わず連撃を開始する。
 それでもナイトサバイブは仮面の下で、ニヤリとほくそ笑んだ。
 左腕のダークアローから光弾が発射され、デルタの腹を焼く。
 爆ぜる反動で離れるデルタを見つめ、自分の作戦が上手くいった事を確認した。
 もしこれが木野と会ったときの浅倉なら成功していたか分からない。今の彼はなぜかは知らないが冷静さを欠いているのが見え、そこをついたのだ。
 そこにつけ込み時間を稼ぐことには成功した。もう草加たちの気配は感じない。
 なぜこの男が狡猾さを失い、暴れているのか疑問は持つ。
 だが容赦するつもりはない。この男は北岡を殺した。城茂の先輩、風見志郎も殺したらしい。
 なら自分がすることは一つ。仮面ライダーとして悪を倒す。
 想いを新たに、ダークブレードを上段から振り下ろす。
 だが、甲高い音が響き、デルタが持つ剣で防がれたのを知る。
 その剣はドラスの使っていた怪魔稲妻剣。天道の死に動揺して回収するのを失念していた。
 三合ほど斬り結ぶ。デルタは剣を無茶苦茶に振るうだけだが、ナイトサバイブとなった木野も剣術には疎い。
 ナイトサバイブはデルタの力強い剣の衝撃を辛うじて捌きながら、脇腹を斬りつける。
 しかし、デルタは痛みに構わず斬りつける。
「ぐぅ!」
 ナイトサバイブの胸部アーマーに袈裟懸けに傷が走り、血が吹き出る。
 敵は痛みに呻く様子がない。いや、奴は前から痛みに関しては求めている節があった。

830 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:50:11 ID:Cm/8V0ff0
 この程度の痛みでは動きを止めることすら叶わない。そこまでナイトサバイブは思考して、トリックベントのカードをバイザーへと収める。

 ―― TRICKVENT ――

 ナイトサバイブは分裂した分身に紛れながら、デルタを貫く隙を狙う。
「おわぁぁぁぁぁぁあああぁぁっ!!!」
 一人切り裂かれるが、腕に携えた弓を放ちデルタを焼く。貫かれている痛みにも構わず、暴れ続ける敵を見つめ続ける。
 デルタは出鱈目に剣を振るい、銃弾を放ってあっという間に分身を全て砕く。
「イライラするんだよぉぉぉ!!」
 やっと人の言葉を放ったと思えば、すぐ獣の唸り声をあげ続ける。
 デルタは貫くダークアローの矢を無視して迫り、こちらの首を掴んだ。
 ナイトサバイブは脱出しようと斬りつけるが、意にも介されず壁へ叩きつけられる。
「ぐ……」
 腕に対し矢を放つが、握力は弱まらない。二度、三度続けてデルタは自分を壁に叩きつける。
 血を仮面の中へ吐き出し、瓦礫の山へ向かって投げ出された。
「う……くは……」
 怪我の様子をチェックする。アバラが折れたが、多少激しい動きをしても肺に刺さることはないだろう。
 内蔵の破裂の心配をしたが、吐き出した血の量からそれはないと判断する。
 もちろん、ダメージは深刻だ。本来なら戦える状態か怪しい。
 だが、それは敵も同じ。見ていると、北岡との激闘が尾を引いているらしい。
 それでも普段以上の戦闘力なのは、彼の心が狂気に支配されているからだろう。
 精神が肉体の限界を超越する。医者である彼が何度か見た奇跡を、浅倉は醜悪な形で顕在させていた。

 その浅倉の姿が、医者として、人として余計に許せない。

 ナイトサバイブは跳ね上がり、地面を蹴ってデルタに当身を仕掛ける。

831 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:51:15 ID:oKYjU1K/0
 

832 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:52:17 ID:Cm/8V0ff0
 転がっていきながらもこちらを睨んでいるデルタを確認し、カードをバイザーに収める。

 ―― BLASTVENT ――

 デルタの喪った左目側より、竜巻が発生し、吹き飛ばす。
 ナイトサバイブは続けて切り札を切る。

 ―― FINALVENT ――

 ダークレイダーの背にナイトサバイブは飛び乗り、バイクに変形したそれに跨る。
 バイクの先端よりデルタを拘束する光が放たれる。
「がぁっっ!!」
 しかし、デルタは跳んでそれを回避し、デルタムーバーをこちらに向ける。

「チェェェェェッッックゥゥゥゥ!!」

 ―― EXCEED CHARGE ――

 放たれるポイントマーカー光が三角錐のエネルギー体を展開し、デルタの蹴りが迫る。
 だが、エネルギーを貼り付けたままバイクが走る。
 悪魔の蹴りと仮面ライダーのバイクの衝突が廃墟の空気を震わせる。
 何度目か分からない爆発音が響いた。

「ぐ……かっ……」
 傷だらけの身体に力を入れて、木野は立ち上がる。

833 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:52:33 ID:oKYjU1K/0
 

834 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:53:37 ID:oKYjU1K/0
 

835 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:53:57 ID:Cm/8V0ff0
 制限時間がきたわけでなく、ダメージを受けすぎたため変身が解除されたのだ。
 浅倉も同じらしく生身の姿になっていた。
 だが敵はデイバックから黒いカードデッキを取り出し、ガラスに向かって構える。
「変身!!」
 戦わずにはいられないといわんばかりに、瞬時に身体をオルタナティブ・ゼロに変える浅倉。
 その姿は北岡を殺した姿。木野の心が燃え上がり、右前方五メートルほどにあるデルタのベルトに向かって地面を蹴る。
 オルタナティブ・ゼロが迫る中、木野はデルタドライバーを腰に巻いてデルタフォンを口元へと運ぶ。
「変身!!」

 ―― Standing by ――

 デルタフォンをそのまま降ろして、腰のデルタムーバーへと接続する。

 ―― Complete ――

 音声入力を確認したデルタドライバーが白いラインを走らせ、黒い強化スーツを精製する。
 先ほどは敵として対峙した身体。しかし、今は木野の力となって存在していた。
 だが、それは同時に毒へと耐える試練でもある。
「がぁぁぁっ!!」
 オルタナティブ・ゼロが武器を取るのも面倒だといわんばかりに拳をぶつける。
 その連打を捌き、膝蹴りを腹に当てる。空気を吐きながら後退するオルタナティブ・ゼロの顔を跳ね上げる。
 続けてデルタは胸へと拳を四発当て、よろめく隙に首を掴んで投げ飛ばす。
 瓦礫に埋もれていくオルタナティブ・ゼロを見つめながら、デルタは必死に闘争本能を抑えている。
(これは……!)
 デモンズスレートは木野の意識を侵略して、凶暴化しようとする。

836 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:55:02 ID:Cm/8V0ff0
 このままデルタの毒に身を任せて暴れれば、どんなに楽になるだろうかと考える。
 力を振るって、だれかれ構わず殺しまわりたいという思考が押し寄せてくる。
 しかし木野は必死にその欲求に抗っていた。
 アギトの能力もあるが、何よりも木野は仮面ライダーになりたい一心でデモンズスレートを押さえつけていた。
 自分の目を覚ました橘。目の前の男に殺された北岡。今まで出会った仮面ライダーに憧れ、自身もそうなりたいと願っている。
 デルタの毒に負けた瞬間、自分は二度と仮面ライダーになれなくなる。
 それだけは、イヤだった。必死に両脚で地面を踏みしめ、橘の『仲間だ』という言葉を糧に正義の炎を心に燃やさせる。
 瓦礫を跳ね除け、オルタナティブ・ゼロが迫る。
 カウンター気味に振るう拳はオルタナティブ・ゼロの腹を捉える。しかし、敵も黙って殴られるだけではなく、同時にこちらの方を打ち抜いた。
 衝撃を感じながらも、毒に抗いながら拳を振るい続ける。
 人を殴る鈍い音が、廃墟に断続的に響く。
 どれくらい殴り続けたか分からなくなったとき、身体がよろめいて三メートルほど後退する。
 敵の攻撃に備えて構えるが、敵も同じくよろめいて後退していた。
 お互いの荒い息遣いしか聞こえてこない。なぜなら、一歩も動かないのだ。オルタナティブ・ゼロが自分と同じく一撃をかける隙を狙っているのには気づいている。
 どちらかの攻撃が先に当たれば、それで決着がつく。先制をとるため、敵の呼吸から攻撃の瞬間を見逃さないよう注意する。
 風が吹き、瓦礫が軽く崩れる。その音を合図に、二人はそれぞれの得物を敵へと向けた。
「チェック!」
「うあぁぁぁああぁ!!」

 ―― EXCEED CHARGE ――
 ―― FINALVENT ――

 鏡よりミラーモンスター・サイコローグがバイクに変形しながら飛び出す。
 オルタナティブ・ゼロは飛び乗り、こちらへとスピンしながら襲ってくる。
 デルタが向けた銃身より、ポインターエネルギーが飛び出し、三角錐の白いエネルギーを展開する。

837 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:55:23 ID:oKYjU1K/0
 

838 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:55:56 ID:yMaQqEEK0



839 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:56:34 ID:Cm/8V0ff0
 エネルギーを引き連れながら迫るオルタナティブ・ゼロ。
 それは奇しくも、先ほどのナイトサバイブとデルタの激突の展開を逆にしたような形だった。
 悪と正義を入れ替え、ファイナルベントとルシファーズハンマーがお互いしのぎを削る。

「ぬぅぅぅぅおぉぉぉぉぉぅっ!!」
「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 戦士と獣の咆哮が廃墟で轟く。
 莫大なエネルギーは破壊の力を持って、二人の視界を白に染め上げていく。
 ミサイルが激突したような爆発が上がり、廃墟を更に崩壊させていった。



 相川始は放送について思考する。
 知り合いが呼ばれていたが、彼の心配の種はそれではない。
 もちろん、橘が死んだのは悲しいが、いつかは殺さなければならないと覚悟していた。
 だが、剣崎は違うだろう。彼は橘を慕っていた。
 自殺するような真似はしないだろうが、ショックを受けてその隙を狙われないだろうか心配をする。
(杞憂だな。新たな仲間が何とかしてくれるだろう)
 彼は仲間を作っていた。当然だろう。
 剣崎は自分とは違う。怪物ではなく、人々を守る仮面ライダー。
 この殺し合いでも希望を持ち、各仮面ライダーと協力をしているに違いない。
 そこが彼の美点であり、欠点でもある。
 だから彼を優勝するため、自分が泥をかぶればいい。
 始はバイクを黙って進める。

840 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:57:36 ID:PH+9GYtX0
 

841 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:57:37 ID:oKYjU1K/0
 

842 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:58:02 ID:yMaQqEEK0



843 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/24(火) 23:58:18 ID:Cm/8V0ff0
 殺戮者として、死神として、進むために。



 神代剣はドラスを探しに森を掻き分ける。
 もちろん、姿は無い。
 しかし、この付近にいるはずだと瓦礫を排除し、押し進む。
 ふと、足元に携帯電話が落ちているのを発見した。
 不思議に思いながら拾うと、そこには橘が少年へ銃を突きつけている画像があった。
「なんということだ……」
 剣崎の記憶では橘は多少頼りないが、心強い仲間である。
 そして、正義感に満ちていた。橘の死に剣崎が悲しむほどである。
 幸い、剣崎の意識は感じられない。
 神代は携帯電話をデイバックにしまり、このことを胸に収める。
 剣崎を悲しませるのは、彼の本意でないから。
 この森もやがて禁止エリアになる。そうなる前にと、丘の麓を回り、隣のエリアへと侵入する。



「そろそろ三十分だ。例の場所に向かうぞ」
「待ってくれ、草加。あと十分だけ待ってやれないか?」
「最初に宣言したはずだ。三十分経ってもこない場合は死んだとみなすとな」
「だけどよ……」
「君はまたこのメンバーを危険に晒してもいいというのかな? 全滅すれば真理の仇も討てないんだぞ?」
「でもよ、後十分。それだけなら待ってもいいじゃねえか! あいつは俺たちを助けるために逃がしたんだぞ!」

844 :名無しより愛をこめて:2007/07/24(火) 23:59:39 ID:oKYjU1K/0
 

845 :モンスター ◇TJ9qoWuqvAの代理:2007/07/25(水) 00:02:21 ID:gZ4NllMe0
「だからこうして、無傷で君の言う他メンバーと合流しようとしているじゃないか。
君のいうとおりに行動して、全滅することこそ、木野の想いを無駄にしているんじゃないのかな?」
 心にもない事を言い、巧を言いくるめる。
 反論がないのを確認し、移動をしようとしたとき、レストランの自動ドアが開くのを確認する。
 無言で巧と視線を合わせると、彼は前へ出てカイザドライバーを構える。
 草加はいつでも逃げ出せるように構える。だが、それは要らぬ心配だったようだ。
 現れた人物は、全身に怪我を負った木野だったからだ。
「おい、あんたっ! 何とか切り抜けてきたのか」
 巧が嬉しそうに近寄ると、木野は弱々しげに笑う。
 その様子を見つめ、草加は冷静に彼の状態に気づく。
「すまない。デルタのベルトは一時奪ったが、また奪い返されてしまった。
だが、ナイトのカードデッキだけは死守した。秋山くんが起きたら返してやってくれ」
「あんたの手で返せばいいじゃないのか?」
「乾、それは無理だ」
「草加、どういうことだよ」
 矢車が何かに気づいたように駆け寄り、木野の様子を見る。
 力のない彼の顔が、更に絶望を宿して陰りを見せている。
「お前、なんて顔をしてんだよ! いったい……」
「いいんだ、乾くん。私は……俺はもう長くはない……」
「何言ってんだよ! あきらめんな!!」
「俺は医者だ……。助かる傷かどうかくらい、判断できる。
すまない、浅倉を……倒せ……なかっ…………た」
 木野の息が荒くなり、血を吐く。
 草加は悲痛な表情を浮かべる二人を冷ややかに見ながら、木野を使えない奴だと内心吐き捨てた。
 倒すのが無理なら、デルタのベルトくらい回収して欲しかった。


846 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:03:07 ID:gZ4NllMe0
 無理なものはしょうがないかと、三文芝居のような三人のやり取りを見つめる。
(早く終わらないかな。敵に襲われると厄介なのに)
 太陽は完全に沈み、夜の闇が迫っていた。


 木野は悲痛な表情を浮かべる矢車と巧を見つめる。
 しかし、その視界も次第にぼやけていく。腕に力が入らない。
「津上に……俺の代わりに……闇を切り裂いてくれと……いってくれ。
結局俺は……仮面ライダーとして生きていけなかったな」
「そんなことねえよ! お前はちゃんと仮面ライダーとして浅倉と戦ったじゃないか!
誰にも、お前を仮面ライダーじゃないなんて言わせねえ!」
「そうだ。何も天道に続いて、あなたまで……」
「……ありがとう。橘……雅人……今……俺もそこに……」
 木野の身体が崩れ落ち、カードデッキが落ちて乾いた音をたてた。
 最早身体は動かない。
 矢車と巧の慟哭がレストランに木霊する。

 吹雪く山に木野はいる。
 隣に眠りかける弟を担ぎ上げ、声を張り上げる。
「雅人! しっかりしろ!!」
 頷く弟ともに、木野は生きるための道を行く。
 やがて闇は切り裂かれ、二人の兄弟に光がもたらされた。



 夕方と夜の境目の紫色の空の下、高くつまった瓦礫が崩れ落ちる。

847 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:03:49 ID:oKYjU1K/0
 頂点に血だらけの手がかけられ、やがて持ち主が全身を見せた。
 血だらけの身体に、怒りを乗せた彼は空を見上げる。

「あぁぁぁぁぁああぁあぁ!! イライラするんだよぉ!!!」

 吠えるのは人在らざる叫び。左手に持つデルタドライバーを強く握り締め、更に吠える。
 彼の胸中を支配するのは飢餓。木野という強敵を倒しても、彼の飢えは満たされない。
(なぜだ!? なぜイライラする!! あいつを、北岡殺せたのに! 仮面ライダーとかいう奴も殺せたのに!!)
 握る拳からデルタの念動力が発せられ、瓦礫が吹き飛ぶ。こんなんでは駄目だと、瓦礫を殴りつける。
 へこむコンクリートの壁。血だらけの拳を携え、浅倉は天に吠える。
 その姿、モンスターのごとく。


【木野薫 死亡】
残り26人


848 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:04:51 ID:oKYjU1K/0
【相川 始@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:樹海C-5】
[時間軸]:本編後。
[状態]:胸部に抉れ。腹部に切傷。一時間変身不可(カリス)
[装備]:ラウズカード(ハートのA、2、5、6)、HONDA XR250
[道具]:サバイブ(烈火)。アドベントカード(ギガゼール)。首輪探知機(レーダー)
[思考・状況]
1:天音ちゃんを救う。
2:剣崎を優勝させる。
3:ジェネラルシャドウを含め、このバトルファイトに参加している全員を殺す。
[備考]
※1:相川始は制限に拠り、ハートのA、2以外のラウズカードでは変身出来ません。
※2:HONDA XR250は制限により、あらゆる能力で変化することが出来ません


849 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:05:35 ID:gZ4NllMe0
【神代剣@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:樹海C-7】
[時間軸]:スコルピオワームとして死んだ後。
[状態]:中程度の負傷。背中に斬撃による傷。始への憤り。剣崎に擬態中。
    一時間変身不可(スコルピオワーム&サソード&ブレイド)。
[装備]:サソードヤイバー。剣崎の装備一式。
[道具]:陰陽環(使い方は不明)。携帯電話。
    ラウズカード(スペードのA、2、3、5、6、9、10。ダイヤの7、9、J。クラブの8、9)
[思考・状況]
1:天道の死に悲しみ。
2:始と再会し、手を汚す前に自分の手で殺す。
3:この戦いに勝ち残り、ワームの存在を無かったことにすることで贖罪を行う。
4:さらに、自分以外が幸せになれる世界を創る。
5:秋山蓮といずれ決着をつける。
6:氷川の決闘の申し出を受ける。
7:橘は殺し合いに乗っていた?
[備考]神代は食パンを「パンに良く似た食べ物」だと思ってます。
※1:剣崎と神代剣両方の姿に切り替えることができます。剣崎の記憶にある人物と遭遇しそうなら、剣崎の姿に切り替えるつもりです。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


850 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:06:16 ID:oKYjU1K/0
【浅倉 威@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-6】
[時間軸]:本編終盤辺り。
[状態]:抑えられない殺人衝動。左目負傷、全身に大程度の負傷(打撲、火傷など)、大程度の疲労。腹は満腹。
    二時間変身不可(オルタナティブ・ゼロ&デルタ)。
[装備]:デルタフォン、デルタドライバー。
    カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)。怪魔稲妻剣。
[道具]:ファイズブラスター。三人分のデイバック(風見、北崎、浅倉)。
    グランザイラスの破片。カードデッキ(ゾルダ)。
[思考・状況]
1:アギトもストロンガーもあきらも皆、殺す。
※音撃金棒・烈凍はC-5エリアの森に放置されています。

【秋山蓮@仮面ライダー龍騎】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-4】
[時間軸]:34話龍騎サバイブ戦闘前後。
[状態]:中度の負傷。気絶中。一時間変身不可(ナイト)
[装備]:なし。
[道具]:配給品一式。
[思考・状況]
1:気絶中。以下は気絶前の思考。
2:戦いを続ける。
3:神代を逃がしはしない。
4:リュウガに話しがある。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


851 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:07:06 ID:oKYjU1K/0
【乾巧@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-4】
[時間軸]:中盤くらい
[状態]:全身に中度の負傷。疲労中。応急処置済み。一時間変身不可(ウルフ&ファイズ)。
[装備]:ファイズドライバー(ファイズポインター、ファイズショット、ファイズアクセル)
[道具]:ミネラルウォーター×2(一本は半分消費) カレーの缶詰 乾パンの缶詰 アイロンを掛けた白いシャツ。
[思考・状況]
1:放送の内容と天道の死と木野の死に絶望。
2:浅倉とドラスを倒す。
3:神崎をぶっ飛ばす。
4:城たちと合流する。

【草加雅人@仮面ライダー555】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-4】
[時間軸]:ファイズ終盤。
[状態]:背中に切り傷。全身に強度の打撲。参加者全員への強い憎悪。ドラスに特に強い憎悪。
    一時間変身不可(カイザ&ファイズ)。
[装備]:カイザドライバー(カイザブレイガン、カイザポインター)。
[道具]:救急箱。精密ドライバー。バタル弾。配給品一式×4(北岡、木野、キング、草加)
    カードデッキ(ナイト)。サバイブ(疾風)
[思考・状況]
1:このメンバーを利用して、ドラス、冴子に復讐。
2:ゲームの参加者の皆殺し。
3:馬鹿を騙し、手駒にする。
4:デルタドライバーを手に入れたい。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


852 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:07:50 ID:gZ4NllMe0
【矢車想@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-4】
[時間軸]:8話 ザビー資格者
[状態]:疲労と悲しみと絶望と。一時間変身不可(キックホッパー)
[装備]:ライダーブレス(ザビーゼクター破壊)
[道具]:ホッパーゼクター&ホッパー用ZECTバックル。ゼクトマイザー。3人分のデイバック(佐伯、純子、矢車)
    トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。
[思考・状況]
1:天道、木野の死、ドラスの生存に絶望。
2:仲間を集めてパーフェクトハーモニーで脱出!
3:戦闘力の確保。
4:リュウガに僅かに不信感。
[備考]
※1:クライシスと神崎士郎が利害の一致で手を組んでいる可能性が高いと考えています。
※2:ゼクトマイザーは制限により弾数に限りがあります。現在、弾切れです。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


853 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:08:37 ID:gZ4NllMe0
【南光太郎@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地E-5】
[時間軸]:第1話、RXへのパワーアップ直後】
[状態]:全身に軽度のダメージ。一時間変身不可(RX)。
[装備]:リボルケイン
[道具]:カラオケマイク(電池切れ)。トランシーバー(現在地から3エリア分まで相互通信可能)。首輪(ドクトルG)。
[思考・状況]
1:打倒主催。その後、元の世界に戻ってクライシス帝国を倒す。
2:シャドームーンと決着をつけ、結城を助ける。
3:シャドームーンを仮面ライダーにしたい。
4:草加を始め、闇に落ちた仮面ライダーを救う。
[備考]
※1:黒幕はクライシス帝国、神崎はその手の者であると勝手に確信しています。
※2:ガタックゼクターへの誤解は解けました。
※3:ドラスをクライシスの怪人だと思っています。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


854 :モンスター ◇TJ9qoWuqvA氏の代理:2007/07/25(水) 00:09:19 ID:gZ4NllMe0
【氷川誠@仮面ライダーアギト】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地E-5】
[時間軸]:最終話近辺
[状態]:中程度の負傷。胸に大火傷。気絶中。一時間変身不可(ガタック)。
[装備]:拳銃(弾一つ消費)。手錠等の警察装備一式(但し無線は使えず、手錠はF-4のビル内に放置)。
    ガタックゼクター&ベルト。GX−05ケルベロス(但し、GX弾、通常弾は全て消費)
[道具]:但し書きが書かれた名簿。デザートイーグル.357Magnum(4/9+1) 。
    デイバック五人分(氷川、ひより、リュウガ、岬、明日夢) 。
[思考・状況]
1:光太郎とともにシャドームーンのところに行く。
2:リュウガを信頼。
3:小沢、リュウガの救出。
4:津上翔一、との合流。
5:此処から脱出する。
6:神代と決闘。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。


855 :モンスター ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 00:18:33 ID:5c/Ke82w0
【日下部ひより@仮面ライダーカブト】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地E-5】
[時間軸]:本編中盤 シシーラワーム覚醒後。
[状態]:右肩に重傷(応急処置済み)。わずかの打撲。一時間変身不可(シシーラワーム)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考・状況]
1:天道と加賀美の死に深い悲しみ。
2:シャドームーンを仮面ライダーにしたい。

[大集団全員の共通事項]
時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

[その他共通事項]
GM-01改4式(弾切れ)、拡声器はD6エリアに放置されてます。

856 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 00:19:25 ID:5c/Ke82w0
最後でさるさん規制が解除されたみたいですね。

投下終了。
誤字脱字、矛盾などの指摘をお願いします。

857 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 00:20:35 ID:1rk8w5kF0
投下乙です。
しかし木野さん、よく頑張った。黙祷。
光太郎が前向きに仲間を励ますシーンは良かったです。
まさに太陽の子だ。

858 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 00:38:37 ID:FDK/XSziO
投下乙です!


まさか木野がナイトとデルタに変身するとは意外(特に後者)でした。


859 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 00:39:10 ID:+sDCli4TO
GJです!!!
木野さん…あんたは立派な仮面ライダーだったよ。。
そしてますます因縁が強まる浅倉と巧。木野さんと北岡の敵をとるのはお前しかいない!頑張れたっくん!!

860 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 05:26:15 ID:Jh25FFC10
純粋に面白かった

ただ、剣はもう剣じゃなくて厨性能のオリキャラだよね
黒明日夢みたいに性格・行動が変わるのはまだバトロワ仕様で割り切れるけど
剣はなんでもかんでも擬態を乱用しすぎ
それもカブトの劇中でワームが誰もやっていない、むしろ意図的にやらなかった
もしくは理由があってできなかったのかもしれないような使い方を次々やらかしてる

ほとんどのキャラが能力押さえ込まれてる中で
こうやって原作にないような能力与えてたらパロロワの意味がないと思った

861 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 06:41:17 ID:UtZjFO0I0
>>860
そういう文句は前回の◆vHOqGgdf1U 氏の時に言っておけよ…

後、>>849

※2:神代剣は結城丈二への擬態能力を得ました。但し、変身は出来ません。
※3:神代剣は首輪の解除方法を得ました。但し、実勢に首輪を解除できるかは不明です。

この前回追加された備考をいれておく事希望。

862 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 06:58:18 ID:Jh25FFC10
>>861
いや、カブト本編でやってないことをやってるのはかなり前からだ
パロロワ補正で剣の行動が原作と変わった(これは問題ないと思う)延長で
擬態能力まで原作と違う方向にどんどん応用されつつあるのが気になった

この先の書き手さんには、できればここまでと矛盾しない程度に
擬態の乱用を控えるようお願いできないだろうか
つじつまが合わなくなってしまう場合は仕方ないけども
少なくとも今以上の応用はなし、にしてほしい
剣が最後のマーダーになったらラスボス補正で暴走させるのもありだけど

で、次回を始める前に能力の制限をもっとはっきりさせるという方向で


個人的には、剣がひっかかる(あくまで引っかかる、程度)以外は
誰が何しても好きキャラがぼこぼこ死んでも面白いし燃えるから全然腹立たない
今回もくっそ浅倉やりやがったな、貴様も死ねぇ!って思いながら読んでたよ
(快楽マーダーの描写にこう感じたってのは褒め言葉だよな)

863 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 09:08:13 ID:J9bm9dVM0
TJ9qoWuqvA氏、いつもながらGJ!!

雅人登場で木野がまたとち狂うかと思ったが…よくがんばった。合掌。
そして今回ほど思ったことはない。草加…頼りになるなあww
TVシリーズでも澤田裏切り、真理死亡、巧の正体バレで全員ショック受けてる時
一人三原を叱り飛ばして飯ガツガツ喰ってたのを思い出す。

864 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 09:57:03 ID:BKAMkk9c0
>>862
なら具体的に指摘してください。
どこが原作にないような能力なのか具体的に。
さもなくば今以上の応用はなしにする根拠がありません。

865 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 12:31:27 ID:+sDCli4TO
擬態の乱用って騒ぐ程使ってないと思うが?
そりゃ剣がいろんな奴に擬態しまくって大虐殺を行ったら問題だけど彼の性格上有り得ない。

866 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 17:54:15 ID:lBwXNY6x0
今のところ原作にない(と思われる)能力って
擬態した人格が本来の人格とは別の存在のように表現されてて
擬態っつーより多重人格者っぽくなってるところらへんかな?
能力的には原作とかけ離れてるとは思わないけど・・・

867 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 18:53:25 ID:cxy7FkZ5O
多重人格っぽいのはカブト原作のウカ姉さんこと間宮麗奈の話にもあったけどね。


荒れるんだから最初に毒吐きでやってからがよかったな。

868 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:04:57 ID:Jh25FFC10
>>867
俺もそう思ったんだけど、なんかしたらばに書き込めないんだよ
つか、この程度で「荒れる」というか?
もっとフルボッコを覚悟してたんだがw

すでにやってしまったことは仕方ないし
最終的には面白ければ何でもありがパロロワ
実際今の時点では明らかに面白さが上回っているので
割と「あれ、なんか変……ま、いっか」的な感じなんだけど
やっぱこれ以上やり過ぎないように配慮してもらえると嬉しいかなあ、ぐらいのつぶやきなのよ
書き手さんに注文つけたいまでは行かなくて、軽く希望するぐらいの感じ
その程度という前提で、俺が違和感感じたとこね
俺は本編しか見てなくてムックとか全くカバーしてないから
そっちでこの辺に関する情報が出てたならわかる人に訂正してほしい

バトロワとしてありなもの
・剣のマーダー化
・剣があれだけ嫌悪していたワーム能力を(人前でも)がんがんつかう
この辺は、初期のSSが投下された時点で言われてたよね
確かに違和感はあるけど、バトロワだし、で俺はスルーできた
・記憶の継承=魂がどうのみたいな言い方、人格の完全維持
カブト本編では多重人格的なものになる可能性があること(ウカのケース)は臭わされているけど、
魂・人格の完全継承維持みたいな非科学的でロマンチックなものかどうかは不明
特にカブトって割とSFっぽさを前に押し出した世界観だから魂とかはなさそう
でも書き手の解釈としてそういう扱いはありだと思う

869 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:06:12 ID:Jh25FFC10
これはどうよと感じたもの
・複数人格の自由な切り替え
カブト本編でA→B→Cと複数の人間に順番に擬態することはあったが
一度BやCになった後Aに戻ったことはなかったと記憶している
実際、過去ログか避難所で3話で実例があったというから確かめたが
あくまで擬態を「乗り換え」ただけであって「切り替え(以前の擬態に戻る)」はしていなかった
主人格をスコルピオではなく剣として、剣にはいつでも戻れるとするまでは
一応ありだと思うが(個人的にはそれすら微妙だが、書き手の解釈の範囲)

・殺すつもりのない人間への擬態
ワームの擬態は「殺してその人間と入れ替わる」ための能力
その時点で人前で擬態能力を見せびらかすのも変なのだがそこまではバトロワ補正として、
戦術としてなりすます「だけ」が目的で殺す気も入れ替わる気もない相手に気軽に擬態し
その後擬態相手に本能的な殺意すら抱かないのはあまりに不自然
擬態を「姿と技能を継承する便利能力」としてしか捉えていないよね

さらに各SSでいまだに剣崎の「人格」が強く維持されているのと比較して考えると
結城を擬態したことに関しては精神的な影響が言及されてないから統一性がない
これも余計に「ご都合主義で不自然」と感じる由縁かな
この先、結城に会った剣が本能を押さえきれず優先的に殺害に走る、というフラグにするなら
結果としてありなんだろうけど
SSの中ではっきりとそういうフラグを立ててあったわけじゃないわけだ


870 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:08:10 ID:Jh25FFC10
「殺す気もないのに擬態した」と原作にある「擬態した後殺そうとして殺せなかった」は全く別物で
後者の場合擬態したワームはかならずオリジナルの人間を殺しに来る習性があり
それがキモになったエピソードも多い
「擬態=本人の死」と「擬態ワーム=記憶(人格)の継承」をどう解釈するかは
カブトの多くのキャラ(特に加賀美、剣、天道の選択)の行動原理、
ひいてはシリーズ全体の流れを決定づけてさえいる
「殺す気はないけど擬態」はそういうものを全部吹っ飛ばしちゃう
他作品で言えば、例えば剣崎が「強くなれるし俺ジョーカーになっていーじゃん
始とか世界の滅亡とか関係なしで」って言い出す位の、原作のキモ吹っ飛ばしだと思う

最初に擬態能力の拡大解釈を始めた人が
カブトを良く知らなかったんだと思うけど(複数への擬態はありか聞いてたよね)
だからこそ、「これはやっぱ違うんじゃね?」って感じた時は
注意喚起するのも必要じゃないかなと
極端な話、「剣は大集団と顔を合わせてるから
もう大集団全員擬態できることにしちゃえ」って言い出されたらどうよ
実際問題、天道が死んだ時に剣に天道を擬態させたら、って発言する人もいたわけで
この先、既に拡大解釈がされていることを盾に、死んだ人間を自由に出せる便利能力として
手軽に擬態を使おうとする書き手さんが出て来ないとは言い切れない
そうなる前に、それはやめといたほうがよくねって言っておくのも大事だろうと
(だいたい死人がほぼ無制限によみがえる手段なんてバトロワとしても興ざめだ)

別に「これは原作と違うから全部書き換えろ」と要求したいわけじゃなくて
「そっか、そういうもんだったんだ。ちょっとセーブすっか」って
書き手さんに軽く意識してもらえたらいいな、と思っただけ
特定の書き手さんを非難するつもりはないし
ましてや今回のSSに不満はない


871 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:25:33 ID:UtZjFO0I0
不満がないならはじめから余計な事を書くな。
結局は文句タラタラじゃねぇか。

自分の言った事について謝罪もしないし
お前は烏丸所長か。

872 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:31:40 ID:ZuQD9FTG0
>確かに違和感はあるけど、バトロワだし、で俺はスルーできた
初期の話でマーダーになった理由もワームとしての能力を使うのを躊躇わない理由も描写されてる。
違和感があると言うならその理由の方について指摘すべき。

>魂・人格の完全継承維持
神代剣の人格=スコルピオワームが受け継いだ剣の人格ですが?
「もともとはもっと別の人格だったんだよ!」とか言いませんよね?

>・複数人格の自由な切り替え
出来るとは確定していないけど出来ないとする確たる根拠も無い。

>・殺すつもりのない人間への擬態
これについては確かに要補完。つーか、それで済む。

言ってることは分かるんだが、言い方があまりに最悪。(剣は厨性能〜etc)
何の為に毒吐きがあると思ってるんだ?
本スレで指摘するのは100%確実に要修正であるポイントだけをまとめてからにしろ。

873 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:34:30 ID:Jh25FFC10
作品に不満(疑問)があるかどうかと、いまの状況に不満(疑問)があるかどうかは別
俺はいまの状況に疑問があるから、それを提示した
その疑問を具体的に説明しろと言われたから長々と説明しただけ

疑問の内容が間違っていると明確に提示されたら、その時、間違いについては謝るよ
だが疑問を持ったことに関しては謝らないし、そもそも謝ることじゃないだろ


874 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:48:17 ID:cxy7FkZ5O
その疑問を長文で張り付けられるのが迷惑。
毒吐きならともかく、本スレなのに。
あんたが正しいからって話的に面白くなるわけじゃないし。

書きやすい、読みやすい状態を崩したことにみんな怒っているだけだろ。

875 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 19:50:56 ID:IueV7ur40
ストーップ。
これ以上はスレを無駄に消費するだけ。
したらばに書き込めないんだったら、避難所や総合のほうに行ったらどう?

876 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 20:14:34 ID:Jh25FFC10
取りあえずしたらばはだめだが避難所は書き込めるようなので
誘導された通り、あとの細かいことはそっちに書くな

とりあえずこれだけ
>>872
>(殺すつもりのない人間への擬態)については確かに要補完。つーか、それで済む。
いずれ補完してもらえるなら、言い出しっぺ冥利に尽きる

877 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/25(水) 21:40:16 ID:5c/Ke82w0
流れぶった切り。

状態表、>>854

>[状態]:中程度の負傷。胸に大火傷。気絶中。一時間変身不可(ガタック)。

>[状態]:中程度の負傷。胸に大火傷。一時間変身不可(ガタック)。

に変えてください。

>>861にある指摘どおり、神城の状態表に

※2:神代剣は結城丈二への擬態能力を得ました。但し、変身は出来ません。
※3:神代剣は首輪の解除方法を得ました。但し、実勢に首輪を解除できるかは不明です。

を追加してください。見落とした。

878 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:04:35 ID:gZ4NllMe0
遅ればせながらGJです。
それぞれがそれぞれの行動指針を持って、次なる戦いへと向っていく様は上手いなと思いました。
特にひより。今まで守られていたお姫様がこれからどう絡んでいくのかが楽しみでなりません。

修正箇所は追加して置きます。でも、『実勢』……誤字脱字には気をつけますorz


それでは投下いたします。。。

879 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:05:26 ID:gZ4NllMe0
 整地された土地に建つ、いくつかの遊具。
 すべり台、ブランコ、ジャングルジム。
 どれも建てられてからそれなりの年代が経っているのだろう。塗装は剥がれ、金属部分には錆が見られる。
 だが、それを使う子供たちには些細なことだ。
 きっと、太陽が天に輝く時ともなれば、遊具に群がり、思い思いの方法で遊ぶことだろう。

――この世界が戦いの場となっていなければ。

 カチャ、カチャという足音と共に、男を肩に担いだ銀色の怪人が公園に現れた。
 銀と黒とに彩られた身体に、エメラルドの輝きを持ち、昆虫を思わされる複眼。
 銀色の怪人の名はシャドームーン。
 ブラックサンと共にゴルゴムの世紀王として、生まれ、次期創生王となるべく、ブラックサンと戦う運命にある男。
 ただ、今のシャドームーンには記憶はない。あるのはブラックサンである仮面ライダーBLACKRX――南光太郎への復讐心のみ。
 今、彼はRXとの決着を着けるための餌として利用することに決めた男を担いでいた。
 シャドームーンに担がれた男は右腕がなく、右腕の付け根と腹からは血がポタポタと垂れている。
 公園の地面に落ちていく赤色の血。それはたちまち地面へと吸い取られ、血の匂いを染み込ませていった。
 片腕の男の名は結城丈二。
 元デストロンの科学者ながらも、その命がけの行動により、仮面ライダー4号の名を持つ男。
 だが、彼は自らの意思で、シャドームーンに敗れ、瀕死の重傷を負っていた。
 二人が向かう先は公園の隣に位置する雑居ビル。RXを誘い出す場所に指定した建物。


880 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:06:09 ID:gZ4NllMe0
 ここでシャドームーンは自分の宿敵が現れるのを待つ。

 雑居ビルに入ると、シャドームーンは適当な場所へと、結城を放り投げる。
 ドサッと音がすると、結城の口からわずかに呻き声が漏れた。
 だが、シャドームーンは特に気にせず、柱に身体を預け、座り込む。
 それから何も起こらず、何もせず、30分程の時が流れた。
 突如として、静寂に包まれる空間を破る声が響き渡る。3回目の放送だ。

――北岡秀一さん、城戸真司さん、グランザイラスさん、橘朔也さん、天道総司さん、ドクトルGさん、日高仁志さん、水のエルさん。
  以上、八人死んじゃって、残り二十七人となりました〜――

 シャドームーンにとって、誰が死んだかなどどうでもいいことだが、今回の放送にシャドームーンは安堵する。
 南光太郎の名が呼ばれなかったことではない。もとより南光太郎はそう簡単に死ぬ男ではなく、心配などしていなかった。
 シャドームーンが確認したかった名前は相川始。彼がメッセンジャーを頼んだ男だ。
 傷を癒す間だけ、わずかな期間の同盟関係。そのはずだったが、南光太郎と同じ場所に向かうと言う彼に伝言を託した。
 自分が結城丈二を人質にとり、ここで待っていることを。
 死んでいないのなら、伝言は伝わったのだろう。安心して待てるというものだ。
「て、てんどう……」
 声のした方を向くと、結城が口をパクパクさせていた。どうやら意識を取り戻したようだ。
「起きたか、結城丈二」
「シャドームーン……俺を殺さなかったのか?」
 かすれた声でシャドームーンに訪ねる結城。どうやら傷は深いらしい。
 だが、シャドームーンはそんな結城の様子にもまったく意に介さない。淡々と質問に答える。
「勘違いするな。お前は南光太郎を誘き寄せるための人質だ。今度は俺がお前を利用してやる」
「……そういうことか」


881 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:06:36 ID:5c/Ke82w0
  

882 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:06:58 ID:gZ4NllMe0
 シャドームーンの発言に結城は苦い顔をした。
 あの時、結城は死を覚悟していた。にも関わらず、生きているということはシャドームーンが止めを刺さなかったということだ。
 その事実にわずかな希望を見出したのだが、どうやら勘違いだったようだ。
(南、奴を仮面ライダーにするのは中々難しいぞ。それにしても……)
 結城は先程の放送内容を思い出す。
 告げられた天道という名前。告げられなかったドラスという名前。
 一体、ドラスとの戦いで何が起こったのか。まだ戦闘中なのか、それともドラスに逃げられたのか。
 本当ならすぐにでも研究所に駆けつけたかった。しかし、それは出来ない。
 シャドームーンの人質になっているというのもあるが、一番の理由は自分の身体だ。
 右腕は肩からばっさりと斬られ、もうそこにはなく、腹は貫かれ、今でも血を垂らせていた。
 身体からは冷たい汗が吹き出ており、咽喉はひどく渇いている。
 いくら改造人間といえども、このまま放っておけば、死は免れない。
 自分の状態の分析を終えると、結城は来ていた南光太郎のジャンバーを脱ぎ、破る作業に入った。
 左腕で服を掴み、歯の力で破っていく。服から布となっていくジャンバー。
 それを時には紐に、時には当て布に、時には包帯として、自分の身体に応急処置を施していく。 
 傷口は持っていたペットボトルの水で洗った。そして、残った水で咽喉の渇きも癒した。
(とりあえずこれで処置は完了だ。完璧とはいえないが、死ぬことはあるまい)
 応急処置を終えた結城は改めて、シャドームーンを見る。
 シャドームーンは柱を背に、休息をとっているようだ。
「シャドームーン」
「なんだ」

883 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:07:21 ID:5c/Ke82w0
  

884 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:07:40 ID:gZ4NllMe0
 結城にはいくつか確認しておかなければならないことがあった。
「さっき、南光太郎を誘き寄せると言ったが、どうやってやるつもりだ?南は俺とお前がここにいるということを知っているのか?」
「そんなことか。それなら研究所に行くという奴に伝言を頼んだ。お前を返して欲しければ、ここに来いとな」
「それは首輪探知機の持ち主か?」
「そうだ」
 なるほどと、結城は思う。シャドームーンは最初に会ったときから、今まで、ディパックを持っている様子がない。
 おそらくシャドームーンにとって、支給品や食料など、どうでもいいものなのだろう。
 だが、そうなると首輪探知機を持っていた説明がつかない。ならば、答えは簡単だ。襲撃を掛けた時、もう一人誰かがいたのだ。
「そいつの名前は?」
「そんなことまで言う必要はない」
(さすがに相手は明かさないか。だが、首輪を探知する装置を持っている参加者がいるというのは重要な情報だ。
 持っている候補者としては、相川始、ガライ、キング、ジェネラルシャドウあたりが有力か?)
 残る参加者は半分。考えれば、ある程度の予測はつく。少なくとも敵側が持っていることは頭に留めておいた方がいいだろう。
 結城が考えをまとめるため、しゃべるのを辞めると、シャドームーンも黙る。
 そのことから結城は、本当にシャドームーンはRXを倒すことしか考えていないのだなと思う。
 記憶を失っているせいもあるのだろうが、シャドームーンには自分というものがないのだ。
 RXを倒すという復讐心のみが唯一の拠り所。
(だが、もしそれが満たされたときには、きっとこいつは壊れる)
 結城はもう一度ある決意をする。それはシャドームーンと先程戦う前にもした決意。命を賭けた決意。
「シャドームーン、おそらく南はしばらくは来ない」
「何?」
「今の放送では俺たちが倒そうとしていたドラスの名前は呼ばれなかった。まだ戦っているのか、それとも逃げられたのか。
 どちらにせよ、ドラスを倒すまでは俺よりそちらを優先するはずだ。それに戦えない皆を守るという使命もある。俺に人質としての価値はない」
 シャドームーンをまっすぐに見つめる結城。シャドームーンもその眼をまっすぐに見つめ返す。

885 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:07:56 ID:5c/Ke82w0
     

886 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:08:23 ID:gZ4NllMe0
「だから、その間に考えておいて欲しいことがある。もう一度、改めて問いたい。南を倒した後、お前はどうするつもりだ?」
「また、その質問か」
「お前が答えを出すまで、何度でもするさ。俺にはお前を暴走させた責任があるからな。
 このままだとお前は南を倒した後、存在意義をなくし、自滅の道を歩むことになる。そんなことはさせたくない!」
 突如、シャドームーンは立ち上がり、無言のまま、結城に近寄る。そして、首へと手をかけた。
「貴様、今度は何を企んでいる」
「何も企んではいないさ。ただ、お前が勝つにしても、南が勝つにしても、その死を無駄にはしたくない。もっとも……」
 結城は一拍の間をおき、覚悟の言葉を紡いだ。
「今のお前では南には勝てない。空っぽの心のお前に、南が負けるはずはない」
 シャドームーンの手に力が込められる。たちまち、絞まっていく首。身体から頭へと伝達される血液は止まり、結城の顔は赤くなっていく。
「お前に人質としての価値がないなら、ここで殺しても同じことだな。それにもし、お前が死ねば、RXは復讐の念に駆られ、俺と戦うことを優先するかも知れない」
 益々込められるシャドームーンの力。赤くなっていた顔が、今度は青白くなっていく。
 だが、それでも結城はシャドームーンから眼を逸らさない。シャドームーンの心までを見るように真っ直ぐにシャドームーンを見据える。
「……っ」
 結城が限界を迎える一歩手前で、シャドームーンの手は離された。
 空気を取り込むため、結城は口を大きく開け、呼吸を始める。
「何か思惑があるようだが、その手には乗らん。お前はそう簡単に死なせない。俺が受けた屈辱を味あわせるまではな」
 そう言い放つと、シャドームーンは休んでいた柱へと戻っていった。


「ハァハァハァハァハァ……」
(し、失敗か?)

887 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:08:47 ID:5c/Ke82w0
   

888 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:09:05 ID:gZ4NllMe0
 呼吸を整えながら、結城は思う。
 シャドームーンにまず必要なのは、何より考えることだ。
 自分が何のためにRXと戦うのか?
 迷いは新たな道を生み出し、答えはその道を進む力となる。
 だが、それは両刃の剣であることも結城は理解していた。
 もし、彼の考えが負の方向に及び、世紀王としての心を取り戻してしまったら、シャドームーンは恐るべき強敵として、自分達の前に立ちはだかるだろう。
(右腕が無くても、戦える方法を考えないとな)
 シャドームーンが暴走したら、止めるのも自分の役割だ。結城は最期までシャドームーンに付き合うことを決意した。


 シャドームーンは虚空を見て、思いを馳せる。
 結城に諭されたからではないが、自分が何のために戦うかを考えていた。
 だが、いくら考えても答えは出ない。RXを倒す。それだけしか。
(いや、今の俺にはもうひとつ目的がある)
 突如、シャドームーンの脳裏に浮かぶ一筋の光明。それはサタンサーベル。
 自分が持つべき剣。自分が使うべき剣。俺の剣。
(俺はそれを手に入れなければならない)
 RXを倒すことと同じく、何故手に入れなければいけないのか、それはわからない。
 しかし、手に入れることができれば、何かがわかる気がした。

 シャドームーンの腹が疼く。傷は塞がり、完全に回復しているというのに。


889 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:10:02 ID:gZ4NllMe0
【シャドームーン@仮面ライダーBLACK RX】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地F-5】
[時間軸]:RX27話以降。
[状態]:完全回復。30分間戦闘不能。
[装備]:シャドーセイバー
[道具]:なし
[思考・状況]
1:何のために戦うのか?サタンサーベルを探し出し、手に入れればわかる?
2:結城丈二を人質に、RXを待つ。
3:相川始に借りを返す。
[備考]
※第二回放送を聞き逃しています。


【結城丈二@仮面ライダーV3】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地F-5】
[時間軸]:仮面ライダーBLACLRX終了後。
[状態]:中度の負傷。貧血気味。右腕切断、腹に刺し傷(応急処置済)。ドクトルGに罪悪感。30分間変身不能。
[装備]:なし
[道具]:名簿を除くディパックの中身一式
[思考・状況]
1:シャドームーンを仮面ライダーにしたい。
2:右腕なしで戦う方法を考える。
3:ドラスを倒す。
4:首輪の解析。首輪の解析のための施設を探す。
5:死んだらドクトルGに謝りたい。
[備考]
※1:カセットアームと右腕はE5エリアに放置されています。
※2:時間軸にずれがあること、異世界から連れてこられたことは情報として得ました。
※3:仲間である人物と敵であろう人物の共通認識がされました。

890 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:10:34 ID:5c/Ke82w0
      

891 :月はどっちに向いている ◆vHOqGgdf1U :2007/07/25(水) 23:11:21 ID:gZ4NllMe0
投下終了。
誤字、脱字、指摘事項、感想があればお願いします。。。

892 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:17:26 ID:J9bm9dVM0
支援

893 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:24:59 ID:5c/Ke82w0
GJ!
結城のシャドームーンへの問いかけはデストロンにいた彼だからやっているんでしょうね。
それに対してシャドームーンの光太郎への執着心もよく描写されていいと思います。
光太郎VSシャドームーンが楽しみなる作品でした。

894 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:28:05 ID:J9bm9dVM0
G

895 :名無しより愛をこめて:2007/07/25(水) 23:30:25 ID:J9bm9dVM0
すまんミスったww
vHOqGgdf1U氏GJ!!
ラストの余韻がたまらねえ!!

896 :名無しより愛をこめて:2007/07/26(木) 00:13:10 ID:7+3NWIXK0
こうなったらシャドームーンには正義の仮面ライダーとして(ry
とにかくGJ!!

897 :名無しより愛をこめて:2007/07/26(木) 01:15:16 ID:pQbWFKb3O
実はサタンサーベルよりシャドーセイバーの方が剣としての機能は上だからもし手に入れたら負けフラグ?

898 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/26(木) 02:54:20 ID:vbHAZ1LB0
まとめサイト更新しました。
コメント欄は後々。。。

>>877
状態表ですが、道具にいくつか抜けがあったので、勝手ながら追加しておきました。
と、いうか以前私が書いた時からスレ上では抜けてまして、まとめサイトで修正していたのですが、連絡が行き届かず、申し訳ありません。
具体的にはGA−04、ディスカリバー、ラウズアブゾーバ、草加が持つ配給品一式です。。。

899 :名無しより愛をこめて:2007/07/26(木) 18:07:25 ID:h2eZIFX+0
まとめ更新いつもお疲れさまです!!

900 : ◆TJ9qoWuqvA :2007/07/26(木) 22:21:18 ID:8BIAq+S50
天美あきら、安達明日夢、津上翔一、霞のジョー、城茂予約します。

901 :名無しより愛をこめて:2007/07/26(木) 23:00:42 ID:vCyJd6zZO
>>897
記憶復活フラグになるんじゃない?
タイトル通りどっちに向くか期待だな

>>900
予約ktkr
頑張って下さい

>>898
更新乙です

902 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 01:15:05 ID:DA4n6SJnO
>>900
楽しみにしています!
そろそろステルスマーダーが動き出す時か!?

903 : ◆HzobymzaB2 :2007/07/27(金) 02:09:08 ID:diUsMZ1oO
くっ……!王蛇明日夢あきらで予約しようとしたのに……次予約!!

904 : ◆xPMnle.P6A :2007/07/27(金) 02:11:04 ID:diUsMZ1oO
鳥ッ腐変え。 こっちで

905 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 06:51:44 ID:7KkJp8vs0
>>903
キャンセルしろ。
お前がそんなの予約したら◆TJ9qoWuqvA 氏の書く話の幅がかなり制限されるじゃないか。
お前は首輪じゃないんだぞ。

906 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 10:01:56 ID:fIY0u36WO
次ならいいんじゃない?
書き手も少ないんだし歓迎しようよ。

907 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 10:31:00 ID:xnNkOvCGO
いや、ダメでしょ?
あきら明日夢浅倉は絶対死なないってなっちゃうじゃん

908 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 10:33:37 ID:7KkJp8vs0
大体もう王蛇に変身できないのに浅倉を王蛇と呼ぶなよ…

909 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 10:49:11 ID:30spLf5x0
>>907
しかも現状のチームから分かれさせなきゃならないしな

910 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 11:00:53 ID:fIY0u36WO
そうだね、スマソ。
とりあえず、>>903の書き手さんは一度予約を白紙にして今予約してる人が投下後にまた予約し直すって風にしたほうがいいな。

911 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 11:06:07 ID:SWAzVfW+0
だからといって、浅倉を他の奴らと絡ませたい場合は遠慮なく予約して欲しいな。
>ALL

912 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 22:12:01 ID:+qHiGQfj0
>897
むしろ世紀王シャドームーンが復活して、最強マーダーになる可能性もある。
下手したらシャドーセイバー+サタンサーベル+記憶復活で今より強敵になるような。

913 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/27(金) 22:25:42 ID:FwBqb+a20
空気読まずに
一部自己リレーになりますが、
ドラス、キング、神代剣、浅倉威を予約します。

914 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 22:32:25 ID:LsmRkLUU0
>>913
誰がここでリタイヤとなるのか、全く想像が付かない組み合わせ!
凄い楽しみです。頑張って下さい。


915 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 23:13:29 ID:F5nrvab10
>>912
それに加えてキングストーンフラッシュまで使い出したら
まさに手に負えんな。キングストーンに関しては制限必須だろうが。

916 :名無しより愛をこめて:2007/07/27(金) 23:24:33 ID:/AP2DcrwO
>>913
浅倉ゾルダ来るか!

917 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 00:04:14 ID:nVXe0s2A0
ふと思ったんだが、浅倉補正利きすぎてない?
疲労や痛みはハイになってるから無視できるとしても、片目見えないって相当なハンデだろ?

918 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 00:14:05 ID:DQhk8zvq0
確かに。元は生身の人間だし、そう思うのは仕方ないけどね。
ただ、木野戦でかなりのダメージを受けてそうだからそろそろ
限界は来ると思われ。

919 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 00:21:50 ID:ROfSyUbiO
>>917
蛇にはピット器官というものが(ry
眼が無くとも、バジリスクは音だけで(ry

マジレスすると、隻眼の死角はしっかり突かれてるのに勝ってるのが浅倉
てか、無差別マーダーならこの程度の補正は欲しい

「天美あきらは未熟!」
「木野薫は満身創痍!」

920 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 00:33:36 ID:DQhk8zvq0
それでも技をぶつけあってるんだし、血まみれなんだから多少は
怪我してるんじゃない?まぁ浅倉は血だらけでも笑いながら戦ってそうだけど。

921 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 00:37:31 ID:2IDWhvMX0
浅倉クラスのマーダーであの補正、他ロワでは珍しくもなんともない。

922 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 07:54:23 ID:lUuu96ml0
草加もピンピンして秋山担いだりしてるけど
本当はかなり疲れてるし怪我もしてるよな。
治療なり休憩なりさせないと普通ならもたねえと思う…んだが
ヤツは他人の前で無防備にはならなさそうだしどうしたもんか。
誰かがムリヤリおせっかいを焼くしか…?

923 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 08:06:06 ID:wk+wkHVt0
電王も参加してほしいものだな

924 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 08:22:36 ID:xIW/OrxOO
まるでどうでもいいけど
>>913←カイザ ですね
 


925 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 09:38:00 ID:i7bYxoAjO
>>923
とりあえず放送終わるまでは出ないかと。
というかあんまり作品のカラー的に向いてないと思う>電王

926 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 09:45:34 ID:MeP3BQOT0
デンライナーの時点で反則だしな。

927 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 13:07:27 ID:kzehrr4OO
生存者もついに半分になりましたね。
>>788
>>900
>>913
楽しみにしております!

928 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 14:04:16 ID:bsZB7NTSO
もし次回作で電王が参戦するとしたら。
良太郎、ハナ、優斗、4タロス、デネブ、
これくらいと思う。(今の状況では)

929 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 16:38:16 ID:0OHfAeSu0
電王とクウガはロワに出したら(五代以外)すぐ犠牲になりそう…
それか今回のあきら明日夢ひよりみたいに他の連中に庇ってもらえて
逆にしぶとく生き残るかのどっちかのような気がする。

930 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 17:14:43 ID:8IL+wHnS0
良太郎はああ見えて芯が強いから…なんか拡声器使用するような気がしてきたww
電王での問題は四タロスの憑依についてとかだな
制限決めるの面倒くさそうだ…

931 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 17:27:08 ID:QVHvUq5Z0
侑斗はそこそこ行けるんじゃないの
生身でイマジン殴りつけたりしてるし単体でも馮依電王並みに戦えるようだし
デネブ馮依状態で参戦できれば戦力的には中の上位いくだろう
性格的にもPKKとか率先してやりそうな予感
で、中盤で誰かを庇って立ち往生、とw

良太郎は微妙だな
素だと一般人以下で事実上馮依頼りだけど馮依には制限かかるだろうから
庇われるかギャグ補正次第か

932 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 20:05:10 ID:MeP3BQOT0
やっぱ電王はロワ向かないって。
そんなのより劇場版orシリーズ終盤の木場とか
G4とかマーダーになりそうなのがいい。

933 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 20:57:18 ID:hi4jglzgO
ほのぼの系なヒビキさんや翔一なんかは騙されまくったり空気になったり大変

934 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 21:18:30 ID:i7bYxoAjO
五代はバトロワに対する最大のアンチテーゼキャラになるかもな。
ダグバとの殴り合いは凄かった。カタルシスのない暴力を仮面ライダーで見せられたのはあれが初めてだったし。

935 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 22:02:23 ID:lUuu96ml0
一条さんとG3ユニットの連中は気が合いそうだww

電王の連中は北岡やら草加やら性質の悪い奴らにかかれば
タロス共々あっさり騙されて脱落しそう。
そんなかわいそうな目にあう電王キャラはみたくないのでロワには出ないといい…

936 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 22:05:28 ID:2IDWhvMX0
誰が当選するかなんて所詮は投票だからね。
当選したときにでも電王勢は考えればいいんじゃないか?
今参戦してない連中の末路はあんまり興味ないかな。

937 :名無しより愛をこめて:2007/07/28(土) 22:09:06 ID:8IL+wHnS0
ウラタロスがいれば騙されるのはなさそうだけどな

>>936
そのとおりだな、自重しよう

938 :名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:43:43 ID:F6WArKUX0
仮面ライダーシリーズ サントラの1つです。
http://up.spawn.jp/file/up37201.html.html

939 :名無しより愛をこめて:2007/07/29(日) 21:17:35 ID:dOs9QA8w0
期間延長させてもらいます。
・・・・・・最近伸ばしっぱなしだなぁ。

940 :名無しより愛をこめて:2007/07/29(日) 22:00:18 ID:/AXdqFHf0
>>939
志村ー! トリップ! トリップゥー!

941 : ◆ooH1rChbak :2007/07/29(日) 22:20:07 ID:dOs9QA8w0
しまった、まただorz

942 :名無しより愛をこめて:2007/07/29(日) 22:21:11 ID:/AXdqFHf0
>>941
了解っす。
楽しみにしてます。

943 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 00:44:01 ID:d0C86MhE0
途中経過報告。
現在8割。何事もなければ明日には投下できると思います。

944 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 00:46:42 ID:VoS/w+FJ0
>>943
ご苦労様です。
期待して待たせて頂きます。

945 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 17:28:48 ID:jEl7iZ+j0
現時点での人物リストです。

【555】3/5
○乾巧/○草加雅人/●園田真理/○影山冴子/●北崎
【カブト】3/5
●天道総司/●加賀美新/○日下部ひより/○矢車想/○神代剣
【ブレイド】2/5
●剣崎一真/●橘朔也/○上条睦月/○キング/●伊坂
【龍騎】2/5
●城戸真司/○秋山蓮/●北岡秀一/○浅倉威/●佐野満
【アギト】3/5
○津上翔一/○氷川誠/○小沢澄子/●木野薫/●水のエル
【RX】4/5
○南光太郎/○霞のジョー/○シャドームーン/●グランザイラス/○ジャーク将軍
【響鬼】2/5
●日高仁志/●佐伯栄/●財津原蔵王丸/○安達明日夢/○天美あきら
【ZO&J】2?/5
●麻生勝?/●瀬川耕司/●望月博士/○ガライ/○ドラス
【ストロンガー】2/5
○城茂/●岬ユリ子/●立花藤兵衛/○ジェネラルシャドウ/●マシーン大元帥
【V3】1/5
●風見志郎/○結城丈二/●珠純子/●ドクトルG/●ヨロイ元帥
【ジョーカー】
○相川始/○リュウガ

残り―――26?名
そろそろ次スレの準備が必要と思われます。


946 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 18:28:34 ID:NsfLSw+mO
麻生さんを救えればかなりの戦力になると思う。

947 : ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 21:59:19 ID:d0C86MhE0
投下します。

948 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:00:00 ID:d0C86MhE0
 どこまでも続く鬱蒼とした木々の中、歩く影がひとり。
 金髪に染まった髪に、銀色のピアス。腕にはジャラジャラとアクセサリーをつけた年の頃、16、7ばかりに見える青年。
 その正体は何万年も前から存在している不死の生物、コーカサスビートルアンデッド。
 彼は人間に擬態することができ、その間は自らのことを王――キングと呼んでいた。
 キングは何事か呟きながら森の中を進んでいた。
「まあ、君が生きていることは気付かれていないだろうからさ。この先にある山小屋で時間になるまで休もうか」
 その言葉に答える人影はいない。しかし、キングは返事を受けたかのように会話を続ける。
「そうか。OKだね。じゃあ先を急ごうか」
 端から見ている分には彼が独り言を言っているようにしか見えないだろう。だが、彼の話し相手は彼の腕に存在していた。
 見た目はくすんだ鋼色をした奇妙な凹凸がある丸い玉。その玉はキングが何か話す度に不気味な伸縮を繰り返している。
 その玉こそ、10人の仮面ライダーとも互角の戦いを繰り広げることができる最強の生命体ドラス。
 激戦の末、敗れはしたが、キングの助けもあり、彼の心臓とも言える、この『核』の部分は残されていた。
 制限が解けるまでの2時間、ドラスが出来ることといえば伸縮するぐらいで自分ひとりの力では移動することは出来ない。
 移動するためにはキングの力を借りるしかないのだが、キングもドラスを助けるために、アンデッドとしての能力を使ってしまっていた。
 今の2人は制限が解けるまでの間、時間を稼ぐことを目的としていた。幸いにして、ドラスの死をごまかすことには成功している。
 満身創痍の仮面ライダーたちが追ってくることはないだろう。
 2人はそう考えていた。しかし、彼らはあることを忘れていた。

ピ〜ン♪ポ〜ン♪パ〜ン♪ポ〜ン♪

 定時になると鳴り響くチャイムの音。死亡者と禁止エリアを知らせる定時放送である。


949 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:00:42 ID:d0C86MhE0
「あちゃ〜、そうか放送があったんだっけ。これじゃあ死んでないのバレちゃうじゃん」
 この定時放送では6時間の間に死んだ参加者が知らされる。当然、死亡していないドラスの名前は告げられないだろう。
 そうならば、ドラスが生きていることが敵対するライダーたちにバレてしまう。
 キングはこれからの行動について、思考を巡らせ始めていた。
 キングにとっては誰が死んだかなど、どうでもいいことだった。そのために、放送を身を入れて聞くことなどしない。
 それよりも今後の対策を立てることが先だ。
 だが、最初に告げられた死亡者の名前を聞いたとき、キングの思考は中断した。
 
『北岡秀一さん』

「……はっ?」
 思わず、間の抜けた声が自然と漏れる。聞き返そうにも放送は一方的に告げられるもの。
 自分の耳を信じるしかない。
「なんだよ、北岡死んじゃったのかよ」
 キングがまず持った感情は失望。北岡と共にいたわずかな時間は本当に楽しいものだった。
 自分の企みに、自分が創造しえない面白い方法で対抗する北岡はキングにとって、好ましい存在となっていたのだ。
 だからこそ、またそのうち会えればと、再会を望んでいたのが、その望みは叶わないものとなった。
 そのことに、キングが次に持った感情は怒りだ。自分の楽しみを奪った者に対しての怒り。
「そういえばここら辺だったかな、最後に北岡と会ったの」
 キングは思い出す。最後に会ったとき、北岡は金棒を持った蛇のような男と戦おうとしていた。
「あいつにやられたのかな。それとも、別の奴に?」
 歩きながら、考えていると、森の中、急に開けた小さな荒地に出た。
 見ると、そこは木が切り倒されており、地面は爆発したかのように荒れていた。
 その様からここが人工的に造られた場所だとわかる。
「ここは」
 自分がファイズらと戦っていた場所とは違う。そうなると、ここは北岡が戦っていた場所ではないかと予想する。
 ドクンと、ドラスが大きく躍動した。

950 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:01:33 ID:d0C86MhE0
「何か見つけたのか?」
 再び、ドラスはドクンと躍動する。キングは注意深く、辺りに視線を向ける。
「あれは」
 土の中からわずかに覗く肌色。それは誰かの手のようだった。
 キングは駆け寄ると、それを掘り起こす。
 徐々に露出していく肌色と紺色。それは人間の肌の色と、着ているスーツの色。
 程なくして、その人間の顔が露出される。それはキングが予想していた人間の顔だった。
「北岡だ」
 土に汚れ、すっかりと生気を失っていたが、紛れも無く、それは北岡の顔。
 放送を信用していなかったわけではないが、改めて死体を確認すると、なにやらムズムズしたものがキングの心に生まれた。
 怒りのようで、何かがちょっと違うもの。
 それはキングにはわからなかったが、それはキングの行動に影響を与えることになる。
「ドラス、予定変更。町に向かおう。ここら辺じゃあ、君を再生するための金属がなさそうだしね」
 キングが目的地を変更したのは、言葉通りの理由なのか。山小屋に行きたくない理由ができたのか。それとも、別の何かなのか。


 次第に日は暮れてきており、夜の帳が下りようとしている。
 そんな中、神代剣は懸命にドラスの捜索を続けていた。
 ドラスには2時間の能力制限が掛かっているはずで、恐らく『コア』の状態だと、神代は推測していた。
 ドラスの身体を構成しているのは金属物質だという情報は得ている。ならば、この木々の中で元の身体を取り戻すことはできず、移動も満足にはできないはずだ。
 そして、その状態で見つけることができれば、自分にも制限が掛かっているといっても、破壊することは容易。
 だが、問題もある。コアの状態であれば、ドラスの大きさは赤ん坊の頭蓋骨程度。
 ただでさえ、見つけにくい大きさだというのに、闇に包まれた後では時間内に見つけるのは絶望的といえる。
 神代の心には否が応でも、焦りが生まれていた。

951 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:02:15 ID:d0C86MhE0
 定時放送から1時間が経ち、今まで捜索していたC6エリアが禁止エリアになったが、そこから爆音は聞こえてこなかった。
 それは即ち、ドラスがC6エリア内にはいなかったことを示す。
 そうなれば、爆発した位置から隣のC7エリアにいる可能性は高い。神代は眼を皿のようにして、ドラスの捜索を続けた。
 神代の推測はドラスに協力者がいないことが前提になっている。
 キングという協力者がいる以上、神代が時間内に見つける可能性はゼロに等しかった。
 しかし、結果的に神代とドラスは邂逅する。


「うがるぁぁぁぁぁぁっ!!」
 浅倉は天に吠える。
 北岡という強敵を倒し、木野というライダーを倒し、食物で腹を満たしたというのに、彼の暴力に対する飢えは治まらない。
「イライラするぜぇぇ!誰か、誰か、俺と戦ぇぇぇぇぇっ!」
 怪魔稲妻剣を振り回し、左手に電撃をスパークさせながら、浅倉は獲物を求め、彷徨う。
 信じられないことに、彼の歩みは、まっすぐに彼のいう『獲物』がいる場所へと向かっていた。
 それは彼がもはや人ではなく、モンスターであることの証明。
 深く抉れた左眼の傷も、身体中にある矢に貫かれた痕も、度重なる戦いにより蓄積された疲れも、彼の暴走を止めるには至らない。
 彼は、自分の飢えを満たしてくれる『獲物』に出会うためだけに動いていた。


 いよいよ陽は沈み、辺りが闇へと包まれる。
 神代はディパックから時計を取り出すと、時間を確認する。
 正確には解らないが、そろそろワームへの変身制限が解ける時間だ。だが、それは同時にドラスの制限も解けることを意味していた。
 しかし、それでも捜索をやめるわけにはいかない。

952 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:03:10 ID:d0C86MhE0
 正直、制限が解ける前に見つけたかったが、もし、制限が解除されたドラスと戦うことになったとしても、自分には3つの変身がある。
 優勝するために、自分の誇りを捧げてまで、使うことに決めたワームへと変身とブレイドへの擬態。
 天道という自分以外に、きっと皆を幸せに導ける男が死んでしまった以上、退くわけにはいかないのだ。
 ふと、神代は自分に近づいてくる足音を聞いた。神代は時計をディパックに収めると、代わりにサソードヤイバーを取り出し、肩にディパックを掛ける。
 ドラス打倒のため、一時的に手を結んだりもしたが、優勝を目指す神代にとって、参加者全てが敵。
 誰であろうと、斬らなければならない。
「そこにいるのは誰だ。出て来るがいい」
 神代の高貴なる精神はやはり正々堂々と戦うことを好む。
 威勢よく雄叫びを上げ、自分がここにいるということを鼓舞し、相手を威嚇する。
 例え、不意討ちを掛けてこようとも、対応できるよう前の相手に全神経を集中させる。
 しかし、敵は神代の予期していない場所から現れた。
 突然、神代が警戒していた方向の真逆から、草木を踏み分ける足音が聞こえる。
「はぁぁぁっ、見つけたぜ」
 闇に飲み込まれた木々の間から、嬉しそうな声を上げ、一人の男が現れた。
 紫外線により、色素の抜けた茶色の髪に、蛇のように鋭き眼。
 傷だらけだというのに、その男からは脆弱なものは一切感じ取れず、対峙しているだけで、生物としての本能が危険信号を鳴らす。
 クモ女やドラスから感じたものと似たような感覚に、思わず神代はひとつの疑問を投じた。
「貴様、人間ではないのか?」
 思わず口から出た質問に男はにぃっと笑って答えた。
「お前は、俺のイライラを治めてくれるかぁ!」
 開口一番、話すことなどないといわんばかりに、男――浅倉は怪魔稲妻剣を手に神代へと襲い掛かる。
 不意討ちではあったが、剣の勝負であれば、神代の腕は参加者の中で1、2を争うほど確かなものだ。
 サソードヤイバーで怪魔稲妻剣を受け流し、懐へと入る。
(もらった!)

953 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:04:14 ID:d0C86MhE0
 完璧に自分の間合い。神代は逆袈裟に構え、一気に浅倉を切り裂こうとした。
 ところがそれより早く浅倉の左手から赤い光が煌く。
 たちまち、神代の身体に稲妻に打たれたような電流が走った。
 浅倉がデルタギアによって得た力。デルタギアの非適合者は変身はできるが、精神を侵され、赤の電撃を扱えるようになる。
「ぐわぁっ!」
 神代が怯んだ隙を突き、浅倉は頭突きで神代との間合いを離すと、怪魔稲妻剣を握りなおし、片手で横薙ぎに振るった。
 寸前、神代はバックステップで後ろに下がったが、しびれた体で完全に回避することは出来なかった。
 怪魔稲妻剣が、神代の胸を一文字に切り裂く。胸から吹き出た赤い血は、たちまち神代の白い服を赤く染めていった。
「ぐぅぅっ」
 膝を大地につき、崩れ落ちる神代。
「おいおい、もう終わりか?それじゃあイライラは治まらないぜぇぇぇ!」
「くっ!」
 振り下ろされた怪魔稲妻剣を、神代はなんとかサソードヤイバーで受け止める。
 鋼鉄の塊も切り裂く、怪魔稲妻剣ではあるが、サソードヤイバーも特殊な金属で作られた剣。
 火花が散るが、サソードヤイバーは砕けない。
「はぁぁっ!」
 だが、2度、3度と振り下ろされる怪魔稲妻剣に、次第にサソードヤイバーと神代自信の体力が削られていく。
 まだ、制限は解除されない。神代は一瞬のチャンスに賭けるしかなかった。
 

「すっげぇ、迫力」
 そんな浅倉と神代の戦いをキングは物陰から窺っていた。
 一見、浅倉が優勢のようだが、神代も大したものだ。
 最初の一撃以外、怪魔稲妻剣による攻撃を全て根元の部分にサソードヤイバーを合わせ、防いでいる。
 浅倉は気付いていない。あれなら、いくら叩いても武器を破壊することはできないだろう。
 神代が最初に気付いた足音はキングのものだった。
 気付かれたときはどうしたものかと考えたが、浅倉が乱入したおかげで事なきを得た。
「さてと、どうしようかな?」
 2人はお互いに相手のことに夢中で、キングには気付いていない。逃げるなら今がチャンスだった。
 今のキングには制限がかかり、まともな武器もない。

954 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:05:12 ID:d0C86MhE0
 制限解除を待つことも出来るが、キングは神代が自分より早く制限が解けることも、サソードというもうひとつの変身があることも知っていた。
 ドラスと仮面ライダーたちとの戦いを伊達に眺めていたわけではないのだ。
 どちらが勝つかは判らないが、もし神代が勝った場合、優勝を目指す神代と戦うことは避けられない。その場合の勝算は五分五分といったところだろう。
「逃げた方が得策かな」
 見ると、ドラスもその考えを肯定するかのように、伸縮している。
 だが、キングは浅倉が気になっていた。
 浅倉は以前、自分とストロンガーとの対話を邪魔した男。北岡とあの場所で戦ったであろう男だ。
 そして、もしかしたら北岡を殺したかも知れない男。
 キングは考える。自分が何をしたいのかを。そして……
「面白そうじゃん」
 キングのやることは決まった。

 
 浅倉は何度も何度も打ち据えていた。だが、相手は一向に反撃をしてこない。
 それに浅倉のイライラは深まっていく。
「どうしたあぁぁぁ!」 
 浅倉は絶叫して、怪魔稲妻剣を一際大きく振り上げた。しかし、それは神代が待っていた好機。
 振り下ろされるまでのわずかな時間。その隙を狙って、浅倉の手首を断ち切るため、神代はサソードヤイバーを振るった。
 だが、神代の一撃が浅倉の腕に届くよりも早く、浅倉は地面へと突っ伏していた。当然、狙っていた一撃は空しく空を斬る。
 その突然の出来事に神代は呆気に取られる。
 浅倉の方を見ると、左側頭部からドクドクと血を流している。そして、横に転がるのは拳大の石。
 おそらく、この石が浅倉を強襲したのだろう。浅倉にとって、負傷して見えない左からの攻撃は完全に死角。
 防御することも、回避することも出来なかったはずだ。
 神代は誰が投げたのかと、石の投げられたであろう方向へと視線を向けた。
「甘いね」
 その視線とは逆方向から駆けて来るキング。
 キングは神代の虚を突くことに成功した。キングは木の上から石を投げると、木を渡り、逆方向へと回り込んだのだ。
 キングの目的は浅倉のディパックだ。神代の変身は自らの力による変身とサソードヤイバーによるもの。

955 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:05:53 ID:d0C86MhE0
 汎用性のあるものではなく、件のサソードヤイバーは神代の手にしっかりと握られている。
 神代から道具を奪っても、あまり意味はない。
 だが、浅倉はどうだろうか。確信があるわけではないが、汎用性のある道具を持っているかも知れない。
 そして、それを取り上げることが出来れば、この戦いの中、死亡する可能性は増す。
 キングの元々の目的は戦いを長引かせるために支給品を取り上げること。
 浅倉を窮地に追い込み、元々の目的も果たす。それがキングの考えだった。
「いただき」
 キングの手が浅倉のディパックを握る。あとは逃走するだけだ。
 だが、キングの思惑通りに事は進まなかった。
「えっ?」
 ディパックは浅倉から離れない。
 ディパックを握っているのはキングの手と、そして、浅倉の手。
「なーにしてるのかな?」
「やっべ!」
 気絶したと思われた浅倉の眼が開く。
 その視線に、キングは威嚇されたかのように身を竦ませた。そのため、反応が遅れる。
「うだぁぁぁぁぁぁ!!」
 浅倉はどこにそんな力が宿っているというのか、ディパックを握っているキングごと、持ち上げ、放り投げた。
 浅倉もキングもディパックを握った手を離さなかったため、当然負荷はディパックに掛かり、浅倉のディパックは2つに裂ける。
 裂けたディパックから様々なものが散らばり、落ちていく。
 ペットボトルの水、携帯食、名簿、グランザイラスの腕。そして、緑色をした長方形のケース。
「あれは……」
 キングはそれを2度、眼にしたことがある。それは北岡が緑色の戦士に変身するために使っていた道具。
 ゾルダのカードデッキだった。
「いいもん見つけた」
 キングは素早く身を起こすと、ヘッドスライディングの要領で、カードデッキの元へと跳びこんだ。
 上手い具合に、キングの手にカードデッキが握られる。
「お前」
「へへっ、これがあれば変身できるんだろ?」
 キングは以前見た北岡の変身を思い出し、カードデッキを前に突き出した。
「変身!」
 左腕を構え、右腕を腰に。それは北岡の変身ポーズとまったく一緒の型。

956 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:06:43 ID:d0C86MhE0
 だが、キングの身体に変化は見られない。
「あれ?へ、変身!」
 もう一度、同じポーズをとって叫ぶがカードデッキは何の反応も示さない。
「あれ?あれ?」
「はっ、それを返せ!」
 激昂する浅倉は怪魔稲妻剣を構え、キングに迫る。
「うわっ」
 キングは振り下ろされた怪魔稲妻剣を、身体を思いっきり反らすことでなんとか避ける。
 だが、無理な体勢を取った為、バランスを崩し、尻もちを付く形で大地へと座り込んだ。
 当然、その隙を浅倉は見逃さない。浅倉は怪魔稲妻剣を振り下ろした。
 ガチッと金属同士がぶつかり合う音が鳴る。
 キングは咄嗟に掴んだ物でその攻撃を防御していた。
 鋼鉄の塊も、豆腐のように切り裂く怪魔稲妻剣。ちょっとやそっとのものでは、それごと切り裂かれていたことだろう。
 しかし、キングが防御に使ったものはちょっとやそっとのものではなかった。
「なんだこれ?」
 それはグランザイラスの腕だった。キングは知る由もないが、浅倉に文字通り喰われたクライシス最強怪人の腕。
 生物部は浅倉に喰われはするが、その金属部はRX最強の剣リボルケインすら通さない最強の盾となる。
「イライラさせるぜ!」
 浅倉は怪魔稲妻剣を放り投げると、キングへと馬乗りになり、襲い掛かった。
 何度も防御される怪魔稲妻剣をもう必要ないものと判断したのだろう。
 キングはグランザイラスの腕で抵抗するが、制限の掛かった状態では腕力は浅倉の方が上だ。
 グランザイラスの腕をキングの手から離し、キングの首を絞める。
 両腕から電撃を発するおまけつきだ。
「っ、ぶばっ」
 身体中に駆け巡る強烈な電撃にキングは泡を吹く。
 意識が段々と遠ざかり始め、キングの脳裏にはここでの出来事が走馬灯のように駆け巡っていた。
(く……くそっ、なんで変身できないんだ。僕はまだ面白いものたくさん見たいのに。なんでだ……教えてくれよ、北岡……きたおか)
 その時、ずっと隙を窺っていた神代が動いた。サソードヤイバーを逆手に構えると浅倉の背中を貫く。
 そして、その刃は浅倉の身体を通り、キングの脇腹にも達した。
「2人とも、これで終わりだ」
 神代は自分の勝利を確信した。

957 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:07:40 ID:d0C86MhE0
 神代は自分の勝利を確信した。
 城戸と秋山との戦いに割って入ったときと同じように、漁夫の利を得た格好ではあり、正直、不満はあった。
 だが、最低において頂点に立った自分が、優勝することよりも優先して守り続ける誇りなどないのだ。
 沈黙する浅倉とキング。神代はサソードヤイバーを抜こうと、今度は逆方向に力を込めた。
 ところが、サソードヤイバーは動かない。
「ははぁ、いいぜ、やっと、面白くなってきた」
「何!」
「ぐがぁぁぁぁっ!」
 浅倉は絶叫を発して思いっきり身体を起こすと、神代を跳ね飛ばす。
 立ち上がった浅倉の胸からはサソードヤイバーの刀身が姿を見せている。
 その傷は致命傷のはずだ。だが、浅倉の狂気は薄れるどころか、益々膨れ上がっていた。
「もっと俺を楽しませろ!俺のイライラをなんとかしろ!北岡を殺したときのようにな!」
 浅倉の両手の中で火花を散らせる赤い電撃。サソードヤイバーを奪われた今の神代に手はない。
 だが、時間さえ稼げれば、勝機はある。神代の変身制限が解けるまで、もう10分もない。
(いつまで経っても変身しないことから考えると、こいつが変身する可能性は薄い。
 手からの電撃にさえ気を付ければ、化け物とはいえ、なんとかなるはずだ)
 既に神代から浅倉は人外のものとして、認識を受けていた。
 人間ならばもはや死んで当然の傷を受けている。そう思うのも当然だった。
 浅倉はゾンビのごとく、ゆっくりと神代へと近づく。神代も覚悟を決めた。

――パン

 乾いた音が響き渡った。
 その音と同時に浅倉の右肩が弾ける。
「あぁ?」
 浅倉は何事かと思い、ゆっくりと後ろを振り返った。
 そこには浅倉がもう一度、殺したいと思っていた男の姿があった。
 緑色のスーツに銀色の戦車を模したような装甲。格子状のマスクからは赤のシグナルが右から左へと走る。
 それは紛れも無く、北岡が変身していたライダー。仮面ライダーゾルダ。
「きたおかぁぁぁぁ!」

958 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 22:08:32 ID:d0C86MhE0
 ゾルダは構えた拳銃――マグナバイザーの引き金を再び引く。
 パンと音が鳴ると、今度は浅倉の左肩が爆ぜた。
「思い出したよ。北岡は1度目は窓に、2度目はペットボトルにかざしていた。共通することは反射するもの。
 この道具は鏡にかざすことで変身することができる。そうだね」
 向かってくる浅倉をゾルダは撃つ。
 まずは、左太腿。
「これが誰でも変身できるものでよかったよ」
 次は、右脇腹。
「敵討ちってわけじゃないけど」
 そして、右膝。足の神経が遮断され、歩けなくなった浅倉は大地に崩れ去る。
「北岡は人間にしては結構面白い奴だったんだよね」
 だが、それでも浅倉は大地を這い、ゾルダを見ながら突き進もうとする。 
「だから……死ねよ、お前」
「ハハハハハ、ゾクゾクするぜ。また、北岡と戦えるなんてな」
 
――パン

 銃弾が浅倉の眉間に命中する。
 浅倉は笑顔のまま最後を迎えた。
 その顔にはイライラなど、微塵にもありはしなかった。

 
 キングがゾルダに変身したことを確認した時点で、神代は闇へと姿を隠していた。
 さすがに武器のない状態で変身した相手に挑むなど、無謀としかいいようがない。
 だが、このまま逃げるつもりは神代にはなかった。
 制限が解除された時点で再び奇襲を掛けるつもりだ。それまでゾルダの様子を神代は観察することにした。
 ゾルダは浅倉を射殺した後、更に頭と心臓に一発ずつ撃ち込んだ上で、首輪にも打ち込み、死体を爆破した。
 神代もその行動には同意だ。浅倉は人間の姿はしていたが、怪人が擬態した姿という認識だ。
 ドラスの例もある。頭部に銃弾を撃ち込んだとしても安心は出来ない。
 だが、この殺し合いのルール上、首輪を爆破すれば、問題はあるまい。

959 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 22:13:37 ID:/t3Ghl/20


960 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 22:20:25 ID:FRTj5MzC0
浅倉が死んだのか…

961 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 22:26:16 ID:FRTj5MzC0
◆vHOqGgdf1U 氏の続きはこちらに投下済みですよ。
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9061/1177078434/299n-

962 :名無しより愛をこめて:2007/07/31(火) 22:30:37 ID:/t3Ghl/20
仮面ライダーバトルロワイヤル Part6
http://tv11.2ch.net/test/read.cgi/sfx/1185888320/

新スレ立てました。
今日は代理投下できずorz
ごめんよ、◆vHOqGgdf1U 氏

963 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 23:05:56 ID:d0C86MhE0
 ゾルダは周りを見渡している。自分を探しているのだろうと、神代は理解する。
「逃げたか。まあいいや、目的のものは手に入ったし」
 ゾルダは浅倉の残ったディパックに、浅倉から回収したベルトやデッキ、サソードヤイバー、それに散らばった道具を入れていく。
 そして、全部回収し終わると、浅倉の死体から少し離れた場所にある木陰へと移動した。
 しゃがみこむと、何か丸い物体を持ち上げる。
(!、あれはドラスか)
 神代は見た。くすんだ鋼色の凹凸のある丸い球体。
 人間の心臓が鼓動するかのように伸縮を繰り返すそれは、神代が崩れ行くドラスの身体の中に見たドラスのコア。
(あいつが持っていたのか)
 神代は拳を握り締める。すると、身体に力が満ち始めるのを感じた。
 忌むべき姿ではあるが、スコルピオワームへと変化する予兆だ。
(あと少しだ、あと少しで制限が解除されるはずだ)
「何?何か言いたいことがあるの?」
 神代はチャンスを伺う。ゾルダはドラスに何事か話しかけているが、制限が解けるのはあとわずか。
 もはや何をしゃべろうともどうでもいい。
「あと43秒だよ」
 ゾルダがまた何事かしゃべった。神代は何を言っているのか意味がわからなかった。
 だが、次のゾルダの台詞で言っていることが理解できた。
「聞こえてる?変身できるまでの時間だよ。あの時はゆっくり観察できたからね。変身した時の時間と解けた時の時間を覚えといたんだ。
 まだいるんだろ?でも、残念。逃げておけば良かったね」
(気付かれている!?)
 その事実に神代が気付いたときには遅かった。既にゾルダの手にはカードデッキから引き抜かれた一枚のカードが握られている。 
 ゾルダはそれを展開したマグナバイザーに入れ、装填した。

―FINAL VENT―

 カードから発せられる音声に従って、大地より現れる緑色の鉄巨人――マグナギガ。
 その風貌に、神代は危険を感じた。身を翻すが、間に合わない。
 ゾルダはその後ろにマグナバイザーを差し込んだ。
「あと6秒だ。なんとかしてみろよ?」
 ゾルダは引き金を引いた。

964 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 23:06:46 ID:d0C86MhE0
 マグナギガから発せられる多数の銃弾、砲弾、ミサイル、レーザー砲は眼前に広がる森へと次々と炸裂していく。
 巻き起こった炎と爆風が、木々を焼き、粉砕し、次々に灰と塵へと変えていく。
「あはははっ、北岡、超サイコーだよ、これ」
 あっとういう間に森だった場所は、焼け野原へと姿を変えた。
 その惨状にゾルダは満足気に笑う。
「あはは、どうだいドラス?凄いだろ。あははははは」
 ひとしきり笑った後、キングは焼け野原を歩き始める。
 わざわざ変身できるか、どうかのギリギリのタイミングまで発射を待った。神代は生きているはずだ。
 探し始めると、神代はあっさり見つかった。身体中に黒いすすを付け、真っ黒な姿となり、地面へと横たわっている。
 生きてはいるようだ。耳を澄ませて見ると、僅かながらも荒い息をしている。
 神代の姿でいるところを見ると、怪人への変身はしたのだろう。木が攻撃を多少和らげるとはいえ、流石に生身の状態で耐えられるものではない。
 それでも念のため、ゾルダの変身は解かずに神代へと近づくと、支給品を奪い取るため、その懐を漁った。
 程なくして、懐から見つかったのはキングにとっては予想外のもの。ブレイバックルだった。
「なんで、こいつがこれを持ってるんだ?ひょっとして、こいつが剣崎を殺したのか」
 しかし、北岡の時と違い、キングは特になにも思わなかった。
 北岡の時はなぜかカッとなってしまったが、キングにとって、参加者の生死など、本来、どうでもいいことなのだ。
 キングは引き続き、神代から支給品の探索を続ける。
「えーと、他には。わっ、カードもいっぱい持ってるじゃん」
 神代の懐から多数のラウズカードとラウズアブゾーバを回収し、ディパックからは腕輪のようなものと、自分で落とした携帯電話を回収する。
 食料や水、名簿などの共通した支給品は充分すぎるほど、手に入れたので、回収せず、そのまま神代のディパックへと戻す。
「こんなところかな。しかし、大量だな」
 キングは神代から支給品を奪うと、興味を失ったのか、気絶した神代をそのままに、ドラスと共にその場を後にした。


 街へ向かって歩いていると、ゾルダへの変身が解け、キングの姿に戻る。

965 : ◆ooH1rChbak :2007/07/31(火) 23:07:16 ID:nU+dZ6Wp0
◆vHOqGgdf1U 氏GJ!
キングのゾルダ変身から神代の奮戦まですっかり楽しませてもらいました。
浅倉が死んだのはなんだか感慨深いものがあるなぁ……。
そしてスレ立て乙です。

ついでに報告。
明日までには何とか投下できそうです。では。

966 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 23:07:32 ID:d0C86MhE0
「ああ、痛て。でも、これのおかげで助かったんだよね」
 キングの脇腹にある刺し傷。サソードヤイバーによるものだ。
 この一撃のおかげで失いかかった意識は覚醒し、ゾルダへの変身に繋げることが出来た。
 そういった意味では、神代は命の恩人だ。
「まあ、感謝するつもりはないけどね。……ところで、そろそろドラスの制限も解けたよね?
 いくつか、金属で出来た支給品もあるけど、これ吸収する?」
 ドラスは身体を伸縮させ、返事をする。この動きはNOの動きだ。
「そう。じゃあ、これはその内、何かに使おうかな。何か面白いことしてくれそうな奴に渡したりしてさ。
 ああ、そういえば睦月と約束してたの忘れてた。まあ、いいか。その内、会うだろうし」
 ドラスとの会話を楽しみながら、キングは道を進んでいく。
 結局、彼が北岡の死体を見た時に感じたムズムズしたものは何だったのか?
 それは浅倉が死んだことで、答えが出ないまま、キングの心から霧散した。

 
 浅倉は木野と戦ったために変身できなくなった。
 浅倉は北岡からカードデッキを奪ったがために変身された。
 浅倉はグランザイラスの腕を持っていたために攻撃を防がれた。
 浅倉は風見と同じように生身のまま殺された。
 ぐるぐるぐるぐる因果は巡る。 


【浅倉威 死亡】
残り25人


967 :因果は巡る ◆vHOqGgdf1U :2007/07/31(火) 23:08:10 ID:d0C86MhE0
【キング@仮面ライダー剣】
【1日目 現時刻:夜】
【現在地:市街地D-7】
[時間軸]:キングフォーム登場時ぐらい。
[状態]:全身に負傷中。わき腹に刺し傷。疲労中。二時間変身不可(ゾルダ)。
[装備]:カードデッキ(ゾルダ)。ドラスの核。ブレイバックル。
    ラウズカード(スペードのA、2、3、5、6、9、10。ダイヤの7、9、J。クラブの8、9)
[道具]:デルタフォン、デルタドライバー。 カードデッキ(オルタナティブ・ゼロ)。怪魔稲妻剣。
    ファイズブラスター。 グランザイラスの破片。サソードヤイバー(怪魔稲妻剣によるダメージ有)。
     陰陽環(使い方は不明)。携帯電話。ラウズアブゾーバ。
    剣崎の装備一式。二人分のデイバック(風見、北崎)。
[思考・状況]
1:ドラスと今の状況を楽しむ。
2:街に行き、ドラスを復活させる。
3:レンゲルとのゲームのため、ラウズカード探し。
4:この戦いを長引かせる。そのため、支給品を取り上げる。
5:戦いに勝ち残る。まだまだ面白いものも見たい。
6:今は戦うつもりは無い。
※音撃金棒・烈凍はC-5エリアの森に放置されています。

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